JP3125363U - スコップ等の補助具 - Google Patents

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勝美 宮越
等 柳
博之 羽二生
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Abstract

【課題】 掬い、持ち上げ、投棄の一連の動作を違和感なく行うことが可能であり、除雪などのスコップやショベルを用いた作業を能率的に行うことが可能なスコップ等の補助具の提供。
【解決手段】 握り柄部12の周囲を回動可能で、且つ握り柄部12の軸方向に変位可能な状態を維持する円弧状に形成された摺動部22A,22Bと、摺動部22A,22Bに連続して設けられ、一対の握り部20A,20Bをそれぞれ支持する2つの変形部24A,24Bを備え、変形部24A,24Bの変形によって摺動部22A,22Bも同時に変形させることにより、摺動部22A,22Bから握り柄部12に対し、押し付け力を作用させて握り柄部12に摺動部22A,22Bを固定させる。
【選択図】 図2

Description

本考案は、例えば積雪地域で除雪を行う際に使用されるスコップやシャベルなどの除雪器具に取り付けることによって、除雪時の労力、スコップ作業時の労力を軽減するのに好適に利用されるスコップ等の補助具に関する。
従来、除雪器具として使用されるスコップやシャベル類は、雪を掬い上げる掬い部と、この掬い部から延びる握り柄部と、この握り柄部の頂部に設けられた握り柄端握り部等とを有して構成されている。このようなスコップ類は、一般に持ち上げ動作時に、握り柄部を握持している手首の位置を、投棄動作の際に、握り柄端握り部側へ移動させることによってシャベリング動作を行っていた。
一方、実用新案登録第3031976号公報には、握り柄部に、手で掴むことの可能な握持部を固着して取り付けたスコップの構造について開示されている。これによれば、スコップを用いた作業の際に、一方の手によって握り柄端握り部を持つとともに、他方の手で握持部を握りながら操作することによって、手首の動作に負担がかからず、結果的に作業を無理なく行うことができるとされている。
実用新案登録第3031976号公報
しかしながら、前述した文献1記載の考案の場合は、使用時における握り柄部に取りつけられる握持部の位置は一定に固定されており、このため、握持部と握り柄端握り部との間隔は常に一定となり、その結果、握り柄部に対して他方の手が固定された状態となって、掬い、持ち上げ、投棄の一連の動作中、特に投棄動作を制約し、多様なシャベリング動作には対応することができないという問題点があった。
本考案は、このような諸事情に対処するために提案されたものであって、掬い、持ち上げ、投棄の一連の動作を違和感なく行うことが可能であり、除雪などのスコップやショベルを用いた作業を能率的に行うことが可能なスコップ等の補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、握り柄部と、該握り柄部の頂部に設けられた握り柄端握り部とを備えたスコップ又はシャベル、除雪器具等に取り付けられるスコップ等の補助具であって、並列して配置された一対の握り部からなる握持体と、該握り柄部の周囲を回動可能で、且つ握り柄部の軸方向に変位可能な状態を維持する円弧状に形成された摺動部と、該摺動部に連続して設けられ、前記一対の握り部をそれぞれ支持する左右対称の2つの変形部を備え、該2つの変形部は、前記一対の握り部を手で把むことによって両者間の距離が縮まる方向へ変形し、該変形部の変形によって該摺動部も同時に変形させることにより、該摺動部から握り柄部に対し、押し付け力を作用させて該握り柄部に該摺動部を固定させるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、上記1項において、前記一対の握り部との間に、ばねが介在されていることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、上記1項又は2項において、前記変形部は、スリット孔を設けることによって左右対称の1対となるように形成されていることを特徴としている。
上述のように、請求項1〜3記載の考案によれば、一対の握り部を手で把むことによって、摺動部から握り柄部に対し、押し付け力を作用させて該握り柄部に該摺動部を固定させるようにしている。このため、握り柄部に対する補助具の位置を、作業に応じて最適な位置へと変化させることができ、掬い、持ち上げ、投棄の一連の動作を効率的に行うことができるとともに、作業時における身体的負担を少なくすることができる。
