JP3129034B2 - 紡機における自動作業機の異常監視装置及び異常監視方法 - Google Patents

紡機における自動作業機の異常監視装置及び異常監視方法

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JP3129034B2
JP3129034B2 JP05157831A JP15783193A JP3129034B2 JP 3129034 B2 JP3129034 B2 JP 3129034B2 JP 05157831 A JP05157831 A JP 05157831A JP 15783193 A JP15783193 A JP 15783193A JP 3129034 B2 JP3129034 B2 JP 3129034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精紡機や粗紡機等の紡機
の機台長手方向に沿って移動し、機台に対し例えば粗糸
替え(篠替え)、玉揚げ、糸継等の所定作業を行う自動
作業機の異常の有無を監視する紡機における自動作業機
の異常監視装置及び異常監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の自動作業機には所定作
業を所定サイクル毎に行う各種の装置が配設され、これ
らの装置が各作業を行うことにより自動作業機による一
連の作業が行われるようになっている。例えば、粗糸替
機には満ボビンから新粗糸を口出しする粗糸口出し装
置、口出しした新粗糸を紡出中の粗糸と接合する粗糸継
装置、粗糸継ぎした満ボビンを空ボビンと交換するボビ
ン交換装置が配設され、これら各装置による一連作業と
して粗糸替え作業が行われている。
【0003】自動作業機に装備された各種装置には、そ
の装置を駆動させるエアシリンダやモータ等のアクチュ
エータ、エアホースや電気配線等の配線系及びコンプレ
ッサーやバッテリ等の動力源などの駆動系統が配設され
ている。駆動系統に例えばアクチュエータの故障や配線
系の損傷などの異常が発生した場合、その駆動系統がそ
のまま使用され続けると重大な故障に至る場合がある。
この問題を解決する方法として、アクチュエータの動作
時間を管理し、その動作時間が予め設定された所定時間
を越えると駆動系統に異常が発生したと判断して自動作
業機を異常停止させる異常監視装置を備えたものがあ
る。通常、異常監視装置は異常を検知すると自動作業機
を異常停止させるとともに、警告灯やブザー等によりオ
ペレータに異常報知を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アクチュエ
ータの動作時間が異常監視装置が異常と判断する所定時
間に達しないうちは、たとえ動作時間が正常時より遅れ
ても異常監視装置は正常と判断する。即ち、アクチュエ
ータの駆動系統に異常の兆候が現れたとしても、その駆
動系統はそのまま保全されずに使用され続ける。そのた
め、異常監視装置がアクチュエータの動作挙動に異常あ
りと判断したときには、駆動系統の故障がその修理にか
なりの時間を要する程度にまで進行している場合があっ
た。駆動系統の故障を修理する間は自動作業機の運転は
停止されるため、その間は自動作業機が行うべき作業を
オペレータが行わなければならずオペレータが本来行う
べき作業に支障を来たすという問題があった。
【0005】又、アクチュエータの動作時間が正常時よ
り遅れたままであると自動作業機の1サイクル当たりの
作業時間が長くなり、アクチュエータの動作時間が異常
と判断される所定時間に達しないうちは1サイクル当た
りの作業時間が長くなった状態で運転される。そのた
め、自動作業機が作業効率が低下した状態のまま運転さ
れ続けるという問題があった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は自動作業機の駆動系統に発生し
た異常を検知するだけでなく、駆動系統に異常の前兆と
して現れる異常兆候を検知して自動作業機の運転を停止
させることにより、その異常兆候が重大な故障を伴う異
常に進展することを未然に防止することができる紡機に
おける自動作業機の異常監視装置及び異常監視方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、紡機機台の長手方向に沿
って移動し、自動作業機に配備された移動体により機台
に対して所定作業を行う自動作業機において、移動体に
所定の移動動作を行わせる駆動手段と、前記駆動手段が
正常か否かの判断基準となる物理量を計測する計測手段
と、前記駆動手段に異常兆候が発生したか否かの判定に
用いる前記物理量で表される第1の設定値と、当該駆動
手段に異常が発生したか否かの判定に用いる前記物理量
