JP3129251U - 仮設防音構造に使用される側壁パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して優れた防音効果を発揮することができ、作業環境の良化向上を図ることができる仮設防音構造に使用される側壁パネルを提供する。
【解決手段】 仮設防音構造に使用される側壁パネル1であって、側壁パネル本体の裏面側或いは表面の一部に側発光ダイオード点滅灯31或いは発光ダイオード標示板32等の発光表示手段を装設したものである。
【選択図】図24
【解決手段】 仮設防音構造に使用される側壁パネル1であって、側壁パネル本体の裏面側或いは表面の一部に側発光ダイオード点滅灯31或いは発光ダイオード標示板32等の発光表示手段を装設したものである。
【選択図】図24
Description
本考案は、建設工事の作業現場において、その種々の作業に際し、該作業周囲を囲うように設置される仮設防音構造に使用される側壁パネルに関するものである。
一般に、例えば、道路の舗装工事等の建設工事にあっては、その工事(作業)に伴う騒音が大きいため、工事(作業)付近の住民等に対する環境保護として、工事(作業)中は、仮設の防音壁が必要となる。そして、ブレーカーを用いたアスファルト舗装版やコンクリート舗装版の取壊し、切削作業等や、プレートコンパクターを用いた舗装材料の敷均し、締固め作業等においては、騒音量が非常に大きいことと、騒音源自体は小さいが作業の進行によって移動していくという作業特徴をもっている。また、作業のためには、所定の明るさが必要であり、作業周辺を囲う不透明な防音壁の場合には、別設の照明手段が必要となる。
従来の、これら作業環境の保護手段としては、工事現場の周囲を覆って騒音、粉塵等が外部に飛散することを防止し得るように、2枚の光透過性樹脂板の間に空気層を形成した構造の透光性保温断熱パネルが案出されている。(特許文献1参照)
また、複数個の防護板を折畳み自在に連接し、各防護板の下部に該防護板を移動及び固定するための回転移動部材(キャスター)が設けられた構造の移動式防護壁が案出されている。(特許文献2参照)
登録実用新案公報第3004928号
実開平7−40913号公報
従来の、これら作業環境の保護手段としては、工事現場の周囲を覆って騒音、粉塵等が外部に飛散することを防止し得るように、2枚の光透過性樹脂板の間に空気層を形成した構造の透光性保温断熱パネルが案出されている。(特許文献1参照)
また、複数個の防護板を折畳み自在に連接し、各防護板の下部に該防護板を移動及び固定するための回転移動部材(キャスター)が設けられた構造の移動式防護壁が案出されている。(特許文献2参照)
しかしながら、上記した前者のものにあっては、保温、防音効果を備え、かつ別設の照明手段を不要とするものの、騒音源の移動に対して対応することができず、また、後者のものにあっては、騒音源の移動に対して対応するものの、単に、防護板を壁状(屏風状)に立てるのみの構造にしか対応することができず、いずれの手段にあっても、防音効果を満足するには至っていないという問題点を残していた。
そこで、本考案は、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して優れた防音効果を発揮することができ、作業環境の良化向上を図ることができる仮設防音構造に使用される側壁パネルを提供することを課題とする。
そこで、本考案は、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して優れた防音効果を発揮することができ、作業環境の良化向上を図ることができる仮設防音構造に使用される側壁パネルを提供することを課題とする。
上記した課題は、各請求項記載の考案によって解決される。
請求項1記載の考案は、仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体の裏面側或いは表面の一部に側発光ダイオード点滅灯或いは発光ダイオード標示板等の発光表示手段を装設したことを要旨とする。
この構成によれば、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して該作業周囲の防音効果をなし、さらには、発光表示手段によって、第三者に対する工事現場の視認、とくに夜間作業の視認を簡単かつ効果的になし得る。
請求項1記載の考案は、仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体の裏面側或いは表面の一部に側発光ダイオード点滅灯或いは発光ダイオード標示板等の発光表示手段を装設したことを要旨とする。
