JPH0720307Y2 - 表面に凹凸模様がある金属製のドア - Google Patents
表面に凹凸模様がある金属製のドアInfo
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- JPH0720307Y2 JPH0720307Y2 JP1794492U JP1794492U JPH0720307Y2 JP H0720307 Y2 JPH0720307 Y2 JP H0720307Y2 JP 1794492 U JP1794492 U JP 1794492U JP 1794492 U JP1794492 U JP 1794492U JP H0720307 Y2 JPH0720307 Y2 JP H0720307Y2
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- plate
- fixed
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- door
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、表面に凹凸模様のあ
る金属製のドアの改良に関する。
る金属製のドアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本考案者は、表面材にアルミダイキャス
ト板を使用しドアを開発した。このドアは、アルミダイ
キャスト板の周縁を枠体に固定し、内側を芯材に接着し
た構造となっている。この構造の金属ドアは、下記の工
程で製造される。 溶融したアルミニウムを金型に流し込んで、所定の
表面模様と外径のアルミダイキャスト板を製造する。 枠体を方形状に連結し、その内側に芯材を固定す
る。 アルミダイキャスト板の周縁を枠体の内側に固定す
る。枠体の内側周縁は、あらかじめ、アルミダイキャス
ト板を固定するための段差部を設けている。段差部にア
ルミダイキャスト板を固定することによって、アルミダ
イキャスト板の表面を芯材表面とほぼ同一にすることが
できる。
ト板を使用しドアを開発した。このドアは、アルミダイ
キャスト板の周縁を枠体に固定し、内側を芯材に接着し
た構造となっている。この構造の金属ドアは、下記の工
程で製造される。 溶融したアルミニウムを金型に流し込んで、所定の
表面模様と外径のアルミダイキャスト板を製造する。 枠体を方形状に連結し、その内側に芯材を固定す
る。 アルミダイキャスト板の周縁を枠体の内側に固定す
る。枠体の内側周縁は、あらかじめ、アルミダイキャス
ト板を固定するための段差部を設けている。段差部にア
ルミダイキャスト板を固定することによって、アルミダ
イキャスト板の表面を芯材表面とほぼ同一にすることが
できる。
【0003】この工程で製造される金属製のドアは、ア
ルミダイキャスト板によって独得の審美性を有する、極
めて優れた美しいデザインドアとすることができる。
ルミダイキャスト板によって独得の審美性を有する、極
めて優れた美しいデザインドアとすることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の金属製のドアは、外形や模様を変更することが難し
い欠点がある。それは、模様や外径を変更するために
は、アルミダイキャスト板の成形金型を変更しなければ
ならないからである。アルミダイキャスト板の金型は、
製作に著しく手間がかかって高価である。この方法は、
数百ないし数千枚のアルミダイキャスト板を成形するの
には優れた工法である。しかしながら、ドアのように、
同じ模様のものを数十枚単位で製造する場合、1枚当り
の製造コストが著しく高騰する。また、模様変更するの
に手間と時間がかかって、使用者から要求される種々の
デザインに迅速に応対できなくなる欠点がある。
造の金属製のドアは、外形や模様を変更することが難し
い欠点がある。それは、模様や外径を変更するために
は、アルミダイキャスト板の成形金型を変更しなければ
ならないからである。アルミダイキャスト板の金型は、
製作に著しく手間がかかって高価である。この方法は、
数百ないし数千枚のアルミダイキャスト板を成形するの
には優れた工法である。しかしながら、ドアのように、
