JP3126069B2 - 船外機のチルトシリンダユニット - Google Patents
船外機のチルトシリンダユニットInfo
- Publication number
- JP3126069B2 JP3126069B2 JP04131325A JP13132592A JP3126069B2 JP 3126069 B2 JP3126069 B2 JP 3126069B2 JP 04131325 A JP04131325 A JP 04131325A JP 13132592 A JP13132592 A JP 13132592A JP 3126069 B2 JP3126069 B2 JP 3126069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- cylinder unit
- outboard motor
- tilt cylinder
- expands
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/44—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
- F16F9/46—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
- F16F9/466—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry
- F16F9/467—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry using rotary valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船外機を船体に対してロ
ックしたり、強い力が作用した時等には該ロックを解除
するチルトシリンダユニットに関する。
ックしたり、強い力が作用した時等には該ロックを解除
するチルトシリンダユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】モータボート等の小型船舶は船体に対し
船外機を上下回動自在に支持するとともにこれらの間
(実際にはブラケット間)にチルトシリンダユニットを
配置し、このチルトシリンダユニットにチルトロック機
能をもたせたものとして、特開昭63−301197号
公報及び特公平2−58155号公報に開示されるもの
が知られている。
船外機を上下回動自在に支持するとともにこれらの間
(実際にはブラケット間)にチルトシリンダユニットを
配置し、このチルトシリンダユニットにチルトロック機
能をもたせたものとして、特開昭63−301197号
公報及び特公平2−58155号公報に開示されるもの
が知られている。
【0003】特開昭63−301197号公報に開示さ
れるチルトシリンダユニットは、図7に示すようにロッ
ド100に固着したピストン101にてシリンダユニッ
トが伸長する際に膨張する第1室S1と圧縮する第2室
S2とを画成し、これら室S1,S2を切替弁102
(開閉弁)を設けた連通路103でつなぎ、ピストン1
01には室S1,S2をつなぐ逆止弁104を設け、極
めて強い力が作用した際にこの逆止弁104が開いて第
2室S2内の作動油が第1室S1に流入するようにし、
更に第2室S2内にはガスGを封入し、ロッド100の
シリンダへの進入と退出を補償している。一方、特公平
2−58155号公報に開示されるチルトシリンダユニ
ットは、図8に示すようにシリンダユニットが伸長する
際に膨張する第1室S1内にガスGを封入している。
れるチルトシリンダユニットは、図7に示すようにロッ
ド100に固着したピストン101にてシリンダユニッ
トが伸長する際に膨張する第1室S1と圧縮する第2室
S2とを画成し、これら室S1,S2を切替弁102
(開閉弁)を設けた連通路103でつなぎ、ピストン1
01には室S1,S2をつなぐ逆止弁104を設け、極
めて強い力が作用した際にこの逆止弁104が開いて第
2室S2内の作動油が第1室S1に流入するようにし、
更に第2室S2内にはガスGを封入し、ロッド100の
シリンダへの進入と退出を補償している。一方、特公平
2−58155号公報に開示されるチルトシリンダユニ
ットは、図8に示すようにシリンダユニットが伸長する
際に膨張する第1室S1内にガスGを封入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−3011
97号公報に開示されるチルトシリンダユニットにあっ
ては、切替弁102を閉じた状態で、船外機を駆動して
前進する場合、第1室S1は完全にオイルロックの状態
になっているので、シリンダユニットが縮むことがなく
船外機は一定の角度を維持することができる。しかしな
がら、後進時には船外機が後方(後上方)に動こうとす
るので、シリンダユニットには伸び方向の力が作用す
る。そして、第2室S2にはガスGが封入されているの
で、このガスGが圧縮され、その分だけ船外機が変位し
てしまう。
97号公報に開示されるチルトシリンダユニットにあっ
ては、切替弁102を閉じた状態で、船外機を駆動して
前進する場合、第1室S1は完全にオイルロックの状態
になっているので、シリンダユニットが縮むことがなく
