JP3128793U - 分注装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2組のノズル及びシリンジポンプをもつ分注装置において、シリンジポンプをノズル洗浄動作に用いる場合に比べてシリンジポンプ構成部品の耐久性を向上させ、かつノズル洗浄時の洗浄水圧力を一定に保って洗浄能力を安定化させる。
【解決手段】第1切替え弁29から第1ノズル1先端までと同じ配管抵抗をもつ第1配管抵抗調整流路31は、第1洗浄液流路19に設けられた第1切替え弁29に接続されている。第2切替え弁33から第2ノズル5先端までと同じ配管抵抗をもつ第2配管抵抗調整流路35は、第2洗浄液流路21に設けられた第2切替え弁33に接続されている。第1切替え弁29は流路19をポンプ3側又は流路31側に切り替えて接続する。第2切替え弁33は流路21をポンプ7側又は流路35側に切り替えて接続する。切替え弁29,33の接続状態がいずれの組合せであっても送液ポンプ11により送液される洗浄水の圧力は同じである。
【選択図】図1
【解決手段】第1切替え弁29から第1ノズル1先端までと同じ配管抵抗をもつ第1配管抵抗調整流路31は、第1洗浄液流路19に設けられた第1切替え弁29に接続されている。第2切替え弁33から第2ノズル5先端までと同じ配管抵抗をもつ第2配管抵抗調整流路35は、第2洗浄液流路21に設けられた第2切替え弁33に接続されている。第1切替え弁29は流路19をポンプ3側又は流路31側に切り替えて接続する。第2切替え弁33は流路21をポンプ7側又は流路35側に切り替えて接続する。切替え弁29,33の接続状態がいずれの組合せであっても送液ポンプ11により送液される洗浄水の圧力は同じである。
【選択図】図1
Description
本考案は分注装置に関し、特に、第1ノズルで液体の吸引及び吐出を行わせるために第1ノズルに接続された第1シリンジポンプと、第2ノズルで液体の吸引及び吐出を行わせるために第2ノズルに接続された第2シリンジポンプを備えた分注装置に関するものである。例えば、このような分注装置は、生物学自動分析装置、血液凝固分析装置、免疫分析装置などの自動分析装置で試薬及びサンプルの分注に用いられる。
生物学自動分析装置や血液凝固分析装置、免疫分析装置などの自動分析装置において、サンプルの吸引及び吐出を行なうためのサンプルノズルと、試薬の吸引及び吐出を行なうための試薬ノズルをもつ分注装置を備えているものがある。分注装置にはノズル洗浄機構が備えられている。
図2は従来の分注装置の流路構成を示す図である。
サンプルの吸引及び吐出を行なうためのサンプルノズル1にサンプル分注用シリンジポンプ3が接続されている。試薬の吸引及び吐出を行なうための試薬ノズル5に試薬分注用シリンジポンプ7が接続されている。洗浄水を収容するための洗浄水タンク9が設けられている。
サンプルの吸引及び吐出を行なうためのサンプルノズル1にサンプル分注用シリンジポンプ3が接続されている。試薬の吸引及び吐出を行なうための試薬ノズル5に試薬分注用シリンジポンプ7が接続されている。洗浄水を収容するための洗浄水タンク9が設けられている。
サンプルノズル1とサンプル分注用シリンジポンプ3の間に3方弁41が設けられている。3方弁41には洗浄水タンク9につながる流路も接続されている。3方弁41はサンプル分注用シリンジポンプ3をサンプルノズル1側又は洗浄水タンク9側に切り替えて接続する。
試薬ノズル5と試薬分注用シリンジポンプ7の間に3方弁43が設けられている。3方弁43には洗浄水タンク9につながる流路も接続されている。3方弁43は試薬分注用シリンジポンプ7を試薬ノズル5側又は洗浄水タンク9側に切り替えて接続する。
