JP3127330B2 - 磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物 - Google Patents

磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物

Info

Publication number
JP3127330B2
JP3127330B2 JP05089476A JP8947693A JP3127330B2 JP 3127330 B2 JP3127330 B2 JP 3127330B2 JP 05089476 A JP05089476 A JP 05089476A JP 8947693 A JP8947693 A JP 8947693A JP 3127330 B2 JP3127330 B2 JP 3127330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
represented
formula
carrier
toner
following formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05089476A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06282111A (ja
Inventor
進也 間山
祐弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP05089476A priority Critical patent/JP3127330B2/ja
Priority to EP94104701A priority patent/EP0617338B1/en
Priority to DE69418640T priority patent/DE69418640T2/de
Priority to US08/217,964 priority patent/US5565291A/en
Publication of JPH06282111A publication Critical patent/JPH06282111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127330B2 publication Critical patent/JP3127330B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁性体分散型キャリア及
びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真法を用いた静電記録装置
においては、セレン、OPC(有機光導電体)、a−S
i等の光導電性物質を感光体として用い、種々の手段に
より該感光体を一様に帯電した後、該感光体表面に光像
を照射して該光像に対応した電気的潜像を感光体上に形
成し、該潜像に磁気ブラシ現像法等を用いてトナーを付
着させ、顕像化する方式が一般に採用されている。
【0003】この現像方法においては、上記潜像を顕像
化するトナーと、キャリアーと呼ばれる磁性体を有した
担体粒子が使用され、該キャリアは摩擦帯電により適当
量の正または負の電気量をトナーに付与し、また、該摩
擦帯電の静電引力によりその表面にトナーを担持する。
【0004】上記トナーとキャリアを有する現像剤は、
磁石を内包する現像スリーブ上に現像剤層厚規制部材に
より所定の層厚にコートされ、磁気力を利用することに
よって、上記感光体と現像スリーブとの間に形成される
現像領域に搬送される。
【0005】上記感光体と現像スリーブとの間には所定
の現像バイアス電圧が印加されており、上記トナーは、
現像領域において、感光体上へ現像される。
【0006】上記のキャリアにたいして要求される特性
は種々のものがあるが、特に重要な特性としては適当な
帯電性、印加電界に対する耐圧性、耐衝撃性、耐摩耗
性、耐スペント性、現像性、生産性が挙げられる。
【0007】例えば、現像剤を長期間使用した場合に
は、キャリアの表面にスペントトナーと呼ばれる現像に
寄与せぬトナーが融着するトナーフィルミングが起こ
り、その結果現像剤の劣化と、それに伴う現像画像の画
質劣化が生じる。
【0008】一般に、キャリアの真比重が大きすぎる
と、現像剤を上記の現像剤層厚規制部材でスリーブ上に
所定の層厚とする際に、あるいは現像器内での現像剤の
撹拌の際に現像剤にかかる付加が大きくなるために、現
像剤の長期使用において (a)トナーフィルミング (b)トナーの劣化 が生じやすくなり、そのため、現像剤の劣化とそれにと
もなう現像画像の画質劣化が生じ易くなる。また、上記
の(a)及び(b)が生じやすいキャリアにおいては、
定期的に現像剤を交換する必要があり、かつ不経済であ
るために現像剤にかかる負荷を減少させる、あるいはキ
ャリアの耐久性、耐スペント性を改良することにより上
記の(a)及び(b)の問題点を改善し現像剤寿命を延
ばすことが必要とされる。
【0009】上記の問題に対して、結着剤樹脂中に磁性
粒子を分散したキャリア、例えば特開昭54−6613
4号公報に開示の粉砕法による磁性体分散型キャリアに
より対処することも可能である。
【0010】また、特開昭61−6959号公報におい
て開示された、重合法による磁性体分散型キャリアによ
り対処することも可能である。
【0011】しかしながら、上述した磁性体分散型キャ
リアは、キャリア粒子中に磁性体を多量に添加しない場
合には、粒径に対する飽和磁化が小さく、現像時に感光
体上にキャリア付着が生じてしまうと言った問題があ
り、現像剤の補充、あるいは、付着キャリアの回収機構
を画像形成装置内に設置しなければならず、現像剤寿命
の延命対策としては十分なものとはいえない。
【0012】また、上述の磁性体分散型キャリアにおい
て、磁性体を多量に添加した場合には、比抵抗の低い磁
性体の量が増加し、磁性体自体が両面に露出してしまう
ために、キャリアの比抵抗が下がり、現像時に印加する
バイアス電圧のリークによる画像不良が生じやすくな
る。
【0013】また、上述した磁性体分散型樹脂キャリア
に磁性体を多量に添加した場合には、結着剤樹脂に対し
て磁性体の量が相対的に増加するため特に耐衝撃性が弱
くなってしまい、現像剤を上記の現像剤層厚規制部材で
スリーブ上で所定の層厚とする際にキャリアからの磁性
体の欠落が生じやすく、結果として現像剤を劣化させて
しまうといった欠点があった。
【0014】かかる磁性体の欠落若しくは磁性体の破壊
によって発生する、好ましくない微粒子成分は自身での
磁気力が低いために現像時にスリーブ上に保持しておく
ことができず所謂、キャリア付着と言った画像欠陥を発
生させてしまう。
【0015】従って、磁性体の添加量を増加した磁性体
分散型キャリアを実現するためには、より磁性体の分散
性の良好な結着剤樹脂が必要とされていた。
【0016】従って、上述したようにトナースペント性
に優れかつトナー劣化の良好なさらにはキャリア付着の
発生しない高画質、高安定な高耐久の磁性体分散型樹脂
キャリアが必要とされていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従って、結着
剤樹脂中に磁性体粒子を分散してなる磁性体分散型キャ
リアにおいて、 (1)耐スペント性 (2)トナー劣化 (3)耐衝撃性 (4)キャリア付着 に優れた特性を有する、高画質、高安定、高耐久なキャ
リア及び現像剤組成物を提供することを目的とする。
【0018】従って、本発明の目的は、従来の磁性体分
