JP3128686B2 - 十字交差が可能なダクト継手 - Google Patents

十字交差が可能なダクト継手

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JP3128686B2
JP3128686B2 JP07175624A JP17562495A JP3128686B2 JP 3128686 B2 JP3128686 B2 JP 3128686B2 JP 07175624 A JP07175624 A JP 07175624A JP 17562495 A JP17562495 A JP 17562495A JP 3128686 B2 JP3128686 B2 JP 3128686B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/0236Ducting arrangements with ducts including air distributors, e.g. air collecting boxes with at least three openings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の天井裏に配置さ
れる空調用のダクトを接続するためのダクト継手に関
し、特に狭小なスペースを有効に活用するために、ダク
トどうしが同一平面上で十字形に交差することを可能に
するダクト継手に係るものである。
【0002】
【従来の技術】空調用配管などでの円形ダクトの使用は
鉄骨造の高層建築に多く使用され、そのダクトは梁貫通
スリーブを利用して施工することがほとんどである。ス
リーブの貫通位置は大梁梁背の中央が多く、スリーブの
サイズ、位置、高さなどは全て同じ場合が多い。しか
し、天井内の限られた通路(梁貫通スリーブ)及び空間
内に、その階、その部屋に必要な全ての設備の配管等
(空調設備のダクト類や配管類、衛生設備の配管類、消
火用スプリンクラー配管、電気設備の電線管や電気・通
信用のラック類など)や、建築の小梁やその他の障害
物、各設備関係の機器類等を収めるわけであり、ダクト
どうしの交差や固定設備との衝突がある場合には、その
ぶつかった所で一方又は両方を上下させて交差させてい
るのが現状である。
【0003】その中でも、空調用ダクト類は、ダクトサ
イズも他のものと比べて大きいので、ダクトどうしの交
差がいちばん問題であり、その交差の収まりにより、階
高を決めたり、天井高を決めたりすることもある。ま
た、その交差も一回だけでなく、交差のたびごとに一方
又は両方のダクトをエルボ等で上下させるので、多数の
継手を必要とする。たとえ施工上納まったとしても、無
理な収まりの場合は、空調設備の運転時に所定の風量が
出なかったり、吸引しないなどの問題がでたり、さらに
騒音の問題を発生させることもある。
【0004】図6は、天井内で空調用ダクトが交差する
場合の従来の施工方法を表わしている。図6Aでは、天
井81内の大梁82の位置でスリーブ83を用いて貫通
支持された円形ダクト84が、これと交差する円形ダク
ト85との衝突を回避するためにS字管継手86,87
を用いた例であり、天井スペースが小さい場合は円形ダ
クト85の側にもS字管継手を用いる必要がある。図6
Bでは、45゜エルボ88を4個所挿入することによっ
て円形ダクト94とストレートな円形ダクト95との衝
突を回避している。
【0005】このような衝突回避方法では、狭小な天井
内スペースでダクトを上下に屈曲させなければならない
から、部材の数が増えて配管の設計や施工作業が複雑に
なり、ダクト施工後の保温工事やメンテナンス作業が困
難になる等の多くの欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、天井
裏の狭小なスペース内でのダクトの交差を容易なものと
し、ダクトどうしが同一平面上で十字形に交差すること
を可能にするダクト継手を提供することにある。本発明
の他の目的は、ダクトの交差によって生じる垂直方向の
寸法を削減することにより、建物の階高を低くおさえる
ことを可能にするダクト継手を提供することにある。本
発明のさらに他の目的は、ダクトの交差によって生じる
部材の数を削減し、設計・施工・メンテナンス等を容易
にするダクト継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明は、ダクト継手の入口側を形成する第1の
円形筒状部と、前記第1の円形筒状部に隣接する第1の
断面変換部であって、円形断面から半円形の両端部と平
行な中央部分とを有する疑似楕円形断面へと断面形状を
変化させる第1の断面変換部と、ダクト継手の出口側を
形成する第2の円形筒状部と、前記第2の円形筒状部に
隣接する第2の断面変換部であって、円形断面から半円
形の両端部と平行な中央部分とを有する疑似楕円形断面
へと断面形状を変化させる第2の断面変換部と、前記第
1の断面変換部と前記第2の断面変換部との間を連結す
る前記疑似楕円形断面の平行部との5つの部分がそれぞ
れ気密に接続されており、前記第1の円形筒状部の中心
軸線と前記第2の円形筒状部の中心軸線とは同一線上に
あって前記平行部の外部を通過するようになっているこ
とを特徴とする十字交差が可能なダクト継手を提供す
る。
【0008】
【作用】かかる構成に基づき、本発明のダクト継手を用
いれば、ダクトの施工が直線的になって天井内での収ま
りが良くなる。本発明のダクトを1対にして交差するよ
うに配置すれば、両者の中心軸線を同一平面上で交差す
るように配置しても、両者が衝突することはなく、十字
形に交差して天井内で最小の高さで納まることになる。
【0009】本発明のダクト継手を単独で使用すれば、
梁や配管などとの衝突を避けるように天井裏を巧妙に通
過させることが可能になり、天井裏のスペースを有効に
利用することができる。この結果、天井裏の高さを削減
することも可能になり、階高を低くした建物を建てるこ
とも可能になる。
【0010】本発明のダクト継手を用いれば、ダクトが
上下方向に屈曲するのを避けることが可能になって、部
材の数が減少し、設計・施工・メンテナンス等が容易に
なって、コストが削減される。
【0011】ダクト継手の基本的な性能として、継手部
分での極端な圧力損失によって風量が減少したり騒音が
発生したりすることは避けなければならない。本発明の
ダクト継手においては、第1の円形筒状部の断面積と、
第2の円形筒状部の断面積とは概ね等しくなるように
し、かつ疑似楕円形断面の平行部の断面積は第1及び第
2の円形筒状部のいずれの断面積よりもいくらか大きく
することが望ましい。以下、添付図面の実施例を参照し
ながら、本発明についてさらに詳述する。
【0012】
【実施例】図1は本発明による1対のダクト継手10,
12を同一平面上で直角に交差させた状態を表わしてい
る。下側に位置するダクト継手10の中心軸線11と、
上側に位置するダクト継手12の中心軸線13とは、同
一平面上で十字形に交差するようになっている。上下の
ダクト継手の間の隙間には、断熱材などを配置すること
ができる。
【0013】図2は本発明によるダクト継手10の構造
を表わしており、ダクト継手10は、ダクト継手の入口
側を形成する第1の円形筒状部14と、第1の円形筒状
部14に隣接する第1の断面変換部15と、ダクト継手
の出口側を形成する第2の円形筒状部16と、第2の円
形筒状部16に隣接する第2の断面変換部17と、第1
の断面変換部15と第2の断面変換部17との間を連結
する平行部18との5つの部分が、それぞれろう付け等
の溶接方法によって気密に接続されている。
【0014】断面変換部15,17は、円形筒状部1
4,16の円形断面から、図2Dに示すような半円形の
両端部25,26と平行な中央部分27とを有する疑似
楕円形断面へと断面形状を変化させるような形状に作ら
れている。このような形状は、ダクトを構成する金属製
の板材を丸めることによって容易に加工成形することが
できる。平行部18は、図2Dに示すような疑似楕円形
断面が連続する平行な形状に作られている。第1の円形
筒状部14の中心軸線11と第2の円形筒状部16の中
心軸線11とは同一線上にあって平行部18の外部を通
過するようになっている。
【0015】図2において、円形筒状部14,16と断
面変換部15,17との間には、環状の突起21,22
が形成されて、接続される相手側のダクト(図示なし)
の先端を受け止めるストッパとなっているが、これらの
環状部はダクト相互間の接続方法がオスメス式である
か、あるいは突き合わせ式であるかによって、必要でな
いこともある。
【0016】図2A及び図2Cに示すように、中心軸線
11は平行部18の外部を通過しており、その間に隙間
tが設けられている。この隙間は、例えば断熱材の厚さ
に等しい寸法として確保され、一例として25mmに設
定することができる。図1に示すように1対のダクト継
手を十字形に交差させた場合は、平行部間の隙間が50
mmとなり、両者の間は最大50mmの断熱材で仕切ら
れることになって熱伝達上の問題は発生しない。
【0017】図2の実施例では、円形筒状部14の断面
積と円形筒状部16の断面積とは概ね等しく、かつ疑似
楕円形断面の平行部18の断面積はこれら円形筒状部1
4,16の断面積よりも大きく作られている。
【0018】図3Aの実施例は、図1に示したダクト継
手12と、これと同じ外径で十字形に交差するダクト継
手30を表わしている。ダクト継手30は、ダクト継手
の入口側を形成する第1の円形筒状部34と、第1の円
形筒状部34に隣接する第1の断面変換部35と、ダク
ト継手の出口側を形成する第2の円形筒状部36と、第
2の円形筒状部36に隣接する第2の断面変換部37
と、第1の断面変換部35と第2の断面変換部37との
間を連結する平行部38との5つの部分がそれぞれ気密
に接続されている。平行部38は、図2Dに示すような
疑似楕円形断面が連続する平行な形状に作られている。
円形筒状部34,36の中心軸線39は平行部38の外
部を通過している。
【0019】図3Bの実施例は、図1に示したダクト継
手12が2本並列している状態と、これと同じ外径で十
字形に交差するダクト継手40を表わしている。ダクト
継手40は、平行部42の長さが長くなっている以外は
ダクト継手30と同様に構成されている。
【0020】図3Cの実施例は、図1に示したダクト継
手10と、これより小さな外径で十字形に交差するダク
ト継手50を表わしている。ダクト継手50は、ダクト
継手の入口側を形成する第1の円形筒状部44と、第1
の円形筒状部44に隣接する第1の断面変換部45と、
ダクト継手の出口側を形成する第2の円形筒状部46
と、第2の円形筒状部46に隣接する第2の断面変換部
47と、第1の断面変換部45と第2の断面変換部47
との間を連結する平行部48との5つの部分がそれぞれ
気密に接続されている。平行部48は、図2Dに示すよ
うな疑似楕円形断面が連続する平行な形状に作られてい
る。
【0021】図4の実施例は、1対の平行ダクト58,
59との衝突を回避するために、本発明のダクト継手4
0と、S字管継手56,57(図6A参照)を組み合わ
せた例である。必要に応じて、45゜エルボ88(図6
B参照)などを組み合わせて用いることもできる。
【0022】図5Aの実施例は、小梁62を回避するた
めに本発明のダクト継手30を使用した例である。図5
Bの実施例は、衛生設備の配管71、消火用スプリンク
ラー配管72、電気設備の電線管73などとの衝突を回
避するために、本発明のダクト継手50を使用した例で
ある。上述したいずれの実施例においても、従来のダク
ト交差部と比べて、部材の数が大幅に削減されている。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明によれ
ばダクト継手の施工が直線的になって収まりが良くなる
ことがわかる。本発明による1対のダクト継手を十字形
に交差させれば、交差ダクトが天井内で最小の高さで納
まることになる。本発明のダクト継手を単独で使用すれ
ば、梁や配管などとの衝突を避けるように天井裏を巧妙
に通過させることが可能になる。
【0024】かくして、天井裏のスペースを有効に利用
することができて天井裏の高さを削減することも可能に
なり、階高を低くした建物を建てることも可能になる。
本発明のダクト継手を用いれば、部材の数が削減できる
ので、設計・施工・メンテナンスが容易になる等、その
技術的効果には極めて顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダクト継手を1対組み合わせて十
字形に交差させた状態を表わす斜視図である。
【図2】本発明によるダクト継手の正面図A、平面図
B、右側面図C、及び線D−Dに沿う断面図Dである。
【図3】本発明のダクト継手の実施例を表わす一部を断
面とした正面図である。
【図4】本発明のダクト継手の実施例を表わす一部を断
面とした正面図である。
【図5】本発明のダクト継手の実施例を表わす一部を断
面とした正面図である。
【図6】従来のダクト継手の交差状態を表わす一部を断
面とした正面図である。
【符号の説明】
10,12 ダクト継手 11,13 中心軸線 14,16 円形筒状部 15 第1の断面変換部 17 第2の断面変換部 18 平行部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト継手の入口側を形成する第1の円
    形筒状部と、 前記第1の円形筒状部に隣接する第1の断面変換部であ
    って、円形断面から半円形の両端部と平行な中央部分と
    を有する疑似楕円形断面へと断面形状を変化させる第1
    の断面変換部と、 ダクト継手の出口側を形成する第2の円形筒状部と、 前記第2の円形筒状部に隣接する第2の断面変換部であ
    って、円形断面から半円形の両端部と平行な中央部分と
    を有する疑似楕円形断面へと断面形状を変化させる第2
    の断面変換部と、 前記第1の断面変換部と前記第2の断面変換部との間を
    連結する前記疑似楕円形断面の平行部との5つの部分が
    それぞれ気密に接続されており、 前記第1の円形筒状部の中心軸線と前記第2の円形筒状
    部の中心軸線とは同一線上にあって前記平行部の外部を
    通過するようになっていることを特徴とする十字交差が
    可能なダクト継手。
  2. 【請求項2】 前記第1の円形筒状部の断面積と前記第
    2の円形筒状部の断面積とは概ね等しく、かつ前記疑似
    楕円形断面の平行部の断面積は前記第1及び第2の円形
    筒状部のいずれの断面積よりも大きくなるように作られ
    ている請求項1記載のダクト継手。
JP07175624A 1995-06-20 1995-06-20 十字交差が可能なダクト継手 Expired - Lifetime JP3128686B2 (ja)

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KR100767022B1 (ko) * 2007-08-29 2007-10-15 삼보설비엔지니어링(주) 공기조화용 디퓨져
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WO2018167698A1 (de) * 2017-03-14 2018-09-20 Zehnder Group International Ag Kreuzungselement für luftleitungen
BE1025491B1 (nl) * 2017-08-21 2019-03-25 Renson Ventilation Nv Kruisopstelling voor een eerste buis en een tweede buis die elkaar kruisen
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