で表される第2の設定値とを記憶する記憶装置と、前記
駆動手段の動作中に前記計測手段により計測された測定
値が第1の設定値と第2の設定値との間となった回数を
計数する計数手段と、前記計数手段の計数が所定回数に
達したとき前記駆動手段に異常兆候が発生したと判断
し、前記測定値が第2の設定値以上となると前記駆動手
段に異常が発生したと判断する判定手段と前記判定手段
により異常兆候の発生または異常の発生と判定されたと
きに自動作業機の運転を停止させる制御手段とを備え
た。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記請求項1
に記載の異常監視装置において、前記計測手段を前記駆
動手段の動作開始時と動作完了時とを検知する検知器
と、前記検知器からの検知信号に基づいて前記駆動手段
の動作開始時から動作完了時までの所要時間を計時する
タイマとから構成し、前記記憶装置に前記駆動手段に異
常兆候が発生したか否かの判定に用いる第1の設定時間
と、前記駆動手段に異常が発生したか否かの判定に用い
る第2の設定時間とを記憶した。
【0009】請求項3に記載の発明では、紡機機台の長
手方向に沿って移動し、自動作業機に配備された移動体
により機台に対して所定作業を行う自動作業機におい
て、前記移動体を駆動する駆動手段が正常か否かの判断
基準となる物理量を計測し、その計測値が予め設定され
た前記駆動手段に異常兆候が発生したか否かの判定に用
いる前記物理量で表される第1の設定値と、前記駆動手
段に異常が発生したか否かの判定に用いる前記物理量で
表される第2の設定値との間となる回数を計数し、その
計数回数が所定回数に達するか、または前記計測値が前
記第2の設定値以上になると、自動作業機の運転を停止
させるようにした。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、自動作業機は
紡機機台の長手方向に沿って移動し、自動作業機に配備
された移動体により機台に対して所定作業が行われる。
移動体は駆動手段により駆動されて移動動作することに
より所定作業を行う。この所定作業に伴う駆動手段の動
作中に駆動手段が正常か否かの判断基準となる物理量が
計測手段により計測される。計測された測定値が第1の
設定値と第2の設定値との間となると、計数手段により
カウントが計数される。計数手段のカウント数が所定回
数に達すると、判定手段により当該駆動手段の駆動系統
に異常兆候ありと判断される。又、測定値が第2の設定
値以上となると、判定手段により当該駆動手段の駆動系
統に異常ありと判断される。判定手段により異常兆候ま
たは異常と判断された場合には、制御手段により自動作
業機の運転が停止される。よって、駆動手段に異常の前
兆として現れる異常兆候の段階で自動作業機の運転が停
止されるので、駆動手段の駆動系統が重大な故障を伴う
異常に進展することが未然に防止される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、移動体に
所定動作を行わせるために駆動する駆動手段の動作開始
時から動作完了時までの所要時間は検知器からの検知信
号に基づいてタイマにより計時される。その所要時間が
第1の設定時間と第2の設定時間との間となると、計数
手段にカウントが計数される。計数手段のカウント値が
所定回数に達すると、判定手段により当該駆動手段の駆
動系統に異常兆候ありと判断される。又、所要時間が第
2の設定時間以上となると、判定手段により当該駆動手
段の駆動系統に異常ありと判断される。判定手段により
異常兆候または異常と判断された場合には、制御手段に
より自動作業機の運転が停止される。よって、駆動手段
に異常の前兆として現れる異常兆候の段階で自動作業機
の運転が停止されるので、駆動手段の駆動系統が重大な
故障を伴う異常に進展することが未然に防止される。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、自動作業
機は紡機機台の長手方向に沿って移動し、自動作業機に
配備された移動体により機台に対して所定作業が行われ
る。移動体は駆動手段により駆動されて所定作業を行
う。この所定作業に伴う駆動手段の動作中に駆動手段が
正常か否かの判断基準となる物理量が計測される。そし
て、計測された測定値が第1の設定値と第2の設定値と
の間となった回数が計数され、その回数が所定回数に達
すると、当該駆動手段の駆動系統に異常兆候ありと判断
される。又、測定値が第2の設定値以上となると、当該
駆動手段の駆動系統に異常ありと判断される。異常兆候
または異常と判断された場合には自動作業機の運転が停
止される。よって、駆動手段に異常の前兆として現れる
異常兆候の段階で自動作業機の運転が停止されるので、
