JP3129222U - スライド型扉用取手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、例えば木目柄等の装飾にバラツキがなく、即ち、美観性(統一感)が確保出来、且つ、生産性及び歩留まりも確保することが出来るスライド型扉用取手を得る。
【解決手段】 本考案に係るスライド型扉用取手1は、底面2aを有する第一の筒状部材2と、底面2aの略全面を覆うように載置された平板部材3と、第一の筒状部材2の内側周側面2bに略当接する外側周側面4aを有し、第一の筒状部材2の開口部2cに対向する側の端部にはフランジ部4bが形成され、他方の端部は平板部材3と略当接してなる第二の筒状部材4とから構成してなる。
【選択図】 図3

Description

この考案は、引き違い戸や引き分け戸等のスライド型扉に使用される取手に関し、特に、例えば和室等のスライド型扉に使用される木目調の取手に関する。
従来のスライド型扉用取手について、図5を用いて説明する。
図5(a)及び(b)は、従来のスライド型扉に使用される取手の斜視図である。
21は、スライド型扉用取手であり、木材の切削加工により形成されている。従って、図5(a)に示す21a、(b)に示す21bの通り、自然物たる木材の切削ということから、必然的に木目柄にバラツキを持つものである。
上述したスライド型扉用取手21は、例えば和室の襖に使用される取手等木目調が美観上求められる際に使用される。
しかしながら、上述した通り、自然物たる木材の切削により形成される為、必然的に木目柄にバラツキを持ってしまう。
そこで、従来は、このようなバラツキの許容範囲を設定し、実用化(量産)されていた。
従って、当該バラツキ許容範囲を大きく設定すると、美観面が大きく損なわれてしまうという問題があった。一方、当該バラツキ許容範囲を小さく設定しすぎると、歩留まりが低下し、生産性の低下という問題、低コスト化の妨げという問題があった。又、歩留まりを確保しつつ、美観性も確保する為には、同一場所の複数のスライド型扉に使用される取手の木目柄を近しいものにするべく、選別作業を強いられるという迂遠さがあった。
この考案は、上述のような課題を解決する為になされたものであり、簡単な構成で、例えば木目柄等の装飾にバラツキがなく、即ち、美観性(統一感)が確保出来、且つ、生産性及び歩留まりも確保することが出来るスライド型扉用取手を得るものである。
請求項1に記載の考案に係るスライド型扉用取手は、底面を有する第一の筒状部材と、前記第一の筒状部材の内側底面の略全面を覆うように載置された平板部材と、前記第一の筒状部材の内側周側面に略当接する外側周側面を有し、前記第一の筒状部材の開口部に対向する側の端部には外側に所定の長さ延在するフランジ部が形成され、他方の端部は前記平板部材と略当接してなる第二の筒状部材とから構成されたことを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のスライド型扉用取手において、前記平板部材の表面に装飾層を有したことを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載のスライド型扉用取手において、前記装飾層は、木目調であることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項2乃至請求項3の何れかに記載のスライド型扉用取手において、前記装飾層は、装飾されたフィルム材であることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のスライド型扉用取手において、前記第一の筒状部材の開口部側の端部全周には、外側に湾曲した湾曲面が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のスライド型扉用取手において、前記第二の筒状部材の前記平板部材と略当接する側の端部全周には、内側に湾曲した湾曲面が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載のスライド型扉用取手において、前記第一の筒状部材の内側周側面の径は、前記第二の筒状部材の外側周側面の径より小さく設定され、前記第二の筒状部材は前記第一の筒状部材に対し、圧入固定されたことを特徴とする。
請求項8に記載の考案は、請求項4に記載のスライド型扉用取手において、前記フィルム材は、ポリオレフィン系の樹脂シートであることを特徴とする。
この考案は、上記の構成としたことにより、以下の効果を奏する。
請求項1の考案によれば、第一の筒状部材、第二の筒状部材、及び平板部材を組み合わせた簡単な構造とすることにより、従来のような木材の切削加工と比して、生産性の良いスライド型扉用取手を得ることが出来る。
請求項2の考案によれば、平板部材に所望の装飾層を設けることにより、デザイン自由度の高いスライド型扉用取手を得ることが出来る。
請求項3の考案によれば、例えば印刷や塗装等の加飾技術(公知技術)により木目調を実現することにより、木目柄にバラツキのない生産が可能なスライド型扉用取手を得ることが出来る。延いては、美観性(統一感)を確保することが出来る。
請求項4の考案によれば、平板部材を構成する基材(例えば、板金)に対し、予め装飾されたフィルム材を貼り合わせ加工した後に打ち抜き加工等することにより、スライド型扉用取手の装飾面を形成する平板部材の生産性向上を図ることが出来る。
請求項5の考案によれば、第一の筒状部材に対し、第二の筒状部材を挿入嵌合させる際、第一の筒状部材に形成された湾曲面がさそい機能を発揮し、生産性の良いスライド型扉用取手を得ることが出来る。
請求項6の考案によれば、第一の筒状部材の底面に載置された平板部材に位置ずれがあったとしても、第二の筒状部材に形成された湾曲面が確実に平板部材と当接し、延いては、第二の筒状部材により平板部材を確実に押圧固定することが出来る。
請求項7の考案によれば、第二の筒状部材を第一の筒状部材に対し圧入固定することにより、接着、溶着、爪嵌合等の固定手段を必要とせず、生産性の良いスライド型扉用取手を得ることが出来る。
請求項8の考案によれば、フィルム材をポリオレフィン系の樹脂シートとすることにより、印刷が容易であると共に、廃棄性を確保することが出来る。
実施の形態.
