JP3128637B2 - 発熱体 - Google Patents

発熱体

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JP3128637B2
JP3128637B2 JP04314527A JP31452792A JP3128637B2 JP 3128637 B2 JP3128637 B2 JP 3128637B2 JP 04314527 A JP04314527 A JP 04314527A JP 31452792 A JP31452792 A JP 31452792A JP 3128637 B2 JP3128637 B2 JP 3128637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収容液体を加熱・保温
する電気湯沸かし器などに装着される発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気湯沸かし器の需要の増加とと
もに長時間の連続使用が普通となり、そのため発熱体の
信頼性や耐久性の向上が一層必要となってきている。
【0003】特開平4−101378号公報に開示され
ている従来の発熱体について図面に基づいて説明する。
図2ないし図4において、伝熱板1は中央凸部2を有す
る外形がほぼD字形の凸部3を突出させ、その外周側部
4の外縁部5を筒体6の下端に液密に溶接などの手段で
固着することにより、金属製の液収容用の容器7を形成
している。
【0004】ボデー8は容器7を空間9を介して包んで
いる。伝熱板1の下面には、平板状の良熱伝導性のたと
えばアルミニュウム板、アルミメッキ鋼板などによる熱
伝導板10を介して、発熱体部11が装着されている。
この発熱体部11の下面には平板状外周を伝熱板1の外
周側部4の内壁と嵌合させたアルミニュウム板、アルミ
メッキ鋼板などによる良熱伝導性の比較的変形しやすい
熱拡散板12が配置されている。
【0005】発熱体部11は図示の如く、マイカなどに
よりなる3層の絶縁板13と、たとえば箔状の金属抵抗
帯をエッチングやプレス加工などから形成した電気湯沸
かし用器の消費電力の大きい第1の金属箔発熱体14
と、第1の金属箔発熱体14より消費電力の小さい保温
用などの第2の金属箔発熱体15よりなり、両金属箔発
熱体14,15を各絶縁板13の間に挟みこみ、高耐熱
性の接着剤などを介してこれらを高温プレスすることに
より形成される。
【0006】中央に透孔を有する熱伝導板10、発熱体
部11および熱拡散板12とを、伝熱板1と、外縁部1
6と、外周側部17と中央凸部18とを有する表面処理
鋼板などの剛性のある良熱伝導性のシーム板19とによ
り挟持し、溶接などにより固着している。
【0007】ここで図2に示すようにシーム板19には
発熱体部11側に凸部を持つビード20を形成してお
り、かつビード20を第1および第2の金属箔発熱体1
4,15のパターンの最外周の外側のシーム板の外周側
部17近傍の内側と、最内周の内側のシーム板の中央凸
部18の立上り部21の近傍の外側に対応した位置に設
けており、この部分で特に強く熱拡散板12を変形させ
る程の押圧を加え、両金属箔発熱体14,15と絶縁板
13で構成した発熱体部11を挟持している。
【0008】なお、両金属箔発熱体14,15の端部は
電源用のリード22と接続される伝熱板1を介して容器
7内の水23の温度を感知するセンサーに接続され、発
熱体の通電状態によって液温をコントロールする。
【0009】上記構成において、リード22を介して通
電がおこなわれると、発熱体部11の第1および第2の
金属箔発熱体14,15が発熱し、電気湯沸かし器は使
用状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来シ
ーム板19にビード20を設けていたが、この場合シー
ム板19の外面は空気25に接しており、通電時には発
熱体部11の熱によって温度上昇が大であり、非通電時
とは大きな温度差を示す。このためヒートショックがか
かってビード20の突起部が変形して発熱体部11のマ
イカを破壊して金属箔発熱体14,15に達し、絶縁破
壊するという安全性に大きな問題点を有している。
【0011】本発明は上記問題点を解決するもので、耐
久性、安全性に優れた発熱体を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の発熱体は容器底面を形成する伝熱板と、そ
の伝熱板の下側に上面および下面が絶縁板で覆われた金
属箔発熱体よりなる発熱体部を具備し、前記発熱体部下
側にはシーム板を設けて前記伝熱板との間に前記発熱体
部を挟持した発熱体であって、前記金属箔発熱体のパタ
ーンの最内周より内側に対応した前記伝熱板の中央凸部
近傍の外側と、最外周より外側に対応した前記伝熱板の
外周側部近傍の内側の位置で、かつ前記発熱体部側に凸
状のビードを設けて、挟持固着してなるものである。
【0013】
【作用】上記構成により、伝熱板にビードを設けたこと
により、伝熱板は水に接しているため通電時の温度上昇
は大きくなく、非通電時との間にヒートショックが起ら
ないこととなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例の発熱体について図
1を参照して説明する。なお、従来例と同一部材につい
ては同一符号を付けてその説明を省略する。
【0015】図1において、本実施例の発熱体は、容器
7の底面を形成する伝熱1と、伝熱板1の下側に熱伝
導板10を介して上面および下面が絶縁板13で覆われ
た第1および第2の金属箔発熱体14,15よりなる発
熱体部11を具備し、発熱体部11の下側には熱拡散板
12を介してシーム板19を設けて伝熱板1との間に発
熱体部11を挟持した発熱体であって、金属箔発熱体1
4,15のパターンの最内周より内側に対応した伝熱板
の中央凸部2近傍の外側と、最外周より外側に対応した
伝熱板の外周側部4の近傍の内側の位置で、かつ発熱体
部11側に凸状のビード20を設けており、この部分で
熱伝導板10を変形させる程の強圧を加え発熱体部11
を挟持固着してなるものである。上記以外の構成は従来
の発熱体の構成と同一である。
【0016】発熱体部11に通電すると、発熱体11の
第1および第2の金属箔発熱体14,15が発熱し、電
気湯沸かし器は使用状態となる。この時両金属箔発熱体
14,15は発熱時の熱膨張などによって各々の方向に
移動を生じようとするが、ビード20で発熱体部11を
押さえこむことによって絶縁板13内外周部の隙間がな
くなり、両金属箔発熱体14,15は各絶縁板13から
はみだすことができなくなる。従って、両金属箔発熱体
14,15が伝熱板1などの非充電金属部に接触して絶
縁不良や断線をひきおこすようなことはない。また、伝
1は水23と接しているため通電時の温度上昇は大
きくなく、非通電時との間でヒートショックが起ること
はない。このため、ヒートショックがかかってビード2
0の突起部が変形して発熱体部11のマイカを破壊し、
金属箔発熱体14,15に達し、絶縁破壊することはな
く、安全性および耐久性に優れた高品質の発熱体を提供
することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
発熱体によれば、容器底面を形成し、容器内の水に接触
する伝熱板に設けたビードによって発熱体部の絶縁板内
外周部を押さえつけることにより、隙間が抑えられて、
金属箔発熱体が熱により内外周の方向に移動するのが防
止でき、その結果、金属箔発熱体が移動して容器などの
金属部に触れることがなくなり、絶縁不良や断線不良の
ない安全性および耐久性に優れかつ伝熱板の水に対する
接触表面積を大きくした2つの凸状のビードにより水に
効果的に金属箔発熱体の熱を伝えることができる高品質
の発熱体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の発熱体の要部断面図
【図2】従来の発熱体の要部断面図
【図3】(a)従来の発熱体の分解斜視図 (b)同発熱体部の分解斜視図
【図4】同発熱体を組み込んだ電気湯沸かし器の部分断
面図
【符号の説明】
1 伝熱板 2 伝熱板の中央凸部 4 伝熱板の外周側部 7 容器 11 発熱体部 13 絶縁板 14 第1の金属箔発熱体 15 第2の金属箔発熱体 19 シーム板 20 ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−295185(JP,A) 特開 平4−101378(JP,A) 特開 平3−289082(JP,A) 特開 平4−22092(JP,A) 特開 昭60−160924(JP,A) 特開 昭52−148366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/20 A47J 27/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器底面を形成する伝熱板と、その伝熱板
    の下側に上面および下面が絶縁板で覆われた金属箔発熱
    体よりなる発熱体部を具備し、前記発熱体部下側にはシ
    ーム板を設けて前記伝熱板との間に前記発熱体部を挟持
    した発熱体であって、前記金属箔発熱体のパターンの最
    内周より内側に対応した前記伝熱板の中央凸部近傍の外
    側と、最外周より外側に対応した前記伝熱板の外周側部
    近傍の内側の位置で、かつ前記発熱体部側に凸状のビー
    ドを設けて、挟持固着してなる発熱体。
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