JP3125912U - 高さ調整用ナット - Google Patents

高さ調整用ナット Download PDF

Info

Publication number
JP3125912U
JP3125912U JP2006005982U JP2006005982U JP3125912U JP 3125912 U JP3125912 U JP 3125912U JP 2006005982 U JP2006005982 U JP 2006005982U JP 2006005982 U JP2006005982 U JP 2006005982U JP 3125912 U JP3125912 U JP 3125912U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
mount plate
height
mount
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006005982U
Other languages
English (en)
Inventor
春樹 中山
Original Assignee
日建化工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日建化工株式会社 filed Critical 日建化工株式会社
Priority to JP2006005982U priority Critical patent/JP3125912U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3125912U publication Critical patent/JP3125912U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

【課題】オネジ付き支柱にナットを装着し、マウントプレートを支え、その高さ調整と固定作業を行う際に、マウントプレートの下側にスパナなどの工具を差し入れることなくネジを廻す作業ならびに締め付ける作業を容易に行う事ができる高さ調整用ナットを提供する。
【解決手段】ナット本体(1)にメネジ部分(1a)とオネジ部分(1b)、ならびにフランジ部分(1c)を設け、フランジ部分(1c)でマウントプレート(22)を支え、オネジ部分(1b)に普通のナットを懸けてマウントプレート(22)を締め付け固定するもので、ネジを廻すためのレンチをマウントプレートの上方からのみ宛がうことで高さ調整と固定作業ができるので、苦しい作業姿勢を強いることなく作業効率が向上し、周辺の遮蔽体等を移動しなくてもこれらの作業を容易に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、マウントプレートの高さを調整し、調整が終ったらそのマウントプレートを固定するためのナットに関するものである。
陽子線、中性子線、あるいはその他の放射線を用いる設備において、それらの放射線を検出する検出器あるいは放射線を希望の方向に導く導管もしくは放射線の選別機などを載せた台座を用いる。この台座はマウントプレートの高さを放射されてくる放射線の高さに合わせて調整し、また調整が終ったらマウントプレートを固定する必要がある。このために、オネジ付き支柱に普通のナットを各々2個設け、この2つのナットの間にマウントプレートをはさみ、下側のナットで高さを調整し、上側のナットでマウントプレートを固定していた。
前述の方法では、機器を搭載したマウントプレートの下側のナットを操作するためにスパナをマウントプレートの下側から宛がう必要があって、台座周辺には一定以上の作業スペースが必要であった。これらの機器は厚くて重い遮蔽体で覆われていることが多く、必要作業スペースを確保するために遮蔽体の一部を移動する必要が生じることもあるが、遮蔽体の移動には多大の手間を必要としていた。台座の側面にある遮蔽体を移動せずに遮蔽体の天蓋のみを外して、対象機器の上方から調整作業をしようと図った場合は、前記の台座の上方から手を伸ばしてマウントプレートの下側にあるナットを操作しなければならず、作業員に苦しい姿勢を強いることになり、作業効率が悪いので作業時間は長くなり、マウントプレートに乗っている放射能を帯びた機器類による放射線被爆が増大する傾向に置かれていた。従って、これらの欠点を解決しようとするものである。
本考案は、ナットの高さを長くし、その下端にフランジ部分を設け、そのフランジによってマウントプレートを支えている。マウントプレートの高さは当該ナットを廻すことにより調整できる。また、当該ナットの外径部にオネジ部分を加工し、そのオネジに普通のナットを懸けてマウントプレートを固定することができる。このことにより、ナットの上方のみからソケットレンチなどを用いることでマウントプレートの高さ調整と固定作業ができ、マウントプレートの下側にスパナあるいはレンチを差し込む必要が無いようにしたことで、問題を解決している。
上述のように、本考案による台座の高さ調整用ナットを用いることにより、台座の側面にある遮蔽体は置いたままで、台座の高さ調整ならびに固定作業を行うことができるので、重い遮蔽体を移動する手間を大幅に節減できる。また、これを操作するソケットレンチにはエクステンションバーを取り付けることにより、台座に乗っている放射能を帯びた機器類から体を離して楽な姿勢で操作することができるので、放射線被爆の低減に寄与できる。
