JP3124529U - 高齢男性小用のための補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】洋式便器において男性が立ったまま小用を足す場合、ことに高齢者や子どもは便器周辺の床を汚すことがなくなる。
【解決手段】従来型便器の両側に膝をつくための便台を設け、膝をついて低い姿勢で用を足し、さらにズボンを汚さないためのズボンガードをつけることによって、ズボンや周囲を汚すことを皆無に近くした。
【選択図】図1
【解決手段】従来型便器の両側に膝をつくための便台を設け、膝をついて低い姿勢で用を足し、さらにズボンを汚さないためのズボンガードをつけることによって、ズボンや周囲を汚すことを皆無に近くした。
【選択図】図1
Description
本考案は、洋式便器における男性小用のための補助具に関する。
従来の洋式便器の便座は、女性のためと男性の排便のためのものであって、男性の小用に配慮したものはない。
従来の洋式便器においては、男性は立ったまま高い位置から放尿するので、ことに高齢者や子どもは尿を飛散させて便器および周辺を汚すことが多く、掃除する人の手をわずらわしている。これを解決するものとして、便器の両側に膝をつく装置(例えば特許文献1参照、特許文献2参照)などが開示されている。
特開2004−267669 特開2005−253748
前述の特許文献1、2は、便器の両側に膝をつく台を設けたことが特徴である。だが、通常男性が排尿をするとき、ズボンの前あき(持ち出しと見返し)を開いて抑え、ペニスを支えるのに片手または両手を必要とする。膝をついて身を低くした場合、両側のズボン下部はだぶついて内側にふくらむので、特に厚着をする冬など、そうでなくても尿を飛散させることの多い高齢者や子どもがズボンを汚す危険性は大で、実用には適さない。本考案は以上の問題を解決しようとするものであり、尿の飛散やズボンを汚すことを防ぐことを目的とするものである。
洋式便器において、男性が小用を足す時周辺を汚しやすい原因は、ひとえに高い位置からの放尿という習慣にあるので、尿飛散を防ぐため、膝をついて低い安定した体勢を保ちながら小用を足せるよう、従来型便器の両脇に便台を設ける。だがこれだけだと内側にふくらむズボン下部を濡らす公算が大であるので、便座をあげると上がって男性の排尿を助けるためズポン下部をおさえるズボンガードをとりつける。ズボンガードは便座をおろせばその重みで便座の下にかくれてしまうので、一切女性の使用のさまたげにはならない。この女性にきらわれることのない膝置きの便台とズボンガードをセットにしたことを特徴とする男性小用のための補助具を提供する。
従来の洋式便器は、男性が立ったままの姿勢で放尿するため、狙いが定まりにくく、殊に立っていること自体が苦痛なあるいは不安定な高齢者や、子どもが周辺を汚すことが多いが、便台に膝をつくことによって体勢も安定し、便座に座った状態に近い低い位置からの放尿が可能になる。また、便台とステンレス針金やプラスティック等を素材とするズボンガードは、子どもでも背の高い大人でも自分に合わせた位置で使用できる作りなので、ズボンや周囲の床を汚すことは皆無に近くなり、掃除する手との嘆きを解消できる。
以下、本考案の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1は、本考案の全容を示す斜視図である。1は左右一対のアーチ状の便台で、12のパイプでつながれ、12は13のアジャスターで、便器の幅に応じて調節して止める。11は便器の奥行きに応じて長さを調節するアジャスター。5は壁面に固定させるためのビス穴、6は床に固定させるビス穴で、現場の状況に応じてどちらかを使用する。2と3がズボンガードである。2はステンレス製の針金かプラスティック製品で、2個のビス穴(4)で1に取り付ける(詳細は図10参照)。3(斜線の部分)は透明または白色など汚れが目立つ色の薄いプラスティック板で、2と組み合わせて使用するが、汚れた場合ははずして洗える作りにする。14はクッションで、ここに膝をつき、ズボンの前あき部分の下を2に押しつけて排尿すれば、ズボンは尿の飛散を免れる。
図2は本考案を洋式便器にとりつけた斜視図である。7は便蓋、8は便座、9は便器であり、便座をおろせばズボンガードは便座に抑えられてその下にかくれる(図8・図10参照)。