この構成によれば、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して該作業周囲の防音効果をなし、さらには、発光表示手段によって、第三者に対する工事現場の視認、とくに夜間作業の視認を簡単かつ効果的になし得る。
請求項2記載の考案は、仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体を、所定の空間部を隔てて対峙させた2枚のパネル板と、該パネル板の周囲を囲むように取付けられた外枠とからなり、前記パネル板は透明又は半透明の透光性を有する合成樹脂から形成し、前記2枚のパネル板の空間部には、発光ダイオード点滅灯或いは発光ダイオード標示板等の発光表示手段を組込んだことを要旨とする。
この構成によれば、上記した請求項1記載の考案と同様に、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して該作業周囲の防音効果をなし、さらには、側壁パネル自体に組込んだ発光表示手段によって、第三者に対する工事現場の視認、とくに夜間作業の視認を簡単かつ効果的になし得る。
この構成によれば、上記した請求項1記載の考案と同様に、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して該作業周囲の防音効果をなし、さらには、側壁パネル自体に組込んだ発光表示手段によって、第三者に対する工事現場の視認、とくに夜間作業の視認を簡単かつ効果的になし得る。
請求項3記載の考案は、請求項1または2記載の仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体の下縁部に沿って吸音部材が着脱可能に装設されることを要旨とする。
この構成によれば、側壁パネル本体の下縁部に沿って装設された吸音部材によって、その防音効果をより一層高めるものである。
この構成によれば、側壁パネル本体の下縁部に沿って装設された吸音部材によって、その防音効果をより一層高めるものである。
請求項1記載の考案においては、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して、優れた防音効果をなし得、さらには、側壁パネル自体に組込んだ発光表示手段によって、第三者に対する工事現場の視認、とくに夜間作業の視認を簡単かつ効果的にすることができる。
請求項2記載の考案によれば、請求項1と同様に、種々の作業現場(規模)に応じて該作業周囲を囲う形態に簡単に対応して、優れた防音効果をなし得、さらには、側壁パネル自体に組込んだ発光表示手段によって、第三者に対する工事現場の視認、とくに夜間作業の視認を簡単かつ効果的にすることができる。
請求項3記載の考案によれば、側壁パネル本体の下縁部に沿って装設された吸音部材によって、防音空間部位の防音効果をより一層高めることができる。
次に、本考案を実施するための最良の形態について、実施例にしたがって説明する。
図に示すように、本実施例の仮設防音構造は、平板状の4枚の側壁パネル1〜1と同じく平板状の1枚の上壁パネル2とを主体として構成されている。
前記各側壁パネル1は、そのパネル本体3が所定の空間部Sを隔てて対峙させた矩形状の2枚の合成樹脂製からなるパネル板4、4と、該パネル板4、4の周囲を囲み、かつ前記空間部Sを保持するスペーサ5を介して取付けられた外枠6とから形成されている。前記パネル板4、4は透明又は半透明の透光性で、所定の剛性、強度を有する材質であればよいが、とくに、耐候性、防音性、剛性、強度に優れたポリカーボネート等の合成樹脂から形成することが好ましい。また、スペーサ5及び外枠6は、軽量で、剛性、強度に優れたアルミニウム製が好ましい。
また、前記外枠6、パネル板4、4、スペーサ5は、リベット、ねじ、組のボルト、ナット等の留め具7によりそれぞれ固定されている。
前記1枚の上壁パネル2は、前記側壁パネル1と同様に、そのパネル本体8が所定の空間部を隔てて対峙させた矩形状の2枚の合成樹脂製からなるパネル板9と、該パネル板9の周囲を囲み、かつ前記空間部を保持するスペーサ(図示しない)を介して取付けられた外枠10とから形成されている。前記パネル板9は、側壁パネル1と同様に、透明又は半透明の透光性で、所定の剛性、強度を有する材質であればよいが、とくに、耐候性、防音性、剛性、強度に優れたポリカーボネート等の合成樹脂から形成することが好ましい。また、スペーサ及び外枠10は、軽量で、剛性、強度に優れたアルミニウム製が好ましい。
前記各側壁パネル1の下縁部には、所望の長さの吸音部材11がビス等の任意手段を介して着脱可能に装設されており、この吸音部材11は、グラスウール、ロックウール、伸縮性に富むスポンジ状のもの(多孔質樹脂発泡体であるウレタンフォーム、合成ゴム等)等から形成することが好ましい。また、この吸音部材11は、図示しないが、2枚以上の吸音部材間の片面に微細な凹凸を形成したシートを挿入接着した構造のものも使用することができる。
