JPH07114717A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JPH07114717A
JPH07114717A JP28170593A JP28170593A JPH07114717A JP H07114717 A JPH07114717 A JP H07114717A JP 28170593 A JP28170593 A JP 28170593A JP 28170593 A JP28170593 A JP 28170593A JP H07114717 A JPH07114717 A JP H07114717A
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electrode layer
layers
magnetic head
film
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JP28170593A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Masakatsu Ikegami
正克 池上
Minoru Yamada
稔 山田
Naochika Ishibashi
直周 石橋
Hideyuki Hashimoto
秀幸 橋本
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MR素子を使用した薄膜磁気ヘッドにおい
て、MR素子にセンス電流を与える電極層全体での抵抗
値を下げ、消費電力と発熱量を低下させる。 【構成】 ギャップ層11の表面に三相構造のMR素子
12が積層され、MR素子12と分離された位置に主電
極層21,21が形成されている。そして主電極層21
とMR素子12との間が接続電極層24,24により接
続されている。接続電極層24の導電体層23はスライ
ダのABS面と共に研磨されるため、機械的強度のある
タングステン(W)が使用されるが、主電極層21、2
1は機械的強度が要求されないため、銅(Cu)などの
比抵抗の小さい材料を使用できる。よって主電極層21
と接続電極層24全体での抵抗値は従来のものよりも小
さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば浮上式磁気ヘッ
ドなどとして使用される薄膜素子を使用した磁気ヘッド
に係り、特に消費電力と発熱量を低減させた薄膜磁気ヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、薄膜素子を使用した磁気ヘッド
の一例としてハードディスク装置用の浮上式磁気ヘッド
Hを示している。この磁気ヘッドHのスライダ1は、
(イ)がディスク面の移動方向の上流側に向くリーディ
ング側で、(ロ)がトレーリング側である。スライダ1
のディスクに対向する面では、レール状のABS面1
a,1a,1bと、ABS面の間のエアーグルーブ1c
とが形成されている。そしてスライダ1のトレーリング
側の端面1dに薄膜素子2が設けられている。
【0003】図10は図9のX−X線断面の拡大図であ
り、薄膜素子2の概略構造を示している。この薄膜素子
2は、メッキパーマロイなどの下部シールド層3と上部
シールド層4との間に、磁気抵抗効果素子(MR素子)
を含む再生ヘッド層10が設けられている。上部シール
ド層4の表面には上部コア層5が形成され、上部シール
ド層4と上部コア層5との接続部5aをほぼ中心として
平面状に螺旋形成されたコイル層6が設けられている。
そして上部コア層5とコイル層6とが保護膜7により覆
われている。上部シールド層4はコアとして機能し、こ
の上部シールド層4と上部コア層5との対向部がABS
面1bに現れて、インダクティブ型記録ヘッドの磁気ギ
ャップGが形成されている。
【0004】図11は、前記下部シールド層3と上部シ
ールド層4との間に形成された再生ヘッド層10の構造
を示すものであり、図10のXI矢視方向から見た拡大
図である。また図12は各層の具体的な形状を示す斜視
図である。図11に示すように、再生ヘッド層10で
は、下部シールド層3の表面に非磁性体であるアルミナ
(Al23)のギャップ層11が形成され、このギャッ
プ層11上に磁気抵抗効果素子(MR素子)12が積層
されている。このMR素子12の構造例としては、下か
らSAL膜12a、非磁性材料のSHUNT膜12b、
磁気抵抗効果を有するMR膜12cの三層構造である。
MR素子12の表面両側部は反強磁性膜(アンチフェロ
ー膜)13,13(FeMn)により覆われ、さらにそ
の表面が、例えばタングステン(W)を主体とした電極
層14,14により覆われている。さらに電極層14,
14の表面はアルミナなどの絶縁層15により覆われ、
その上部が前記上部シールド層4となっている。
【0005】この再生ヘッド層10では、MR膜12c
と、下部シールド層3または上部シールド層4との間の
距離によりギャップ長(Gl)が決められる。またトラ
ック幅Twは、MR膜12cにおいて、電極層14と1
4との間でセンス電流が流れる範囲により決められる。
従来の実際の再生ヘッド層10では、図12に示すよう
に、MR素子12の表面と電極層14,14との間に、
アルミナなどの絶縁材料によるトラック幅設定膜16が
積層され、このトラック幅設定膜16によりトラック幅
Twが決められている。従来の電極層14,14は、全
体がタングステン(W)を主体としており、その上下両
層にタンタル(Ta)層が設けられて、反強磁性膜13
や絶縁層15へ密着しやすいようにしている。電極層1
4,14としてタングステン(W)が使用されているの
は主に以下の理由による。
【0006】まず、この電極層14,14は磁気ヘッド
Hのスライダ1のABS面1bに露出する。このABS
面1bは、スライダ1に薄膜素子2が積層された後に機
械的に研磨されるため、電極層14,14には機械的強
度の高い材料を使用することが必要になる。次に、電極
層14には反強磁性膜13が密着しているが、電極材料
としてAu、Cu、Agなどの一般的なものを使用する
と、反強磁性膜13内のマンガン(Mn)が電極材料に
拡散してしまう。したがって、電極層14の材料として
は、機械的な強度が高く、且つMnが拡散しにくい材料
でしかもなるべく比抵抗の小さい材料を選択することが
必要になり、この条件に近いものとしてタングステンが
使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の再生ヘッド
層10では、以下に列記する問題がある。 (1)前記の理由により電極層14がタングステンを主
体として形成されているが、タングステンはAu、C
u、Agなどの電極材料に比べて比抵抗が大きく、よっ
て電極層14全体としての抵抗値が非常に大きくなる。
MR素子12には電極層14により定電流が与えられる
が、抵抗値が高いため、この電流により電極層14の発
熱量が高くなりMR素子12の動作に影響を与えること
になる。また電極層14の発熱により消費電力も大きく
なる。
【0008】(2)電極層14が比抵抗の大きなタング
ステンにより形成されているため、導体全体としての抵
抗値を上げないためには電極層14の断面積を大きくし
なければならない。そのため電極層14の膜厚が大きく
なり、図11に示す(Gl)を短くするのに限界があ
る。この(Gl)を短くできないと、高密度記録された
信号の再生に対応できなくなる。さらに電極層14が厚
いと、Twの部分での段差が激しくなり、電極層14の
表面に絶縁層15を均一に形成できなくなる。また電極
層14の材料としてAu、Cu、Agなどを使用した場
合、Mnの拡散を防ぐために、反強磁性層13と電極層
14の間に厚いバリヤ層を設けなければならず、この場
合も膜厚が大きくなって(Gl)を短くできなくなる。
【0009】(3)図12に示すように、従来はMR素
子12の上にトラック幅設定膜16を設けて、トラック
幅Twを決めていた。トラック幅設定膜16の材料であ
るアルミナはエッチングができない材料であるためにリ
フトオフによる成膜を行うことになり、その成膜過程が
繁雑である。また反強磁性膜13と電極層14とがトラ
ック幅設定膜16の両側部に必ず重なるように成膜・パ
ターニングしなければならず、これらの層のパターニン
グに高精度な作業が必要になる。
【0010】本発明は上記課題を解決するものであり、
電極層全体の抵抗値を下げて消費電力を低下させ、また
MR素子部分での電極層を従来よりも薄くすることを可
能にした薄膜磁気ヘッドを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による薄膜磁気ヘ
ッドは、ギャップ層上に、磁気抵抗効果を有する薄膜が
含まれた磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素子と
分離された主電極層とが形成され、磁気抵抗効果素子と
主電極層とが接続電極層により接続されていることを特
徴とするものである。
【0012】さらに、接続電極層が磁気抵抗効果素子の
表面に積層され、この接続電極層間のギャップによりト
ラック幅が決められているものである。
【0013】接続電極層は、反強磁性膜のみにより形成
してもよいし、反強磁性膜と他の電極材料層とが積層さ
れたものであってもよい。
【0014】
【作用】本発明では、主電極層が、磁気抵抗効果素子か
ら分離されしかも磁気抵抗効果素子になるべく近い位置
に形成されている。そして主電極層と磁気抵抗効果素子
とが接続電極層により導通されている。したがって、主
電極層を比抵抗の小さい導電材料により形成すれば電極
層全体の抵抗値を低くできる。よって、接続電極層の材
料は比較的自由に選べることができる。接続電極層は従
来のようにタングステンを主体とした機械的強度の高い
ものであってもよいし、あるいは接続電極層が電極層全
体に占める抵抗値の割合いが小さくなるため、接続電極
層を反強磁性膜により構成することが可能になる。電極
層全体での抵抗値が従来よりも大幅に低くなるため、電
極層の発熱を抑えることができ、消費電力を下げること
ができる。また接続電極層を従来よりも薄くできるた
め、図11に示した(Gl)を短くでき、高密度記録さ
れたデータの再生に対応できるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1と図
2は、本発明の第1実施例による薄膜磁気ヘッドの形成
過程を示している。まず下部シールド層3の表面にギャ
ップ層11を形成する。そして最初に図1に示すよう
に、ギャップ層11の表面に主電極層21,21を形成
する。この実施例では、主電極層21,21がABS面
1b(図9参照)から露出せず、ABS面1bの研磨と
無関係な位置にあるため、主電極層の材料は機械的強度
が要求されない。よって主電極層21,21の材料とし
て比抵抗の小さい材料で例えば銅(Cu)を使用するこ
とが可能である。またギャップ層11および絶縁層15
との密着性を良くするために、Cuの上下両層にクロム
(Cr)が連続スパッタリングされる。よって主電極層
21,21の層構成はCr/Cu/Crである。
【0016】次に図1に示すように、ギャップ層11上
の、主電極層21,21と連続しない位置に、MR素子
12を積層する。図11に示したのと同様に、このMR
素子12は、下からSAL膜12a、SHUNT膜12
b、MR膜12cが積層されて構成されているものであ
る。主電極層21,21と、MR素子12との平面距離
δは短いことが望ましく例えばδは1μm程度が好まし
い。そして、主電極層21,21と、MR素子12の最
表面のMR膜12aとを、接続電極層22,22により
接続する。図2の実施例では、接続電極層22,22
が、反強磁性膜(アンチフェロー膜)を兼ねており、F
eMnによりパターン形成されている。ただしギャップ
層11を構成しているアルミナ(Al23)と密着させ
るために、接続電極層22,22とギャップ層11の境
界にはNiFeが形成され、よって接続電極層22は層
構成がNiFe/FeMnとなるように連続スパッタリ
ングされている。また図2に示す接続電極層22,22
の上にアルミナの絶縁層15(図11参照)が直接形成
される場合には、この絶縁層15との密着のために、接
続電極層22,22の層構造を、NiFe/FeMn/
Taとすることが好ましい。なお図2では、MR素子1
2に積層された接続電極層22と22とのギャップがト
ラック幅Twとなる。
【0017】図3は第2実施例を示している。この実施
例では、図2にて反強磁性層および接続電極層として兼
用されていたNiFe/FeMnの層22,22の表面
に、さらに電極材料としてタングステンWを主体とする
層23が積層されている。この層23はFeMnの層2
2および絶縁層15との密着のために、Ta/W/Ta
の層構造となっている。図3では、反強磁性膜としての
層22とWを主体とする層23とにより接続電極層24
が形成されている。ここで層23としてタングステン
(W)を使用しているのは、層22のFeMnのMnが
拡散しにくいからである。図3の実施例での接続電極層
24は層22にさらに導電性の層23が積層されている
ものであるため、図2に示すNiFe/FeMnだけの
接続電極層22に比較して抵抗値が小さくなっている。
図3では、層22と23とが接続電極層24の全体にお
いて重なっているが、図4に示す第3実施例では、反強
磁性膜であるNiFe/FeMnの層22がMR素子1
2の表面を覆う部分にのみ設けられ、層22は主電極層
21まで延びていない。そしてTa/W/Ta層が接続
電極層23となって、MR素子12と主電極層21との
間を接続している。
【0018】図2ないし図4に示す各実施例では、図1
2の従来例のようなトラック幅設定膜16が設けられて
おらず、層22と22とのギャップ(図2)、層24と
24とのギャップ(図3)、層23と23とのギャップ
(図4)によって、それぞれトラック幅Twが決められ
ている。そこで、図5(A)(B)(C)は、トラック
幅Twを決めるための加工方法の一例を示している。図
5では、層の構成が図4に示すものである場合を模式的
に示している。
【0019】まず、図5(A)では、ギャップ層11の
表面にMR素子12を形成し、次に反強磁性膜(NiF
e/FeMn)22を形成した後に、MR素子12から
主電極層21,21までの一定の面積内にTa/W/T
a層23Aを成膜する。図5(B)では、Ta/W/T
a層23Aの表面をイオンミーリングによりエッチング
しテーパ面23aなどを形成する。そしてトラック幅T
wの領域を残して他の領域の層23A表面にレジスト膜
26を形成する。そしてレジスト膜26が形成されてい
ない領域をRIEにより異方性エッチングし、図5
(C)に示すように、トラック幅Twを決める。なおR
IEは周知のプラズマエッチングの一種であり、被エッ
チング体側にRFを印加してバイアス電圧を発生しやす
くし、放電によるイオンを反応に使用するものである。
この方法により、図12に示すようなトラック幅設定膜
16を設けなくてもトラック幅Twを高精度に決めるこ
とができるようになる。
【0020】次に図12に示す従来例と、図3に示す実
施例とでの、抵抗値の比較を行った。図6(A)は図1
2に示したのと同等の従来例であり、電極層14,14
が直接MR素子12に接続されている。電極層14はタ
ングステン(W)であり、面積抵抗値は単位面積あたり
1.8Ωである。電極層14の膜厚は1000オングス
トロームとし、電極層14の寸法比を(β1/α1)=
3とした。図6(B)に示す電極層14の抵抗値R1
は、5.4Ωとなり、全体の電極抵抗としてR1×2=
10.8Ωとなる。
【0021】図7(A)は本発明の電極構造であり、図
6(A)に示す電極層14の図示下端を削って主電極層
21とした。この主電極層21の寸法比は(β2/α
2)=2.5である。そして主電極層21とMR素子1
2を接続する接続電極層24,24を形成した。接続電
極層24の実質的な寸法比を(β3/α3)=0.5と
した。主電極層21は膜厚1500オングストロームの
銅(Cu)、接続電極層24は膜厚1000オングスト
ロームのタングステン(W)とした。Cuの面積抵抗値
は単位面積あたり0.15Ωである。図7(B)に示す
ように、主電極層21の抵抗値をR2、接続電極層24
の抵抗値をR3とすると、電極全体としてはR2×2+
R3×2=0.375×2+0.9×2=0.75+
1.8=2.55となり、図7では全体の電極抵抗値が
2.55Ωとなって、図6の場合の10.8Ωに比べ大
幅に低下するのが解る。
【0022】また図6に示す従来例と、図7に示す実施
例において、センス電流と消費電力との関係を計算する
と図8の線図に示す通りとなり、本発明の実施例では、
従来に比べて消費電力が大幅に低下するのが解る。な
お、上記実施例では主電極層21がCuを主体としたC
r/Cu/Crの層構造となっているが、主電極材料と
しては他にAu、Ag、Al,Moなどが使用可能であ
る。また主電極材料がギャップ層11などに密着しにく
いものである場合には、この主電極層21の下層、上層
または両層に対し、密着層が使用される。この密着層は
前記実施例でのCr以外に、Ti、W、NiCr、T
a、WTi、TiN、TaMoなどが使用可能である。
【0023】また接続電極層24のうちの導電体層23
として、タングステン(W)以外の材料で、主電極材料
として挙げたAu、Ag、Al,Moを使用してもよ
い。また前述のそれぞれ密着層を同時に形成してもよ
い。ただし本発明では、接続電極層に比べて主電極層2
1の比抵抗が小さい場合に効果があるものとなる。な
お、上記実施例では図9に示すような浮上式磁気ヘッド
においてインダクティブ型記録ヘッドと併用される場合
を想定しているが、本発明による薄膜磁気ヘッドの使用
用途は浮上式磁気ヘッドに限られるものではなく、種々
の磁気ヘッドとして実施可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明では、電極層全体の
電気抵抗値を大幅に下げることができ、電流が与えられ
たときの発熱量を低下させ、消費電力を少なくできる。
また接続電極層は肉厚を薄くできるのでMR素子部分の
厚さ寸法を小さくでき、高密度記録された信号の再生に
適するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の薄膜磁気ヘッドの製造過
程を示す斜視図、
【図2】図1において接続電極層が形成された状態を示
す斜視図、
【図3】第2実施例の薄膜磁気ヘッドにおいて接続電極
層が形成された状態を示す斜視図、
【図4】第3実施例の薄膜磁気ヘッドにおいて接続電極
層が形成された状態を示す斜視図、
【図5】(A)(B)(C)はトラック幅Twを決める
ための加工工程を示す断面図、
【図6】(A)は従来の電極層を示す平面図、(B)は
その抵抗回路図、
【図7】(A)は本発明の電極層を示す平面図、(B)
はその抵抗回路図、
【図8】図6と図7に示すものにおいて、センス電流に
対する消費電力の変化を示す線図、
【図9】薄膜磁気ヘッドの一例として浮上式磁気ヘッド
を示す斜視図、
【図10】図9のX−X線断面の拡大図、
【図11】図10のXI矢視拡大正面図、
【図12】従来の電極層形成パターンおよびトラック幅
Twを示す斜視図、
【符号の説明】
1 スライダ 1a,1b ABS面 2 薄膜素子 3,4 シールド層 10 再生ヘッド層 11 ギャップ層 12 MR素子 12a SAL膜 12b SHUNT膜 12c MR膜、 15 絶縁層 21 主電極層 22 反強磁性層 23 導体層 24 接続電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 直周 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 橋本 秀幸 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギャップ層上に、磁気抵抗効果を有する
    薄膜が含まれた磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果
    素子と分離された主電極層とが形成され、磁気抵抗効果
    素子と主電極層とが接続電極層により接続されているこ
    とを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 接続電極層は磁気抵抗効果素子の表面に
    積層され、この接続電極層間のギャップによりトラック
    幅が決められている請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 接続電極層は、反強磁性膜である請求項
    1または2記載の薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 接続電極層は、反強磁性膜と他の電極材
    料層とが積層されたものである請求項1または2記載の
    薄膜磁気ヘッド。
JP28170593A 1993-10-15 1993-10-15 薄膜磁気ヘッド Pending JPH07114717A (ja)

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