駆動手段の駆動系統が重大な故障を伴う異常に進展する
ことが未然に防止される。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を精紡機に配備された粗糸
替機の異常監視装置に具体化した第1実施例を図1〜図
5に従って説明する。
【0014】図2に示すように、精紡機機台1に配設さ
れたクリール2には機台1の左右両側(片側のみ図示)
に内外2列の粗糸巻レール3が機台長手方向(同図の紙
面直交方向)と平行に配設され、両粗糸巻レール3の間
には支持レール4が機台長手方向と平行に配設されてい
る。粗糸巻レール3にはスピンドルピッチの倍の所定間
隔でボビンハンガ5が装備されている。そして、ボビン
ハンガ5に吊下された粗糸ボビンBから引き出された粗
糸Rが、ロービングガイド6を経てドラフトパート7の
トランペット8へ導かれるようになっている。又、クリ
ール2には支持ブラケット9が外方へ延出され、その先
端には予備粗糸巻レール10が粗糸巻レール3と平行に
延設されている。予備粗糸巻レール10にはボビンハン
ガ11aを備えた搬送体11が走行可能に支持されてい
る。
【0015】粗糸替機12は運搬車(図示せず)の両側
に搭載されて粗糸替(篠替え)作業を必要とする精紡機
機台1と対応する位置まで運搬され、精紡機機台1の側
面(片側のみ図示)に延設されたガイドレール13に沿
って移動して粗糸替作業を行うようになっている。粗糸
替機12は特開平2−127368号公報に開示された
ものと基本的には同じ構成であり、粗糸替作業時進行方
向前側から順に粗糸口出しセクションA1、粗糸継作業
セクションA2及び粗糸交換作業セクションA3の3セ
クションから構成されている。セクションA1ではボビ
ンハンガ11aから取り外した満ボビンFからの粗糸端
の口出し作業が行われ、セクションA2ではセクション
A1にて口出しした満ボビンFの粗糸端と紡出中の小玉
ボビンBの旧粗糸との粗糸継作業が行われる。さらにセ
クションA3では粗糸継後の小玉ボビンBをボビンハン
ガ11aに移すとともに粗糸継ぎされて紡出中の満ボビ
ンFをクリール2のボビンハンガ5に移す粗糸交換作業
が行われるようになっている。
【0016】粗糸交換作業を行うセクションA3には、
同図に示すようにエアシリンダ14の駆動に基づき水平
状態を保持して昇降動する昇降基板15が配設されてい
る。昇降基板15の上面には粗糸替機12の作業時進行
方向前側から満ボビン移載装置(図示せず)と空ボビン
移載装置16とが隣接して配設されている。満ボビン移
載装置は粗糸継ぎした満ボビンFを予備粗糸巻レール1
0側のボビンハンガ11aから外してボビンハンガ5に
移す作業を行う。空ボビン移載装置16は粗糸交換作業
時に空に近づいた小玉ボビン(以下、空ボビンという)
Bをクリール2側のボビンハンガ5から外してボビンハ
ンガ11aに移す作業を行うようになっている。
【0017】図1,2に示すように、空ボビン移載装置
16は移動体としての平行4節リンクからなる前後一対
の移載アーム17を装備し、各移載アーム17の上部に
配設された支持板18にはボビンの底部の穴(図示せ
ず)に嵌入可能なペッグ19が配設されている。両移載
アーム17は支持ボックス20内においてその基部が回
動可能に軸支されるとともに、連結バー21を介して互
いにほぼ平行に連結されている。同図左側の支持ボック
ス20には駆動手段としてのエアシリンダ22がその基
端にて回動可能に支承され、そのピストンロッド22a
の先端が前側(同図右側)の移載アーム17に軸支され
ている。エアシリンダ22の駆動により、移載アーム1
7は図2に実線で示す待機位置と二点鎖線で示す前進位
置とに移動配置可能となっている。移載アーム17が待
機位置にある状態において各ペッグ19はボビンハンガ
11aの直下に位置し、移載アーム17が前進位置にあ
る状態においてボビンハンガ5の直下に位置するように
なっている。
【0018】図1に示すように、エアシリンダ22はエ
アホース23を介してエア圧調整用バルブ24と接続さ
れ、エア圧調整用バルブ24はエアホース23を介して
切換制御弁25と接続されている。さらに切換制御弁2
5はエアホース23を介してコンプレッサ26と接続さ
れている。切換制御弁25は粗糸替機12に装備される
エアシリンダ14等のその他の空圧駆動されるアクチュ
エータとエアホース(図示せず)を介して接続され、各
アクチュエータへの流路開閉制御を行っている。
【0019】同図に示すように、粗糸替機12のフレー
ム12a内にはプログラマブルコントローラ(以下、コ
ントローラという)Cが配設され、コントローラCは粗
糸替機12の運転制御及び異常監視制御を行っている。
エアシリンダ22には計測手段を構成するとともに検知
器としての2つのセンサ27,28が配設され、センサ
27は移載アーム17が待機位置に配置された状態でオ
ンし、センサ28は移載アーム17が前進位置に配置さ
れた状態でオンするように設定されている。又、フレー
ム12aの上面には警報ランプ29が配設され、フレー
ム12aの背面にはディスプレイ装置30が配設されて
いる。
【0020】次に、前記構成の装置の電気的構成を図3
に基づいて説明する。図3に示すように、コントローラ
Cは中央処理装置(以下CPUという)31、記憶装置
としての作業用メモリ32、プログラムメモリ33、入
力インターフェイス34及び出力インターフェイス35
から構成されている。作業用メモリ32は入力データ及
びCPU31における演算処理結果等を一時記憶する読
出し及び書替え可能なメモリ(不揮発性RAM)からな
り、プログラムメモリ33は制御プログラムを記憶した
読出し専用メモリ(ROM)からなっている。CPU3
1は計測手段を構成するタイマ31aを内蔵し、プログ
ラムメモリ33に記憶された制御プログラムに基づいて
動作する。プログラムメモリ33には図4,5にフロー
チャートで示す「前傾異常判定ルーチン」及び「後退異
常判定ルーチン」が記憶されている。
【0021】作業用メモリ32にはエアシリンダ22の
正常時における伸長動作時間T1及び収縮動作時間T2
に対してそれぞれ所定割合だけ長く設定された異常発生
の兆候の判断に用いられる第1の設定値としての設定時
間t1(>T1),t3(>T2)がデータとして予め
記憶されている。さらに作業用メモリ32には動作時間
T1,T2に対してそれぞれ所定割合だけ長く設定され
た異常発生の判断に用いられる第2の設定値としての設
定時間t2(>t1),t4(>t3)がデータとして
予め記憶されている。又、作業用メモリ32にはCPU
31が「異常判定ルーチン」の実行中に計数する計数値
X,Yを一時記憶するための計数手段としてのカウンタ
K1,K2(図示せず)がメモリとして設定されてい
る。さらに作業用メモリ32には粗糸替機12の運転を
一時停止させる予約をする停止予約フラグが設定されて
いる。CPU31は粗糸替作業の各サイクル完了毎に停
止予約フラグを読出し、停止予約フラグに「0」がセッ
トされていると粗糸替機12の運転を続行し、停止予約
フラグに「1」がセットされていると粗糸替機12の運
転を一時停止させるようになっている。
【0022】センサ27,28は入力インターフェイス
34を介してCPU31と接続されている。CPU31
は移載アーム17が待機位置から前進位置に移動する前
傾動作時にセンサ27からの入力がオン信号からオフ信
号になるとタイマ31aの計時を開始し、センサ28か
らの入力がオフ信号からオン信号になるとタイマ31a
の計時を停止させる。又、CPU31は移載アーム17
が前進位置から待機位置に移動する後退動作時にセンサ
28からの入力がオン信号からオフ信号になるとタイマ
31aの計時を開始し、センサ27からの入力がオフ信
号からオン信号になるとタイマ31aの計時を停止させ
るようになっている。こうしてタイマ31aは移載アー
ム17の前傾動作及び後退動作に要する計時時間tsを
計時するようになっている。
【0023】CPU31は出力インターフェイス35を
介して切換制御弁25と接続され、出力インターフェイ
ス35がCPU31からの切換制御信号に基づいて切換
制御弁25に備えられた各流路弁を開閉動作させること
により、エアシリンダ14,22へのエア圧供給制御が
行われるようになっている。又、CPU31は出力イン
ターフェイス35を介して警報ランプ29と接続され、
出力インターフェイス35はCPU31からの点灯指令
信号に基づいて警報ランプ29を点灯させるようになっ
ている。さらにCPU31は出力インターフェイス35
を介してディスプレイ装置30と接続され、出力インタ
ーフェイス35はCPU31からの表示指令信号に基づ
いてディスプレイ装置30の画面に異常箇所やその異常
度等の情報を表示させるようになっている。
【0024】次に前記のように構成された異常監視装置
の作用を説明する。粗糸替機12は運搬車の両側に搭載
されて粗糸替作業を必要とする精紡機機台1と対応する
位置まで運搬されると、運搬車から精紡機機台1側へ移
動し、精紡機機台側面のガイドレール13に沿って移動
して順次に粗糸替作業を行う。粗糸替作業に先立ってコ
ンプレッサ26は予め作動されて所定の空気圧に保持さ
れている。粗糸替機12は粗糸替えすべき錘と対応する
位置で停止し、各セクションA1〜A3にて満ボビンF
の粗糸口出し作業、新旧粗糸の粗糸継作業及び粗糸交換
作業を並行して行う。そして、粗糸替機12は所定距離
ずつ進行して順次に各セクションA1〜A3による一連
の作業を完了することにより粗糸替作業を行う。
