JP3129320B2 - 電気掃除機および電気掃除機用ホースユニット - Google Patents

電気掃除機および電気掃除機用ホースユニット

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JP3129320B2
JP3129320B2 JP11270826A JP27082699A JP3129320B2 JP 3129320 B2 JP3129320 B2 JP 3129320B2 JP 11270826 A JP11270826 A JP 11270826A JP 27082699 A JP27082699 A JP 27082699A JP 3129320 B2 JP3129320 B2 JP 3129320B2
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秀典 北村
義孝 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床移動型の電気掃
除機及び電気掃除機用ホースユニットの構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動送風機の吸込気流で本体内に
吸引・移送される塵埃を検知し、その検知信号によって
電動送風機の回転数制御などを行うことで、運転音の低
減や省電力効果を得て使用性を向上させた電気掃除機
は、特開平1−314543号公報開示のもののように
ホースユニットの持ち手部に検知手段、制御回路を配置
されたり、本体1のホースユニット接続部に配置されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホースユニッ
トの持ち手部分に塵埃検知手段や制御回路を配置してい
るとこれらの部品による重量増加の他に、掃除中に不意
にホースユニットを手放して持ち手部分が床面に当たっ
たときに前記塵埃検出手段や制御回路が損傷したり動作
不良を起こすことを防止する保護設計の為に、ホースユ
ニットの持ち手部分が大型化し、重量負荷が大きくなっ
て使用中に使用者が疲れる要因となっていた。
【0004】他方、本体のホースユニット接続部分に前
記塵埃検出手段や制御回路を配置した物では、本体側の
組立要素が増えて組立工数増となるほか、同一本体に塵
埃検出手段・制御回路を搭載したホースユニットと、搭
載していないホースユニットの2種類のホースユニット
を択一的に接続することで容易に製品バリエーションを
増やせる効果がなくなってしまい、結果として製品単価
を高くする一因となっていた。
【0005】本発明はこれらの課題を解消し、安価で使
用性の高い床移動型の電気掃除機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
の本発明の技術的手段は、電動送風機などを内蔵する電
気掃除機の本体と、本体に着脱自在に接続される接続部
を一端に有するホースユニットと、前記ホースユニット
の他端に接続される延長管、床ノズルを具備し、前記
続部には、発光部と受光部からなり塵埃の通過を光学的
に検知する塵埃検知手段と、前記塵埃検知手段からの検
知信号に応じて本体に内蔵した電動送風機の回転数制御
を行う制御部とを配置することで、ホースユニットの持
ち手部分の重量負荷を大幅に軽減できるとともに、掃除
機使用中に持ち手部分を床面に放し落とすような使用を
繰り返しても、塵埃検知手段や制御部の破損を防止でき
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1、2及び4記載
の発明は、電気掃除機用ホースユニットの、電気掃除機
の本体前方より着脱自在に接続される接続部に、塵埃検
知手段を配置することにより、電気掃除機用ホースユニ
ットの持ち手部分の重量負荷を大幅に軽減できるととも
に、掃除機使用中に持ち手部分を床面に放し落とすよう
な使用を繰り返しても、塵埃検知手段や制御部の破損を
防止できるものである。
【0008】本発明の請求項記載の発明は、上記電気
掃除機用ホースユニットの接続部前方は水平面に対して
上方に略45度折曲し、この折曲部の床面側に把手を形
成し、塵埃検知手段を前記把手より電気掃除機本体側に
配置することにより、塵埃検知手段の部品配置による接
続部の大型化を最小限にできるものである。
【0009】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。
【0010】21は電気掃除機の本体で、前部には紙袋
22を収容する集塵室が形成され、後部には電動送風機
23やコードリールが内蔵されている。ホースユニット
24は接続部25を本体21の前部に前方から挿入して
本体21に着脱自在に接続され、他端には延長管26が
接続されている。延長管26の先には床ノズル27が接