同じ模様のものを数十枚単位で製造する場合、1枚当り
の製造コストが著しく高騰する。また、模様変更するの
に手間と時間がかかって、使用者から要求される種々の
デザインに迅速に応対できなくなる欠点がある。
【0005】さらにまた、この構造の金属製のドアは、
アルミダイキャスト板を芯材の表面に密着するのが難し
い欠点があった。それは、アルミダイキャスト板の表面
に凹凸模様があるために、アルミダイキャスト板の表面
をホットプレスで押圧して、その裏面を芯材に密着でき
ないことが理由である。
アルミダイキャスト板を芯材の表面に密着するのが難し
い欠点があった。それは、アルミダイキャスト板の表面
に凹凸模様があるために、アルミダイキャスト板の表面
をホットプレスで押圧して、その裏面を芯材に密着でき
ないことが理由である。
【0006】さらに、この構造の金属製のドアは、アル
ミダイキャスト板を薄くできないので、全体の重量が極
めて重くなる欠点もあった。重いドアは、取付部の構造
を著しく強固にする必要があり、また運搬と取り扱いに
著しく不便となる欠点がある。
ミダイキャスト板を薄くできないので、全体の重量が極
めて重くなる欠点もあった。重いドアは、取付部の構造
を著しく強固にする必要があり、また運搬と取り扱いに
著しく不便となる欠点がある。
【0007】この考案は、これ等の欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
外観の模様をアルミダイキャストを使用して製造したド
アと同じにできるにもかかわらず、種々のデザインに迅
速に対応できる表面に凹凸模様がある金属製のドアを提
供するにある。
を目的に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
外観の模様をアルミダイキャストを使用して製造したド
アと同じにできるにもかかわらず、種々のデザインに迅
速に対応できる表面に凹凸模様がある金属製のドアを提
供するにある。
【0008】また、この考案の他の重要な目的は、凹凸
のある表面材を芯材の表面に密着できると共に、全体の
重量を軽くできる表面に凹凸模様がある金属製のドアを
提供するにある。
のある表面材を芯材の表面に密着できると共に、全体の
重量を軽くできる表面に凹凸模様がある金属製のドアを
提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案の表面に凹凸模
様がある金属製のドアは、前述の目的を達成するために
下記の構成を備えている。金属製のドアは、方形状の枠
材1と、枠材1の内側に設けられた芯材2と、芯材2の
表面に接着された表面材3とを備えている。
様がある金属製のドアは、前述の目的を達成するために
下記の構成を備えている。金属製のドアは、方形状の枠
材1と、枠材1の内側に設けられた芯材2と、芯材2の
表面に接着された表面材3とを備えている。
【0010】さらに、この考案の金属製のドアは、種々
のデザインに対応できるように、表面材3を、下地金属
板3Aと表面金属板3Bと凹凸模様材3Cとに分離して
いる。下地金属板3Aは芯材2の表面に接着されてい
る。凹凸模様材3Cは表面金属板3Bの表面に溶接され
ている。表面金属板3Bと下地金属板3Aとは互いに接
着されている。さらに、表面金属板3Bと下地金属板3
Aの周縁は、ここを貫通する止材5でもって枠材1に固
定されており、凹凸模様材3Cと表面金属板3Bとが下
地金属板3Aを介して枠材1に固定されていることを特
徴としている。
のデザインに対応できるように、表面材3を、下地金属
板3Aと表面金属板3Bと凹凸模様材3Cとに分離して
いる。下地金属板3Aは芯材2の表面に接着されてい
る。凹凸模様材3Cは表面金属板3Bの表面に溶接され
ている。表面金属板3Bと下地金属板3Aとは互いに接
着されている。さらに、表面金属板3Bと下地金属板3
Aの周縁は、ここを貫通する止材5でもって枠材1に固
定されており、凹凸模様材3Cと表面金属板3Bとが下
地金属板3Aを介して枠材1に固定されていることを特
徴としている。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の金属製のドアを例示するものであっ
て、この考案の金属製のドアは、構成部品の材質、形