以下、本実施の形態におけるスライド型扉用取手について、図面に基づいて説明する。
図1は、本考案を実施する為の実施の形態におけるスライド型扉用取手の分解斜視図である。
図1において、1はスライド型扉用取手であり、第一の筒状部材2、平板部材3、第二の筒状部材4から構成される。
図2は、本考案を実施する為の実施の形態におけるスライド型扉用取手の斜視図、図3は、図2に示すI−I断面図である。
以下、第一の筒状部材2、平板部材3、第二の筒状部材4のそれぞれの形状について、図1〜図3に基づいて説明する。
第一の筒状部材2は、底面2aの外周部から垂設した周側面2bを有す筒状部材であり、開口部2c側の端部には外側に僅かに湾曲した湾曲面2dが全周に形成されている。尚、本実施の形態では、第一の筒状部材2は厚み0.4mm程度の黄銅等の金属板金をプレス成型により形成している。即ち、周側面2bは、金属板金の絞り加工により形成される。
平板部材3は、基材である3aの片面に装飾層であるフィルム材3bが貼り付けされて構成されている。尚、本実施の形態では、基材3aは厚み0.4mm程度の黄銅等の金属板金であり、フィルム材3bは厚み0.15mm程度のポリオレフィン系の樹脂シート(例えば、PET:PolyEthylene Terephthalate)に木目調の印刷を施したものである。
平板部材3は、以下の生産工程により生産される。
フィルムシート(フィルム材3bに相当)に所望のデザイン(本実施の形態では木目調)を印刷する。次に、当該デザイン加飾されたフィルムシートを金属板金(基材3aに相当)に接着材や粘着材により貼り合わせる。次に、当該フィルムシートが貼り合わされた当該金属板金をプレス加工により順次打ち抜く。以上の工程を経て、平板部材3を得る。
尚、本実施の形態における基材3aは金属板金に限らず、例えば、樹脂フィルムでも良く、材質は限定されるものではない。又、フィルム材3bは、例えば、PC(PolyCarbonate)やABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等のシート材でも良く、又、金属板金でも良いが、ポリオレフィン系の樹脂シートを採用することが、印刷が容易となり、且つ、廃棄処分が容易となる点から好ましい。更に、本実施の形態における平板部材3は基材3aとフィルム材3bの2層構成としたが、これに限らず、例えば、装飾面を有した基材のみで構成しても良い。
第二の筒状部材4は、周側面4aの一端部から外側に所定の長さ延在したフランジ部4bが当該端部全周に形成され、又、他方の端部から内側に湾曲した湾曲面4cが当該端部全周に形成されてなる筒状(円筒)部材である。
尚、第二の筒状部材4は厚み0.4mm程度の黄銅等の金属板金をプレス成型により形成している。即ち、周側面4aは、金属板金の絞り加工により形成される。又、第二の筒状部材4は、図3に示す通り、フランジ部4bの上面、周側面4bの内側面に焼き付け塗装層4dを有す。
本実施の形態では、スライド型扉用取手1の外観(美観)性向上を目的とし、焼き付け塗装を行っているが、これに限らず、低コスト化を図るべく、当該塗装を無くした構成でも良い。
本実施の形態では、第一の筒状部材2、第二の筒状部材4を共に、プレス成形(絞り加工)により形成しているが、これに限らず、例えば、ロール成型等でも良い。
以下、スライド型扉用取手1の組み立て工程について説明する。
まず、第一の筒状部材2の底面2aの内径よりやや小さく設計された平板部材3を、フィルム材3bが上面となる状態にて、開口部2cから挿入し、底面2aに載置する。この時、本実施の形態では、予め、平板部材3の基材3aに両面テープ等を貼付しておき、底面2aに対し仮固定されるようにしている。これにより、次工程に進むまでに、例えば、第一の筒状部材2を天地反転させた場合にでも平板部材3が脱落しないようにしている。もっとも、このような仮工程は必須の工程ではなく、省略しても良い。
次に、第二の筒状部材4を第一の筒状部材2の開口部2cから挿入する。本実施の形態では、第一の筒状部材2の内側周側面2bの径は、第二の筒状部材4の外側周側面4aより僅かに小さく設計しているが、湾曲面2dがさそい機能を発揮することにより、圧入状態に挿入することが出来るように工夫している。
そして、第二の筒状部材4の湾曲面4cが平板部材3に当接するまで、第二の筒状部材4を第一の筒状部材2に対して押し込む。尚、本実施の形態では、当該押し込まれた状態において、第二の筒状部材4のフランジ部4bは、第一の筒状部材2の湾曲面2dに略当接するように、寸法設計されている。
以上により、組み立て工程は完了し、スライド型扉用取手1を得る。
尚、第二の筒状部材4の湾曲面4cは、第一の筒状部材2の内側周側面2bと平板部材3の周端面との間に発生する隙間に、第二の筒状部材4の周側面4aの端部が落ち込むことを防止し、確実に平板部材3の外全周を押圧し、平板部材3の本固定を行う機能を有す。又、平板部材3の外周端部が露出することを防止し、外観良好なスライド型扉用取手1を得る機能も有す。
又、第二の筒状部材4のフランジ部4bは、第一の筒状部材2の湾曲面2dが露出することを防止し、且つ、襖(図示せず)等にスライド型扉用取手1を装着する際の当接面としての機能を有す。
尚、本実施の形態におけるスライド型扉用取手1では、第一の筒状部材2に対する第二の筒状部材4の固定を圧入としたが、これに限らず、接着、溶着、爪嵌合等でも良い。
又、本実施の形態におけるスライド型扉用取手1では、上面(図2参照)から見て、円形としたが、これに限らず、図4に示すような矩形でも良い。
その他、本考案の要旨を変更しない限りにおいて、各構成部品の材質、寸法等は適宜定めることが可能であることは言うまでもない。
以上に説明した通り、本実施の形態におけるスライド型扉用取手1では、簡単な構成で、例えば木目柄等の装飾にバラツキがなく、即ち、美観性(統一感)が確保出来、且つ、生産性及び歩留まりも確保することが出来る。
本考案を実施する為の実施の形態におけるスライド型扉用取手の分解斜視図である。 本考案を実施する為の実施の形態におけるスライド型扉用取手の斜視図である。 図2に示すI−I断面図である。 本考案を実施する為の実施の形態におけるスライド型扉用取手の変形例を示す斜視図である。 従来のスライド型扉に使用される取手の斜視図である。
符号の説明
1 スライド型扉用取手
2 第一の筒状部材
2a 第一の筒状部材の底面
2b 第一の筒状部材の内側周側面
2c 第一の筒状部材の開口部
2d 第一の筒状部材の湾曲面
3 平板部材
3b 装飾層(フィルム材)
4 第二の筒状部材
4a 第二の筒状部材の外側周側面
4b 第二の筒状部材のフランジ部
4c 第二の筒状部材の湾曲面

Claims (8)

  1. 底面を有する第一の筒状部材と、
    前記第一の筒状部材の内側底面の略全面を覆うように載置された平板部材と、
    前記第一の筒状部材の内側周側面に略当接する外側周側面を有し、前記第一の筒状部材の開口部に対向する側の端部には外側に所定の長さ延在するフランジ部が形成され、他方の端部は前記平板部材と略当接してなる第二の筒状部材と
    から構成されたことを特徴とするスライド型扉用取手。
  2. 前記平板部材の表面に装飾層を有した
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライド型扉用取手。
  3. 前記装飾層は、木目調である
    ことを特徴とする請求項2に記載のスライド型扉用取手。
  4. 前記装飾層は、装飾されたフィルム材である
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項3の何れかに記載のスライド型扉用取手。
  5. 前記第一の筒状部材の開口部側の端部全周には、外側に湾曲した湾曲面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のスライド型扉用取手。
  6. 前記第二の筒状部材の前記平板部材と略当接する側の端部全周には、内側に湾曲した湾曲面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のスライド型扉用取手。
  7. 前記第一の筒状部材の内側周側面の径は、前記第二の筒状部材の外側周側面の径より小さく設定され、
    前記第二の筒状部材は前記第一の筒状部材に対し、圧入固定された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のスライド型扉用取手。
  8. 前記フィルム材は、ポリオレフィン系の樹脂シートである
    ことを特徴とする請求項4に記載のスライド型扉用取手。
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