JP3130274B2 - テープ心線集合機におけるテープ心線の撚返し案内ノズル - Google Patents

テープ心線集合機におけるテープ心線の撚返し案内ノズル

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JP3130274B2 JP09265197A JP26519797A JP3130274B2 JP 3130274 B2 JP3130274 B2 JP 3130274B2 JP 09265197 A JP09265197 A JP 09265197A JP 26519797 A JP26519797 A JP 26519797A JP 3130274 B2 JP3130274 B2 JP 3130274B2
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勝紀 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテープ心線集合機
におけるテープ心線の撚返し案内ノズル、さらに詳しく
言えば、テープ状光ファイバ心線(略してテープ心線)
を溝付きコアの溝の中に落し込み挿入する集合機におい
て、挿入の際に、これに撚返し(後述)を付与するため
にこれを通過はさせるがその中心軸線の周りの回転は抑
止するようにしたテープ心線の撚返し案内ノズルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は最近出願人が開発した、SZ溝付
きコア1のSZ溝2の中にテープ心線3に撚返しをつけ
ながら挿入するための、テープ心線集合機の要部を示す
ものである。図4において、符号9は集合ダイス、同1
0はその直前間近に配設される集合分線板であってその
爪がSZ溝2に係合しており、この結果SZ溝付きコア
1が走行するに連れて左、右に回転される。
【0003】符号8は全体として回転分線板を示し、集
合分線板10に一体的に連結されている。この円周等分
箇所(等分数はSZ溝2の本数と同数)にはテープ心線
3を通してこれに撚返しをつける案内ノズル5が回転自
在に設けられる。
【0004】なんの目的で撚返しをつけるかと言えば、
回転分線板8はSZ溝2のおよそ360度前後に及ぶS
Z反転角度だけSZ溝付きコア1のまわりの左、右の回
転を繰り返すために、テープ心線3がこれによってねじ
られて内部に貯留されるねじり応力のために挿入に際し
て弾性的に跳ねて挿入不能になったり、またテープ心線
自身の伝送特性が阻害されたりする不都合を排除するた
めである。
【0005】ここで「撚返し」の概念を詳しく説明す
る。簡単のために2本の細いピアノ線を人が手で撚り合
わせる場合を考える。線のそれぞれの一端をまとめて固
定し、他端を持って固定端に向かって時計回しにたとえ
ば10回捩じると、2本の線は撚り合わされ、10個の
S撚りが形成される
【0006】いまここで手を放すと、ピアノ線の弾性に
よって一瞬のうちにバラバラとほどけてしまう。解けな
いようにするには、2本の線の端部を単にまとめて捩じ
るのではなく、上の場合だったら1本づつ分けて持っ
て、各線を左回しに1回捩じってから2本合わせて右回
しに1回捩じり、また1本づつ分けて持って、各線を左
回しに1回捩じってから2本合わせて右回しに1回捩じ
る、というように撚り合わせる
【0007】こうすると、上の場合で言えば各線には、
360°×10の左回しの撚りと同じ量の右回しの撚り
が与えられ、結局これらが相殺して各線にはねじり弾性
が発生することなく撚線は安定して10個のS撚りを持
つ撚線ができるのである
【0008】このように複数の素線(上の場合のピアノ
線)を撚り合わせるときに、個々の素線に与える撚回を
「撚返し」といい、撚り合わせの方向とは逆方向に与え
るのが普通である。そして鋼線のように弾性の強い線の
ときは上の場合のように撚り合わせの撚回数と撚返しの
撚回数を等しくする(これを撚返し率が100%とい
う)必要があるが、軟銅線などの場合は、その塑性変形
のため100%とは限らない
【0009】本発明の場合はテープ心線同士を撚り合わ
せるというのではなく、溝付きコアまたは溝付きロッド
の複数の溝の中に落とし込んでゆくのである(これを集
合作業ともいう)が、溝の数に等しい8本とか10本の
テープ心線を周りからまとめるという点では撚り合わせ
と形態が同じであるので、このテープ心線の集合に際し
て各テープ心線に与える撚回を「撚返し」と呼んでいる
わけである
【0010】ちなみにテープ状の光ファイバ心線、略し
てテープ心線は、本発明の装置で扱うものは、普通は
4,5本の光ファイバ心線を平行に横並びにテープ状に
被覆したもので、厚さは0.5mm程度、幅は2〜3m
m程度でこれを4枚とか5枚とか重ね、つまり断面で2
〜3ミリの長方形断面の線条体と思えばいい。
【0011】撚返しをつけるための案内ノズル5はその
外周に刻設した歯車部51に内歯歯車81の歯車81A
を噛み合わせて回転される。その回転の程度は角度検知
器11からの信号を受けた駆動モータ12の回転によっ
てなされるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらテープ心
線3に確実に撚返しを付与するためには、テープ心線3
を通過走行はさせるがその軸線のまわりの回転は確実に
抑止する案内ノズルが必要となる。たとえば積層したテ
ープ心線3の断面形に相似な角孔であればそれなりの上
述の効果はあるであろうが、角孔が大き過ぎてゆるゆる
であれば効果はなくなり、また狭過ぎると擦れてテープ
心線を損なう不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、軸方向の一方側が開口した概し
て中空円柱状をなし、他側の底板部には剛体の離隔壁に
よって、テープ心線を通す2個の通過スリットが離隔穿
設されて成る分離筒が筒状本体に着脱自在に設けられて
いることを特徴とするテープ心線の撚返し案内ノズルで
ある。
【0014】また請求項2に示すその解決手段は、前記
通過スリットが前記離隔壁の代わりに分線ピンによって
離隔形成されていることを特徴とする請求項1記載のテ
ープ心線の撚返し案内ノズルである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を参照してこの発
明の一実施例装置を説明する。案内ノズルの筒状本体
は概して中空円柱状をなし、外周部には歯車部51が刻
設される。符号52は中空円柱状の分離筒を示し、この
軸方向の適宜の深さ位置には複数本の分線ピン53が直
径方向に差し渡して設けられる。
【0016】この分線ピン53によって離隔形成される
通過スリット54は2個あればよい。使用するテープ心
線3の枚数がたとえば4枚であれば、2枚づつまとめれ
ば2個でよいという考え方である。あるいは1枚づつ4
個の通過スリット54があってもいい。しかしてこの分
離筒52は小ねじ6によって筒状本体5に着脱自在に取
り付けられる。
【0017】図2および図3はこの発明の別の実施例で
ある。この実施例では分線ピンの代わりに隔壁153が
通過スリット154を離隔するわけである。図3では通
過スリット254が2個穿設されている例を示してい
る。テープ心線3は入口では通過スリットの数に分離さ
れているが通過後は1本にまとめられれて筒状本体5を
通過する。
【0018】
【発明の効果】この発明によればテープ心線は剛体の離
隔壁または分線ピンによってはじめは複数枚に分離され
ていてその後に1枚にまとめられるから、筒状本体5の
回転に際して確実にその中心軸線のまわりに回転され、
所望の撚返しを付与することができる利点がある。
【0019】またこの分離筒52は小ねじ6によって
状本体5に着脱自在であるため、機械運転のはじめにテ
ープ心線の線通しをするとき、分離筒52だけを持って
これをテープ心線に通して装着し、後で筒状本体5に取
り付ければよく、非常に作業の効率がよくなる利点があ
る。
【0020】 さらに本発明においては、スリツトは2個
にしておけば、テープ心線を2組に分けて通せばよく、
運転開始時の線通し準備作業が簡単にすむ利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図であ
る。
【図2】この発明の別の実施例装置を示す平面図および
側断面図である。
【図3】通過スリットの数が2個の場合の図2の実施例
に対応する平面図である。
【図4】この発明の撚返し案内ノズルの使用箇所を説明
するための集合装置の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 SZ溝付きコア 2 SZ溝 3 テープ心線 5 筒状本体 51 歯車部 52 分離筒 53 分線ピン 153,253 離隔壁 54,154,254 通過スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 13/02 B21F 7/00 G02B 6/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の一方側が開口した概して中空円
    柱状をなし、他側の底板部には剛体の離隔壁(53,1
    53)によって、テープ心線(3)を通す2個の通過ス
    リット(54,154,254)が離隔穿設されて成
    分離筒(52)が筒状本体(5)に着脱自在に設けられ
    ていることを特徴とする、テープ心線集合機におけるテ
    ープ心線の撚返し案内ノズル。
  2. 【請求項2】 前記通過スリット(54)が前記離隔壁
    の代わりに分線ピン(53)によって離隔形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のテープ心線集合機に
    おけるテープ心線の撚返し案内ノズル。
JP09265197A 1997-08-21 1997-08-21 テープ心線集合機におけるテープ心線の撚返し案内ノズル Expired - Fee Related JP3130274B2 (ja)

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