船外機は一定の角度を維持することができる。しかしな
がら、後進時には船外機が後方(後上方)に動こうとす
るので、シリンダユニットには伸び方向の力が作用す
る。そして、第2室S2にはガスGが封入されているの
で、このガスGが圧縮され、その分だけ船外機が変位し
てしまう。
【0005】一方、特公平2−58155号公報に開示
されるチルトシリンダユニットにあっては、切替弁10
2を閉じた状態で後進する場合には、第2室S2は完全
にオイルロックの状態になっているので、シリンダユニ
ットが縮むことがなく、船外機は一定の角度を維持する
ことができる。しかしながら、前進時とくに浅瀬走行時
には第1室S1内のガスGが圧縮し、縮み方向の力に対
してガスの持つスプリング作用が働き、船外機がバウン
ドして不安定になる。
されるチルトシリンダユニットにあっては、切替弁10
2を閉じた状態で後進する場合には、第2室S2は完全
にオイルロックの状態になっているので、シリンダユニ
ットが縮むことがなく、船外機は一定の角度を維持する
ことができる。しかしながら、前進時とくに浅瀬走行時
には第1室S1内のガスGが圧縮し、縮み方向の力に対
してガスの持つスプリング作用が働き、船外機がバウン
ドして不安定になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、シリンダ及びこのシリンダ内に挿入されるロッ
ドの一方を船体側のブラケットに、他方を船外機側のブ
ラケットに取り付けるチルトシリンダユニットにおい
て、前記シリンダ内に前記ロッド先端に固着したピスト
ンによりシリンダユニットが伸長する際に膨張する第1
室とシリンダユニットが伸長する際に圧縮する第2室を
画成し、第2室と一部にガスを封入した第3室とをオリ
フィスを介して連通し、更にこれら第1室、第2室及び
第3室を連通路でつなげ、この連通路の途中に第1室、
第2室及び第3室の連通状態が同時に開または閉になる
手動弁を設けた。
発明は、シリンダ及びこのシリンダ内に挿入されるロッ
ドの一方を船体側のブラケットに、他方を船外機側のブ
ラケットに取り付けるチルトシリンダユニットにおい
て、前記シリンダ内に前記ロッド先端に固着したピスト
ンによりシリンダユニットが伸長する際に膨張する第1
室とシリンダユニットが伸長する際に圧縮する第2室を
画成し、第2室と一部にガスを封入した第3室とをオリ
フィスを介して連通し、更にこれら第1室、第2室及び
第3室を連通路でつなげ、この連通路の途中に第1室、
第2室及び第3室の連通状態が同時に開または閉になる
手動弁を設けた。
【0007】
【作用】シリンダユニットが伸長する際に圧縮する第2
室と、一部をガスとした第3室とをオリフィスを介して
つなげることで、後進時に大量の作動油が第3室に流入
することがないので船外機の跳ね上がりがなく、また浅
瀬走行の際にはガスによるスプリング作用を生じること
がない。
室と、一部をガスとした第3室とをオリフィスを介して
つなげることで、後進時に大量の作動油が第3室に流入
することがないので船外機の跳ね上がりがなく、また浅
瀬走行の際にはガスによるスプリング作用を生じること
がない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るチルトシリンダ
ユニットを適用した小型船舶の後部側面図、図2は同チ
ルトシリンダユニットの縦断面図、図3は同チルトシリ
ンダユニットの手動弁を閉じた状態の要部拡大断面図、
図4は同チルトシリンダユニットの手動弁を開けた状態
の要部拡大断面図である。
説明する。ここで、図1は本発明に係るチルトシリンダ
ユニットを適用した小型船舶の後部側面図、図2は同チ
ルトシリンダユニットの縦断面図、図3は同チルトシリ
ンダユニットの手動弁を閉じた状態の要部拡大断面図、
図4は同チルトシリンダユニットの手動弁を開けた状態
の要部拡大断面図である。
【0009】図1において1は船体であり、この船体1
の後部にはクランプブラケット2が固定され、このクラ
ンプブラケット2にスイベルブラケット3が上下回動自
在に連結され、このスイベルブラケット3に船外機4が
支持され、更に前記各ブラケット2,3間に本考案に係
るチルトシリンダユニット10を取り付けている。
の後部にはクランプブラケット2が固定され、このクラ
ンプブラケット2にスイベルブラケット3が上下回動自
在に連結され、このスイベルブラケット3に船外機4が
支持され、更に前記各ブラケット2,3間に本考案に係
るチルトシリンダユニット10を取り付けている。
【0010】チルトシリンダユニット10は図2に示す
ように、シリンダ本体11内にロッド12を挿入し、こ
のロッド12先端にシリンダ本体11内周面に摺接する
ピストン13を固着し、このピストン13によりシリン
ダユニットが伸長する際に膨張する第1室S1と圧縮す
る第2室S2とを画成し、また第2室S2の上部には隔
壁14を設け、この隔壁14の上方に第3室S3を画成
し、この第3室S3と第2室S2とを隔壁14に形成し
たオリフィス15でつなげ、更に第3室S3の上方には
ガスGを封入している。
ように、シリンダ本体11内にロッド12を挿入し、こ
のロッド12先端にシリンダ本体11内周面に摺接する
ピストン13を固着し、このピストン13によりシリン
ダユニットが伸長する際に膨張する第1室S1と圧縮す
る第2室S2とを画成し、また第2室S2の上部には隔
壁14を設け、この隔壁14の上方に第3室S3を画成
し、この第3室S3と第2室S2とを隔壁14に形成し
たオリフィス15でつなげ、更に第3室S3の上方には
ガスGを封入している。
【0011】また、ピストン13には第1室S1と第2
室S2とを連通する油路を形成し、この油路にチェック
弁16を設け、走行中に船外機4に流木が当る等の大き
な力が作用した場合に、チェック弁16が開となって当
該衝撃を緩和するようにしている。
室S2とを連通する油路を形成し、この油路にチェック
弁16を設け、走行中に船外機4に流木が当る等の大き
な力が作用した場合に、チェック弁16が開となって当
該衝撃を緩和するようにしている。
【0012】一方、シリンダ本体11には第1室S1に
開口する連通路17、第2室S2に開口する連通路18
及び第3室S3に開口する連通路19を穿設するととも
に、これら各連通路17,18,19が臨む凹所20を
形成し、この凹所20内に前記第1室S1、第2室S2
及び第3室S3を同時に連通或いは遮断する手動弁21
を設けている。
開口する連通路17、第2室S2に開口する連通路18
及び第3室S3に開口する連通路19を穿設するととも
に、これら各連通路17,18,19が臨む凹所20を
形成し、この凹所20内に前記第1室S1、第2室S2
及び第3室S3を同時に連通或いは遮断する手動弁21
を設けている。
【0013】手動弁21は図3及び図4に示すように、
上端を閉じ下端を開放した筒状ケース22を前記凹所2
0に嵌め込み、この筒状ケース22には前記第2室S2
及び第3室S3に連通する開口22a,22bを形成す
るとともに、筒状ケース22内に筒状バルブシート23
を装着している。
上端を閉じ下端を開放した筒状ケース22を前記凹所2
0に嵌め込み、この筒状ケース22には前記第2室S2
及び第3室S3に連通する開口22a,22bを形成す
るとともに、筒状ケース22内に筒状バルブシート23
を装着している。
【0014】そして、バルブシート23及び筒状ケース
22を貫通して操作ロッド24の上端を筒状ケース22
の上方まで突出させている。この操作ロッド24の筒状
ケース22内の上部にはスプリングシート25を嵌着
し、このスプリングシート25と筒状ケース22上端内
面との間にスプリング26を縮装し、操作ロッド24の
下端に設けたバルブ27が連通路17を閉じる方向に操
作ロッド24を付勢している。
22を貫通して操作ロッド24の上端を筒状ケース22
の上方まで突出させている。この操作ロッド24の筒状
ケース22内の上部にはスプリングシート25を嵌着
し、このスプリングシート25と筒状ケース22上端内
面との間にスプリング26を縮装し、操作ロッド24の
下端に設けたバルブ27が連通路17を閉じる方向に操
作ロッド24を付勢している。
【0015】また、操作ロッド24の中間部上方を小径
部とし、この小径部にバルブ28を摺動自在に装着し、
このバルブ28と前記スプリングシート25との間にス
プリング29を縮装し、バルブ28を前記バルブシート
23に形成した開口30を閉じる方向に付勢している。
部とし、この小径部にバルブ28を摺動自在に装着し、
このバルブ28と前記スプリングシート25との間にス
プリング29を縮装し、バルブ28を前記バルブシート
23に形成した開口30を閉じる方向に付勢している。
【0016】以上のごとき構成のチルトシリンダユニッ
トの作用を以下に述べる。先ず、手動により船外機を上
下させる場合は手動弁21を開として行う。そして、こ
の状態で船外機4を引き上げようとすると、第2室S2
の油は連通路18、手動弁21、連通路17を通って第
1室S1に流入する。この時ロッド退出分の容積に等し
い量の油が第3室S3から連通路19、手動弁21を介
して第1室S1に供給される。
トの作用を以下に述べる。先ず、手動により船外機を上
下させる場合は手動弁21を開として行う。そして、こ
の状態で船外機4を引き上げようとすると、第2室S2
の油は連通路18、手動弁21、連通路17を通って第
1室S1に流入する。この時ロッド退出分の容積に等し
い量の油が第3室S3から連通路19、手動弁21を介
して第1室S1に供給される。
【0017】一方、手動弁21を開とした状態で船外機
4を下げようとすると、第1室S1の油は連通路17、
手動弁21および連通路18を通って第2室S2に流入
する。この時ロッド進入分の容積に等しい量の油が第1
室S1から第3室S3に供給される。
4を下げようとすると、第1室S1の油は連通路17、
手動弁21および連通路18を通って第2室S2に流入
する。この時ロッド進入分の容積に等しい量の油が第1
室S1から第3室S3に供給される。
【0018】また、水深が充分深いとことを走行する場
合には、手動弁21を開にして行なう。この場合には船
外機4が自らの推進力により船体側に押し付けられるの
で、手動弁21を閉じて船外機4の角度を調整する必要
がない。
合には、手動弁21を開にして行なう。この場合には船
外機4が自らの推進力により船体側に押し付けられるの
で、手動弁21を閉じて船外機4の角度を調整する必要
がない。
【0019】また、後進する場合および浅瀬を前進走行
する場合には手動弁21を閉じる。後進する場合には、
チルトシリンダユニット10に伸び方向の力が作用する
が、連通路17,18,19は遮断されているので、オ