そして、前記各側壁パネル1〜1は、図2に示すように、その側端面どうしを対向させて蝶番12〜12により互いに回動可能(折曲可能)に直列状に連設されとり、その接合される各端面には図10、11に示すように、スポンジ等の吸音材13〜13が貼着されている。なお、蝶番12〜12は、前記留め具7を介して外枠6に取付けられている。
前記連設状態にある一の側壁パネル1(図2では端から2つ目の側壁パネル1)の上縁部には前記上壁パネル2がその一側縁を、蝶番12を介して回動可能(折曲可能)に取付けられている。
また、本実施例の仮設防音構造の一部として構成される移動台車14について、図12〜17を参照して説明すると、移動台車14は、枠体15を平面矩形状に枠組みして内部に矩形状の作業空間S1が形成されており、この枠体15の各4辺上のそれぞれ2箇所にはL字状の取付金具16〜16がボルト等の締付け手段17〜17を介して定置され、該
枠体15の対向する対の2辺下面には4つの車輪18が該枠体15の下面から出没可能に装備されている。なお、前記各取付金具16の立片には各側壁パネル1のほぼ下部側面を押圧状に固止する押え板19を備えたボルト等の締付け手段20がそれぞれ螺入されている。
枠体15の対向する対の2辺下面には4つの車輪18が該枠体15の下面から出没可能に装備されている。なお、前記各取付金具16の立片には各側壁パネル1のほぼ下部側面を押圧状に固止する押え板19を備えたボルト等の締付け手段20がそれぞれ螺入されている。
前記車輪18は、枠体15に傾動可能に支承されたL形ブラケット21の一方先端部に回転可能に軸支され、該L形ブラケット21の他方端部には流体圧シリンダ(図示しない)のシャフト22と連接されている。しかして、車輪18はシャフト22の進退動によって、L形ブラケット21を介して該枠体15の下面から出没可能に動作され、他の車輪18もこれと同期的に動作されるように構成されている。
なお、枠体15の下面には、前述した吸音材11と同様に構成した吸音材11が設けられている。
なお、枠体15の下面には、前述した吸音材11と同様に構成した吸音材11が設けられている。
続いて、上記のように構成された仮設防音構造として、それぞれの防音空間部位を形成する態様について説明する。
図1に示すように、4枚の側壁パネル1を側方が閉塞される矩形状に枠組みするとともに、その一つの側壁パネル1を出入り口用のドア部1dとして構成し、その矩形空間の上部の開放部位に対し上壁パネル2を載置してボックス状に区画形成される他と遮蔽された防音空間部位が形成されるものである。
この場合、ドア部1dとして構成される一つの側壁パネル1には別に取っ手23及び施錠用のカンヌキ手段24を設けるようにしてもよい。
また、各側壁パネル1の吸音部材11は設置面に接触された状態を保持し、防音空間部位の遮蔽性を高め、その防音効果を大きく助長することができる。
そして、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部には図11に示すように、L字状の補強金具25が留め具7により取外し可能に取付けられるものである。
上記のようにして四方の側方及び上方が遮蔽されたボックス状の防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内(防音空間部位内)において、図3(A)に示すように所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止する。
なお、上壁パネル2を一つの側壁パネル1に重合して上方が開放されたボックス状の防音空間部位を区画形成することもでき、同等の作用効果を享受するものである。
なお、上壁パネル2を一つの側壁パネル1に重合して上方が開放されたボックス状の防音空間部位を区画形成することもでき、同等の作用効果を享受するものである。
また、4枚の側壁パネル1を一側方が開放されるコ字状に枠組みするとともに、そのコ字状空間の上部の開放部位に対し上壁パネル2を載置して、他と遮蔽されたコ字状の防音空間部位が区画形成されるものである。
したがって、三方の側方及び上方が遮蔽されたコ字状の防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内(防音空間部位内)において、所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止するものである。
なお、この場合も、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部にはL字状の補強金具が留め具により取外し可能に取付けられるものである。