続されており、電動送風機23の回転によって生じた吸
気流により、掃除面より吸引された塵埃が、床ノズル2
7、延長管26、ホースユニット24、紙袋22の経路
で本体21内に移送されて蓄積される。
【0011】接続部25は、本体21内に挿入される接
続管28と、尾錠バネ29でバネ付勢されて本体21に
係止する尾錠つまみ30と、接続管28に回転自在に保
持された回転管31と、回転管31に包着したホース3
2と、尾錠つまみ30を接続管28とで挟持する左右2
分割のホースカバー33と、回転管31の外周に固定さ
れ、一対のレール34を巻き付けたレール管A35、レ
ール管B36とで構成されている。
【0012】ホースカバー33には一体に把手37が形
成され、また接続端子が固定されてレール34に導通
し、ホースユニット24の持ち手部38に配置したコン
トロールスイッチと電動送風機23とを電気的に接続し
ている。
【0013】39は本体21の上面に設けたハンドル
で、使用中の本体21の運搬移動を可能にしている。4
0は延長管に取り付けたフックで、本体21の前面に設
けた凹部41に嵌入して図2のようにスタンド収納をさ
せることができる。
【0014】次に上記構成における動作・作用について
説明する。
【0015】電気掃除機を使用するときには、図2のよ
うにスタンド収納状態にある電気掃除機のホースユニッ
ト24の把手37を片手で持ち、もう一方の手で延長管
26を支えて使用場所まで運搬し、運搬後延長管26の
フック40を本体21から抜き外し、コードをコンセン
トに差して使用し、使用後はその場でスタンド収納状態
にして把手37を持って保管場所まで運搬し、保管す
る。
【0016】すなわち把手37を持つことでスタンド収
納状態での製品の運搬を可能にでき、保管場所と掃除場
所間の移動に要する時間を短縮することで掃除に要する
時間短縮ができると同時に移動を容易にできることとな
る。
【0017】また、スタンド収納を行わないときにも、
把手37を壁に設けたフックなどに架けることで、ホー
ス32を傷めることなくホースユニット24の保管がで
きる。
【0018】ところで把手37は、左右2分割のホース
カバー33に一体に形成しているため強固であり、また
安価に形成することができる。
【0019】なお上記実施例では接続管28と回転管3
2を別部品としたが、一体でも同じ効果を得ることがで
きる。
【0020】次に他の実施例を図4に基づいて説明す
る。
【0021】尾錠つまみ30の操作部42は、左右2分
割のホースカバー33の把手37の本体21側に配置さ
れ、操作部42を接続管28側(使用状態では床側)に
押すと、本体21内に掛かっている爪部43が本体21
から外れ、ホースユニット24の接続部25を本体21
から抜き外せる。
【0022】この構成により、ホースユニット24を本
体21から外すときには、握り良い把手37を握りなが
ら尾錠つまみ30の解錠操作をでき、ホースユニット2
4の本体21からの離脱を感触良く行える。太い接続管
を握って尾錠つまみを押さなければならなかった従来と
比較すると、操作性は格段に向上する。
【0023】なお、スタンド収納状態で把手37を持つ
ときは、操作部42が本体21側にあるため把手37を
持つ手の小指側に位置し、操作部42を押すことができ
ず、したがってホースユニット24が本体21から抜け
外れることはない。
【0024】次に他の実施例を図5〜図6に基づいて説
明する。
【0025】接続部25は、掃除機の使用状態でホース
32側が略45度上方に折曲し、折曲部の下側に把手4
4を一体に有する接続管45と、接続管45の下方から
結合され、把手44の本体21側に塵埃検知装置の発光
部46と制御部47を挟持する接続管カバー48と、尾
錠バネ29で付勢された尾錠つまみ30と塵埃検知装置
の受光部49を接続管45とで挟持するつまみ押さえ5
0と、接続管45に包着したホース32の外れを防止す
る一対のホースカバーA51、ホースカバーB52から
構成される。発光部46と受光部49間に塵埃が通過す
ると発光部46から受光部49に照射されている赤外線
が遮られ、塵埃が通過したことを検知できる。この検知
信号を受けて制御部47が電動送風機23への印加電圧
を位相制御し、回転数を制御する。
【0026】ところで上記の構成では、スタンド収納状
態では、把手44の持ち手部44aが床面に対してほぼ
平行となり、本体21を床面に対して傾かせないで楽に
持つことができることとなる。
【0027】また、接続管45が使用状態で前方が略4
5度上方に折曲しているため、ホース32がホースユニ
ット24の持ち手部38方向にスムースに向き、ホース
32の接続部25での破れが発生しなくなるし、前後に
せまい場所でホースユニット24の持ち手部38を高く
持ち上げなければならないときに、ホース32が本体2
1を引き上げるチャンスが減少し、ホースユニット24