散型キャリアの有していた上述した問題点を解決し、高
画質、高耐久、高安定の磁性体分散型キャリアを提供す
ることにある。更に具体的には、磁性体粒子と結着剤樹
脂を含有してなる磁性体分散キャリアにおいて、該キャ
リアのトナーの耐スペント性、及びトナー劣化、耐衝撃
性を改善し従ってキャリア付着を防止し画質が良好でか
つ現像剤寿命の良好な磁性体分散型キャリア、及び現像
剤組成物をを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上述し
た目的は、下記一般式[1]
【0020】
【化15】
【0021】(式中、Aは炭素数1〜10個の直鎖、分
岐鎖あるいは環状のアルキリデン基、アリル置換アルキ
リデン基、アリーレンジアルキリデン基、または−O
−、−S−、−CO−、−SO−、及び−SO2 −を示
し、R1 〜R4 は独立して水素、ハロゲンまたは炭素数
1〜4個のアルキル基、アルケニル基を示す。)及び下
記一般式[2]
【0022】
【化16】
【0023】(式中、R5 は炭素数2〜6のアルキレン
基またはアルキリデン基、R6 及びR7 は炭素数1〜3
個のアルキル基、フェニル基または置換フェニル基であ
り、nは1〜200の整数を示す。)で示される構造単
位を同時に有する共重合体であって、一般式[2]で示
される構造単位が該共重合体の全重量に対して0.1〜
50重量%である共重合体を含有して成ることを特徴と
する磁性体分散型キャリア及び上記の磁性体分散型キャ
リアとトナーから形成される静電荷像現像用2成分系現
像剤に依って達成される。
【0024】即ち、本発明のキャリアに係る共重合体
は、下記一般式[3]
【0025】
【化17】
【0026】(R1 〜R7 は上記と同じ。m+n=10
0,n=0.1〜50)で示されるポリカーボネート−
ポリジオルガノシロキサンブロック共重合体である。
【0027】従来、磁性体粒子を分散させた磁性体分散
キャリアに使用される結着剤樹脂は、アクリル樹脂、ビ
ニル樹脂、スチレン−アクリル共重合体、スチレンブタ
ジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル樹脂、等が知ら
れている他、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹
脂、セルロース樹脂、低分子量ポリプロピレン、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、およびそれらの共重合体、石油樹脂
等が利用されている。
【0028】しかしながら、上述の結着剤樹脂を利用し
た樹脂キャリア組成物は、特に磁性体と混合されて使用
される場合には特に、耐衝撃性、耐摩耗性が著しく低下
しそのため長期間の使用によって、キャリア自体が破壊
されたり摩耗してしまい、十分に安定な摩擦帯電特性を
与えないばかりか、摩耗によって発生した微細なキャリ
アが現像時に感光体へ付着して非画像部にカブリを発生
させたりする。それに加えて、現像剤組成物の結着剤樹
脂、具体的には例えばスチレン−ブタジエン共重合体、
あるいはスチレン−アクリル共重合体、若しくはポリエ
ステル樹脂と言った高分子化合物と比較的化学的組成が
似通っているため、容易にトナーがキャリア上にスペン
トし、摩擦帯電特性を変動及び/若しくは低下させてし
まい高画質かつ高耐久、高安定な現像剤組成物を提供す
ることが困難であった。
【0029】またかかる欠点を補うために、エポキシ樹
脂等の硬化性樹脂を使用することもできるが、硬化性樹
脂を使用すると逆に耐久によって表面に異物が蓄積して
しまい、やはり摩擦帯電特性が著しく変動してしまうと
いった欠点がある。
【0030】かかる欠点を補うために、かつ上述した熱
可塑性樹脂に比較して耐摩耗性の良好な樹脂としてポリ
カーボネート樹脂を結着剤樹脂として使用することがで
きる。この様なポリカーボネート樹脂を使用することに
よって、磁性体分散型キャリアの機械的強度、すなわち
耐摩耗性などはある程度向上させることが可能である
が、前述したように、耐摩耗性を向上させることによっ
て表面近傍が比較的長期にわたって摩耗にさらされるた
めにトナースペントが問題となり、長期の耐久試験にお
いて、摩擦帯電特性が大きく変動してしまうと言った欠
点があった。またポリカーボネート樹脂を使用すること
によって耐摩耗性は比較的改善されるものの、磁性体の
分散性がいまだ十分なものではなく、これは特に磁性体
分散型キャリアの磁気特性を改善するために磁性体を多
量に添加した場合に特に問題となる。
【0031】即ち、通常のポリカーボネート樹脂では磁
性体の均一分散を行なうのが困難でありその結果、樹脂
−磁性体界面の微細な濡れ性が悪く、十分な界面接着強
度が得られない事から、磁性体成分を多量に添加した場
合、磁性体粒子が連続的な使用の間に抜けおちてきた
り、キャリア自体が破壊されてしまうといった問題があ
った。
【0032】またさらには、従来のポリカーボネート樹
脂は比較的ガラス転移点が高く溶融混練するには生産性
が低下してしまうといった問題点があった。
【0033】そこで本発明者等は鋭意検討の結果、上記
一般式[3]で示されるポリカーボネート−ポリジオル
ガノシロキサンブロック共重合体が特異的に磁性体粒子
を良好に分散し、強固に磁性体粒子を結合することを見
出し、その結果該樹脂を磁性体分散型キャリアの結着剤
樹脂として使用することにより上述の欠点を解決するこ
とが可能であることを見出した。
【0034】一般式[3]におけるnは共重合体の機械
的強度、耐衝撃性と言った物性面から、0.1〜50の
範囲が好ましい。この比が0.1より小さくなると、機
械的強度が不足して耐久性が低下し、50を超えると繰
り返し使用した際に帯電安定性が低下する。
【0035】また一般式[3]に記載のブロックポリカ
ーボネート樹脂の分子量は重量平均分子量で10,00
0から50,000の範囲であることが好ましい。分子
量が10,000よりも小さいと耐久性が劣化し、分子
量が50,000よりも大きいと熱混練する際に粘度が
高くなり過ぎ、溶融混練するのが困難である。かかるブ
ロックポリカーボネート樹脂は、公知の製造方法具体的
には例えば特開昭48−64199号公報に記載の方法
によって製造することができる。
【0036】また本発明のポリカーボネート−ポリジオ
ルガノシロキサンブロック共重合体は、そのガラス転移
点が155℃未満の範囲にあることが熱混練の際の作業
性が好適である。本発明の共重合体を結着剤樹脂として
用いることによって、耐摩耗性、及びトナーに対する耐
スペント性を向上することが可能となりかつ、トナー劣
化を改善することが可能となった。この理由として、通
常の結着剤樹脂に比較して本発明の結着剤樹脂が潤滑性
に富み、その結果、トナーに対する耐スペント性が向上
し、かつトナーに対する剪断応力が低減されるものと推
定している。
【0037】本発明のキャリアコア剤を形成する磁性体
分散型キャリアに用いられる磁性材料としては、例え
ば、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属、フェライ
ト、マグネタイト、ヘマタイト等の鉄、コバルト、ニッ
ケル等の強磁性を示す元素を含む合金あるいは化合物な
どを挙げることができる。本発明にかかわる磁性体粒子
の飽和磁化は、磁場10Kエルステッドのもとで10e
mu/g以上100emu/g以下であるものを使用す
ることができる。なお磁気力の測定は、東英工業社製の
VSMを用いた。
【0038】またかかる磁性体粒子は、その一次平均粒
径が2.0μm以下であることが望ましい。粒径が2.