ナットの内側メネジ部分のサイズはオネジ付き支柱のネジサイズに応じて選定する。ソケットレンチを用いることができるようにナットの頭に六角頭部分を設けておく。ナットの外径部分に設けるオネジ部分は、そのネジ谷径が当該ナットの六角頭の最大外法より僅かに大きいサイズを選定する。ナットはマウントプレートを貫通するので、マウントプレートに設ける孔はナットの外形より少し大きくしておく。ナットのフランジ部分の外径はマウントプレートの孔より十分に大きくする。当該ナットに設けるオネジ部分の完全ネジ部の終端とフランジ部分の上面との距離は固定締め付けが十分に行えるように、マウントプレートの厚さより小さくしておく。
延長パイプを高さ調整ネジに溶接あるいは留めネジもしくはピンなどで固定しておいて用いる場合はナットの頭は丸頭がよいが、六角頭のままでもよい。ナットの外径部分に設けるオネジ部分は、そのネジ谷径が当該ナットに取り付ける延長パイプとナットの丸頭(または六角頭)の外径より僅かに大きいサイズを選定する。固定用ナットにも延長パイプ(外パイプ)を設け、そのパイプの内径を内側に入れるべき高さ調整ネジの外径およびそれに取り付けた延長パイプ(内パイプ)の外径より大きくしておき、2つの延長パイプを入れ子状にして用いる。高さ調整ネジに設けるオネジ部分の完全ネジ部の終端とフランジ部分の上面との距離は固定締め付けが十分に行えるように、マウントプレートの厚さより小さくしておく。
ナットの材質は、通常は炭素鋼あるいはステンレス鋼とするが、必要に応じてアルミ合金あるいは強力な樹脂を用いてもよい。延長パイプの材質はナットと同様に炭素鋼あるいはステンレス鋼を用いることができるが、軽量化のためにはアルミ合金が有効である。また、樹脂製の延長パイプも使うことができる。
延長パイプが剛直であることを忌避する場合は、パイプによらず、密着コイルスプリング、蛇腹チューブ、デスクベローズなど軸ねじりに対しては相当の剛性をもち、軸曲げに対してはある程度の可撓性を有する筒状の部材を用いることが有効である。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図1において、(1)は高さ調整用ナットの例である。当該ナット(1)にはメネジ部分(1a)オネジ部分(1b)ならびにフランジ部分(1c)を備えている。
図2は高さ調整用ナット(1)に対して、一般のソケットレンチを用いて操作するために、六角頭部分(1d)を備えた状態を外形図により示している。ソケットレンチにはエクステンションロッドを継ぎ足して離れた位置からナットの調整や締め付けを行うことができる。この六角頭部分は六角に限るものではなく、適用したい工具に合わせて、四角頭、上面に溝を設けたもの、あるいは丸頭の側面に小孔を設けたものなど、一般に用いられているネジ頭形式に置き換えることができる。
図3はソケットレンチならびにエクステンションロッドを用いないでネジの操作が出来るように、延長パイプとして内パイプ(13)ならびに外パイプ(14)を各々高さ調整用ネジ(11)ならびに固定用丸ナット(12)の頭に取り付けた例であり、ネジ(11)の頭は丸頭部分(11d)としてあるが、図2と同様の六角頭のナット(1)であっても延長パイプ取り付けは出来るし、固定用丸ナット(12)も一般の六角ナットをそのまま用いることもできる。
内パイプレバー(13a)ならびに外パイプレバー(14a)ともに、パイプ(13)、(14)に固定しておくことに限るものではなく、着脱可能な物にしてもよいし、レバーでなく六角頭、四角頭、あるいは側面に小孔を設けるなど一般に用いられているネジ頭形式もしくは軸回転工具に合わせた形式に置き換えることもできる。
図4、図5は台座のマウントプレート(22)と本考案による高さ調整用ネジ(1)とを組み合わせた適用例の平面図と側面図である。ベースプレート(21)に植えられたネジ支柱(23)はロックナット(26)によって固定されていて、支柱ネジ(23)は廻ることはない。支柱の固定はロックナット(26)の他に溶接あるいはカシメもしくは留めネジなどに拠ってもよいし、支柱のオネジ部分は必要な分のみを加工することでもよい。
ネジ支柱(23)に本考案による台座の高さ調整用ナット(1)を懸け、そのフランジ部分(1c)の上面にマウントプレート(22)を乗せる。当該ナット(1)を廻すことにより、マウントプレートの高さを調整し、マウントプレート(22)に乗せた機器類の高さを希望の高さに設定することができる。高さ調整が終ったら、固定用上ナット(24)でマウントプレート(22)を固定する。
図6は従来技術を示すもので、マウントプレート(22)を支えるために調整用下ナット(25)を用いており、これを廻すためには、マウントプレート(22)の下側にスパナなどを差し入れる必要があったので、機器の上方の離れた位置からは作業に困難を伴っていた。また、作業性改善の為に一定のスペースを確保するために、近くに遮蔽体などがある場合はそれらを移動する必要が生じることがあった。
本考案による高さ調整定用ナット(1)の軸断面図である。 同ナットの外形図である。 高さ調整定用ネジ(11)に延長パイプ(13)、(14)を取り付けた適用事例を示す。 本考案による高さ調整定用ナット(1)を用いた適用事例の平面図である。 同適用事例の側面図である。 従来一般的に用いられていた改善前の状況をしめす側面図である。
符号の説明
1 高さ調整用ナット
1a 同、メネジ部分
1b 同、オネジ部分
1c 同、フランジ部分
1d 同、六角頭部分
10 延長パイプ付き高さ調整用ナット
11 高さ調整用ネジ
11a 同、メネジ部分
11b 同、オネジ部分
11c 同、フランジ部分
11d 同、丸頭部分
12 固定用丸ナット
13 内パイプ
13a 内パイプ用レバー
14 外パイプ
14a 外パイプ用レバー
21 ベースプレート
22 マウントプレート
23 ネジ支柱
24 固定用上ナット
25 調整用下ナット
26 ロックナット

Claims (2)

  1. ナット下端に設けたフランジ部分に台座のマウントプレートを乗せ、ナットメネジ部分をオネジ付き支柱に懸けてマウントプレートを支え、ナット上部の六角頭部分を回転することによりマウントプレートの高さを調整し、ナット外周に設けたオネジにより普通のナットでマウントプレートを固定することができる「高さ調整用ナット」。
  2. ナット下端に設けたフランジ部分に台座のマウントプレートを乗せ、ナットメネジ部分をオネジ付き支柱に懸けてマウントプレートを支え、ナット上端に支柱を貫通し得るパイプを取り付け、このパイプを回転させることによりマウントプレートの高さを調整し、ナット外周に設けたオネジに懸かる丸ナットにも前述のパイプを中に通し得る別のパイプを設け、このパイプを回転させることでマウントプレートを固定することができる「延長パイプ付き高さ調整用ナット」。
JP2006005982U 2006-07-26 2006-07-26 高さ調整用ナット Expired - Fee Related JP3125912U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005982U JP3125912U (ja) 2006-07-26 2006-07-26 高さ調整用ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005982U JP3125912U (ja) 2006-07-26 2006-07-26 高さ調整用ナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3125912U true JP3125912U (ja) 2006-10-05

Family

ID=43475755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006005982U Expired - Fee Related JP3125912U (ja) 2006-07-26 2006-07-26 高さ調整用ナット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3125912U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109506799A (zh) * 2018-11-22 2019-03-22 四川临界自动化设备有限公司 一种温度采集处理系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109506799A (zh) * 2018-11-22 2019-03-22 四川临界自动化设备有限公司 一种温度采集处理系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2512859C (en) Microphone support boom movement control apparatus and method with differential motion isolation capability
WO2018143139A1 (ja) 固定治具、鋼材保持装置、及び鋼材保持方法
US20120007298A1 (en) Adjustable bicycle workstand
JP2009185899A (ja) 防振アジャスタ
JP3125912U (ja) 高さ調整用ナット
EP3572681B1 (en) Slant-adjusting unit and furniture
JP7125165B2 (ja) 床板支持具
JP2011069136A (ja) 束金物
JP6298290B2 (ja) 床板支持具
CN206055131U (zh) 一种大屏显示器的多自由度调节装置
JP2011021413A (ja) ホールダウン金物
JP4606957B2 (ja) 火災報知器取付具
JP2007124455A (ja) アンテナ装置
CN105697489B (zh) 一种用于非平行安装面的定向伸出机构
CN214489722U (zh) 一种零件加工用多角度调整夹具
JP2022105972A (ja) 建築物高さ調整床支持金具
JP4817430B2 (ja) ショックアブソーバ
JP2014134011A (ja) ブレース固定金具
JP4774384B2 (ja) パイプ取付構造
JP4555872B2 (ja) ブリッジ型工具
JP4699442B2 (ja) 光ファイバケーブル余長支持具
JP2003213638A (ja) 支柱用キャップとその取付方法
JP2016199982A (ja) 建築物高さ調整床支持金具
JP4551208B2 (ja) Av機器の転倒防止構造および該構造を用いたav機器用ラック
AU2007100930A4 (en) Pipe hanger bracket assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20060726

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees