JP3128021B2 - シート構造 - Google Patents

シート構造

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JP3128021B2
JP3128021B2 JP04179687A JP17968792A JP3128021B2 JP 3128021 B2 JP3128021 B2 JP 3128021B2 JP 04179687 A JP04179687 A JP 04179687A JP 17968792 A JP17968792 A JP 17968792A JP 3128021 B2 JP3128021 B2 JP 3128021B2
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Japan
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seat
seat belt
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cushion
child
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信成 山本
文明 松下
隆芳 井嶋
均 高根
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のシート構造に関
し、詳しくは、子供用シート部を設け、該子供用シート
部に用いられるシートベルト装置のシートベルトリトラ
クタをシートクッションに配設するようにしたシート構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、子供用シート部1を内蔵し、
該子供用シート部に用いられるシートベルト装置2のシ
ートベルトリトラクタ3をシートクッション4の下面4
aに配設するようにしたシート5が提案されている(図
5参照)。
【0003】このような子供用シート部1に用いられる
シートベルト装置2では、そのウェビング6の一端がシ
ートバック7に設けた一対の孔8,8を通してパッド9
に固定され、その他端がシートベルトリトラクタ3に巻
取られている。
【0004】シートベルト装置2のパッド9は、子供用
シート1の手前側で、バックル10に着脱自在に連結可
能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シート
構造では、ウェビング6がシートクッション4の後部
(図5に矢印Aで示す円で囲む部分)と接触するため、
その巻取り等に支障が生じる不具合があった。
【0006】これを解消するために、図6に示すよう
に、シートクッション4の後部にシートベルトリトラク
タ3を配設することが提案されている。
【0007】しかし、この場合には、シートバック7を
後方へリクライニングさせる際に、該シートバックがシ
ートベルトリトラクタ3に当り、該シートバックのクラ
イニングの邪魔になる不具合があった。
【0008】そこで、図7に示すように、シートベルト
リトラクタ3をシートバック7の下部背面に取り付ける
ことが提案されている。
【0009】しかし、この場合には、上記不具合は解消
されるが、シートベルト装置2のウェビング6に掛かる
衝撃力が直接シートバック7に加えられるため、該シー
トバックに補強部材を配設して、その強度を十分高める
必要があった。
【0010】このため、部品点数が増し、製造コストの
上昇を招く欠点があり、良い解決策にはならなかった。
【0011】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、シートベルト装置のウェビングの巻取りに支障が無
く、かつシートバックのクライニングの邪魔にならず、
しかも、製造コストの上昇を避けることができる車両の
シート構造を提供することを目的とする。
【0012】本発明では、上記目的を達成するために、
子供用シート部をシートバック内に内蔵し、該子供用シ
ート部に用いられるシートベルト装置のシートベルトリ
トラクタをシートクッションに配設するようにしたシー
ト構造において、上記シートベルトリトラクタを上記シ
ートバック側に常時付勢させる付勢手段を用い、該付勢
手段を介してシートベルトリトラクタを上記シートクッ
ションの後部に傾動自在に取り付け、もって、上記シー
トベルトリトラクタがシートバックの傾斜に対応して傾
動するように構成している。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る車両のシート構造の一実
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜
図4は、本発明の一実施例を示すものである。これらの
図において、図5に示したものと同様の機能を有するも
のについては同一符号を付し、それらの重複説明を省略
する。
【0014】本実施例のシート構造は、比較的体の小さ
い幼児等のための子供用シート部1に加えて、比較的体
の大きい児童等のための子供用シート部11をシートバ
ック12に内蔵するシート13に係るものである。
【0015】子供用シート部1および子供用シート部1
1は、図1に示すように、シートバック12からシート
クッション14側へ引き出して用いられる。
【0016】このシート13では、子供用シート部1に
用いられるシートベルト装置2のシートベルトリトラク
タ3がシートクッション14の後部14aに傾動自在に
取り付けられている。
【0017】さらに詳しく説明すると、シートベルトリ
トラクタ3は、該シートベルトリトラクタをシートバッ
ク12側に常時付勢させる付勢手段15を介してシート
クッション14の後部14aに傾動自在に取り付けられ
ている。
【0018】付勢手段13は、シートベルトリトラクタ
3の下部に設けられ、かつコイル状に湾曲されたブラケ
ット16と、スプリング17と、シートクッション14
の後部14aの下部に配設された別のブラケット18
と、ピン19等とから構成されている。
【0019】ここで、スプリング17は、互いに連結さ
れて略U字形状に構成された一対のコイルスプリング部
17a,17aと、これらのコイルスプリング部17
a,17aの一端部同志をを互いに連結する中央連絡部
17bと、これらのコイルスプリング部17a,17a
の他端部からさらに延設された係止部17c,17cと
から構成されている。
【0020】ブラケット18は、その基部18aから後
方へ向けて、互いに所定間隔を置いて延設され、かつそ
れぞれコイル状に湾曲された一対の延設部18b,18
bが設けられている。