この分注装置では、サンプルノズル1の洗浄時には、3方弁41の切替え及びサンプル分注用シリンジポンプ3の駆動により、洗浄水タンク9から洗浄水をサンプル分注用シリンジポンプ3に吸引した後、サンプルノズル1に送液してサンプルノズル1の内部及び外部を洗浄する。同様に、試薬ノズル5の洗浄時には、3方弁43の切替え及び試薬分注用シリンジポンプ7の駆動により、洗浄水タンク9から洗浄水を試薬分注用シリンジポンプ7に吸引した後、試薬ノズル5に送液して試薬ノズル5の内部及び外部を洗浄する。
図3は従来の他の分注装置の流路構成を示す図である。
サンプルノズル1にサンプル分注用シリンジポンプ3が接続され、試薬ノズル5に試薬分注用シリンジポンプ7が接続されている。洗浄水を収容するための洗浄水タンク9が設けられている。サンプル分注用シリンジポンプ3及び試薬分注用シリンジポンプ7に洗浄水を送液するための送液ポンプ11が設けられている。送液ポンプ11の流入側流路13は洗浄水タンク9に接続されている。送液ポンプ11の送液側流路15はサンプル用洗浄液流路19と試薬用洗浄液流路21に分岐されている。
サンプルノズル1にサンプル分注用シリンジポンプ3が接続され、試薬ノズル5に試薬分注用シリンジポンプ7が接続されている。洗浄水を収容するための洗浄水タンク9が設けられている。サンプル分注用シリンジポンプ3及び試薬分注用シリンジポンプ7に洗浄水を送液するための送液ポンプ11が設けられている。送液ポンプ11の流入側流路13は洗浄水タンク9に接続されている。送液ポンプ11の送液側流路15はサンプル用洗浄液流路19と試薬用洗浄液流路21に分岐されている。
サンプル用洗浄液流路19は送液側流路15とサンプル分注用シリンジポンプ3のシリンダの間に接続されている。サンプル用洗浄液流路19に2方弁(開閉弁)45が設けられている。
試薬用洗浄液流路21は送液側流路15と試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダの間に接続されている。試薬用洗浄液流路21に2方弁47が設けられている。
送液側流路15には圧力調整流路23も接続されている。圧力調整流路23は送液側流路15と洗浄水タンク9の間に接続されている。圧力調整流路23に圧力計25と圧力調整用ニードルバルブ37が設けられている。
試薬用洗浄液流路21は送液側流路15と試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダの間に接続されている。試薬用洗浄液流路21に2方弁47が設けられている。
送液側流路15には圧力調整流路23も接続されている。圧力調整流路23は送液側流路15と洗浄水タンク9の間に接続されている。圧力調整流路23に圧力計25と圧力調整用ニードルバルブ37が設けられている。
この分注装置では、サンプルノズル1の洗浄時には、送液ポンプ11を駆動させ、2方弁45を開き、サンプル用洗浄液流路19を介して洗浄水をサンプル分注用シリンジポンプ3のシリンダ内からサンプルノズル1まで送液してサンプルノズル1の内部及び外部を洗浄する。同様に、試薬ノズル5の洗浄時には、2方弁47を開き、試薬用洗浄液流路21を介して洗浄水を試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダ内から試薬ノズル5まで送液して試薬ノズル5の内部及び外部を洗浄する。
サンプルノズル1と試薬ノズル5の洗浄時期が重なった場合、2方弁45,47の両方を開いてサンプルノズル1及び試薬ノズル5の洗浄を同時に行なっている。
サンプルノズル1と試薬ノズル5の洗浄時期が重なった場合、2方弁45,47の両方を開いてサンプルノズル1及び試薬ノズル5の洗浄を同時に行なっている。
図2に示した従来の分注装置では、シリンジポンプ3,7の駆動はサンプル分注動作や試薬分注動作だけではなく、洗浄動作でも行なっているので、洗浄能力を上げるためにシリンジポンプ3,7の洗浄時の駆動回数を増やせば、例えば駆動ベルトやシールパッキンなどのシリンジポンプ3,7の駆動部部品の消耗が早くなるという問題があった。
図3に示した従来の分注装置では、サンプルノズル1及び試薬ノズル5のいずれか一方のみの洗浄時、すなわち2方弁45,47のいずれか一方のみを開いて洗浄液を送液している状態と、サンプルノズル1及び試薬ノズル5の両方の洗浄時、すなわち2方弁45,47の両方を開いて洗浄液を送液している状態とで洗浄水の圧力が異なり、洗浄能力がばらつくという問題があった。
そこで本考案は、2組のノズル及びシリンジポンプをもつ分注装置において、シリンジポンプをノズル洗浄動作に用いる場合に比べてシリンジポンプ構成部品の耐久性を向上させ、かつノズル洗浄時の洗浄水圧力を一定に保って洗浄能力を安定化させることを目的とするものである。
本考案にかかる分注装置は、第1ノズルで液体の吸引及び吐出を行わせるために第1ノズルに接続された第1シリンジポンプと、第2ノズルで液体の吸引及び吐出を行わせるために第2ノズルに接続された第2シリンジポンプを備えた分注装置であって、流入側流路が洗浄水タンクに接続された送液ポンプと、上記送液ポンプの送液側流路を上記第1シリンジポンプのシリンダに第1切替え弁を介して接続するための第1洗浄液流路と、上記第1切替え弁から上記第1ノズル先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもち、上記第1切替え弁に接続された第1配管抵抗調整流路と、上記送液ポンプの上記送液側流路を上記第2シリンジポンプのシリンダに第2切替え弁を介して接続するための第2洗浄液流路と、上記第2切替え弁から上記第2ノズル先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもち、上記第2切替え弁に接続された第2配管抵抗調整流路と、を備え、上記第1切替え弁は上記第1洗浄液流路を上記第1シリンジポンプ側又は上記第1配管抵抗調整流路側に切り替えて接続するものであり、上記第2切替え弁は上記第2洗浄液流路を上記第2シリンジポンプ側又は上記第2配管抵抗調整流路側に切り替えて接続するものである。
第1ノズルのみの洗浄時には、送液ポンプを駆動させて洗浄液を送液し、第1切替え弁により第1洗浄液流路を第1シリンジポンプのシリンダに接続し、第1洗浄液流路を介して洗浄水を第1シリンジポンプのシリンダ内から第1ノズルまで送液して第1ノズルを洗浄する。このとき、第2洗浄液流路は第2切替え弁により第2配管抵抗調整流路に接続されており、第2配管抵抗調整流路にも洗浄水が流される。
第2ノズルのみの洗浄時には、送液ポンプを駆動させて洗浄液を送液し、第2切替え弁により第2洗浄液流路を第2シリンジポンプのシリンダに接続し、第2洗浄液流路を介して洗浄水を第2シリンジポンプのシリンダ内から第2ノズルまで送液して第2ノズルを洗浄する。このとき、第1洗浄液流路は第1切替え弁により第1配管抵抗調整流路に接続されており、第1配管抵抗調整流路にも洗浄水が流される。
第1ノズルの洗浄中に、第2切替え弁を切り替えて第2洗浄液流路を第2配管抵抗調整流路又は第2シリンジポンプのシリンダに接続したとき、第2配管抵抗調整流路の配管抵抗と第2切替え弁から第2ノズル先端までの配管抵抗は同じなので、第2切替え弁の切替え前後で送液ポンプの送液側流路内の洗浄液圧力は変化せず、第1洗浄液流路内及び第2洗浄液流路内の洗浄液圧力も変化しない。
また、第2ノズルの洗浄中に、第1切替え弁を切り替えて第1洗浄液流路を第1配管抵抗調整流路又は第1シリンジポンプのシリンダに接続したとき、第1配管抵抗調整流路の配管抵抗と第1切替え弁から第1ノズル先端までの配管抵抗は同じなので、第1切替え弁の切替え前後で送液ポンプの送液側流路内の洗浄液圧力は変化せず、第1洗浄液流路内及び第2洗浄液流路内の洗浄液圧力も変化しない。
このように、第1切替え弁及び第2切替え弁の接続状態がいずれの組合せであっても、送液ポンプにより送液される洗浄水の圧力は同じになる。すなわち、第1ノズル及び第2ノズルを洗浄していない時、第1ノズルのみの洗浄時、第2ノズルのみの洗浄時、ならびに第1ノズル及び第2ノズルの両方の洗浄時のいずれの時期においても洗浄水圧力を一定に保つことができる。
