JP3125022B2 - 貼り付け紋章 - Google Patents

貼り付け紋章

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JP3125022B2
JP3125022B2 JP07228220A JP22822095A JP3125022B2 JP 3125022 B2 JP3125022 B2 JP 3125022B2 JP 07228220 A JP07228220 A JP 07228220A JP 22822095 A JP22822095 A JP 22822095A JP 3125022 B2 JP3125022 B2 JP 3125022B2
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幸宏 柏本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、和服に貼り付けて
使用される貼り付け紋章、特に和服の背面の縫い目に貼
り付ける貼り付け紋章に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貼り付け紋章を図8ないし図12
を参照し説明する。図8に示す貼り付け紋章は、和服6
の背面の縫い目6aに対応して貼り付けられたもので、
二枚の半体を継ぎ合わせて製造されており、継ぎ目より
成る縦筋Faが形成されている。
【0003】このような貼り付け紋章は、図9ないし図
11に示すように、下面に保護カバー3を有する左,右
2枚のほぼ対象の紋章素体A,Bを継ぎ合わせて成る。
尚、紋章素体Aは一枚の貼り付け紋章A0の中央線La
より左半分から成る。この場合、中央線Laより一部は
み出した部分Aaを残して線分Lbより切断している。
紋章素体Bは、上記貼り付け紋章A0と同一の地の貼り
付け紋章B0の中央線Laより右半分を残して線分Ld
より切断したものである。紋章素体Aは、裏面がのり面
となっており、図8に示すように、右端側において、剥
離紙より成る保護カバー3を剥離した状態で中央線La
より内側に折返してその内面に剥付けて、二重となって
いる。保護カバー3の右端の残部3aは切除されてい
る。紋章素体Bも、裏面がのり面となっており、保護カ
バー3は中央線Laより左端の残部3bが切除されてい
る。
【0004】次に、図11に示すように紋章素体Aの右
端の折返した部分Amの裏面に両面テープTを用いて紋
章素体Bの左端のはみ出した部分Bbを貼り付けて、継
ぎ合わせている。この場合、紋章素体A側の保護カバー
3の右端で紋章素体Aの左端の裏面を被っている。これ
により、左,右の紋章素体A,Bの段差によって縦筋F
aが得られる。保護カバー3,3を剥いで、和服6の背
面に、背面の縫い目6aと一致するように貼り付けるこ
とにより、縫い目6aが縦筋Faと一致するので、縫い
目6aが紋章の所で途切れることがなく、連続したよう
な感覚を与えることができ、紋章をあたかも染め付けた
ような感覚が得られる。
【0005】この継ぎ合わせの紋章素体A,Bによる紋
章を貼り付けた和服6は、折りたためられて市場に流通
されることになるが、特に折りたたむ際には、和服6の
背面の縫い目6aを境に内側に折りたたむ形態が含まれ
ることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、和服
6の生地Cを背面の縫い目6aを境に内側に折りたたむ
と、図12に示すように、紋章素体Bが中央線Lbを境
に折り曲げられることになるが、この紋章素体Bは素材
としてかなり丈夫な生地を用いて構成されている関係
で、元の平坦な状態に戻ろうとする応力が働く結果、長
時間折りたたんでおくと紋章素体Bのはみ出し部分Bb
が和服6の生地Cから剥がれ易くなる傾向がある。この
現象は紋章素体Bの裏面に強力な接着剤を用いることで
防止することが可能であるが、その場合、他の紋章と貼
り替える必要上、紋章素体A,Bによる貼り付け紋章を
和服6から剥す時に、接着剤で和服6を汚してしまう欠
点があり実用的ではない。また、紋章素体Bのはみ出し
部分Bbが紋章素体A側に存在する結果、紋章素体A側
の厚みが大きくなるため、和服6の生地Cを背面の縫い