【0021】ブラケット18は、シートクッション14
の後部14aの下部に設けられているクッションフレー
ム20にボルト21を用いて固定される。
【0022】付勢手段15は、次のようにして組み立て
られる。まず、シートベルトリトラクタ3下部のブラケ
ット16を、ブラケット18の一対の延設部18b,1
8b間に位置させる。
【0023】さらに、スプリング17の中央連絡部17
bをシートベルトリトラクタ3のブラケット16の手前
側に掛けるとともに、そのコイルスプリング部17a,
17aの係止部17c,17cをそれぞれブラケット1
8の下面に掛けつつ、その一対のコイルスプリング部1
7a,17aをそれぞれブラケット16とブラケット1
8の一対の延設部18b,18bとの間に位置させる。
【0024】この状態で、ピン19を、ブラケット18
の一対の延設部18b,18bと、スプリング17のコ
イルスプリング部17a,17aと、ブラケット16と
に挿通し、該ピンの他端にEリング22を嵌着して抜け
ないように止める。
【0025】これによって、付勢手段15の組み立てが
完了する。上記構成により、本実施例では、シートバッ
ク12を実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで、
あるいは、この逆方向にリクライニングさせると、これ
に追従して、シートベルトリトラクタ3もシートバック
12の傾斜に対応して傾動する。
【0026】このため、本実施例では、シートベルト装
置2のウェビング6がシートクッション14の後部14
aと接触せず、したがって、その巻取り等に支障が生じ
無い。
【0027】また、本実施例では、シートバック12を
後方へリクライニングさせる際に、これに伴って、シー
トベルトリトラクタ3も傾動するので、シートバック1
2がシートベルトリトラクタ3に当たることが無くな
り、したがって、該シートバックのクライニングの邪魔
にならない。
【0028】さらに、シートベルト装置2のウェビング
6に掛かる衝撃力は、比較的強度のあるシートクッショ
ン14のクッショフレーム20に直接受け止められるの
で、特別な補強部材を配設する必要が無く、したがっ
て、製造コストの上昇を避けることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る車両のシート構造によれ
ば、子供用シート部をシートバック内に内蔵し、該子供
用シート部に用いられるシートベルト装置のシートベル
トリトラクタをシートクッションに配設するようにした
シート構造において、上記シートベルトリトラクタを上
記シートバック側に常時付勢させる付勢手段を用い、該
付勢手段を介してシートベルトリトラクタを上記上記シ
ートクッションの後部に傾動自在に取り付け、もって、
上記シートリトラクタがシートバックの傾斜に対応して
傾動するように構成しているので、上記シートバックを
リクライニングさせると、これに追従して、上記シート
リトラクタも傾動するため、上記シートベルト装置のウ
ェビングが上記シートクッションの後部と接触せず、し
たがって、その巻取り等に支障が生じ無い。
【0030】また、本発明では、上記シートバックを後
方へリクライニングさせる際に、これに伴って、上記シ
ートベルトリトラクタも傾動するので、上記シートバッ
クが上記シートベルトリトラクタに当たることが無くな
り、したがって、該シートバックのクライニングの邪魔
にならない。
【0031】さらに、上記シートベルト装置のウェビン
グに掛かる衝撃力は、比較的強度のある上記シートクッ
ションのクッショフレームに直接受け止められるので、
特別な補強部材を配設する必要が無く、したがって、製
造コストの上昇を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のシート構造を適用した車両
の内部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る車両のシート構造の一実施例の要
部を示す断面図である。
【図3】本発明に係る車両のシート構造の一実施例の要
部を示す分解斜視図である。
【図4】本発明に係る車両のシート構造の一実施例を示
す側面図である。
【図5】従来の車両のシート構造を示す側面図である。
【図6】従来の車両のシート構造を示す側面図である。
【図7】従来の車両のシート構造を示す側面図である。
【符号の説明】
11 子供用シート 12 シートバック 13 シート 14 シートクッション 14a 後部 15 ブラケット 16 スプリング 17 ブラケット 18 ピン 19 クッションフレーム 20 ボルト 21 Eリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高根 均 静岡県浜松市西伊場町6−407 (56)参考文献 実開 昭63−34632(JP,U) 実開 昭63−4735(JP,U) 実開 昭61−47730(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72 B60R 22/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子供用シート部をシートバック内に内蔵
    し、該子供用シート部に用いられるシートベルト装置の
    シートベルトリトラクタをシートクッションに配設する
    ようにしたシート構造において、上記シートベルトリト
    ラクタを上記シートバック側に常時付勢させる付勢手段
    を用い、該付勢手段を介してシートベルトリトラクタを
    上記シートクッションの後部に傾動自在に取り付け、も
    って、上記シートベルトリトラクタがシートバックの傾
    斜に対応して傾動するように構成したことを特徴とする
    シート構造。
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FR2771685B1 (fr) * 1997-11-28 2000-01-28 Faure Bertrand Equipements Sa Dispositif de commande d'un organe de reglage de siege de vehicule automobile
FR2771688B1 (fr) * 1997-11-28 2000-01-28 Faure Bertrand Equipements Sa Siege comportant une ceinture de securite integree

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