【0025】粗糸交換作業セクションA3ではまず空ボ
ビン移載装置16の移載アーム17が前傾動作されて待
機位置から前進位置に移動配置される。その際、CPU
31は「前傾異常判定ルーチン」を実行する。以下、図
4のフローチャートに従ってCPU31の処理動作を説
明する。
【0026】CPU31は粗糸替機12の作業開始前に
作業用メモリ32から設定時間t1〜t4を読み出すと
ともに、作業用メモリ32に設定されたカウンタK1,
K2の計数値X,Yをそれぞれ「0」にリセットする。
又、CPU31は停止予約フラグに「0」をセットす
る。又、タイマ31aはリセットされた状態となってい
る。
【0027】ステップ1(以下、ステップを単にSと記
す)において、CPU31は移載アーム17の前傾動作
開始に伴ってセンサ27からの入力がオン信号からオフ
信号になるとタイマ31aの計時を開始する。S2にお
いて、CPU31はセンサ28からオン信号が入力され
たか否かを判断する。即ち、移載アーム17の前傾動作
が完了したか否かを判断する。センサ28からオン信号
の入力がない場合にはS3に移行する。S3ではCPU
31はタイマ31aの計時時間tsが設定時間t1を経
過したか否かを判断する。計時時間tsが設定時間t1
を経過しない場合にはS2に戻り、センサ28からオン
信号が入力されるか、計時時間tsが設定時間t1を経
過するまでS2〜S3を繰り返す。
【0028】S2において、センサ28からオン信号が
入力された場合にはS4に移行し、S4においてCPU
31はタイマ31aをリセットして当該ルーチンを終了
する。又、センサ28からオン信号が入力されないま
ま、S3において計時時間tsが設定時間t1を経過し
た場合にはS5に移行し、カウンタの計数値Xに「1」
を加えて「X+1」とする。その後、S5からS6に移
行する。
【0029】S6において、CPU31はセンサ28か
らオン信号が入力されたか否かを判断する。即ち、移載
アーム17の前傾動作が完了したか否かを判断する。セ
ンサ28からのオン信号の入力がない場合にはS7に移
行する。S7ではCPU31は計時時間tsが設定時間
t2を経過したか否かを判断する。計時時間tsが設定
時間t2を経過しない場合にはS6に戻り、センサ28
からオン信号が入力されるか、計時時間tsが設定時間
t2を経過するまでS6〜S7を繰り返す。
【0030】S6において、センサ28からオン信号が
入力された場合にはS8に移行する。S8において、C
PU31はタイマ31aをリセットし、その後S9に移
行する。S9において、CPU31はカウンタK1の計
数値Xが「3」に達したか否かを判断する。X<3の場
合にはCPU31は当該ルーチンを終了する。X≧3の
場合にはCPU31はS10に移行する。S10におい
て、CPU31は警報ランプ29を点灯させるととも
に、ディスプレイ装置30の画面に異常箇所がエアシリ
ンダ22であることとその異常度が異常兆候が認められ
る軽度であることを表示し、さらに停止予約フラグに
「1」をセットする。そして、CPU31は当該ルーチ
ンを終了する。
【0031】センサ28からオン信号が入力されないま
ま、S7において計時時間tsが設定時間t2を経過し
た場合にはS11に移行する。S11において、CPU
31はタイマ31aをリセットし、その後S12に移行
する。S12において、CPU31は粗糸替機12の運
転を停止させ、警報ランプ29を点灯させるとともにデ
ィスプレイ装置30の画面に異常箇所がエアシリンダ2
2であることとその異常度が故障の可能性がある重度で
あることを表示する。そして、CPU31は当該ルーチ
ンを終了する。
【0032】こうして移載アーム32の前傾動作が完了
して各ペッグ19が空ボビンBの直下に配置されると、
エアシリンダ14が上昇駆動されて移載アーム17の各
ペッグ19が空ボビンB底部の穴に嵌合される。一方、
このエアシリンダ14の上昇に伴い満ボビン移載装置も
上昇し、移載アームの各ペッグが満ボビンF底部の穴に
嵌合される。その後、エアシリンダ14が下降駆動され
て空ボビンB及び満ボビンFはそれぞれボビンハンガ
5,11aから外される。その後、エアシリンダ22が
再び駆動され、移載アーム17が前進位置から待機位置
に移動配置される。その際、CPU31は図5にフロー
チャートで示す「後退異常判定ルーチン」を実行する。
【0033】このフローチャートは図4の「前傾異常判
定ルーチン」と同じ処理であり、異常発生の兆候の判断
に用いられる設定時間t3と異常発生の判断に用いられ
る設定時間t4が図4のフローチャートと異なってい
る。CPU31はこの処理動作において、タイマ31a
の計時時間tsが設定時間t3を経過してかつ設定時間
t4に達しない場合に計数されるカウンタK2の計数値
Yが「3」に達すると、前傾時と同様に警報ランプ29
を点灯させるとともにディスプレイ装置30に異常情報
を表示させる。さらにCPU31は停止予約フラグに
「1」をセットする。又、タイマ31aの計時時間ts
が設定時間t4を経過した場合には、前傾時と同様に粗
糸替機12の運転を停止させ、かつ警報ランプ29を点
灯させるとともにディスプレイ装置30に異常情報を表
示させる。
【0034】この移載アーム17の後退動作完了後、満
ボビンFを載置する満ボビン移載装置側の移載アームの
前傾動作が行われる。こうして移載アーム17に載置さ
れた空ボビンBがボビンハンガ11aの直下に配置さ
れ、満ボビン移載装置側の移載アームに載置された満ボ
ビンFがボビンハンガ5の直下に配置されると、エアシ
リンダ14が上昇駆動される。その結果、空ボビンBと
満ボビンFはそれぞれボビンハンガ11a,5に取付け
られる。その後、エアシリンダ14が下降駆動され、空
ボビン移載装置16の移載アーム17と満ボビン移載装
置の移載アームが下降すると、空ボビンBと満ボビンF
はそれぞれボビンハンガ11a,5から吊下された状態
となる。その後、満ボビン移載装置の移載アームが待機
位置に復帰し、セクションA3は原位置の状態となる。
【0035】当該停止位置における各セクションA1〜
A3の全ての作業が完了して各セクションA1〜A3が
原位置の状態となると、CPU31は停止予約フラグを
読み出す。CPU31は停止予約フラグに「1」がセッ
トされている場合には粗糸替機12の運転を一時停止さ
せる。その際、警報ランプ29は点灯状態にあり、ディ
スプレイ装置30の画面には異常箇所及び異常度が表示
されている。従って、オペレータは警報ランプ29の点
灯により警報を知り、ディスプレイ装置30の表示によ
り異常箇所及びその異常が軽度でものであることを認知
することができる。この粗糸替機12の一時停止時に異
常箇所の保全が行われる。一方、停止予約フラグに
「0」がセットされている場合には、CPU31はその
まま粗糸替機12の運転を続行し、各停止位置で順次に
前記と同様の作業が行われる。
【0036】以上詳述したように本実施例によれば、エ
アシリンダ22の動作時間の変動からエアシリンダ22
の駆動系統に発生した異常兆候が検知され、その検知に
基づいて粗糸替機12が一時停止されるとともに警報ラ
ンプ29及びディスプレイ装置30によりオペレータに
予防保全用の警告が発せられる。そして、その警告によ
りエアシリンダ22の駆動系統が異常兆候発生の段階で
予防保全されるので、エアシリンダ22の駆動系統が重
大な故障に至ることを未然に防止することができる。そ
のため、粗糸替機12が故障の修理のために停止される
ことが大幅に低減され、オペレータが粗糸替機12の故
障停止中に粗糸替機12に代わって行う余分な作業が大
幅に低減されるので、オペレータが本来行うべき作業に
支障を来たすことがない。
【0037】又、異常兆候が検知された場合には、粗糸
替機12は原位置の状態で停止されるので、余分な手作
業を伴うことなく簡便に粗糸替機12を再起動させるこ
とができる。さらに、エアシリンダ22の動作時間が異
常判断に用いられる設定時間t2,t4に満たない程度
に遅れた場合にも、異常兆候の判断に用いられる設定時
間t1(<t2),t3(<t4)にて検知されるの
で、従来技術のように粗糸替作業のサイクルタイムが正
常時より長くなった状態で放置されることが防止され
る。その結果、粗糸替機12の作業効率の低下の発生を
防止することができる。又、ディスプレイ装置30に表
示される情報から異常箇所及びその異常度等が分かるの
で、保全作業を的確かつ効率良く行うことができる。 (第2実施例)次に、本発明を具体化した第2実施例を
図6に従って説明する。
【0038】本実施例ではエアシリンダ22の駆動系統
の異常をタイマ31aからの計時時間tsだけでなくエ
ア圧からも検知する点が前記第1実施例と異なってい
る。尚、本実施例において前記第1実施例と同一の構成
については同一の符号を付して説明を省略し、特に異な
った点についてのみ説明する。
【0039】図6に示すように、エアシリンダ22のエ
アホース23との接合部には計測手段としての圧力計3
6が配置され、エアシリンダ22に供給されるエア圧が
圧力計36により検知されるようになっている。圧力計
36は増幅器37及びA/D変換器38を介してコント
ローラCと接続されている。CPU31は圧力計36か
ら出力されてA/D変換器38にてデジタル化された圧
力検知信号に基づきエアシリンダ22に供給されるエア
圧を算出する。作業用メモリ32には正常圧力値pを中
心とする所定範囲に設定された異常兆候の判断に用いる
設定圧力領域p1と正常圧力値pを中心として設定圧力
