JP3126274B2 - 気体圧縮機 - Google Patents

気体圧縮機

Info

Publication number
JP3126274B2
JP3126274B2 JP06047417A JP4741794A JP3126274B2 JP 3126274 B2 JP3126274 B2 JP 3126274B2 JP 06047417 A JP06047417 A JP 06047417A JP 4741794 A JP4741794 A JP 4741794A JP 3126274 B2 JP3126274 B2 JP 3126274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction chamber
gas compressor
gas
compressor
refrigerant gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06047417A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07259779A (ja
Inventor
博巳 石田
哲也 豊方
Original Assignee
セイコー精機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイコー精機株式会社 filed Critical セイコー精機株式会社
Priority to JP06047417A priority Critical patent/JP3126274B2/ja
Publication of JPH07259779A publication Critical patent/JPH07259779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3126274B2 publication Critical patent/JP3126274B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/30Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F04C18/34Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
    • F04C18/344Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
    • F04C18/3446Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along more than one line or surface
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2270/00Control; Monitoring or safety arrangements
    • F04C2270/70Safety, emergency conditions or requirements
    • F04C2270/72Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体圧縮機に係り、例
えば、冷房装置等に用いられる容積変化式の気体圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は気体圧縮機による冷凍サイクルの
システム構成を表したものである。この図に示すよう
に、気体圧縮機1はコンデンサ2、エキスパンションバ
ルブ3およびエバポレータ4と共に冷凍サイクル5を形
成している。
【0003】この冷凍サイクル5では、気体圧縮機1で
圧縮された気体がコンデンサ2で熱を放出することで液
化され、エキスパンションバルブ3を介してエバポレー
タ4に供給される。この液体は、エバポレータ4で熱を
吸収することで気化され、再び気体圧縮機1で圧縮され
るようになっている。
【0004】気体圧縮機1、例えばベーンロータリーコ
ンプレッサでは、ベーンを有するロータが回転し、ロー
タを収容するシリンダ室とベーンとの間に挟まれた気体
がその容積を小さくされながら吸入側から吐出側へと移
送されることによって、圧縮作業を行っている。
【0005】図6はこのような圧縮作業を行う気体圧縮
機1の構成を表したものである。気体圧縮機1は、圧縮
機本体10と、これを包囲するケーシング11と、フロ
ントヘッド12とを備えている。ケーシング11は一端
側が開口しており、この開口部を封止するようにフロッ
トヘッド12が取り付けられている。
【0006】圧縮機本体10は、軸方向の断面が楕円形
状の内周面を有する筒状のシリンダブロック13と、そ
の両端面に互いに平行に固着されたフロントサイドブロ
ック14及びリアサイドブロック15とにより構成さ
れ、これらによって楕円筒状のシリンダ室16が形成さ
れている。
【0007】そのシリンダ室16の内部にはロータ軸1
7aで支持された回転可能なロータ17が配設されてい
る。このロータ17には、スリット18に摺動可能に保
持された5枚のベーン20が放射状に嵌合されている。
ロータ軸17aの端部は、図示しない原動機に接続され
ており、ロータ17が回転駆動されることで、5枚のベ
ーン20がシリンダ室16の内周壁に密着しながら回転
して冷媒ガスを圧縮するように構成されている。
【0008】フロントヘッド12の上部側面には吸入室
19が形成され、この吸入室19には、エバポレータ4
から圧縮すべき冷媒ガスを吸引する吸気口21が形成さ
れている。シリンダブロック13とフロントサイドブロ
ック14には、吸入室19とシリンダ室16とを連通さ
せる吸気ポート13aと孔14aが形成されている。吸
気口21に吸引された冷媒ガスは、矢印23で示すよう
に、これら孔14a及び吸気ポート13aを通ってシリ
ンダ室16へと導入されるようになっている。
【0009】シリンダブロック13には、図示しない吐
出ポートが形成されており、リアサイドブロック15に
は、この吐出ポートと連通する孔15bが点線で示すよ
うに形成されている。リアサイドブロック15には、円
筒状のフィルタ27と遠心力によって潤滑油を分離する
ためのサイクロンブロック26が取り付けられている。
【0010】圧縮機本体10とケーシング11との間に
は、高圧室30が形成されており、シリンダ室16内で
圧縮された冷媒ガスは、矢印28に示すように孔15b
及び導通孔26aを通って、この高圧室30に導入され
る。高圧室30上部のケーシング11には、吐出口31
が形成され、高圧室30内の冷媒ガスは、矢印29で示
すように、この吐出口31を通って外部へと吐出され、
コンデンサ2に供給されるようになっている。
【0011】ところで、このように構成された気体圧縮
機1において、圧縮動作を停止した場合に、吐出側の高
圧室30内にある高温高圧の冷媒ガスが圧縮機本体10
の隙間を通って、低圧側の吸入室19および吸気口21
からエバポレータ4側に逃げていくことになる。この冷
媒ガスの逆流によって、ロータ17およびベーン20が
逆回転して逆転音が発生するという問題がある。また、
逆流した高温の冷媒ガスによってエバポレータ4が加熱
され、次に運転を再開する時に吹出温度が上昇するとい
う不具合も発生することになっていた。
【0012】このような高温高圧の冷媒ガスの逆流によ
る問題を防止するため、気体圧縮機1の吸気口21に
は、高圧の冷媒ガスの逆流を防止するために逆止弁が設
けられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図7は気体圧縮機1を
停止した後、再起動する場合の気体圧縮機内における各
部の圧力状態を表したものである。図7(a)に示すよ
うに、吸入室19に逆止弁を設けた気体圧縮機の場合、
高圧室30の高圧の冷媒ガスは、吸入室19まで逆流す
る。このため、容積が小さい吸入室19の圧力は高圧室
30の圧力に近づくが、高圧室30の圧力は余り低下し
ない。そして、逆止弁が存在するため、低圧側である吸
気口21の圧力は殆ど上昇せず、低い圧力の状態とな
る。
【0014】このような状態で気体圧縮機1が再起動さ
れると、高圧室30と吸気口21との間に大きな圧力差
d1が生じ、このため、ベーン20の先端に大きな面圧
が発生する。ところで、圧縮機本体10内のシリンダブ
ロック13やフロントサイドブロック14、リアサイド
ブロック15に対する潤滑は、ロータ17およびベーン
20の回転によって潤滑油が供給されることで確保され
ている。このため、気体圧縮機1の停止後は圧縮機本体
10内の潤滑状態があまり良くない状態にある。
【0015】このように圧縮機本体10内の潤滑状態が
あまり良くない状態で、気体圧縮機1を再起動して、先
端に大きな面圧が発生しているベーン20を回転させる
と、ベーン20先端のメッキを破損する可能性があっ
た。一方、図7(b)に示すように、逆止弁がない場合
には、高圧室30と、吸入室19および吸気口21との
圧力差は時間の経過と共に小さくなるため、運転再開時
でも、先端にあまり大きな面圧が発生しないためベーン
20の先端のメッキ破損といった問題は生じないが、前
記したように、停止時の逆転や運転開始時の吹出温度の
上昇するという問題がある。
【0016】そこで、本発明は以上のような問題を解決
するために成されたもので、運転停止時の逆流を防止し
つつ、運転再開時にベーン先端に大きな面圧が発生する
ことを防止することが可能な気体圧縮機を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、回転体の回転運動に伴う容積変化によって冷媒ガス
を圧縮する圧縮機本体と、この圧縮機本体の上流側に配
設された吸入室と、この吸入室にエバポレータからの冷
媒ガスを供給する吸気口と、前記吸入室における前記冷
媒ガスの流路上に配置され、吸気口から前記吸入室への
前記冷媒ガスの流入を可能とし、その逆流を制限する逆
止弁と、前記吸気口と吸入室とを連通する微細径の連通
手段、とを気体圧縮機に具備させて前記目的を達成す
る。
【0018】請求項2記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の気体圧縮機において、連通手段は、直径
1から乃至2mmの孔に相当する断面積を有する。請求
項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の気
体圧縮機において、前記連通手段を、前記逆止弁の弁体
に配設した連通孔とする。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の気体圧縮機において、前記連通手段を、
前記逆止弁の弁体の外周部に配設したスリ割りとする。
請求項5記載の発明では、請求項1または請求項2記載
の気体圧縮機において、前記連通手段を、前記逆止弁の
弁体の上昇を抑止するストッパに配設したスリ割りとす
る。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の気体圧縮機において、前記連通手段を、
前記吸入室および吸気口を直接連通する直結孔とする。
【0021】
【作用】気体圧縮機の運転中において冷媒ガスは、吸気
口から逆止弁を通って吸入室に流入し、圧縮機本体で圧
縮される。一方、運転停止によって、高圧に圧縮された
冷媒ガスは、圧縮機本体を通って吸入室に逆流するが、
逆止弁によって吸気口側への逆流が制限され、微細径の
連通手段によって、吸入室から吸気口に緩やかに逆流す
る。
【0022】
【実施例】以下本発明の気体圧縮機における好適な実施
例について、図1から図7を参照して詳細に説明する。
なお、本実施例の気体圧縮機1は、吸入室19周辺を除
いて図6で説明した気体圧縮機1とほぼ同様な構成なの
で、同一部分には同一の符号を付してその説明を適宜省
略することにする。
【0023】図1は、本実施例の気体圧縮機1におい
て、逆止弁を取付けた吸入室19周辺の構成を表したも
のである。この図1に示すように、気体圧縮機1の吸入
室19には逆止弁50が配置されている。逆止弁50は
上端部が開口したコアケース51を備えており、このコ
アケース51の上端部は吸気口21内に嵌合されてい
る。一方、吸入室19下側の一部を形成するフロントヘ
ッド12の部分には、支持凹部52が形成されており、
この支持凹部52にコアケース51の下端部が載置され
ている。
【0024】コアケース51の側壁中央付近には、長孔
55が設けられており、上記吸気口21は長孔55を介
して吸入室19と連通するようになっている。また、吸
気口21の内壁にはストッパ60が配設されている。こ
のストッパ60の下端部は、外周が切り欠かれており、
コアケース51の上端部と当接する押え部61と、弁体
56をの上昇を停止させる弁座部62が形成されてい
る。ストッパ60の上端部は、吸気口21にエバポレー
タ4からの配管を接続するための接続部材67に当接し
ている。接続部材67として、図1に示すようにこの実
施例では、エルボが使用されている。
【0025】接続部材67を吸気口21に取り付けるこ
とでストッパ60が下方に押されられ、コアケース51
は、押え部61で押圧されて支持凹部52に固定される
ようになっている。コアケース51の内側には弁体56
が摺動可能に配設されているとともに、バネ57が収納
されている。このバネ57は、弁体56の内側とコアケ
ース51内の底面との間に配置され、弁体56を弁座部
62方向に付勢するようになっている。
【0026】弁体56の直径は、装置によって異なるが
図示した実施例の気体圧縮機では、10mmであり、そ
の中央部には、吸気口21と吸入室19とを連通する、
連通手段としての連通孔71が形成されている。この連
通孔71としては、直径約1mmから約2mm程度の大
きさの穴があけられている。
【0027】また、吸気口21の上端部21aの外周に
は、接続部材67およびストッパ60の外周に当接する
Oリング63がシール部材として配設されている。この
Oリング63によって、吸気口21からフロントヘッド
12と接続部材67との間を通って冷媒ガスが外部に流
出することが防止されるようになっている。
【0028】次に、このように構成された逆止弁50に
よる実施例の動作について説明する。この逆止弁50に
よれば気体圧縮機10の圧縮動作時において、接続部材
67側から吸気口21に流入する冷媒ガスの圧力によ
り、弁体56がバネ57の力に逆らって下方向に移動す
る。弁体56がコアケース51の長孔55よりも下側に
移動すると、吸気口21の冷媒ガスは、長孔55を介し
て吸入室19内に流れ込み、吸気ポート13aと孔14
aを介して、シリンダ室16に供給される。冷媒ガス
は、このシリンダ室16で圧縮された後、サイクロンブ
ロック26で遠心力によっる潤滑油分離が行われ、高圧
室30の吐出口31から外部に接続されたコンデンサ2
に供給される。
【0029】一方、気体圧縮機1が圧縮動作を停止した
場合、吸気口21側から吸入孔19側への冷媒ガスの流
入が停止するため、バネ57の力によって、弁体56が
押されて長孔55よりも上方向に移動し、ストッパ60
の弁座部42に接した状態で停止する。
【0030】気体圧縮機1の圧縮動作が停止したこの状
態において、高圧室30側と吸気口21とでは高い圧力
差がある。このため、高圧室30内の冷媒ガスは、吸気
ポート13aと孔14aを介して吸入室19に逆流す
る。さらに、吸入室19から逆止弁50の長孔55を通
ってコアケース51内に入り、弁体56の連通孔71を
通って吸気口21側に冷媒ガスが緩やかに移動する。こ
のため、高圧室30および吸入室19の圧力は除々に低
下し、吸気口21では除々に圧力が上昇する。
【0031】従来の逆止弁の場合、図7(a)に示すよ
うに、気体圧縮機1を停止して再起動する時に高圧室3
0と吸気口21とでは大きな圧力差d1が発生してい
る。これに対して、弁体56に連通孔71を設けた本実
施例の逆止弁51を使用した場合、同図(c)に示すよ
うに、高圧室30と吸気口21との圧力差はd2と小さ
くなっている。このため、ベーン20の先端に発生する
面圧は比較小さくなり、圧縮機本体10内の潤滑状態が
あまり良くない状態で再起動しても、ベーン20先端の
メッキを破損することがない。
【0032】また、潤滑状態が余り良くない状態での面
圧が抑えられるので、ベーン20先端部の磨耗を少なく
することができる。さらに、サージを防止することがで
きる。また、逆止弁を付けていない場合、図7(b)に
示すように、各部の圧力が急激に変化する。これに対し
て、本実施例では各部の圧力が緩やかに変化し、気体圧
縮機1の停止後に、高圧高温の冷媒ガスが急激に吸気口
21側およびエバポレータ4側に逆流することがない。
このため、ロータ17およびベーン20が逆回転して逆
転音が発生したり、逆流した高温の冷媒ガスによってエ
バポレータ4が加熱されることもない。
【0033】以上説明した実施例では、吸入室19と吸
気口21とを連通する連通手段として弁体56に連通孔
71を設け、これによって、気体圧縮機1の停止時の高
圧室30と吸気口21との圧力差を小さくするようにし
たが、本発明では、この構成に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。
【0034】例えば、図2に示すように、連通手段とし
て、弁体56の外周面に吸入室19と吸気口21とを連
通するスリ割り72を設けるようにしてもよい。この場
合のスリ割り72も直径1mm〜2mm程度の大きさと
する。これにより、気体圧縮機1の停止時において、高
圧室30側の冷媒ガスは、吸入室19から逆止弁51の
コアケース51内に入り込んだ冷媒ガスは、このスリ割
り72を通って除々に吸入孔21側に移動することで、
圧力差が小さくなる。
【0035】また、図3に示すように、逆止弁50のコ
アケース51を押さえると共に弁体56の上昇を抑止す
るストッパ60に連通手段を設けてもよい。なお、図3
では、ストッパ60の下端部に設けたスリ割り73によ
って連通手段としたが、上端部にスリ割りを配置しても
よく、また、ストッパ60に設けた孔によって吸気室2
1と吸入室19とを直接連通させる連通孔を設けてもよ
く、さらに、ストッパ60の側部に設けた孔と吸入室1
9とをつなぐスリ割りによって連通手段としてもよい。
【0036】さらに、図4に示すように、吸入室19と
吸気口21とを直接連通する直結孔74をストッパ60
およびフロントヘッド12に設けるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吸気口と吸入室とを連通する微細径の連通手段を設けた
ので、運転停止時の逆流を防止しつつ、運転再開時にベ
ーン先端に大きな面圧が発生することを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における気体圧縮機の逆止弁
を取付けた吸入室周辺の断面構成図である。
【図2】同上、気体圧縮機の他の実施例において、逆止
弁を取付けた吸入室周辺の断面構成図である。
【図3】同上、気体圧縮機の更に他の実施例において、
逆止弁を取付けた吸入室周辺の断面構成図である。
【図4】同上、気体圧縮機の更に他の実施例において、
逆止弁を取付けた吸入室周辺の断面構成図である。
【図5】冷凍サイクルを説明する説明図である。
【図6】気体圧縮機の全体構成図である。
【図7】気体圧縮機の停止から再起動の後における各部
の圧力状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 気体圧縮機 10 圧縮機本体 11 ケーシング 12 フロントヘッド 13 シリンダブロック 14 フロットサイドブロック 15 リアサイドブロック 16 シリンダ室 17 ロータ 19 吸入室 20 ベーン 21 吸入口 30 高圧室 51 コアケース 55 長孔 56 弁体 57 バネ 60 ストッパ 61 押え部 62 弁座部 63 Oリング 67 接続部材 71 連通孔 72、73 スリ割り 74 直結孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−130588(JP,A) 実開 昭61−171893(JP,U) 実開 昭59−156195(JP,U) 実開 平4−40174(JP,U) 実開 平6−10679(JP,U) 特公 昭63−60236(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/30 - 18/352 F04C 23/00 - 29/10 331

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のシリンダブロックと、その両端面
    に固着されたフロントサイドブロック及びリアサイドブ
    ロックと、前記シリンダブロックの内部に配設され放射
    状にスリットが設けられた回転可能なロータと、前記ス
    リットに摺動可能に嵌合され先端がメッキされたベーン
    とで構成され、前記ロータおよびベーンの回転により冷
    媒ガスを圧縮し、前記シリンダブロック、フロントサイ
    ドブロック、リアサイドブロックに潤滑油が供給される
    圧縮機本体と、 前記圧縮機本体の上流側に配設された吸入室と、 前記吸入室にエバポレータからの冷媒ガスを供給する吸
    気口と、 前記吸入室における前記冷媒ガスの流路上に配置され、
    吸気口から前記吸入室への前記冷媒ガスの流入を可能と
    し、その逆流を制限する逆止弁と、を備えた気体圧縮機において、 前記吸気口と吸入室とを連通させる微細径の連通手段
    設け、 気体圧縮機が圧縮動作を停止したとき、前記連通手段に
    より冷媒ガスを前記吸入室側から前記吸気口側に緩やか
    に移動させ、前記ベーン先端のメッキ破損を防止する
    とを特徴とする気体圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記連通手段は、前記逆止弁の弁体に配
    設した連通孔であることを特徴とする請求項記載の気
    体圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記連通手段は、前記吸入室および吸気
    口を直接連通する直結孔であることを特徴とする請求項
    記載の気体圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記連通手段は、前記逆止弁の弁体の上
    昇を抑止するストッパに配設したスリ割りであることを
    特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記連通手段は、直径1から2mmの孔
    に相当する断面積を有することを特徴とする請求項1〜
    のいずれか1つに記載の気体圧縮機。
JP06047417A 1994-03-17 1994-03-17 気体圧縮機 Expired - Fee Related JP3126274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06047417A JP3126274B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 気体圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06047417A JP3126274B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 気体圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07259779A JPH07259779A (ja) 1995-10-09
JP3126274B2 true JP3126274B2 (ja) 2001-01-22

Family

ID=12774585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06047417A Expired - Fee Related JP3126274B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 気体圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3126274B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759793B1 (ko) * 2001-12-21 2007-09-20 한라공조주식회사 차량 압축기용 매니폴드
JP2006183531A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Ltd 多段式圧縮機
KR101017409B1 (ko) * 2008-08-13 2011-02-28 (주) 시.알. 씨스템 베인 진공펌프
JP5197255B2 (ja) * 2008-09-08 2013-05-15 株式会社神戸製鋼所 アンモニア冷凍装置
CN105201856A (zh) * 2015-10-12 2015-12-30 南通市红星空压机配件制造有限公司 一种高压移动螺杆空压机进气阀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07259779A (ja) 1995-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW591174B (en) Scroll machine with ported orbiting scroll member
KR100356506B1 (ko) 터보 압축기
EP3594502B1 (en) Scroll compressor
JP3126274B2 (ja) 気体圧縮機
JPH09170576A (ja) 回転圧縮器
JP3829416B2 (ja) ターボ機械
JPS62141476A (ja) 排出弁及びバツフル組立体
KR100436271B1 (ko) 로터리압축기
CN110886623B (zh) 涡旋式膨胀机
KR0114924Y1 (ko) 로터리 압축기
KR100287447B1 (ko) 어큐뮤레이터가 내장된 로터리 압축기
KR19990084586A (ko) 회전압축기의 어큐무레이터
CN112412789B (zh) 压缩机及冷冻循环装置
EP0131157A2 (en) Rotary compressor
JPH10252674A (ja) 気体圧縮機
KR19990030731A (ko) 밀폐형 회전식 압축기의 유토출방지구조
WO2019043905A1 (ja) スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置
JPH0410397Y2 (ja)
JP2001329966A (ja) スクロール圧縮機
JP2002257046A (ja) 気体圧縮機
JPH04112990A (ja) 密閉型ロータリー圧縮機
JPH0364719B2 (ja)
KR100273382B1 (ko) 터보 압축기
KR100518024B1 (ko) 밀폐형 회전식 압축기의 냉력조절장치
JP2964073B2 (ja) 気体圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees