JP3127775B2 - 管塗装用シゴキ装置 - Google Patents

管塗装用シゴキ装置

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JP3127775B2 JP07109646A JP10964695A JP3127775B2 JP 3127775 B2 JP3127775 B2 JP 3127775B2 JP 07109646 A JP07109646 A JP 07109646A JP 10964695 A JP10964695 A JP 10964695A JP 3127775 B2 JP3127775 B2 JP 3127775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周面へ紫外線硬化塗
料液を塗布した鋼管等の管状材のシゴキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管外周面へ紫外線硬化塗料液を塗布した
管状材は中心部に設けた開口部とその開口部に沿って取
付けたシゴキリングとを有する箱状の槽を通過させて膜
厚を薄く調整し、紫外線照射手段で塗膜を硬化して塗装
する。
【0003】その一例として特公昭62−54062号
公報に開示されている塗装装置がある。図5に示すよう
に、この塗装装置は有限長の管2をその長さ方向に搬送
する手段1a、1bと、管の搬送方向に沿って順次配置
された、スリットまたは小孔もしくはそれらの組み合わ
せから成る、管の外周面に紫外線硬化塗料液をカーテン
状またはシャワー状に供給する手段(塗装機)3と、管
の搬送方向に対して平行方向かつ直角方向に遊動可能で
あり、管外周全面に塗布された供給塗料液を薄膜状均一
に形成するためのしごき手段10および塗布塗料液を硬
化させるための紫外線照射手段11とからなり、隣接す
る管搬送手段1a、1bの間に少なくとも上記シゴキ手
段10と紫外線照射手段11が設けられている。塗料液
供給手段3ではヘッド4より管2に向けて塗料液が吐出
され、余剰塗料は下のパン5を通じて塗料タンク6に回
収され、フィルター7、ポンプ8およびライン9を経て
使用に供される。
【0004】12は照射源で管2の円周方向に均等に複
数配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術では以下のような問題がある。この種の塗装装置
は一般に管長約5〜12mの管状材を塗装している。上
記塗装装置は図5に示すように、搬送手段1aと搬送手
段1b間にシゴキ手段10と紫外線照射手段11を設け
ることを必要としている。この場合、特に紫外線照射手
段11はある程度の管長手方向の距離を必要とするもの
である。
【0006】そのために、搬送手段1aと搬送手段1b
の間は距離が長くなり、管長の短い管状材を走行させる
ことが困難であり塗装をすることが出来ない。また、管
長の長い管状材であっても曲管の場合は走行させて塗装
をすることが困難である。
【0007】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、通常塗装に供される管状材の長短に関係
なく、管状材を塗装機で塗布して、塗料の垂れを防止
し、膜厚を均一且つ、薄くすることの出来るシゴキ装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【発明が解決しようとする手段】本発明は管塗装機出側
と紫外線照射手段の間にシゴキ板を設けるシゴキ装置で
あって、前記管塗装機出側と前記紫外線照射手段の間に
搬送手段を設け、該搬送手段の前に管外径より小さい孔
径の開口部を有するシゴキ板を一つ以上設け、前記搬送
手段の後に前記管外径とほぼ同じ孔径の開口部を有する
シゴキ板を一つ以上設けたことを特徴とする管塗装用シ
ゴキ装置である。
【0009】
【作用】本発明では管塗装機出側と紫外線照射手段の間
に搬送手段を設けることによって、管は管塗装機から紫
外線照射手段を出るまで、管塗装用シゴキ装置の入出側
の搬送手段と、上記搬送手段によって搬送される。
【0010】搬送手段の前に設けるシゴキ板は前記管外
径より小さい孔径の開口部を有するシゴキ板を一つ以上
設ける。このシゴキ板は管外径より小さい孔径であるの
で、通過した管外周面の塗膜は均一であり、その後の管
塗装機出側と紫外線照射手段の間に設けた搬送手段の管
への降下時に発生する塗膜のトビが小さい。又、その搬
送手段の後に設けるシゴキ板は前記管外径とほぼ同じ孔
径の開口部を有するシゴキ板を一つ以上設ける。これに
よって、塗膜を均一に薄くする。
【0011】本発明では管が上記のような搬送手段で塗
装装置内を搬送し、上記のようなシゴキ板の組み合わせ
により、管外周面に塗布した塗料をしごいて均一な薄い
塗膜を形成し、紫外線照射による硬化塗装管を得る。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって詳述す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す斜視図であ
る。図1において、21は管塗装機3の出側と紫外線照
射手段11の間に設けた搬送手段である。ここでは搬送
手段1aと搬送手段21と搬送手段1bによって管2が
管塗装機3から紫外線照射手段11に至る塗装装置内を
通過する。
【0014】そのために、一般に塗装に供される管長約
5〜12mの管状材については、管長の長短に関係なく
塗装装置内を通過させて塗装をすることが出来る。ま
た、管長の長い曲管であっても同様に走行させて塗装を
することが出来る。
【0015】22は搬送手段21の前に設けた、管外径
より小さい孔径の開口部を有するシゴキ板である。ここ
ではシゴキ板22を管塗装機3と搬送手段21の間に一
つ設置している。シゴキ板22はこれに限定されるもの
ではなく、必要に応じて複数個設けることが出来る。通
常は2、3個程度までが設けられる。塗装機3で塗料液
供給手段のヘッド4で塗料を塗布してからシゴキ板22
までの距離が短いので、その間に垂れる塗料が少ない。
又、シゴキ板22は管塗装機3の内部に設けることが出
来る。管2の後端がシゴキ板22を通過する際に、シゴ
キ板22に着いている紫外線硬化塗料液が飛散するが、
管塗装機3の内部なので回収が容易である。
【0016】23は搬送手段21の後に設けた、管外径
とほぼ同じ孔径の開口部を有するシゴキ板である。ここ
ではシゴキ板23を搬送手段21と紫外線照射手段11
の間に一つ設置している。シゴキ板23はこれに限定さ
れるものではなく、必要に応じて複数個設けることが出
来る。通常は2、3個程度までが設けられる。
【0017】本発明では搬送手段21の前後に上記のよ
うなシゴキ板22、シゴキ板23を組み合わせて設ける
ことにより、均一な薄い塗膜を形成し、紫外線照射によ
る硬化塗装管を得る。
【0018】図2(a)、(b)は管塗装機出側と紫外
線照射手段の間の搬送手段の前に設けたシゴキ板のしご
き状態を示す図であり、(a)は本発明のシゴキ板の開
口部の孔径を管外径より小にした場合の図、(b)は比
較例でシゴキ板の開口部の孔径を管外径とほぼ同径にし
た場合の図である。
【0019】図2(a)において、塗料付着管2bの管
表面の塗膜24は、シゴキ板22でしごかれている。こ
こではシゴキ板22の開口部22aの孔径を小にしてい
るので、孔径の周りは折れ曲がり、通過した管表面の塗
膜24の垂れを完全に無くし、均一な膜厚を形成してい
る。この塗膜表面にピンチロールによる搬送手段21を
降下接触させてもトビの発生が少ない。
【0020】一方、図2(b)において、塗料付着管2
bの管表面の塗膜24は、シゴキ板22でしごかれてい
る。しかし、シゴキ板22の開口部22bの孔径をほぼ
同径にしているので、孔径の周りはあまり折れ曲がら
ず、塗料付着管2bの管軸芯が塗装ラインの中心線(一
点鎖線で表示)からずれた場合に、不均一な膜厚を形成
し易い。そのために、この塗膜表面にピンチロールによ
る搬送手段22を降下接触させた場合に、不均一な膜厚
のために、トビの発生が大きくなる場合が多い。
【0021】図3(a)、(b)、(c)、(d)は管
塗装機出側と紫外線照射手段の間の搬送手段の後に設け
たシゴキ板のしごき状態を示す図であり、(a)は本発
明のシゴキ板の開口部の孔径を管外径とほぼ同径にした
場合の図、(b)は(a)のシゴキ板を用いた場合の状
態を示す図、(c)は比較例でシゴキ板の開口部の孔径
を管外径より小にした場合の図、(d)は(c)のシゴ
キ板を用いた場合の状態を示す図である。
【0022】図3(a)〜(d)において、シゴキ板2
3は塗料付着管2bの膜厚を決めるものであり、ここで
は開口部23aの孔径をほぼ同径にしている。
【0023】シゴキ板23は孔径を管外径とほぼ同径に
することによって、しごいて塗料付着管2bの管表面の
塗膜24を薄くすることが出来る。そのためにはしごく
前の管表面の塗膜24が均一であることが必要である。
【0024】本発明ではシゴキ板22によって塗膜24
を均一にしているので、シゴキ板22、シゴキ板23の
相乗効果によって初めて均一で薄い塗膜を形成した塗料
付着管2bを得ることが可能となる。その後、塗料付着
管2bは紫外線照射手段11によって、塗膜を紫外線硬
化して、均一な硬化塗装管を得る。これに対して比較例
ではシゴキ板23の開口部23bの孔径が管外径より小
さいので、管表面の塗膜24が厚くなる。 そのため、
塗膜を紫外線硬化して、均一な硬化塗装管を得るのが容
易でない。
【0025】図4は本発明による膜厚と搬送手段後のシ
ゴキ板のシゴキ板孔径比率との関係を示す図である。こ
こではシゴキ板にEPDM質のゴム板(ゴム厚 8.0
mm)を用い、ゴム硬度 Hs80°(○印でプロッ
ト)、Hs65°(△印でプロット)の2種類の場合に
ついて検討した。図4から明らかなように、シゴキ板孔
径比率を大きく(1に近づく)するに従い、膜厚を薄く
することが出来る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明のシゴキ装置によ
れば、管を塗装装置内を円滑に通過させることが出来、
且つ、塗装機で塗布してからの塗料の垂れを防止し、膜
厚を均一且つ、薄くすることが出来るので、その結果均
一な紫外線硬化塗装管を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の装置による搬送手段の前に設けたシゴ
キ板のしごき状態を示す図である。
【図3】本発明の装置による搬送手段の後に設けたシゴ
キ板のしごき状態を示す図である。
【図4】本発明による膜厚と搬送手段後のシゴキ板のシ
ゴキ板孔径比率との関係を示す図である。
【図5】従来の塗装装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b 搬送手段 2 管 3 紫外線硬化塗料液供給手段(塗装機) 4 ヘッド 5 パン 6 塗料タンク 7 フィルター 8 ポンプ 9 ライン 10 シゴキ手段 11 紫外線照射手段 12 照射源 21 搬送装置 22 搬送装置の前のシゴキ板 22a、22b シゴキ板の開口部 23 搬送装置の後のシゴキ板 23a、22b シゴキ板の開口部 24 塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−163768(JP,A) 特開 平3−118864(JP,A) 特開 平7−112158(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 11/04 B05C 9/08,9/12 B05D 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管塗装機出側と紫外線照射手段の間にシ
    ゴキ板を設けるシゴキ装置であって、前記管塗装機出側
    と前記紫外線照射手段の間に搬送手段を設け、該搬送手
    段の前に管外径より小さい孔径の開口部を有するシゴキ
    板を一つ以上設け、前記搬送手段の後に前記管外径とほ
    ぼ同じ孔径の開口部を有するシゴキ板を一つ以上設けた
    ことを特徴とする管塗装用シゴキ装置。
JP07109646A 1995-05-08 1995-05-08 管塗装用シゴキ装置 Expired - Fee Related JP3127775B2 (ja)

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