状、構造、配置を下記の構造に特定するものでない。こ
の考案の金属製のドアは、実用新案登録請求の範囲に於
て、種々の変更を加えることができる。
明する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の金属製のドアを例示するものであっ
て、この考案の金属製のドアは、構成部品の材質、形
状、構造、配置を下記の構造に特定するものでない。こ
の考案の金属製のドアは、実用新案登録請求の範囲に於
て、種々の変更を加えることができる。
【0012】更に、この明細書は、実用新案登録請求の
範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応
する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課
題を解決する為の手段の欄」に示される部材に付記して
いる。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材
を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応
する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課
題を解決する為の手段の欄」に示される部材に付記して
いる。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材
を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0013】図1の正面図と、図2の断面図に示す金属
製のドアは、方形状に連結された枠材1と、枠材1の内
側に設けられた芯材2と、芯材2の表面に接着された表
面材3と、表面材3の周縁に固定されたモール4とを備
えている。
製のドアは、方形状に連結された枠材1と、枠材1の内
側に設けられた芯材2と、芯材2の表面に接着された表
面材3と、表面材3の周縁に固定されたモール4とを備
えている。
【0014】枠材1は、枠材1の外側に位置する外側枠
1Aと、この外側枠1Aと並行に枠材1の内側に設けら
れている内側枠1Bと、外側枠1Aと内側枠1Bの表面
に張設されている枠表面板1Cとからなっている。
1Aと、この外側枠1Aと並行に枠材1の内側に設けら
れている内側枠1Bと、外側枠1Aと内側枠1Bの表面
に張設されている枠表面板1Cとからなっている。
【0015】外側枠1Aは横断面形状をコ字状として、
枠表面板1Cの外周縁を内側に折り返している。枠表面
板1Cの折返片6は、コ字状の外側枠1Aにはめ込んだ
固定金具7に挟着されている。
枠表面板1Cの外周縁を内側に折り返している。枠表面
板1Cの折返片6は、コ字状の外側枠1Aにはめ込んだ
固定金具7に挟着されている。
【0016】内側枠1Bは、横断面形状を、外側を開放
した凸字状として、表面材3の固定段8を設けている。
固定段8の幅W1を、内側枠1Bの全幅W2よりも狭くす
ることによって、固定段8は、枠表面板1Cの固定位置
よりも低くなる段差を設けている。この構造の固定段8
にネジ止等の方法で固定される表面材3は、図2に示す
ように、枠材1の表面を含む平面よりも1段下がった位
置に固定される。
した凸字状として、表面材3の固定段8を設けている。
固定段8の幅W1を、内側枠1Bの全幅W2よりも狭くす
ることによって、固定段8は、枠表面板1Cの固定位置
よりも低くなる段差を設けている。この構造の固定段8
にネジ止等の方法で固定される表面材3は、図2に示す
ように、枠材1の表面を含む平面よりも1段下がった位
置に固定される。
【0017】外側枠1Aと内側枠1Bと枠表面板1Cと
は金属製である。枠材1は、幅が広い場合、図2に示す
ように、両面に位置する枠表面板1Cの間に、セラミッ
ク等の耐熱性の芯材2を接着する。
は金属製である。枠材1は、幅が広い場合、図2に示す
ように、両面に位置する枠表面板1Cの間に、セラミッ
ク等の耐熱性の芯材2を接着する。
【0018】枠材1の内側に位置する芯材2は表面が平
面の板状で、その厚さは、固定段8の幅W1にほぼ等し
く設計される。芯材2の外形は、方形状の内側枠1Bの
内側形状よりも小さく設計される。芯材2には、無機質