また、上壁パネル2を一つの側壁パネル1に重合して上方が開放されたコ字状の防音空間部位を区画形成することもでき、同等の作用効果を享受するものである。
したがって、三方の側方及び上方が遮蔽されたコ字状の防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内(防音空間部位内)において、所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止するものである。
なお、この場合も、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部にはL字状の補強金具が留め具により取外し可能に取付けられるものである。
また、上壁パネル2を一つの側壁パネル1に重合して上方が開放されたコ字状の防音空間部位を区画形成することもでき、同等の作用効果を享受するものである。
次いで、4枚の側壁パネル1をL字状に枠組みするとともに、その隅角部の上部の開放部位に対し上壁パネル2を載置して、他と遮蔽されたL字状の防音空間部位が区画形成されるものである。
上記のようにして二方の側方及びその隅部上方が遮蔽あれたL字状の防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内において、図3(B)に示すように所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止する。
なお、この場合も、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部にはL字状の補強金具が留め具により取外し可能に取付けられるものである。
また、上壁パネル2を一つの側壁パネル1に重合して上方が開放されたL字状の防音空間部位を区画形成することもでき、同等の作用効果を享受するものである。
上記のようにして二方の側方及びその隅部上方が遮蔽あれたL字状の防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内において、図3(B)に示すように所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止する。
なお、この場合も、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部にはL字状の補強金具が留め具により取外し可能に取付けられるものである。
また、上壁パネル2を一つの側壁パネル1に重合して上方が開放されたL字状の防音空間部位を区画形成することもでき、同等の作用効果を享受するものである。
さらに、図4に示すように、4枚の側壁パネル1に対し上壁パネル2を折畳んで一つの側壁パネル2に重合し、その側壁パネル1を立設して壁状の他と遮蔽された防音空間部位が区画形成されるものである。
これによって、立設状態の側壁パネル1によって他と遮蔽された防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内において、所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止する。
そして、側壁パネル1の連接部位には図10に示すように、平板状の補強金具25aが留め具7により取外し可能に取付けられるものである。
これによって、立設状態の側壁パネル1によって他と遮蔽された防音空間部位が区画形成され、この仮設防音構造内において、所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止する。
そして、側壁パネル1の連接部位には図10に示すように、平板状の補強金具25aが留め具7により取外し可能に取付けられるものである。
この場合、図4及び図6に示すように、各側壁パネル1の連設部位及び両端には筋交を備えた別の支柱26に対して取付金具27を介して設置されるものであり、また、図5及び図7に示すように、前記した支柱26に車輪26aを備えた別の支え手段28に対し、両端に位置された側壁パネル1の両端を取付けることによって、仮設防音構造全体の移動を容易にすることができるとともに、前述したように、該仮設防音構造内において、所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止することは勿論のことである。
さらに、図8及び図9に示すように、上記状態の各側壁パネル1を屏風上に折曲させて設置して、壁状に他と遮蔽された防音空間部位を区画形成することもできる。この場合は、前述した支柱26及び支え手段28を使用しなくてもよく、前述したように、該仮設防音構造内において、所定の作業が行われ、該作業により発生する騒音が外部に飛散することを可及的に防止するものである。