目6aを境に内側に折りたたむと、紋章素体A側が種々
のものに当って擦れ易くなり、この点からも剥がれ易く
なる課題がある。
【0007】本発明は上記課題に鑑み成されたものであ
って、和服を折りたたんでも剥がれ難い貼り付け紋章を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
和服の背面の縫い目に貼付される紋章において、中央線
Laを境として一枚の貼り付け紋章A0より切り出した
左半分の半体を構成する紋章素体Aと、上記貼り付け紋
章A0と同じ地の貼り付け紋章B0より切り出した右半分
の半体を構成する紋章素体Bとより成り、左半分の紋章
素体Aに、中央線Laより一部はみ出す部分Aaを設
け、この部分Aaを内側に折返し、右半分の紋章素体B
を、中央線Laで切断し、左半分の紋章素体Aの折返し
部分の折り目の縁と右半分の紋章素体Bの切断部分の縁
とを突き合わせ、当該突き合わせ部分の裏面に対し薄い
接合体を貼り合わせ、この接合体により左半分の紋章素
体Aと右半分の紋章素体Bとを一体化したことを特徴と
する。請求項2記載の発明は、上記接合体は、薄い布で
あることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照し説明する。図1ないし図4は本発明の第1の実
施の形態を説明する説明図であり、本実施の形態の貼り
付け紋章も図8に示す場合と同様に和服6の背面の縫い
目6aに対応して貼り付けられるもので、継ぎ目より成
る縦筋Faが形成されている。この貼り付け紋章も、図
1ないし図3に示すように、下面に保護カバー3を有す
る左,右二枚のほぼ対象の紋章素体A,Bを継ぎ合わせ
て構成されている。この紋章素体A,Bのそれぞれは既
に当初から背面に染色されている本来の紋が透き通って
目視されないように二枚の薄布を二重にして構成されて
いる。
【0010】図1に示すように、紋章素体Aは、一枚の
貼り付け紋章A0の中央線Laより左半分から成る半体
を構成するもので、中央線Laより一部右方向にはみ出
した部分Aaを残して線分Lbより切断されている。紋
章素体Bは、貼り付け紋章A0と同一の地の貼り付け紋
章B0の中央線Laより右半分から成る半体を構成する
もので、中央線Laより右半分を残すべく中央線Laよ
り切断されている。
【0011】図2、図3に示すように、紋章素体Aは、
右半分側における一部はみ出した部分Aa側において保
護カバー3を一部剥離した状態で、一部はみ出した部分
Aaを中央線Laより内側に折返してその内面に貼り付
け、この部分が二重となっている。紋章素体A側の保護
カバー3の右端の残部3aは切除されている。紋章素体
Aの二重の部分、つまりはみ出した部分Aaの面には両
面テープTの一面側が貼り付けられる。この両面テープ
Tの他面側には接合体としての応力のない薄い布Gの左
半分が貼り付けられる。一方、紋章素体Bは、保護カバ
ー3を一部剥離した状態で、その切断部分の縁を紋章素
体Aの折返し部分の縁に突き合わせ、紋章素体Bの中央
線Laより切断した部分側の面に、のり面となる薄い布
Gの左半分の上面が貼り付けられている。両面テープT
の下面全面はのり面となり、ここに紋章素体A側の保護
カバー3、及び紋章素体B側の保護カバー3が貼り付け
られる。実際は、紋章素体AとBとを突き合わせた状態
で布Gが後ろから貼り付けられる。
【0012】以上により縦筋Faが形成された貼り付け
紋章が構成される。この貼り付け紋章を、左,右対象な
保護カバー3,3を剥いで、縦筋Faが縫い目6aに一
致するように和服6に貼り付けると、縫い目6aが途切
れることなく、紋章をあたかも染め付けたような感覚が
得られる。尚、この紋章は、和服6の背面の既に染色に
より付されている異形パターンの紋章の上に貼付され
る。
【0013】本実施の形態では、例えば流通に供するた
め、和服6の生地Cを折りたたんでも、図4に示すよう
に、応力のある紋章素体A,Bが折り曲げられることは
なく、紋章素体A,Bを接合する応力のない薄い布Gが
二つに折り曲げられるのみであるから、紋章素体A,B
が容易に剥がれ難い状態を保てる。また、紋章素体Bの
一部が紋章素体A側に存在することもなく、紋章素体A
側の厚みを小さくすることができるから、紋章素体A側
が擦れることもなくなり、この点からも剥がれ難くな
る。
【0014】図5ないし図7は本発明の第2の実施の形
態を説明する説明図であり、本実施の形態の貼り付け紋
章も図8に示す場合と同様に和服6の背面の縫い目6a
に対応して貼り付けられるもので、継ぎ目より成る縦筋
Faが形成されている。この貼り付け紋章も、図5,図
6に示すように、下面に保護カバー3を有する左,右二
枚のほぼ対象の紋章素体A,Bを継ぎ合わせて構成され
ている。
【0015】本実施の形態の紋章素体A,Bも構成的に
は第1の実施の形態の紋章素体A,Bの構成と等しいも
のである。本実施の形態では、図5,図6に示すよう
に、紋章素体Aのはみ出し部分Aaを折った裏面と接合
体としての薄い布Gとの接合に両面テープを使用せず
に、布Gの両面を両面テープの如くのり面とし、直に接
合する点が相違する。
【0016】本実施の形態では、両面テープを使用して
いないから、製法の簡略化を図ることが可能である他、
図7に示すように、第1の実施の形態よりも薄くするこ
とができ、従って、より剥がれ難くすることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の紋章素体A,Bの
正面視の構成を説明する説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の貼り付け紋章の組
み立ての概略を説明する説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の貼り付け紋章の組
み立て後の概略を説明する説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の貼り付け紋章と和
服の折りたたみの関係を説明する説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の貼り付け紋章の組
み立ての概略を説明する説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の貼り付け紋章の組
み立て後の概略を説明する説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の貼り付け紋章と和
服の折りたたみの関係を説明する説明図である。
【図8】従来の貼り付け紋章を貼り付けた和服の一例を
説明する説明図である。
【図9】従来の紋章素体の正面視の構成を説明する説明
図である。
【図10】従来の貼り付け紋章の組み立ての概略を説明
する説明図である。
【図11】従来の貼り付け紋章の組み立て後の概略を説
明する説明図である。
【図12】従来の貼り付け紋章と和服の折りたたみの関
係を説明する説明図である。
【符号の説明】
3 保護カバー 6 和服 6a 縫い目 A 左半分の紋章素体 Aa はみ出し部分 B 右半分の紋章素体 Fa 縦筋 G 布 La 中央線 T 両面テープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 和服の背面の縫い目に貼付される紋章に
    おいて、 中央線Laを境として一枚の貼り付け紋章A0より切り
    出した左半分の半体を構成する紋章素体Aと、 上記貼り付け紋章A0と同じ地の貼り付け紋章B0より切
    り出した右半分の半体を構成する紋章素体Bとより成
    り、 左半分の紋章素体Aに、中央線Laより一部はみ出す部
    分Aaを設け、この部分Aaを内側に折返し、 右半分の紋章素体Bを、中央線Laで切断し、 左半分の紋章素体Aの折返し部分の折り目の縁と右半分
    の紋章素体Bの切断部分の縁とを突き合わせ、当該突き
    合わせ部分の裏面に対し薄い接合体を貼り合わせ、この
    接合体により左半分の紋章素体Aと右半分の紋章素体B
    を一体化した、 ことを特徴とする貼り付け紋章。
  2. 【請求項2】 上記接合体は、薄い布であることを特徴
    とする請求項1記載の貼り付け紋章。
JP07228220A 1995-09-05 1995-09-05 貼り付け紋章 Expired - Lifetime JP3125022B2 (ja)

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