材を発泡状態に焼成したセラミック板、無機質の粉粒体
を多孔質に焼結したセラミック板、紙や耐熱シートを碁
盤格子状に組んだコアー材等が使用される。
面の板状で、その厚さは、固定段8の幅W1にほぼ等し
く設計される。芯材2の外形は、方形状の内側枠1Bの
内側形状よりも小さく設計される。芯材2には、無機質
材を発泡状態に焼成したセラミック板、無機質の粉粒体
を多孔質に焼結したセラミック板、紙や耐熱シートを碁
盤格子状に組んだコアー材等が使用される。
【0019】芯材2は、両面の表面材3に強固に接着さ
れて強度を増加させる。芯材2は比重が小さくて軽量で
あることが大切である。それは、芯材2がしめる容積が
大きいので、これが重いとドアの全重量が著しく重くな
ることが理由である。このため、芯材2の表面は、無数
の気泡が表出し、あるいは、無数の空隙があり、実質的
に芯材2に接触する面積が小さくなる。
れて強度を増加させる。芯材2は比重が小さくて軽量で
あることが大切である。それは、芯材2がしめる容積が
大きいので、これが重いとドアの全重量が著しく重くな
ることが理由である。このため、芯材2の表面は、無数
の気泡が表出し、あるいは、無数の空隙があり、実質的
に芯材2に接触する面積が小さくなる。
【0020】さらに、この考案のドアは、金属製である
から、芯材には耐熱性に優れたものを使用することによ
って、ドアを耐火構造とできる。
から、芯材には耐熱性に優れたものを使用することによ
って、ドアを耐火構造とできる。
【0021】表面材3は、能率よく製造してデザインを
自由に変更でき、しかも充分に耐久性を持たせるため
に、下地金属板3Aと表面金属板3Bと凹凸模様材3C
の3部材で構成している。
自由に変更でき、しかも充分に耐久性を持たせるため
に、下地金属板3Aと表面金属板3Bと凹凸模様材3C
の3部材で構成している。
【0022】下地金属板3Aと表面金属板3Bとは、例
えば、厚さが0.6〜1.5mmの鉄板で、これを貫通
して固定段8に固定できる外形に裁断されている。下地
金属板3Aは、接着材を介して芯材2の両面に接着され
る。下地金属板3Aと芯材2との接着には、ホットメル
トが最適である。ホットメルトの接着剤は、芯材2表面
と下地金属板3Aの内側面の片方または両面に塗布し、
ホットプレスを使用して、下地金属板3Aを芯材2の表
面に押圧して接着できる。芯材2と下地金属板3Aとの
接着には、ホットメルトに代わって、エポキシ系、シア
ノアクリレート系の接着剤も使用できる。下地金属板3
Aは、表面金属板3Bを接着する前に芯材2に接着され
る。
えば、厚さが0.6〜1.5mmの鉄板で、これを貫通
して固定段8に固定できる外形に裁断されている。下地
金属板3Aは、接着材を介して芯材2の両面に接着され
る。下地金属板3Aと芯材2との接着には、ホットメル
トが最適である。ホットメルトの接着剤は、芯材2表面
と下地金属板3Aの内側面の片方または両面に塗布し、
ホットプレスを使用して、下地金属板3Aを芯材2の表
面に押圧して接着できる。芯材2と下地金属板3Aとの
接着には、ホットメルトに代わって、エポキシ系、シア
ノアクリレート系の接着剤も使用できる。下地金属板3
Aは、表面金属板3Bを接着する前に芯材2に接着され
る。
【0023】凹凸模様材3Cは、下地金属板3Aと表面
金属板3Bに比較して厚い金属板が使用される。それ
は、凹凸模様材3Cの板厚が表面材3の凹凸模様の高さ
を決定するからである。厚い凹凸模様材3Cを使用する
と、高い凹凸模様とすることができる。薄い凹凸模様材
3Cを使用すると低い凹凸模様とすることができる。凹
凸模様材3Cの板厚は、通常1.5〜20mm、好まし
くは2〜10mmの範囲に決定される。
金属板3Bに比較して厚い金属板が使用される。それ
は、凹凸模様材3Cの板厚が表面材3の凹凸模様の高さ
を決定するからである。厚い凹凸模様材3Cを使用する
と、高い凹凸模様とすることができる。薄い凹凸模様材
3Cを使用すると低い凹凸模様とすることができる。凹
凸模様材3Cの板厚は、通常1.5〜20mm、好まし
くは2〜10mmの範囲に決定される。
【0024】凹凸模様材3Cは表面材3の表面に凹凸模
様を設けるものであるから、所定の形状に裁断されてい
る。図1に示す凹凸模様材3Cは、両端を碁盤格子状と