この場合も、前述と同様に、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部にはL字状の補強金具25が留め具により取外し可能に取付けられるものである。
この場合も、前述と同様に、側壁パネル1の折曲げにより形成される各隅部にはL字状の補強金具25が留め具により取外し可能に取付けられるものである。
そして、図12〜図17に示す移動台車12に対し仮設防音構造を取付ける場合について説明する。
移動台車14の枠体15上に、その作業空間S1を囲むように各側壁パネル1を任意に折曲(特に、ボックス状が最適である。)した状態で各取付金具16〜16の内側に位置して立設し、この各側壁パネル1のほぼ下部を前記取付金具16〜16に螺入した締付け手段20〜20により押圧状に固止する(図14及び図15参照)。
これによって、移動台車14に対し前述した図1に示す仮設防音構造と同様に四方の側方及び上方が遮蔽されたボックス状の防音空間部位が区画形成される。
移動台車14の枠体15上に、その作業空間S1を囲むように各側壁パネル1を任意に折曲(特に、ボックス状が最適である。)した状態で各取付金具16〜16の内側に位置して立設し、この各側壁パネル1のほぼ下部を前記取付金具16〜16に螺入した締付け手段20〜20により押圧状に固止する(図14及び図15参照)。
これによって、移動台車14に対し前述した図1に示す仮設防音構造と同様に四方の側方及び上方が遮蔽されたボックス状の防音空間部位が区画形成される。
そして、上記の状態のまま、移動台車14を当該作業部位に移動するとともに、その車輪18を枠体15の下面から該枠体15内に位置させて移動台車14を固定し、移動台車14の作業空間S1を利用して当該作業部位おいて種々の作業を行うことができる。
したがって、この移動台車14を用いることによって、予め、防音空間部位を形成したままで、仮設防音構造全体を作業部位に移動し得、そのまま当該作業部位に固定することができる。
この場合においても、勿論のこと、該空間部位から外部に飛散される騒音を可及的に防止するものであり、移動台車14の枠体15下面に設けた吸収材13によってその防音効果を助長し得、遮蔽された防音空間部位は、側壁パネル1及び上壁パネル2が透明又は半透明の透光性を有するため、種々の作業に対して別設の照明手段を不要とするものである。
次いで、仮設防音構造を建設機械車両の防音手段として用いた場合について図21〜図23を参照して説明する。
この場合は、4枚の側壁パネル1及び上壁パネル2を少なくとも2組用意し、該8枚の側壁パネル1を建設機械車両Hの両側面及び背面に亘り立設状に配設し、それぞれの上壁パネル2を該建設機械車両Hの上面に配置して建設機械車両Hに対してその両側面及び背面並びに上面に亘り亘り他と遮蔽された防音空間部位を区画形成する。
この場合、建設機械車両Hに対する側壁パネル1の取付けにあっては、図23に示すように例えば、チャンネル上の取付けブラケット29〜29を介してボルト、ナット等の締付け手段30により取外し可能にそれぞれ締着固定するものである。
この場合は、4枚の側壁パネル1及び上壁パネル2を少なくとも2組用意し、該8枚の側壁パネル1を建設機械車両Hの両側面及び背面に亘り立設状に配設し、それぞれの上壁パネル2を該建設機械車両Hの上面に配置して建設機械車両Hに対してその両側面及び背面並びに上面に亘り亘り他と遮蔽された防音空間部位を区画形成する。
この場合、建設機械車両Hに対する側壁パネル1の取付けにあっては、図23に示すように例えば、チャンネル上の取付けブラケット29〜29を介してボルト、ナット等の締付け手段30により取外し可能にそれぞれ締着固定するものである。
これによって、該建設機械車両Hに対してその両側面及び背面並びに上面に亘り他と遮蔽された防音空間部位を区画形成することができ、該空間部位から外部に飛散される建設機械車両Hの騒音を可及的に防止するものである。
なお、最小限の防音性を確保すればよい場合は、少なくとも1組の仮設防音構造を用意し、一側面のみを遮蔽するように取付けることでもよく、この場合、上壁パネルは折畳んで一つの側面パネル1に重合するようにしてもよい。さらに、1組以上の仮設防音構造を用意し、建設機械車両Hの前面まで囲み、該建設機械車両Hの外側(周囲)を全て遮蔽する防音空間部位を区画形成することもできる。
なお、最小限の防音性を確保すればよい場合は、少なくとも1組の仮設防音構造を用意し、一側面のみを遮蔽するように取付けることでもよく、この場合、上壁パネルは折畳んで一つの側面パネル1に重合するようにしてもよい。さらに、1組以上の仮設防音構造を用意し、建設機械車両Hの前面まで囲み、該建設機械車両Hの外側(周囲)を全て遮蔽する防音空間部位を区画形成することもできる。
次に、側面パネル1及び上壁パネル2におけるパネル板4、9の別例を図18〜図20にしたがって説明すると、この別例にあって、側面パネル1及び上壁パネル2を1枚のパネル板4、9から構成したものであり、該パネル板4、9の4周の縁部をほぼ直角状に折曲し、その折曲部位に対して外枠10をスペーサ5を介して囲むように取付けて構成されており、その該パネル板4、9、外枠10、スペーサ5の材質及びその他の構成等は前述の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
したがって、この側面パネル1及び上壁パネル2にあっても、前述した各態様の作用効果を享受するものである。
なお、図では、パネル板4、9の4周の縁部をほぼ直角状に折曲して折曲部位を形成する構成としたが、この折曲部を形成することなく、平板状のままその側周の外枠をスペーサを介して囲むように取付けて構成することもできる。
したがって、この側面パネル1及び上壁パネル2にあっても、前述した各態様の作用効果を享受するものである。
なお、図では、パネル板4、9の4周の縁部をほぼ直角状に折曲して折曲部位を形成する構成としたが、この折曲部を形成することなく、平板状のままその側周の外枠をスペーサを介して囲むように取付けて構成することもできる。
さらに、側面パネル1の別例を図24〜図26にしたがって説明すると、この別例は、側面パネル1を構成する2枚のパネル板4の空間部S内に発光ダイオード点滅灯31(図24参照)(請求項9における発光表示手段に相当する。)又は発光ダイオード標示板32(請求項9における発光表示手段に相当する。)を装設したものであり、図24に示すように、発光ダイオード点滅灯31は、例えば、赤色に発光するもの(他の色でもよい)が使用され、側面パネル1のほぼ上部に対し、一列状(図では一列を示すが複数列でもよい。)に配置されるとともに、その適宜部位を外枠6若しくはスペーサ5に対しチェーン、針金、ロープ、紐等の吊下げ固定具33により定置されている。
また、図26に示す発光ダイオード標示板32は、例えば、工事に関する文字等を赤色(他の色でもよい)に発光する発光ダイオードで表出部が形成され、側面パネル1のほぼ上部中央に対して配置されるとともに、その適宜部位を発光ダイオード点滅灯31の場合と同様に、外枠6若しくはスペーサ5に対しチェーン、針金、ロープ、紐等の吊下げ固定具33により定置されている。
また、図26に示す発光ダイオード標示板32は、例えば、工事に関する文字等を赤色(他の色でもよい)に発光する発光ダイオードで表出部が形成され、側面パネル1のほぼ上部中央に対して配置されるとともに、その適宜部位を発光ダイオード点滅灯31の場合と同様に、外枠6若しくはスペーサ5に対しチェーン、針金、ロープ、紐等の吊下げ固定具33により定置されている。
したがって、仮設防音構造として、これらの側面パネル1を用いることにより、その発光ダイオード点滅灯31又は発光ダイオード標示板32により、第三者に対する工事現場の視認(認識)、とくに夜間作業の視認(認識)を簡単かつ効果的になし得るものであり、その作業環境の良化向上を図ることができるとともに、該側面パネル1を用いて形成される仮設防音構造としては、勿論のこと、空間部位から外部に飛散される騒音を可及的に防止する。
この場合、各側面パネル1における発光ダイオード点滅灯31又は発光ダイオード標示板32の接続は、図に示すように、例えば、プラグ、コンセント34等の接続具を使用するものであり、電源においても外部に別設されるバッテリー、発電機(図示しない)等が使用されるものである。
次に、図27〜図37に示す上記した別例について説明すると、図27〜図30に示す実施の形態においては、前述した側面パネル1を一枚のパネル板4により構成した場合を示し、該パネル板4の周囲を立ち上げてその立ち上げ部位を外枠6で囲むようにして構成したものであり、そのパネル体4の裏面側或いは表側に前記発光ダイオード点滅灯31を取付けるための合成樹脂から形成された取付けブラケット35、35を接着等の手段を介して固定し、該取付けブラケット35、35の取付け孔35aに該発光ダイオード点滅灯31を挿通して取付けるものである。
そして、上記側面パネル1どうしの連結にあっては図30に示すように、端部の各表裏面に対向する一対に補強金具36により取外し可能に連結されるものである。
また、図31に示すように、発光ダイオード点滅灯31を電球型の構成としてもよく、この場合は、前述したように、吊下げ固定具33により定置されるものである。
そして、上記側面パネル1どうしの連結にあっては図30に示すように、端部の各表裏面に対向する一対に補強金具36により取外し可能に連結されるものである。
また、図31に示すように、発光ダイオード点滅灯31を電球型の構成としてもよく、この場合は、前述したように、吊下げ固定具33により定置されるものである。
さらに、図32〜図37に示すように、一枚のパネル板4を、左右に2分割して2枚で1組のパネル板として図36に示すように構成してもよく、この場合、各パネル板4a、4bの周囲を立ち上げてその立ち上げ部位38を形成し、その外側に位置されたの立ち上げ部位38を外枠6で囲むようにして構成したものである。
そして、この各パネル板4a、4bの立ち上げ部位38のほぼ中央部に取付け孔39を貫設して、該取付け孔39に前記発光ダイオード点滅灯31を挿通して該発光ダイオード点滅灯31を定置するようにしてもよく、図34、35に示すように、発光ダイオード点滅灯31の両端を側面パネル2の両側から取付け孔39を貫通して突出させることもできる。また、両パネル体4a、4bの接続にあっては、図32に示すように、リベット状の固定具37aまたは図37に示すようにコ字状の固定具37により接続固定されるものである。なお、図33(B)に示すように各側面パネル1〜1は前述したようにその端部の各表裏面に対向する一対に補強金具36により取外し可能に連結されるものである。
そして、この各パネル板4a、4bの立ち上げ部位38のほぼ中央部に取付け孔39を貫設して、該取付け孔39に前記発光ダイオード点滅灯31を挿通して該発光ダイオード点滅灯31を定置するようにしてもよく、図34、35に示すように、発光ダイオード点滅灯31の両端を側面パネル2の両側から取付け孔39を貫通して突出させることもできる。また、両パネル体4a、4bの接続にあっては、図32に示すように、リベット状の固定具37aまたは図37に示すようにコ字状の固定具37により接続固定されるものである。なお、図33(B)に示すように各側面パネル1〜1は前述したようにその端部の各表裏面に対向する一対に補強金具36により取外し可能に連結されるものである。
1 側壁パネル
2 上壁パネル
3 パネル本体
4 パネル板
2 上壁パネル
3 パネル本体
4 パネル板
Claims (3)
- 仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体の裏面側或いは表面の一部に側発光ダイオード点滅灯或いは発光ダイオード標示板等の発光表示手段を装設したことを特徴とする仮設防音構造に使用される側壁パネル。
- 仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体を、所定の空間部を隔てて対峙させた2枚のパネル板と、該パネル板の周囲を囲むように取付けられた外枠とからなり、前記パネル板は透明又は半透明の透光性を有する合成樹脂から形成し、前記2枚のパネル板の空間部には、発光ダイオード点滅灯或いは発光ダイオード標示板等の発光表示手段を組込んだことを特徴とする仮設防音構造に使用される側壁パネル。
- 請求項1または2記載の仮設防音構造に使用される側壁パネルであって、側壁パネル本体の下縁部に沿って吸音部材が着脱可能に装設されることを特徴とする仮設防音構造に使用される側壁パネル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006008389U JP3129251U (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 仮設防音構造に使用される側壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006008389U JP3129251U (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 仮設防音構造に使用される側壁パネル |
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JP (1) | JP3129251U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035518A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 清水建設株式会社 | 防音壁 |
-
2006
- 2006-10-16 JP JP2006008389U patent/JP3129251U/ja not_active Expired - Fee Related
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