特に、請求項2記載の考案によれば、一対の握り部との間に、ばねを介在させ、握力に応じて変位する握り部20A,20Bの変位量を微調整することができ、補助具の固定位置を握力に応じて最適となるように、調節することが可能である。
特に、請求項3記載の考案によれば、変形部を、例えば合成樹脂等の部材に、スリット孔を設けることによって左右対称の1対となるように形成している。このため、構造が簡易化され、製造コストの低減を図ることが可能である。また、スリット孔の形状や、大きさを適宜設定することにより、握力によって変形させるのに際して最適な剛性を得ることができる。
以下、本考案に係るスコップ等の補助具について添付図面を参照して説明する。
図1は本考案の一つの実施形態に係る補助具が適用された除雪具の斜視図、図2は本実施形態に係る補助具の分解斜視図、図3は補助具18の側面図、図4は上方から視た平面図、図5は正面図、図6は図5のVI−VI線に沿った断面図である。
図1に示されるように、本実施形態の補助具が適用される除雪具10は、握り柄部12と、握り柄端握り部14と、掬い部16とを備えている。握り柄部12は、パイプ状の部材を使用して形成され、その先端に掬い部16が取り付けられており、この掬い部16に雪を載せて、一方の手によって握り柄端握り部14を把持しながら投雪作業を行うことができるようになっている。また、握り柄部12の略中央部には、本実施形態の補助具18が取り付けられている。握り柄部12の掬い部16側には、リング状のストッパ19が嵌めこまれており、補助具18の軸方向の移動量を規制している。
図2〜図5に示されるように、補助具18は、握持体20と、摺動部22A,22Bと、変形部24A,24B等とを備えて構成されている。握持体20は、並列に配置された一対の握り部20A,20Bを有し、各握り部20A,20Bは、U字状の握り部取付具25,25の両端に架け渡されるようにして取り付けられている。握り部取付具25,25はその中央部が、変形部24A,24Bの上端に、各2本のねじ26によって取り付け固定されている。なお、変形部24A,24Bは、合成樹脂などの部材にスリット孔32を設けることによって左右対称に形成されている。
摺動部22Bは、変形部24A,24Bに対し垂直となるように設けられ、変形部24A,24Bとの間には、三角形状の補強部材28,28が両者を連結する形で取り付けられている。摺動部22A,22Bは、断面形状が半円弧状に形成され、これらの半円弧状の部材同士をパッキン30,30を介して、4本のねじ33によって固定することにより、パイプ状の握り柄部12の周囲を囲むようにして取り付けることができるようになっている。なお、通常時は摺動部22A,22Bは、握り柄部12に対し、軸方向並びに周方向に、移動且つ回動可能な状態となっている。
図7は操作者による握力が、握り部20A,20Bに加わった状態を示す断面図である。変形部24A,24Bとの間には、中央にスリット孔32が形成され、図3及び図4に示されるように、操作者が握り部20A,20Bを握ることによって、その握力により矢印A方向に移動してスリット孔32間の隙間が減少し、その結果、図6に示される状態から、図7に示される状態となって変形部24A,24Bを弾性変形させるようになっている。
このように、変形部24A,24Bが移動することによって摺動部22Bの中央付近の内壁を、矢印B方向のように握り柄部12の周面に向かって変位させる。これによって、摺動部22A,22B全体が湾曲し、その内側の壁面が握り柄部12に接触する。このため、摺動部22A,22Bは、握り柄部12との間に生じる摩擦力により固定され、握り柄部12の軸方向の移動と、軸回りの回動を固定する。これによって、操作者の体格や操作する力に応じた位置に、補助具18を固定することができ、多様なシャベリング動作に対応させることができるとともに、身体的な負担を軽減することが可能となる。
なお、摺動部22A,22B、握り部取付具25,25は、全体として十分な剛性を有しており、摺動部22A,22Bと握り柄部12とが接触する位置を支点として、梃子の原理による作用をする。つまり、握り部20A,20Bに加わった握力は、梃子の原理で増幅され、握り柄部12と接触する支点からの距離が短い摺動部22A,22Bの中央付近で大きな押し付け力(握り柄部12を締め付ける力)を発生させる。この押し付け力は、スリット孔32の左右で対称に発生するため、摺動部22A,22Bを湾曲させて、握り柄部12を強く挟みこむことにより、補助具18全体を握り柄部12に対して固定する。スリット孔32の形状や大きさは、使用する変形部24A,24Bを構成するプラスチック材料などの種類に応じて適宜設定され、操作者の平均的な握力に合わせた剛性を得るようにする。