リフィス15を介して第2室S2から第3室S3に流入
する量に応じて極めて徐々にしかチルトシリンダユニッ
ト10は伸張しない。更に、浅瀬を前進走行する場合に
は第1室S1が完全にオイルロックの状態にあるので、
船外機4は所定の角度を維持したままで走行する。
する場合には手動弁21を閉じる。後進する場合には、
チルトシリンダユニット10に伸び方向の力が作用する
が、連通路17,18,19は遮断されているので、オ
リフィス15を介して第2室S2から第3室S3に流入
する量に応じて極めて徐々にしかチルトシリンダユニッ
ト10は伸張しない。更に、浅瀬を前進走行する場合に
は第1室S1が完全にオイルロックの状態にあるので、
船外機4は所定の角度を維持したままで走行する。
【0020】図5および図6は別実施例を示す図であ
り、図5に示す実施例にあってはシリンダ本体11とは
別にサブタンク31を設け、このサブタンク31内を第
3室S3とし、更に第3室S3内にあってはフリーピス
トン32によってガスGと作動油とを分けている。一
方、図6に示す実施例にあっては図5に示した実施例
が、ロッド12を船外機4に、シリンダ本体11を船体
側のブラケット2に取り付けるようにしたのに対し、上
下を逆に取り付けるようにしている。いずれの構成にし
ても、図1〜図4に示した実施例と同様に第2室S2と
第3室S3とをオリフィス15で連通することで、後進
および浅瀬走行の際に船外機4が跳ね上がったり変位す
ることがないようにしている。
り、図5に示す実施例にあってはシリンダ本体11とは
別にサブタンク31を設け、このサブタンク31内を第
3室S3とし、更に第3室S3内にあってはフリーピス
トン32によってガスGと作動油とを分けている。一
方、図6に示す実施例にあっては図5に示した実施例
が、ロッド12を船外機4に、シリンダ本体11を船体
側のブラケット2に取り付けるようにしたのに対し、上
下を逆に取り付けるようにしている。いずれの構成にし
ても、図1〜図4に示した実施例と同様に第2室S2と
第3室S3とをオリフィス15で連通することで、後進
および浅瀬走行の際に船外機4が跳ね上がったり変位す
ることがないようにしている。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
チルトシリンダユニットが伸長する際に圧縮する第2室
と、一部にガスを封入した第3室とをオリフィスを介し
て連通し、チルトシリンダユニットが伸長する際に膨張
する第1室、前記第2室及び第3室をつなぐ連通路の途
中に、第1室、第2室及び第3室の連通状態が同時に開
または閉になる手動弁を設けたので、後進時に船外機の
跳ね上がりがなく、また浅瀬走行の際にはガスによるス
プリング作用を生じることがない。
チルトシリンダユニットが伸長する際に圧縮する第2室
と、一部にガスを封入した第3室とをオリフィスを介し
て連通し、チルトシリンダユニットが伸長する際に膨張
する第1室、前記第2室及び第3室をつなぐ連通路の途
中に、第1室、第2室及び第3室の連通状態が同時に開
または閉になる手動弁を設けたので、後進時に船外機の
跳ね上がりがなく、また浅瀬走行の際にはガスによるス
プリング作用を生じることがない。
【図1】本発明に係るチルトシリンダユニットを適用し
た小型船舶の後部側面図
た小型船舶の後部側面図
【図2】同チルトシリンダユニットの縦断面図
【図3】同チルトシリンダユニットの手動弁を閉じた状
態の要部拡大断面図
態の要部拡大断面図
【図4】同チルトシリンダユニットの手動弁を開けた状
態の要部拡大断面図
態の要部拡大断面図
【図5】別実施例の断面図
【図6】別実施例の断面図
【図7】従来のチルトシリンダユニットの断面図
【図8】従来のチルトシリンダユニットの断面図
4…船外機、10…チルトシリンダユニット、11…シ
リンダ本体、12…ロッド、13…ピストン、17,1
8,19…連通路、21…手動弁、22…筒状ケース、
23…バルブシート、24…操作ロッド、27,28…
バルブ、31…サブタンク、S1…第1室、S2…第2
室、S3…第3室。
リンダ本体、12…ロッド、13…ピストン、17,1
8,19…連通路、21…手動弁、22…筒状ケース、
23…バルブシート、24…操作ロッド、27,28…
バルブ、31…サブタンク、S1…第1室、S2…第2
室、S3…第3室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 21/26
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ及びこのシリンダ内に挿入され
るロッドの一方を船体側のブラケットに、他方を船外機
側のブラケットに取り付けるチルトシリンダユニットに
おいて、前記シリンダ内に前記ロッド先端に固着したピ
ストンによりシリンダユニットが伸長する際に膨張する
第1室とシリンダユニットが伸長する際に圧縮する第2
室を画成し、第2室と一部にガスを封入した第3室とを
オリフィスを介して連通し、更にこれら第1室、第2室
及び第3室を連通路でつなげ、この連通路の途中に第1
室、第2室及び第3室の連通状態が同時に開または閉に
なる手動弁を設けたことを特徴とする船外機のチルトシ
リンダユニット。 - 【請求項2】 前記第3室はシリンダ外のサブタンク内
