JP3128996B2 - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JP3128996B2 JP04287216A JP28721692A JP3128996B2 JP 3128996 B2 JP3128996 B2 JP 3128996B2 JP 04287216 A JP04287216 A JP 04287216A JP 28721692 A JP28721692 A JP 28721692A JP 3128996 B2 JP3128996 B2 JP 3128996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ装置に係わ
り、特に分離溝による素子間分離を行なっているバイポ
ーラトランジスタを有する半導体メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に半導体メモリ装置の内部は、記
憶そのものを行なうメモリセル部と、このメモリセル部
の制御を行なう制御回路部の2つに大別される。
【0003】このメモリセル部と制御回路部に使用され
るトランジスタの使用数とメモリの記憶容量との関係を
図4に示す。同図から明らかのように、メモリセル部に
使用されるトランジスタの使用数はメモリの記憶容量に
比例して増加するが、制御回路部ではほとんどトランジ
スタの使用数の増加はない。したがって半導体メモリ装
置全体の集積度は使用するトランジスタ数が多いいメモ
リセル部のトランジスタサイズすなわちその周囲の分離
構造も含めたトランジスタの寸法により大略決定され
る。また、トランジスタの一個一個の良不良による半導
体メモリ装置全体の歩留(総合歩留)も使用するトラン
ジスタ数が多いいメモリセル部によりほとんど決定され
る。
【0004】一方、半導体メモリ装置の性能を表わすア
クセスタイムについて図5に示す。同図はアクセスタイ
ムの内訳を示しているが、アクセスタイムについては主
に制御回路部の伝搬時間によって決定されることがわか
る。
【0005】即ち半導体メモリ装置において、集積度や
個々のトランジスタの良不良に起因する総合歩留を向上
させるのはメモリセル部内の分離構造も含めたトランジ
スタであり、アクセスタイムを決定するのは制御回路部
に使用されるトランジスタの性能である。
【0006】そして分離溝の幅を大きくすると集積度は
低下するが、隣接するトランジスタ間の寄生容量が小と
なりアクセスタイムは速くなる。一方、エミッタ領域と
分離溝との最短距離を大きくすると分離溝のストレスに
よる結晶欠陥がエミッタ領域におよぼす影響が少なくな
り個々のトランジスタの歩留は向上する。
【0007】以上のように半導体メモリ装置全体の集積
度やアクセスタイムにおよぼす影響はメモリセル部と制
御回路部によって異なるから、各部において分離溝を含
めたトランジスタの構造を最適化させる必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては、分離溝を含めたトランジスタの構造はメモリセ
ル部および制御回路部の両者において同じであり、分離
溝の幅およびエミッタ領域と分離溝との最短距離も同一
のものであった。したがって製造プロセス等の技術を最
大限に引き出すことができなかった。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明の特徴は複数のバ
イポーラトランジスタを形成したメモリセル部と、複数
のバイポーラトラジスタを形成し前記メモリセル部を制
御する制御回路部とを半導体基板に配置し、前記メモリ
セル部と前記制御回路部のそれぞれにおいて前記バイポ
ーラトランジスタ間の分離を分離溝で行っている半導体
メモリ装置において、前記制御回路部内の前記分離溝の
幅は前記メモリセル部内の前記分離溝の幅より大きく、
かつ、そのエミッタ領域と前記分離溝との最短距離は、
前記制御回路部内のバイポーラトランジスタより前記メ
モリセル部内のバイポーラトランジスタの方が大きい半
導体メモリ装置にある。
【0011】
【実施例】次に図面を参照して本発明を説明する。
【0012】図1は本発明の実施例の半導体装置を示す
平面図であり、半導体基板10の中央に複数のバイポー
ラトランジスタを多く形成したメモリセル部12が配置
され、その周辺の4箇所に複数のバイポーラトラジスタ
を形成しメモリセル部12を制御する制御回路部11が
配置されている。
【0013】図2に本発明に関連する技術を示す断面図
である。(A)のメモリセル部12に複数の多くのバイ
ポーラトランジスタ100がたがいに分離溝30により
絶縁分離されて形成され、(B)の制御回路部11に複
数のバイポーラトランジスタ200がたがいに分離溝4
0により絶縁分離されて形成されている。バイポーラト
ランジスタ100,200のそれぞれは、P型シリコン
基体26上のN+ 型埋込み層25の上にコレクタ領域と
なるN型エピタキシャル層23が形成され、その内にP
型ベース領域22が形成され、その内にN+ 型エミッタ
領域21が形成され、さらにN+ 型埋込み層25に達す
るN+ 型のコレクタ引出し領域24が形成されている。
また、それぞれのバイポーラトランジスタ100,20
0を取り囲こむ(図では一方向のみを示す)分離溝3
0,40はエピタキシャル層23の表面であるシリコン
基板の主面からN型エピタキシャル層23およびN+
込み層25を貫通してP型シリコン基体26に達したト
レンチ内に二酸化シリコン等の絶縁物を充填し、または
トレンチ表面に二酸化シリコン膜を形成しその上に多結
晶シリコンを堆積してトレンチを充填して形成する。
【0014】メモリセル部12のバイポーラトランジス
タ100も制御回路部11のバイポーラトランジスタ2
00も分離溝30,40の対向する内壁間は同じ大きさ
の寸法Mであり、エミッタ領域21と分離溝30,40
との最短距離Lも両者は等しい値である。
【0015】しかしながら、メモリセル部12のバイポ
ーラトランジスタ100間を絶縁分離する分離溝30の
幅W1より、制御回路部11のバイポーラトランジスタ
200間を絶縁分離する分離溝40の幅W2の方が大き
くなっている。したがって、メモリセル部12の一つの
バイポーラトランジスタ100が必要とする長さ(面
積)S1より制御回路部11の一つのバイポーラトラン
ジスタ200が必要とする長さ(面積)S2が大とな
り、制御回路部11はメモリセル部12より集積度が低
下する(尚、分離溝は隣接するトランジスタとの共有領
域であるからその中心間の寸法が一つのバイポーラトラ
ンジスタが必要とする長さS(S1,S2)となる)。
一方、分離溝40の幅W2の方が分離溝30の幅W1の
大きくなっているから隣接するトランジスタ間の寄生容
量が小となりメモリセル部12より制御回路部11の方
がアクセスタイムは速くなる。
【0016】先に述べた様に半導体メモリ装置におい
て、全体の集積度はメモリセル部で優先的に決定され全
体のアクセスタイムは制御回路部で優先的に決定される
から、メモリセル部を基準に考えると、制御回路部の分
離溝の幅を大きくしたことにより全体の集積度をそれほ
ど犠牲にしないで全体のアクセスタイムが大幅に改善さ
れる。一方、制御回路部を基準に考えると、メモリセル
部の分離溝の幅を小さくしたことにより全体のアクセス
タイムをそれほど犠牲にしないで全体の集積度が大幅に
改善される。
【0017】例えば、メモリセル部を基準に考えると、
メモリセル部12における分離溝30の幅W1が1μm
に対して制御回路部11における分離溝40の幅W2を
1μmから1.5μmに変更すると、制御回路部11に
おけるトランジスタ200間の寄生容量は1/1.5倍
と小さくなりこれにより半導体メモリ装置全体のアクセ
スタイムは約10%と大幅に改善される。一方、制御回
路部11における集積度の低下による半導体チップ(半
導体基板)は約1%増加するだけである。
【0018】図3に本発明の実施例を示す。図3におい
て図2と同一もしくは類似の箇所は同じ符号で示してあ
るから、重複する説明は省略する。
【0019】この実施例では、メモリセル部12の一つ
のバイポーラトランジスタ100が必要とする長さ(面
積)Sと制御回路部11の一つのバイポーラトランジス
タ200が必要とする長さ(面積)Sとは同じ値Sであ
るから集積度は両者において同じである。しかし第1の
実施例と同様に、メモリセル部12における分離溝30
の幅W1より制御回路部11における分離溝40の幅W
2の方が大きくなっている。したがって、メモリセル部
12のバイポーラトランジスタ100の分離溝30の対
向する内壁間の寸法M1は制御回路部11のバイポーラ
トランジスタ200の分離溝40間の同じ寸法M2より
大きくなり、これにより、メモリセル部12におけるエ
ミッタ領域21と分離溝30との最短距離L1は制御回
路部11におけるエミッタ領域21と分離溝40との最
短距離L2よりも大きくすることができる。
【0020】先に述べた様に半導体メモリ装置におい
て、エミッタ領域と分離溝との最短距離を大きくすると
分離溝のストレスによる結晶欠陥がエミッタ領域におよ
ぼす影響が少なくなり個々のトランジスタの歩留は向上
する。一方、メモリセル部12の方が制御回路部11よ
りはるかに多くのトランジスタを有しているから、メモ
リセル部12における個々のトラジスタの歩留の向上が
優先的に半導体メモリ装置の総合歩留の向上につなが
る。例えば、分離溝30の幅W1を小にすることにより
メモリセル部12におけるエミッタ領域21と分離溝3
0との最短距離L1を0.5μmだけ長くすることによ
り、半導体メモリ装置の総合歩留は約5%向上する。
【0021】また、制御回路部11の分離溝の幅W2が
大きいことにより全体のアクセスタイムが速くなること
は図2に示した第1の実施例と同様である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、メモリ
セル部におけるトランジスタ間を分離する分離溝の幅よ
り制御回路部におけるトランジスタ間を分離する分離溝
の幅を相対的に大きくすることにより、半導体メモリ装
置全体の集積度にあまり影響を与えないで半導体メモリ
装置全体のアクセスタイムを速くすることができる。あ
るいは半導体メモリ装置全体のアクセスタイムを速く
し、半導体メモリ装置全体の総合歩留を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の半導体メモリ装置の半導体チ
ップ(半導体基板)の概略を示す平面図である。
【図2】本発明に関連する技術を示す図であり、(A)
はメモリセル部におけるバイポーラトラジスタと分離溝
を示す断面図、(B)は制御回路部におけるバイポーラ
トラジスタと分離溝を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す図であり、(A)はメモ
リセル部におけるバイポーラトラジスタと分離溝を示す
断面図、(B)は制御回路部におけるバイポーラトラジ
スタと分離溝を示す断面図である。
【図4】半導体メモリ装置の機能別トランジスタ使用数
を示す図である。
【図5】半導体メモリ装置のアクセスタイムの内訳を示
す図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 制御回路部 12 メモリセル部 21 N+ 型エミッタ領域 22 P型ベース領域 23 コレクタ領域となるN型エピタキシャル層 24 N+ 型のコレクタ引出し領域 25 N+ 型埋込み層 26 P型シリコン基体 30,40 分離溝 100,200 バイポーラトランジスタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバイポーラトランジスタを形成し
    たメモリセル部と、複数のバイポーラトラジスタを形成
    し前記メモリセル部を制御する制御回路部とを半導体基
    板に配置し、前記メモリセル部と前記制御回路部のそれ
    ぞれにおいて前記バイポーラトランジスタ間の分離を分
    離溝で行っている半導体メモリ装置において、前記制御
    回路部内の前記分離溝の幅は前記メモリセル部内の前記
    分離溝の幅より大きく、かつ、エミッタ領域と前記分離
    溝との最短距離は、前記制御回路部内のバイポーラトラ
    ンジスタより前記メモリセル部内のバイポーラトランジ
    スタの方が大きいことを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセル部における前記バイポー
    ラトランジスタの集積度と前記制御回路部における前記
    バイポーラトランジスタの集積度が等しいことを特徴と
    する請求項1に記載の半導体メモリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0595082U (ja) * 1992-05-28 1993-12-24 ダイヤモンド電機株式会社 ケース
JPH05343864A (ja) * 1992-06-12 1993-12-24 Nec Niigata Ltd 電子装置の筺体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0595082U (ja) * 1992-05-28 1993-12-24 ダイヤモンド電機株式会社 ケース
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