しと中間を並行な格子状としている。このような形状に
切り抜かれる凹凸模様材3Cは、コンピュータで制御さ
れるレーザー加工機や放電加工機が使用できる。また、
打抜加工することもできる。打抜加工する場合、小さい
金型を使用して、打抜位置を変更して模様を変更するこ
とができる。
様を設けるものであるから、所定の形状に裁断されてい
る。図1に示す凹凸模様材3Cは、両端を碁盤格子状と
しと中間を並行な格子状としている。このような形状に
切り抜かれる凹凸模様材3Cは、コンピュータで制御さ
れるレーザー加工機や放電加工機が使用できる。また、
打抜加工することもできる。打抜加工する場合、小さい
金型を使用して、打抜位置を変更して模様を変更するこ
とができる。
【0025】凹凸模様材3Cは、表面金属板3Bに溶接
して固定される。凹凸模様材3Cを表面金属板3Bに溶
接する方法は下記の工程とする。 両面接着テープを使用して、凹凸模様材3Cの一部
を表面金属板3Bに仮止めする。 凹凸模様材3Cと表面金属板3Bとを溶接機の電極
で挟着する。 挟着状態で電極に大電流を流し、凹凸模様材3Cと
表面金属板3Bの押圧点を溶融して、局部的にスポット
溶接する。複数点を溶接して、凹凸模様材3Cを確実に
表面金属板3Bに固定する。
して固定される。凹凸模様材3Cを表面金属板3Bに溶
接する方法は下記の工程とする。 両面接着テープを使用して、凹凸模様材3Cの一部
を表面金属板3Bに仮止めする。 凹凸模様材3Cと表面金属板3Bとを溶接機の電極
で挟着する。 挟着状態で電極に大電流を流し、凹凸模様材3Cと
表面金属板3Bの押圧点を溶融して、局部的にスポット
溶接する。複数点を溶接して、凹凸模様材3Cを確実に
表面金属板3Bに固定する。
【0026】凹凸模様材3Cを表面金属板3Bに溶接す
る工程は、表面金属板3Bを下地金属板3Aに固定する
前工程とする。凹凸模様材3Cを表面金属板3Bに固定
した後、表面金属板3Bを下地金属板3Aと枠材1とに
固定する。表面金属板3Bは下記のようにして下地金属
板3Aと枠材1とに固定される。
る工程は、表面金属板3Bを下地金属板3Aに固定する
前工程とする。凹凸模様材3Cを表面金属板3Bに固定
した後、表面金属板3Bを下地金属板3Aと枠材1とに
固定する。表面金属板3Bは下記のようにして下地金属
板3Aと枠材1とに固定される。
【0027】 表面金属板3Bを、あらかじめ枠材1
に固定された下地金属板3Aの表面に、両面接着テー
プ、あるいは、接着剤を使用して接着する。この場合、
表面金属板3Bと下地金属板3Aとはできるかぎり広い
面積で接着する。接着剤には、金属を強固に接着できる
エポキシ系、あるいは、シアノアクリレート系の接着剤
が使用される。 その後、表面金属板3Bと下地金属板3Aとを貫通
するネジや釘等の止材5を介して、表面金属板3Bと下
地金属板3Aとを枠材1の固定段8に固定する。止材5
は、表面金属板3Bと下地金属板3Aと固定段8とを貫
通して表面金属板3Bと下地金属板3Aとを固定段8に
固定する。
に固定された下地金属板3Aの表面に、両面接着テー
プ、あるいは、接着剤を使用して接着する。この場合、
表面金属板3Bと下地金属板3Aとはできるかぎり広い
面積で接着する。接着剤には、金属を強固に接着できる
エポキシ系、あるいは、シアノアクリレート系の接着剤
が使用される。 その後、表面金属板3Bと下地金属板3Aとを貫通
するネジや釘等の止材5を介して、表面金属板3Bと下
地金属板3Aとを枠材1の固定段8に固定する。止材5
は、表面金属板3Bと下地金属板3Aと固定段8とを貫
通して表面金属板3Bと下地金属板3Aとを固定段8に
固定する。
【0028】外周を固定段8に固定した表面金属板3B
は、表面にネジ等の頭が表出す。表面金属板3Bの外周
に固定するモール4は、止材5を覆い隠すと共に、表面
金属板3Bの外周と内側枠1Bとの間にできる隙間を閉
塞する。
は、表面にネジ等の頭が表出す。表面金属板3Bの外周
に固定するモール4は、止材5を覆い隠すと共に、表面
金属板3Bの外周と内側枠1Bとの間にできる隙間を閉
塞する。
【0029】モール4に止材5を固定し、モール4の止
材5を表面金属板3Bと下地金属板3Aとに貫通して、
モール4と表面金属板3Bと下地金属板3Aとを内側枠