0μmよりも大きい場合には、コア材の表面性が悪化し
てしまい、環境に対する摩擦帯電特性が不安定なものと
なる。また本発明に利用できる磁性体粒子の比抵抗は、
109 Ωcm以下であることが好ましい。またかかる磁
性体粒子のキャリア組成物に対する添加量は30重量%
以上であるのが必要とされ、好ましくは50重量%以上
が必要である。30重量%未満では感光体へのキャリア
付着が顕著となり、またキャリアの抵抗制御も困難とな
る。
【0039】従って本発明の磁性体分散型キャリアにお
いては、感光体への付着が無いことはもちろんのこと、
トナーの帯電量制御という点においても適度に制御し得
ることが重要な特性の一つである。特に低湿下でのトナ
ーへの過剰帯電付与、所謂チャージアップ現象を引き起
こさないように、キャリアの比抵抗を適度に制御するこ
とが必要とされる。
【0040】このため、本発明のキャリアにおいては、
前述のような磁性体粒子の粒径、比抵抗並びに含有量が
重要である。
【0041】本発明の共重合体を製造するために使用で
きるジフェノール化合物を以下に列挙するが、これらの
ものに限定されるものではない。
【0042】
【化18】
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】上述の化合物の中では特に例示化合物N
o.3,8,16,19および21が好ましい。
【0047】次に、本発明に用いられるポリオルガノシ
ロキサンの具体例を示すが、これらに限られるものでは
ない。例示化合物No.
【0048】
【化22】
【0049】本発明のキャリア粒子の平均粒径として
は、5〜100μmの範囲のものが好適である。キャリ
ア粒径が5μm未満であると感光体へのキャリア付着が
生じやすい傾向にあり、また100μmを超えると現像
器内において現像剤にかかるシェアが大きくなり、現像
剤の劣化、特にトナー粒子の外添剤の剥離、形状変化を
引き起こしやすい傾向にある。更に又、粒径が大きいと
比表面積的に小さくなるため、現像剤として構成する際
に保持できるトナー量が少なくなり、精細性を欠いた画
像となってしまう。
【0050】本発明に用いたキャリアの粒径は、光学顕
微鏡により、キャリア300個以上をランダムに抽出
し、ニレコ社製の画像処理解析装置Luzex3により
水平方向フェレ径をもってキャリア粒径とした。
【0051】本発明のキャリアの真比重は、1.5〜
5.0の範囲であることが好ましく、さらには1.5〜
4.5の範囲であることがより好適である。真比重が
5.0を超えると、現像器内で現像剤にかかる負荷が大
きくなるために、現像剤の劣化という観点から好ましく
ない。真比重1.5未満では感光体へのキャリア付着を
抑制するにたる磁気力を得ることは困難である。なお、
本発明ではキャリアの真比重は、トルーデンサー(セイ
シン企業製)を用いて測定した。
【0052】本発明のキャリアの比抵抗は107 〜10
15Ωcmの範囲であるのが好適である。107 Ωcm未
満では、バイアス電圧を印加する現像方法では現像領域
においてスリーブから感光体表面ヘと電流がリークし、
その結果良好な画像が得られない。また、1015Ωcm
を超えると、低湿環境下でチャージアップ現象が発生し
濃度ウス、転写不良、カブリなどの画像劣化を発生させ
る。
【0053】なお、本発明において、比抵抗の測定には
図1に示す測定方法を用いた。即ち、セルAにキャリア
を充填し、該充填キャリアに接するように電極1及び2
を配置し電極間に電圧を印加し、その時流れる電流を測
定することにより比抵抗ρ(Ωcm)を求めるものであ
る。上記の測定方法においては、キャリアが粉体である
ために、充填率により比抵抗の測定値が変化する場合が
あり注意を要する。本発明における比抵抗の測定条件は
充填キャリアと電極との接触面積S=約2.3cm2
厚さ=約1mm、上部電極2の荷重275g、印加電圧
100Vとした。
【0054】本発明に利用できるキャリアの形状はどの
ようなものであっても良く、適宜所定のシステムに都合
の良いように選択できる。しかしながら本発明における
キャリアの球形度(長軸/短軸)は2以下であることが
好ましい。本発明におけるキャリアは、上記球形度が2
を超えると、現像剤にかかるシェアの軽減効果と、現像
剤としての流動性向上の効果が低減する傾向がある。
【0055】本発明におけるキャリアにおいて、上述の
球形度2以下を達成する手段としては、コア材を加熱し
表面を熱溶融させ球形化する方法、あるいは、機械的に
球形化する方法等を挙げることができる。
【0056】次いで本発明で使用されるキャリアの製造
方法を記載する。本発明のキャリアの製造方法として
は、前述した結着剤樹脂と磁性体微粒子とを所望の混合
量で混合し、具体的には例えば、3本ロール若しくは押
出機等の加熱溶融混合装置を用いて適当な温度で混練
し、冷却後、粉砕分級することにより製造する方法、あ
るいは結着剤樹脂を可溶な溶剤に溶解させて、これに磁
性体樹脂を混合してスラリーとしたのち、スプレードラ
イヤーを用いて造粒、乾燥する方法を挙げることができ
る。いずれの方法によっても、コア材中で磁性体粒子を
均一に分散させることが重要である。
【0057】かかる方法によって形成された磁性体分散
型キャリアは、更に抵抗を制御する目的若しくは表面性
を微調節する目的でさらに樹脂被覆を有していてもよ
い。この様な、樹脂被覆を形成するさいには、被覆樹脂
を溶解する溶剤の選択及び処理温度、時間などの条件を
十分に制御し、かつコア材を常に流動させるような方法
であれば如何なる方法であっても利用できるがコア材が
樹脂より構成されていることを考慮すると、コア材同士
が接着しないように樹脂が迅速に被覆される処理法が望
ましく、さらには被覆樹脂を溶解する溶剤の選択および
処理速度、時間等の条件を十分に制御することが必要と
される。なお被覆樹脂量はコア材の真比重により異り、
ここで言う樹脂被覆量はコア材の真比重に依存し、キャ
リアの真比重をZと置くと樹脂被覆量の最適値は下記式
で示される範囲となる。
【0058】 1/2Z≦樹脂被覆量≦50/Z(重量%) より好ましくは 1/Z≦樹脂被覆量≦25/Z(重量%) である。
【0059】即ち、樹脂被覆量が1/2Z重量%未満で
は、樹脂量が少ないためにコア材表面を均一に被覆する
ことが難しく、たとえ被覆できた場合であっても強度的
に十分なキャリアとは言えない。また、50/Z重量%
を超えると、被覆樹脂量が多過ぎるために、均一に被覆
することが困難となる。
【0060】本発明の静電荷像現像用2成分現像剤は、
前記の磁性体分散型キャリアをトナー10重量部に対し
て、10〜1000重量部、好ましくは30〜500重
量部混合させて用いるのが良い。
【0061】本発明に使用されるトナーとしては、体積
平均粒径1〜20μm、好ましくは4〜13μmが好適
である。トナーの体積平均粒径は、種々の方法によって
測定できるが、本発明においては具体的には、例えばコ
ールターカウンターを使用することができる。
【0062】測定に用いられるコールターカウンターと
しては具体的にはコールターカウンターTA−II型
(コールター社製)を用いることができ、得られた結果
例えば個数分布、体積分布をインターフェース(日科機
製)及びCX−1パーソナルコンピューター(キヤノン
製)を使用して解析される。このとき使用する電解液と
しては1級塩化ナトリウムを用いる1%NaCl水溶液
を挙げることができる。以下に具体的測定法を記載す
る。
【0063】前記の電解質溶液100〜150mlに分
散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩を0.1〜5ml添加し、これに更に測定試
料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液を超音
波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記のコール
ターカウンターTA−II型により、100μmのアパ
ーチャーを用いて、個数を基準として2〜40μmの粒
子の粒度分布などの必要な測定を行なう。
【0064】本発明に使用されるトナーの結着剤樹脂と
しては、オイル塗布する装置を有する加熱加圧ローラ定
着装置を得る場合には、下記トナー用結着剤樹脂の使用
が可能である。かかる結着剤樹脂としては、具体的には
例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポ
リビニルトルエン、と言ったスチレン及びそれの誘導
体、スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン
−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリ
ン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル誘導体、ス
チレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α
−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−イ
ンデン共重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天
然変性フェノール樹脂、天然変性マレイン樹脂、アクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポ
リビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン
樹脂、石油系樹脂が使用可能である。
【0065】一方オイルをほとんど塗布しない加熱加圧
ローラ定着方式においては、トナー像支持体部材上のト
ナーの密着性が重要な問題である。より少ない熱エネル
ギーで定着するトナーは、通常、保存中若しくは現像器
中でブロッキング若しくはケーキングし易い性質がある
ので、同時にこれらの問題も考慮しなければならない。
それゆえ、本発明においてはオイルをほとんど塗布しな
い加熱加圧ローラ定着方式を用いるときには、結着剤樹
脂の選択がより重要である。好ましい結着剤樹脂として
は、架橋されたスチレン系共重合体若しくは架橋された
ポリエステルが挙げられる。
【0066】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミドのようなエチレン性2重結合
を有するモノカルボン酸、若しくはその置換体;例え
ば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチ
ル、マレイン酸ジメチルのようなエチレン性2重結合を
有するジカルボン酸、及びその置換体;具体的には例え
ば塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルのようなビ
ニルエステル類;具体的には例えばエチレン、プロピレ
ン、ブチレンと言ったポリオレフィン類;例えばビニル
メチルケトン、ビニルヘキシルケトンのようなビニルケ
トン類;具体的には例えば、ビニルメチルエーテル、ビ
ニルエチルエーテルの様なビニルエーテル類と言ったビ
ニル単量体が単独若しくは2つ以上用いられる。
【0067】ここで架橋剤としては主として2個以上の
重合可能な2重結合を有する化合物がもちいられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンと言った芳
香族ジビニル化合物;例えばエチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,
3−ブタンジオールジメタクリレートと言った2重結合
を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、
ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスル
ホンジビニル化合物;及び3官能以上のエチレン性2重
結合を有する化合物;が単独、若しくは混合物として用
いられる。架橋剤は、結着剤樹脂を基準とした場合、
0.01より10重量%(好ましくは、0.05〜5重
量%)を結着剤樹脂を合成時に使用することが、耐オフ
セット性、及び定着性の点で好ましい。
【0068】加圧定着方式を用いる場合には、圧力定着
トナー用結着剤樹脂の使用が可能であり、具体的には例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、
ポリウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオ
ノマー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフ
ィンがある。
【0069】本発明に使用されるトナーには、電荷制御
剤をトナーに配合(内添)またはトナー粒子と混合(外
添)して用いることが好ましい。荷電制御剤の添加によ
って、現像システムに応じた最適の荷電量コントロール
が可能となり、特に本発明では粒度分布と荷電とのバラ
ンスをさらに安定にしたものとすることが可能であり、
荷電制御剤を用いることで好適な帯電量を制御すること
が可能となる。正荷電制御剤としては、ニグロシン及び
脂肪酸金属塩による変性物;トリブチルベンジルアンモ
ニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、
テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレートと言
った四級アンモニウム塩、ジブチルスズオキサイド、ジ
オクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサ
イドと言った、ジオルガノスズオキサイド、ジブチルス
ズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシ
ルスズボレートを単独であるいは2種以上組み合わせて
用いることができる。これらの中でも、特にニグロシン
系、四級アンモニウム塩と言った荷電制御剤が好まし
い。
【0070】また、一般式
【0071】
【化23】
【0072】で表されるモノマーの単重合体;または前
述したようなスチレン、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステルの様な重合成モノマーとの共重合体を正電
荷性制御剤として用いることができる。この場合これら
の荷電制御剤は、結着剤樹脂(の全部または一部)とし
ての作用も有する。
【0073】本発明に用いることができる負荷電制御剤
としては、具体的には例えば有機金属錯体、キレート化
合物が有効であり、アルミニウムアセチルアセトナー
ト、鉄(II)アセチルアセトナート、3,5−ジte
rt−ブチルサリチル酸クロムがある。特にアセチルア
セトン金属錯体(モノアルキル置換体及びジアルキル置
換体を包含する)、サリチル酸系金属錯体(モノアルキ
ル置換体及びジアルキル置換体を包含する)または塩が
好ましく、特にサリチル酸系金属錯体またはサリチル酸
系金属塩が好ましい。
【0074】上述した荷電制御剤(結着剤樹脂としての
作用を有しないもの)は、微粒子状として用いることが
好ましい。この場合この荷電制御剤の個数平均粒径は、
具体的には4μm以下、さらには3μm以下であること
が好適である。
【0075】トナーに内添するさいに、上述のような荷
電制御剤は、結着剤樹脂100重量部に対して0.1〜
