JP2018071867A - 空気調和機 - Google Patents

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Yuta Oikawa
勇太 及川
一浩 土橋
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一浩 土橋
文浩 加藤
Fumihiro Kato
文浩 加藤
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Abstract

【課題】空気調和機の設置工事の際に高い作業性を実現するとともに、配管の捩れや潰れを発生しにくくする。
【解決手段】熱交換器(10)に接続される複数の管路を有する第1の配管組(101a)と、第1の配管組(101a)を介して熱交換器(10)に供給される冷媒または第1の配管組(101a)を介して熱交換器(10)から排出された冷媒を通流させる第1の冷媒用管路(102a)と、第1の配管組(101a)に対して、第1の冷媒用管路(102a)を適宜回動可能にしつつ第1の冷媒用管路(102a)の一端を接続する第1の可回動継手(105,106)と、を室内機に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1の要約書には、「壁掛形の空気調和機の室内機において、冷媒管の曲げ加工を容易にし、配管折れ等の事故を防止する。」と記載されている。また、下記特許文献2の要約書には、「壁掛け式の空調室内機であって、空調室内機と空調室外機との連絡配管に接続される出入口配管に力が加えられた場合にも、出入口配管に損傷が生じにくい、据付等の作業が容易な空調室内機を提供する。」と記載されている。
特開平10−9599号公報 特開2015−124983号公報
しかし、上述した特許文献1、2は、空気調和機の室内機の配管を曲げる際に、配管または熱交換器にかかる負荷を低減しようとするものであり、配管の曲げ作業自体を低減するものではない。実際の空気調和機の施工においては、室内機に接続されている配管を現地で曲げる作業がしばしば生じる。かかる作業においては、配管の捩れや潰れが生じないように注意を払う必要があり、作業性が悪化するという問題が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、高い作業性を実現できるとともに、配管の捩れや潰れが発生しにくい空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の空気調和機にあっては、室内機と室外機とを有し、前記室内機は、熱交換器と、前記熱交換器に接続される複数の管路を有する第1の配管組と、前記第1の配管組を介して前記熱交換器に供給される冷媒または前記第1の配管組を介して前記熱交換器から排出された冷媒を通流させる第1の冷媒用管路と、前記熱交換器に接続される複数の管路を有する第2の配管組と、前記第2の配管組を介して前記熱交換器に供給される冷媒または前記第2の配管組を介して前記熱交換器から排出された冷媒を通流させ、前記第1の冷媒用管路よりも小径である第2の冷媒用管路と、前記第1の配管組に対して、前記第1の冷媒用管路を適宜回動可能にしつつ前記第1の冷媒用管路の一端を接続する第1の可回動継手と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、空気調和機の設置工事の際に高い作業性を実現できるとともに、配管の捩れや潰れが発生しにくくなる。
本発明の第1実施形態の空気調和機における配管構造の右側面図である。 第1実施形態における配管構造の要部の分解側面図である。 第1実施形態における配管構造の動作説明図である。 第1実施形態における室内機の一部切欠背面図である。 第1実施形態における配管構造の他の動作説明図である。 第1実施形態における室内機の要部の平面図である。 本発明の第2実施形態における配管構造の右側面図である。 比較例の空気調和機における配管構造の正面図である。 比較例における配管構造の右側面図である。 比較例における室内機の斜視図である。
[比較例]
本発明の実施形態を説明する前に、実施形態の前提となる比較例の構成を説明する。
図8は、比較例の空気調和機に含まれる配管構造Sの正面図である。
配管構造Sは、空気調和機の壁掛型の室内機1(図10参照)に適用されるものであり、熱交換器10と、室内冷媒配管組101と、冷媒用大径管102(102a,102b)と、破線で示す連絡配管103(103a,103b)と、を有している。冷媒用大径管102および連絡配管103は、一般的には銅を主成分とする金属管である。
熱交換器10は、左右方向に延設された複数の伝熱管(符号なし)を有しており、室内冷媒配管組101は、これら伝熱管に接続される冷媒用細径管や膨張弁等を有している。また、冷媒用大径管102は、室内冷媒配管組101に接続されるガス冷媒用大径管102aと、液冷媒用大径管102bとを有する。ここで、ガス冷媒用大径管102aの外径は、液冷媒用大径管102bの外径よりも大きい。連絡配管103は、空気調和機の設置工事の際に、冷媒用大径管102に接続され、冷媒用大径管102と室外機(図示せず)との間に冷媒を通流させる。連絡配管103は、ガス冷媒用連絡配管103aと、液冷媒用連絡配管103bとを有している。
図8および後述する他の図において、上下、左右、前後の方向は、熱交換器10を正面から見た状態における方向である。また、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向と呼ぶ場合がある。
図8において、冷媒用大径管102および連絡配管103は、室内冷媒配管組101から下方に向かって延設され、曲げ部Ra,Rbにて湾曲し、右から左に向かって左右方向(X軸)と平行になるように延設されている。なお、曲げ部Ra,Rbを総称して「曲げ部R」と呼ぶことがある。但し、設置工事の際には、必要に応じて曲げ部Rは伸ばされ、あるいは曲げ方向が変えられる。
ガス冷媒用大径管102aおよび液冷媒用大径管102bの端部には、ユニオン122a,122bが装着されている。また、ガス冷媒用連絡配管103aおよび液冷媒用連絡配管103bの端部はフレア加工され(図示略)、フレアナット123a,123bが装着されている。そして、ユニオン122a,122bと、フレアナット123a,123bとを螺合することにより、冷媒用大径管102と連絡配管103とが気密状態で接続される。
図9は、配管構造Sの右側面図である。室内冷媒配管組101は、室内ガス冷媒用配管組101aと、室内液冷媒用配管組101bとを有している。
ガス冷媒用大径管102aと室内ガス冷媒用配管組101aとは、接合部104aにおいてロウ付けされている。また、液冷媒用大径管102bと室内液冷媒用配管組101bとは、接合部104bにおいてロウ付けされている。
図10は、本比較例に適用される室内機1の斜視図である。
図10において、室内機1は、図8,図9に示した配管構造Sを収納している。但し、配管構造Sのうち冷媒用大径管102のみが外部に露出している。室内機1には、右側面にノックアウト孔1a、左側面にノックアウト孔1b、右下面にノックアウト孔1c、左下面にノックアウト孔1dが形成されている。冷媒用大径管102は、初期状態では、直線L1に沿って延設されている。従って、ノックアウト孔1bまたは1dから連絡配管103(図8参照)を挿入し冷媒用大径管102に接続する場合には、冷媒用大径管102を特に加工する必要は無い。
但し、空気調和機の据付け場所によって、室内機1や図示せぬ室外機の配置に制約が生じ、連絡配管103の経路にも制約が生じる。そこで、冷媒用大径管102の取り出し方向も必要に応じて変更することができる。例えば、ノックアウト孔1cを介して、直線L2に沿って冷媒用大径管102を下方向に引き出すことができる。また、冷媒用大径管102は、直線L3に沿って後方に引き出すこともでき、ノックアウト孔1aを介して直線L4に沿って右方向に引き出すこともできる。
但し、直線L1に沿った初期位置から冷媒用大径管102を水平方向に直接回動させて直線L3またはL4に沿わせるようにすると、接合部104a,104b(図9参照)に対して捩れ方向への力が働き、冷媒用大径管102または室内冷媒配管組101を破損する虞がある。従って、冷媒用大径管102に対するこのような加工は、一般的には禁止されていることが多い。冷媒用大径管102を直線L3またはL4に沿わせる正しい手順は、まず、曲げ部Rを直線状にして冷媒用大径管102を下方に向かう直線L2に沿わせ、しかる後、直線L3またはL4に沿うように、冷媒用大径管102を曲げる、というものである。
このように、冷媒用大径管102を直線L3またはL4に沿わせるためには、冷媒用大径管102の曲げ部Rを直線状にし、別の方向に再び曲げるという2回の曲げ加工を行う必要がある。しかし、金属管である冷媒用大径管102は、曲げ疲労が蓄積すると硬くなる。冷媒用大径管102の外径は、室内機1の能力によって異なるが、上述したように、ガス冷媒用大径管102aの外径は液冷媒用大径管102bの外径よりも大きいため、外径が12.7ミリメートル以上になる場合がある。このように、冷媒用大径管102の外径が12.7ミリメートル以上になると、曲げの加工性が悪くなり、上述した手順によって2回の曲げ加工を行うことは、困難が伴うようになる。
このため、空気調和機の施工者は、冷媒用大径管102を曲げ加工する手間を軽減するため、冷媒用大径管102を直線L1に沿った初期位置から直接回動させて直線L3またはL4に沿わせるように加工することがあった。これのような加工は、上述したように、冷媒用大径管102または室内冷媒配管組101を破断させる要因になっていた。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態による空気調和機について説明する。本実施形態の空気調和機は、室内機2(図4参照)と室外機とを有する。
図1は、この室内機2に適用される配管構造S1の右側面図である。なお、以降の説明において、図8〜図10の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態における配管構造S1は、比較例の配管構造S(図9参照)における接合部104aに代えて、ユニオン105と、フレアナット106とを有しており、これらが螺合されることによって室内ガス冷媒用配管組101aとガス冷媒用大径管102aとが気密状態で接続されている。
図2は、配管構造S1の要部の分解側面図である。
ユニオン105、フレアナット106およびその周辺の分解側面図である。
室内ガス冷媒用配管組101aの先端部には、ユニオン105が固定されている。ユニオン105は、いわゆる片ユニオンである。また、ガス冷媒用大径管102aには、ユニオン105に螺合するフレアナット106が遊挿されている。ガス冷媒用大径管102aの先端部107は、略円錐台状にフレア加工されている。
上記構成において、室内ガス冷媒用配管組101aの中心軸108aにガス冷媒用大径管102aの中心軸を合わせ、先端部107にユニオン105に衝合する。そして、ユニオン105に対してフレアナット106を締め付けてゆくと、室内ガス冷媒用配管組101aとガス冷媒用大径管102aとが気密状態で接続される。
上述した以外の本実施形態の構成は、比較例のもの(図8〜図10参照)と同様である。
図3は、本実施形態による配管構造S1の動作説明図である。
図3において、フレアナット106を若干緩めると、ガス冷媒用大径管102aは、フレアナット106を中心として回動自在になる。これにより、ガス冷媒用大径管102aを所望の位置に回動させ、フレアナット106を再び締め付けると、ガス冷媒用大径管102aがその位置に固定される。
ここで、ガス冷媒用大径管102aを下方に向かって延設する場合は、曲げ部Raを直線状にする曲げ加工を行うが、この場合は、ガス冷媒用大径管102aを後方向に回動させた後に曲げ部Raを直線状にするとよい。これにより、曲げ部Ra以降の部分が室内機1より突出するような形になるため、作業者はガス冷媒用大径管102aに力を入れやすく、上述した比較例よりも容易にガス冷媒用大径管102aを曲げ加工することができる。このように、曲げ加工は、ガス冷媒用大径管102aを下方に向かって延設する場合に1回のみ発生する。
また、左右方向(X軸)および前後方向(Y軸)が成す平面上にガス冷媒用大径管102aを延設する場合は、ガス冷媒用大径管102aに曲げ加工は生じない。これにより、本実施形態のものは、比較例(図8〜図10)よりも曲げ加工の頻度を減少させることができる。
また、比較例と同様に、ガス冷媒用大径管102aの他端には、ユニオン122aが装着されている。ここで、ユニオン105,122aの適用管径を同一にしておくと、ガス冷媒用大径管102aを取り除いて、ガス冷媒用連絡配管103a(図8参照)とユニオン105とを直接接続することも可能である。
なお、本実施形態において、液冷媒用大径管102bには、ユニオン105やフレアナット106に対応するものは設けられていないため、比較例と同様に、曲げ加工を行うことになる。但し、液冷媒用大径管102bはガス冷媒用大径管102aよりも小径であるため、曲げ加工は比較的容易である。
図4は、本実施形態における室内機2の背面図である。
室内機2は、各種電気回路を収納した電気品箱20を有している。また、室内機2の筐体30は、電気品箱20の背面を覆う電気品箱背面部32と、熱交換器10の背面を覆う熱交換器背面部34と、を有している。電気品箱背面部32と熱交換器背面部34とに挟まれた空間には、冷媒用大径管102(102a,102b)等を収納する溝部200が形成されている。また、ユニオン105およびフレアナット106が設けられている箇所においては、溝部200の幅が広がっている。この溝部200の幅が広がった領域を「幅広領域201」と呼ぶ。
図5は、筐体30の、ユニオン105周辺の要部の平面図である。幅広領域201は、施工時にフレアナット106(図4参照)を緩め、あるいは締める際にスパナ(図9内の符号301,302)を回せるように形成されている。
図6は、ユニオン105およびフレアナット106を緩め、または締める際の動作説明図である。
図6において、ユニオン105に一方のスパナ301を掛け、フレアナット106(図4参照)に他方のスパナ302を掛け、スパナ301を固定したままスパナ302を回動させると、フレアナット106を締め、または緩めることができる。幅広領域201の左右方向の幅は、少なくともユニオン105にスパナ301を掛けた際、フレアナット106がスパナ302によって回動可能な寸法であればよい。より具体的には、幅広領域201の左右方向の幅は、フレアナット106の対角距離の1.5倍以上確保することが好ましく、フレアナット106の対角距離の3倍以上確保すると、より好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、第1の配管組(101a)に対して、第1の冷媒用管路(102a)を適宜回動可能にしつつ第1の冷媒用管路(102a)の一端(107)を接続する第1の可回動継手(105,106)と、を設けたため、第1の冷媒用管路(102a)を曲げる回数を減らし、あるいは曲げることなく、第1の冷媒用管路(102a)の取り出し方向を決めることができる。
これにより、空気調和機の設置工事の際に高い作業性を実現できるとともに、配管の捩れや潰れが発生しにくくなる。
また、第1の冷媒用管路(102a)は、少なくとも1箇所にて曲げ部(Ra)を有するため、第1の可回動継手(105,106)を中心として、第1の冷媒用管路(102a)の向きを自在に設定できる。
また、第1の冷媒用管路(102a)の外径が12.7ミリメートル以上である場合には、作業性を相当に向上させることができる。
また、室内機(2)は壁掛型室内機であり、室内機(2)は、据付状態で正面から見て、少なくとも左右両側面と底面とに複数のノックアウト孔(1a,1b,1c,1d)を有することにより、ノックアウト孔(1a,1b,1c,1d)に対応する位置に第1の冷媒用管路(102a)の向きを設定することができる。
また、第1の冷媒用管路(102a)の一端(107)はフレア加工され、第1の可回動継手(105,106)は、第1のユニオン(105)と、第1のフレアナット(106)とを有し、第1の冷媒用管路(102a)の他端に装着された第1の連絡配管用ユニオン(122a)をさらに有し、第1のユニオン(105)の適用管径と、第1の連絡配管用ユニオン(122a)の適用管径とは同一である。
これにより、可回動継手(105,106)を安価に構成できるとともに、場合によっては、第1の冷媒用管路(102a)を除去することができる。
また、室内機(2)の筐体(30)は、第1の配管組(101a)と第1の冷媒用管路(102a)とを収納する溝部(200)を有し、溝部(200)は、第1の可回動継手(105,106)の周囲にて幅が広がった幅広領域(201)を有する。
これにより、第1の可回動継手(105,106)を操作しやすくなり、作業性が一層向上する。
また、室内機(2)は、電気回路を収納した電気品箱(20)を有し、熱交換器(10)と電気品箱(20)とは、筐体(30)の背面に沿って配列されており、溝部(200)は、筐体(30)に背面のうち熱交換器(10)と電気品箱(20)とに挟まれた箇所に形成されている。
これにより、熱交換器(10)と電気品箱(20)とを高いスペース効率で配置しつつ、溝部(200)を形成できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態による空気調和機について説明する。本実施形態の空気調和機は、第1実施形態のものと同様に、室内機と室外機とを有する。
図7は、この室内機に適用される配管構造S2の右側面図である。なお、図7において、図1〜図6の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態における配管構造S2は、第1実施形態の配管構造S1における接合部104bに代えて、ユニオン109と、フレアナット110とを有しており、これらが螺合されることによって室内液冷媒用配管組101bと室内ガス冷媒用配管組101aとが接続されている。
室内ガス冷媒用配管組101aおよびガス冷媒用大径管102aの接続方法(図2参照)と同様である。すなわち、室内液冷媒用配管組101bの中心軸108bに液冷媒用大径管102bの中心軸を合わせ、液冷媒用大径管102bの先端部をユニオン109に衝合する。そして、ユニオン109に対してフレアナット110を締め付けてゆくと、室内液冷媒用配管組101bと液冷媒用大径管102bとが気密状態で接続される。
ユニオン105,109およびフレアナット106,110は、スパナにより緩め、または締める際に、お互いが干渉しないようにするために、上下方向の位置が異なるように配置されている。
また、フレアナット106の回転時に、室内液冷媒用配管組101bまたは液冷媒用大径管102bとフレアナット106が干渉しないようにするため、少なくともフレアナット106の回転半径以上の距離を隔てるように、中心軸108aおよび中心軸108bは配置される。
室内機の施工時には、フレアナット106,110を緩めると、中心軸108a,108bを中心としてガス冷媒用大径管102aおよび液冷媒用大径管102bが回動自在になるため、これらを所望の位置まで回動させ、フレアナット106,110を再び締めるとよい。また、ユニオン105、122aの適用管径を同一にしたのと同様の理由により、ユニオン109,122bの適用管径も同一にするとよい。
本実施形態の室内機の筐体には、第1実施形態の幅広領域201(図4〜図6参照)と同様の幅広領域が設けられる(図示せず)。この幅広領域の左右方向の幅は、少なくともユニオン105にスパナ301を掛けた際、フレアナット106がスパナ302によって回動可能であるとともに、ユニオン109にスパナ301を掛けた際、フレアナット110がスパナ302によって回動可能である程度の幅を確保するとよい。
上述した以外の本実施形態の構成は、第1実施形態のものと同様である。
以上のように、本実施形態によれば、第2の配管組(101b)に対して、第2の冷媒用管路(102b)を適宜回動可能にしつつ第2の冷媒用管路(102b)の一端を接続する第2の可回動継手(109,110)と、第2の冷媒用管路(102b)の他端に装着された第2の連絡配管用ユニオン(122b)と、をさらに設け、第2の可回動継手(109,110)は、第2のユニオン(109)と、第2のフレアナット(110)とを有し、第2のユニオン(109)の適用管径と、第2の連絡配管用ユニオン(122b)の適用管径とを同一にした。
これにより、第2の冷媒用管路(102b)も第1の冷媒用管路(102a)と同様に回動可能になり、第2の冷媒用管路(102b)を曲げる回数を減らし、あるいは曲げることなく、第2の冷媒用管路(102b)の取り出し方向を決めることができ、一層高い作業性を実現できるとともに、配管の捩れや潰れが発生しにくくなる。また、状況によっては、第2の冷媒用管路(102b)を除去することもできる。
また、第1の可回動継手(105,106)と、第2の可回動継手(109,110)とを、溝部(200)の長さ方向(上下方向)において異なる位置に設けたため、第1の可回動継手(105,106)と、第2の可回動継手(109,110)とを操作しやすくなり、一層高い作業性を実現できる。
また、第1の配管組(101a)の中心軸(108a)と、第2の配管組(101b)の中心軸(108b)とは、第1の可回動継手(105,106)の回転半径以上の距離を隔てているため、第1の可回動継手(105,106)と、第2の可回動継手(109,110)とを支障なく操作できる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記各実施形態においては、中心軸108a,108bに対してガス冷媒用大径管102aおよび/または液冷媒用大径管102bを回動可能にするためにユニオン105,109およびフレアナット106,110を適用した。しかし、ガス冷媒用大径管102aおよび/または液冷媒用大径管102bを回動可能にするために、ユニオン105,109およびフレアナット106,110以外の構造を適用してもよい。
1a,1b,1c,1d ノックアウト孔
2 室内機
10 熱交換器
20 電気品箱
30 筐体
101 室内冷媒配管組
101a 室内ガス冷媒用配管組(第1の配管組)
101b 室内液冷媒用配管組(第2の配管組)
102 冷媒用大径管
102a ガス冷媒用大径管(第1の冷媒用管路)
102b 液冷媒用大径管(第2の冷媒用管路)
105 ユニオン(第1の可回動継手、第1のユニオン)
106 フレアナット(第1の可回動継手、第1のフレアナット)
107 先端部(一端)
109 ユニオン(第2の可回動継手、第2のユニオン)
110 フレアナット(第2の可回動継手、第2のフレアナット)
108a,108b 中心軸
122a ユニオン(第1の連絡配管用ユニオン)
122b ユニオン(第2の連絡配管用ユニオン)
200 溝部
201 幅広領域
Ra,Rb 曲げ部

Claims (10)

  1. 室内機と室外機とを有し、前記室内機は、
    熱交換器と、
    前記熱交換器に接続される複数の管路を有する第1の配管組と、
    前記第1の配管組を介して前記熱交換器に供給される冷媒または前記第1の配管組を介して前記熱交換器から排出された冷媒を通流させる第1の冷媒用管路と、
    前記熱交換器に接続される複数の管路を有する第2の配管組と、
    前記第2の配管組を介して前記熱交換器に供給される冷媒または前記第2の配管組を介して前記熱交換器から排出された冷媒を通流させ、前記第1の冷媒用管路よりも小径である第2の冷媒用管路と、
    前記第1の配管組に対して、前記第1の冷媒用管路を適宜回動可能にしつつ前記第1の冷媒用管路の一端を接続する第1の可回動継手と、
    を有することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第1の冷媒用管路は、少なくとも1箇所にて曲げ部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第1の冷媒用管路の外径は12.7ミリメートル以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記室内機は壁掛型室内機であり、
    前記室内機は、据付状態で正面から見て、少なくとも左右両側面と底面とに複数のノックアウト孔を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記第1の冷媒用管路の一端はフレア加工され、
    前記第1の可回動継手は、第1のユニオンと、第1のフレアナットとを有し、
    前記第1の冷媒用管路は、その他端に装着された第1の連絡配管用ユニオンを有し、
    前記第1のユニオンの適用管径と、前記第1の連絡配管用ユニオンの適用管径とは同一である
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記室内機の筐体は、前記第1の配管組と前記第1の冷媒用管路とを収納する溝部
    を有し、前記溝部は、前記第1の可回動継手の周囲にて幅が広がった幅広領域を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記室内機は、電気回路を収納した電気品箱を有し、
    前記熱交換器と前記電気品箱とは、前記筐体の背面に沿って配列されており、
    前記溝部は、前記筐体に背面のうち前記熱交換器と前記電気品箱とに挟まれた箇所に形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記第2の配管組に対して、前記第2の冷媒用管路を適宜回動可能にしつつ前記第2の冷媒用管路の一端を接続する第2の可回動継手と、
    前記第2の冷媒用管路の他端に装着された第2の連絡配管用ユニオンと、
    をさらに有し、
    前記第2の可回動継手は、第2のユニオンと、第2のフレアナットとを有し、
    前記第2のユニオンの適用管径と、前記第2の連絡配管用ユニオンの適用管径とは同一である
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記室内機は、電気回路を収納した電気品箱を有し、
    前記室内機の筐体は、前記第1の配管組と前記第1の冷媒用管路と前記第2の配管組と前記第2の冷媒用管路とを収納する溝部を有し、
    前記溝部は、前記第1の可回動継手および前記第2の可回動継手の周囲にて幅が広がった幅広領域を有し、
    前記熱交換器と前記電気品箱とは、前記筐体の背面に沿って配列されており、
    前記溝部は、前記筐体に背面のうち前記熱交換器と前記電気品箱とに挟まれた箇所に形成されており、
    前記第1の可回動継手と、前記第2の可回動継手とは、前記溝部の長さ方向において異なる位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の空気調和機。
  10. 前記第1の配管組の中心軸と、前記第2の配管組の中心軸とは、前記第1の可回動継手の回転半径以上の距離を隔てている
    ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか一項に記載の空気調和機。
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