1Bに固定することも可能である。モール4に固定する
止材5には、これを固定段8に挿入すると固定できる構
造、例えば、表面金属板3Bと下地金属板3Aと固定段
8に貫通して設けられた挿通孔に入れるときには幅が狭
くなり、挿通した後は幅が広くなる止材5等が使用でき
る。
材5を表面金属板3Bと下地金属板3Aとに貫通して、
モール4と表面金属板3Bと下地金属板3Aとを内側枠
1Bに固定することも可能である。モール4に固定する
止材5には、これを固定段8に挿入すると固定できる構
造、例えば、表面金属板3Bと下地金属板3Aと固定段
8に貫通して設けられた挿通孔に入れるときには幅が狭
くなり、挿通した後は幅が広くなる止材5等が使用でき
る。
【0030】表面金属板3Bと凹凸模様材3Cの表面に
は、アルミダイキャスト板に類似する微細な凹凸面の塗
装をすることができる。塗装は、凹凸模様材3Cを表面
金属板3Bに溶接した状態で、下地金属板3Aに固定す
る前に、あるいは、下地金属板3Aに固定した後枠表面
板1Cと一緒に塗布する。
は、アルミダイキャスト板に類似する微細な凹凸面の塗
装をすることができる。塗装は、凹凸模様材3Cを表面
金属板3Bに溶接した状態で、下地金属板3Aに固定す
る前に、あるいは、下地金属板3Aに固定した後枠表面
板1Cと一緒に塗布する。
【0031】
【考案の効果】この考案の表面に凹凸模様がある金属製
のドアは、表面模様をアルミダイキャスト板を使用した
金属製のドアに近似する模様とすることができ、しか
も、種々のデザインに対応して多品種少量生産を実現し
て製造コストを低減できる特長がある。この特長は、表
面材をアルミダイキャスト板のように1枚板とせず、こ
れを3つの部材に分割することによって実現される。例
えば、凹凸模様のデザインを変更したい場合、表面金属
板に溶接する凹凸模様材を交換することによって、簡単
に模様を変更できる。また、凹凸模様材は、アルミダイ
キャスト板のように金型に流し込んで成形することな
く、例えば、これをコンピュータで制御されるレーザー
カッターや放電加工機で切断することによって、自由に
模様を変更することができる。種々の模様の凹凸模様材
は、表面金属板に溶接することによって簡単かつ確実に
固定される。さらに、凹凸模様材を溶接した表面金属板
は、先に芯材の表面に接着した下地金属板に接着し、さ
らに、その周縁を貫通するネジ等を介して枠体に固定す
ることによって、3つの部材は一体化されて枠体と芯材
とに確実に固定される。このため、この考案の金属製の
ドアは、表面の凹凸模様のデザインを、簡単かつ容易
に、しかも自由に変更して消費者のニーズに合わせたて
迅速に提供できる特長がある。
のドアは、表面模様をアルミダイキャスト板を使用した
金属製のドアに近似する模様とすることができ、しか
も、種々のデザインに対応して多品種少量生産を実現し
て製造コストを低減できる特長がある。この特長は、表
面材をアルミダイキャスト板のように1枚板とせず、こ
れを3つの部材に分割することによって実現される。例
えば、凹凸模様のデザインを変更したい場合、表面金属
板に溶接する凹凸模様材を交換することによって、簡単
に模様を変更できる。また、凹凸模様材は、アルミダイ
キャスト板のように金型に流し込んで成形することな
く、例えば、これをコンピュータで制御されるレーザー
カッターや放電加工機で切断することによって、自由に
模様を変更することができる。種々の模様の凹凸模様材
は、表面金属板に溶接することによって簡単かつ確実に
固定される。さらに、凹凸模様材を溶接した表面金属板
は、先に芯材の表面に接着した下地金属板に接着し、さ
らに、その周縁を貫通するネジ等を介して枠体に固定す
ることによって、3つの部材は一体化されて枠体と芯材
とに確実に固定される。このため、この考案の金属製の
ドアは、表面の凹凸模様のデザインを、簡単かつ容易
に、しかも自由に変更して消費者のニーズに合わせたて
迅速に提供できる特長がある。
【0032】さらに、この考案の金属製のドアは、下地
金属板を芯材に接着した後、これに表面金属板を接着し
てその周縁を枠体に固定できるので、表面材を芯材に密
着して確実に固定できる特長も備える。
金属板を芯材に接着した後、これに表面金属板を接着し
てその周縁を枠体に固定できるので、表面材を芯材に密