領域p1を含む所定範囲に設定された異常の判断に用い
る設定圧力領域p2とが予め記憶されている。又、作業
用メモリ32には前傾動作用及び後退動作用の計数手段
としての各カウンタK3,K4(図示せず)が設定され
ている。
【0040】移載アーム17の前傾動作時及び後退動作
時に、CPU31は圧力計36から入力される圧力検知
信号に基づきエア圧値psを算出し、算出したエア圧値
psが属する圧力領域に応じて判定を行う。エア圧値p
sが設定圧力領域p1に属する場合には正常と判断さ
れ、エア圧値psが設定圧力領域p1を外れ、かつ設定
圧力領域p2に属する場合には異常兆候ありと判断され
る。さらにエア圧値psが設定圧力領域p2を外れた場
合には異常と判断される。
【0041】CPU31は、異常兆候ありと判断した場
合にはカウンタK3,K4に1カウントを計数する。
又、正常回数が連続して所定回数(例えば10回)続い
た場合にはカウンタK3,K4をリセットする。カウン
タK3,K4の計数値が所定回数(例えば3回)に達す
ると、CPU31は警報ランプ29を点灯させるととも
にディスプレイ装置30に異常兆候発生の旨を表示さ
せ、さらに停止予約フラグに「1」をセットする。又、
異常ありと判断された場合には、CPU31は自動作業
機12の運転を非常停止させ、さらに警報ランプ29を
点灯させるとともにディスプレイ装置30に異常発生の
旨を表示させる。ディスプレイ装置30には異常箇所、
異常度の他にエア圧異常であることが表示される。
【0042】よって、本実施例によれば第1実施例と同
様の効果を得ることができ、さらにタイマ31aからの
計時時間tsに加えて圧力計36からのエア圧値psに
より異常判定を行うことができるので、一層的確に異常
兆候及び異常発生の検知が可能となる。さらに、正常状
態が所定回数連続した場合にカウンタK3,K4がリセ
ットされるので、真の異常兆候をより一層的確に検知す
ることができる。
【0043】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することもできる。 (1)移動体の動作時間を計時することにより間接的に
駆動手段の動作時間を計時する構成としてもよい。例え
ば、前記実施例において、移載アーム17の基端側の回
動軸に移載アーム17の待機位置及び前進位置を検知可
能にセンサを配設し、センサからの検知信号に基づいて
間接的にエアシリンダ22の動作時間を求めてもよい。
【0044】(2)前記各実施例では空ボビン移載装置
16をエアシリンダ22により駆動させたが、モータ等
のその他のアクチュエータにより駆動させる構成として
もよい。又、満ボビン移載装置、さらにセクションA1
〜A2に配備された各装置のアクチュエータの動作を異
常監視装置により検知させる構成としてもよい。
【0045】(3)前記第1実施例ではタイマ31aに
よる計時時間ts、前記第2実施例では圧力計36によ
るエア圧値psを用いて異常兆候及び異常の発生を判定
したが、判定に用いるスケールは適宜設定することがて
きる。例えばモータの駆動系統を異常監視する場合に
は、判定基準の物理量としてモータの回転数を用いても
よい。
【0046】(4)前記各実施例では異常兆候を検知し
た場合に粗糸替機12の作業完了後の原位置状態で一時
停止させたが、異常兆候の検知と同時に一時停止させて
もよい。又、制御手段に例えば一時停止ボタンを備え、
オペレータが報知手段により異常兆候の発生を認知して
一時停止ボタンを押下することにより、粗糸替機12を
一時停止させる構成としてもよい。
【0047】(5)警報ランプ29やディスプレイ装置
30は必ずしも配設しなくてよい。又、報知手段として
例えば警報ブザーを配設してもよい。 (6)前記各実施例では空ボビン移載装置16において
移動体をなす移載アーム17の前傾及び後退動作を検知
対象としたが、異常判定に用いる移動体の所定動作は適
宜設定することができる。例えば、移載アーム17の1
サイクルの動作時間を計時する構成としてもよい。この
場合、エアシリンダ14をも含む駆動系統すなわち空ボ
ビン移載装置16に関する総合的な異常検知となる。さ
らに粗糸替作業のサイクルタイムを計時する構成として
もよい。
【0048】(7)異常兆候の判定に用いられるカウン
タの計数は3回に限定されず、適宜設定してよい。 (8)設定時間t1〜t4や設定圧力領域p1〜p2等
の第1及び第2の設定値をROMに記憶させる構成とし
てもよい。又、作業用メモリ32は不揮発性のRAMで
なくてもよい。
【0049】(9)自動作業機は粗糸替機に限定され
ず、精紡機や粗紡機等の紡機に配備されるその他の自動
作業機に本発明を適用してもよい。例えば玉揚げ機や糸
継機に適用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