図8は、補助具の他の実施形態を示した断面図である。前述した実施形態では、変形部24A,24Bにスリット孔32を形成することによって変形するように構成したが、図8の場合はスリット孔32に加えて、変形部24A,24B間に、ばね34を介在させている点が相違する。ばね34は、その一端は変形部24Bに穿設された孔36の内側に突き合わさされているとともに、他端には、ばね34の圧縮荷重を調整する調節ねじ38が接触してばね34を固定している。この荷重調整機構は、操作者の握力に応じて握り部20A,20Bの変位量を微調整することができるという利点がある。
前述した本実施形態のスコップ等の補助具の作用は以下の通りである。
シャベリング動作時に操作者が握持体20を握ると、握持体20を構成する握り部20A,20Bには、シャベリング作業の負荷に見合った握力が加わる。すると、図7に示されるように、握り部20A,20Bの変位に伴って変形部24A,24Bも変位し、握り部20A,20Bの間隔が減少する方向に変位する。握り部20A,20Bの変位は、スリット孔32によって剛性を低下させていることとも相まって摺動部22Bを湾曲させ、その内側の壁面が握り柄部12に接触する。このため、摺動部22A,22Bは、握り柄部12との間に生じる摩擦力により固定され、握り柄部12の軸方向の移動と、軸回りの回動を固定する。
掬い部16を反転させて行う投棄作業時や、振り上げ動作の後期には、握持体20に大きな力を加える必要がなくなるために、握力の減少によって、握り部20A,20B間の間隔が拡大し、補助具18の固定が解除され、補助具18全体が、握り柄部12の最適な位置へ移動するとともに、補助具18と握り柄部12とが相対的に回動することができるようになる。
以上のように、本実施形態によれば、スコップやシャベル類の握り柄部12に、補助具18を取り付けているので、作業時における身体的負担の軽減、スコップ等の使用に際し、多様な動作が可能である。
なお、本実施形態では、握持体20を構成する握り部20A,20B、摺動部22A,22B、握り部取付具25,25は、それぞれ別部材で構成したが、これらを分離しない一体化した構造を採ることも可能である。
以上説明したように、本考案によれば、握り柄部に握力によって固定される補助具を設けているので、掬い、持ち上げ、投棄の一連の動作を違和感なく行うことができ、除雪などのスコップやショベルを用いた作業を能率的に行うことが可能となる。
本考案の一つの実施形態に係る補助具が適用された除雪具の斜視図である。 同じく、本考案の一つの実施形態に係る補助具の分解斜視図である。 同じく、本考案の一つの実施形態に係る補助具の側面図である。 同じく、本考案の一つの実施形態に係る補助具を上方から視た平面図である。 同じく、本考案の一つの実施形態に係る補助具の正面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 操作者による握力が握り部に加わった状態を示す断面図である。 他の実施形態に係る補助具の断面図である。
符号の説明
10 除雪具
12 握り柄部
14 握り柄端握り部
16 掬い部
18 補助具
19 ストッパ
20 握持体
20A 20B 握り部
22A 22B 摺動部
24A 24B 変形部
25 握り部取付具
28 補強部材
30 パッキン
32 スリット孔
33 ねじ
34 ばね
36 孔
38 調節ねじ

Claims (3)

  1. 握り柄部と、該握り柄部の頂部に設けられた握り柄端握り部とを備えたスコップ又はシャベル、除雪器具等に取り付けられるスコップ等の補助具であって、
    並列して配置された一対の握り部からなる握持体と、該握り柄部の周囲を回動可能で、且つ握り柄部の軸方向に変位可能な状態を維持する円弧状に形成された摺動部と、該摺動部に連続して設けられ、前記一対の握り部をそれぞれ支持する左右対称の2つの変形部を備え、該2つの変形部は、前記一対の握り部を手で把むことによって両者間の距離が縮まる方向へ変形し、該変形部の変形によって該摺動部も同時に変形させることにより、該摺動部から握り柄部に対し、押し付け力を作用させて該握り柄部に該摺動部を固定させるようにしたことを特徴とするスコップ等の補助具。
  2. 前記一対の握り部との間に、ばねが介在されていることを特徴とする請求項1に記載のスコップ等の補助具。
  3. 前記変形部は、スリット孔を設けることによって左右対称の1対となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスコップ等の補助具。

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