着して確実に固定できる特長も備える。
【0033】さらにまた、この考案の金属製のドアは、
下地金属板と表面金属板とに1mm以下の薄い金属板を
使用することができるので、表面材を軽くしてドア全体
を相当に計量化することができる。このため、ドアの取
付構造を簡素化して、運搬等の取り扱いに便利な特長も
実現する。
下地金属板と表面金属板とに1mm以下の薄い金属板を
使用することができるので、表面材を軽くしてドア全体
を相当に計量化することができる。このため、ドアの取
付構造を簡素化して、運搬等の取り扱いに便利な特長も
実現する。
【図1】この考案の表面に凹凸模様がある金属製のドア
の一例を示す正面図
の一例を示す正面図
【図2】図1に示す金属製のドアの断面図
1…枠材 1
A…外側枠 1B…内側枠
1C…枠表面板 2…芯材 3…表面材 3
A…下地金属板 3B…表面金属板
3C…凹凸模様材 4…モール
5…止材 6…折曲片
7…固定金具 8…固定段
A…外側枠 1B…内側枠
1C…枠表面板 2…芯材 3…表面材 3
A…下地金属板 3B…表面金属板
3C…凹凸模様材 4…モール
5…止材 6…折曲片
7…固定金具 8…固定段
Claims (1)
- 【請求項1】 方形状の枠材(1)と、枠材(1)の内側に設
けられた芯材(2)と、芯材(2)の表面に接着された表面材
(3)とを備えるドアにおいて、 表面材(3)が、下地金属板(3A)と表面金属板(3B)と凹凸
模様材(3C)とを備えており、下地金属板(3A)は芯材(2)
の表面に接着されており、凹凸模様材(3C)は表面金属板
(3B)の表面に溶接されており、表面金属板(3B)と下地金
属板(3A)とは互いに接着されており、さらに、表面金属
板(3B)と下地金属板(3A)の周縁はここを貫通する止材
(5)でもって枠材(1)に固定されていることを特徴とする
表面に凹凸模様がある金属製のドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1794492U JPH0720307Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 表面に凹凸模様がある金属製のドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1794492U JPH0720307Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 表面に凹凸模様がある金属製のドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569284U JPH0569284U (ja) | 1993-09-21 |
JPH0720307Y2 true JPH0720307Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=11957894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1794492U Expired - Lifetime JPH0720307Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 表面に凹凸模様がある金属製のドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720307Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009112957A2 (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | De La Fontaine, Inc. | Customized door assembly |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1794492U patent/JPH0720307Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569284U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |