JP3128407B2 - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP3128407B2 JP05281706A JP28170693A JP3128407B2 JP 3128407 B2 JP3128407 B2 JP 3128407B2 JP 05281706 A JP05281706 A JP 05281706A JP 28170693 A JP28170693 A JP 28170693A JP 3128407 B2 JP3128407 B2 JP 3128407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば浮上式磁気ヘッ
ドなどとして使用される薄膜素子を使用した磁気ヘッド
に係り、特に絶縁層の電気的絶縁耐圧を向上させた薄膜
磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、薄膜素子を使用した磁気ヘッド
の一例としてハードディスク装置用の浮上式磁気ヘッド
Hを示している。この磁気ヘッドHのスライダ1は、
(イ)がディスク面の移動方向の上流側に向くリーディ
ング側で、(ロ)がトレーリング側である。スライダ1
のディスクに対向する面では、レール状のABS面1
a,1a,1bと、ABS面の間のエアーグルーブ1c
とが形成されている。そしてスライダ1のトレーリング
側の端面1dに薄膜素子2が設けられている。
【0003】図7は図6のVII−VII線断面の拡大
図であり、薄膜素子2の積層構造を示している。この薄
膜素子2は、メッキパーマロイなどの下部シールド層3
と上部シールド層4との間に、磁気抵抗効果素子(MR
素子)を含む再生ヘッド層10が設けられている。上部
シールド層4の表面には上部コア層5が形成され、上部
シールド層4と上部コア層5との接続部5aをほぼ中心
として平面状に螺旋形成されたコイル層6が設けられて
いる。そして上部コア層5とコイル層6とが保護膜7に
より覆われている。上部シールド層4はコアとして機能
し、この上部シールド層4と上部コア層5との対向部が
ABS面1bに現れて、インダクティブ型記録ヘッドの
磁気ギャップGが形成されている。
【0004】図8は、前記下部シールド層3と上部シー
ルド層4との間に形成された再生ヘッド層10の構造を
示すものであり、図7のVIII矢視方向から見た拡大
正面図である。図8に示すように、再生ヘッド層10で
は、下部シールド層3の表面に非磁性体であるアルミナ
(Al23)の下部絶縁層11が形成され、この下部絶
縁層11上に磁気抵抗効果素子(MR素子)12が積層
されている。このMR素子12の構成例としては、下か
らSAL膜12a、非磁性材料のSHUNT膜12b、
磁気抵抗効果を有するMR膜12cの三層構造である。
MR素子12の表面両側部は反強磁性膜(アンチフェロ
ー膜)13,13(FeMn)により覆われ、さらにそ
の表面が、例えばタングステン(W)を主体とした電極
層14,14により覆われている。さらに電極層14,
14の表面はアルミナなどの上部絶縁層15により覆わ
れ、その上部が前記上部シールド層4となっている。こ
の再生ヘッド層10では、MR膜12cと、下部シール
ド層3または上部シールド層4との間の距離によりギャ
ップ長(Gl)が決められる。またトラック幅Twは、
MR膜12cにおいて、電極層14と14との間でセン
ス電流が流れる範囲により決められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の再生ヘッド
層10では、以下の問題がある。従来の下部絶縁層11
と上部絶縁層15は、共にアルミナ(Al23)などの
無機絶縁材料をスパッタリングした一層構造である。こ
のアルミナなどの無機絶縁材料は、その成膜過程でピン
ホールが形成されやすい。また無機絶縁材料のスパッタ
リング層では、その下の層の段差を平滑化することが困
難であるため、下部絶縁層11の場合には下部シールド
層3の表面粗度が大きい場合には下部絶縁層11の表面
の粗度も大きくなる。また上部絶縁層15の場合には、
電極層14などの段差を平滑化することが不可能であ
る。よって下部絶縁層11が、下部シールド層3と反強
磁性膜3との間の絶縁機能を充分に発揮できず、また上
部絶縁層15も絶縁機能を充分に発揮できないのみなら
ず、電極層の形状に合わせて上部絶縁層15の表面が凹
凸になり、上部シールド層4を形成しにくくなる。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、絶縁層の電気的絶縁耐圧を向上させるととも
に、平滑な絶縁層を形成できるようにした薄膜磁気ヘッ
ドを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部シールド
層と上部シールド層との間に、前記各シールド層から絶
縁された磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子に
直接にまたは他の電極層を介して接続され且つ磁気抵抗
効果素子よりも記録媒体との対向面から離れる奥側へ延
びる電極層と、前記各シールド層と前記電極層とを絶縁
する絶縁層と、が設けられた薄膜磁気ヘッドにおいて、
前記下部シールド層と前記電極層とを絶縁する前記絶縁
層と、前記上部シールド層と前記電極層とを絶縁する前
記絶縁層の少なくとも一方が、有機絶縁層と無機絶縁層
との積層体により形成されていることを特徴とするもの
である。前記有機絶縁層は前記対向面側の端面が、前記
薄膜磁気ヘッドの前記対向面から奥側の所定距離離れた
位置に形成されていることが好ましい。
【0008】また、前記有機絶縁層と積層されている前
記無機絶縁層が前記対向面に現われる位置まで延び、こ
の無機絶縁層により前記シールド層と前記磁気抵抗効果
素子とが絶縁されていることが好ましい。
【0009】 また、本発明は、下部シールド層と上部シ
ールド層との間に、前記各シールド層から絶縁された磁
気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子に直接にまた
は他の電極層を介して接続され且つ磁気抵抗効果素子よ
りも記録媒体との対向面から離れる奥側へ延びる電極層
と、前記各シールド層と前記電極層とを絶縁する絶縁層
と、が設けられた薄膜磁気ヘッドにおいて、前記下部シ
ールド層と前記電極層とを絶縁する前記絶縁層と、前記
上部シールド層と前記電極層とを絶縁する前記絶縁層の
少なくとも一方が、有機絶縁層であ ることを特徴とする
ものである。
【0010】また、前記有機絶縁層は、前記対向面側の
端面が、前記薄膜磁気ヘッドの前記対向面から奥側の所
定距離離れた位置に形成されており、前記有機絶縁層の
前記対向面側の端面と前記対向面との間には、無機絶縁
材料で形成された部分絶縁層が設けられ、この部分絶縁
層により前記シールド層と前記磁気抵抗効果素子とが絶
縁されていることが好ましい。
【0011】
【作用】前記下部シールド層と前記電極層とを絶縁する
前記絶縁層と、前記上部シールド層と前記電極層とを絶
縁する前記絶縁層の少なくとも一方が、有機絶縁層と無
機絶縁層との積層体あるいは有機絶縁層のみにより形成
されていると、これら絶縁層の下の層の形状や面粗度に
関係なく、平滑化された絶縁層を形成できる。特にアル
ミナなどの無機絶縁材料からなる無機絶縁層上に前記有
機絶縁を積層して絶縁層を形成すれば、無機絶縁材料
のスパッタリングによる表面の凹凸やピンホールなどを
有機絶縁によりカバーでき、電気的絶縁耐圧を向上さ
せることができる
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の実施例による薄膜磁気ヘッドの構成を示すもの
である。この薄膜磁気ヘッドは、例えば図6と図7に示
す浮上式磁気ヘッドの薄膜素子2の再生ヘッド層10と
して使用されるものであり、図1は浮上式磁気ヘッドの
ABS面1b側から見た拡大正面図である。また図2は
図1のII−II線断面図である。スライダ1のトレー
リング側端面1dには、例えばメッキパーマロイ(Ni
Fe)の下部シールド層3と、無機絶縁層である下部絶
縁層11とが積層されている。下部絶縁層11はアルミ
ナ(Al23)をスパッタリング成膜したものである。
この下部絶縁層11の上に磁気抵抗効果素子(MR素
子)12が積層されている。このMR素子12は三層構
造であり、下からSAL膜12a、非磁性材料のSHU
NT膜12b、磁気抵抗効果を有するMR膜12cであ
る。
【0013】図1の実施例では、MR素子12の左右縁
部上面から下部絶縁層11の表面にかけて他の絶縁層2
1aが形成され、またMR素子12の中央表面には、幅
寸法Twの帯状の絶縁層21bが形成されている。図2
に示すように、絶縁層21aと絶縁層21bは、同じ膜
により連続しているものであり、MR素子12の表面で
は溝22と22が形成されている。その結果、図1では
絶縁層21aと絶縁層21bとが分離した状態に現れて
いる。上記絶縁層21aと21bは、MR素子12と下
部絶縁層11の表面にSi34の薄膜をスパッタリング
形成し、その後に溝22と22の部分をエッチングする
ことにより形成される。絶縁層21aと21bの材料と
しては、Si34以外のSi−N系材料、または、Si
−O系、Si−O−N系、Ta23などの材料が使用可
能である。エッチングが可能な材料の場合には溝22,
22はエッチング形成され、ミーリング加工が必要とな
る材料の場合には、溝22,22がイオンミーリング加
工などにより形成される。またリフトオフによる場合に
は、溝22,22に相当する部分をレジストによりマス
キングして成膜することにより、絶縁層21aと21b
とを形成できる。
【0014】上記絶縁層21aと21bの上には、電極
層23,23が形成されている。この電極層23,23
は、下層がNiFe/FeMn構成の反強磁性膜(アン
チフェロー膜)13で、上層がTa/Cu/Ta構成の
導電膜14である。この電極層23,23は、絶縁層2
1aの表面からMR素子12の表面に延び、絶縁層21
bの上面両縁部にかけて形成されている。この電極層2
3,23は前記溝22,22内にてMR素子12の最表
面のMR膜12cに導通されている。そして絶縁層21
bの幅寸法Twによりトラック幅が決められている。上
記実施例では、反強磁性膜13が電極層23の全域にて
下層として形成されているが、反強磁性膜13は、MR
素子12に接する部分にのみ形成され、他の部分では電
極層23の導電膜14が絶縁層21aに接触していても
よい
【0015】図3は、本発明の実施例による薄膜磁気ヘ
ッドを示すものであり、浮上式磁気ヘッドの図7と同じ
断面にて再生ヘッド層を拡大して示したものである。ま
た図4は図3のIV−IV線の断面図である。スライダ
1のトレーリング側端面1dには、下部シールド層3が
形成され、その表面にアルミナによる無機絶縁層である
下部絶縁層11が形成されている。そしてABS面1b
に露出する部分には三層構造のMR素子12が積層され
ている。このMR素子12が設けられている部分よりも
奥側では、下部絶縁層11の表面に有機絶縁層31が形
成されている。反強磁性膜13と導電膜14とから成る
電極層23,23は、MR素子12の左右両端部上面か
ら奥方へ延びるように形成されている。この電極層23
の表面には、アルミナをスパッタリングした無機絶縁層
である上部絶縁層15が形成され、その表面に有機絶縁
層32が形成されている。そしてその上面に上部シール
ド層4が形成されている。
【0016】図4には、上記有機絶縁層31と32の形
成範囲が示されているが、この有機絶縁層31と32
は、ABS面1b(記録媒体との対向面)に露出しない
部分で、しかも電極層23の領域のほとんどを覆うこと
ができる範囲に形成されている。上記有機絶縁層31と
32の材料としては、レジスト膜として使用される樹脂
材料やポリイミドなどの樹脂材料が使用される。その形
成方法は、下部絶縁層11または上部絶縁層15がアル
ミナによりスパッタリング成膜された後に、例えば前記
レジスト膜材料をスピンコート法にて下部絶縁層11ま
たは上部絶縁層15の表面の全域にコーティングする。
その後、露光、現象して有機絶縁層31,32のパター
ンを形成し、次にレジスト膜材料を硬化させる。このレ
ジスト膜材料の硬化処理としては、280〜290℃で
ベーキングするか、紫外線照射により120〜130℃
の比較的低い温度で硬化させる。紫外線照射では膜の硬
化時の収縮を最小にでき、膜を平坦化できる。なお減圧
雰囲気内で紫外線を照射してもよい。これにより、前記
有機絶縁層31と32の形成を完了する。
【0017】有機絶縁層ではその下の層の凹凸を覆って
平坦化できるため、アルミナの下部絶縁層11のピンホ
ールなどを被覆でき、また電極層23を設けたことによ
る上部絶縁層15の凹凸を平滑化でき、その上の層であ
る上部シールド層4を形成しやすくなる。また図6など
に示す浮上式磁気ヘッドでは、成膜後にABS面1bの
研磨作業が行われる。よって機械的強度の弱い有機絶縁
層31と32はこのABS膜1bの研磨面に露出させな
いのが望ましい。したがって有機絶縁層31と32は、
例えば図4にて(イ)で示すように、ABS面1bに露
出しない限界位置まで張り出させてパターンニングする
ことが好ましい。
【0018】図5は本発明の薄膜磁気ヘッドの他の実施
例の断面図であり、図3に示すのと同じ部分の断面図で
ある。この実施例では、メッキパーマロイによる下部シ
ールド層3の表面に下部絶縁層として有機絶縁層33が
形成されている。ただしABS面1bに露出する部分で
は、下部シールド層3の表面にアルミナによる部分絶縁
層35が形成され、その上にMR素子12が積層されて
いる。MR素子12の表面から有機絶縁層33の表面に
かけて電極層23が形成されている。そして電極層23
の表面に、上部絶縁層として有機絶縁層34が形成され
ている。またABS面1bに露出する部分では電極層2
3の表面にアルミナによる部分絶縁層36が形成されて
いる。この部分絶縁層36および有機絶縁層34の上に
上部シールド層4が形成されている。
【0019】この実施例では、下部絶縁層と上部絶縁層
として、従来のスパッタリング形成されたアルミナ層の
代わりに有機絶縁層33と34を直接形成している。よ
って下部シールド層3や電極層23の表面の面粗度が粗
い場合であっても、有機絶縁層33と34の表面は前記
面粗度の影響を受けることなく平滑化できる。なお有機
絶縁層33と34の成膜工程は、図3に示された実施例
にて述べたのと同様に、スピンコート、露光現像による
不要部分の除去、紫外線照射による硬化工程の順であ
る。なお、ABS面1bの研磨作業が不要な場合には、
有機絶縁層33と34をABS面1bまで延ばし、部分
絶縁層35と36を設けなくてもよい。また図3と図5
に示すそれぞれの実施例では、下部絶縁層と上部絶縁層
の双方が、無機絶縁材料と有機絶縁材料との積層体、ま
たは有機絶縁層のみにより形成されているが、下部絶縁
層と上部絶縁層のいずれか一方のみが、無機絶縁材料と
有機絶縁材料との積層体、または有機絶縁層により形成
されていてもよい。
【0020】また、上記実施例では電極層23が直接M
R素子12に接続されているが、この電極層23とMR
素子12とを離して形成し、電極層23とMR素子12
とを接続する接続電極層を別個に形成してもよい。この
場合電極層23はスライダ1のABS面1bに現れず、
ABS面の研磨作業が電極層23に影響を及ぼさないた
め電極層23を機械的強度の低い低抵抗材料、例えば銅
(Cu)により構成することができ、電極層全体の抵抗
値を下げ消費電力を低減させることができる。なお、上
記実施例では図6に示すような浮上式磁気ヘッドにおい
てインダクティブ型記録ヘッドと併用される薄膜磁気ヘ
ッドを想定しているが、本発明による薄膜磁気ヘッドの
使用用途は浮上式磁気ヘッドに限られるものではなく、
種々の磁気ヘッドとして実施可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明では、下部絶縁層と上部絶縁層の
少なくとも一方が、無機絶縁層に有機絶縁層が積層され
たものであるため、無機絶縁層を成膜したときの表面の
凹凸やピンホールを有機絶縁層により覆うことができ
る。
【0022】また、本発明では、下部絶縁層と上部絶縁
層の少なくとも一方が、有機絶縁層により形成されてい
るため、平滑な絶縁層を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の薄膜磁気ヘッドを示す拡大正
面図、
【図2】図1のII−II線の断面図、
【図3】本発明の実施例の薄膜磁気ヘッドを示す縦断面
図、
【図4】図3のIV−IV線の断面図、
【図5】本発明の他の実施例の薄膜磁気ヘッドを示す縦
断面図、
【図6】薄膜磁気ヘッドの使用例として浮上式磁気ヘッ
ドを示す斜視図、
【図7】図6のVII−VII線断面の拡大図、
【図8】従来の薄膜磁気ヘッドの構造を示す図7のVI
II矢視の拡大正面図、
【符号の説明】 1 スライダ 1b ABS面 1d トレーリング側端部 2 薄膜素子 3,4 シールド層 10 再生ヘッド層 11 下部絶縁層 12 MR素子 12a SAL膜 12b SHUNT膜 12c MR膜、 13 反強磁性膜 14 導電膜 15 上部絶縁層 21a 他の絶縁層 21b トラック幅Twを決める絶縁層 23 電極層 31,32,33,34 有機絶縁層 35,36 部分絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 正克 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)発明者 山田 稔 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−123307(JP,A) 特開 昭62−175923(JP,A) 特開 平6−60328(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/39

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シールド層と上部シールド層との間
    に、前記各シールド層から絶縁された磁気抵抗効果素子
    と、前記磁気抵抗効果素子に直接にまたは他の電極層を
    介して接続され且つ磁気抵抗効果素子よりも記録媒体と
    の対向面から離れる奥側へ延びる電極層と、前記各シー
    ルド層と前記電極層とを絶縁する絶縁層と、が設けられ
    た薄膜磁気ヘッドにおいて、 前記下部シールド層と前記電極層とを絶縁する前記絶縁
    層と、前記上部シールド層と前記電極層とを絶縁する前
    記絶縁層の少なくとも一方が、有機絶縁層と無機絶縁層
    との積層体により 形成されていることを特徴とする薄膜
    磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記有機絶縁層は前記対向面側の端面
    が、前記薄膜磁気ヘッドの前記対向面から奥側の所定距
    離離れた位置に形成されている請求項1記載の薄膜磁気
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記有機絶縁層と積層されている前記無
    機絶縁層が前記対向面に現われる位置まで延び、この無
    機絶縁層により前記シールド層と前記磁気抵抗効果素子
    とが絶縁されている請求項2記載の薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 下部シールド層と上部シールド層との間
    に、前記各シールド層から絶縁された磁気抵抗効果素子
    と、前記磁気抵抗効果素子に直接にまたは他の電極層を
    介して接続され且つ磁気抵抗効果素子よりも記録媒体と
    の対向面から離れる奥側へ延びる電極層と、前記各シー
    ルド層と前記電極層とを絶縁する絶縁層と、が設けられ
    た薄膜磁気ヘッドにおいて、 前記下部シールド層と前記電極層とを絶縁する前記絶縁
    層と、前記上部シールド層と前記電極層とを絶縁する前
    記絶縁層の少なくとも一方が、有機絶縁層であることを
    特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記有機絶縁層は、前記対向面側の端面
    が、前記薄膜磁気ヘッドの前記対向面から奥側の所定距
    離離れた位置に形成されており、前記有機絶縁層の前記
    対向面側の端面と前記対向面との間には、無機絶縁材料
    で形成された部分絶縁層が設けられ、この部分絶縁層に
    より前記シールド層と前記磁気抵 抗効果素子とが絶縁さ
    れている請求項4記載の薄膜磁気ヘッド。
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