動作業機の駆動系統に発生した異常を検知するだけでな
く、駆動系統に異常の前兆として現れる異常兆候を検知
して自動作業機の運転を停止させることにより、その異
常兆候が重大な故障を伴う異常に進展することを未然に
防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例における粗糸替
機の模式側面図である。
【図2】粗糸替機の一部破断側面図である。
【図3】異常監視装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】異常判定ルーチンのフローチャートである。
【図5】同じく異常判定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図6】第2実施例における粗糸替機の模式側面図であ
る。
【符号の説明】
1…紡機機台としての精紡機機台、12…自動作業機と
しての粗糸替機、17…移動体としての移載アーム、2
2…駆動手段としてのエアシリンダ、27,28…計測
手段を構成するとともに検知器としてのセンサ、29…
報知手段としての警報ランプ、30…報知手段としての
ディスプレイ装置、31…判定手段としてのCPU、3
1a…計測手段を構成するタイマ、32…記憶装置及び
計数手段としての作業用メモリ、36…計測手段として
の圧力計、C…制御装置としてのコントローラ、ts…
測定値及び所要時間としての計時時間、t1…第1の設
定値及び第1の設定時間としての設定時間、t2…第2
の設定値及び第2の設定時間としての設定時間、ps…
測定値としてのエア圧値、p1…第1の設定値としての
設定圧力領域、p2…第2の設定値としての設定圧力領
域。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 13/14 D01H 9/04 - 9/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡機機台の長手方向に沿って移動し、自
    動作業機に配備された移動体により機台に対して所定作
    業を行う自動作業機において、 移動体に所定の移動動作を行わせる駆動手段と、 前記駆動手段が正常か否かの判断基準となる物理量を計
    測する計測手段と、 前記駆動手段に異常兆候が発生したか否かの判定に用い
    る前記物理量で表される第1の設定値と、当該駆動手段
    に異常が発生したか否かの判定に用いる前記物理量で表
    される第2の設定値とを記憶する記憶装置と、 前記駆動手段の動作中に前記計測手段により計測された
    測定値が第1の設定値と第2の設定値との間となった回
    数を計数する計数手段と、 前記計数手段の計数が所定回数に達したとき前記駆動手
    段に異常兆候が発生したと判断し、前記測定値が第2の
    設定値以上となると前記駆動手段に異常が発生したと判
    断する判定手段と前記判定手段により異常兆候の発生ま
    たは異常の発生と判定されたときに自動作業機の運転を
    停止させる制御手段とを備えた紡機における自動作業機
    の異常監視装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の異常監視装置にお
    いて、 前記計測手段を前記駆動手段の動作開始時と動作完了時
    とを検知する検知器と、前記検知器からの検知信号に基
    づいて前記駆動手段の動作開始時から動作完了時までの
    所要時間を計時するタイマとから構成し、前記記憶装置
    に前記駆動手段に異常兆候が発生したか否かの判定に用
    いる第1の設定時間と、前記駆動手段に異常が発生した
    か否かの判定に用いる第2の設定時間とを記憶した紡機
    における自動作業機の異常監視装置。
  3. 【請求項3】 紡機機台の長手方向に沿って移動し、自
    動作業機に配備された移動体により機台に対して所定作
    業を行う自動作業機において、 前記移動体を駆動する駆動手段が正常か否かの判断基準
    となる物理量を計測し、その計測値が予め設定された前
    記駆動手段に異常兆候が発生したか否かの判定に用いる
    前記物理量で表される第1の設定値と、前記駆動手段に
    異常が発生したか否かの判定に用いる前記物理量で表さ
    れる第2の設定値との間となる回数を計数し、その計数
    回数が所定回数に達するか、または前記計測値が前記第
    2の設定値以上になると、自動作業機の運転を停止させ
    る紡機における自動作業機の異常監視方法。
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