図3は便器に本考案をとりつけた側面図である。1が便台、2と3がズボンガード。2は急所を打っては危険なので適度の弾性があるものとし、スプリング(図4の10参照)があるので、使用する各自の足の長さにあわせて高低自在になる。7が便蓋、8が便座、9が便器である。
図4は、図3の便座(8)をおろした場合の図で、10のスプリングが伸びて、ズボンガード(2、3)は便座の下にかくれるので、女性に不便をもたらすことはない。10も強烈なバネでは危険であり、便座をあげればやっと上がってくる程度の強度とし、どの高さでも前方に押しつけることによって使用できるので、幼稚園児でも長身の大人でも楽に排尿の姿勢をとることができる。
図5は、便座(8)をあげた場合の手前から見た正面図である。1は便台。2をズボンの前あき部分の下にあてがって前方へ押しつけながら排尿すれば、3がズボンをガードするので、尿の飛散を防ぐことができる。体勢を低くして便器との距離は便座に腰掛けた場合にぐっと近くなるので、よほどの場合を除いて3を濡らすことはないが、汚しても3は取り外して洗える。
図6は便座(8)をおろした場合の正面図である。2と3は完全に便座の下にかくれる。
図7は便座(図では省略)を上げた場合の上から見た平面図である。1が便台、2がズボンガード(はっきりさせるため、一点鎖線とした)。9は便器の縁の線のみを示した。4はズボンガードと便台を組み合わせるための金具(図9参照)
図8は図7の便座をおろした場合の図。便台(1)を除けば外見は従来の便器と何ら変わらない。通常ここに腰かける場合、足は1の部分より前にあるのだから、邪魔にはならない。
図9は便座(8)をあげた場合の便台(1)とズボンガード(2)の接合部分のみを拡大して内側から見た側面図である。2は2箇所の4のみで1とつながっている。
図10は図9の便座(8)をおろした場合の側面図である。10のスプリングが伸びて、2は完全に便座の縁の内側に押さえ込まれる。
図1は、本考案の全容を示す斜視図である。1は左右一対のアーチ状の便台で、12のパイプでつながれ、12は13のアジャスターで、便器の幅に応じて調節して止める。11は便器の奥行きに応じて長さを調節するアジャスター。5は壁面に固定させるためのビス穴、6は床に固定させるビス穴で、現場の状況に応じてどちらかを使用する。2と3がズボンガードである。2はステンレス製の針金かプラスティック製品で、2個のビス穴(4)で1に取り付ける(詳細は図10参照)。3(斜線の部分)は透明または白色など汚れが目立つ色の薄いプラスティック板で、2と組み合わせて使用するが、汚れた場合ははずして洗える作りにする。14はクッションで、ここに膝をつき、ズボンの前あき部分の下を2に押しつけて排尿すれば、ズボンは尿の飛散を免れる。
図2は本考案を洋式便器にとりつけた斜視図である。7は便蓋、8は便座、9は便器であり、便座をおろせばズボンガードは便座に抑えられてその下にかくれる(図8・図10参照)。
図3は便器に本考案をとりつけた側面図である。1が便台、2と3がズボンガード。2は急所を打っては危険なので適度の弾性があるものとし、スプリング(図4の10参照)があるので、使用する各自の足の長さにあわせて高低自在になる。7が便蓋、8が便座、9が便器である。
図4は、図3の便座(8)をおろした場合の図で、10のスプリングが伸びて、ズボンガード(2、3)は便座の下にかくれるので、女性に不便をもたらすことはない。10も強烈なバネでは危険であり、便座をあげればやっと上がってくる程度の強度とし、どの高さでも前方に押しつけることによって使用できるので、幼稚園児でも長身の大人でも楽に排尿の姿勢をとることができる。
図5は、便座(8)をあげた場合の手前から見た正面図である。1は便台。2をズボンの前あき部分の下にあてがって前方へ押しつけながら排尿すれば、3がズボンをガードするので、尿の飛散を防ぐことができる。体勢を低くして便器との距離は便座に腰掛けた場合にぐっと近くなるので、よほどの場合を除いて3を濡らすことはないが、汚しても3は取り外して洗える。
図6は便座(8)をおろした場合の正面図である。2と3は完全に便座の下にかくれる。
図7は便座(図では省略)を上げた場合の上から見た平面図である。1が便台、2がズボンガード(はっきりさせるため、一点鎖線とした)。9は便器の縁の線のみを示した。4はズボンガードと便台を組み合わせるための金具(図9参照)
図8は図7の便座をおろした場合の図。便台(1)を除けば外見は従来の便器と何ら変わらない。通常ここに腰かける場合、足は1の部分より前にあるのだから、邪魔にはならない。
図9は便座(8)をあげた場合の便台(1)とズボンガード(2)の接合部分のみを拡大して内側から見た側面図である。2は2箇所の4のみで1とつながっている。
図10は図9の便座(8)をおろした場合の側面図である。10のスプリングが伸びて、2は完全に便座の縁の内側に押さえ込まれる。
1 便台。
2 ズボンガードの縁で、ステンレスかプラスティック製。
3 ズボンガードの薄いプラスティック板で、2に取り付ける。
4 1と2を接合する金具。
5 便台を壁面に固定するためのビス穴。
6 便台を床に固定するためのビス穴。
7 便蓋。
8 便座。
9 便器。
10 ズボンガードにとりつけるスプリング。
11 便台を置く時のアジャスター。
12 一対の便台をつなぐパイプ。
13 12の長さを調節するためのアジャスター。
14 膝を置くためのクッション。
2 ズボンガードの縁で、ステンレスかプラスティック製。
3 ズボンガードの薄いプラスティック板で、2に取り付ける。
4 1と2を接合する金具。
5 便台を壁面に固定するためのビス穴。
6 便台を床に固定するためのビス穴。
7 便蓋。
8 便座。
9 便器。
10 ズボンガードにとりつけるスプリング。
11 便台を置く時のアジャスター。
12 一対の便台をつなぐパイプ。
13 12の長さを調節するためのアジャスター。
14 膝を置くためのクッション。
Claims (1)
- 洋式便器において、男性が小用を足す時周辺を汚しやすい原因は、ひとえに高い位置からの放尿という習慣にあるので、尿飛散を防ぐため、膝をついて低い安定した体勢を保ちながら小用を足せるよう、従来型便器の両脇に便台を設ける。だがこれだけだと内側にふくらむズボン下部を濡らす公算が大であるので、便座をあげると上がって男性の排尿を助けるためズボン下部をおさえるズボンガードをとりつける。ズボンガードは便座をおろせばその重みで便座の下にかくれてしまうので、一切女性の使用のさまたげにはならない。この女性にきらわれることのない膝置きの便台とズボンガードをセットにしたことを特徴とする男性小用のための補助具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001869U JP3124529U (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | 高齢男性小用のための補助具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001869U JP3124529U (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | 高齢男性小用のための補助具 |
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JP3124529U true JP3124529U (ja) | 2006-08-24 |
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JP2006001869U Expired - Fee Related JP3124529U (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | 高齢男性小用のための補助具 |
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JP (1) | JP3124529U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015510063A (ja) * | 2012-03-16 | 2015-04-02 | ドク ウン,ヒュン | 尿飛散防止機構が設けられた洋式便器 |
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2006
- 2006-02-17 JP JP2006001869U patent/JP3124529U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015510063A (ja) * | 2012-03-16 | 2015-04-02 | ドク ウン,ヒュン | 尿飛散防止機構が設けられた洋式便器 |
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