20重量部、さらには0.2〜10重量部で添加される
ことが好適である。
【0076】本発明の現像剤組成物にはシリカ微粉末を
添加することが好ましい。トナーとシリカ微粉末を組み
合わせることによって、トナー粒子とキャリアまたはス
リーブ表面の間にシリカ微粉末が介在することになり、
摩耗が著しく軽減される。これによってトナー及びキャ
リア及び/若しくはスリーブの長寿命化がはかれるとと
もに、安定した帯電性も維持することができ、長期の使
用に際してもよりすぐれたトナー及びキャリアを有する
2成分系現像剤を形成することができる。
【0077】特に体積平均粒径が10μm以下のトナー
の場合には、体積平均粒径が10μmより比表面積が大
きいトナーに比べて大きくなり、摩擦帯電のためにトナ
ー粒子とキャリアを接触した場合に、体積平均粒径が1
0μmより大きいトナーよりもトナー粒子表面とキャリ
アの接触回数が増大しトナー粒子の摩耗やキャリアの汚
染が発生しやすくなるが、この様な場合においても前記
のようにシリカ微粉末の添加により良好な2成分系現像
剤とすることができる。
【0078】シリカ微粉体としては、乾式法及び湿式法
で製造したシリカ微粉体のいずれでも使用できるが、耐
フィルミング、耐久性の点から乾式法によるシリカ微粉
体を用いることが好ましい。
【0079】ここで言う乾式法とは、例えばケイ素ハロ
ゲン化合物の蒸気酸化により生成するシリカ微粉体の製
造法である。
【0080】一方、本発明に用いられるシリカ微粉体を
湿式法で製造する方法は、従来公知の種々の方法が適用
できる。
【0081】ここで言うシリカ微粉体には、無水二酸化
ケイ素(コロイダルシリカ);ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸亜鉛と言ったケイ酸塩を適用できる。
【0082】上記シリカ微粉体のうちで、BET法で測
定した窒素吸着による比表面積が30m2 /g以上、特
に50〜400m2 /gの範囲のものが良好な結果を与
える。トナー100重量部に対してシリカ微粉体0.0
1〜8重量部、好ましくは0.1〜5重量部使用するの
が好適である。
【0083】本発明に使用されるトナーを正荷電性トナ
ーとして用いる場合には、トナーの摩耗防止、キャリ
ア、スリーブ表面の汚損防止のために添加するシリカ微
粉体としても、負荷電性であるよりは正荷電性シリカ微
粉体を用いたほうが帯電安定性を損なうも事なく好まし
く、また負荷電性トナーとして用いる場合には、同様の
理由により、負荷電性のシリカ微粉体を用いることが好
ましい。
【0084】シリカ微粉体は、一般には負荷電性である
ので、正荷電性シリカ微粉体を得る方法としては、上述
した未処理のシリカ微粉体を、少なくとも側鎖に窒素原
子を1つ以上有するオルガノ基を有するシリコンオイル
で処理する方法、あるいは窒素含有のシランカップリン
グ剤で処理する方法、またはこの両者で処理する方法を
挙げることができる。
【0085】かかる処理剤としては、具体的には例え
ば、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、ジメチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、ジエチルアミノプロピルトリメトキシシ
ラン、ジプロピルアミノプロピルトリメトキシシラン、
ジブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、モノブチ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジオクチルアミ
ノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミノプロピ
ルトリメトキシシラン、ジブチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、ジブチルアミノプロピルモノメトキシシ
ラン、ジメチルアミノフェニルトリエトキシシラン、ト
リメトキシシリル−γ−プロピルフェニルアミン、トリ
メトキシシリル−γ−プロピルベンジルアミンを挙げる
ことができる。このほかトリメトキシシリル−γ−プロ
ピルピペリジン、トリメトキシシリル−γ−プロピルモ
ルホリン、トリメトキシシリル−γ−プロピルイミダゾ
ール、ヘキサメチルジシラザン、トリメトキシシラン、
トリメチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、
ジメチルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン、ア
リルジメチルクロロシラン、アリルフェニルジクロロシ
ラン、ベンジルジメチルクロロシラン、アリルフェニル
ジクロロシラン、ベンジルジメチルクロロシラン、ブロ
ムメチルジメチルクロロシラン、α−クロルエチルトリ
クロロシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、ク
ロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシリル
メルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオ
ルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシ
シラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジ
シロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジロロキサ
ン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン、及
び1分子当り2から12個のシロキサン単位を有し、末
端に水酸基を有するジメチルポリシロキサン化合物を挙
げることができる。上述の化合物は1種あるいは2種以
上の混合物で用いられる。上記の処理剤は、シリカ微粉
末を基準として1〜40重量%で使用されるのが好適で
ある。
【0086】上述のシリカ微粉体はトナー100重量部
に対して0.01〜8重量部で添加されるのが好適であ
り、0.1〜5重量部で添加されることが良好な安定性
の良好な正または負の帯電性を示す現像剤を得るに好適
である。上述のシリカ微粉末の代わりにBET比表面積
50〜400m2 /gの酸化チタン微粉末(TiO2
を用いてもよい。さらに、シリカ微粉末と酸化チタン微
粉末の混合粉体を用いることもできる。
【0087】本発明の現像剤組成物に利用されるトナー
には、フッ素含有重合体の微粉末(例えばポリテトラフ
ロロエチレン、ポリビニルデンフロライドまたは、テト
ラフロロエチレン−ビニリデンフロライド共重合体の微
粉末を添加することも可能である。
【0088】着色剤としては、従来より知られている、
染料及び/若しくは顔料が使用可能である。例えばカー
ボンブラック、フタロシアニンブルー、ピーコックブル
ー、パーマネントレッド、レーキレッド、ローダミンレ
ーキ、ハンザイエロー、パーマネントイエロー、ベンジ
ジンイエロー等を使用することができる。その含有量と
しては、結着剤樹脂100重量部に対して0.1〜20
重量部、好ましくは0.5〜20重量部、さらにはトナ
ー像を付着したOHPフィルムの透過性を良くするため
には12重量部以下であることが好ましく、さらには
0.5〜9重量部であるのが好適である。
【0089】本発明の現像剤組成物に利用されるトナー
には更に、熱ロール定着時の離型性を良くする目的でポ
リエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイクロクリス
タリンワックス、カルナバワックス、サゾールワック
ス、パラフィンワックスと言ったワックスを添加するこ
ともできる。上述した添加剤のほか本発明に利用される
トナーには必要に応じて他の添加剤を使用することもで
きる。
【0090】本発明の現像剤組成物に利用できるトナー
を作製するには、ビニル系、非ビニル系の熱可塑性樹
脂、必要に応じて着色剤である顔料、または染料、荷電
制御剤、その他の添加剤をボールミルと言った混合機に
より十分に混合してから加熱ロール、ニーダー、エクス
トルーダーと言った熱混練機を用いて溶融、混練して樹
脂類を互いに相溶させ、その中に顔料又は、染料を分散
又は溶解させる。その後に冷却固化し、粉砕、及び厳密
な分級を行ってトナー粒子を得ることができる。該トナ
ー粒子をそのままトナーとして用いることもできるが、
さらには得られたトナー粒子に必要に応じてシリカ微粉
体と言った外添剤を加え、ヘンシェルミキサーと言った
混合機を用いてトナー粒子と外添剤を混合し、トナー組
成物とすることができる。前述したトナー組成物は、前
述した磁性体分散型キャリアと混合された後、本発明の
2成分系現像剤組成物とすることができる。
【0091】
【実施例】以下に本発明を実施例をもって説明するが、
本発明は実施例により限定されるものではない。なお、
以下の配合における%及び部はすべて重量%及び重量部
を示し、Mwは重量平均分子量、Mnは個数平均分子量
を示す。
【0092】実施例1 下記構造を有するポリジメチルシロキサン−ポリカーボネート 20.0部 ブロック共重合体(重量平均分子量20,000)
【0093】
【化24】
【0094】 フェライト(粒径0.33μm) 80.0部 をヘンシェルミキサーによって十分予備混合を行なった
後、3本ロールミルで3回溶融混練し、冷却後ハンマー
ミルを用いて粒径1〜2mm程度に粗粉砕した。次いで
エアージェット方式による微粉砕機で微粉砕し、磁性体
分散型キャリアを得た。このキャリアの物性を表1に示
す。
【0095】一方、プロポキシ化ビスフェノールとフマ
ル酸を縮合して得た ポリエステル樹脂 100部 フタロシアニン顔料 5部 ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯塩 4部 をヘンシェルミキサーによって十分予備混合を行なった
後、3本ロールミルで3回溶融混練し、冷却後ハンマー
ミルを用いて粒径1〜2mm程度に粗粉砕した。次いで
エアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。更
に、得られた微粉砕物を分級して重量平均粒径が8.4
μmである負帯電性のシアントナーを得た。
【0096】上述のシアントナー100部と、ヘキサメ
チレンジシラザンで疎水処理したシリカ微粉体0.4部
とをヘンシェルミキサーにより混合して、トナー粒子表
面にシリカ微粉体を有するシアントナーを調製した。
【0097】このシアントナーと上記のキャリアを温度
/湿度がN/N(23℃/60%RH)環境下でトナー
濃度10%となるように混合し現像剤を得た。得られた
現像剤100gを250ccポリ瓶に入れ、ターブラミ
キサーで1時間振盪した。その後で現像剤を取りだし、
電子顕微鏡で現像剤の観察を行なった。この結果トナー
によるフィルミング等は認められなかった。またトナー
外添剤の脱離、埋没なども認められなかった。
【0098】また、シアントナーと上述の樹脂キャリア
を温度/湿度がL/L(15℃/10%RH)環境下で
トナー濃度8%となるように混合し現像剤を得た。これ
を同環境下でキヤノン製フルカラーレーザー複写機CL
C−500用現像器の中に入れ、外部モーター駆動(周
速200rpm)により空回転を40分行なった。その
後、CLC−500改造機を用い、常温常湿下で画像出
し試験を行なった。
【0099】画像出し試験の結果、初期画像はベタ画像
の濃度も十分高く、かつ非画像部のカブリ及びハーフト
ーン部でのガサツキのない鮮明な画像が得られた。また
空回転後の画像だし試験を行なったところハーフトーン
部のガサツキもない良好な結果が得られた。またキャリ
ア付着は初期から空回転耐久試験の後でも実質的な変動
はなく良好であった。
【0100】得られた結果を表2に示す。
【0101】実施例2 実施例1で製造したコア材の表面に下記組成の樹脂被覆
層を被覆した事を除き実施例1と同様にして現像剤組成
物を製造した。このキャリアの物性を表1に示す。これ
を実施例1と同様にして評価したところ、トナーによる
フィルミング等は認められなかった。またトナー外添剤
の脱離、埋没なども認められなかった。またCLC−5
00改造機による画像出しの結果も良好であった。結果
を表2に示す。
【0102】スチレン−メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル共重合体(50/50) Mw/Mn=2.7 Mw=39,000 (樹脂被覆量0.8%、溶媒トルエン)
【0103】実施例3 下記構造を有するポリジメチルシロキサン−ポリカーボネート 20.0部 ブロック共重合体(重量平均分子量30,000)
【0104】
【化25】
【0105】 還元鉄(粒径0.32μm) 80.0部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行なった
後、3本ロールミルで少なくとも2回以上溶融混練し、
冷却後ハンマーミルを用いて粒径約2mm程度に粗粉砕
した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で粒径
50μmに微粉砕した。更に、得られた微粉砕物をメカ
ノミルMM−10(岡田精工社製)に投入して、機械的
に球形化した。球形化した微粉砕粒子をさらに分級して
コア材を得た。得られたコア材の粒径は48μmであっ
た。このキャリアの物性を表1に示す。
【0106】得られたキャリアを用いて実施例1と同様
のテストを行なった。その結果、実施例1と同様に振盪
試験、画像出し試験において良好な結果が得られた。結
果を表2に示す。
【0107】実施例4 実施例3で製造したコア材の表面に下記組成の樹脂被覆
層を被覆した事を除き実施例1と同様にして現像剤組成
物を製造した。このキャリアの物性を表1に示す。これ
を実施例1と同様にして評価したところ、トナーによる
フィルミング等は認められなかった。またトナー外添剤
の脱離、埋没なども認められなかった。またCLC−5
00改造機による画像出しの結果も良好であった。結果
を表2に示す。
【0108】スチレン−メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル共重合体(40/60) Mw/Mn=2.7 Mw=40,000 (樹脂被覆量0.9%、溶媒トルエン)
【0109】実施例5 下記構造を有するポリジメチルシロキサン−ポリカーボネート 22.0部 ブロック共重合体(重量平均分子量45,000)
【0110】
【化26】
【0111】 マグネタイト(粒径0.26μm) 78.0部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行なった
後、3本ロールミルで少なくとも2回以上溶融混練し、
冷却後ハンマーミルを用いて粒径約2mm程度に粗粉砕
した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で粒径
50μmに微粉砕した。更に、得られた微粉砕物をメカ
ノミルMM−10(岡田精工社製)に投入して、機械的
に球形化した。球形化した微粉砕粒子をさらに分級して
コア材を得た。得られたコア材の粒径は54μmであっ
た。このキャリアの物性を表1に示す。
【0112】得られたキャリアを用いて実施例1と同様
のテストを行なった。その結果、実施例1と同様に振盪
試験、画像出し試験において良好な結果が得られた。結
果を表2に示す。
【0113】実施例6 実施例5で製造したコア材の表面に下記組成の樹脂被覆
層を被覆した事を除き実施例1と同様にして現像剤組成
物を製造した。このキャリアの物性を表1に示す。これ
を実施例1と同様にして評価したところ、トナーによる
フィルミング等は認められなかった。またトナー外添剤
の脱離、埋没なども認められなかった。またCLC−5
00改造機による画像出しの結果も良好であった。結果
を表2に示す。
【0114】スチレン−アクリル酸フェニル共重合体
(50/50) Mw/Mn=4.5 Mw=56,000 (樹脂被覆量1.2%、溶媒トルエン)
【0115】実施例7 下記構造を有するポリジメチルシロキサン−ポリカーボネート 20.0部 ブロック共重合体(重量平均分子量45,000)
【0116】
【化27】
【0117】 フェライト(粒径0.26μm) 80.0部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行なった
後、3本ロールミルで少なくとも2回以上溶融混練し、
冷却後ハンマーミルを用いて粒径約2mm程度に粗粉砕
した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で粒径
50μmに微粉砕した。更に、得られた微粉砕物をメカ
ノミルMM−10(岡田精工社製)に投入して、機械的
に球形化した。球形化した微粉砕粒子をさらに分級して
コア材を得た。得られたコア材の粒径は48μmであっ
た。このキャリアの物性を表1に示す。
【0118】得られたキャリアを用いて実施例1と同様
のテストを行なった。その結果、実施例1と同様に振盪
試験、画像出し試験において良好な結果が得られた。結
果を表2に示す。
【0119】実施例8 下記構造を有するポリジメチルシロキサン−ポリカーボネート 20.0部 ブロック共重合体(重量平均分子量30,000)
【0120】
【化28】
【0121】 還元鉄(粒径0.32μm) 80.0部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行なった
後、3本ロールミルで少なくとも2回以上溶融混練し、
冷却後ハンマーミルを用いて粒径約2mm程度に粗粉砕
した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で粒径
50μmに微粉砕した。更に、得られた微粉砕物をメカ
ノミルMM−10(岡田精工社製)に投入して、機械的
に球形化した。球形化した微粉砕粒子をさらに分級して
コア材を得た。得られたコア材の粒径は51μmであっ
た。このキャリアの物性を表1に示す。
【0122】得られたキャリアを用いて実施例1と同様
のテストを行なった。その結果、実施例1と同様に振盪
試験、画像出し試験において良好な結果が得られた。結
果を表2に示す。
【0123】比較例1 実施例1で用いたコア材の代わりに43μmの還元鉄粒
子を用い、実施例2で使用したキャリア被覆を被覆量が
0.8%となるように被覆した。得られたキャリアの物
性を表1に示す。このキャリアを用いて実施例1と同様
の測定及びテストを行なった。
【0124】振盪試験の結果、キャリアは振盪前と変化
はなかったが、トナー表面の外添剤の埋没が観察され
た。また、画像出し試験の結果、特にハーフトーン部の
ガサツキが見られた。結果を表2に示す。
【0125】比較例2 下記構造を有するポリカーボネート−ポリジメチルシロ
キサン共重合体を使用したことを除き、実施例1と同様
にして表1に示す物性の磁性体分散型キャリアを作製し
評価を行なった。この結果、ポリビンでの振盪試験及び
初期画像も良好であったが、60分の空耐久試験の結果
キャリア付着が発生し、画像の均一性が損なわれた。結
果を表2に示す。
【0126】
【化29】
【0127】
【表1】
【0128】
【表2】
【0129】
【発明の効果】上述したように本発明の磁性体分散型キ
ャリアを用いることによって (1)耐スペント性 (2)トナー劣化 (3)耐衝撃性 (4)キャリア付着 を改善し、初期から耐久画像に至る画質の向上、高安
定、高耐久といった本発明の目的を安定して達成可能な
磁性体分散型キャリア及び2成分系現像剤組成物が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気抵抗の測定装置を模式的に示した概略図で
ある。
【符号の説明】
1 下部電極 2 上部電極 3 絶縁物 4 電流計 5 電圧計 6 定電圧装置 7 キャリア 8 ガイドリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−64199(JP,A) 特開 昭64−32267(JP,A) 特開 昭46−6084(JP,A) 特開 平2−239255(JP,A) 特開 平2−239256(JP,A) 特開 平5−188652(JP,A) 特開 昭59−157657(JP,A) 特開 平2−272577(JP,A) 特開 平4−199062(JP,A) 特開 平3−163568(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/10

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[1] 【化1】 (式中、Aは炭素数1〜10個の直鎖、分岐鎖あるいは
    環状のアルキリデン基、アリル置換アルキリデン基、ア
    リーレンジアルキリデン基、または−O−、−S−、−
    CO−、−SO−、及び−SO2 −を示し、R1 〜R4
    は独立して水素、ハロゲンまたは炭素数1〜4個のアル
    キル基、アルケニル基を示す。)及び下記一般式[2] 【化2】 (式中、R5 は炭素数2〜6のアルキレン基またはアル
    キリデン基、R6 及びR7 は炭素数1〜3個のアルキル
    基、フェニル基または置換フェニル基であり、nは1〜
    200の整数を示す。)で示される構造単位を同時に有
    する共重合体であって、一般式[2]で示される構造単
    位が該共重合体の全重量に対して0.1〜50重量%で
    ある共重合体を含有して成ることを特徴とする磁性体分
    散型キャリア。
  2. 【請求項2】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化3】 で示される請求項1に記載の磁性体分散型キャリア。
  3. 【請求項3】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化4】 で示される請求項1に記載の磁性体分散型キャリア。
  4. 【請求項4】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化5】 で示される請求項1に記載の磁性体分散型キャリア。
  5. 【請求項5】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化6】 で示される請求項1に記載の磁性体分散型キャリア。
  6. 【請求項6】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化7】 で示される請求項1に記載の磁性体分散型キャリア。
  7. 【請求項7】 磁性体分散型キャリアとトナーとを有す
    る静電荷像現像用2成分系現像剤組成物において、 磁性体分散型キャリアが、下記一般式[1] 【化8】 (式中、Aは炭素数1〜10個の直鎖、分岐鎖あるいは
    環状のアルキリデン基、アリル置換アルキリデン基、ア
    リーレンジアルキリデン基、または−O−、−S−、−
    CO−、−SO−、及び−SO2 −を示し、R1 〜R4
    は独立して水素、ハロゲンまたは炭素数1〜4個のアル
    キル基、アルケニル基を示す。)及び下記一般式[2] 【化9】 (式中、R5 は炭素数2〜6のアルキレン基またはアル
    キリデン基、R6 及びR7 は炭素数1〜3個のアルキル
    基、フェニル基または置換フェニル基であり、nは1〜
    200の整数を示す。)で示される構造単位を同時に有
    する共重合体であって、一般式[2]で示される構造単
    位が該共重合体の全重量に対して0.1〜50重量%で
    ある共重合体を含有して成る、ことを特徴とする静電荷
    像現像用2成分系現像剤組成物。
  8. 【請求項8】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化10】 で示される請求項7に記載の静電荷像現像用2成分系現
    像剤組成物。
  9. 【請求項9】 前記式[1]で示される構造が、下記式 【化11】 で示される請求項7に記載の静電荷像現像用2成分系現
    像剤組成物。
  10. 【請求項10】 前記式[1]で示される構造が、下記
    式 【化12】 で示される請求項7に記載の静電荷像現像用2成分系現
    像剤組成物。
  11. 【請求項11】 前記式[1]で示される構造が、下記
    式 【化13】 で示される請求項7に記載の静電荷像現像用2成分系現
    像剤組成物。
  12. 【請求項12】 前記式[1]で示される構造が、下記
    式 【化14】 で示される請求項7に記載の静電荷像現像用2成分系現
    像剤組成物。
JP05089476A 1993-03-25 1993-03-25 磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物 Expired - Fee Related JP3127330B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05089476A JP3127330B2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物
EP94104701A EP0617338B1 (en) 1993-03-25 1994-03-24 Carrier for use in electrophotography and two component-type developer containing the carrier
DE69418640T DE69418640T2 (de) 1993-03-25 1994-03-24 Träger für elektrophotographische Zwecke und diesen Träger enthaltende Entwickler des Zweikomponententyps
US08/217,964 US5565291A (en) 1993-03-25 1994-03-25 Carrier for use in electrophotography and two component-type developer containing the carrier

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05089476A JP3127330B2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06282111A JPH06282111A (ja) 1994-10-07
JP3127330B2 true JP3127330B2 (ja) 2001-01-22

Family

ID=13971789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05089476A Expired - Fee Related JP3127330B2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127330B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06282111A (ja) 1994-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4662958B2 (ja) トナー及び二成分現像剤
US5565291A (en) Carrier for use in electrophotography and two component-type developer containing the carrier
US4657838A (en) Toner, charge-imparting material and composition containing organotin alkoxide
JPH0798514A (ja) 正荷電性トナー
JP2005321690A (ja) 電子写真用トナー、およびそれを使用した電子写真用二成分現像剤
JP4225203B2 (ja) 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用現像剤、及び、それを用いた画像形成方法
JPH04335649A (ja) 静電荷像現像用トナー
US5624778A (en) Carrier for electrophotography, and two-component type developer having the carrier
EP1207433B1 (en) Toner for developing latent electrostatic images, and image forming method and device
JP3127330B2 (ja) 磁性体分散型キャリア及びそれを用いた静電荷像現像用2成分系現像剤組成物
JPH05119513A (ja) 静電荷像現像用乾式トナー
JP2001083731A (ja) 静電荷像現像用乾式現像剤及び静電荷像の現像方法
JP2693084B2 (ja) 電子写真用キャリア、二成分系現像剤、電子写真用キャリアの製造方法及び画像形成方法
JP4334792B2 (ja) 二成分現像剤用トナー、二成分現像剤、トナー容器、画像形成装置及び画像形成方法
JP2916833B2 (ja) 磁性体分散型キャリア、静電荷像現像用二成分系現像剤及び磁性体分散型キャリアの製造方法
JP3114033B2 (ja) 磁性体分散型キャリア、静電荷像現像用二成分系現像剤及び磁性体分散型キャリアの製造方法
JP2872480B2 (ja) 磁性体分散型キャリア、静電荷像現像用二成分系現像剤、磁性体分散型キャリアの製造方法及び画像形成方法
JP3614031B2 (ja) 静電荷像現像用磁性トナー
JP2916839B2 (ja) 磁性体分散型キャリア、静電荷像現像用二成分系現像剤、磁性体分散型キャリアの製造方法及び画像形成方法
JP3121429B2 (ja) 二成分系乾式現像剤
JPH05107819A (ja) 静電潜像現像用キヤリア
JP2683981B2 (ja) 電子写真用現像剤
JP2003140382A (ja) 電子写真用現像剤及びそれを用いた画像形成方法
JP3024296B2 (ja) 反転現像用現像剤及び反転現像方法
JPH0862886A (ja) 静電荷像現像用二成分現像剤

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001003

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees