JP3128971B2 - 可撓管の断端処理用キャップ - Google Patents

可撓管の断端処理用キャップ

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JP3128971B2
JP3128971B2 JP04202039A JP20203992A JP3128971B2 JP 3128971 B2 JP3128971 B2 JP 3128971B2 JP 04202039 A JP04202039 A JP 04202039A JP 20203992 A JP20203992 A JP 20203992A JP 3128971 B2 JP3128971 B2 JP 3128971B2
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JP
Japan
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flexible tube
tube
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packing
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一隆 福島
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NIPPON FLEX Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可撓管の継手具を装着す
るときに使用する断端処理用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可撓管の断端処理を図7、図8及
び図9を参照して説明する。図7の斜視図に示すキャッ
プ1は可撓管10の端部の変形を防止するために、可撓
管10の内径に嵌装可能な内側筒3と可撓管10の外径
に嵌合可能な外側筒2で構成され、該外側筒2の端部に
は可撓管10を容易に挿入可能とするフレア部5を有す
る形状に鋼板をプレス加工で一体に製作される。尚、前
記内側筒3の外周にはキャップと可撓管10を固着する
ために螺線溝13に螺合可能なネジ山4が、内筒筒3の
端部からほぼ二周に亙って形成されている。図8は前記
キャップ1を使用してパッキンを挿入した可撓管10の
断端に継手具(ナット22、ロックナット23)を取り
付けた断面図である。可撓管10は帯状の金属板12を
図に示すように断面がS字状に重なり合いながらパッキ
ン14が挿入される一方、内周部には螺線溝13が形成
され、且つ外周は合成樹脂の被膜25で構成されてい
る。21は押圧リング、11はパッキンを示し、キャッ
プ1の内端とナット22間で挟着されて気密が保持され
る。即ち、キャップ1は、該キャップ1を可撓管10の
断端から回転することによって螺旋溝13にネジ山4が
螺合して固着され、ロックナット23がナット22と螺
着することによってパッキン11は圧縮されて気密が保
持される。尚、31はシールパッキン、32は取付けナ
ットであり、図示略の制御盤等の貫孔口に挿入して、該
取付けナット32で締着するとシールパッキン31を介
して気密状態で取り付けることができる。図9はパッキ
ンが挿入されない可撓管10aを示し、螺線溝13のピ
ッチが図8とは異なる状態で、キャップ1を介してロッ
クナット23等を取り付けた断面図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の可撓管
の断端処理用キャップにおいては、下記のような問題点
がある。パッキンが挿入される可撓管10は、帯状の金
属板を断面がS字状に重なりあいながらパッキンが挿入
されて管体状に構成された後、合成樹脂で被膜が形成さ
れる。それ故、合成樹脂被膜には避けられない偏肉厚が
生ずるため、その偏肉厚に対応するために、キャップの
外側筒の内径を可撓管の外径より大きくする必要があ
る。又、ときには、キャップを可撓管断端より容易に挿
入することができるように図7に示すようにフレアを設
けることがあり、係る場合には外側筒の径が更に大きく
なって、キャップを可撓管の断端に嵌装した状態では配
線スペースも余分に要し且つ美観を損なう。又、継手具
の一部品として使用する場合には、ナット等のネジ径が
一ランク大きくなって、製品コストの増大となり販売力
の低下等を招来する。更には、内側筒の外周部に形成さ
れているネジ山形状は、プレス加工のため金属疲労や金
型摩擦のため高くて鋭角に尖った形状に加工することが
困難であり、丸みをもち且つ幅広の低いネジ山となって
成形される。その為、ネジ山は可撓管内周に形成されて
いる螺旋溝に深く螺合しにくく、螺旋溝を局部的に無理
に押し広げて浅く螺合することになる(図8)。一方、
パッキンが挿入していない可撓管10aにおいては、内
周の螺旋溝ピッチが異なり、同じネジ山ピッチのキャッ
プを使用する場合には、ネジ山が螺旋溝に合致しない箇
所が生ずる(図9)。その結果、キャップ(継手具)と
可撓管との結合力は弱くなり、更には、押し広げられた
可撓管を外側筒に挿入し易くするためフレアを設ける必
要がある。即ち、従来のネジ山を有するキャップの構造
では、異なる螺旋溝ピッチ等の種々の形態の可撓管に十
分に螺合結合させることが困難であって、可撓管とキャ
ップの結合力が弱いという欠陥を有している。そこで、
本発明は、係る不都合を解消する可撓管の断端処理用キ
ャップを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のキャップは、
鍔を有する内側筒と、その内側筒に挿入可能な外側筒を
各々合成樹脂で別体に構成してあり、その外側筒は可撓
管に嵌装可能に形成してある。そして、内側筒の外周面
にはネジ山が形成してあり、該ネジ山は可撓管内周に形
成された螺旋溝に螺合する半周以下の長さであると共
に、そのネジ山は鋭角の薄形状に形成してある。また、
請求項2のキャップは、内側筒の端部からネジ山が形成
されている箇所まで、円筒部を有して形成してある。
【0005】
【作用】請求項1のキャップは鍔を有する内側筒を外側
筒に挿入し、その外側筒を可撓管断端に嵌装すると、そ
の外側筒と内側筒は別体であるので、可撓管の外表面の
被膜の偏肉厚に関係なく、内側筒を挿入回転可能とな
る。そして、内側筒の鍔が外側筒に当設するまで回転さ
せると、ネジ山は、順次、螺旋溝内を回転摺動して可撓
管に固定される。又、請求項2のキャップは、内側筒の
端部からネジ山が形成されている箇所まで円筒部を有し
て形成してあるので、可撓管に挿入する際、その円筒部
が案内面として作用して、容易に挿入することができ
る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
尚、従来と同じ作用をなす部品は同じ符号を附す。図1
はキャップ15を構成する別体に形成された内側筒16
と外側筒17の斜視図を示す。内側筒16は外周にロー
レット18が形成された鍔16aの中心部に円筒体16
bを垂設した形状に合成樹脂で一体に形成されている。
又、該内筒体16bの外周には、後述する可撓管10の
内周に形成された螺線溝13のピッチ角に螺合可能なネ
ジ山19が1/4周に亙って形成されている。尚、該ネ
ジ山19は内筒体16bの先端部から形成してもよい
が、該内筒体16bの先端部より螺旋溝13のピッチよ
り長い円筒部19cを残して形成すると、該円筒部19
cが可撓管10に挿入する際、案内面として作用し、挿
入が簡便となってより望ましい。又、このネジ山19は
螺旋溝13に深く螺合できるように鋭角の薄形状に形成
され、且つ特定の引っ張り強度でも可撓管10から脱抜
できない強さに形成されている。
【0007】一方、外側筒17は可撓管10の外径に嵌
装可能な内径の筒状であり、外側筒17の片端部に穿設
されている開口孔17a径は前記内側筒16の円筒体1
6bに装着可能に合成樹脂で形成されている。即ち、内
側筒16と外側筒17の装着状態(図2)において、開
口孔17aと筒体16bの外径とで隙間20が生ずる寸
法に形成されている。尚、図2に示す状態にするには、
外側筒17を円筒体16bに対して平行に或は傾斜して
押圧挿入すれば、ネジ山19が全周に亙って形成してい
ないし且つ外側筒17及び内側筒16が共に合成樹脂製
であるため弾性作用で挿入できる。又、係る装着状態で
外側筒17を図2に示す右方向に平行移動させてもネジ
山19で容易に離脱できないため、一組として保管がで
きると共に係る状態で可撓管10の断端に嵌装できる。
図3はパッキンが挿入されている可撓管10にキャップ
1(内側筒16、外側筒17)を介して継手具(ナット
22、ロックナット23)を取り付けた断面図を示し、
可撓管10は従来と同様に、帯状の金属板12を断面が
S字状に重なり合いながらパッキン14が挿入される一
方、内周部には螺線溝13が形成され、且つ外周には合
成樹脂の被膜25でもって構成されている。又、図4は
パッキンが無い可撓管10aに同じキャップ1を使用し
た場合の断面図を示す。
【0008】次に、係る可撓管10の断端に内側筒16
に外側筒17が装着されて一組に構成されたキャップ
(図2)を介して継手具を取り付ける方法を示す。先
ず、予め可撓管10にナット22、押圧リング21及び
パッキン11を挿入しておく。次に、内側筒16に装着
された外側筒17を可撓管10の断端に嵌装すると可撓
管10の断端は覆われる。尚、円筒部19cを有する内
側筒16を使用すると、該円筒部19cが案内の作用を
なし、より円滑に可撓管10に挿入できる。そして、内
側筒16を、指が滑らないように形成されているローレ
ット18を介して、鍔16aが外側筒17に当接するま
で回転させると、ネジ山19は順次螺線溝13内を回転
摺動して固着される。即ち、ネジ山19が半周以下の長
さに形成されているため、図3、図4に示す様に螺線溝
13のピッチが異なる場合であっても、螺合することが
できる。尚、前記内側筒16を回転したとしても、可撓
管10、10aの断端にあるバリは外側筒17で覆われ
ているため、従来のようにバリで指を損傷することはな
い。又、前記した様に外側筒17と内側筒16とを別体
に構成しているため、外側筒17と内側筒16は互いに
独立して取着可能であり合成樹脂被膜25の偏肉厚に対
応できる。即ち、図5は可撓管10の偏肉厚(ta>t
b)に対して外側筒17を嵌装した状態を示し、外側筒
17は可撓管10の外径に対して嵌装されるため隙間2
6を生じて取り付けられるが、内側筒16は図6に示す
ように可撓管10の内径に対応して取り付けられ、該偏
肉厚に関係なく回転挿入できる。更には、ネジ山19を
全周に亙って形成せず且つ該ネジ山19が鋭角の薄形で
あるため、同一内径のパッキン14が挿入された可撓管
10とそうでない可撓管10aによる螺旋溝13ピッチ
の相違や、該ピッチの製作誤差を吸収して簡便に且つ深
く堅固に螺合できる。そして、ロックナット23とナッ
ト22を螺合させることによって、パッキン11を介し
て可撓管10とロックナット23は密閉状態で取り付け
られ、更に、図示略の制御盤等の貫孔口に挿入して該取
付けナット32にて締着するとシールパッキン31を介
して密閉状態で取り付けることができる。
【0009】尚、本願の外側筒17は前記したようにネ
ジ山19が鋭角の薄形であるため、可撓管10、10a
の外径を大きくする作用が働くことなく螺旋溝13に螺
合することができる。その為、従来のように端部にフレ
ア部5を形成する必要がない結果、ナット22及びロッ
クナット23の径の選定を大きくする必要がなく、経済
性に富む。又、前記において、ネジ山を1/4周に亙っ
て形成した例を示したが、螺旋溝の製作誤差等に対応す
るため種々形成してテストを行ったが、半周程度に形成
しても容易に螺旋溝に螺合可能な内側筒とすることがで
きる。
【0010】
【発明の効果】請求項1のキャップは、外側筒と内側筒
とを別体で構成してあるので、可撓管の外表面の被膜の
偏肉厚に関係なく、内側筒を挿入回転可能となり、更
に、ネジ山を半周以下にわたって形成し且つネジ山が鋭
角の薄形であるため、ピッチの異なる可撓管の螺旋溝及
びその製作誤差を吸収して容易に深く堅固に螺合でき、
同一内径の螺旋溝付き可撓管ならいかなる形状のものに
も適用できる。又、請求項2のキャップは、内側筒の端
部からネジ山が形成されている箇所まで円筒部を有して
形成してあるので、可撓管に挿入する際、その円筒部が
案内面として作用して、容易に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップを示す斜視図である。
【図2】外側筒を内側筒に挿入したキャップの断面を示
す図である。
【図3】パッキン挿入の可撓管の断端にキャップを使用
して継手具を取り付けた断面図である。
【図4】パッキン無しの可撓管の断端にキャップを使用
して継手具を取り付けた断面図である。
【図5】偏肉の可撓管にキャップの外側筒を取り付けた
断面図である。
【図6】偏肉の可撓管にキャップの外側筒及び内側筒を
取り付けた断面図である。
【図7】従来のキャップを示す斜視図である。
【図8】パッキン挿入の可撓管の断端に従来のキャップ
を使用して継手具を取り付けた断面図である。
【図9】パッキン無しの可撓管の断端に従来のキャップ
を使用して継手具を取り付けた断面図である。
【符号の説明】
10、10a 可撓管 11 パッキン 13 螺旋溝 14 パッキン 15 キャップ 16 内側筒 16a 鍔 16b 円筒体 17 外側筒 17a 開口孔 19 ネジ山 22 ナット 23 ロックナット 25 合成樹脂の被膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍔を有する内側筒と、その内側筒に挿入
    可能な外側筒を各々合成樹脂で別体に構成し、外側筒を
    可撓管に嵌装可能に形成し、前記内側筒の外周面にネジ
    山を形成し、該ネジ山を可撓管内周に形成された螺旋溝
    に螺合する半周以下の長さにすると共に該ネジ山を鋭角
    の薄形状に形成することを特徴とする可撓管の断端処理
    用キャップ。
  2. 【請求項2】 内側筒の端部からネジ山が形成されてい
    る箇所まで、円筒部を有していることを特徴とする請求
    項1の可撓管の断端処理用キャップ。
JP04202039A 1992-07-06 1992-07-06 可撓管の断端処理用キャップ Expired - Lifetime JP3128971B2 (ja)

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