を操作する動作が楽になる。
【0028】また、塵埃検知手段と制御部47を接続部
25に配置したことにより、ホースユニット24の持ち
手部38が軽くでき、電気掃除機の使用中にホースユニ
ット24を前後移動させる動作を楽にできる。一方、ホ
ースユニット24内への上記塵埃検知手段と制御部47
の搭載の有無で、本体21は同一で製品バリエーション
を広げられる効果を損なうことはない。
【0029】加えて、接続部25に対しては電気掃除機
使用中に発生する種々の衝撃が加わる頻度がホースユニ
ット24の持ち手部38に比べて少ないため、塵埃検知
手段や制御部47の保持に対する保護設計を緩和でき、
製造原価を低減することができる。
【0030】さらに塵埃検知手段と制御部47を折曲し
て形成した接続管45の把手44に対して本体21側に
配置することで、塵埃検知手段と制御部47の搭載によ
る接続部25の大型化を最小にできる。また把手44の
持ち手部44aが本体21の前方への移動中に大きな段
差などに当たっても、塵埃検知手段や制御部47の破損
を防止できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1、
2又は4記載の発明によれば、電気掃除機用ホースユニ
ットの電気掃除機本体との接続部に塵埃検知手段を配置
することによって以下の効果を得る。
【0032】1.ホースユニットの持ち手部を軽くで
き、電気掃除機の使用中にホースユニットを前後移動さ
せる動作を楽にでき、操作性が向上する。
【0033】2.接続部に塵埃検知手段や制御部を搭載
するための保護設計をホースユニット持ち手部に搭載
する時に比べて緩和でき、製造原価を低減して製品を安
価に供給することができる。
【0034】また、本発明の請求項記載の発明によれ
ば、本体接続部前方折曲部の床面側に把手を形成し、こ
の把手に対して本体側に塵埃検知手段と制御部を配置す
ることで、塵埃検知手段と制御部搭載による接続部の大
型化を最小にでき、また把手の持ち手部が本体の移動中
に大きな段差などに当たっても、塵埃検知手段や制御部
の破損を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す電気掃除機の斜視図
【図2】本発明の一実施例を示す電気掃除機のスタンド
収納状態の斜視図
【図3】同ホースユニットの接続部の中央断面図
【図4】他の実施例を示すホースユニットの接続部の中
央断面図
【図5】本発明の一実施例を示す電気掃除機の側面図
【図6】同ホースユニットの接続部の要部中央断面図
【符号の説明】
21 本体 22 紙袋 23 電動送風機 24 ホースユニット 25 接続部 26 延長管 27 床ノズル 28 接続管 33 ホースカバー 37 把手 44 把手 45 接続管 46 発光部 47 制御部 49 受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/28 A47L 9/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機などを内蔵する電気掃除機の
    本体と、本体に着脱自在に接続される接続部を一端に有
    するホースユニットと、前記ホースユニットの他端に接
    続される延長管、床ノズルを具備し、前記接続部には、
    発光部と受光部からなり塵埃の通過を光学的に検知する
    塵埃検知手段と、前記塵埃検知手段からの検知信号に応
    じて本体に内蔵した電動送風機の回転数制御を行う制御
    部とを配置した電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電気掃除機本体に着脱自在に接続される
    接続部に、塵埃検知手段を設け,この塵埃検知手段から
    の検知信号に応じて,電気掃除機本体に内蔵した電動送
    風機の回転数の制御を行わせることを特徴とする電気掃
    除機用ホースユニット。
  3. 【請求項3】 接続部前方は水平面に対して上方に略4
    5度折曲し、この折曲部の床面側に把手を形成し,塵埃
    検知手段を,前記把手より電気掃除機本体側に配置した
    請求項2記載の電気掃除機用ホースユニット。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の電気掃除機用ホ
    ースユニットを接続した電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013046689A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Toshiba Corp 電気掃除機

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