JP3127892U - 歩車道境界ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】 歩道と車道との境界に敷設される歩車道境界ブロックを、車道や歩道の何れの側からでも、常時クリーンに認識可能に工夫した歩車道境界ブロックの提供。
【解決手段】 長さ方向に於ける上平面の片側又は両側に対し、一定長のL字型段部を設け、該段部のコーナー壁面に対し、反射板を取付けたことを特徴とする。このさい、上記歩車道境界ブロックは上平面の巾寸法が150mm〜180mm、下底面の巾寸法が170mm〜250mm、高さ寸法が200mm〜350mm、長さ寸法が600mm〜2000mmであり、この長さ方向の中央付近に対し、長さ寸法を凡そ500mm、巾寸法及び高さ寸法を凡そ60mmとなしたL字型段部を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 長さ方向に於ける上平面の片側又は両側に対し、一定長のL字型段部を設け、該段部のコーナー壁面に対し、反射板を取付けたことを特徴とする。このさい、上記歩車道境界ブロックは上平面の巾寸法が150mm〜180mm、下底面の巾寸法が170mm〜250mm、高さ寸法が200mm〜350mm、長さ寸法が600mm〜2000mmであり、この長さ方向の中央付近に対し、長さ寸法を凡そ500mm、巾寸法及び高さ寸法を凡そ60mmとなしたL字型段部を形成する。
【選択図】 図1
Description
本考案は車道と歩道との境界に設置される歩車道境界ブロックに関する。
図4は従来のコンクリート製歩車道境界ブロック1’を示すものであって、その長さ方向に於ける車道側には長方形状の切欠部2’を、その開放口が車道側(イ)となるように設けたものとなし、該切欠部2’には着色塗装や反射板3’などが取付けたものとなされており、とりわけ夜間に於ける車の運転者が歩道との境界を認識させ、且つ歩道側(ロ)へ車を乗り上げたりすることの無いよう、注意を喚起させるものとなしてある。
特開2003−221803
上記に於けるブロック1’の切欠部2’の開放口は、車道側(イ)の路面上へ直接的に向き合うようになっており、従って該切欠部2’内には路面上に堆積したり散乱する泥や小石或いは紙屑などが雨風などによって入り込み、これがために内方へ塗装させてなる色彩は勿論のこと、取付けしめた反射板3’の認識が極めて不可能なものとなっている。これを解決すべく上記切欠部2’を断面コ字状の窩室を路面から少し離れた側壁面に形成したものも提案されているが、内部で閉塞されているため該コ字状の窩室内にも路面上の泥や塵埃などが同様に入り込んで堆積される問題がある。
本考案は上記問題点を簡便且つ安価に解決せんとするものである。
本考案は上記問題点を簡便且つ安価に解決せんとするものである。
本考案はコンクリート製で長さ方向に於ける上平面の片側又は両側に対し、一定長のL字型段部を設け、該段部のコーナー壁面に対し、反射板を取付けたことを特徴とする歩車道境界ブロックである。このさい、上記歩車道境界ブロックは上平面の巾寸法が150mm〜180mm、下底面の巾寸法が170mm〜250mm、高さ寸法が200mm〜350mm、長さ寸法が600mm〜2000mmであり、この長さ方向の中央付近に対し、上記L字型段部を形成させるのであり、その長さ寸法は凡そ500mmで、且つ段部の巾寸法及び高さ寸法は凡そ60mmとなされる。
ところで、上記反射板は車の進行方向に白色反射板、その反対進行方向に黄色反射板を取付けるようになすのであり、その取付けにさいしては平面視でL字型の解放側へハ字状の傾斜壁面を形成し、且つその取付け箇所は反射板の形状に合致した凹みを穿設し、凹内へ一体化される状態に嵌合止着するようになすのである。
本考案の歩車道境界ブロックは以上の通り、その長さ方向に於ける上平面の片側又は両側に対し、一定長のL字型段部を設け、該段部の対向するコーナー壁面に対し、夫々れ反射板を取付けるようになすのであり、該L字型段部をブロックの上平面に対して解放状態に形成することは、従来品の如く路面上で撥ね散る泥や塵埃などがその閉塞的な奧内へ入り込んで貯留されたりすることの無いものとなるのであり、これに対し本考案品では例えL字型の段部に泥や塵埃などが堆積するようなことがあっても、これは一時的であり、即ち日常生活での降雨時には自然に流されて綺麗に取り除かれるものとなるのである。
このことは、コーナーへ取付けた反射板の作用効果を顕著にする上で寄与するものであり、とりわけ、その取付け壁面がL字型段部の解放側へ平面視でハ字状の傾斜壁面になしてある場合には、迅速で適確な識別を可能にする上で優れる。なお、上記の如き本考案の構成では従来品が別途に車の乗り上げ危険高さ位置を示すデリネータをブロック4’などを更に上面へ取付けたりする必要の無いものとすることができる(図4参照)。
図1は本考案に係る歩車道境界ブロック1の斜視図である。図示例は両面歩車道境界ブロック1(以下、ブロック体と称す)を示すものであって、その規格寸法はJIS規格に基づくが、上平面の巾寸法は150mm〜180mm、下底面の巾寸法は170mm〜250mm、高さ寸法は200mm〜350mm、長さ寸法は600mm〜2000mmとなされる。
2は上記ブロック体1の長さ方向に於ける中央付近に対し、長さ寸法を500mm、巾寸法s及び高さ寸法hを凡そ60mmとなしたL字型段部である。ここで、2a,2bはその長さ寸法で対向するコーナーであり、通常は垂直壁面に形成されるが、図2の平面図で見られる通り平面視で解放側へハ字状の傾斜壁面mに形成されることが好ましい。これは、車の運転席から認知しやすいものとなる。
3は上記コーナー2a,2bに対して取付けてなる反射板であって、本考案品では上記ブロック体1の作成のさい、該取付け箇所に対し反射板3と同一形状の凹みが形成されるようになし、該凹み内へ嵌合止着して一体化させる構成となしてある。
上記の通り凹みを設け、該凹み内へ嵌合止着させたものでは、周辺に対し凹凸のない同一平面が形成されることから、外的作用で反射板2が離脱したりすることもなく、また常に清潔が保たれて半永久的な使用を可能にすることができる。なお、このさい、その取付け面を図示例の如くその上方からの平面視でL字型段部の解放側へハ字状の傾斜壁面mに形成させたものでは、常に垂直壁面へ取付けたものと比べてその視覚認識を極めて容易にする上で優れたものとなる。
ところで、上記反射板の形状は円形に限らず方形など任意であり、また色についても同様であるが、一般的に車の進行側を白色、反進行側が黄色となるように取付けるのである。
図3は本考案ブロック体1を路面上へ敷設した状態図である。図示例は両面歩車道境界ブロックの使用であるが、上記L字状段部2を上平面の片方側にのみ設けた片面歩車道境界ブロックの場合についても同様に構成することができ、本考案実施の範囲内とする。
本考案の歩車道境界ブロックはそれが両面歩車道或いは片面歩車道の何れの場合に於いても極めて製造容易であり、しかも反射板の取付けがその長さ方向の上平面に対し、L字型段部の解放面へ設ける構成のためその取付けも簡便にでき、またその敷設状態では夜間は勿論のこと朝もやなどの漂うさいにも、例え遠方からであって境界ブロック体の視覚認識が極めて容易なものである。なお、本考案品は例え放置状態であってもその清潔性を保って保守管理上にも優れるのである。
本考案で歩車側に反射板を設けた場合には、歩道側を通行する自転車等を運転する者にも歩車道境界ブロックの存在を視覚認識できる上で大変安全なものとなる。
1 歩車道境界ブロック
2 L字型段部
3 反射板
2 L字型段部
3 反射板
Claims (5)
- 長さ方向に於ける上平面の片側又は両側に対し、一定長のL字型段部を設け、該段部のコーナー壁面に対し、反射板を取付けたことを特徴とする歩車道境界ブロック。
- 上記歩車道境界ブロックは上平面の巾寸法が150mm〜180mm、下底面の巾寸法が170mm〜250mm、高さ寸法が200mm〜350mm、長さ寸法が600mm〜2000mmであり、この長さ方向の中央付近に対し、長さ寸法を凡そ500mm、巾寸法及び高さ寸法を凡そ60mmとなしたL字型段部が形成されることを特徴とした請求項1記載の歩車道境界ブロック。
- コーナー壁面の反射板は車の進行方向に白色反射板、その反対進行方向に黄色反射板が取付けてあることを特徴とする請求項1又は2記載の歩車道境界ブロック。
- L字型段部の対向するコーナー壁面は、その解放側へ平面視でハ字状の傾斜壁面に形成されていることを特徴とした請求項1,2又は3記載の歩車道境界ブロック。
- 反射板を取付けるコーナー壁面に対し、反射板の形状に相応する凹みを形成し、該凹み内に反射板を嵌め込み状態に取付けたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の歩車道境界ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006008124U JP3127892U (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 歩車道境界ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006008124U JP3127892U (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 歩車道境界ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3127892U true JP3127892U (ja) | 2006-12-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3127892U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635781U (ja) * | 1992-10-12 | 1994-05-13 | 日立金属株式会社 | ヘッダー継手 |
JP2014145153A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Systec:Kk | 道路端色識別ブロック |
-
2006
- 2006-10-05 JP JP2006008124U patent/JP3127892U/ja not_active Expired - Fee Related
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