洗浄動作は送液ポンプ、第1切替え弁及び第2切替え弁の駆動により行なうので、第1シリンジポンプの駆動及び第2シリンジポンプの駆動は分注動作のみに用いる。
洗浄動作は送液ポンプ、第1切替え弁及び第2切替え弁の駆動により行なうので、第1シリンジポンプの駆動及び第2シリンジポンプの駆動は分注動作のみに用いる。
本考案の分注装置において、上記第1配管抵抗調整流路の上記第1切替え弁とは反対側の端部及び上記第2配管抵抗調整流路の上記第2切替え弁とは反対側の端部は上記洗浄水タンクに接続されている例を挙げることができる。これにより、第1配管抵抗調整流路及び第2配管抵抗調整流路から排出される洗浄水は洗浄水タンクに戻される。
本考案の分注装置では、流入側流路が洗浄水タンクに接続された送液ポンプと、送液ポンプの送液側流路を第1シリンジポンプのシリンダに第1切替え弁を介して接続するための第1洗浄液流路と、第1切替え弁から第1ノズル先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもち、第1切替え弁に接続された第1配管抵抗調整流路と、送液ポンプの送液側流路を第2シリンジポンプのシリンダに第2切替え弁を介して接続するための第2洗浄液流路と、第2切替え弁から第2ノズル先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもち、第2切替え弁に接続された第2配管抵抗調整流路と、を備え、第1切替え弁は第1洗浄液流路を第1シリンジポンプ側又は第1配管抵抗調整流路側に切り替えて接続するものであり、第2切替え弁は第2洗浄液流路を第2シリンジポンプ側又は第2配管抵抗調整流路側に切り替えて接続するものであるようにした。
これにより、第1切替え弁及び第2切替え弁の接続状態がいずれの組合せであっても送液ポンプにより送液される洗浄水の圧力を同じにすることができ、第1ノズル及び第2ノズルを洗浄していない時、第1ノズルのみの洗浄時、第2ノズルのみの洗浄時、ならびに第1ノズル及び第2ノズルの両方の洗浄時のいずれの時期においても洗浄水圧力を一定に保つことができる。
その結果、ノズル洗浄時の洗浄水圧力を一定に保って洗浄能力を安定化させることができ、また、シリンジポンプは分注動作のみに用いることで、シリンジポンプをノズル洗浄動作に用いる場合に比べてシリンジポンプ構成部品の耐久性を向上させることができる。
これにより、第1切替え弁及び第2切替え弁の接続状態がいずれの組合せであっても送液ポンプにより送液される洗浄水の圧力を同じにすることができ、第1ノズル及び第2ノズルを洗浄していない時、第1ノズルのみの洗浄時、第2ノズルのみの洗浄時、ならびに第1ノズル及び第2ノズルの両方の洗浄時のいずれの時期においても洗浄水圧力を一定に保つことができる。
その結果、ノズル洗浄時の洗浄水圧力を一定に保って洗浄能力を安定化させることができ、また、シリンジポンプは分注動作のみに用いることで、シリンジポンプをノズル洗浄動作に用いる場合に比べてシリンジポンプ構成部品の耐久性を向上させることができる。
本考案の分注装置において、第1配管抵抗調整流路の第1切替え弁とは反対側の端部及び第2配管抵抗調整流路の第2切替え弁とは反対側の端部は洗浄水タンクに接続されているようにすれば、第1配管抵抗調整流路及び第2配管抵抗調整流路から排出される洗浄水を洗浄水タンクに戻して再利用することができ、第1配管抵抗調整流路及び第2配管抵抗調整流路が洗浄水タンクに接続されていない場合に比べて洗浄水の消費量を減らすことができる。
図1は一実施例の流路構成を示す図である。
サンプルの吸引及び吐出を行なうためのサンプルノズル(第1ノズル)1にサンプル分注用シリンジポンプ(第1シリンジポンプ)3が接続されている。試薬の吸引及び吐出を行なうための試薬ノズル(第2ノズル)5に試薬分注用シリンジポンプ(第2シリンジポンプ)7が接続されている。洗浄水を収容するための洗浄水タンク9が設けられている。洗浄水を送液するための送液ポンプ11が設けられている。
サンプルの吸引及び吐出を行なうためのサンプルノズル(第1ノズル)1にサンプル分注用シリンジポンプ(第1シリンジポンプ)3が接続されている。試薬の吸引及び吐出を行なうための試薬ノズル(第2ノズル)5に試薬分注用シリンジポンプ(第2シリンジポンプ)7が接続されている。洗浄水を収容するための洗浄水タンク9が設けられている。洗浄水を送液するための送液ポンプ11が設けられている。
送液ポンプ11の流入側流路13は洗浄水タンク9に接続されている。送液ポンプ11の送液側流路15はマニホールド(多岐管)17に接続されて例えば5つの流路に分岐されている。マニホールド17の送液側流路15以外のポートに、サンプル用洗浄液流路19、試薬用洗浄液流路21、圧力調整流路23、圧力計25及び圧力スイッチ27が接続されている。
サンプル用洗浄液流路19はマニホールド17とサンプル分注用シリンジポンプ3のシリンダの間に接続されている。サンプル用洗浄液流路19に3方弁(第1切替え弁)29が設けられている。3方弁29にはサンプル用配管抵抗調整流路(第1配管抵抗調整流路)31も接続されている。サンプル用配管抵抗調整流路31は3方弁29からサンプルノズル1先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもつ。サンプル用配管抵抗調整流路31の3方弁29とは反対側の端部は洗浄水タンク9に接続されている。3方弁29はサンプル用洗浄液流路19をサンプル分注用シリンジポンプ3側又はサンプル用配管抵抗調整流路31側に切り替えて接続する。
試薬用洗浄液流路21はマニホールド17と試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダの間に接続されている。試薬用洗浄液流路21に3方弁(第2切替え弁)33が設けられている。3方弁33には試薬用配管抵抗調整流路(第2配管抵抗調整流路)35も接続されている。試薬用配管抵抗調整流路35は3方弁33から試薬ノズル5先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもつ。試薬用配管抵抗調整流路35の3方弁33とは反対側の端部は洗浄水タンク9に接続されている。3方弁33は試薬用洗浄液流路21を試薬分注用シリンジポンプ7側又は試薬用配管抵抗調整流路35側に切り替えて接続する。
圧力調整流路23はマニホールド17と洗浄水タンク9の間に接続されている。圧力調整流路23に圧力調整用ニードルバルブ37が設けられている。
圧力計25はマニホールド17につながる流路内の洗浄水圧力を測定するものである。
圧力スイッチ27はマニホールド17につながる流路内の圧力を監視することにより送液ポンプ11の動作状態を監視するものである。
圧力計25はマニホールド17につながる流路内の洗浄水圧力を測定するものである。
圧力スイッチ27はマニホールド17につながる流路内の圧力を監視することにより送液ポンプ11の動作状態を監視するものである。
この実施例では、ノズル洗浄動作は送液ポンプ11及び3方弁29,33の駆動により行なうので、サンプル分注用シリンジポンプ3の駆動及び試薬分注用シリンジポンプ7の駆動は分注動作のみに用いる。これにより、シリンジポンプをノズル洗浄動作に用いる場合に比べてシリンジポンプ3,7の構成部品の耐久性を向上させることができる。
サンプルノズル1のみの洗浄時には、送液ポンプ11を駆動させて洗浄液を送液し、3方弁29によりサンプル用洗浄液流路19をサンプル分注用シリンジポンプ3のシリンダに接続し、サンプル用洗浄液流路19を介して洗浄水をサンプル分注用シリンジポンプ3のシリンダ内からサンプルノズル1まで送液してサンプルノズル1の内部及び外部を洗浄する。このとき、試薬用洗浄液流路21は3方弁33により試薬用配管抵抗調整流路35に接続されており、試薬用配管抵抗調整流路35にも洗浄水が流される。
試薬ノズル5のみの洗浄時には、送液ポンプ11を駆動させて洗浄液を送液し、3方弁33を切り替えて試薬用洗浄液流路21を試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダに接続し、試薬用洗浄液流路21を介して洗浄水を試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダ内から試薬ノズル5まで送液して試薬ノズル5の内部及び外部を洗浄する。このとき、サンプル用洗浄液流路19は3方弁29によりサンプル用配管抵抗調整流路31に接続されており、サンプル用配管抵抗調整流路31にも洗浄水が流される。
サンプルノズル1の洗浄中に、3方弁33を切り替えて試薬用洗浄液流路21を試薬用配管抵抗調整流路35又は試薬分注用シリンジポンプ7のシリンダに接続したとき、試薬用配管抵抗調整流路35の配管抵抗と3方弁33から試薬ノズル5先端までの配管抵抗は同じなので、3方弁33の切替え前後で送液ポンプ11の送液側流路15内の洗浄液圧力は変化せず、サンプル用洗浄液流路19内及び試薬用洗浄液流路21内の洗浄液圧力も変化しない。
また、第2ノズルの洗浄中に、3方弁29を切り替えてサンプル用洗浄液流路19をサンプル用配管抵抗調整流路31又はサンプル分注用シリンジポンプ3のシリンダに接続したとき、サンプル用配管抵抗調整流路31の配管抵抗と3方弁29からサンプルノズル1先端までの配管抵抗は同じなので、3方弁29の切替え前後で送液ポンプ11の送液側流路15内の洗浄液圧力は変化せず、サンプル用洗浄液流路19内及び試薬用洗浄液流路21内の洗浄液圧力も変化しない。
このように、3方弁29,33の接続状態がいずれの組合せであっても、送液ポンプ11により送液される洗浄水の圧力は同じになる。すなわち、サンプルノズル1及び試薬ノズル5を洗浄していない時、サンプルノズル1のみの洗浄時、試薬ノズル5のみの洗浄時、ならびにサンプルノズル1及び試薬ノズル5の両方の洗浄時のいずれの時期においても洗浄水圧力を一定に保つことができる。これにより、ノズル1,5の洗浄時の洗浄水圧力を一定に保って洗浄能力を安定化させることができる。
さらに、サンプル用配管抵抗調整流路31の3方弁29とは反対側の端部及び試薬用配管抵抗調整流路35の3方弁33とは反対側の端部は洗浄水タンク9に接続されているので、サンプル用配管抵抗調整流路31及び試薬用配管抵抗調整流路35から排出される洗浄水を洗浄水タンク9に戻して再利用することができる。これにより、サンプル用配管抵抗調整流路31及び試薬用配管抵抗調整流路35が洗浄水タンク9に接続されていない場合に比べて洗浄水の消費量を減らすことができる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、例えば流路構成は一例であり、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、送液ポンプ11の送液側流路15は1つのマニホールド17により分岐されているが、本考案はこれに限定されるものではなく、送液側流路は複数の分岐用部材によって分岐されていてもよい。
例えば、上記実施例では、送液ポンプ11の送液側流路15は1つのマニホールド17により分岐されているが、本考案はこれに限定されるものではなく、送液側流路は複数の分岐用部材によって分岐されていてもよい。
1 サンプルノズル(第1ノズル)
3 サンプル分注用シリンジポンプ(第1シリンジポンプ)
5 試薬ノズル(第2ノズル)
7 試薬分注用シリンジポンプ(第2シリンジポンプ)
9 洗浄水タンク
11 送液ポンプ
13 流入側流路
15 送液側流路
19 サンプル用洗浄液流路(第1洗浄液流路)
21 試薬用洗浄液流路(第2洗浄液流路)
29 3方弁(第1切替え弁)
31 サンプル用配管抵抗調整流路(第1配管抵抗調整流路)
33 3方弁(第2切替え弁)
35 試薬用配管抵抗調整流路(第2配管抵抗調整流路)
3 サンプル分注用シリンジポンプ(第1シリンジポンプ)
5 試薬ノズル(第2ノズル)
7 試薬分注用シリンジポンプ(第2シリンジポンプ)
9 洗浄水タンク
11 送液ポンプ
13 流入側流路
15 送液側流路
19 サンプル用洗浄液流路(第1洗浄液流路)
21 試薬用洗浄液流路(第2洗浄液流路)
29 3方弁(第1切替え弁)
31 サンプル用配管抵抗調整流路(第1配管抵抗調整流路)
33 3方弁(第2切替え弁)
35 試薬用配管抵抗調整流路(第2配管抵抗調整流路)
Claims (2)
- 第1ノズルで液体の吸引及び吐出を行わせるために第1ノズルに接続された第1シリンジポンプと、第2ノズルで液体の吸引及び吐出を行わせるために第2ノズルに接続された第2シリンジポンプを備えた分注装置において、
流入側流路が洗浄水タンクに接続された送液ポンプと、
前記送液ポンプの送液側流路を前記第1シリンジポンプのシリンダに第1切替え弁を介して接続するための第1洗浄液流路と、
前記第1切替え弁から前記第1ノズル先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもち、前記第1切替え弁に接続された第1配管抵抗調整流路と、
前記送液ポンプの前記送液側流路を前記第2シリンジポンプのシリンダに第2切替え弁を介して接続するための第2洗浄液流路と、
前記第2切替え弁から前記第2ノズル先端までの配管抵抗と同じ配管抵抗をもち、前記第2切替え弁に接続された第2配管抵抗調整流路と、を備え、
前記第1切替え弁は前記第1洗浄液流路を前記第1シリンジポンプ側又は前記第1配管抵抗調整流路側に切り替えて接続するものであり、
前記第2切替え弁は前記第2洗浄液流路を前記第2シリンジポンプ側又は前記第2配管抵抗調整流路側に切り替えて接続するものであることを特徴とする分注装置。 - 前記第1配管抵抗調整流路の前記第1切替え弁とは反対側の端部及び前記第2配管抵抗調整流路の前記第2切替え弁とは反対側の端部は前記洗浄水タンクに接続されている請求項1に記載の分注装置。
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JP (1) | JP3128793U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011215012A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | 自動分析装置および交流モータ監視装置 |
WO2021075324A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置 |
CN113070280A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-07-06 | 张振江 | 一种移液管清洗吹干装置及其操作方法 |
JP2021521546A (ja) * | 2018-04-25 | 2021-08-26 | シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド | 診断検査装置のマニホルド圧力を維持するインテリジェント圧力制御装置および方法 |
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2006
- 2006-11-06 JP JP2006009044U patent/JP3128793U/ja not_active Expired - Fee Related
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