に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の船
外機のチルトシリンダユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04131325A JP3126069B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 船外機のチルトシリンダユニット |
US08/052,750 US5389018A (en) | 1992-04-27 | 1993-04-27 | Tilt cylinder unit for outboard engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04131325A JP3126069B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 船外機のチルトシリンダユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301597A JPH05301597A (ja) | 1993-11-16 |
JP3126069B2 true JP3126069B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=15055315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04131325A Expired - Fee Related JP3126069B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 船外機のチルトシリンダユニット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5389018A (ja) |
JP (1) | JP3126069B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5980339A (en) * | 1996-11-12 | 1999-11-09 | Ohio Associated Enterprises, Inc. | Hydraulic trim cylinder for marine stern drives and outboard motors |
DE69924418T2 (de) * | 1998-01-19 | 2005-08-11 | Soqi K.K., Kagegawa | Hydraulische Neigevorrichtung für einen Aussenbordmotor |
JPH11268688A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-05 | Showa Corp | 船外機のチルトシリンダ装置 |
US6296535B1 (en) | 1999-12-21 | 2001-10-02 | Bombardier Motor Corporation Of America | Tilt-trim subsystem for boats using a stern drive system |
CA2445466C (en) * | 2002-10-17 | 2008-07-08 | Litens Automotive | Locking strut |
US8025006B2 (en) * | 2007-12-06 | 2011-09-27 | Teleflex Canada Inc. | Means for providing up-relief to a hydraulic cylinder unit |
CN110043596B (zh) * | 2019-04-03 | 2021-03-02 | 江苏科技大学 | 一种船用推力轴承耗能阻尼器及其装配方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3599594A (en) * | 1969-09-11 | 1971-08-17 | Outboard Marine Corp | Sound and vibration isolating mount for an outboard motor |
US4091897A (en) * | 1977-06-24 | 1978-05-30 | Chicago Bridge & Iron Company | Hydraulic counterweight and shock-absorbing system |
JPS5795295A (en) * | 1980-12-03 | 1982-06-14 | Yamaha Motor Co Ltd | Tilting lock device of outboard engine |
JPS58185397A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-10-29 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルトロツク装置 |
JPS58214495A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-13 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルトロツク装置 |
JPS59120596A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-12 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルトロツク装置 |
JPS59153694A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-01 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルト装置 |
JPS60116592A (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-24 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルトロック装置 |
US4605377A (en) * | 1984-06-21 | 1986-08-12 | Outboard Marine Corporation | Manual lift means for marine propulsion device |
JP2515979B2 (ja) * | 1986-05-16 | 1996-07-10 | 本田技研工業株式会社 | V型バ−チカルエンジン |
US4925411A (en) * | 1987-06-01 | 1990-05-15 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion device tilt and trim mechanism |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP04131325A patent/JP3126069B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-04-27 US US08/052,750 patent/US5389018A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5389018A (en) | 1995-02-14 |
JPH05301597A (ja) | 1993-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4490120A (en) | Hydraulic trim-tilt system | |
JPH0258155B2 (ja) | ||
JP3126069B2 (ja) | 船外機のチルトシリンダユニット | |
JP3905591B2 (ja) | 船舶用推進機のチルト・トリム装置及びチルト・トリム装置組立方法 | |
US4545769A (en) | Tilt locking system for boat propellers | |
US4521202A (en) | Tilt locking system for ship propellers | |
JP3945878B2 (ja) | 船舶推進機用トリム・チルト装置 | |
USRE38851E1 (en) | Shock absorbing arrangement for marine outboard drive | |
JPS6118597A (ja) | 舶用推進装置 | |
JP4132440B2 (ja) | 船舶推進機用トリム・チルト装置 | |
US6824434B2 (en) | Outboard motor | |
US6273770B1 (en) | Hydraulic tilt system for marine propulsion | |
JP2000255490A (ja) | 船外機用チルトシリンダ装置 | |
JP4033711B2 (ja) | 船外機のパワーチルト・トリム装置 | |
JP2504233Y2 (ja) | 船外機昇降用油圧回路 | |
JP3862351B2 (ja) | 船舶用推進機のチルト・トリム装置 | |
JP3100688B2 (ja) | 船外機のチルトシリンダユニット | |
JP2002079995A (ja) | 船舶推進機用チルト装置の油圧回路 | |
JP3449628B2 (ja) | パワーチルト装置 | |
US5368509A (en) | Tilt lock system for outboard motor | |
JP2553177Y2 (ja) | 船外機のチルトシリンダユニット | |
JPH066000Y2 (ja) | 油圧式トリム・チルト装置 | |
US6390868B1 (en) | Tilt device for marine propulsion unit | |
JPH01311987A (ja) | 船外機 | |
JP3535192B2 (ja) | 船舶用推進機のハイドロアシスト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001023 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |