JP3124242B2 - 新規な3環性化合物 - Google Patents
新規な3環性化合物Info
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- JP3124242B2 JP3124242B2 JP08333263A JP33326396A JP3124242B2 JP 3124242 B2 JP3124242 B2 JP 3124242B2 JP 08333263 A JP08333263 A JP 08333263A JP 33326396 A JP33326396 A JP 33326396A JP 3124242 B2 JP3124242 B2 JP 3124242B2
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- ethylamino
- hydroxyethyl
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Furan Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Indole Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
物及びそれら3環性化合物を含有する医薬組成物に関す
る。
1、β2の2種類に分類され、β1の刺激は、拍動数の
増加、β2の刺激は、平滑筋組織の弛緩を誘起し、血圧
を低下させると考えられてきた。Arch等は、β1、
β2作用が非常に少なく、脂肪細胞の脂肪分解を促進す
る化合物を見い出し、第3のレセプターの存在を明らか
にした(ネイチャー、1984年、309巻、163頁
Nature 309,p163−165(198
4))。その後、その1次構造も明らかとなり(Emo
rineら サイエンス、1989年、245巻、11
18頁、Science 1989,vol.245,
p1118−1121)、β3と命名された。さらに最
近では、β3作動活性を有する化合物が、糖尿病、肥
満、高脂血症、消化器系疾患、うつ病の予防治療薬とし
て有用であることが示されている(Int.J.Obe
sity 8(Suppl.1),p93−102(1
984)、Nature 309,p163−165
(1984)、USP5120766、Brit.J.
Pharmacol.103,p1351−1356
(1991)、Eur.J.Pharmacol.21
9,p193−201(1992))。従来β3に関係
する化合物としてEP023385や文献(Drugs
ofthe future vol.16, p79
7−800(1991))に記載された下記の構造式
5006や文献(J.Med.Chem.vol.3
5,p3081−3084(1992))に記載された
下記の構造式
429290に記載された下記の構造式
合物が記載されているが、たとえば、その明細書実施例
1には下記の構造式
合物と明らかに構造を異にするものである。また、心拍
数増加作用、心筋収縮力増強作用および抗肥満作用があ
る化合物として、EP171702に記載の下記の構造
式
作用する化合物であり、本発明化合物とは構造が異な
り、かつ心臓への作用が強いという点で異なる。さら
に、α、β遮断作用、即ち血圧降下作用を有する化合物
として、特開昭55−53262号、特開昭58−41
860号に記載された下記の構造式
する化合物として、ドイツ特許DE2651572に記
載された下記の構造式
が相違するものである。
病、肥満、または高脂血症等のβ3関連疾患の治療およ
び予防に用いられる医薬の提供が、従来より求められて
いた。
に、本発明者らは種々の化合物を合成し、その活性の研
究をした結果、下記の一般式(I)で示される新規な3
環性化合物が、β3作動活性を有し、血糖低下作用、脂
肪分解作用を有することを確認し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明は、一般式(I)
素原子、ハロゲン原子、水酸基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基またはヒドロキシメチル基を示し、R2 は水素原
子、ヒドロキシメチル基、NHR3 、SO2 NR4 R4'
またはニトロ基を示す。但し、R3 は水素原子、メチル
基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示
し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R
4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互い
に異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基または
ベンジル基を示す。R6'は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。また、R6 は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。Xは、二級窒素原子、酸素原子、硫黄原子
またはメチレン基を示し、Xが二級窒素原子、酸素原子
または硫黄原子の場合は、R9 は水素原子で、R7 ある
いはR8 のいずれか一方が水素原子で、他方は水素原
子、アミノ基、アセチルアミノ基または水酸基を示す。
また、Xがメチレン基の場合は、R7 およびR8 はいず
れも水素原子で、R 9 は水素原子、アミノ基、アセチル
アミノ基または水酸基を示す。*1 は、不斉炭素原子を
示し、*2 は、R6 が低級アルキル基である場合には不
斉炭素原子を意味する。]で示される化合物またはその
塩である。
フッ素原子、塩素原子、臭素原子あるいはヨウ素原子を
挙げることができるが、この内フッ素原子と塩素原子が
好ましい例として挙げられる。また、低級アルキル基の
「低級」とは、炭素数1〜4の炭素を含む直鎖状もしく
は分枝状の飽和炭化水素を意味し、メチル、エチル、n
−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、
s−ブチル、t−ブチルが挙げられる。Rは水素原子で
あることが好ましい。また、より選択性を有することか
ら、Rとしてメチル基であることも好ましい。R1 は水
素原子、ハロゲン原子、水酸基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基またはヒドロキシメチル基であるが、この内R1
が水素原子である一般式(I)の化合物が好ましい例と
して挙げられる。また、R1 がアミノ基またはヒドロキ
シメチル基である一般式(I)の化合物が好ましい例とし
て挙げられる。また、R1 がハロゲン原子、水酸基また
はベンジルオキシ基である一般式(I)の化合物も好ま
しい例として挙げられる。
ル基、NHR3 、SO2 NR4 R4'またはニトロ基であ
るが、この内R2 が水素原子である一般式(I)の化合
物が好ましい例として挙げられる。また、R2 がヒドロ
キシメチル基またはニトロ基である一般式(I)の化合
物が好ましい例として挙げられる。また、R2 がNHR
3 またはSO2 NR4 R4'である一般式(I)の化合物
が好ましい例として挙げられる。上記NHR3 における
R3 は水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基ま
たはCONHR6'であるが、特にNHR3 としては、N
H2 、NHMe、NHSO2 R5 、NHCHOまたはN
HCONHR6'を好ましい例として挙げることができ、
この内NHSO2 R5 がさらに好ましい例として挙げら
れる。NHSO2 R5 におけるR5 は、低級アルキル
基、ベンジル基またはNR4 R4'である。また、R4 お
よびR4'は同一かもしくは互いに異なっていてもよい水
素原子、低級アルキル基またはベンジル基であるが、R
4 およびR4'のいずれか一方が水素原子である場合も好
ましい。
メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、
ベンジルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ
基、ジプロピルアミノ基、メチルエチルアミノ基、メチ
ルプロピルアミノ基またはメチルベンジルアミノ基など
が挙げられ、その内、メチルアミノ基またはジメチルア
ミノ基がより好ましい例として挙げられる。従って、N
HSO2 R5 の好ましい具体例を挙げると、NHSO2
Me、NHSO2 Et、NHSO2 CH2 Ph、NHS
O2 NH2 、NHSO2 NHMe、NHSO2 NHE
t、NHSO2 NMe2 、NHSO2 NEt2 、NHS
O2 NMeEtまたはNHSO2 NMeCH2 Ph等が
挙げられる。また、NHCONHR6'におけるR6'は、
水素原子あるいは低級アルキル基を示す。NHCONH
R6'としては、具体的にはNHCONH2 、NHCON
HMe、NHCONHEtまたはNHCONHPrなど
が例示される。R2 におけるSO2 NR4 R4'について
は、R4 およびR4'は前述の説明と同じであって、R4
およびR4'は同一かもしくは互いに異なっていてもよい
水素原子、低級アルキル基またはベンジル基であり、ま
たR4 およびR4'のいずれか一方が水素原子である場合
も好ましい。従って、SO2 NR4 R4'としては、具体
的にはSO2 NH2 、SO2 NHMe、SO2 NHE
t、SO2 NMe 2 、SO2 NEt2 、SO2 NHCH
2 PhまたはSO2 NMeCH2 Ph等が例示される。
す。好ましい例としては、水素原子、メチル基、エチル
基が挙げられる。さらに、好ましい例として水素原子が
挙げられる。Xは、二級窒素原子、酸素原子、硫黄原子
またはメチレン基であるが、Xが二級窒素原子である
(即ち、3環性基がカルバゾール基の骨格である)化合
物が好ましい例として挙げられる。また、R7 、R8 お
よびR9 はそれぞれ前述の通りである。上記の一般式
(I)においては、*1は不斉炭素原子であり、R6 が
低級アルキル基の場合には、さらに*2も不斉炭素原子
となる。その場合には、一般式(I)の化合物は、4つ
の異性体、即ち、(R,R)、(R,S)、(S,S)
および(S,R)(*1,*2の順序で表示)として存
在し得る。また、R6 が水素原子の場合には、2つの異
性体が存在する。光学的に純粋な異性体のみならず、任
意の2つの異性体の混合物、任意の3つの異性体の混合
物、または4つ全ての異性体の混合物も本発明の範囲内
に包含される。薬理活性の発現という点からは、エタノ
ールアミノ鎖不斉炭素(*1)の好ましい配置は、絶対
配置Rである。N−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホ
ンアミドの不斉炭素(*1)については、特にR−ヒド
ロキシ体が好ましい例として挙げられる。
せることにより、極めて好ましい各種のグループが認め
られるが、以下特に言及しない場合には、R6 、X、R
7 、R8 、R9 、*1および*2は上記と同じことを意
味する。一般式(I)で表される本発明化合物におい
て、R2 がヒドロキシメチル基、NHR3 、SO2 NR
4 R4'またはニトロ基の場合、R1 の置換位置は4位ま
たは5位が好ましい。さらに、R1 の置換位置は、4位
がより好ましい。R2 が水素原子の場合、R1 の置換位
置は2位がより好ましい。また、本発明は、上記一般式
(I)の各置換基の組み合わせが、[Rは水素原子を示
し、R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、ベンジル
オキシ基、アミノ基またはヒドロキシメチル基を示し、
R2 は水素原子、ヒドロキシメチル基、NHR3 、SO
2 NR4 R4'またはニトロ基を示す。但し、R3 は水素
原子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCON
HR6' を示し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基ま
たはNR4 R4'を示す。また、R4 およびR4'は同一か
もしくは互いに異なっていてもよい水素原子、低級アル
キル基またはベンジル基を示す。また、R6'は前記と同
じ意味を示す。]である化合物またはその塩が好ましい
例として挙げられる。
換基の組み合わせが、[Rは水素原子を示し、R1 は水
素原子、フッ素原子、塩素原子、水酸基またはベンジル
オキシ基を示し、R2 は水素原子、ヒドロキシメチル
基、NHR3 、SO2 NR4 R 4'またはニトロ基を示
す。但し、R3 は水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホ
ルミル基またはCONHR6'を示す。R5 は低級アルキ
ル基、ベンジル基またはジメチルアミノ基を示す。ま
た、R4 およびR4'はいずれか一方が水素原子であっ
て、他方は水素原子、低級アルキル基またはベンジル基
を示す。また、R6'は前記と同じ意味を示す。]である
化合物またはその塩も好ましい例として挙げられる。ま
た、本発明は、上記一般式(I)の各置換基の組み合わ
せが、[Rは水素原子を示し、R1 は水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基またはベンジルオキシ基を示し、R
2 は、ヒドロキシメチル基、NHR3 、SO2 NR4 R
4'またはニトロ基を示す。但し、R3 は水素原子、メチ
ル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示
し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R
4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互い
に異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基または
ベンジル基を示す。また、R6'は前記と同じ意味を示
す。]である化合物またはその塩も好ましい例として挙
げられる。
換基の組み合わせが、[Rは水素原子を示し、R1 は水
素原子、フッ素原子、塩素原子、水酸基またはベンジル
オキシ基を示し、R2 は、ヒドロキシメチル基、NHR
3 、SO2 NR4 R4'またはニトロ基を示す。但し、R
3 は水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基また
はCONHR6'を示し、R4 およびR4'はいずれか一方
が水素原子であって、他方は水素原子、低級アルキル基
またはベンジル基を示す。また、R5 は低級アルキル
基、ベンジル基またはジメチルアミノ基を示す。また、
R6'は前記と同じ意味を示す。]である化合物またはそ
の塩も好ましい例として挙げられる。また本発明は、上
記一般式(I)の各置換基の組み合わせが、[Rおよび
R1は水素原子を示し、R2 は、ヒドロキシメチル基、
NHR3 またはSO2 NR4R4'を示し、R3 は水素原
子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONH
R6'を示し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基または
NR4 R4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもし
くは互いに異なっていてもよい水素原子、低級アルキル
基またはベンジル基を示す。また、R6'は前記と同じ意
味を示す。]である化合物またはその塩が好ましい例と
して挙げられる。
基の組み合わせが、[RおよびR1は水素原子を示し、
R2 は、ヒドロキシメチル基、NHR3 またはSO2 N
R4R4'を示す。但し、R3 は水素原子、メチル基、S
O2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示し、R4
およびR4'はいずれか一方が水素原子であって、他方は
水素原子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。ま
た、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはジメチル
アミノ基を示す。また、R6'は前記と同じ意味を示
す。]である化合物またはその塩が好ましい例として挙
げられる。また、本発明は、上記一般式(I)の各置換
基の組み合わせが、[Rは水素原子を示し、R1 はハロ
ゲン原子または水酸基を示し、R2 は、NHSO2 R5
またはSO2 NR4 R4'を示し、R5 は低級アルキル
基、ベンジル基またはNR4R4'を示し、R4 および
R4'は同一かもしくは互いに異なっていてもよい水素原
子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。]である
化合物またはその塩が好ましい例として挙げられる。ま
た、本発明は、上記一般式(I)の各置換基の組み合わ
せが、[Rは水素原子を示し、R1 はフッ素原子、塩素
原子または水酸基を示し、R2 は、NHSO 2 R5 また
はSO2 NR4 R4'を示し、R4 およびR4'はいずれか
一方が水素原子で、他方は水素原子、低級アルキル基ま
たはベンジル基を示す。また、R5 は低級アルキル基、
ベンジル基またはジメチルアミノ基を示す。]である化
合物またはその塩も好ましい例として挙げられる。
換基の組み合わせが、[R、R2 はともに水素原子を示
し、R1 は水素原子、ハロゲン原子または水酸基を示
す。]である化合物またはその塩が好ましい例として挙
げられる。また、本発明は、上記一般式(I)の各置換
基の組み合わせが、[R、R2 はともに水素原子を示
し、R1 は水素原子、フッ素原子、塩素原子または水酸
基を示す。]である化合物またはその塩も好ましい例と
して挙げられる。また本発明は、上記一般式(I)の各
置換基の組み合わせが、[Rは水素原子を示し、R1 は
水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基またはヒド
ロキシメチル基を示し、R2 はNHR3 またはSO2 N
R4 R4'を示す。但し、R3 はSO2 R5 を示す。R5
は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R4'を示
す。R4 およびR4'は同一かもしくは互いに異なってい
てもよい水素原子、低級アルキル基またはベンジル基を
示す。]である化合物またはその塩が好ましい例として
挙げられる。また、本発明は、上記一般式(I)の各置
換基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R1 は水
素原子、ハロゲン原子、水酸基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基またはヒドロキシメチル基を示し、R2 は水素原
子、ヒドロキシメチル基、NHR3 またはSO2 NR4
R4'またはニトロ基を示す。但し、R3 は水素原子、メ
チル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を
示し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4
R4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互
いに異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基また
はベンジル基を示す。また、R6'は前記と同じ意味を示
す。]である化合物またはその塩が好ましい例として挙
げられる。
基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R1 は水素
原子、フッ素原子、塩素原子、水酸基またはベンジルオ
キシ基を示し、R2 は水素原子、ヒドロキシメチル基、
NHR3 、SO2 NR4 R4'またはニトロ基を示す。但
し、R3 は水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル
基またはCONHR6'を示す。R5 は低級アルキル基、
ベンジル基またはNR 4 R4'を示す。また、R4 および
R4'はいずれか一方が水素原子であって、他方は水素原
子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。また、R
6'は前記と同じ意味を示す。]である化合物またはその
塩も好ましい例として挙げられる。また、本発明は、上
記一般式(I)の各置換基の組み合わせが、[Rはメチ
ル基を示し、R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基ま
たはベンジルオキシ基を示し、R2 は、ヒドロキシメチ
ル基、NHR3 、SO2 NR4 R4'またはニトロ基を示
す。但し、R3 は水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホ
ルミル基またはCONHR6'を示し、R5 は低級アルキ
ル基、ベンジル基またはNR4 R4'を示す。また、R4
およびR4'は同一かもしくは互いに異なっていてもよい
水素原子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。ま
た、R6'は前記と同じ意味を示す。]である化合物また
はその塩も好ましい例として挙げられる。また、本発明
は、上記一般式(I)の各置換基の組み合わせが、[R
はメチル基を示し、R1 は水素原子、フッ素原子、塩素
原子、水酸基またはベンジルオキシ基を示し、R2 は、
ヒドロキシメチル基、NHR3 、SO2 NR4 R4'また
はニトロ基を示す。但し、R3 は水素原子、メチル基、
SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示し、R
4 およびR4'はいずれか一方が水素原子であって、他方
は水素原子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。
また、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはジメチ
ルアミノ基を示す。また、R6'は前記と同じ意味を示
す。]である化合物またはその塩も好ましい例として挙
げられる。
換基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R1 は水
素原子を示し、R2 は、ヒドロキシメチル基、NHR
3 、SO2 NR4 R4'を示し、R3 は水素原子、メチル
基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示
し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R
4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互い
に異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基または
ベンジル基を示す。また、R6'は前記と同じ意味を示
す。]である化合物またはその塩が好ましい例として挙
げられる。また、本発明は、上記一般式(I)の各置換
基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R1 は水素
原子を示し、R2 は、ヒドロキシメチル基、NHR3 ま
たはSO2 NR4 R4'を示す。但し、R3 は水素原子、
メチル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'
を示し、R4 およびR4'はいずれか一方が水素原子であ
って、他方は水素原子、低級アルキル基またはベンジル
基を示す。また、R 5 は低級アルキル基、ベンジル基ま
たはジメチルアミノ基を示す。また、R6'は前記と同じ
意味を示す。]である化合物またはその塩が好ましい例
として挙げられる。また、本発明は、上記一般式(I)
の各置換基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R
1 はハロゲン原子または水酸基を示し、R2 は、NHS
O2 R5 またはSO2 NR4 R4'を示し、R5 は低級ア
ルキル基、ベンジル基またはNR4R4'を示し、R4 お
よびR4'は同一かもしくは互いに異なっていてもよい水
素原子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。]で
ある化合物またはその塩が好ましい例として挙げられ
る。また、本発明は、上記一般式(I)の各置換基の組
み合わせが、[Rはメチル基を示し、R1 はフッ素原
子、塩素原子または水酸基を示し、R2 は、NHSO 2
R5 またはSO2 NR4 R4'を示し、R4 およびR4'は
いずれか一方が水素原子で、他方は水素原子、低級アル
キル基またはベンジル基を示す。また、R5 は低級アル
キル基、ベンジル基またはジメチルアミノ基を示す。]
である化合物またはその塩も好ましい例として挙げられ
る。
換基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R1 は水
素原子、ハロゲン原子または水酸基を示し、R2 は水素
原子を示す。]である化合物またはその塩が好ましい例
として挙げられる。また、本発明は、上記一般式(I)
の各置換基の組み合わせが、[Rはメチル基を示し、R
1 は水素原子、フッ素原子、塩素原子または水酸基を示
し、R2 は水素原子を示す。]である化合物またはその
塩も好ましい例として挙げられる。また、本発明は、上
記一般式(I)の各置換基の組み合わせが、[Rはメチ
ル基を示し、R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、
アミノ基またはヒドロキシメチル基を示し、R2 はNH
R3 またはSO2 NR4 R4'を示す。但し、R3 はSO
2 R5 を示す。R5 は低級アルキル基、ベンジル基また
はNR4 R4'を示す。R4 およびR4'は同一かもしくは
互いに異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基ま
たはベンジル基を示す。]である化合物またはその塩が
好ましい例として挙げられる。
化合物で、具体的な化合物としては、以下の化合物が挙
げられる。(R)−N−[5−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;(S)−N−[5−[2−[2−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタ
ンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;N−[5−[2−[2−(3−ヒドロキ
シ−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−
(3−アミノ−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロ
キシフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2
−[2−(6−アミノ−9H−カルバゾール−2−イル
オキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2
−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド;
−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド;(R)−N−[3−[2−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル
アミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンス
ルホンアミド;(S)−N−[3−[2−[2−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]フェニル]メタンスルホンアミド;N−メチル−3
−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]ベンゼン
スルホンアミド;N−メチル−[5−[2−[2−(9
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンス
ルホンアミド;(R)−N−[5−[2−[2−(ジベ
ンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;(S)−N−[5−[2−[2−(ジベ
ンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾフラ
ン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンア
ミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]メタンスルホ
ンアミド;
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド;N
−[3−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−
(7−アセチルアミノフルオレン−2−イルオキシ)エ
チルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキ
シフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−
[2−(7−アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ
フェニル]メタンスルホンアミド;N−[3−[2−
[2−(7−アセチルアミノフルオレン−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[3−[2−[2−
(7−アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホ
ンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]ホルムアミド;N
−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イル
オキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェ
ニル]ホルムアミド;N−[3−[2−[[1−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)プロパン−2R−イ
ル]アミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタ
ンスルホンアミド;
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(4−ヒドロ
キシ−3−ニトロフェニル)エタノール;2−[N−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ル]アミノ]−1−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エタノール;N−[5−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]
ウレア;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]ウレア;N−[5−
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−(ベン
ジルオキシ)フェニル]ホルムアミド;N’−[5−
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−(ベン
ジルオキシ)フェニル]−N、N−ジメチルスルファミ
ド;N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチルス
ルファミド;2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−(メチ
ルアミノ)−4-(ベンジルオキシ)フェニル]エタノ
ール;2−[N−[2−(9H−カルバゾール−2−イ
ルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−(メチルアミ
ノ)−4−ヒドロキシフェニル]エタノール;N−[5
−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒ
ドロキシフェニル]−2−プロパンスルホンアミド;
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−ニトロ
フェニル)エタノール;N’−[3−[2−[2−(9
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]フェニル]−N、N−ジメチル
スルファミド;2−[N−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−アミ
ノフェニル)エタノール;2−[N−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−
[3−(ヒドロキシメチル)−4−ヒドロキシフェニ
ル]エタノール;N−[5−[2−[2−(9H−カル
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−3−ヒドロキシフェニル]メタンスル
ホンアミド;N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホン
アミド;N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−4−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド;
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−
N、N−ジメチルスルファミド;(S)−N’−[5−
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロ
キシフェニル]−N、N−ジメチルスルファミド;N−
[3−[2−[2−(6−アセチルアミノ−9H−カル
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]フェニル]メタンスルホンアミド;N−
[5−[2−[2−(6−アセチルアミノ−9H−カル
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスル
ホンアミド;(R)−N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−フロロフェニル]メタンスル
ホンアミド;(S)−N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−フロロフェニル]メタンスル
ホンアミド;(R)−N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−クロロフェニル]メタンスル
ホンアミド;
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−クロロフェニル]メタンスル
ホンアミド;N,N−ジメチル−[5−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベン
ゼンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−ヨードフェニル]メタンスル
ホンアミド;N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−フロロフェニル]−N、N−ジメチ
ルスルファミド;N’−[5−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−クロロフェニル]−N、N−ジ
メチルスルファミド;(R)−N−メチル−[5−[2
−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキ
シ]ベンゼンスルホンアミド;(R)−N−[5−[2
−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−(ヒドロキ
シメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;(R)−
N−[3−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオ
キシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド;N’−[5−[2−[2−
(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−
N,N−ジメチルスルファミド;(R)−N’−[5−
[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ
フェニル]−N,N−ジメチルスルファミド;(S)−
N’−[5−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イル
オキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2
−ヒドロキシフェニル]−N,N−ジメチルスルファミ
ド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イ
ルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−
2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5
−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エ
チルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−クロロフ
ェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2
−(ジベンゾチオフェン−3−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド;N’−[5−[2−[2−
(ジベンゾチオフェン−3−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]−N,N−ジメチルスルファミド;
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]フェニル]メタンスルホンアミド;(R)−
N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフェン−3−イ
ルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−
2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド;N−
[5−[2−[2−(ジベンゾチオフェン−3−イルオ
キシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−
フロロフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−
[2−[2−(ジベンゾチオフェン−3−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−クロロ
フェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−
[2−(7−アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ
フェニル]メタンスルホンアミド;N’−[5−[2−
[2−(7−アセチルアミノフルオレン−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒ
ドロキシフェニル]−N,N−ジメチルスルファミド;
N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]
−2−アミノフェニル]−N−ベンジル−N−メチルス
ルファミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−アミノフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシメチルフェニル]メタンスルホン
アミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ブロモフェニル]メタンスルホンアミド;
N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ;シエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]−N−ベンジル−N−
メチルスルファミド;N’−[5−[2−[2−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−
N,N−ジエチルスルファミド;N−[5−[2−[2
−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−メトキシエチル]−2−アミノフェニル]メ
タンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
メトキシエチル]-2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオ
フェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホン
アミド
な化合物として、以下の化合物が挙げられる。2−[N
−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ル]アミノ]−1−(4−ヒドロキシフェニル)エタノ
ール;2−[N−[2−(9H−カルバゾール−2−イ
ルオキシ)エチル]アミノ]−1−(2−フロロフェニ
ル)エタノール;2−[N−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(2−ヒ
ドロキシフェニル)エタノール;(R,R)−[2−
[N−[1−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
プロパン−2−イル]アミノ]−1−フェニル]エタノ
ール;[2−[N−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニル]エタノ
ール;(R)−[2−[N−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニ
ル]エタノール;(S)−[2−[N−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1
−フェニル]エタノール;[2−[N−[2−(3−ア
セチルアミノ−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]アミノ]−1−フェニル]エタノール;[2−
[N−[2−(3−アミノ−9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニル]エタノ
ール;[2−[N−[2−(3−ヒドロキシ−9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−
フェニル]エタノール;[2−[N−[2−(6−アミ
ノ−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル]ア
ミノ]−1−フェニル]エタノール;[2−[N−[2
−(6−アセチルアミノ−9H−カルバゾール−2−イ
ルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニル]エタノー
ル;[2−[N−[1−(9H−カルバゾール−2−イ
ルオキシ)プロパン−2−イル]アミノ]−1−フェニ
ル]エタノール;[2−[N−[2−(ジベンゾフラン
−3−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニル]
エタノール;
の例が挙げられる。N−[5−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メ
トキシエチル]-2−ヒドロキシフェニル]メタンスル
ホンアミド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキシ
エチル]-2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンア
ミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキシエチ
ル]−2−アミノフェニル]メタンスルホンアミド;N
−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イル
オキシ)エチルアミノ]−1−メトキシエチル]−2−
クロロフェニル]メタンスルホンアミド;一般式(I)
の化合物は、例えば下記の方法により製造できる。 (製造法A)一般式(II)
護された水酸基、アセチル基で保護されたアミノ基また
はアセチル基で保護されたヒドロキシメチル基を示し、
R2'は水素原子、水酸基の保護基A'''で保護されたヒ
ドロキシメチル基、NHR3'、SO2 NR4 R4'または
ニトロ基を示す。但し、R3'はアミノ基の保護基、メチ
ル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示
し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R
4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互い
に異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基または
ベンジル基を示す。R6'は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。また、R6 は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。A'は水酸基の保護基を示し、Bは臭素原
子あるいはヨウ素原子を、*1は不斉炭素原子を意味す
る。]で示される化合物と一般式(III)
は低級アルキル基を示す。Xは、二級窒素原子、酸素原
子、硫黄原子またはメチレン基を示し、Xが二級窒素原
子、酸素原子または硫黄原子の場合は、R9'は水素原子
で、R7'あるいはR8'のいずれか一方が水素原子で、他
方は水素原子、アセチルアミノ基または保護基A''で保
護された水酸基を示す。また、Xがメチレン基の場合
は、R7'およびR8'はいずれも水素原子で、R9'は水素
原子、アセチルアミノ基または保護基A''で保護された
水酸基を示す。*2 は、R6 が低級アルキル基である場
合には不斉炭素原子を意味する。]で示される化合物と
を反応させ、保護基A(但し、R1 がベンジルオキシ基
であり、保護基Aがベンジル基である場合には、保護基
Aの脱保護はしない。)、A' 、A''、A''' およびR
3'におけるアミノ基の保護基(但し存在するものについ
てのみ)あるいはR1'におけるアセチル保護基を脱保護
することにより、一般式(I)[式中、Rは水素原子を
示し、R1 は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、ベンジ
ルオキシ基、アミノ基またはヒドロキシメチル基を示
し、R2 は水素原子、ヒドロキシメチル基、NHR3 、
SO2 NR4R4'またはニトロ基を示す。但し、R3 は
水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基またはC
ONHR6'を示し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基
またはNR4 R4'を示す。また、R4 およびR4'は同一
かもしくは互いに異なっていてもよい水素原子、低級ア
ルキル基またはベンジル基を示す。R6'は水素原子ある
いは低級アルキル基を示す。]の化合物が得られる。
のであれば特に限定されないが、例えば通常容易にかつ
選択的に脱保護できる保護基として、Aはベンジル基ま
たはt−ブチルジメチルシリル基など、A' および
A''' はトリエチルシリル基など、A''はメチル基また
はベンジル基などが挙げられる。これらの水酸基の保護
基の導入に際しては公知の方法が用いられるが、例え
ば、ベンジル基の導入においては、ジメチルホルムアミ
ドなどの溶媒中、炭酸カリウム存在下1乃至2倍モルの
ベンジルブロマイドと1.1倍モルのヨウ化ナトリウム
を加え、室温で反応させる。また、トリエチルシリル基
の導入は、ピリジンなどの溶媒中、1.2乃至2倍モル
のトリエチルシリルクロライドなどのシリル化剤と0℃
から30℃で、1乃至3時間反応させる方法が例示され
る。R3'におけるアミノ基の保護基としては、通常アニ
リンの保護基として使用されるものであれば、特に限定
されないが、その中でもアセチル基が好ましい。アセチ
ル化の方法としてはピリジンなどの溶媒中無水酢酸との
反応が例示される。一般式(II)と一般式(III)のアミ
ンとのカップリング反応は、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドまたはジメチルスルホキシドなどの
極性溶媒中、一般式(II)のハロゲン化物に対して、一
般式(III)のアミンを1乃至1.5倍モル使用し、プロ
トンのトラップ剤として、トリエチルアミンまたはジイ
ソプロピルエチルアミンなどのアミンの存在下、室温か
ら90℃で、好ましくは60℃で5乃至10時間加熱す
る。
行っても良いが、好ましくはA''、A' 、A''' 、R3'
におけるアミノ基の保護基、Aの順に行うことが挙げら
れる。脱保護の条件として、保護基A、A''のベンジル
基は、パラジウムやニッケルなどの触媒を用いて、メタ
ノールなどの溶媒中水素分解して脱保護する。但し、一
般式(I)のR1 がベンジルオキシ基である場合には、
保護基Aのベンジル基は脱保護しないでよい。あるいは
保護基A、A''のベンジル基またはメチル基などは塩化
メチレンなどの溶媒中で、三臭化ホウ素などのルイス酸
で処理して脱保護する。また、R1'におけるアセチル保
護されたヒドロキシメチル基の脱保護は、公知のエステ
ルの加水分解条件を用いて行う。具体例としては、アル
コール中アルカリを用いて、室温から溶媒の還流温度で
加熱する方法が挙げられる。また、保護基A'、A'''
のトリエチルシリル基などは、テトラヒドロフラン中酢
酸と3乃至5倍モルのテトラブチルアンモニウムフロリ
ドを加え、室温で30分乃至5時間処理することにより
脱保護できる。R3'におけるアミノ基の保護基、例えば
アセチル基の場合あるいはR1'におけるアセチル保護の
アミノ基は、メタノールなどの溶媒中室温で塩酸処理す
るか、水またはメタノールなどの溶媒中アルカリで加熱
することにより脱保護できる。一般式(II)で示される
化合物は、一般式(V)
す。]で示される化合物を下記の方法等により還元し、
置換基Bをヨウ素原子とする場合は、臭素原子をヨウ素
置換し、次いで、水酸基を保護して得られる。即ち、一
般式(V)で示される化合物の還元は、一般式(II)で
示される化合物の水酸基の立体(*1)がラセミの場合
は、ボランなどの還元剤を使用することにより得られ
る。また、一般式(II)における*1に関して、Rまた
はSの光学異性体を得ようとする場合には、一般式(V
I)
(V)で示される化合物を前記のキラル補助剤の存在
下、ボランで還元することにより得られる。上記の還元
反応は、テトラヒドロフランなどの溶媒中で行うことが
好ましい。これらのキラル補助剤の調製およびその反応
は文献(コーリー(E.J.Corey)ら、ジャーナ
ル オブ オーガニック ケミストリー(J.Org.
Chem)56巻、442頁、1991年)に従って行
えばよい。一般式(V)で示される化合物を還元後、臭
素原子(ブロム体)からヨウ素原子への置換が必要とさ
れる場合には、上述の還元して得られた化合物をさらに
アセトンなどの溶媒中、ブロム体に対して3乃至10倍
モルのヨウ化ナトリウムなどのヨウ素化剤と還流温度で
1乃至3時間加熱する方法が例示される。その後、さら
に前述の水酸基の保護の方法により、水酸基をトリエチ
ルシリル基などの保護基で保護することにより、一般式
(II)の化合物を得ることができる。一般式(V)で示
される化合物は公知であり、文献(例えば、ラーセン
(A.A.Larsen)ら、ジャーナル オブ メデ
ィシナル ケミストリー(J.Med.Chem.)1
967年、10巻、462頁あるいはカイザー(C.K
aiser)ら、ジャーナル オブ メディシナル ケ
ミストリー(J.Med.Chem.)1974年、1
7巻、49頁)に記載の方法により合成できる。一方、
一般式(III)の化合物は、一般式(VII)
は前記とそれぞれ同じ意味を示す。]で示される化合物
と一般式(VIII)
じ意味を示す。]で示される化合物とを反応させること
により得られる。Yがアミンの保護基であり、アミンの
保護基として通常使用されるものであれば特に限定され
ないが、例えば通常容易に脱保護できるベンジルオキシ
カルボニル基、置換したベンジルオキシカルボニル基ま
たはt−ブトキシカルボニル基、あるいはアセチル基ま
たはトリフロロアセチル基などが挙げられる。一般式
(VII)と一般式(VIII)との反応は、有機溶媒中、通常
塩基存在下室温から選択した溶媒の還流温度までの間で
行うことが例示される。溶媒としてジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジグリ
ム、テトラヒドロフランが挙げられ、塩基としては、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、水素化ナト
リウム、ナトリウムメトキシドなどを一般式(VIII)に
対して1及至10倍モル使用することが好ましい。反応
が遅いときは、ブルテイン ケミカル ソサエティー
ジャパン 1982年、55巻、2504頁(Bul
l.Chem.Soc.Jpn.,55,2504)に
記載の方法に従って、あるいはその改良法を用いて一般
式(III)(Yがアミンの保護基を意味する。)を合成す
ることができる。一例として、ジメチルホルムアミドあ
るいはアセトニトリル中、アルコールに対して一般式
(VII)の化合物を2及至5倍モル、40%フッ化カリウ
ム−アルミナを5及至10倍モル、改良法としては、さ
らにヨウ化カリウムを0.1及至0.5当量加え、室温
から90℃で反応させる。
とにより、一般式(III)(Yは水素原子を意味する。)
のアミン化合物が得られる。脱保護は常法、例えばメタ
ノールなどの溶媒中、パラジウム−炭素を触媒として水
素分解するか、臭化水素−酢酸で処理することにより脱
保護できる。また、保護基Yがアセチル基あるいはトリ
フロロアセチル基の場合はメタノールなどの溶媒中アル
カリで処理することにより一般式(III)(Yは水素原子
を意味する。)が得られる。一般式(VII)の化合物は、
市販品のR6 、*2を有するアミノアルコールをまず、
保護基Yでアミンを保護し、次に水酸基を常法によりブ
ロム化して合成できる。また、容易入取可能なアミノブ
ロム体があれば、保護基Yでアミンを保護して得られ
る。一例として、市販の2−ブロモエチルアミン・HB
r塩の塩化メチレン中トリエチルアミンの存在下、ベン
ジルオキシカルボニルと氷冷下反応させることが例示さ
れる。一般式(VIII)の化合物は、Xが二級窒素原子、
酸素原子または硫黄原子の場合とXがメチレン基の場合
で、それぞれ以下のような方法で製造できる。まず、X
が二級窒素原子、酸素原子または硫黄原子の場合におい
て、R8'およびR9'が水素原子で、R7'が水素原子、ア
セチルアミノ基または保護基A''で保護された水酸基の
場合は次のような方法で製造できる。
バゾール、3−メトキシジベンゾフランまたは3−ヒド
ロキシジベンゾチオフェン(H.Kudo et a
l,J.Heterocycl.Chem.,22
(1),215−218,1985)を出発物質として
用いて一般式(VIII)の化合物が得られる。R7'が水素
原子以外の置換基である場合には、例えば、市販の2−
ヒドロキシカルバゾールの水酸基をベンジル化した後
に、ニトロ化(置換基R7'の位置に導入)し、引き続き
還元しアミノ基とする。アミノ基をアセチル化するか、
あるいはジアゾ化し、水酸基を導入して、水酸基の保護
基A''で保護し、ベンジル基を脱保護して、一般式(VI
II)の化合物が得られる。ニトロ化は化学文献に記載さ
れた常法が用いられるが、一例としてベンジル保護した
化合物を酢酸中、当量の希釈した発煙硝酸を用いて、室
温から60℃で行うことが例示される。さらにニトロ基
の還元反応は、通常使用される方法、たとえばメタノー
ルなどの溶媒中、酸化白金の触媒存在下、室温で水素化
するかあるいは鉄粉または2価のスズ存在下、塩酸を用
いて、室温から還流温度で還元する。生成したアミンを
塩化メチレンなどの溶媒中アセチルクロリドで0℃から
室温でアセチル化するか、あるいはアミンを亜硝酸ナト
リウムなどでジアゾ化し、生成したジアゾニウム塩を酸
性水溶液中で熱分解させて、水酸基を導入し、前述した
水酸基の保護法により保護基A''で保護し、最後にベン
ジル基を脱保護する。次に、Xが二級窒素原子、酸素原
子または硫黄原子の場合において、R7'およびR9'が水
素原子で、R8'が水素原子、アセチルアミノ基または保
護基A''で保護された水酸基の場合は次のような方法で
製造できる。即ち、一般式(IX)
意味する。]で示される公知の化合物、2−アセチルカ
ルバゾール(J.B.Kyziol et al,Te
trahedron,36,3017−3019,19
80)、3−アセチルジベンゾフラン(M.I.She
vchuk et al,Zh.Obshch.Khi
m.,40(8),1717−1725,1970)ま
たは3−アセチルジベンゾチオフェン(Phospho
rus,Sulfur Silicon Relat.
Elem.,72(1−4),13−31,1992や
E.Camagine et al,J.Hetero
cycle.Chem.,6(4),517−522,
1969)を出発物質として用いて合成できる。R8'が
水素原子以外の置換基である場合には、例えば、2−ア
セチルカルバゾールをニトロ化(置換基R8'の位置に導
入)し、引き続きニトロ基を還元しアミノ基とする。ア
ミノ基をアセチル化するか、あるいはジアゾ化し、水酸
基を導入して、水酸基の保護基A''で保護する。
物から一般式(VIII)の化合物を得る(即ち、アセチル
基を水酸基とすること)には、例えば、カルバゾールの
2位のアセチル基を過酸で酸化しアセチルオキシ基と
し、次いで加水分解すればよい。アセチル基を過酸で酸
化し、加水分解する反応以外は前述の置換基R7'の導入
方法に準じて行える。過酸での酸化は塩化メチレンなど
の溶媒中m−クロロ過安息香酸とリン酸水素2ナトリウ
ムを用いて室温で行い、水−エタノールの混合溶媒中水
酸化ナトリウムで加水分解する。また一般式(VIII)の
化合物において、Xがメチレン基の場合(フルオレン)
は、R7'およびR8'は水素原子であり、R9'が水素原
子、アセチルアミノ基の化合物は公知(市販品として
は、例えば、セーラー(Salor)社製が例示され
る。)である。また、R9'が保護基A''で保護された水
酸基の場合は、フルオレンの水酸基をベンジル基で保護
し、アセチルアミノ基のアセチル基を脱保護し、生成し
たアミンをジアゾ化し、ジアゾニウム塩を経由して水酸
基を導入し、水酸基の保護基A''で保護して、最後にベ
ンジル基を脱保護して得られる。これら一連の反応は、
前述した方法により行える。さらにまた、一般式(III)
の化合物において、R7'、R8'、R9'のいずれかが保護
基A''で保護された水酸基の化合物を得る場合の別法と
して、以下の方法が挙げられる。即ち、一般式(III)
(Yはアミンの保護基を意味し、Xに応じてR 7'、R8'
およびR9'はそれぞれアセチルアミノ基を示し、R6 お
よび*2は前記とそれぞれ同じ意味を有する。)で示さ
れる化合物のアセチルアミノ基のアセチル基を加水分解
しアミノ基とする。そのアミノ基をジアゾ化し、水酸基
を導入して、水酸基を保護基A''で保護し、アミンの保
護基Yを脱保護することにより、一般式(III)(Yは水
素原子を意味する。)の化合物が得られる。また、さら
に別法として、一般式(IV)
る。R1'、A' 、R6 、X、R7'、R8'、R9'、*1お
よび*2 は前記とそれぞれ同じ意味を有する。]で示さ
れる化合物を重要な合成中間体として用いて、一般式
(I)(Rは水素原子を意味する。)を得る方法が挙げら
れる。なお、一般式(IV)で示される化合物を製造するに
当たっては、前記の一般式(II)(R2'がニトロ基を意
味する。)と一般式(III)(Yは水素原子を意味す
る。)とをカップリング反応させ、必要に応じてその反
応の生成物のアミンを保護することにより調整し得る。
一般式(IV)の置換基Y'におけるアミンの保護基は、前
述の置換基Yにおけるアミンの保護基と同様であり、そ
の導入、脱保護も同様に行うことができる。一般式(I
V)で示される化合物を合成中間体として用いて、一般
式(I)を得る方法としては、例えば以下の方法が例示
される。即ち、先ず、一般式(IV)で示される化合物を
還元して(即ちその化合物のニトロ基を還元)、一般式
(X)
、R6 、X、R7'、R8'、R9'、*1および*2 は前
記とそれぞれ同じ意味を有する。]で示される化合物を
得る。この還元に際しては、一般式(IV)における置換
基Y' が水素原子である場合には、予めアミンの保護基
となしておくことが好ましく、その還元反応は、例え
ば、メタノールなどの溶媒中、酸化白金の触媒存在下で
水素化するか、あるいは鉄粉または2価のスズ存在下、
塩酸を用いた系などで行うことができる。次いで、R3
における種々の置換基となす必要に応じて、一般式
(X)で示される化合物を、文献(カイザー(C.Ka
iser)ら、ジャーナル オブ メディシナル ケミ
ストリー(J.Med.Chem.)1974年、17
巻、49頁)に記載の方法を用いてアミン(アニリン)
のホルミル化、スルホン化、ウレア化を実施することに
より、一般式(XI)
8'、R9'および*1、*2は前記とそれぞれ同じ意味を
有する。]で示される化合物を調製し、水酸基の保護基
A、A' 、A''およびY' におけるアミンの保護基のう
ち、存在する保護基については前述した脱保護の方法に
より脱保護し、一般式(I)(Rは水素原子を意味す
る。)で示される化合物が得られる。上記のホルミル化
は、例えば、一般式(X)をエチルギ酸エステル中で加
熱するか、あるいはギ酸−無水酢酸の系で氷冷から室温
で反応させることにより行うことができる。またスルホ
ン化は、一般式(X)の化合物のピリジンなどの溶媒
中、R5 で置換されたスルホン酸クロリドを氷冷から室
温で反応させる例が挙げられる。ウレア化は、一般式
(X)の水−酢酸の混合溶媒中、シアン酸ナトリウム
(NaOCN)と室温乃至加熱下、例えば60℃で反応
させる方法が例示される。別法として、一般式(II)の
替わりに、一般式(V)を用いて短工程でラセミ体を得
る方法が挙げられる。即ち、一般式(V)
する。]で示される化合物と一般式(III)(Yは水素原
子を意味する。)とを反応させ、生成したケトアミンを
引き続き還元し、保護基A(但し、R1 がベンジルオキ
シ基であり、保護基Aがベンジル基である場合には保護
基Aの脱保護はしない。)、A''、A'''およびR3'に
おけるアミノ基の保護基を前述した方法で脱保護するこ
とにより、一般式(I)(式中、Rは水素原子を示し、
R1 、R2 、R6 、X、R7 、R8、R9 および*1 、
*2 は前記とそれぞれ同じ意味を有する。)の化合物が
得られる。一般式(V)と一般式(III)との反応は、文
献(ラーセン(A.A.Larsen)ら、ジャーナル
オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.C
hem.)1967年、10巻、462頁)に記載の方
法を改良し、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどの極
性溶媒中、酸のトラップ剤としてアミンの存在下、非存
在下氷冷下から60℃で反応させ、引き続きカルボニル
基を水素化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナト
リウムなどの還元剤で氷冷下から室温で還元し、さらに
保護基を脱保護する。この反応では、*1はラセミ混合
物になり、光学活性体を得るには、後で述べる方法によ
る光学分割が必要である。 (製造法B)製造法Aの別法として、光学活性体および
ラセミ体を得る方法として、エポキシ体を用いる方法が
挙げられる。即ち、一般式(XII)
味を有する。]で示される化合物と一般式(III)(Yは
水素原子を意味し、X、R6 、R7'、R8'、R9'および
*2は前記とそれぞれ同じ意味を有する。)の化合物と
を反応させ、保護基A(但し、R1 がベンジルオキシ基
であり、保護基Aがベンジル基である場合には保護基A
の脱保護はしない。)、A''、A''' およびR3'におけ
るアミノ基の保護基あるいはR1'におけるアセチル保護
基を製造法Aで述べた方法で脱保護することにより一般
式(I)(式中、Rは水素原子を示し、R1 、R2 、R
6 、X、R7 、R8 、R9 および*1 、*2 は前記とそ
れぞれ同じ意味を有する。)の化合物を調製する方法で
ある。
(III)で示される化合物との反応は、通常の媒体、例え
ばジメチルスルホキシド、直鎖状または環状エーテル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどの有
機溶媒中で行うことができる。一般式(XII)で示される
化合物、および一般式(III)で示される化合物は、等モ
ル使用することも多いが、好ましくは一般式(III)で示
される化合物を過剰量使用することが行われる。反応温
度は、適宜の温度が選択されるが、通常は室温から選択
された溶媒の還流温度が例示される。反応時間は反応条
件等により適宜選択でき、通常は収率が最大となるとこ
ろで終了すれば良い。また反応に際してはトリメチルシ
リルアセトアミド(TMSA)、[N,O−ビス(トリ
メチルシリルアセトアミド]、ヘキサメチルジシラザン
(HMDS)、ビス(トリメチルシリル)ウレアを加え
ると、反応時間の短縮と収率向上になるという報告(テ
トラヘドロン レターズ,1986,27,2451)
があり、この方法を適宜選択することができる。一般式
(XII)の化合物は公知であり、化学文献に記載された常
法により合成できる。一例として、一般式(XII)の化合
物は、スチレンまたは置換スチレンを過酸(例えば、メ
タクロロ過安息香酸)により酸化するか、或いは、ジャ
ーナルオブ アメリカン ケミカル ソサエティー
(J.Am.Chem.Soc.)、1956年、87
巻、1353頁に記載のジメチルスルホニウム メチル
イミドまたはジメチルスルホキソニウム メチルイリド
と対応するR1'またはR2'で置換された置換ベンズアル
デヒドとを反応させる方法により製造できる。
般式(II)の化合物、または、α−炭素原子(*1)が
望ましい絶対配置にある置換マンデル酸誘導体を対応す
るグリコール誘導体に還元し、生成した第1級アルコー
ルをトシル化またはメシル化するか、あるいはハロゲン
化し、得られた化合物を通常の分子内求核置換反応の条
件下で、アルカリ金属水酸化物のような強い塩基を用い
て環化することによって得られる。 (製造法C)また、製造法Aの別法として、ラセミ体を
得る方法として一般式(XIII)
る。]で示されるフェニルグリオキサールと一般式(II
I)(Yは水素原子を意味し、X、R6 、R7'、R8'、R
9'および*2は前記とそれぞれ同じ意味を有する。)で
示されるアミンとの縮合反応および得られた生成物の還
元反応からなる方法で、最後に保護基A(但し、R1 が
ベンジルオキシ基であり、保護基Aがベンジル基である
場合には保護基Aの脱保護はしない。)、A''、A'''
およびR3'におけるアミノ基の保護基あるいはR1'にお
けるアセチル保護基を製造法Aで述べた方法で脱保護す
ることにより、一般式(I)(式中、Rは水素原子を示
し、R1 、R2 、R6 、X、R 7 、R8 、R9 および*
1 、*2 は前記とそれぞれ同じ意味を有する。)の化合
物が得られる。
縮合反応で得られたシッフ塩基をさらに還元するのと同
時にオキソ基をヒドロキシ基に還元し得る適当な還元剤
の存在下に行われる。還元剤としては、例えば水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、水素
化シアノホウ素リチウム等が挙げられる。フェニルグリ
オキサールの量はアミンに対して1及至3倍モル、好ま
しくは1及至1.5倍モル使用される。反応温度は、適
宜の温度が選択されるが、通常は室温から選択された溶
媒の還流温度が例示される。反応時間は反応条件等によ
り適宜選択でき、通常は収率が最大となるところで終了
すれば良い。一例として、これらの反応は、メタノー
ル、エタノールのようなアルコール系溶媒中で、好まし
くは低温で水素化ホウ素ナトリウムの存在下に行われ
る。一般式(XIII)の化合物は、R1'、R2'で置換され
たアセトフェノン類を水またはたとえばジオキサンやテ
トラヒドロフラン等の環状エーテルのような有機溶媒中
で、二酸化セレンのような酸化剤で酸化することによ
り、容易に得ることができる。また、別の方法としてジ
ャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティー
(J.Am.Chem.Soc.)、1957年、79
巻、6562頁に記載の方法に従い製造できる。 (製造法D)また、製造法A、BおよびCの別法とし
て、一般式(XIV)
味を有する。]で示されるアミンと、一般式(XV)
とそれぞれ同じ意味を有し、Zは脱離基である。]で示
される化合物との反応であり、最後に保護基A(但し、
R1 がベンジルオキシ基であり、保護基Aがベンジル基
である場合には保護基Aの脱保護はしない。)、A''、
A'''およびR3'におけるアミノ基の保護基あるいはR
1'におけるアセチル保護基を製造法Aで述べた方法で脱
保護することにより、一般式(I)(式中、Rは水素原
子を示し、R1 、R2 、R6 、X、R7 、R8 、R9 お
よび*1 、*2 は前記とそれぞれ同じ意味を有する。)
の化合物が得られる。アミンとのカップリング反応は有
機溶媒中、必要ならば第三級アミン(例えばトリエチル
アミンなど)のようなプロトン受容体の存在下で行い、
一般式(I)の化合物が得られる。脱離基とは、クロ
ル、ブロム、またはヨウ素あるいはメシル基、トシル基
などのスルホン酸エステル等の上記反応に際して脱離す
る基を意味する。反応条件等の一例を示すと、一般式
(XIV)のアミンの使用量は、一般式(XV)で示される化
合物に対して1及至10倍モル使用される。この反応は
遅いので、オートクレーブ中で行うのが好ましく、使用
される溶媒として、メタノール、エタノール、ブタノー
ルのようなアルコール類、塩化メチレン、クロロホルム
のようなハロゲン化水素、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンを挙げることができる。反応温度は、一般に10及
至150℃であり、好ましくは70℃及至130℃であ
る。反応時間は、一般に5及至100時間である。
された置換マンデロニトリルの水素添加、たとえばラネ
ーニッケルなどの触媒存在下に反応させることにより得
られる。置換マンデロニトリルは置換ベンズアルデヒド
とシアン化水素あるいはシアン化ナトリウムと亜硫酸水
素ナトリウムとの反応からラセミ化合物として得られ、
通常行われている方法および技術に従って、適宜選択さ
れた光学活性酸とジアステレオ異性体の塩を形成するこ
とにより、光学活性異性体に容易に分離することができ
る。また、光学活性な一般式(XIV)の化合物は、光学活
性な置換マンデロニトリルを加水分解することにより得
られる光学活性なカルボン酸を通常使用されている縮合
剤の存在下アンモニアと反応させ、引き続き還元するこ
とにより得られる。一般式(XV)の化合物は、一般式
(VIII)で示されるフェノール類と一般式(XVI)
B’はハロゲン原子である。]で示される化合物あるい
は一般式(XVII)
る。]で示される化合物を製造法Aの中で述べた一般式
(III)の化合物を合成する条件で反応せしめ、さらに一
般式(XVI)の化合物との反応で生成したアルコールを常
法によりトシル化、メシル化することにより得られる。 (製造法E)一般式(I)(Rはメチル基を意味す
る。)の化合物は、製造法A、B、CまたはDで製造し
た一般式(I)(Rは水素原子を意味する。)の化合物
を通常使用されている酸性条件下でアルコールをメチル
化する方法を用いて製造することができる。例えば、一
般式(I)(Rは水素原子を意味する。)の化合物をメ
タノール中、塩化水素で室温から溶媒の沸点温度条件下
で、加熱することにより一般式(I)(Rはメチル基を
意味する。)の化合物を製造することができる。また一
般式(I)でRが水素原子の化合物を製造する過程で生
成するアミン化合物(水酸基の保護基A' がある場合は
前述した方法により脱保護する。)をアミンの保護基
Y' で保護した一般式(XVIII)
9'および*1、*2は前記とそれぞれ同じ意味であ
る。]で示される化合物を通常用いられる方法により、
アルコールをメチル化する。前記に記載の脱保護法を用
いて、アミンの保護基Y' 、つづいて保護基A(但し、
R1 がベンジルオキシ基であり、保護基Aがベンジル基
である場合には保護基Aの脱保護はしない。)、A''、
A'''およびR3'におけるアミノ基の保護基(但し存在
するものについてのみ)あるいはR1'におけるアセチル
保護基を脱保護することにより、一般式(I)(式中、
Rはメチル基を示し、R1 、R2 、R6 、X、R7 、R
8 、R9 および*1 、*2 は前記とそれぞれ同じ意味を
有する。)の化合物が得られる。
て、アルコールと1乃至5当量のヨウ化メチルあるいは
臭化メチルを炭酸カリウム、トリエチルアミン、水酸化
ナトリウムまたは水素化ナトリウムなどの塩基存在下、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメト
キシエタンまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、室
温から溶媒の還流温度の範囲で反応させることが挙げら
れる。また、別法として、アルコールの水酸化ナトリウ
ムあるいは水酸化カリウムなどのアルカリ溶液(水ある
いはメタノールを溶媒とする。)に2乃至10当量の硫
酸ジメチルを加え、室温から溶媒の還流温度で反応させ
ることが挙げられる。本発明に記載の種々の化合物は、
必要により精製してもよく、通常公知の各種のクロマト
グラフィー(カラム、フラッシュカラム、薄層、高速液
体)を用いて、例えば本願明細書のRf値等を指標とし
て実施することができる。
つまたは2つの異なる異性体として存在し得る。本発明
方法は、純粋異性体およびラセミ混合物の双方を与え得
る。上記で説明した反応は、関与する立体化学を変化さ
せるものではない。従って、不斉炭素を有しない一般式
(V)または一般式(XIII)の化合物から出発して、あ
るいはラセミ化合物としての一般式(II)、(XII)また
は(XIV)の化合物から出発して、あるいはラセミ化合物
として一般式(III)または(XV)の化合物から出発し
て、異性体の混合物(R,R)、(R,S)、(S,
S)および(S,R)が得られる。同様に、一般式(II
I)または(XV)の化合物の純粋異性体、例えば、一般式
(III)のR異性体から出発して、2種の異性体のみの混
合物(R,R)および(S,R)の混合物が得られ、さ
らに一般式(II)、(XII)または(XIV)の化合物の光学
的に活性な異性体を使用するならば、純粋な異性体が得
られる。
が得られた場合には、樟脳スルホン酸、マンデル酸、置
換マンデル酸のような光学的に活性な酸との付加塩とし
て分別晶析などの適当な方法により分離できる。分別晶
析は、適当な溶媒、好ましくは低級アルカノール(例え
ば、エタノール、イソプロパノールおよびその混合物)
を使用して行うことができる。各組の鏡像異性体は、ジ
アステレオマー塩の形成、光学活性カラムを使用するク
ロマトグラフィーあるいはその他の手段により、純粋異
性体に分離できる。出発原料の一方が光学的に活性であ
る場合には、このようにして得られたジアステレオマー
の混合物は、上記の手法により純粋異性体に分離され
る。光学活性の異性体に分離精製することにより、より
高活性の異性体のみを使用する為に効果の向上あるいは
副作用の解離などが可能であり、医薬として好ましい。
には、公知の塩が挙げられ、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸二水素塩、クエン酸
塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、グルコン酸
塩、メタンスルホン酸塩や、あるいは樟脳スルホン酸、
マンデル酸、置換マンデル酸のような光学的に活性な酸
との付加塩が含まれるが、医薬的に許容される塩が特に
好ましい。一般式(I)の化合物からその塩となす場合
には、一般式(I)の化合物をメタノール、エタノール
などのアルコール類に溶解し、当量もしくは数倍量の酸
成分を加えることにより、それらの酸付加塩を得ること
ができる。用いられる酸成分としては、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、硫酸水素、リン酸二水素、クエン酸、マレイ
ン酸、酒石酸、フマル酸、グルコン酸、メタンスルホン
酸などの医薬的に許容される鉱酸または有機酸を挙げる
ことができる。
許容される塩は、毒性が認められず医薬として有用であ
って、例えば、β3作動活性を有することから、β3関
連疾患の治療および予防に用いられる医薬として利用で
きる。β3関連疾患は、β3アドレナリンレセプターに
より媒介される作動活性により改善され得る疾患の総称
であり、例えば、糖尿病、肥満、高脂血症、消化器系疾
患(好ましくは消化器系の異常運動または潰瘍)、鬱病
が挙げられる。特に本発明では、糖尿病、肥満、および
高脂血症が好ましい例として挙げられる。即ち、血糖低
下作用を示すことから、糖尿病の予防および治療薬に、
また脂肪分解作用を示すことから、高脂血症の予防・治
療薬、肥満の治療薬として有用である。本発明の医薬を
製造するに当たっては、有効量の一般式(I)で示され
る3環性化合物またはその塩に、必要により薬学的に許
容される担体を添加して、医薬組成物となすことが好ま
しい。薬学的に許容される担体としては、賦形剤、カル
ボキシメチルセルロースなどの結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、添加剤などが例示される。本発明化合物をヒトに投
与する際は、錠剤、粉末、顆粒、カプセル、糖衣錠、液
剤、シロップ剤等の形で経口投与することができる。そ
の他に注射剤等の非経口投与も可能である。その投与量
は、患者の年齢、体重、症状の度合いによっても変わる
が、一般には成人1日あたり、0.01〜2000mg
を1回または数回に分けて投与される。投与期間は、数
週間及至数ヶ月の連日投与が一般的であるが、患者の症
状により、1日投与量、投与期間ともに増減することが
できる。
らに説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Preco
ated silicagel 60 F254(ME
RCK社製)を使用した。クロロホルム:メタノール
(100:1〜4:1)または、酢酸エチル:n―ヘキ
サン(100:0〜1:10)により展開後、UV(2
54nm)照射、ニンヒドリンによる呈色により確認し
た。TLCのRf値は遊離アミンの値を示す。有機溶媒
を乾燥とは、無水硫酸マグネシウム或いは無水硫酸ナト
リウムを使用した。カラムクロマトグラフィーは、シリ
カゲル(Wako−gelC−200:和光純薬社製)
を使用し、フラッシュカラムクロマトグラフィーは、s
ilica gel 60(230〜400メッシュ;
MERCK社製)を使用した。分取薄層クロマトグラフ
ィー(PTLC)は、Precoated silic
a gel 60 F254 20×20cm 2mm
(MERCK社製)を使用した。溶出はクロロホルム:
メタノール=1:1で実施した。核磁気共鳴スペクトル
(NMR)の測定には、Gemini−300(FT−
NMR,Varian社)を用いて測定した。溶媒は特
記しない限り重クロロホルムを用い、化学シフトはテト
ラメチルシラン(TMS)を内部標準として用い、δ
(ppm)で、また結合定数はJ(Hz)で示した。マ
ススペクトル(MS)はJEOL−JMS−SX102
を用い、高速電子衝突マススペクトラム(FAB−M
S)により測定した。測定結果は表1ないし表3に示し
た。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ベンジルオキシフェニル]メタンスルホン
アミド塩酸塩 A.2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−ブロモ
エタン(中間体0)の合成 2−ブロモエチルアミン塩酸塩(25g、東京化成社
製)とトリエチルアミン(34ml)の塩化メチレン
(450ml)溶液に、氷冷撹拌下ベンジルオキシカル
ボニルクロリド(19ml)を20分かけて滴下し、室
温にて19時間撹拌した.反応混合物を水、飽和重曹
水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を乾燥後減圧下に
溶媒留去した。残渣を氷冷し、結晶を濾取し、ヘキサン
で洗浄し標記化合物(29.4g)を得た。Rf:0.
58(クロロホルム)
ボニルアミノエトキシ)カルバゾール(中間体1)の合
成 2−ヒドロキシカルバゾール(252mg、アルドリッ
チ社製)と炭酸カリウム(292mg)のジメチルホル
ムアミド(4ml)溶液に、中間体0(452mg)を
加え70℃で72時間加熱した。酢酸エチルと水を加
え、抽出後水洗し有機層を乾燥後減圧下溶媒を留去し、
カラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム
=1:100)で精製し、標記化合物(184.7m
g)を得た。Rf:0.77(メタノール:クロロホル
ム=1:10) C.2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ルアミン(中間体2)の合成 中間体1(620mg)に30%臭化水素酢酸溶液(5
ml)を加え、室温で1.5時間撹拌した。氷冷下、ジ
エチルエーテルを加え、析出した沈澱を濾取した。水と
NaOHを加えpH10に調整後、酢酸エチルで抽出
し、有機層を乾燥後溶媒を減圧下留去し、標記化合物
(311.3mg)を得た。Rf:0.08(メタノー
ル:クロロホルム=1:10)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド塩酸塩の合成 無水アセトニトリル(40ml)−無水ジメチルホルム
アミド(4ml)混合溶媒中の中間体2(500mg)
の溶液に、無水アセトニトリル(10ml)中の2−ブ
ロモ−1−[4−ベンジルオキシ−3−[(メチルスル
ホニル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体3)(ラ
ーセン(A.A.Larsen)ら、J.Med.Ch
em.,10,462−472(1967)により報告
された方法により調製)(617mg、70%純度)の
溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて加え83分間撹拌し
た。次いで、この混合物を室温(〜22℃)に温め、7
9分間撹拌した。この混合物に無水エタノール(30m
l)中の水素化ホウ素ナトリウム(352mg)の溶液
を室温にて加えた。81分間撹拌後、1.0規定塩酸で
反応を停止させ(pH4)、ついでエタノールアミン
(0.89g)を加えた。10分間撹拌後、混合物を酢
酸エチル(100ml)で希釈し、有機層を飽和食塩水
で洗浄し(100ml×3)、乾燥後減圧下濃縮して
1.09gの粗生成物を得た。これをカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル〜1/8:メタノール/クロロホ
ルム)で精製し、標記化合物の遊離のアミン(195m
g)を得た。Rf:0.41(メタノール:クロロホル
ム=1:10)一部(46mg)に0.1N塩化水素/
エタノール(1.1等量)を加え塩酸塩(標記化合物)
とし、減圧下溶媒を留去した。残渣にジエチルエーテル
を加え、析出した沈澱を濾取し、ジエチルエーテルで洗
浄し、50℃で減圧乾燥して標記化合物(48.5m
g)の粉末を得た。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩 実施例1の化合物の塩酸塩(753mg)を1気圧の水
素下、10%パラジウム/炭素(Merck社)(40
6mg)およびメタノール(85ml)を用いて水素化
分解した(室温、2.5時間)。触媒をセライト濾過
し、クロロホルム、メタノールで洗浄した。濾液および
洗浄液を合一し、減圧下溶媒を留去して、標記化合物
(520mg)を微黄色の粉末性固体として得た。R
f:0.11(メタノール:クロロホルム=1:10)
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ベンジルオキシフェニル]メタンスルホンア
ミド A.3−ヒドロキシジベンゾフランの合成 3−メトキシジベンゾフラン(SALOR社、1g)の
塩化メチレン(5ml)溶液に氷冷アルゴン雰囲気下、
1M三臭化ホウ素/塩化メチレン溶液(10.2ml)
を滴下して加えた。氷冷下30分間撹拌し、ついで室温
まで温め35分間撹拌した。氷冷下、水(26ml)を
一気に加え激しく撹拌しながら30分かけて室温まで昇
温した。有機層を分取し、水層を塩化メチレンで二回抽
出した。合一した有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥後
減圧下濃縮して標記化合物(663.1mg)を得た。
アミノエトキシ)ジベンゾフラン(中間体4)の合成 実施例1の工程Bに記載の方法を用い、3−ヒドロキシ
ジベンゾフラン(321.3mg)、中間体0(541
mg)、炭酸カリウム(1.2g)をジメチルホルムア
ミド(4.5ml)中反応させた。酢酸エチルと水を加
え、抽出後水洗し有機層を乾燥後減圧下溶媒を留去し、
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精製し、
標記化合物(574.2mg)を得た。Rf:0.40
(クロロホルム) C.2−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルア
ミン(中間体5)の合成 実施例1の工程Cに記載の方法を用い、中間体4(55
4.7mg)、30%臭化水素酢酸溶液(7ml)を加
え、室温で1時間撹拌した。氷冷下、ジエチルエーテル
を加え析出した沈澱を濾取した。水とNaOHを加えp
H10に調整後、酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥後
溶媒を減圧下留去し、標記化合物(224.6mg)を
得た。Rf:0.13(メタノール:クロロホルム=
1:10)
ベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニル]メ
タンスルホンアミドの合成 実施例1の工程Dに記載の方法の変法を用い、無水アセ
トニトリル(4ml)−無水ジメチルアセタミド(1m
l)混合溶媒中の中間体5(91.6mg)の溶液に、
無水アセトニトリル(2ml)中の中間体3(227m
g、70%純度)の溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて
加え、ついで、トリエチルアミン(56.3μl)を加
え、この混合物を室温(〜22℃)に温め、50分間撹
拌した。この混合物に水素化ホウ素ナトリウム(80m
g)の無水エタノール(4ml)溶液を室温にて加え
た。77分間撹拌後、1規定塩酸で反応を停止させ(p
H4)、次いでエタノールアミン(123μl)を加え
た。10分間撹拌後、混合物を酢酸エチルで希釈し、有
機層を飽和食塩水で三回洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して
粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム〜3/100:メタノール/クロロホルム)
で精製し、標記化合物(52.4mg)を得た。Rf:
0.37(メタノール:クロロホルム=3:100)
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド
塩酸塩 実施例2の方法を用い、実施例3の化合物(52.4m
g)を1気圧の水素下、10%パラジウム/炭素(30
mg)およびメタノール(6.4ml)、酢酸(4.7
μl)を用いて水素化分解した(室温、1時間)。触媒
をセライト濾過し、クロロホルム、メタノールで洗浄し
た。濾液および洗浄液を合一し、減圧下溶媒を留去し
た。残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え抽出し、有機
層を乾燥後減圧下溶媒留去した。0.1規定塩化水素/
エタノール(1.1等量)を加え塩酸塩とし、標記化合
物(43.3mg)を微橙色の粉末性固体として得た。
Rf:0.07(メタノール:クロロホルム=1:1
0)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド塩
酸塩 2−ブロモ−1−[4−フロロ−3−[(メチルスルホ
ニル)アミノ]フェニル]エタノンは、中間体3の合成
法に準じて調製した(以下工程A、B、C、D)。 A.1−[4−フロロ−3−ニトロフェニル]エタノン
(中間体6)の合成 4’−フロロアセトフェノン(東京化成社製、13.8
g)を−10℃に冷却した発煙硝酸(100ml)に、
撹拌しながら二回に分けて加えた。室温まで温めた後4
時間撹拌した。この混合物を氷−水(1.0l)にあ
け、酢酸エチル(500ml)で抽出した。有機層を乾
燥後減圧下溶媒留去した。これをカラムクロマトグラフ
ィー(9/1〜4/1:n−ヘキサン/酢酸エチル)で
二回精製し、標記化合物(4.16g)を得た。Rf:
0.50(クロロホルム)
ル]エタノン(中間体7)の合成 アルゴン置換した中間体6(4.16g)のメタノール
(305ml)溶液に、酸化白金(無水、189.7m
g)を加え、室温下1気圧水素にて還元した。6時間撹
拌後、アルゴン置換し、クロロホルムで希釈し濾過し
た。減圧下溶媒留去し標記化合物(3.52g)を得
た。Rf:0.47(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
1) C.1−[4−フロロ−3−[(メチルスルホニル)ア
ミノ]フェニル]エタノン(中間体8)の合成 中間体7(3.48g)のピリジン(100ml)溶液
に、室温下、メタンスルホニルクロリド(1.93m
l)を加えた。2.5日撹拌後、飽和塩化アンモニウム
溶液に注ぎ、酢酸エチル(200ml)で抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し(100ml×3)、乾燥後
減圧下濃縮して粗生成物を得た。これをカラムクロマト
グラフィー(1/1:n−ヘキサン/酢酸エチル)で精
製し、標記化合物(3.9g)を得た。Rf:0.23
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)
[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エタノン
(中間体9)の合成 中間体8(3.9g)の1、4−ジオキサン溶液(50
ml)に、撹拌下、臭素(2.83g)を加えた。この
混合物を60℃に加温し1時間撹拌した。室温まで冷却
した後、減圧下濃縮した。残渣に水を加え析出物を砕き
濾取した。これを冷エタノールで洗浄後、乾燥しエタノ
ールから再結晶し標記化合物(3.69g)を得た。R
f:0.30(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2,3
回展開) E.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成 実施例1の工程Dに記載の方法の変法を用い無水アセト
ニトリル(20ml)−無水ジメチルホルムアミド(2
ml)混合溶媒中の中間体2(226mg)の溶液に、
無水アセトニトリル(3ml)中の中間体9(310m
g)の溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて加え、つい
で、トリエチルアミン(103μl)を加え、この混合
物を室温(〜22℃)に温め、50分間撹拌した。この
混合物に水素化ホウ素ナトリウム(189mg)の無水
エタノール(15ml)溶液を室温にて加えた。77分
間撹拌後、1規定塩酸で反応を停止させ(pH4)、つ
いでエタノールアミン(479μl)を加えた。10分
間撹拌後、混合物を酢酸エチルで希釈し、有機層を飽和
食塩水で三回洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して粗生成物を
得た。これをカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
〜3/100:メタノール/クロロホルム)で精製し、
標記化合物の遊離のアミン(239.8mg)を得た。
0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残
渣にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱を濾取し、
熱エタノールで洗浄し、50℃で減圧乾燥して標記化合
物(121.1mg)の粉末を得た。 Rf:0.37
(メタノール:クロロホルム=1:6)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド塩
酸塩 2−ブロモ−1−[4−クロロ−3−[(メチルスルホ
ニル)アミノ]フェニル]エタノンは、中間体3の合成
法に準じて、実施例5の工程A、B、C、Dと同様に調
製した。 A.1−[4−クロロ−3−ニトロフェニル]エタノン
(中間体10)の合成 4’−クロロアセトフェノン(東京化成社製、15.5
g)を−10℃に冷却した発煙硝酸(100ml)に、
撹拌しながら二回に分けて加えた。室温まで温めた後4
時間撹拌した。この混合物を氷−水(1.6l)にあ
け、酢酸エチル(800ml)で抽出した。有機層を乾
燥後減圧下溶媒留去した。これをカラムクロマトグラフ
ィー(9/1〜4/1:n−ヘキサン/酢酸エチル)で
精製し、標記化合物(1.2g)を得た。Rf:0.5
2(クロロホルム) B.1−[3−アミノ−4−クロロフェニル]エタノン
(中間体11)の合成 中間体10(1.2g)のメタノール(260ml)溶
液に、塩化スズ(II)(7.63g)、濃塩酸(5.4
8ml)を加え、室温にて3.5時間撹拌した。混合物
を濃縮し飽和重曹水で洗浄し、酢酸エチルで抽出した。
有機層を減圧下濃縮して標記化合物(970mg)を得
た。Rf:0.49(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
1)
ルホニル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体12)
の合成 中間体11(970mg)のピリジン(50ml)溶液
に、室温下、メタンスルホニルクロリド(487μl)
を加えた。2.5日撹拌後、飽和塩化アンモニウム溶液
に注ぎ、酢酸エチル(100ml)で抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し(50ml×3)、乾燥後減圧下
濃縮して粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフ
ィー(n−ヘキサン/酢酸エチル:3/2〜1/1)で
精製し、標記化合物(890mg)を得た。Rf:0.
41(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1) D.2−ブロモ−1−[4−クロロ−3−[(メチルス
ルホニル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体13)
の合成 中間体12(890mg)の1、4−ジオキサン溶液
(10ml)に、撹拌下、臭素(605mg)を加え
た。この混合物を60℃に加温し1時間撹拌した。室温
まで冷却した後、減圧下濃縮した。残渣に水を加え析出
物を砕き濾取した。これを冷エタノールで洗浄後、乾燥
しエタノールから再結晶し標記化合物(620mg)を
得た。Rf:0.39(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:1)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−クロロフェニル]メタン
スルホンアミド塩酸塩の合成 実施例1の工程Dに記載の方法の変法を用い、無水アセ
トニトリル(20ml)−無水ジメチルホルムアミド
(2ml)混合溶媒中の中間体2(226mg)の溶液
に、無水アセトニトリル(3ml)中の中間体13(3
27mg)の溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて加え、
ついで、トリエチルアミン(103μl)を加え、この
混合物を室温(〜22℃)に温め、50分間撹拌した。
この混合物に水素化ホウ素ナトリウム(189mg)の
無水エタノール(15ml)溶液を室温にて加えた。7
7分間撹拌後、1規定塩酸で反応を停止させ(pH
4)、ついでエタノールアミン(479μl)を加え
た。10分間撹拌後、混合物を酢酸エチルで希釈し、有
機層を飽和食塩水で三回洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して
粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(1
/9〜1/6:メタノール/クロロホルム)で精製し、
標記化合物の遊離のアミン(129.8mg)を得た。
Rf:0.36(メタノール:クロロホルム=1:6) 0.1N塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え塩
酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣
にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱を濾取し、エ
タノールから再結晶し、50℃で減圧乾燥して標記化合
物(34.1mg)の粉末を得た。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]フェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩 無水アセトニトリル(20ml)−無水ジメチルホルム
アミド(2ml)混合溶媒中の中間体2(219.5m
g)の溶液に、無水アセトニトリル(5ml)中の2−
ブロモ−1−[3−(メチルスルホニル)アミノフェニ
ル]エタノン(中間体14)(ラーセン(A.A.La
rsen)ら、J.Med.Chem.,9,88−9
7(1966)により報告された方法により調製)(1
63.6mg)の溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて加
え83分間撹拌した。次いで、この混合物を室温(〜2
2℃)に温め、79分間撹拌した。この混合物に水素化
ホウ素ナトリウム(110mg)の無水エタノール(1
0ml)溶液を室温にて加えた。81分間撹拌後、1.
0規定塩酸で反応を停止させ(pH4)、ついでエタノ
ールアミン(0.28ml)を加えた。10分間撹拌
後、混合物を酢酸エチル(30ml)で希釈し、有機層
を飽和食塩水で三回洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して39
9mgの粗生成物を得た。これを酢酸エチルから再結晶
して原料アミンを除き、濾液を濃縮して得られた残渣を
PTLC(メタノール/クロロホルム:1/8で展開)
にて精製し、遊離アミン(48.3mg)を得た。R
f:0.32(メタノール:クロロホルム=1:4) 0.1N塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え塩
酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣
にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱をエタノール
から再結晶し、50℃で減圧乾燥して標記化合物(3
8.7mg)の粉末を得た。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]フェニル]フェニルメタンスルホンアミド塩酸塩 A.1−[3−(ベンジルスルホニルアミノ)フェニ
ル]エタノン(中間体15)の合成 実施例7の中間体14の合成法に従って、3’−アミノ
アセトフェノン(東京化成社製、300mg)、ベンジ
ルスルホニルクロリド(東京化成社製、427mg)、
ピリジン(3ml)から719mgの標記化合物を調製
した。 B.2−ブロモ−1−[3−(ベンジルスルホニルアミ
ノ)フェニル]エタノン(中間体15−1)の合成 実施例7の方法に従って、中間体15(700mg)の
1、4−ジオキサン溶液(6.8ml)に臭素(130
μl)を加え反応させ、標記化合物を含む分画(786
mg)を得た。 1H−NMR(300MHz,CDCl
3 )ではモノBr体29%,ジBr体58%,原料13
%の積分比を示した。混合物のまま次の反応に使用し
た。 C.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]フェニル]フェニルメタンスルホンアミド塩
酸塩の合成 無水アセトニトリル(40ml)−無水ジメチルホルム
アミド(4ml)混合溶媒中の中間体2(400mg)
の溶液に、中間体15−1(465mg、58%純度)
の無水アセトニトリル(10ml)溶液をアルゴン雰囲
気下、0℃にて加え80分間撹拌した。
温め、70分間撹拌した。この混合物に水素化ホウ素ナ
トリウム(244mg)の無水エタノール(20ml)
溶液を室温にて加えた。60分間撹拌後、1.0規定塩
酸で反応を停止させ(pH4)、ついでエタノールアミ
ンを加えた。10分間撹拌後、混合物を酢酸エチル(6
0ml)で希釈水洗後(60ml)、有機層を飽和食塩
水で二回洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して粗生成物を得
た。これをPTLC(メタノール/クロロホルム:1/
8で展開)にて精製し、遊離アミン(66mg)を得
た。Rf:0.16(メタノール:クロロホルム=1:
10) 0.1N塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え塩
酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣
にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱をジエチルエ
ーテルで洗浄し、46℃で減圧乾燥して標記化合物(6
0mg)の粉末を得た。
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]フェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩 実施例7の方法に従って、中間体5(224.6mg)
と中間体14(170mg)から標記化合物を合成した
(但し以下の変更を加えた。すなわちジメチルホルムア
ミドは加えず、粗生成物の精製はクロマトグラフィー
(メタノール/クロロホルム:1/20〜1/10)で
2回行った)。遊離アミン(98.4mg)を0.1N
塩化水素/エタノール(1.1等量)により塩酸塩(標
記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣にジエチ
ルエーテルを加え、析出した沈澱をジエチルエーテルで
洗浄し、46℃で減圧乾燥して標記化合物の粉末を得
た。Rf:0.27(メタノール:クロロホルム=1:
10)
アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩 A.N−[7−[2−[(ベンジルオキシカルボニル)
アミノ]エトキシ]−9H−フルオレン−2−イル]ア
セタミド(中間体16)の合成 実施例1の工程Bに従い、ジメチルホルムアミド(3m
l)中、2−アセタミド−7−ヒドロキシフルオレン
(300mg、SALOR社製)、中間体0(485.
5mg)、炭酸カリウム(241.2mg)を反応させ
た(70℃で24時間加熱した)。酢酸エチルと水を加
え、抽出後水洗し有機層を乾燥後減圧下溶媒を留去し、
カラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム
=1:20)で精製し、標記化合物(431.9mg)
を得た。Rf:0.47(メタノール:クロロホルム=
1:10)
シ)フルオレン]−2−アセタミド(中間体17)の合
成 実施例1の工程Cに従い、中間体16(572.9m
g)に30%臭化水素酢酸溶液(5ml)を加え、室温
で1時間撹拌した。氷冷下、ジエチルエーテルを加え、
析出した沈澱を濾取した。水とNaOHを加えpH10
に調整後、酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥後溶媒を
減圧下留去し、標記化合物(256.7mg)を得た。
Rf:0.06(メタノール:クロロホルム=1:5) C.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−7−アセ
チルアミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホ
ンアミド塩酸塩の合成 実施例7に従い、中間体17(253.2mg)と中間
体14(154.1mg)から標記化合物を合成した
(但し以下の変更を加えた。すなわちジメチルホルムア
ミドは加えず、粗生成物の精製はクロマトグラフィー
(メタノール/クロロホルム:1/10)と、PTLC
(メタノール/クロロホルム:1/5で展開)にて行っ
た)。遊離アミン(52.3mg)を0.1N塩化水素
/エタノール(1.1等量)により塩酸塩(標記化合
物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣にジエチルエー
テルを加え、析出した沈澱をジエチルエーテルで洗浄
し、46℃で減圧乾燥して標記化合物の粉末(45.1
mg)を得た。Rf:0.40(メタノール:クロロホ
ルム=1:5).
ル−2−イルオキシ)プロパン−2R−イル]アミノ]
−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホンア
ミド塩酸塩 A.(R)−[1−(9H−カルバゾール−2−イルオ
キシ)プロパン−2−イル]アミン(中間体18)の合
成 (R)−(−)−2−アミノ−1−プロパノール(4.
82g、アルドリッチ社製)をテトラヒドロフラン(1
57ml)に溶解し、室温にてジ−tert−ブチル−
ジ−カーボネート(13.84g)を加え18時間撹拌
した。溶媒を減圧下留去し白色固体(11g)を得た。
上記白色固体(10.3g)およびトリフェニルフォス
フィン(17.76g)を塩化メチレン(147ml)
に溶解し、氷冷下N−クロロこはく酸イミド(9.3
g)を少量ずつ加え、室温にて23時間撹拌した。反応
液を水酸化ナトリウム水、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥
後減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィーで精製し(R)−2−(N−tert−ブトキシ
カルボニル)アミノ−1−クロロプロパン(5.89
g)を得た。Rf=0.89(メタノール:クロロホル
ム=1:9)
g)および上記化合物(815.6mg)のジメチルホ
ルムアミド溶液(9.6ml)に室温にて無水炭酸カリ
ウム(1588mg)およびヨウ化カリウム(190m
g)を加え、実施例1の工程Bの合成法に準じた方法に
より反応、処理することにより(R)−2−(N−te
rt−ブトキシカルボニルアミノ−1−プロピルオキ
シ)カルバゾール(597mg)を得た。Rf=0.8
1(メタノール:クロロホルム=1:9) 上記化合物(597mg)に30%臭化水素酢酸溶液
(10ml)を加え実施例1の工程Cの合成法に準じた
方法により反応、処理することにより中間体18(25
8mg)を得た。Rf:0.06(メタノール:酢酸エ
チル=1:10) B.(±)−N−[3−[2−[[1−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)プロパン−2R−イル]アミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホ
ンアミド塩酸塩の合成 実施例7に従い、中間体18(120mg)と中間体1
4(190mg)とを反応、処理することにより標記化
合物を合成した(但し以下の変更を加えた。すなわち、
カップリング工程に置いて、塩基触媒としてトリエチル
アミン(72μl、1等量)を用いた。粗生成物の精製
はPTLC(メタノール/酢酸エチル:1/9で展開)
にて行った)。遊離アミン(87.5mg)を0.1N
塩化水素/エタノール(1.1等量)により塩酸塩(標
記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣にジエチ
ルエーテルを加え、析出した沈澱をジエチルエーテルで
洗浄し、46℃で減圧乾燥して標記化合物の粉末(8
0.5mg)を得た。Rf:0.19(メタノール:酢
酸エチル=1:10)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩 A.(R)−2−ブロモ−1−[3−ニトロ−4−(ベ
ンジルオキシ)フェニル]エタノール(中間体19)の
合成 アルゴン雰囲気下、2−ブロモ−1−[3−ニトロ−4
−(ベンジルオキシ)フェニル]エタノン(カイザー
(C.Kaiser)ら、J. Med. Chem.,17,49(1974)により報告
された方法により調製)(1.01g、70%純度)と
(R)−3、3−ジフェニル−1−メチルテトラヒドロ
−1H、3H−ピロロ[1、2−c][1、3、2]オ
キサザボロール(100mg、東京化成社製、以下、不
斉触媒と称する。但し(R)もしくは(S)体があ
る。)の無水テトラヒドロフラン(20ml、用時調
製)溶液に、氷−塩寒剤冷却撹拌下、2Mボラン・ジメ
チルスルフィド錯体−テトラヒドロフラン溶液(2.1
6ml、アルドリッチ社製)を5分間かけて滴下して加
え、同温にて2時間撹拌した。次に酢酸エチルで希釈
し、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和食塩水で順次洗浄
し、乾燥後減圧下溶媒留去した。残渣をカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2〜1:
1)で精製し、標記化合物(1.015g)を得た。R
f:0.41(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)保
持時間:35.7分,分析条件:カラム:キラルセルO
B(4.6mm¢x25cm)(ダイセル社製);移動
相:n−ヘキサン/2−プロパノ−ル=7/3;流速:
0.5ml/分;検出波長:254nm;温度:35℃
キシ−[2−ヨード−1−(トリエチルシリルオキシ)
エチル]ベンゼン(中間体20)の合成 上記中間体19(695.6mg)のアセトン(30m
l)溶液に、ヨウ化ナトリウム(2.96g、和光純薬
社製)を加え、2時間加熱還流した。室温に冷却後、混
合物を濾過し、濾液を減圧下溶媒留去した。残渣にクロ
ロホルムと水を加え、有機層を、飽和チオ硫酸ナトリウ
ム溶液で洗浄し、乾燥後減圧下溶媒留去した。得られた
油状物(0.78g)、イミダゾール(408.5m
g)およびジメチルアミノピリジン(24.4mg)ジ
メチルホルムアミド(5ml)に溶解し、氷冷下塩化ト
リエチルシラン(452mg)を加えた。直ちに室温ま
で温め1.5時間撹拌した。酢酸エチルで希釈し、水、
2%硫酸銅溶液、水、ついで飽和食塩水で順次洗浄し、
乾燥後減圧下溶媒留去した。残渣をカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3)で精製
し、標記化合物(915mg)を得た。Rf:0.76
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)
ルバゾール−2−イルオキシ)エチル]−[2−(トリ
エチルシリルオキシ)−2−[3−ニトロ−4−(ベン
ジルオキシ)フェニル]]エチル]アミン(中間体2
1)の合成 上記中間体20(289mg)、中間体2(165m
g)およびヒューニッヒ塩基(0.51ml、アルドリ
ッチ社製)のジメチルアセタミド(1.5ml)溶液を
60℃で8時間撹拌した。反応液に酢酸エチル(40m
l)および水(40ml)を加え抽出し、水層をさらに
酢酸エチルで3回抽出した。合一した有機層を乾燥後、
減圧下溶媒留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム〜メタノール:クロロホルム=1:4
9)で精製し、標記化合物(173mg)を得た。R
f:0.60(メタノール:クロロホルム=1:9)
キシカルボニル)−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]−[2−(トリエチルシリルオキ
シ)−2−[3−ニトロ−4−(ベンジルオキシ)フェ
ニル]]エチル]アミン(中間体22)の合成 上記アミン(173mg)を塩化メチレン(2ml)に
溶解し、トリエチルアミン(45μl)を加え、氷冷撹
拌下、ベンジルクロロホルメート(43μl、アルドリ
ッチ社製)を加えた。30分撹拌後、室温にて8時間撹
拌した。酢酸エチルで希釈し水、飽和食塩水で順次洗浄
し、乾燥後減圧下溶媒留去した。残渣を、カラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ノルマルヘキサン=1:5
〜1:3)で精製し、標記化合物(200mg)を得
た。Rf:0.55(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
2) 保持時間:14.7分,分析条件:カラム:キラルセル
OJ−R(4.6mm¢x15cm)(ダイセル社
製);移動相:0.5M NaClO4/CH3CN=2
0/80;流速:0.7ml/分;検出波長:254n
m;温度:30℃
キシカルボニル)−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]−[2−(トリエチルシリルオキ
シ)−2−[3−アミノ−4−(ベンジルオキシ)フェ
ニル]]エチル]アミン(中間体23)の合成 アルゴン置換した上記ニトロ体(200mg)のメタノ
ール(14ml)溶液に、氷冷下、酸化白金(無水、5
mg、和光純薬社製)を加え、1気圧水素にて還元し
た。6時間撹拌後、アルゴン置換し、クロロホルムで希
釈し濾過した。減圧下溶媒留去し標記化合物(183m
g)を得た。Rf:0.32(酢酸エチル:n−ヘキサ
ン=1:3) F.(R)−N−[5−[2−[ベンジルオキシカルボ
ニル−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]アミノ]−1−(トリエチルシリルオキシ)エ
チル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]メタンスル
ホンアミド(中間体24)の合成 上記アミン体(183mg)のピリジン(1ml)溶液
に、室温下、メタンスルホニルクロリド(20μl)を
加え、1時間撹拌後、水を加え3時間撹拌し、氷冷し析
出した沈殿を濾取した。酢酸エチルに溶解し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して標記化合物
(192mg)を得た。Rf:0.44(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:2)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メ
タンスルホンアミド塩酸塩の合成 実施例1工程Cの手順に従って、上記メタンスルホンア
ミド体(192mg)を30%臭化水素酢酸溶液(4m
l)により、ベンジルオキシカルボニル基とトリエチル
シリル基を除去した。続いて、実施例1工程Eの手順に
従って、水素雰囲気下10%パラジウム/炭素(71m
g、メルク社製)を用いて、ベンジル基を水素化分解
し、常法により塩酸塩化する事により、標記化合物を得
た。 保持時間:40.6分,分析条件:カラム:キラルセル
OJ−R(ダイセル社製);移動相:0.5M NaC
lO4/CH3CN=77/23;流速:0.5ml/
分;検出波長:254nm;温度:40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩 (S)体の不斉触媒(東京化成社製)を用いた以外は、
実施例12と同様に反応させ、処理した。 A.(S)−2−ブロモ−1−[3−ニトロ−4−(ベ
ンジルオキシ)フェニル]エタノール 保持時間:47.3分,分析条件:カラム:キラルセル
OB(ダイセル社製);移動相:n−ヘキサン/2−プ
ロパノ−ル=7/3;流速:0.5ml/分;検出波
長:254nm;温度:35℃ D.(S)−N、N、N−[(ベンジルオキシカルボニ
ル)−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]−[2−(トリエチルシリルオキシ)−2−
[3−ニトロ−4−(ベンジルオキシ)フェニル]]エ
チル]アミンの合成 保持時間:9.8分,分析条件:カラム:キラルセルO
J−R(ダイセル社製);移動相:0.5M NaCl
O4/CH3CN=2/8;流速:0.7ml/分;検出
波長:254nm;温度:30℃ G.(S)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホン
アミド塩酸塩の合成 保持時間:47.5分。分析条件:カラム:キラルセル
OJ−R(ダイセル社製);移動相:0.5M NaC
lO4/CH3CN=77/23;流速:0.5ml/
分;検出波長:254nm;温度:40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]フェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩 以下実施例12に記載の手順に準じて合成した。ただ
し、実施例12工程Gにおける、10%パラジウム/炭
素による水素化分解は行わなかった。 A.(R)−2−ブロモ−1−(3−ニトロフェニル)
エタノール(中間体25)の合成 2−ブロモ−1−(3’−ニトロフェニル)エタノン
(769mg)と上記不斉触媒(R体、100mg、東
京化成社製)の無水テトラヒドロフラン(20ml、用
時調製)溶液に、氷−塩寒剤冷却撹拌下、2Mボラン・
ジメチルスルフィド錯体−テトラヒドロフラン溶液
(2.16ml、アルドリッチ社製)を5分間かけて滴
下して加え、反応・処理して、標記化合物(768m
g)を得た。Rf:0.72(酢酸エチル:n−ヘキサ
ン=1:1) 保持時間:9.02分,分析条件:カラム:キラルセル
AD(ダイセル社製);移動相:n−ヘキサン/エタノ
ール=1/1;流速:0.5ml/分;検出波長:25
4nm;温度:35℃
エチルシリルオキシ)エチル]−ニトロベンゼン(中間
体26)の合成 上記中間体25(768mg)のアセトン(30ml)
溶液に、ヨウ化ナトリウム(2.96g、和光純薬社
製)を加え、反応・処理した。得られたヨウ化物(79
5mg)、イミダゾール(408.5mg)およびジメ
チルアミノピリジン(24.4mg)ジメチルホルムア
ミド(5ml)に溶解し、氷冷下塩化トリエチルシラン
(452mg)を加え、反応・処理して標記化合物(9
94mg)を得た。Rf:0.43(酢酸エチル:n−
ヘキサン=1:3) C.(R)−N,N−[[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]−[2−(トリエチルシリル
オキシ)−2−(3−ニトロフェニル)]エチル]アミ
ンの合成 上記中間体26(451mg)、中間体2(330m
g)およびヒューニッヒ塩基(1.02ml、アルドリ
ッチ社製)のジメチルホルムアミド(2ml)溶液を反
応・処理して、標記化合物(217mg)を得た。
キシカルボニル)−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]−[2−(トリエチルシリルオキ
シ)−2−(3−ニトロフェニル)]エチル]アミン
(中間体27)の合成 上記アミン(217mg)を塩化メチレン(2ml)に
溶解し、トリエチルアミン(66μl)を加え、氷冷撹
拌下、ベンジルクロロホルメート(63μl、アルドリ
ッチ社製)を加え、反応・処理して標記化合物(261
mg)を得た。Rf:0.32(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:2) E.(R)−N、N、N−[(ベンジルオキシカルボニ
ル)−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]−[2−(トリエチルシリルオキシ)−2−
(3−アミノフェニル)]エチル]アミンの合成 アルゴン置換した上記ニトロ体(261mg)のメタノ
ール(5.5ml)溶液に、氷冷下、酸化白金(無水、
5mg、和光純薬社製)を加え、1気圧水素にて還元・
処理して、標記化合物(236mg)を得た。
オキシカルボニル−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(トリエチルシリ
ルオキシ)エチル]フェニル]メタンスルホンアミド
(中間体28)の合成 上記アミン体(236mg)のピリジン(1ml)溶液
に、室温下、メタンスルホニルクロリド(30μl)を
加え、反応・処理して、標記化合物(253mg)を得
た。Rf:0.25(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
2) G.(R)−N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]フェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩の合
成 実施例1工程Cの手順に従って、上記メタンスルホンア
ミド体(253mg)に30%臭化水素酢酸溶液(5m
l)を加え、反応・処理して、標記化合物を得た。保持
時間:29.3分,分析条件:カラム:キラルセルOJ
−R(ダイセル社製);移動相:0.5M NaClO
4/CH3CN=7/3;流速:0.5ml/分;検出波
長:254nm;温度:30℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩 (S)体の不斉触媒(東京化成社製)を用いた以外は、
実施例14と同様に反応させ処理した。 A.(S)−2−ブロモ−1−(3−ニトロフェニル)
エタノール 保持時間:8.18分,分析条件:カラム:キラルセル
AD(ダイセル社製);移動相:n−ヘキサン/エタノ
ール=1/1;流速:0.5ml/分;検出波長:25
4nm;温度:35℃ G.(S)−N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]フェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩 保持時間:25.3分,分析条件:カラム:キラルセル
OJ−R(ダイセル社製);移動相:0.5M NaC
lO4/CH3CN=7/3;流速:0.5ml/分;検
出波長:254nm;温度:30℃
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]ベンゼンスルホンアミド塩酸塩 A.N−メチル−3−アセチルベンゼンスルホンアミド
の合成 3−アセチルベンゼンスルホニルフロリド(2g、アク
ロス社製)のピリジン(20ml)溶液に、室温にて4
0%メチルアミン/メタノール(2.02ml、和光純
薬社製)を加え、2時間撹拌した。さらに、40%メチ
ルアミン/メタノール(2.02ml)を追加し、40
分間撹拌した。5規定塩酸と水(約40ml)を加え反
応を停止し(pH4)、酢酸エチルで抽出した。有機層
を分取し、乾燥後、減圧下溶媒留去することにより、標
記化合物(996mg)を得た。Rf:0.64(メタ
ノール:クロロホルム=1:10)。 B.N−メチル−3−(2−ブロモアセチル)ベンゼン
スルホンアミド(中間体29)の合成 上記化合物(990mg)の1、4−ジオキサン(1
5.8ml)溶液に、臭素(769mg)を加え、60
℃にて、一時間撹拌した。混合物を減圧下濃縮し、残渣
に水(18ml)を加え氷冷下激しく撹拌した。生じた
沈殿を砕き、濾取し水洗した。室温にて減圧下乾燥し、
標記化合物(1.18g)を得た。Rf:0.63(メ
タノール:クロロホルム=1:10)
−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]ベンゼンスルホンアミド
塩酸塩の合成 実施例1工程Dに記載の手順に従って、上記中間体29
(0.59g)、中間体2のHBr塩(0.59g)、
水素化ホウ素ナトリウム(0.39g)およびエタノー
ルアミン(1ml)を反応させ、処理することにより、
標記化合物(227.8mg)を得た(但し、以下の変
更を加えた。塩基触媒として、トリエチルアミン(0.
56ml、2等量)を用いた。また精製は、カラムクロ
マトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=1:5)、
ついでPTLC(メタノール:酢酸エチル=1:5)で
行った)。Rf:0.28(メタノール:酢酸エチル=
1:5)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]フェニル]ホルムアミド塩酸塩 A.1−(3−ホルミルアミノフェニル)エタノンの合
成 1−(3−アミノフェニル)エタノン(2g、東京化成
社製)のジメチルホルムアミド(15ml)溶液に、氷
冷撹拌下、ギ酸(15ml)と無水酢酸(5ml)の混
合物を加え、2.5時間撹拌した。ついで室温にて15
時間撹拌した後、さらにギ酸(3ml)と無水酢酸(1
ml)の混合物を加え、室温にて8時間撹拌した。混合
物に、水(150ml)と酢酸エチル(150ml)を
加え、抽出した。有機層を二回水洗し、乾燥後、減圧下
溶媒留去して、標記化合物(1.69g)を得た。R
f:0.65(メタノール:クロロホルム=1:10)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]フェニル]ホルムアミド塩酸塩
の合成 上記1−(3−ホルミルアミノフェニル)エタノン
(1.6g)の1、4−ジオキサン(33.4ml)溶
液に、臭素(1.63g)を加え、60℃にて、一時間
撹拌した。混合物を減圧下濃縮し、残渣に水(40m
l)を加え氷冷下激しく撹拌した。この混合物に酢酸エ
チルを加え抽出し、有機層を乾燥後、減圧下溶媒留去し
た。残渣にクロロホルムとメタノールを加え、析出した
沈殿を濾過した。濾液を減圧下溶媒留去し、2−ブロモ
−1−(3−ホルミルアミノフェニル)エタノンを含む
混合物(975mg)を得た。実施例1工程Dに記載の
手順に従って、上記ブロモ体を含む混合物(300m
g)、中間体2のHBr塩(363mg)、水素化ホウ
素ナトリウム(239mg)およびエタノールアミン
(0.6ml)を反応させ、処理することにより、標記
化合物(73mg)を得た(但し、以下の変更を加え
た。塩基触媒として、トリエチルアミン(0.34m
l、2等量)を用いた。また精製は、PTLC(メタノ
ール:酢酸エチル=1:3)ついで、塩酸塩にした後、
メタノール−酢酸エチルから不純物を沈殿させ濾過する
ことにより行った)。Rf:0.26(メタノール:酢
酸エチル=1:3)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(4−ヒドロキシ
−3−ニトロフェニル)]エタノール塩酸塩 A.(±)−[2−[N−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−ニト
ロ−4−(ベンジルオキシ)フェニル)エタノールの合
成 実施例1工程Dに記載の手順に従って、無水アセトニト
リル(25.5ml)−無水ジメチルホルムアミド(2
0ml)混合溶媒中の中間体2のHBr塩(435m
g)の溶液に、トリエチルアミン(409μl)と無水
アセトニトリル(6.4ml)中の2−ブロモ−1−
[3−ニトロ−4−(ベンジルオキシ)フェニル]エタ
ノン(カイザー(Carl Kaiser)ら、J.M
ed.Chem.、17、49〜57(1974)によ
り報告された方法により調製)(0.52g、70%純
度)の溶液、無水エタノール(13ml)中の水素化ホ
ウ素ナトリウム(287mg)の溶液を順次加え、反応
処理して、標記化合物(61.8mg)を得た。Rf:
0.24(メタノール:クロロホルム=1:10) B.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(4−ヒドロ
キシ−3−ニトロフェニル)エタノール塩酸塩の合成
ジクロロメタン(10ml)溶液に、ドライアイス−ア
セトン冷媒冷却下三臭化ホウ素の1Mジクロロメタン溶
液(0.69ml、アルドリッチ社製)を2分かけて滴
下した。そのまま1時間撹拌し、更に氷冷下5分間撹拌
した。反応混合物にメタノール(10ml)加え反応を
停止し、飽和重曹水でpH8〜9に調整し酢酸エチルで
抽出した。この有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥し減
圧下に溶媒留去した。残渣を酢酸エチルでトリチュレー
トして濾取し標記化合物の遊離の塩基(87.6mg)
を得た。これを0.1規定HCl/エタノールを用いて
標記化合物である塩酸塩(93.0mg)とした。R
f:0.33(メタノール:クロロホルム=1:10)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)エタノール・2塩酸塩 実施例18の化合物(15mg)を、実施例12工程E
に記載の手順に従って、メタノール(1ml)−テトラ
ヒドロフラン(1ml)の混合溶媒の溶解し、氷冷下、
酸化白金(無水、1.1mg、和光純薬社製)を加え、
反応処理して標記化合物(10.2mg)を得た。R
f:0.15(メタノール:酢酸エチル=1:3)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]ウレア塩酸
塩 実施例1工程Dに記載の手順に従って、無水アセトニト
リル(26ml)−無水ジメチルホルムアミド(10m
l)混合溶媒中の中間体2のHBr塩(435mg)の
溶液に、トリエチルアミン(409μl)と無水アセト
ニトリル(6.4ml)中の2−ブロモ−1−[4−
(ベンジルオキシ)−3−ウレイドフェニル]エタノン
(カイザー(Carl Kaiser)ら、J.Med.Chem.、17、49
〜57(1974)により報告された方法により調製)
(0.54g)の溶液、無水エタノール(13ml)中
の水素化ホウ素ナトリウム(287mg)の溶液を順次
加え、反応処理して、標記化合物(59.3mg)を得
た。Rf:0.15(メタノール:クロロホルム=1:
10)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]ウレア塩酸塩の合成 実施例2に記載の手順に従って、実施例20の化合物
(40mg、メタノール(5.3ml)溶液)を、10
%パラジウム/炭素(25mg)を用いて水素化分解
し、標記化合物(29.8mg)を得た。Rf:0.0
8(メタノール:クロロホルム=1:10)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]ホルムアミ
ド塩酸塩の合成 実施例1工程Dに記載の手順に従って、無水アセトニト
リル(22ml)−無水ジメチルホルムアミド(6m
l)混合溶媒中の中間体2のHBr塩(435mg)の
溶液に、トリエチルアミン(409μl)と無水アセト
ニトリル(10ml)中の2−ブロモ−1−[3−(ホ
ルミルアミノ)−4−(ベンジルオキシ)フェニル]エ
タノン(カイザー(Carl Kaiser )ら、J.Med.Chem. 、
17、49〜57(1974)により報告された方法に
より調製)(0.52g)の溶液、無水エタノール(1
3ml)中の水素化ホウ素ナトリウム(287mg)の
溶液を順次加え、反応処理して、標記化合物(57.0
mg)を得た。Rf:0.18(メタノール:クロロホ
ルム=1:10)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]ホルムアミド塩酸塩
の合成 実施例2に記載の手順に従って、実施例22の化合物
(40mg、メタノール(5.8ml)溶液)を、10
%パラジウム/炭素(27mg)を用いて水素化分解
し、標記化合物(28.1mg)を得た。Rf:0.0
8(メタノール:クロロホルム=1:10)
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]−N、N
−ジメチルスルファミド塩酸塩の合成 実施例1工程Dに記載の手順に従って、無水アセトニト
リル(26ml)−無水ジメチルホルムアミド(10m
l)混合溶媒中の中間体2のHBr塩(435mg)の
溶液に、トリエチルアミン(410μl)と無水アセト
ニトリル(6.5ml)中の2−ブロモ−1−[4−
(ベンジルオキシ)−3−(ジメチルスルファモイルア
ミノ)フェニル]エタノン(カイザー(Carl Kaiser)
ら、J.Med.Chem.、17、49〜57(1974)によ
り報告された方法により調製)(0.64g)の溶液、
無水エタノール(15ml)中の水素化ホウ素ナトリウ
ム(287mg)の溶液を順次加え、反応処理して、標
記化合物(70.5mg)を得た。Rf:0.17(メ
タノール:クロロホルム=1:10)
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチ
ルスルファミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の手順に従って、実施例24の化合物
(40mg、メタノール(5.1ml)溶液)を、10
%パラジウム/炭素(24mg)を用いて水素化分解
し、標記化合物(38.3mg)を得た。Rf:0.3
8(メタノール:酢酸エチル=1:3)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−(メチルア
ミノ)−4−(ベンジルオキシ)フェニル]エタノール
・2塩酸塩 カイザー(Carl Kaiser)ら、J.Med.
Chem.、17、49−57(1974)により報告
された方法に従って、水素化リチウムアルミニウム(5
0mg、和光純薬社製)のテトラヒドロフラン(2m
l)懸濁液に、撹拌下、実施例22の化合物(500m
g)のテトラヒドロフラン(1ml)溶液を滴下し、反
応・処理して、標記化合物(381mg)を得た。R
f:0.13(メタノール:クロロホルム=1:10)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−(メチルア
ミノ)−4−ヒドロキシフェニル]エタノール・2塩酸
塩 実施例2に記載の手順に従って、実施例26の化合物
(200mg、メタノール(25ml)溶液)を、10
%パラジウム/炭素(100mg)を用いて水素化分解
し、標記化合物(153mg)を得た。Rf:0.09
(メタノール:クロロホルム=1:10)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(2−フロロフェ
ニル)エタノール塩酸塩 A.(±)−2−フロロスチレンオキシド(中間体3
0)の合成 2−フロロスチレン(5.00g、アルドリッチ社製)
の塩化メチレン(200ml)溶液に、氷冷下メタクロ
ロ過安息香酸(17.7g、関東化学社製)とリン酸二
ナトリウム(18.6g)を加え、20時間室温まで撹
拌する。氷冷し、析出した結晶を2回ろ別し、残査にチ
オ硫酸ナトリウム水溶液(180ml)を加え洗浄し、
有機層を乾燥後減圧下溶媒を留去し、カラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:19)で精
製し、標記化合物(0.38g)を得た。Rf:0.5
7(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5) B.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(2−フロロ
フェニル)エタノール塩酸塩の合成 アルゴン雰囲気下、中間体2(452.6mg)にジメ
チルスルホキシド(1.6ml)とN、O−ビス(トリ
メチルシリル)アセタミド(1.06ml、25%アセ
トニトリル溶液、東京化成社製)を加え室温で30分間
撹拌した。ついで、中間体30(290mg)を加え、
70℃で70時間撹拌した。次に室温まで冷却し、6規
定塩酸(2ml)を加え5分撹拌し、5規定水酸化ナト
リウム溶液で塩基性にし、酢酸エチルで抽出し、有機層
を乾燥、減圧下溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム〜メタノール:クロロホルム=3:1
00〜7:100)で精製し、標記化合物の遊離のアミ
ンを得た。Rf:0.20(メタノール:クロロホルム
=1:9)0.1規定塩酸エタノール溶液を用い、標記
化合物(268mg)を得た。
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(4−ヒドロキシ
フェニル)エタノール塩酸塩 A.2−ブロモ−1−(4−ベンジルオキシ)フェニル
エタノン(中間体31)の合成 アルゴン雰囲気下、臭化銅(II)(7.4g)を酢酸
エチル(100ml)に懸濁し、加熱還流撹拌下、1−
(4−ベンジルオキシ)フェニルエタノン(5g、トラ
ンスワールド社製)のクロロホルム(100m)溶液を
加えた。5.5時間還流した後、62℃に冷却しクロロ
ホルム(100ml)で希釈した後、懸濁液を熱濾過
し、減圧濃縮した。残渣をイソプロピルアルコールに懸
濁し、析出物を濾取し、冷イソプロピルアルコールで洗
浄後乾燥し、標記化合物(4.52g)を淡黄色結晶と
して得た。 B.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[4−(ベン
ジルオキシ)フェニル]エタノール(中間体32)の合
成
34mg)を実施例1の工程Dの手順に従って反応、処
理して、標記化合物(120mg)を得た。但し、粗生
成物はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノ
ール=8:1)で精製した。 C.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(4−ヒドロ
キシフェニル)エタノールの合成 中間体32(120mg)をジメチルホルムアミド(1
5ml)に溶解し、酢酸(100μl)加え、ついで1
0%パラジウム/炭素(110mg)をジメチルホルム
アミド(2ml)でリンスして加え、1気圧水素雰囲気
下50分間水素化分解した。実施例2の方法に従って処
理し、標記化合物(88mg)を得た。Rf:0.31
(メタノール:酢酸エチル=1:3)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(2−ヒドロキシ
フェニル)エタノール酢酸塩 A.2−ブロモ−1−(2−ベンジルオキシ)フェニル
エタノンの合成 アルゴン雰囲気下、臭化銅(II)(14.6g)を酢
酸エチル(175ml)に懸濁し加熱還流撹拌下、1−
(2−ベンジルオキシ)フェニルエタノン(6.35
g、トランスワールド社製)のクロロホルム(175
m)溶液を加えた。実施例29の工程Aに従って処理し
て、標記化合物を含む分画(9.32g)を得た。これ
以上の精製は行わず、次の反応に使用した。 B.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[2−(ベン
ジルオキシ)フェニル]エタノール(中間体33)の合
成 上記化合物(442mg)と中間体2(400mg)を
実施例1の工程Dの手順に従って反応、処理して、標記
化合物(31.9mg)を得た。但し、粗生成物はカラ
ムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=
1:20)で精製した。 D.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(2−ヒドロ
キシフェニル)エタノール酢酸塩の合成 中間体33(31.9mg)をメタノール(4.7m
l)に溶解し、酢酸(4μl)を加え、1気圧の水素
下、10%パラジウム/炭素(22.3mg)を用いて
水素化分解した(室温、5時間)。触媒をセライト濾過
し、クロロホルム、メタノールで洗浄した。濾液および
洗浄液を合一し、減圧下溶媒を留去して、標記化合物
(18.5mg)を粉末性固体として得た。Rf:0.
13(メタノール:クロロホルム=1:10)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニルエタノー
ル塩酸塩 中間体2・HBr塩(140mg)とトリエチルアミン
(110μl)のメタノール(5ml)溶液に、フェニ
ルグリオキザール(92.0mg)を加え、水浴上で4
分間加熱した。冷却後、水素化ホウ素ナトリウム(12
0mg)を2回に分けて10分間おきに加え、室温で2
0時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、酢酸エチルと水
を加え、分液後、有機溶媒を乾燥後、減圧下溶媒を留去
し、カラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホ
ルム=1:25)で精製し標記化合物(116.3m
g)を取得した。Rf:0.34(メタノール:クロロ
ホルム=1:10)塩酸塩として、エタノールより再結
晶し93.8mg取得した。
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニルエタノー
ル塩酸塩 中間体2(200mg)にジメチルスルホキシド(0.
5ml)と(R)−(+)−スチレンオキシド(102
μl、アルドリッチ社製)を加え、70℃で70時間撹
拌した。水と炭酸水素ナトリウムで塩基性にし、酢酸エ
チルで抽出し、有機層を乾燥、減圧下溶媒を留去し、カ
ラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=
1:20)で精製し、標記化合物(93.4mg)を得
た。Rf:0.34(メタノール:クロロホルム=1:
10)光学純度は、キラルセルOD−R(4.6mmφ
x25cm、ダイセル化学社製)を用いた高速液体クロ
マトグラフィーで、ほゞ100%R体であった。分析
は、移動相0.5MNaClO4/CH3CN=1/1
で、流速は0.5ml/分、検出波長254nm、カラ
ム温度25℃の条件で実施し、保持時間はR体、S体そ
れぞれ33.2、32.4分であった。塩酸エタノール
溶液を用い塩酸塩(70mg)を得た。
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニルエタノー
ル塩酸塩 中間体2(70.4mg)にジメチルスルホキシド
(0.3ml)と(S)−(−)−スチレンオキシド
(36μl、アルドリッチ社製)を加え、70℃で70
時間撹拌した。水と炭酸水素ナトリウムで塩基性にし、
酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥、減圧下溶媒を留去
し、PTLC(クロロホルム:メタノール=10:1)
で精製し、標記化合物(22.4mg)を得た。Rf:
0.34(メタノール:クロロホルム=1:10)光学
純度は、実施例32の高速液体クロマトグラフィーを用
いて、同条件で分析した結果、ほゞ100%S体であ
り、保持時間は32.4分であった。塩酸エタノール溶
液を用い、塩酸塩(15mg)を得た。
オキシ)エチル]アミノ]−1−フェニルエタノール塩
酸塩 中間体5・HBr塩(105mg)とトリエチルアミン
(105μl)のメタノール(5ml)溶液に、フェニ
ルグリオキザール(69mg)を加え、実施例31の合
成法に準じて反応、処理することにより、標記化合物
(63.6mg)を得た。Rf:0.48(メタノー
ル:クロロホルム=1:10)塩酸エタノール溶液を用
い、塩酸塩(40mg)を得た。
2−イルオキシ)プロパン−2−イル]アミノ]−1−
フェニルエタノール塩酸塩 実施例11の方法に従って合成した2−(N−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−1−プロピルオキシ)9
H−カルバゾール(597mg)に30%臭化水素酢酸
溶液(10ml)を加え実施例32の合成法に準じた方
法により反応、処理することにより標記化合物(258
mg)を得た。Rf=0.47(メタノール:クロロホ
ルム=1:9)光学純度は、実施例32の高速液体クロ
マトグラフィーを用いて、30℃で行う以外は同条件で
分析した結果、ほぼ100%(R,R)体であり、保持
時間は27.3分であった。6N塩酸により塩酸塩(2
80mg)とした。
ゾール)−2−イルオキシ]エチル]アミノ]−1−フ
ェニルエタノール・2塩酸塩 A.N−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキ
シ)エチル]アセトアミド(中間体34)の合成 中間体2(1g)とトリエチルアミン(0.93ml、
和光純薬社製)のジクロロメタン(5ml)溶液に、氷
冷撹拌下、塩化アセチル(0.4ml、和光純薬社製)
のジクロロメタン(2ml)溶液を加えた。氷冷下2.
5時間撹拌し、ついで室温に温めた。酢酸エチルと水を
加え、有機層を分取し、飽和食塩水で洗浄後乾燥し、減
圧下溶媒留去した。室温で減圧乾燥して、標記化合物
(1.16g)を得た。Rf:0.47(メタノール:
クロロホルム=1:9)
バゾール)−2−イルオキシ]エチル]アセトアミド
(中間体35)の合成 60℃にて、上記中間体34(500mg)の酢酸(2
0ml)溶液に、撹拌下20%硝酸(0.4ml)を加
えた。1分後、氷−水(20ml)を加え撹拌し、さら
に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、5
規定の水酸化ナトリウム溶液でpH8に調整し、飽和食
塩水で洗浄した。乾燥後溶媒を減圧下留去し、残渣を、
カラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム
=1:50)で精製し、標記化合物(271.2mg)
を得た。Rf:0.50(メタノール:クロロホルム=
1:9,2回展開) C.N−[2−[(9H−3−ニトロカルバゾール)−
2−イルオキシ]エチル]アミン(中間体36)の合成 中間体35(100mg)を2.5規定塩酸に懸濁し、
室温で10日間撹拌した後、100℃にて4時間撹拌し
た。酢酸エチルを加え、5規定水酸化ナトリウム溶液で
pH10に調整し、抽出乾燥後、減圧下溶媒留去して、
標記化合物(71.2mg)を得た。Rf:0.11
(メタノール:クロロホルム=1:10、3回展開)
3−ニトロカルバゾール)−2−イルオキシ]エチル]
アミノ]−1−フェニルエタノール塩酸塩(中間体3
7)の合成 中間体36(71.2mg)、フェニルグリオキザール
(52.8mg、東京化成社製)およびトリエチルアミ
ン(54.8μl)をメタノール(5ml)に溶解し、
70℃にて4分間加熱撹拌した。ついで氷冷し、撹拌下
水素化ホウ素ナトリウム(79mg)を加えた。徐々に
室温まで昇温しながら21時間撹拌した。酢酸エチルと
水を加え15分撹拌し、有機層を分取し、乾燥後減圧下
溶媒留去した。残渣(112.1mg)をカラムクロマ
トグラフィー(メタノール:クロロホルム=1:25)
で精製し、標記化合物(17.1mg)を得た。Rf:
0.34(メタノール:クロロホルム=1:10)
3−アミノカルバゾール)−2−イルオキシ]エチル]
アミノ]−1−フェニルエタノール・2塩酸塩 中間体37の化合物(71.8mg)のメタノール
(3.7ml)溶液に、濃塩酸(0.16ml)と鉄粉
(68.6mg、関東化学社製)を順次加え、室温にて
3.5時間撹拌し、ついで40℃にて5分間撹拌した。
水と5規定水酸化ナトリウム溶液でpH9に調整し、酢
酸エチルで抽出し、乾燥後、減圧下溶媒留去した。残渣
を0.1規定塩化水素/エタノール(4ml)を加え、
減圧下溶媒留去し、エタノール−酢酸エチルから再結晶
した。結晶を濾取し、酢酸エチル、ジエチルエーテルで
順次洗浄し、減圧下乾燥し、標記化合物(29mg)を
得た。Rf:0.14(フリー体)(メタノール:クロ
ロホルム=1:10)
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ベンジルオキシフェニル]メタンスルホン
アミド・塩酸塩 A.3−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノエトキ
シ)ジベンゾチオフェン(中間体38)の合成 3−ヒドロキシジベンゾチオフェン(370.6mg、
文献(H.Kudo,J.Heterocycl.Ch
em.,22(1),215−218,1985)に記
載の方法に準じて調製)と炭酸カリウム(768mg)
のジメチルホルムアミド(4ml)溶液に、中間体0
(720mg)を加え60℃で30時間加熱した。酢酸
エチルと水を加え、抽出後水洗し有機層を乾燥後減圧下
溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー(メタノー
ル:クロロホルム=1:100)で精製し、標記化合物
(637mg)を得た。Rf:0.17(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:5)
オキシ)エチルアミン(中間体39)の合成 中間体38(637mg)に30%臭化水素酢酸溶液
(12ml)を加え、室温で2.5時間撹拌した。氷冷
下、ジエチルエーテルを加え、析出した沈澱を濾取し
た。水とNaOHを加えpH10に調整後、酢酸エチル
で抽出し、有機層を乾燥後溶媒を減圧下留去し、標記化
合物(334.2mg)を得た。Rf:0.10(メタ
ノール:クロロホルム=1:10) C.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ベンジルオキシフェニル]メタンスル
ホンアミド塩酸塩の合成
トニトリル(14ml)溶液に、中間体3(780m
g、70%純度)の無水アセトニトリル(7ml)溶液
とトリエチルアミン(210μl)をアルゴン雰囲気下
0℃にて加え、氷浴からはずし83分間撹拌した。つい
で、この混合物に無水エタノール(14ml)中の水素
化ホウ素ナトリウム(270mg)の溶液を室温にて加
えた。6.5時間撹拌後、1.0規定塩酸で反応を停止
させ(pH4)、ついでエタノールアミン(0.7g)
を加えた。10分間撹拌後、混合物を酢酸エチルで希釈
し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮し
て1.09gの粗精製物を得た。これをカラムクロマト
グラフィーで精製し(メタノール:クロロホルム=3:
100)、標記化合物の遊離のアミン(240.6m
g)を得た。Rf:0.38(メタノール:クロロホル
ム=1:10)。一部(46mg)に0.1規定塩化水
素/エタノール(1.1等量)を加え塩酸塩(標記化合
物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣にジエチルエー
テルを加え、析出した沈澱を濾取し、ジエチルエーテル
で洗浄し、50℃で減圧乾燥して標記化合物(48.5
mg)を得た。
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド・塩酸塩 実施例37の化合物(43mg)を1気圧の水素下、1
0%パラジウム/炭素(Merck社製)(30mg)
およびメタノール(5ml)を用いて水素化分解した
(室温、4時間)。触媒を濾過し、クロロホルム、メタ
ノールついで熱メタノールで洗浄した。濾液および洗浄
液を合一し、減圧下溶媒を留去して、標記化合物(3
2.5mg)を白色粉末性固体として得た。Rf:0.
08(メタノール:クロロホルム=1:10)
ン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ベンジルオキシフェニル]−N、N−ジ
メチルスルファミド・塩酸塩 A.2−ブロモ−1−[4−ベンジルオキシ−3−
[(ジメチルスルファモイル)アミノ]フェニル]エタ
ノン(中間体40)の合成 中間体3と同様に4−ヒドロキシアセトフェノン(東京
化成社製)から4工程にて調製した。(ラーセン(A.
A.Larsen)ら、J.Med.Chem.,1
0,462−472(1967)により報告された方
法)。但し、ブロム化工程においては、実施例29工程
Aに記載の方法と同様に行った。Rf:0.37(クロ
ロホロム)
(ジベンゾチオフェン−3−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフ
ェニル]−N、N−ジメチルスルファミド塩酸塩の合成 中間体39(462mg)の無水アセトニトリル(20
ml)溶液に、中間体40(470mg)の無水アセト
ニトリル(10ml)溶液をアルゴン雰囲気下0℃にて
加え、氷浴からはずし110分間撹拌した。ついで、こ
の混合物に水素化ホウ素ナトリウム(215mg)の無
水エタノール(20ml)溶液を室温にて加えた。70
分間撹拌後、1規定塩酸で反応を停止させ(pH4)、
ついでエタノールアミン(0.54g)を加えた。10
分間撹拌後、混合物を酢酸エチルで希釈し、有機層を飽
和食塩水で洗浄し乾燥後減圧下濃縮して粗精製物を得
た。これをカラムクロマトグラフィーで精製し(メタノ
ール:クロロホルム=3:100溶出)、標記化合物の
遊離のアミン(200.2mg)を得た。Rf:0.3
7(メタノール:クロロホルム=1:10)。これに
0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去し、残渣
にジエチルエーテルを加え留去するのを2回繰り返し減
圧乾燥して標記化合物(210.8mg)を得た。
ン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチ
ルスルファミド・塩酸塩 実施例39の化合物(210.8mg)を1気圧の水素
下、10%パラジウム/炭素(107mg)およびメタ
ノール(22.5ml)を用いて水素化分解した(室
温、4時間)。触媒を濾過し、熱メタノールで洗浄し
た。濾液および洗浄液を合一し、減圧下溶媒を留去し
て、標記化合物(137.9mg)を得た。Rf:0.
26(メタノール:クロロホルム=1:10)
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]フェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩 中間体39(462mg)の無水アセトニトリル(20
ml)溶液に、中間体14(320.2mg)の無水ア
セトニトリル(10ml)溶液をアルゴン雰囲気下0℃
にて加え、氷浴からはずし115分間撹拌した。つい
で、この混合物に水素化ホウ素ナトリウム(215m
g)の無水エタノール(20ml)溶液を室温にて加え
た。75分間撹拌後、1.0規定塩酸で反応を停止させ
(pH4)、ついでエタノールアミン(0.54g)を
加えた。10分間撹拌後、混合物を酢酸エチルで希釈
し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮し
た。これをカラムクロマトグラフィーで精製し(メタノ
ール:酢酸エチル=1:7溶出)、標記化合物の遊離の
アミンを含む画分(251.3mg)を得た。これを更
にPTLC(メタノール:酢酸エチル=1:7溶出)で
精製し標記化合物の遊離のアミン(134.7mg)を
得た。Rf:0.50(メタノール:酢酸エチル=1:
7)。これに0.1N塩化水素/エタノール(1.1等
量)を加え析出した塩酸塩(標記化合物)を濾取しエタ
ノール、酢酸エチルついでジエチルエーテルで順次洗浄
し50℃にて減圧乾燥して標記化合物(93.9mg)
を得た。
3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ベンジルオキシフェニル]−N、N−ジメチ
ルスルファミド A.(±)−N−[5−[2−ブロモ−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ベンジルオキシフェニル]−N、N−ジ
メチルスルファミド(中間体41)の合成 氷冷した中間体40(15.1g)の無水テトラヒドロ
フラン(197ml)溶液に、アルゴン下ボラン・テト
ラヒドロフラン錯体の1Mテトラヒドロフラン溶液(6
1.9ml、アルドリッチ社製)を一気に加え同温にて
75分間撹拌した。酢酸エチル500mlで希釈し飽和
塩化アンモニウム水を少しずつ加え有機層を2回洗浄し
た。有機層を分取後飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後減圧下溶媒留去した。更に真空ポンプで終
夜減圧乾燥して標記化合物(14.91g)を得た。R
f:0.27(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
−(トリエチルシリルオキシ)エチル]−2−ベンジル
オキシフェニル]−N、N−ジメチルスルファミド(中
間体42)の合成 中間体41(14.9g)のアセトン(212.9m
l)溶液にヨウ化ナトリウム(58.09g)を加え1
05分間加熱環流した。室温まで冷やし濾過後減圧下に
溶媒留去した。残渣をジクロロメタン(240ml)と
水(240ml)で分配し有機層を23.5%(w/w
%)亜硫酸水素ナトリウム水で2回洗浄し、水洗ついで
飽和食塩水で洗浄後、乾燥し減圧下溶媒留去した。更に
真空ポンプで2時間減圧乾燥して褐色タール状物(ヨー
ド体、15.51g)を得た。これをジメチルホルムア
ミド(75.6ml)に溶解し室温にてイミダゾール
(6.1g)、4−ジメチルアミノピリジン(346m
g)を加え、ついでクロロトリエチルシラン(5.83
ml)を加えた。35分間撹拌後酢酸エチル(250m
l)とn−ヘプタン(100ml)で希釈し、水(12
5ml)、飽和硫酸銅溶液(125ml、2回)、水
(125ml)ついで飽和食塩水(125ml)で洗
浄、乾燥後減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製しn−ヘキサン溶出画分よ
り目的物(15.41g)を微褐色固体として得た。R
f:0.86(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)
(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−(トリエチルシリルオキシ)エチル]−2−ベンジ
ルオキシフェニル]−N、N−ジメチルスルファミド
(中間体43)の合成 中間体42(150mg)、中間体5(71.6mg)
およびヒューニッヒ塩基(0.44ml、アルドリッチ
社製)のジメチルアセタミド(0.5ml)溶液を60
℃で12時間撹拌した。反応液に酢酸エチル(40m
l)および水(40ml)を加え抽出し、水層をさらに
酢酸エチルで3回抽出した。合一した有機層を乾燥後、
減圧下溶媒留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム〜メタノール:クロロホルム=1:4
9)で精製し、標記化合物(173mg)を得た。R
f:0.74(メタノール:クロロホルム=1:10)
(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニ
ル]−N、N−ジメチルスルファミドの合成 中間体43(60.1mg)の無水テトラヒドロフラン
(2.9ml)溶液に酢酸(36.8μl)とテトラブ
チルアンモニウムの1Mテトラヒドロフラン溶液(57
4μl)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応混合物
を酢酸エチルで希釈し飽和重曹水ついで飽和食塩水で洗
浄後乾燥し、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィーで精製し、メタノール:クロロホルム
=7:100溶出画分より標記化合物(50.0mg)
を得た。Rf:0.39(メタノール:クロロホルム=
1:10)
3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチルス
ルファミド・塩酸塩 実施例42の化合物をメタノール(5.9ml)に溶解
し0.1規定塩化水素/エタノール(0.92ml)、
10%Pd−炭素(27.6mg)を加え1気圧水素下
2.5時間撹拌した。触媒を濾過し熱メタノールで洗浄
後減圧下溶媒留去した。残渣をジエチルエーテルでトリ
チュレートし濾取した。50℃にて2時間減圧乾燥し標
記化合物(24.7mg)を微褐色アモルファスとして
得た。Rf:0.25(メタノール:クロロホルム=
1:10)
ルアミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミノ]
−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニ
ル]−N、N−ジメチルスルファミド A.(±)−N’−[5−[2−[2−(9H−7−ア
セチルアミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−(トリエチルシリルオキシ)エチル]−2−
ベンジルオキシフェニル]−N、N−ジメチルスルファ
ミド(中間体44)の合成 実施例42の工程Cにおける中間体43と同様にして、
中間体42(486mg)、中間体17(290.4m
g)およびヒューニッヒ塩基(1.44ml、アルドリ
ッチ社製)のジメチルアセタミド(1.3ml)溶液を
60℃で16時間撹拌した。反応液に酢酸エチルおよび
水を加え抽出し、水層をさらに酢酸エチルで3回抽出し
た。合一した有機層を乾燥後、減圧下溶媒留去した。残
渣をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム〜メタノ
ール:クロロホルム=1:49)で精製し、標記化合物
(75.3mg)を得た。Rf:0.51(メタノー
ル:クロロホルム=1:10)
(9H−7−アセチルアミノフルオレン−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベ
ンジルオキシフェニル]−N、N−ジメチルスルファミ
ドの合成 中間体44(75.3mg)の無水テトラヒドロフラン
(3.3ml)溶液に酢酸(43μl)とテトラブチル
アンモニウムの1Mテトラヒドロフラン溶液(667μ
l)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応混合物を酢
酸エチルで希釈し飽和重曹水ついで飽和食塩水で洗浄後
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒留去した。残
渣をエタノールでトリチュレートして標記化合物(4
7.1mg)を白色粉体として得た。Rf:0.25
(メタノール:クロロホルム=1:10)
ルアミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミノ]
−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]
−N、N−ジメチルスルファミド・塩酸塩 実施例44の化合物をメタノール(4.8ml)に溶解
し0.1規定塩化水素/エタノール(0.78ml)、
10%Pd−炭素(25mg)を加え1気圧の水素下
2.2時間撹拌した。触媒を濾過し熱メタノールで洗浄
後減圧下溶媒留去した。残渣をジエチルエーテルでトリ
チュレートし濾取した。50℃にて2時間減圧乾燥し標
記化合物(40.6mg)を得た。Rf:0.05(メ
タノール:クロロホルム=1:10)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−ニトロフェ
ニル)]エタノール・塩酸塩 中間体2のHBr塩(678.6mg)とトリエチルア
ミン(371μl)の無水アセトニトリル(45ml)
−無水ジメチルホルムアミド(4.5ml)混合溶液
に、2−ブロモ−1−(3−ニトロフェニル)エタノン
(ラーセン(A.A.Larsen)ら、J.Med.
Chem.,9,88−97(1966)により報告さ
れた方法により調製)(539mg)の無水アセトニト
リル(20ml)溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて加
え1時間撹拌した。さらに、この混合物を室温(〜22
℃)に温め、2時間撹拌した。この混合物に水素化ホウ
素ナトリウム(434mg)の無水エタノール(20m
l)溶液を室温にて加えた。1時間撹拌後、1.0規定
塩酸で反応を停止させ(pH4)、エタノールアミン
(1.1ml)を加えた。10分間撹拌後、混合物を酢
酸エチルで希釈し、有機層を飽和食塩水で3回洗浄し、
乾燥後減圧下濃縮して0.93gの粗精製物を得た。こ
れを酢酸エチル/エタノールから再結晶して原料アミン
を除き、濾液を濃縮して得られた残渣をPTLC(メタ
ノール/クロロホルム:1/10で展開)にて精製し、
遊離アミン(77.4mg)を得た。Rf:0.32
(メタノール:クロロホルム=1:10) 0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残
渣にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱をエタノー
ルから再結晶し、50℃で減圧乾燥して標記化合物の粉
末を得た。
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−アミノフェ
ニル)]エタノール・塩酸塩 実施例46の化合物(43.9mg)のメタノール(2
ml)溶液に、鉄粉(38.3mg)と濃塩酸(90μ
l)を加え、室温で4時間撹拌した。水で希釈し、5規
定−NaOHでpH10に調整し酢酸エチルで抽出し
た。有機層を乾燥後、減圧下濃縮して50mgの粗精製
物を得た。これをPTLC(メタノール/酢酸エチル:
1/4で展開)にて精製し、遊離アミン(16mg)を
得た。Rf:0.30(メタノール:酢酸エチル=1:
4) 0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残
渣にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱をエタノー
ルから再結晶し、50℃で減圧乾燥して標記化合物の粉
末を得た。
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]フェニル]−N、N−ジメチルスルファミド・
塩酸塩 2−ブロモ−1−[3−[(ジメチルスルファモイル)
アミノ]フェニル]エタノン(ラーセン(A.A.Larsen)
ら、J.Med.Chem.,9,88〜97(1966)により報告された方法
に準じて調製)(710mg)を用いる以外は実施例4
6と同様に反応・処理し、得られた残渣をPTLC(メ
タノール/酢酸エチル:1/4で展開)にて精製し、遊
離アミン(111.2mg)を得た。Rf:0.52
(メタノール:酢酸エチル=1:3) 0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残
渣にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱をエタノー
ルから再結晶し、50℃で減圧乾燥して標記化合物(9
3.2mg)の粉末を得た。
アミノフルオレン−2−イルオキシシ)エチルアミノ]
−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド・塩酸塩 実施例1に記載の方法に準じて中間体17(500m
g)と、中間体3(1.06g、70%純度)をカップ
リング反応、続く水素化ホウ素ナトリウム(359m
g)による還元反応に付し反応混合物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=
1:9)で精製し、標記化合物の遊離のアミン(245
mg)を得た。Rf:0.24(メタノール:クロロホ
ルム=1:10)一部(97mg)を0.1規定塩化水
素/エタノールで塩酸塩(100mg)とした。
アミノフルオレン−2−イルオキシシ)エチルアミノ]
−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]
メタンスルホンアミド・塩酸塩 実施例49の化合物(100mg)を実施例2に記載の
方法に準じてメタノール(10.5ml)で溶解し10
%Pd−C(49.5mg)を用いて水素化分解反応に
付した。室温にて2.5時間攪拌後触媒をセライト濾過
し、触媒を熱メタノールで洗浄した。濾液と洗浄液を合
一し減圧下溶媒留去して標記化合物(77.5mg)を
得た。Rf:0.03(メタノール:クロロホルム=
1:10)
ルオレン−2−イルオキシシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニル]メタ
ンスルホンアミド・塩酸塩 実施例49の遊離のアミン(72.1mg)を10%塩
化水素/メタノール(10ml)に溶解し室温にて41
時間攪拌した。析出物を濾取しジエチルエーテルで洗浄
後50℃にて減圧乾燥(40分)して標記化合物(49
mg)を得た。Rf:0.27(メタノール:クロロホ
ルム=1:10)
ルオレン−2−イルオキシシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド・塩酸塩 実施例51の化合物(49mg)を実施例2に記載の方
法に準じてメタノール(5.4ml)に溶解し10%P
d−C(25.9mg)を用いて水素化分解反応に付し
た。室温にて3時間攪拌後触媒をセライト濾過し、触媒
を熱メタノールで洗浄した。濾液と洗浄液を合一し減圧
下溶媒留去して標記化合物(43.1mg)を得た。R
f:0.22(メタノール:酢酸エチル=1:3)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ベンジルオキシフェニル]−2−プロパン
スルホンアミド・塩酸塩 A.2−ブロモ−1−[4−ベンジルオキシ−3−
[(イソプロピルスルホニル)アミノ]フェニル]エタ
ノン(中間体45)の合成 メタンスルホニルクロリドの代わりにイソプロピルスル
ホニルクロリドを用いた他は中間体3と同様にして(但
し、ブロム化は実施例29工程Aに記載の方法に準じ
た。)1−(3−アミノ−4−ベンジルオキシフェニ
ル)エタノン(2g)から2工程にて標記中間体(2.
03g、約70%純度)を調製した。Rf:0.19
(クロロホルム)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフェニ
ル]−2−プロパンスルホンアミド塩酸塩の合成 中間体45(1.43g、純度70%)と中間体2(6
86mg)を実施例1に記載の方法に準じてカップリン
グ反応、続く水素下ホウ素ナトリウム(650mg)に
よる還元反応に付しシリカゲルクロマトグラフィー(メ
タノール:クロロホルム=11:89混合溶媒溶出)で
精製し、標記化合物(369mg)を得た。Rf:0.
49(メタノール:クロロホルム=1:5) 0.1規定塩化水素/エタノールにて塩酸塩とした。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]−2−プロパンスル
ホンアミド・塩酸塩 実施例53の化合物(369mg)を実施例2に記載の
方法に準じてメタノール(39.9ml)に溶解し10
%Pd−C(190mg)を用いて水素化分解反応に付
した。室温にて5時間攪拌後触媒をセライト濾過し、触
媒を熱メタノールで洗浄した。濾液と洗浄液を合一し減
圧下溶媒留去して標記化合物(267mg)を得た。R
f:0.27(メタノール:酢酸エチル=1:3)
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド・塩
酸塩 A.(±)−N−[5−[2−ヨード−1−(トリエチ
ルシリルオキシ)エチル]−2−フロロフェニル]メタ
ンスルホンアミド(中間体46)の合成 実施例42の工程A,Bに記載の方法に準じて反応・処
理を行い、中間体9(7.48g)から標記化合物(1
0.22g)を得た。Rf:0.36(酢酸エチル:n
−ヘキサン=1:3) B.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾフラン
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−(トリエチル
シリルオキシ)エチル]−2−フロロフェニル]メタン
スルホンアミド(中間体47)の合成 実施例42の工程Cに記載の方法に準じて反応・処理を
行い、中間体46(819mg)と中間体5(500m
g)から標記化合物(648mg)を得た。Rf:0.
44(メタノール:クロロホルム=1:10)
ベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−フロロフェニル]メタンスル
ホンアミド・塩酸塩の合成 中間体47(648mg)のテトラヒドロフラン(30
ml)溶液に、4規定塩化水素/ジオキサン溶液(2.
15ml)を加え、室温で1時間撹拌後、ジエチルエー
テル(30ml)を加え、結晶を濾過し減圧下乾燥し標
記化合物(408.8mg)を得た。Rf:0.61
(メタノール:酢酸エチル=1:3)
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−(トリエ
チルシリルオキシ)エチル]−2−フロロフェニル]メ
タンスルホンアミド(中間体48)の合成 実施例42の工程Cに記載の方法に準じて反応・処理を
行い、中間体46(811mg)と中間体39(500
mg)から標記化合物(581.8mg)を得た。R
f:0.52(メタノール:クロロホルム=1:10) B.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成 中間体48(581.8mg)のテトラヒドロフラン
(30ml)溶液に、4規定塩化水素/ジオキサン溶液
(1.88ml)を加え、室温で1時間撹拌後、ジエチ
ルエーテル(30ml)を加え、結晶を濾過し減圧下乾
燥し標記化合物(412mg)を得た。Rf:0.50
(メタノール:酢酸エチル=1:3)
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド・塩
酸塩 A.(±)−N−[5−[2−ヨード−1−(トリエチ
ルシリルオキシ)エチル]−2−クロロフェニル]メタ
ンスルホンアミド(中間体49)の合成 実施例42の工程A,Bに記載の方法に準じて反応・処
理を行い、中間体13(1.72g)から標記化合物
(1.24g)を得た。Rf:0.65(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:2) B.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾフラン
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−(トリエチル
シリルオキシ)エチル]−2−クロロフェニル]メタン
スルホンアミド(中間体50)の合成 実施例42の工程Cに記載の方法に準じて反応・処理を
行い、中間体49(873mg)と中間体5(500m
g)から標記化合物(544mg)を得た。Rf:0.
49(メタノール:クロロホルム=1:10) C.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾフラン
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド塩
酸塩の合成 中間体50(544mg)のテトラヒドロフラン(30
ml)溶液に、4規定塩化水素/ジオキサン溶液(1.
75ml)を加え、室温で1時間撹拌後、ジエチルエー
テル(30ml)を加え、結晶を濾過し減圧下乾燥し標
記化合物(296.8mg)を得た。Rf:0.67
(メタノール:酢酸エチル=1:3)
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−(トリエ
チルシリルオキシ)エチル]−2−クロロフェニル]メ
タンスルホンアミド(中間体51)の合成 実施例42の工程Cに記載の方法に準じて反応・処理を
行い、中間体49(480mg)と中間体39(29
4.8mg)から標記化合物(122mg)を得た。R
f:0.45(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) B.(±)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成 中間体51(122mg)のテトラヒドロフラン(6m
l)溶液に、4規定塩化水素/ジオキサン溶液(0.3
8ml)を加え、室温で1時間撹拌後、ジエチルエーテ
ルを加え、結晶を濾過し減圧下乾燥し標記化合物(8
6.7mg)を得た。Rf:0.76(メタノール:酢
酸エチル=1:3)
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−フロロフェニル]−N,N−ジメチルス
ルファミド・塩酸塩 A.1−[4−フロロ−3−[(ジメチルスルファモイ
ル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体52)の合成 中間体7(1g)のピリジン(7.2ml)溶液に、室
温下、ジメチルアミノスルホニルクロリド(708μ
l)を加えた。3日間撹拌後、水(50ml)に注ぎ、
クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後減圧下濃縮して粗精製物を得た。更に、上記
と同条件でもう一度反応・処理を行い、粗精製物をカラ
ムクロマトグラフィー(2/1:n−ヘキサン/酢酸エ
チル)で精製し、標記化合物(1.1g)を得た。R
f:0.21(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
[(ジメチルスルファモイル)アミノ]フェニル]エタ
ノン(中間体53)の合成 中間体52(1.1g)の1、4−ジオキサン溶液(1
0ml)に、撹拌下、臭素(229μl)を加えた。こ
の混合物を60℃に加温し2.5時間撹拌した。室温ま
で冷却した後、水を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮し標記化合物を
粗精製物として得た(1.588g)。Rf:0.52
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1) C.(±)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−フロロフェニル]−N,N−ジメチ
ルスルファミド塩酸塩の合成 実施例1の工程Dに記載の方法の変法を用い、中間体2
(632mg)の無水アセトニトリル(30ml)−無
水ジメチルホルムアミド(15ml)混合液に、中間体
53(1.58g)の無水アセトニトリル(15ml)
溶液をアルゴン雰囲気下、0℃にて加え、ついで、トリ
エチルアミン(824μl)を加え、この混合物を室温
(〜22℃)に温め、50分間撹拌した。
03mg)の無水エタノール(30ml)溶液を室温に
て加えた。70分間撹拌後、1規定塩酸で反応を停止さ
せ(pH4)、ついでエタノールアミン(1.35m
l)を加えた。10分間撹拌後、混合物を酢酸エチル
(200ml)で希釈し、有機層を飽和食塩水で三回洗
浄し、乾燥後減圧下濃縮して粗精製物を得た。これをカ
ラムクロマトグラフィー(メタノール/クロロホルム:
1/20)で精製し、標記化合物の遊離のアミン(27
6mg)を得た。Rf:0.66(濃アンモニア水10
%含有メタノール:酢酸エチル=1:4) 0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残
渣にエタノール−酢酸エチルを加え、析出した沈澱を濾
取し、50℃で減圧乾燥して標記化合物(188.2m
g)の粉末を得た。
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−クロロフェニル]−N,N−ジメチルス
ルファミド・塩酸塩 A.1−[4−クロロ−3−[(ジメチルスルファモイ
ル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体54)の合成 中間体11(1g)のピリジン(6.5ml)溶液に、
室温下、ジメチルスルファモイルクロリド(640μ
l)を加え、28時間撹拌した。さらに、40℃で65
時間加熱後、水に注ぎクロロホルムで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して粗精製物
を得た。これをカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン/酢酸エチル:4/1)で精製し、標記化合物(86
5mg)を得た。Rf:0.24(酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:2) B.2−ブロモ−1−[4−クロロ−3−[(ジメチル
スルファモイル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体
55)の合成 中間体54(860mg)の1、4−ジオキサン溶液
(9ml)に撹拌下、臭素(168μl)を加えた。こ
の混合物を60℃に加温し1.5時間撹拌した。室温ま
で冷却した後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮して粗精製物
として標記化合物(1.05g)を得た。Rf:0.5
5(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−クロロフェニル]
−N,N−ジメチルスルファミド塩酸塩の合成 実施例59の工程Cに記載の方法に準じて中間体2(4
47mg)と中間体55(1.05g)を反応・処理
し、カラムクロマトグラフィー(メタノール/クロロホ
ルム:1/20)で精製し、さらにPTLC(濃アンモ
ニア水10%含有メタノール/酢酸エチル:1/4)で
生成し、標記化合物の遊離のアミン(251.1mg)
を得た。Rf:0.67(濃アンモニア水10%含有メ
タノール/酢酸エチル:1/4) 0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残
渣にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱を濾取し、
50℃で減圧乾燥して標記化合物(253.9mg)の
粉末を得た。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−3−ベンジルオキシフェニル]メタンスルホン
アミド A.1−(3,5−ジニトロフェニル)エタノン(中間
体56)の合成 アルゴン雰囲気下、マロン酸ジメチル(8ml)の無水
テトラヒドロフラン(70ml)溶液に、−10℃以下
にて0.92M臭化メチルマグネシウム/テトラヒドロ
フラン(78ml、アルドリッチ社製)を30分かけて
滴下した。更に15分攪拌し、3,5−ジニトロベンゾ
イルクロリド(8.0g、東京化成社製)のクロロホル
ム(35ml)溶液を15分かけて滴下した。反応溶液
を室温に戻し59時間攪拌した。減圧下に溶媒留去し得
られた黄色アモルファス(36.72g)を酢酸(42
ml)−水(35ml)混合液に溶解し、濃硫酸(5m
l)を加え加熱還流下5時間攪拌した。反応混合物を氷
300mlに注ぎ析出してきた固体を濾取した。これを
水洗し減圧下室温にて乾燥後(6.35g)エタノール
(5ml)より再結晶して標記化合物(2.1g)を得
た。Rf:0.79(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
2)
ル)エタノン(中間体57)の合成 攪拌した中間体56(503mg)の酢酸(10ml)
溶液に氷−塩寒剤冷却下、塩化第一スズ(1.43g、
無水)の濃塩酸(5ml)溶液を5分かけて滴下した。
冷浴をはずし徐々に室温まで戻しながら更に3時間攪拌
した。反応混合物を飽和重曹水(100ml)に注ぎ更
に飽和重曹水を足してpH8に調整して酢酸エチルで抽
出した(50ml×3)。有機層を飽和食塩水で洗浄し
乾燥後減圧下に溶媒留去して標記化合物(160mg)
を得た。Rf:0.51(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:2) C.1−(3−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル)エタ
ノン(中間体58)の合成 中間体57(350mg)を硫酸10ml(水5mlに
濃硫酸5mlを加えて調製)に溶解し氷冷攪拌下、亜硝
酸ナトリウム(140mg)の水溶液(5ml)を5分
かけて滴下した。更に25分間攪拌した後上記硫酸溶液
(10ml)を追加し、120℃にて加熱還流下30分
攪拌した。室温まで冷却後酢酸エチル(40ml×2)
で抽出した。有機層を乾燥後減圧下溶媒を留去して粗精
製物(293mg)を得た。これをシリカゲルクロマト
グラフィー(クロロホルム〜メタノール:クロロホルム
=3:97〜5:95で溶出)で精製して標記化合物
(154mg)を得た。Rf:0.40(メタノール:
クロロホルム=1:9) D.1−(3−ベンジルオキシ−5−ニトロフェニル)
エタノン(中間体59)の合成
ホルムアミド(5ml)に溶解し、室温にて無水炭酸カ
リウム(360mg)、臭化ベンジル(0.22m
l)、ヨウ化ナトリウム(130mg)を順次加え1
1.5時間攪拌した。反応混合物に水10mlを加え反
応を停止し更に水50mlを加え酢酸エチル(50ml
×2)で抽出した。有機層を水(100ml)、飽和食
塩水で順次洗浄し乾燥後減圧下溶媒留去して粗精製物
(277mg)を得た。これをシリカゲルクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:9で溶出)で
精製して標記化合物(140mg)を得た。Rf:0.
91(メタノール:クロロホルム=1:9) E.1−(3−アミノ−5−ベンジルオキシフェニル)
エタノン(中間体60)の合成 中間体59(140mg)をメタノール(20ml)に
溶解しアルゴン雰囲気下酸化白金(5mg)を加え、氷
冷して反応系内を水素置換した。氷冷下11.5時間攪
拌し反応系内をアルゴン置換しクロロホルム(20m
l)を加えた。触媒を濾去し濾液を減圧下に溶媒留去し
て標記化合物(116mg)を得た。Rf:0.82
(メタノール:クロロホルム=1:9)
[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エタノン
(中間体61)の合成 ラーセン(A.A.Larsen)ら、J.Med.C
hem.,10,462−472(1967)により報
告された方法に準じて反応・処理を行い、中間体60
(116mg)とメタンスルホニルクロリド(40μ
l)からシリカゲルクロマトグラフィー(メタノール:
クロロホルム=5:95溶出)の精製を経て標記化合物
(142mg)を得た。Rf:0.47(メタノール:
クロロホルム=1:9) G.2−ブロモ−1−[3−ベンジルオキシ−5−
[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エタノン
(中間体62)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体6
1(140mg)と臭化第二銅(223mg)から標記
化合物(172mg)を得た。Rf:0.78(酢酸エ
チル:n−ヘキサン=1:1)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−3−ベンジルオキシフェニ
ル]メタンスルホンアミドの合成 実施例1工程Dに記載の方法に準じて中間体62(17
0mg)と中間体2(95mg)から標記化合物(55
mg)を得た。Rf:0.28(メタノール:クロロホ
ルム=1:9)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−3−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド・塩酸塩 実施例2に記載の方法に従って実施例61の化合物(5
5mg)を10%パラジウム/炭素(27.5mg)用
いて水素化分解し標記化合物(30.6mg)を得た。
但し、粗精製物を常法にて塩酸塩とした後メタノール−
酢酸エチルから再結晶した。Rf:0.05(メタノー
ル:クロロホルム=1:9)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド・塩酸塩 A.1−(2−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)エタ
ノン(中間体63)、1−(2−ヒドロキシ−5−ニト
ロフェニル)エタノン(中間体64)の合成 2−ヒドロキシアセトフェノン(13.2g、アルドリ
ッチ社製)を氷冷下濃硫酸(140ml)に溶解し、硝
酸カリウム(9.66g)を加えた。10℃〜15℃に
て105分間攪拌し更に硝酸カリウム(合計2.8g)
を原料が無くなるまで8時間かけて3回に分け追加し
た。更に氷令して14時間攪拌した後反応混合物を氷−
水の混合物(2L)に注ぎ酢酸エチルで抽出(500m
l×2)し、有機層を飽和食塩水で洗浄し乾燥後減圧下
に溶媒留去して、粗精製物(19.23g)を得た。こ
れをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:9混合溶媒溶出画分より中間体
64(6.0g)を得、酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:4混合溶媒溶出画分より中間体63(9.5g)を
得た。 (中間体63)Rf:0.19(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:4) (中間体64)Rf:0.49(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:4)
ニル)エタノン(中間体65)の合成 中間体63(2.29g)を無水ジメチルホルムアミド
(20ml)に溶解し、室温にて無水炭酸カリウム
(5.2g)、ヨウ化メチル(1.56ml)を順次加
え18時間攪拌した。反応混合物に水50mlを加え反
応を停止し酢酸エチル(50ml×6)で抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し乾燥後減圧下溶媒留去して粗
精製物(2.29g)を得た。これを更に真空ポンプで
減圧乾燥して標記化合物(1.87g)を得た。Rf:
0.58(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2) C.1−(3−アミノ−2−メトキシフェニル)エタノ
ン(中間体66)の合成 中間体65(1.87g)をメタノール(150ml)
に溶解しアルゴン雰囲気下酸化白金(90mg)を加
え、氷冷して反応系内を水素置換した。室温下5時間攪
拌し反応系内をアルゴン置換しクロロホルム(50m
l)を加えた。触媒を濾去し濾液を減圧下に溶媒留去し
て標記化合物(1.59g)を得た。Rf:0.74
(メタノール:クロロホルム=1:9)
スルホニル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体6
7)の合成 ラーセン(A.A.Larsen)ら、J.Med.C
hem.,10,462−472(1967)により報
告された方法に準じて中間体66(1.59g)とメチ
ルスルホニルクロリド(750μl)から調製した。但
し反応混合物からの精製において以下の変更を行った。
反応を水(50ml)で停止させ12時間攪拌後酢酸エ
チル(50ml×1、30ml×2)で抽出し、有機層
を1規定の塩酸(25ml×2)、飽和食塩水で順次洗
浄後乾燥して減圧下に溶媒留去して標記化合物(1.9
3g)を得た。Rf:0.55(メタノール:クロロホ
ルム=1:19)
ジル−N−(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エ
タノン(中間体68)の合成 中間体67(1.93g)を無水ジメチルホルムアミド
(15ml)に溶解し、室温にて無水炭酸カリウム
(3.32g)、臭化ベンジル(1.9ml)、ヨウ化
ナトリウム(1.2g)を順次加え14時間攪拌した。
反応混合物に水(50ml)を加え反応を停止し酢酸エ
チル(40ml×3)で抽出した。有機層を水(50m
l×2)、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥後減圧下溶媒留
去して粗精製物(3.04g)を得た。これをシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:4〜1:2で溶出)で精製し、目的物を含む画分を
濃縮し酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶して標記化
合物(2.00g)を得た。Rf:0.75(メタノー
ル:クロロホルム=1:19)
−[N−ベンジル−N−(メチルスルホニル)アミノ]
フェニル]エタノン(中間体69)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体6
8(333mg)と臭化第二銅(491mg)から標記
化合物(438mg)を得た。Rf:0.36(酢酸エ
チル:n−ヘキサン=1:2) G.(±)−N−ベンジル−N−[3−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−メトキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド(中間体70)の合成 実施例1工程Dに記載の方法に準じて中間体69(43
8mg)と中間体2(215mg)から標記化合物(1
50mg)を得た。Rf:0.74(メタノール:クロ
ロホルム=1:9)
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロ
キシフェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩(中間体7
1)の合成 中間体70(100mg)の無水ジクロロメタン(10
ml)溶液に、ドライアイス−アセトン冷媒冷却下三臭
化ホウ素の1Mジクロロメタン溶液(0.60ml、ア
ルドリッチ社製)を滴下した。そのまま30分間撹拌
し、更に氷冷下30分間撹拌した。反応混合物に飽和重
曹水を加え反応を停止し酢酸エチル(30ml×4)で
抽出した。この有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し減圧
下に溶媒留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:酢酸エチル:濃アンモニア水10%
含有メタノール=16:3:1から6:3:1で溶出)
にて精製し標記化合物の遊離のアミン(69mg)を得
た。Rf:0.47(メタノール:クロロホルム=1:
9)
いて塩酸塩としメタノール−酢酸エチルから再結晶して
標記化合物(28mg)を得た。このとき濾液から標記
化合物(38mg)を得た。 I.(±)−N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホン
アミド・塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて中間体71と濾液回収物
(合計55mg)を10%パラジウム/炭素(55m
g)用いて、13時間水素化分解し粗精製物(25m
g)をメタノール−酢酸エチルから再結晶して標記化合
物(17.3mg)を得た。Rf:0.41(メタノー
ル:クロロホルム=1:9)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−4−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド・塩酸塩 A.1−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)エタノ
ン(中間体72)の合成 実施例63工程Aの中間体64(2.36g)を実施例
63工程Bに準じて反応・処理を行い、標記化合物
(2.50g)を得た。Rf:0.37(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:2) B.1−(5−アミノ−2−メトキシフェニル)エタノ
ン(中間体73)の合成 中間体72(2.50g)を実施例63工程Cに準じて
反応・処理を行い、標記化合物(2.13g)を得た。
Rf:0.38(メタノール:クロロホルム=1:1
9) C.1−[2−メトキシ−5−[(メチルスルホニル)
アミノ]フェニル]エタノン(中間体74)の合成 中間体73(2.13g)を実施例63工程Dに準じて
反応・処理を行い、標記化合物(2.656g)を得
た。Rf:0.35(メタノール:クロロホルム=1:
19)
ジル−N−(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エ
タノン(中間体75)の合成 中間体74(2.65g)を実施例63工程Eに準じて
反応・処理を行い、粗精製物(4.29g)を得た。こ
れをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−
ヘキサン=1:4〜1:2〜2:3で溶出)で精製し、
目的物を含む画分を濃縮し酢酸エチル−n−ヘキサンか
ら再結晶して標記化合物(2.553g)を得た。R
f:0.68(メタノール:クロロホルム=1:19) E.2−ブロモ−1−[2−メトキシ−5−[N−ベン
ジル−N−(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エ
タノン(中間体76)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体7
5(333mg)と臭化第二銅(491mg)から標記
化合物(436mg)を得た。Rf:0.28(酢酸エ
チル:n−ヘキサン=1:2) F.(±)−N−ベンジル−N−[5−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−4−メトキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド(中間体77)の合成 実施例1工程Dに記載の方法に準じて中間体76(43
6mg)と中間体2(215mg)から標記化合物(7
0mg)を得た。Rf:0.52(メタノール:クロロ
ホルム=1:9)
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−4−ヒドロ
キシフェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩(中間体7
8)の合成 中間体77(70mg)を実施例63工程Hに準じて反
応・処理を行い、シリカゲルクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:酢酸エチル:濃アンモニア水10%含有メタ
ノール=16:3:1から6:3:1で溶出)にて精製
し標記化合物の遊離の塩基(39mg)を得た。Rf:
0.50(メタノール:クロロホルム=1:9) これを0.1規定塩化水素/エタノールを用いて塩酸塩
としメタノール−酢酸エチルから再結晶して標記化合物
(17mg)を得た。このとき濾液から標記化合物を含
む16mgの粗精製物を得た。 H.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−4−ヒドロキシフェニル]メタンスルホン
アミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて中間体78と濾液回収物
(合計30mg)を10%パラジウム/炭素(30m
g)用いて13時間水素化分解し粗精製物をジエチルエ
ーテルからトリチュレートし、濾取して標記化合物(9
mg)を得た。Rf:0.34(メタノール:クロロホ
ルム=1:9)
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−2−ベンジルオキシ]ベンゼンスルホ
ンアミド A.N−メチル−(2−ベンジルオキシ−4−アセチル
ベンゼン)スルホンアミド(中間体80)の合成 1−(3−アミノ−4−ベンジルオキシフェニル)エタ
ノン(2.41g)(ラーセン(A.A.Larse
n)ら、J.Med.Chem.,10,462−47
2(1967)により報告された方法により調製)を酢
酸(5ml)に溶解し濃塩酸5mlを加えた。−10℃
にて攪拌下亜硝酸ナトリウム(1.0g)の水溶液(7
ml)を50分間かけて加えた。氷冷下更に28分間攪
拌し塩化チオニル(3.5ml)の酢酸(6.5ml)
溶液、塩化第二銅・2水和物(720mg)の水溶液
(3ml)を順次加え、室温に戻しながら6時間攪拌し
た。析出物を濾取しクロロホルムに溶解し水洗後乾燥し
て減圧下50mlに濃縮して2−ベンジルオキシ−5−
アセチルベンゼンスルホニルクロリド(中間体79)の
クロロホルム溶液を調製した。これに40%メチルアミ
ン水溶液(1.0ml)を加え室温にて16.5時間攪
拌した。反応混合物に水(50ml)を加え有機層を分
取した。水層をクロロホルム(50ml)で一回抽出し
合一した有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥して減圧下溶
媒留去した。シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホ
ルム〜メタノール:クロロホルム=1:19)で精製し
標記化合物(200mg)を得た。Rf:0.05(ク
ロロホルム)
4−(2−ブロモアセチル)ベンゼン]スルホンアミド
(中間体81)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体8
0(200mg)と臭化第二銅(310mg)から標記
化合物(248mg)を得た。Rf:0.83(酢酸エ
チル:n−ヘキサン=1:1) C.(±)−N−メチル−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシ]ベンゼンス
ルホンアミドの合成 粗精製物の精製にシリカゲルクロマトグラフィー(メタ
ノール:酢酸エチル=1:19〜1:9)を用いた以外
は実施例1工程Dに記載の方法に準じて中間体81(2
48mg)と中間体2(136mg)から標記化合物
(118mg)を得た。Rf:0.55(メタノール:
クロロホルム=1:9)
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンスルホンア
ミド・塩酸塩 実施例2に記載の方法に準じて実施例65の化合物(1
10mg)を10%パラジウム/炭素(55mg)用い
て、1時間水素化分解し塩酸塩化した後メタノール−酢
酸エチルから再結晶して標記化合物(39mg)を得
た。Rf:0.08(メタノール:クロロホルム=1:
9)
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[4−ヒドロキシ
−3−(ヒドロキシメチル)フェニル]エタノール・塩
酸塩 A.2−ベンジルオキシ−5−アセチル安息香酸メチル
エステル(中間体82)の合成 5−アセチルサリチル酸メチルエステル(1.94g,
AVOCADO社製)を無水ジメチルホルムアミド(1
5ml)に溶解し、室温にて無水炭酸カリウム(4.2
g)、臭化ベンジル(2.5ml)、ヨウ化ナトリウム
(3.3g)を順次加え60時間攪拌した。反応混合物
に水50mlを加え反応を停止し氷冷して攪拌した。析
出物を濾取水洗し減圧下50℃にて乾燥した(2.83
g)。これをトルエン−n−ヘキサンから再結晶して標
記化合物(2.54g)を得た。Rf:0.32(酢酸
エチル:n−ヘキサン=1:2) B.2−ベンジルオキシ−5−(2−ブロモアセチル)
安息香酸メチルエステル(中間体83)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体8
2(1.42g)と臭化第二銅(2.46g)を反応・
処理して標記化合物(566mg)を得た。Rf:0.
71(メタノール:クロロホルム=1:19)
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシ]安息香酸メ
チルエステル(中間体84)の合成 実施例1工程Dに記載の方法に従って中間体2(154
mg)、トリエチルアミン(150μl)、中間体83
(191mg)そして水素化ホウ素ナトリウム(151
mg)から標記化合物(80mg)を得た。Rf:0.
24(メタノール:クロロホルム=1:9) D.(±)−2−[N−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[4−ベンジ
ルオキシ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル]エタノ
ール(中間体85)の合成 水素化リチウムアルミニウム(2mg)の無水テトラヒ
ドロフラン(5ml)懸濁液に、氷冷下中間体84(3
4mg)の無水テトラヒドロフラン(5ml)溶液を加
えた。30分間攪拌後酢酸エチル(1ml)と1規定塩
酸(1ml)を加え反応を停止し水層をpH10に調製
し酢酸エチル(20ml×2)で抽出した。有機層を乾
燥後減圧下溶媒留去し、残渣(28mg)をシリカゲル
クロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=1:
9〜1:7)で精製して標記化合物(24mg)を得
た。Rf:0.05(メタノール:クロロホルム=1:
9)
ルバゾール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−
[4−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)フェニ
ル]エタノール・塩酸塩の合成 実施例2に記載の手順に従って、中間体85(24m
g)をメタノール(5ml)に加え10%パラジウム/
炭素(12mg)を用いて2.5時間水素化分解し常法
に従い塩酸塩化して酢酸エチルからトリチュレートして
標記化合物(8.9mg)を得た。Rf:0.21(メ
タノール:クロロホルム=1:7)
ルアミノ)カルバゾール−2−イルオキシ]エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホ
ンアミド・塩酸塩 A.(±)−N−[3−(2−ブロモ−1−ヒドロキシ
エチル)フェニル]メタンスルホンアミド(中間体8
6)の合成 中間体14(45g)を中間体41の合成法に準じて反
応・処理を行い、標記化合物(50.76g)を得た。
Rf:0.27(メタノール:クロロホルム=1:1
0) B.(±)−N−[3−[2−ヨード−1−(トリエチ
ルシリルオキシ)エチル]フェニル]メタンスルホンア
ミド(中間体87)の合成 中間体42の合成法に準じて中間体86(50.1g)
を乾燥したアセトン(944ml)に溶解しヨウ化ナト
リウム(257.57g)を加え2.5時間加熱還流下
攪拌した。室温に冷まし濾過後濾液を減圧下濃縮乾固し
た。残渣をジクロロメタン(720ml)と水(720
ml)から抽出し有機層を23.5(w/w)%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液(二回)、水、飽和食塩水で順次
洗浄し乾燥後減圧下溶媒留去した。更に真空ポンプで減
圧乾燥して水飴状物(51.61g)を得た。これを室
温にて無水ジメチルホルムアミド(351ml)に溶解
しイミダゾール(28.3g)、4−ジメチルアミノピ
リジン(1.61g)を加え15分間攪拌した。クロロ
トリメチルシラン(27.04ml)を一気に加え室温
にて40分間攪拌した。酢酸エチル(840ml)とn
−ヘプタン(336ml)で希釈し水(420ml)、
2%硫酸銅水溶液(420ml×2)、水(420m
l)そして飽和食塩水(420ml)で順次洗浄し乾燥
後減圧下溶媒留去して標記化合物(68.25g)を得
た。Rf:0.48(メタノール:クロロホルム=1:
10)
(中間体88)の合成 氷冷下、トランス−4−アセトアミドシクロヘキサノー
ル(20.85g)の水(21.6ml)懸濁液に、氷
冷下三酸化クロム(9.28g)、濃硫酸(8.1m
l)、水(33.4ml)から調製したJone’s試
薬を8分間かけて加えた。氷冷下更に5時間攪拌し冷蔵
庫に二晩放置した。これをクロロホルム(70ml×1
0)で抽出し、飽和重曹水で洗浄後乾燥して減圧下溶媒
留去した。更に室温にて減圧乾燥して標記化合物(8.
45g)を得た。Rf:0.40(メタノール:クロロ
ホルム=1:10) D.(±)−3−アセチルアミノ−7−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロカルバゾール(中間体89)
の合成 3−メトキシフェニルヒドラジン塩酸塩(9.77g,
ACROS社製)及び中間体88(8.58g)をエタ
ノール(83ml)に溶解し4規定塩化水素/1,4−
ジオキサン(35ml、アルドリッチ社製)を加え3時
間加熱還流した。室温に冷まし析出物を濾去し、濾液を
減圧下に溶媒留去した。残渣にエタノール−n−ヘプタ
ンを加えて濃縮乾固した後エタノール少量に溶解し、水
を加え析出物をトリチュレートして濾取水洗し42℃に
て減圧乾燥した。これを少量のエタノールでトリチュレ
ートし酢酸エチル(200ml)で晶析して濾取し酢酸
エチルで洗浄後室温にて減圧乾燥して標記化合物(5.
188g、1次晶)を得た。Rf:0.45(メタノー
ル:クロロホルム=1:10)
キシカルバゾール(中間体90)の合成 アルゴン雰囲気下、中間体89(5.188g)及び
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾ
キノン(9.459g、97%)をベンゼン中7.5時
間加熱還流した。反応混合物を熱時濾過して濾物を熱ベ
ンゼンで洗浄した。濾液と洗浄液を合一して減圧下溶媒
留去した。残渣にエタノールを加え析出物を濾取して標
記化合物(269mg、1次晶)を得た。Rf:0.3
9(メタノール:クロロホルム=1:10) F.9H−6−アセチルアミノ−2−ヒドロキシカルバ
ゾール(中間体91)の合成 中間体90(269mg)を180℃にて融解したピリ
ジン塩酸塩(ピリジン5ml及び濃塩酸5mlから18
0℃にて1.5時間加熱脱水し調製)に加え4時間加熱
還流下攪拌した。100mlの氷に注ぎ酢酸エチルで抽
出した。水層をpH7に調製して更に酢酸エチルで抽出
した。有機層を合一し飽和食塩水で洗浄し乾燥後減圧下
溶媒留去した。得られた残渣(182.1mg)をピリ
ジン(5ml)に溶解し無水酢酸(1ml)を加え室温
にて12時間攪拌した。水(50ml)で希釈し酢酸エ
チルで抽出し水洗しついで飽和食塩水で洗浄後乾燥して
減圧下溶媒留去した。得られた残渣をメタノール(4m
l、MS3A品)に溶解し、水(1ml)及び5規定水
酸化ナトリウム溶液(0.5ml)を加え室温にて45
分間攪拌した。水(40ml)で希釈し1規定塩酸でp
H3に調整して酢酸エチルで三回抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し乾燥後減圧下溶媒留去して標記化合物
(163.8mg)を得た。Rf:0.10(メタノー
ル:クロロホルム=1:10)
−ベンジルオキシカルボニルアミノエトキシ)カルバゾ
ール(中間体92)の合成 実施例1工程Bに記載の方法に準じて中間体91(16
1mg)と炭酸カリウム(470mg)のジメチルホル
ムアミド(1.7ml)溶液に、中間体0(520m
g)を加え室温で11.5時間攪拌し更に50℃で8時
間加熱攪拌した。酢酸エチルと水を加え、酢酸エチルで
2回抽出後水洗しついで飽和食塩水で洗浄し乾燥後減圧
下溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー(メタノー
ル:クロロホルム=3:100〜6:100)で精製
し、標記化合物(105.8mg)を得た。Rf:0.
37(メタノール:クロロホルム=1:10) H.2−(9H−6−アセチルアミノカルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミン(中間体93)の合成 中間体92(105.8mg)に30%臭化水素酢酸溶
液(2.1ml)を加え、室温で1.5時間撹拌した。
ジエチルエーテル(50ml)を加え、析出した沈澱を
濾取した。水に溶解し、NaOH水を加えpH10に調
整後、酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥後溶媒を減圧
下留去し、標記化合物(80.1mg)を得た。Rf:
0.05(メタノール:クロロホルム=1:5)
H−6−(アセチルアミノ)カルバゾール−2−イルオ
キシ]エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド塩酸塩の合成 中間体87(117.5mg)と中間体93(80.1
mg)を無水ジメチルアセタミド(0.5ml)に溶解
し、ヒューニッヒ塩基(493μl)を加えアルゴン雰
囲気下27時間60℃にて攪拌した。室温に冷まし酢酸
エチルで希釈し水(二回)、飽和食塩水で順次洗浄し乾
燥後溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチルに溶解し
不溶物を濾去した後濾液を減圧下濃縮した。これをシリ
カゲルクロマロトグラフィー(メタノール:クロロホル
ム=5:100〜1:10)で粗精製した。得られたニ
ンヒドリン陽性物を含むフラクションを合一し減圧下濃
縮乾固した。得られた粘調物(49.6mg)を無水テ
トラヒドロフラン(2.7ml)に溶解し酢酸(35μ
l)及び1Mテトラブチルアンモニウムフロリド/テト
ラヒドロフラン(535μl)を加え密栓して室温下1
時間攪拌した。酢酸エチルで希釈し飽和重曹水で洗浄後
飽和食塩水で洗浄し乾燥して減圧下溶媒留去した。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(メタノール:クロロ
ホルム=1:10で低極性不純物溶出、濃アンモニア
水:メタノール:クロロホルム=1:9:50で溶出)
で精製し標記化合物の遊離のアミン(30.5mg)を
得た。これを常法により塩酸塩化し少量のメタノールに
溶解し酢酸エチルで希釈晶析して濾取し標記化合物(2
9.5mg)を得た。Rf:0.14(メタノール:ク
ロロホルム=1:5)
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド
・塩酸塩 実施例12に記載の方法に準じて中間体19(220m
g)と中間体5(121.7mg)から標記化合物(3
7.6mg)を得た。 保持時間:R体36.3分,(S体41.7分);分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.
5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]フェニル]メタンスルホンアミド・塩酸塩 実施例14に記載の方法に準じて中間体26(815m
g)と中間体5(455mg)から標記化合物(16
7.0mg)を得た。 保持時間:R体28.7分,(S体25.4分);分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社);移動相0.5M
NaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/アセト
ニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出254
nm;温度40℃
アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホンアミ
ド・塩酸塩 実施例14に記載の方法に準じて中間体26(815m
g)と中間体17(564.6mg)から標記化合物
(55.5mg)を得た。 保持時間:R体77.6分,(S体64.7分);分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.
5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(8:2);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド・塩酸塩 実施例12に記載の方法に準じて中間体19(642m
g)と中間体39(380mg)から標記化合物(22
3.2mg)を得た。 保持時間:R体36.3分,(S体38.6分);分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.
5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチ
ルスルファミド・塩酸塩 A.(R)−N’−[5−(2−ブロモ−1−ヒドロキ
シエチル)−2−ベンジルオキシフェニル]−N、N−
ジメチルスルファミドの合成 中間体19の合成法に準じて中間体40(1.058
g)から標記化合物(925.7mg)を得た。 保持時間:R体19.6分,(S体17.4分);分析
条件:カラム:4.6mmID×250mm CHIR
ALCEL OJ(ダイセル社);移動相:エタノール
/n−ヘキサン(1:1);流速0.7ml/分;検出
254nm;温度R.T.
1−(トリエチルシリルオキシ)エチル]−2−ベンジ
ルオキシフェニル]−N、N−ジメチルスルファミド
(中間体94)の合成 中間体42(ラセミ)の合成と同様に上記中間体(92
5mg)から2工程にて標記化合物(1.27g)を得
た。 C.(R)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−(トリ
エチルシリルオキシ)エチル]−2−ベンジルオキシフ
ェニル]−N、N−ジメチルスルファミド(中間体9
5)の合成 中間体43の合成と同様に中間体94(590mg)、
中間体2(294mg)から標記化合物(262.2m
g)を合成した。Rf:0.54(メタノール:クロロ
ホルム=1:10)
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフ
ェニル]−N、N−ジメチルスルファミド(中間体9
6)の合成 中間体95(120mg)を実施例42の合成に記載の
方法に準じて標記化合物(83.7mg)を得た。 E.(R)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジ
メチルスルファミド塩酸塩の合成 中間体96(82mg)を実施例25に記載の方法に準
じて反応・処理して標記化合物(75.6mg)を得
た。 保持時間:R体38.0分,(S体47.7分);分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.
5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチ
ルスルファミド・塩酸塩 A.(S)−N’−[5−(2−ブロモ−1−ヒドロキ
シエチル)−2−ベンジルオキシフェニル]−N、N−
ジメチルスルファミドの合成 中間体19の合成法に準じて中間体40(1.05g)
から不斉触媒としてS−体を用い標記化合物(928.
1mg)を得た。 保持時間:(R体19.6分),S体17.4分;分析
条件:カラム4.6mmID×250mm CHIRA
LCEL OJ(ダイセル社);移動相エタノール:n
−ヘキサン(1:1);流速0.7ml/分;検出25
4nm;温度R.T.
1−(トリエチルシリルオキシ)エチル]−2−ベンジ
ルオキシフェニル]−N、N−ジメチルスルファミド
(中間体97)の合成 中間体42(ラセミ)の合成と同様に上記中間体(86
8.1mg)から2工程にて標記化合物(1.18g)
を得た。 C.(S)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−(トリ
エチルシリルオキシ)エチル]−2−ベンジルオキシフ
ェニル]−N、N−ジメチルスルファミド(中間体9
8)の合成 中間体43の合成と同様に中間体97(300mg)、
中間体2(144mg)から標記化合物(120.8m
g)を得た。
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキシフ
ェニル]−N、N−ジメチルスルファミド(中間体9
9)の合成 中間体98(120.8mg)を実施例42の化合物の
合成に記載の方法に準じて標記化合物(65.8mg)
を得た。 E.(S)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジ
メチルスルファミド塩酸塩の合成 中間体99(65.8mg)を実施例25に記載の方法
に準じて反応・処理して標記化合物(42.3mg)を
得た。 保持時間:(R体38.5分),S体47.7分;分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.
5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチルス
ルファミド・塩酸塩 実施例73に記載の方法に準じて中間体94(240m
g)と中間体5(115.4mg)から標記化合物(3
2.9mg)を得た。 保持時間:R体18.3分,(S体21.5分);分析
条件:カラム:4.6mmID×150mm CHIR
ALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.
5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(6:4);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメチルス
ルファミド・塩酸塩 実施例74に記載の方法に準じて中間体97(240m
g)と中間体5(114.4mg)から標記化合物(3
9.6mg)を得た。 保持時間:(R体18.3分),S体21.5分;分析
条件;カラム4.6mmID×150mm CHIRA
LCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.5
MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/アセ
トニトリル(6:4);流速0.5ml/分;検出25
4nm;温度40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.(R)−N−[5−[2−ブロモ−1−ヒドロキシ
エチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド
(中間体100)の合成 中間体9(1.53g)を中間体19の合成法に準じて
反応処理し標記化合物(1.79g)を得た。 保持時間:R体31.1分,(S体33.3分);分析
条件:カラム4.6mmID×250mm CHIRA
LPAK AD(ダイセル社);移動相エタノール:n
−ヘキサン(1:1);流速0.3ml/分;検出25
4nm;温度R.T. B.(R)−N−[5−[2−
ヨード−1−[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]
−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド(中間体
101)の合成 中間体100(1.78g)を中間体20の合成法に準
じて反応・処理し標記化合物(2.29g)を得た。
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]−2−フ
ロロフェニル]メタンスルホンアミド(中間体102)
の合成 中間体101(445mg)と中間体2(294mg)
を中間体21の合成方法に準じて反応・処理して標記化
合物(243.0mg)を得た。Rf:0.50(メタ
ノール:クロロホルム=1:10) D.(R)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成 中間体102(243mg)を無水テロラヒドロフラン
(15ml)に溶解し4規定塩化水素/1,4−ジオキ
サン(1ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。析出
物を濾取しテトラヒドロフランで洗浄し40℃にて減圧
乾燥して標記化合物(96.8mg)を得た。 保持時間:R体42.1分,(S体38.5分);分析
条件:カラム4.6mmID×150mm CHIRA
LCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.5
MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0):ア
セトニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.(S)−N−[5−[2−ブロモ−1−ヒドロキシ
エチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド
(中間体103)の合成 中間体9(1.53g)を中間体19の合成法に準じ
て、不斉触媒としてS−体を用いて反応・処理し標記化
合物(1.36g)を得た。 保持時間:(R体31.1分),S体33.3分;分析
条件:カラム4.6mmID×250mm CHIRA
LPAK AD(ダイセル社);移動相エタノール:n
−ヘキサン(1:1);流速0.3ml/分;検出25
4nm;温度R.T. B.(S)−N−[5−[2−
ヨード−1−[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]
−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド(中間体
104)の合成 中間体103(1.36g)を中間体
20の合成法に準じて反応処理し標記化合物(1.85
g)を得た。 C.(S)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−[(トリ
エチルシリル)オキシ]エチル]−2−フロロフェニ
ル]メタンスルホンアミド(中間体105)の合成 中間体104(445mg)と中間体2(294mg)
を中間体21の合成方法に準じて反応・処理して標記化
合物(198.2mg)を得た。
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−フロロフェニル]メタン
スルホンアミド塩酸塩の合成 中間体105(154.8mg)を無水テロラヒドロフ
ラン(6.8ml)に溶解し4規定塩化水素/1,4−
ジオキサン(430μl)を加え室温にて1時間攪拌し
た。析出物を濾取しテトラヒドロフランで洗浄し40℃
にて減圧乾燥して標記化合物(109.0mg)を得
た。 保持時間:(R体42.1分),S体38.5分;分析
条件;カラム4.6mmID×150mm CHIRA
LCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.5
MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0):アセ
トニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出25
4nm;温度40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.(R)−N−[5−[2−ブロモ−1−ヒドロキシ
エチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド
(中間体106)の合成 中間体13(800mg)を中間体19の合成法に準じ
て反応処理し標記化合物(880mg)を得た。 保持時間:R体14.1分,(S体16.8分);分析
条件:カラム4.6mmID×250mm CHIRA
LPAK AD(ダイセル社);移動相エタノール:n
−ヘキサン(4:1);流速0.5ml/分;検出25
4nm;温度R.T. B.(R)−N−[5−[2−ヨード−1−[(トリエ
チルシリル)オキシ]エチル]−2−クロロフェニル]
メタンスルホンアミド(中間体107)の合成 中間体106(880mg)を中間体20の合成法に準
じて反応処理し標記化合物(1.24g)を得た。 C.(R)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−[(トリ
エチルシリル)オキシ]エチル]−2−クロロフェニ
ル]メタンスルホンアミド(中間体108) 中間体107(489.4mg)と中間体2(294m
g)を中間体21の合成方法に準じて反応・処理して標
記化合物(135.9mg)を得た。Rf:0.57
(メタノール:クロロホルム=1:10)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−クロロフェニル]メタン
スルホンアミド塩酸塩の合成 中間体108(73.2mg)を無水テロラヒドロフラ
ン(4.2ml)に溶解し4規定塩化水素/1,4−ジ
オキサン(240μl)を加え室温にて1時間攪拌し
た。析出物を濾取しテトラヒドロフランで洗浄し40℃
にて減圧乾燥して標記化合物(36.3mg)を得た。 保持時間:R体61.7分,(S体58.4分);分析
条件:カラム4.6mmID×150mm CHIRA
LCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.5
MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/ア
セトニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出2
54nm;温度40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.(S)−N−[5−[2−ブロモ−1−ヒドロキシ
エチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド
(中間体109)の合成 中間体13(780mg)を中間体19の合成法に準じ
て、S体の不斉触媒を用いて反応・処理を行い標記化合
物(753.4mg)を得た。 保持時間:(R体14.1分),S体16.8分;分析
条件:カラム4.6mmID×250mm CHIRA
LPAK AD(ダイセル社);移動相エタノール:n
−ヘキサン(4:1);流速0.5ml/分;検出25
4nm;温度R.T. B.(S)−N−[5−[2−ヨード−1−[(トリエ
チルシリル)オキシ]エチル]−2−クロロフェニル]
メタンスルホンアミド(中間体110)の合成 中間体109(753mg)を中間体20の合成法に準
じて反応処理し標記化合物(1.06g)を得た。
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]−2−ク
ロロフェニル]メタンスルホンアミド(中間体111)
の合成 中間体110(490mg)と中間体2(294mg)
を中間体21の合成方法に準じて反応・処理して標記化
合物(111.2mg)を得た。 D.(S)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成 中間体111(111.2mg)を無水テロラヒドロフ
ラン(6.3ml)に溶解し4規定塩化水素/1,4−
ジオキサン(360μl)を加え室温にて1時間攪拌し
た。析出物を濾取しテトラヒドロフランで洗浄し40℃
にて減圧乾燥して標記化合物(70.4mg)を得た。 保持時間:(R体61.7分),S体58.4分;分析
条件:カラム4.6mmID×150mm CHIRA
LCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相0.5
MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.0)/アセ
トニトリル(7:3);流速0.5ml/分;検出25
4nm;温度40℃
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンスルホンア
ミド・塩酸塩 A.(R)−N−メチル−[5−(2−ブロモ−1−ヒ
ドロキシエチル)−2−ベンジルオキシ]ベンゼンスル
ホンアミド(中間体112)の合成 中間体81(800mg)を中間体19の合成法に準じ
て反応・処理し標記化合物(752.2mg)を得た。
Rf:0.15(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2) B.(R)−N−メチル−[5−(2−ヨード−1−
[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]−2−ベンジ
ルオキシ]ベンゼンスルホンアミド(中間体113)の
合成 中間体112(462.8mg)を中間体20の合成法
に準じて反応・処理し標記化合物(587.9mg)を
得た。Rf:0.53(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:2) C.(R)−N−メチル−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]−2−ベンジ
ルオキシ]ベンゼンスルホンアミド(中間体114)の
合成 中間体113(587.9mg)と中間体2(295m
g)を中間体21の合成方法に準じて反応・処理して標
記化合物(265.3mg)を得た。Rf:0.45
(メタノール:クロロホルム=1:10)
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル
アミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキ
シ]ベンゼンスルホンアミド(中間体115)の合成 中間体114(265.3mg)の無水テトラヒドロフ
ラン(13.3ml)溶液に酢酸(169.6μl)と
テトラブチルアンモニウムの1Mテトラヒドロフラン溶
液(2.65ml)を加え、室温にて1時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチルで希釈し飽和重曹水ついで飽和
食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶
媒留去した。残渣をエタノールからトリチュレートし濾
取して標記化合物(111.3mg)を得た。更に濾液
を濃縮した残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(メタ
ノール:クロロホルム=7:100)で精製し標記化合
物(59mg)を得た。 E.(R)−N−メチル−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンスルホ
ンアミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて中間体115(166.
3mg)を反応・処理して標記化合物(136.3m
g)を得た。 保持時間:R体117.8分,(S体132.6分);
分析条件:カラム4.6mmID×150mm CHI
RALCEL OJ−R(ダイセル社)2本;移動相
0.5MNaClO4−HClO4緩衝液(pH2.
0):アセトニトリル(78:22);流速0.5ml
/分;検出254nm;温度40℃
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−アミノフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 A.1−(4−アセチルアミノ−3−ニトロフェニル)
エタノン(中間体116)の合成 氷冷した無水酢酸(4.5ml)に攪拌下、発煙硝酸
(0.5ml)を5回に分けて加えた。これに12℃以
下に保ちながら4−アセタミドアセトフェノン(350
mg、ランカスター社製)の酢酸(1.8ml)溶液を
7分間かけて滴下した。5℃にて38分間攪拌した後水
(10ml)、酢酸エチル(10ml)を加え有機層を
分取した。水層を更に酢酸エチル(10ml)で抽出
し、合一した有機層を飽和重曹水(200ml)に注い
で30分間攪拌した。有機層を分取し水層を酢酸エチル
(50ml)で抽出し、合一した有機層を乾燥後減圧下
溶媒留去して標記化合物(0.41g)を得た。Rf:
0.67(メタノール:クロロホルム=1:19) B.1−(3−アミノ−4−アセチルアミノフェニル)
エタノン(中間体117)の合成 中間体116(410mg)のメタノール(40ml)
溶液に、アルゴン雰囲気下酸化白金(20mg)を加
え、氷冷して反応系内を水素置換した。室温下12.5
時間攪拌し、反応系内をアルゴン置換しクロロホルム
(20ml)を加えた。触媒を濾去し濾液を減圧下に溶
媒留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢
酸エチル:n−ヘキサン=3:7〜酢酸エチルのみで溶
出)で精製し標記化合物(0.29g)を得た。Rf:
0.06(メタノール:クロロホルム=1:19)
[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エタノン
(中間体118)の合成 ラーセン(A.A.Larsen)ら、J.Med.C
hem.,10,462−472(1967)により報
告された方法に準じて中間体117(290mg)とメ
タンスルホニルクロリド(118.5μl)から調製し
た。但し、反応混合物からの精製において以下の変更を
行った。反応を水(10ml)で停止させ1規定塩酸で
pH4に調整後、酢酸エチル(30ml×4)で抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥して減圧下に溶媒
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(メタ
ノール:クロロホルム=3:97)で精製し標記化合物
(315mg)を得た。Rf:0.37(メタノール:
クロロホルム=1:19) D.2−ブロモ−1−[4−アセチルアミノ−3−
[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エタノン
(中間体119)の合成 反応混合物からの精製においてシリカゲルクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=7:13〜酢酸エ
チルのみで溶出)を行った以外は実施例29工程Aに記
載の方法と同様にして、中間体118(310mg)と
臭化第二銅(570mg)から標記化合物(267m
g)を得た。Rf:0.68(酢酸エチル:n−ヘキサ
ン=1:1)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−アセチルアミノフェニ
ル]メタンスルホンアミド(中間体120)の合成 粗精製物の精製にシリカゲルクロマトグラフィー(メタ
ノール:クロロホルム=5:95〜15:85)を用い
た以外は実施例1工程Dに記載の方法に準じて中間体1
19(147mg)と中間体2(90.5mg)から標
記化合物(53mg)を合成した。Rf:0.17(メ
タノール:クロロホルム=1:9) F.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−アミノフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成 中間体120(70mg)を1,4−ジオキサン(8m
l)に加え、濃塩酸(2ml)を加えて1時間加熱還流
下攪拌した。減圧下に濃縮乾固して得られた残渣(60
mg)をメタノール−酢酸エチルから再結晶して標記化
合物(13mg)を得た。Rf:0.05(水:メタノ
−ル:クロロホルム=1:15:25)
−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベン
ゼンスルホンアミド・塩酸塩 A.N−メチル−N−ベンジル−(2−ベンジルオキシ
−5−アセチル)ベンゼンスルホンアミド(中間体12
1)の合成 実施例65工程Aに記載の方法と同様にして、1−(3
−アミノ−4−ベンジルオキシフェニル)エタノンから
調製した。但し40%メチルアミン水溶液を加える代わ
りにN−メチルベンジルアミン(0.2ml)とトリエ
チルアミン(0.7ml)をジクロロメタン(10m
l)溶媒中で31.5時間反応させた。反応混合物に水
(10ml)を加え有機層を分取した。有機層を1規定
塩酸、飽和食塩水で洗浄後乾燥して減圧下溶媒留去して
標記化合物(398mg)を得た。Rf:0.36(酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
ンジルオキシ−5−(2−ブロモアセチル)]ベンゼン
スルホンアミド(中間体122)の合成 シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:9〜1:4)により精製した以外は実施例2
9工程Aに記載の方法と同様にして、中間体121(2
05mg)と臭化第二銅(246mg)から標記化合物
(228mg)を得た。Rf:0.50(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:2) C.(±)−N−メチル−N−ベンジル−[5−[2−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル
アミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジルオキ
シ]ベンゼンスルホンアミド(中間体123)の合成 粗精製物の精製にシリカゲルクロマトグラフィー(1回
目メタノール:クロロホルム=5:95溶出、2回目メ
タノール:酢酸エチル=1:19)を用いた以外は実施
例1工程Dに記載の方法に準じて中間体122(228
mg)と中間体2(102mg)から標記化合物(0.
20g)を得た。Rf:0.25(メタノール:クロロ
ホルム=1:19) D.(±)−N−メチル−N−ベンジル−[5−[2−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル
アミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]
ベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて中間体123(0.20
g)を10%パラジウム/炭素(100mg)用いて1
時間水素化分解し、塩酸塩化した後メタノール−酢酸エ
チルから再結晶して標記化合物(62mg)を得た。R
f:0.31(メタノール:クロロホルム=1:9)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−(ヒドロキシメチル)フェニル]メタンス
ルホンアミド・塩酸塩 A.1−[4−(エトキシカルボニル)フェニル]エタ
ノンエチレンアセタール(中間体124)の合成 アルゴン雰囲気下、4−アセチル安息香酸エチル(9.
61g、和光純薬)をトルエン(200ml)に溶解し
エチレングリコール(20ml)とp−トルエンスルホ
ン酸水和物(200mg)を加えDean−Stark
装置にて脱水しながら24時間加熱還流した。室温まで
冷ましトルエン層を水(100ml×2)、飽和食塩水
(100ml)で順次洗浄し乾燥後減圧下濃縮乾固して
標記化合物(12.76g)を得た。Rf:0.58
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
ニル]エタノン(中間体125)の合成 アルゴン雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(1.
90g)を無水テトラヒドロフラン(120ml)に懸
濁し、これに氷冷下中間体124(12.76g)の無
水テトラヒドロフラン(40ml)溶液を15分かけて
滴下し更に90分間攪拌した。酢酸エチル(100m
l)を25分間かけて徐々に加えて反応を停止し、つい
で1規定硫酸(100ml)を30分間かけて加えた。
更に室温にて45分間攪拌して水100mlを加え有機
層を分取した。水層を酢酸エチル(100ml×2)で
抽出し有機層を合一して水(100ml)、飽和食塩水
(100ml)で順次洗浄して乾燥後減圧下溶媒留去し
た。残渣(12.25g)をアセトン(200ml)に
溶解しp−トルエンスルホン酸水和物(200mg)を
加え室温にて20時間攪拌した。 1H−NMRにて反応
終了を確認後アセトン溶媒を減圧下留去した。残渣を酢
酸エチル(50ml)、水(50ml)で分配し有機層
を分取して飽和食塩水で洗浄後乾燥して減圧下に溶媒留
去して、標記化合物(6.688g)を得た。Rf:
0.19(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
ニル]エタノン(中間体126)の合成 中間体125(6.67g)をピリジン(7.3ml)
に溶解し無水酢酸(6.3ml)を加え室温にて12.
5時間攪拌した。水(300ml)を加えて反応を停止
し酢酸エチル(50ml)で抽出した。水層を酢酸エチ
ル(50ml×2)で抽出し、有機層を合一して水(1
00ml)、1規定塩酸(50ml)ついで飽和食塩水
(50ml)で順次洗浄して乾燥後減圧下に溶媒留去し
て標記化合物(8.27g)を得た。Rf:0.56
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1) D.1−[3−ニトロ−4−(アセトキシメチル)フェ
ニル]エタノン(中間体127)の合成 発煙硝酸(80ml)を氷−塩寒剤冷却下、中間体12
6(8.09g)を一気に加えた。そのままの温度に保
ちながら10分間攪拌した後、氷と水の混合物(300
ml)に注いだ。酢酸エチル(80ml×3)で抽出し
有機層を水(100ml×3)、飽和重曹水ついで飽和
食塩水で順次洗浄し乾燥後減圧下に溶媒留去した。残渣
(9.70g)をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸
エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製し標記化合物
(8.41g)を得た。Rf:0.36(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:2)
メチル)フェニル]エタノン(中間体128)の合成 中間体127(1.97g)をメタノール(358m
l)に溶解し、アルゴン雰囲気下塩化第一スズ(10.
55g)と濃塩酸(7.5ml)を加え室温にて2時間
攪拌した。飽和重曹水(200ml)を加え室温にて7
5分間攪拌後析出した無機塩をセライト濾去し濾液を減
圧下およそ200mlに濃縮した。酢酸エチル(300
ml)で抽出し飽和食塩水で洗浄後乾燥し減圧下に溶媒
留去した。残渣(1.32g)をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製
し標記化合物(0.56g)を得た。Rf:0.31
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2) F.1−[3−(メチルスルホニル)アミノ−4−(ア
セトキシメチル)フェニル]エタノン(中間体129)
の合成 中間体128(0.56g)をピリジン(3.6ml)
に溶解し、アルゴン雰囲気下メタンスルホニルクロリド
(215μl)を加え室温にて26時間攪拌した。水
(5ml)を加え酢酸エチル(20ml×3)で抽出し
有機層を1規定塩酸(50ml×2)、飽和食塩水で順
次洗浄し乾燥後減圧下に溶媒留去して標記化合物(0.
58g)を得た。Rf:0.39(酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:1)
ホニル)アミノ−4−(アセトキシメチル)フェニル]
エタノン(中間体130)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体1
29(285mg)と臭化第二銅(491mg、関東化
学社製)から標記化合物(430mg)を調製した。R
f:0.44(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2) H.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−(アセトキシメチル)フェニル]メタ
ンスルホンアミド(中間体131)の合成 粗精製物の精製にシリカゲルクロマトグラフィー(一回
目メタノール:酢酸エチル=1:9〜1:4、二回目濃
アンモニア水10%含有メタノール:クロロホルム=
2:25)を用いた以外は実施例1工程Dに記載の方法
に準じて上記中間体130(405mg)と中間体2
(226mg)から標記化合物(68mg)を得た。R
f:0.18(濃アンモニア水10%含有メタノール:
クロロホルム=1:9)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−(ヒドロキシメチル)フ
ェニル]メタンスルホンアミド塩酸塩の合成 中間体131(68mg)に2規定水酸化ナトリウム溶
液(10ml)を加え室温にて2.5時間攪拌した。水
(30ml)で希釈し飽和食塩水(50ml)を加え酢
酸エチル(50mlかけ3)で抽出した。有機層を乾燥
後減圧下に溶媒留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(濃アンモニア水10%含有メタノール:酢酸エ
チル=1:9)で精製して標記化合物の遊離の塩基を得
た。これを常法にて塩酸塩とした後メタノール−酢酸エ
チルから晶析して標記化合物(22mg)を得た。R
f:0.11(濃アンモニア水10%含有メタノール:
クロロホルム=1:9)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ブロモフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 2−ブロモ−1−[4−ブロモ−3−[(メチルスルホ
ニル)アミノ]フェニル]エタノンは、中間体13の合
成法に準じて、実施例6の工程B、C、Dと同様に調製
した。 A.1−[3−アミノ−4−ブロモフェニル]エタノン
の合成 4−ブロモ−3−ニトロアセトフェノン(5.0g、ラ
ンカスター(Lancaster)社製)のメタノール
(890ml)溶液に、塩化スズ(II) (19.4
g)、濃塩酸(17ml)を加え、室温にて3.5時間
撹拌した。飽和重曹水(470ml)を加え、析出した
沈殿物を濾過後、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥
後減圧下濃縮して標記化合物(3.97g)を得た。R
f:0.43(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
ルホニル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体13
2)の合成 上記化合物(3.97g)のピリジン(21ml)溶液
に、室温下、メタンスルホニルクロリド(1.8ml)
を加え、1時間撹拌後、水(142ml)に注いだ。一
晩攪拌後、析出した沈殿を濾別し、酢酸エチルで溶解し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮し
て粗精製物(4.08g)を得た。Rf:0.41(酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:1) C.2−ブロモ−1−[4−ブロモ−3−[(メチルス
ルホニル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体13
3)の合成 中間体132(4.08g)の1、4−ジオキサン溶液
(40ml)に、アルゴン雰囲気下撹拌しながら、臭素
(0.75ml)を加えた。この混合物を60℃に加温
し1.5時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を酢酸
エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後
減圧下濃縮して粗精製物(6.28g)を得た。これに
酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1の混合溶液を加え、
加温冷却後析出物を濾取し標記化合物(4.0g)を得
た。Rf:0.54(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
1)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ブロモフェニル]メタン
スルホンアミド塩酸塩の合成 実施例1の工程Dに記載の方法に準じて中間体2・HB
r塩(452.5mg)と中間体133(742.1m
g)から反応・処理を行い、PTLC(メタノール/ク
ロロホルム:1/10で展開)にて精製し、標記化合物
の遊離アミン(191.6mg)を得た。Rf:0.5
8(メタノール:酢酸エチル=1:3) 0.1N塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え塩
酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去した。残渣
にジエチルエーテルを加え、析出した沈澱を濾取し、エ
タノールから再結晶し、50℃で減圧乾燥して標記化合
物(112.6mg)の粉末を得た。
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヨードフェニル]メタンスルホンアミド・
塩酸塩 2−ブロモ−1−[4−ヨード−3−[(メチルスルホ
ニル)アミノ]フェニル]エタノンは、実施例6の工程
A、B、C、Dと同様に調製した。 A.1−[4−ヨード−3−ニトロフェニル]エタノン
(中間体134)の合成 氷−塩冷却した発煙硝酸(130ml)に4’−ヨード
アセトフェノン(20g、東京化成社製)を加え、15
分間攪拌後氷−水(1L)に注ぎ、酢酸エチル(1L)
で抽出した。有機層を乾燥後減圧下濃縮して標記化合物
(20.7g)を得た。Rf:0.19(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:5)
ル]エタノン(中間体135)の合成 中間体134(14.3g)のメタノール(2134m
l)溶液に、塩化スズ(II)(46.5g)、濃塩酸
(40.8ml)を加え、室温にて4.75時間撹拌し
た。飽和重曹水(1100ml)を加え、析出した沈殿
物を濾過後、濾液を一部濃縮後酢酸エチルで抽出した。
有機層を乾燥後減圧下濃縮して標記化合物(11.87
g)を得た。Rf:0.67(メタノール:クロロホル
ム=1:10) C.1−[4−ヨード−3−[(メチルスルホニル)ア
ミノ]フェニル]エタノン(中間体136)の合成 中間体135(11.87g)のピリジン(50ml)
溶液に、室温下、メタンスルホニルクロリド(3.55
ml)を加え、2.5時間撹拌後、水(250ml)に
注いだ。析出した沈殿を濾別し、酢酸エチルで溶解し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後減圧下濃縮し
て粗精製物を得た。これに酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:1の溶媒を加え、析出した結晶を濾過後、乾燥し標
記化合物(10.44g)を得た。Rf:0.14(酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:3)
[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル]エタノン
(中間体137)の合成 中間体136(10.4g)の1、4−ジオキサン溶液
(102ml)に、アルゴン雰囲気下撹拌しながら、臭
素(1.66ml)を加えた。この混合物を60℃に加
温し1.5時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を酢
酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥
後減圧下濃縮して標記粗精製物(11.77g)を得
た。Rf:0.25(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
2) E.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヨードフェニル]メタンスルホンアミ
ド塩酸塩の合成
応・処理を行い、中間体2(500mg)と中間体13
7(1.385g)から、得られた残渣をカラムクロマ
トグラフィー(6.3%メタノール−クロロホルム)で
粗精製し、さらにPTLC(濃アンモニア水10%含有
メタノール/酢酸エチル:1/4で展開)にて精製し、
標記化合物の遊離アミン(211.5mg)を得た。R
f:0.49(濃アンモニア水10%含有メタノール:
酢酸エチル=1:4) 0.1規定塩化水素/エタノール(1.1等量)を加え
塩酸塩(標記化合物)とし、減圧下溶媒を留去し50℃
で減圧乾燥して標記化合物(218mg)の粉末を得
た。
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N−メチル−N
−ベンジルスルファミド・塩酸塩 A.N−メチル−N−ベンジルスルファモイルクロリド
の合成 アルゴン雰囲気下氷冷したスルフリルクロリド(3.0
ml)のジクロロメタン(50ml)溶液にN−メチル
−N−ベンジルアミン(6.45ml)とトリエチルア
ミン(7.0ml)を15分間かけて加えた。15分間
攪拌後水(50ml)を加え反応を停止し有機層を分取
し1規定塩酸(50ml)で洗浄し乾燥後減圧下溶媒留
去した。残渣(8.35g)にn−ヘキサン(100m
l)を加え冷却し析出物を濾去した。濾液を減圧下濃縮
乾固し標記化合物(5.30g)を得た。Rf:0.6
4(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4)
[(N−メチル−N−ベンジルスルファモイル)アミ
ノ]フェニル]エタノン(中間体138)の合成 上記中間体(880mg)と1−(3−アミノ−4−ベ
ンジルオキシフェニル)エタノン(482mg)から標
記化合物(671mg)を調製した(ラーセン(A.
A.Larsen)ら、J.Med.Chem.,1
0,462−472(1967)により報告された方法
に準じて行った。)。但し、反応においてピリジン−ジ
クロロメタン混合溶媒(7ml、2:5)を用い、初め
室温で66時間攪拌し更に2時間加熱還流下攪拌した。
精製において水(20ml)と酢酸エチル(50ml)
から抽出し有機層を1規定塩酸(30ml)で洗浄し
た。合一した水層を更に酢酸エチル(30ml×2)で
抽出し合一した有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥して減
圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3)Rf:0.4
7(メタノール:クロロホロム=1:19)
シ−3−[(N−メチル−N−ベンジルスルファモイ
ル)アミノ]フェニル]エタノン(中間体139)の合
成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体1
38(670mg)と臭化第二銅(780mg)から標
記化合物(810mg、約80%純度)を調製した。R
f:0.41(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2) D.(±)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]−N
−メチル−N−ベンジルスルファミド(中間体140)
の合成 実施例1工程Dに記載の方法に準じて反応・処理を行
い、中間体2(400mg)、トリエチルアミン(28
0μl)、中間体139(805mg)からシリカゲル
クロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=1:9
で溶出)で精製し標記化合物(251mg)を得た。R
f:0.47(メタノール:クロロホルム=1:9)
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]−N−メチル−N−ベンジルスルファミド塩酸塩の
合成 実施例2に記載の手順に従って、中間体140(250
mg)をメタノール(50ml)に加え10%パラジウ
ム/炭素(122mg)を用いて水素化分解し常法に従
い塩酸塩化してメタノール−酢酸エチルから再結晶して
標記化合物(46mg)を得た。Rf:0.33(メタ
ノール:クロロホルム=1:9)
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N,N−ジエチ
ルスルファミド・塩酸塩 A.N,N−ジエチルスルファモイルクロリドの合成 実施例87工程Aに記載の方法に準じてアルゴン雰囲気
下氷冷したスルフリルクロリド(1.6ml)のジクロ
ロメタン(20ml)溶液にN,N−ジエチルアミン
(2.07ml)とトリエチルアミン(2.8ml)を
2時間かけて加えた。1時間攪拌後水(20ml)を加
え反応を停止し有機層を分取し1規定塩酸(20ml)
で洗浄し乾燥後減圧下溶媒留去した。残渣にn−ヘキサ
ン(30ml)を加え冷却し析出物を濾去した。濾液を
減圧下濃縮乾固し標記化合物(2.19g)を得た。R
f:0.59(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4)
[(N,N−ジエチルスルファモイル)アミノ]フェニ
ル]エタノン(中間体141)の合成 上記中間体(686mg)と1−(3−アミノ−4−ベ
ンジルオキシフェニル)エタノン(482mg)から標
記化合物(513mg)を調製した(ラーセン(A.
A.Larsen)ら、J.Med.Chem.,1
0,462−472(1967)により報告された方法
に準じて行った)。但し、反応においてピリジン−ジク
ロロメタン混合溶媒(7ml、2:5)を用い、初め室
温で66時間攪拌し更に2時間加熱還流下攪拌した。精
製において水(20ml)と酢酸エチル(20ml)か
ら抽出し有機層を1規定塩酸(30ml)で洗浄した。
合一した水層を更に酢酸エチル(30ml×2)で抽出
し合一した有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥して減圧下
溶媒留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3) Rf:0.42(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
シ−3−[(N,N−ジエチルスルファモイル)アミ
ノ]フェニル]エタノン(中間体142)の合成 実施例29工程Aに記載の方法と同様にして、中間体1
41(500mg)と臭化第二銅(670mg)から標
記化合物(693mg、約70%純度)を調製した。R
f:0.64(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2) D.(±)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]−
N、N−ジエチルスルファミド(中間体143)の合成 実施例1工程Dに記載の手順に準じて反応・処理を行
い、中間体2(390mg)、トリエチルアミン(28
0μl)、中間体142(673mg)からシリカゲル
クロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=1:9
で溶出)で精製し標記化合物(256mg)を得た。R
f:0.46(メタノール:クロロホルム=1:9)
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]−N、N−ジエチルスルファミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて、中間体143(250
mg)をメタノール(50ml)に加え10%パラジウ
ム/炭素(120mg)を用いて水素化分解し常法に従
い塩酸塩化してメタノール−酢酸エチルから再結晶して
標記化合物(85mg)を得た。Rf:0.32(メタ
ノール:クロロホルム=1:9)
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンスル
ホンアミド・塩酸塩 A.N,N−ジメチル−[2−ベンジルオキシ−5−
(2−ブロモアセチル)ベンゼン]スルホンアミド(中
間体144)の合成 実施例83工程A、Bに記載の方法と同様に1−(3−
アミノ−4−ベンジルオキシフェニル)エタノン(ラー
セン(A.A.Larsen)ら、J.Med.Che
m.,10,462−472(1967)により報告さ
れた方法により調製)から標記化合物(705mg)を
調製した。但し、N−メチルベンジルアミンを加える代
わりにN,N−ジメチルアミンを反応させた。Rf:
0.33(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)
キシ−5−[2−ヨード−1−[(トリエチルシリル)
オキシ]エチル]]ベンゼンスルホンアミド(中間体1
45)の合成 中間体144(700mg)を中間体42の合成方法に
準じて反応・処理して標記化合物(407mg)を得
た。Rf:0.74(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
1) C.(±)−N,N−ジメチル−[5−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−[(トリエチルシリル)オキシ]エチル]−
2−ベンジルオキシ]ベンゼンスルホンアミド(中間体
146)の合成 粗精製物の精製にシリカゲルクロマトグラフィー(メタ
ノール:クロロホルム=1:25)を用いた以外は中間
体43の合成方法に準じて中間体145(398mg)
と中間体2(193mg)から標記化合物(138m
g)を得た。Rf:0.43(メタノール:クロロホル
ム=1:10)
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ベンジ
ルオキシ]ベンゼンスルホンアミド(中間体147)の
合成 中間体146(135mg)を無水テトラヒドロフラン
(7ml)に溶解し酢酸(38.2μl)と1Mテトラ
ブチルアンモニウムフロリド/テトラヒドロフラン溶液
(314μl)を加え室温にて14.5時間攪拌した。
酢酸エチルで希釈し飽和食塩水で洗浄後乾燥して減圧下
に溶媒留去した。残渣をPTLCで精製(メタノール:
クロロホルム=1:10展開)し標記化合物(4.9m
g)を得た。Rf:0.23(メタノール:クロロホル
ム=1:10)常法にて塩酸塩(7.7mg)とした。 E.(±)−N,N−ジメチル−[5−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベン
ゼンスルホンアミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて中間体147(7.7m
g)を10%パラジウム/炭素(4mg)用いて2時間
水素化分解し、触媒を濾去後溶媒を減圧下留去して標記
化合物(5.0mg)を得た。Rf:0.31(メタノ
ール:クロロホルム=1:9)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド
・塩酸塩 A.(±)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキシ
エチル]−2−ベンジルオキシフェニル]メタンスルホ
ンアミド(中間体148)の合成 実施例1の化合物(120mg)を10%塩化水素/メ
タノール(10ml)中24時間加熱還流下攪拌した。
更に室温下3日間攪拌した。反応液を減圧下濃縮乾固し
て飽和重曹水を加え酢酸エチル(20ml×2)で抽出
した。乾燥後減圧濃縮し残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(メタノール:クロロホルム=1:19)で精製
し標記化合物(72mg)を得た。Rf:0.55メタ
ノール:クロロホルム=1:9)
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−メトキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタ
ンスルホンアミド塩酸塩の合成 実施例2に記載の方法に準じて中間体148(70m
g)を10%パラジウム/炭素(30mg)用いて1時
間水素化分解し、塩酸塩化した後乾固しジエチルエーテ
ルからトリチュレートして標記化合物(60mg)を得
た。Rf:0.40(メタノール:クロロホルム=1:
9)
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド
・塩酸塩 実施例38の化合物(28mg)を10%塩化水素/メ
タノール(3ml)に懸濁し加熱還流下3昼夜攪拌し
た。さらに10%塩化水素/メタノール(10ml)を
追加し2日間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮乾固
し、メタノールに溶解しPTLC(メタノール:クロロ
ホルム=1:10で展開)にて精製した。これをジエチ
ルエーテル中にて咀嚼して濾取し標記化合物(11.8
mg)を得た。Rf:0.38(メタノール:クロロホ
ルム=1:10)
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−メトキシエチ
ル]−2−アミノフェニル]メタンスルホンアミド・塩
酸塩 中間体120(35mg)を10%塩化水素/メタノー
ル(5ml)に加え2時間加熱還流下攪拌した。減圧下
に濃縮乾固し標記化合物(37mg)を得た。Rf:
0.29(メタノール:クロロホルム=1:9)
(in vitrogen)に挿入したものをトランス
フェクトしたCHO(チャイニーズハムスター卵巣)細
胞を用いて行った。ヒトβ3遺伝子は、まずβ3のプラ
イマー(Kriefら、J.Clin.Invest.
vol.91,p344−349(1993))でヒト
脂肪組織cDNA(クローンテック社製)を用いPCR
によりヒトβ3断片を得、これをプローブとしてヒトゲ
ノミックライブラリー(クローンテック社製)より全長
のヒトβ3遺伝子を得た。この細胞を10%ウシ胎児血
清、400μg/mlジェネチシン(GibcoBR
L)、100U/mlペニシリン、100μg/mlス
トレプトマイシンを含むハムF−12培地で培養した。
この細胞を6穴プレートに5×105 入れ、24時間培
養後、無血清のハムF−12培地で2時間放置した。化
合物を最初DMSOで溶かした後、1mMイソブチルメ
チルキサンチン、1mMアスコルビン酸を含むハムF−
12で希釈し10-5−10-12 Mまで10倍希釈を行
い、細胞に加えた。
aOHを0.5ml加え、20分放置した。1N 酢酸
を0.5ml加え、撹拌後遠心をし、cAMPEIAキ
ット(ケイマン社製)でcAMPの定量を行った。実施
例1−92のうち65化合物については、表4に内活
性,ED50を示した。BRL37344は、文献(Dr
ugs of the future vol.16,
p797−800(1991))記載の方法で合成し、
CL316,243は、文献(J.Med.Chem.
vol.35,p3081−3084(1992)記載
の方法で合成し、イソプロテレノールは、RBI(Re
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ational)社より購入した。表4の結果より、こ
れらの化合物は、BRL37344、CL316,24
3より活性が強かった。
し、右心房標本を作製し、5%CO2 /95%O2 混合
ガスで通気したクレブス液の入った器官浴槽にセットし
た。自動能は、ポリグラフ(日本光電 MR−600
0)に接続した等尺性トランスヂューサー(日本光電
TB−611T)を用いて測定した。実施例の化合物の
ED50は、β3のED50それに比べて高く、これらの化
合物は、選択的であり、心拍数を上昇させることが極め
て少なく、副作用が少ないことが期待された。
mg/mlのコラゲナーゼ(シグマ)及び、1%のウシ
血清アルブミンを含むクレブスーリンガー緩衝液を組織
1gに対し、3ml添加した。これを震とうしながら3
7℃で30分保温した後、ナイロンフィルターで未消化
組織を除去し、脂肪細胞とした。この脂肪細胞をクレブ
スーリンガー緩衝液で4回洗浄した後、4%ウシ血清ア
ルブミンを含むクレブスーリンガー緩衝液を用いて、細
胞濃度を2x105 細胞/mlにし、エッペンドルフチ
ューブに300μlずつ分注した。このチューブに化合
物を溶かした培地を300μlずつ加え、震とうしなが
ら37℃で1時間保温した。氷冷により刺激を停止し、
遠心後、脂肪細胞ををアスピレーターで除去し、遊離グ
リセロールをF−キットグリセロール(ベーリンガー・
マンハイム)で定量した。表5に示す通り、実施例の化
合物は、試験管内で脂肪分解活性を示したことより、生
体においても脂肪分解が起こることが期待された。
用 6週齢の雄性ddyマウス(日本チャールスリバー社
製)にグルコース(和光純薬社製)2g/kgを皮下投
与し、0.3%カルボキシメチルセルロース(純正化学
社製)に懸濁した被験化合物を、体重10g当たり0.
1mlの用量で経口または、腹腔内投与した。1時間後
に腹部大動脈より採血し血清を分離し、試料とした。
ル社製SUPER Z)により該試料中の血清グルコー
ス濃度の測定を行った。測定キットにはグルコースII
HA テストワコー(和光純薬社製)を用いた[血糖
低下(%) =(A−B)/(A−C)x100 但し、
A:糖負荷時のグルコース濃度、B:薬物投与時のグル
コース濃度、C:正常時のグルコース濃度である]。実
施例31の化合物は、100mg/kgの経口投与で、
34.5%の血糖低下を示し、実施例2の化合物は、1
mg/kgの腹腔内投与で,77.1%の血糖低下を示
した。従って、糖尿病の予防・治療薬として有用である
ことが示された。
ストワコー(和光純薬社製)により該試料中の遊離脂肪
酸量を測定した。実施例31、7の化合物は、30、1
00mg/kgの経口投与で、各々32.4、47.7
%増加させた。また、実施例2の化合物は、10mg/
kgの腹腔内投与により遊離脂肪酸濃度を67.2%上
昇させた。これらの化合物は、脂肪分解活性を有してい
ることを示している。従って、高脂血症の予防・治療
薬、肥満の治療薬としてそれぞれ有用であることが示さ
れた。
(日本チャールスリバー社製)に100mg/kg経口
投与し、8匹中全例に死亡例は認められず、他の化合物
も同様であって、本発明の化合物が毒性の低いことが示
された。
糖尿病薬、肥満薬、高脂血症薬等のβ3関連疾患の治療
および予防に用いられる医薬組成物として有用である。
Claims (11)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、R1 は水
素原子、ハロゲン原子、水酸基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基またはヒドロキシメチル基を示し、R2 は水素原
子、ヒドロキシメチル基、NHR3 、SO2 NR4 R4'
またはニトロ基を示す。但し、R3 は水素原子、メチル
基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示
し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R
4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互い
に異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基または
ベンジル基を示す。R6'は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。また、R6 は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。Xは、二級窒素原子、酸素原子、硫黄原子
またはメチレン基を示し、Xが二級窒素原子、酸素原子
または硫黄原子の場合は、R9 は水素原子で、R7 ある
いはR8 のいずれか一方が水素原子で、他方は水素原
子、アミノ基、アセチルアミノ基または水酸基を示す。
また、Xがメチレン基の場合は、R7 およびR8 はいず
れも水素原子で、R9 は水素原子、アミノ基、アセチル
アミノ基または水酸基を示す。*1 は、不斉炭素原子を
示し、*2 は、R6 が低級アルキル基である場合には不
斉炭素原子を意味する。]で示される化合物またはその
塩。 - 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 [式中、Rは水素原子を示し、R1 は水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基、ベンジルオキシ基、アミノ基またはヒ
ドロキシメチル基を示し、R2 は水素原子、ヒドロキシ
メチル基、NHR3 、SO2 NR4 R4'またはニトロ基
を示す。但し、R3 は水素原子、メチル基、SO
2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示し、R5 は
低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R4'を示す。
また、R4 およびR4'は同一かもしくは互いに異なって
いてもよい水素原子、低級アルキル基またはベンジル基
を示す。R6'は水素原子あるいは低級アルキル基を示
す。また、R6 は水素原子あるいは低級アルキル基を示
す。Xは、二級窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはメ
チレン基を示し、Xが二級窒素原子、酸素原子または硫
黄原子の場合は、R9 は水素原子で、R7 あるいはR8
のいずれか一方が水素原子で、他方は水素原子、アミノ
基、アセチルアミノ基または水酸基を示す。また、Xが
メチレン基の場合は、R7 およびR8 はいずれも水素原
子で、R9 は水素原子、アミノ基、アセチルアミノ基ま
たは水酸基を示す。*1 は、不斉炭素原子を示し、*2
は、R6 が低級アルキル基である場合には不斉炭素原子
を意味する。]で示される請求項1に記載の化合物また
はその塩。 - 【請求項3】 一般式(I) 【化3】 [式中、Rは水素原子を示し、R1 は水素原子、フッ素
原子、塩素原子、水酸基またはベンジルオキシ基を示
し、R2 は水素原子、ヒドロキシメチル基、NHR3 、
SO2 NR4 R4'またはニトロ基を示す。但し、R3 は
水素原子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基またはC
ONHR6'を、R4 およびR4'はいずれか一方が水素原
子であって、他方は水素原子、低級アルキル基またはベ
ンジル基を示す。また、R5 は低級アルキル基、ベンジ
ル基またはジメチルアミノ基を示し、R6'は水素原子あ
るいは低級アルキル基を示す。また、R6 は水素原子あ
るいは低級アルキル基を示す。Xは、二級窒素原子、酸
素原子、硫黄原子またはメチレン基を示し、Xが二級窒
素原子、酸素原子または硫黄原子の場合は、R9 は水素
原子で、R7 あるいはR8 のいずれか一方が水素原子
で、他方は水素原子、アミノ基、アセチルアミノ基また
は水酸基を示す。また、Xがメチレン基の場合は、R7
およびR8 はいずれも水素原子で、R9 は水素原子、ア
ミノ基、アセチルアミノ基または水酸基を示す。*1
は、不斉炭素原子を示し、*2 は、R6 が低級アルキル
基である場合には不斉炭素原子を意味する。]で示され
る請求項2に記載の化合物またはその塩。 - 【請求項4】 一般式(I) 【化4】 [式中、Rは水素原子を示し、R1 は水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基またはベンジルオキシ基を示し、R
2 は、ヒドロキシメチル基、NHR3 、SO2 NR4R
4'またはニトロ基を示す。但し、R3 は水素原子、メチ
ル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONHR6'を示
し、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R
4'を示す。また、R4 およびR4'は同一かもしくは互い
に異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基または
ベンジル基を示す。R6'は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。また、R6 は水素原子あるいは低級アルキ
ル基を示す。Xは、二級窒素原子、酸素原子、硫黄原子
またはメチレン基を示し、Xが二級窒素原子、酸素原子
または硫黄原子の場合は、R9 は水素原子で、R7 ある
いはR8 のいずれか一方が水素原子で、他方は水素原
子、アミノ基、アセチルアミノ基または水酸基を示す。
また、Xがメチレン基の場合は、R7 およびR8 はいず
れも水素原子で、R9 は水素原子、アミノ基、アセチル
アミノ基または水酸基を示す。*1 は、不斉炭素原子を
示し、*2 は、R6 が低級アルキル基である場合には不
斉炭素原子を意味する。]で示される請求項2に記載の
化合物またはその塩。 - 【請求項5】 一般式(I)において、RおよびR1 は
ともに水素原子を示し、R2 はヒドロキシメチル基、N
HR3 またはSO2 NR4 R4'を示し、R3は水素原
子、メチル基、SO2 R5 、ホルミル基またはCONH
R6'を、R5 は低級アルキル基、ベンジル基またはNR
4 R4'を示し、R4 およびR4'は同一かもしくは互いに
異なっていてもよい水素原子、低級アルキル基またはベ
ンジル基である請求項2に記載の化合物またはその塩。 - 【請求項6】 一般式(I)において、Rは水素原子を
示し、R1 はハロゲン原子または水酸基を示し、R2 は
NHSO2 R5 またはSO2 NR4 R4'であり、R5 は
低級アルキル基、ベンジル基またはNR4 R4'を示し、
R4 およびR4'は同一かもしくは互いに異なっていても
よい水素原子、低級アルキル基またはベンジル基である
請求項2に記載の化合物またはその塩。 - 【請求項7】 化合物が、(R)−N−[5−[2−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル
アミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフ
ェニル]メタンスルホンアミド;(S)−N−[5−
[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロ
キシフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2
−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ
フェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−
[2−(3−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イ
ルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−
2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミド;N−
[5−[2−[2−(3−アミノ−9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[5−[2−[2−(6−アミノ−9H−カル
バゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスル
ホンアミド;N−[5−[2−[2−(6−ヒドロキシ
−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド;(R)−N−[3−[2−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル
アミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンス
ルホンアミド;(S)−N−[3−[2−[2−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]フェニル]メタンスルホンアミド;N−メチル−3
−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]ベンゼン
スルホンアミド;N−メチル−[5−[2−[2−(9
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンス
ルホンアミド;(R)−N−[5−[2−[2−(ジベ
ンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;(S)−N−[5−[2−[2−(ジベ
ンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾフラ
ン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンア
ミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−(ベンジルオキシ)フェニル]メタンスルホ
ンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド;N
−[3−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−
(7−アセチルアミノフルオレン−2−イルオキシ)エ
チルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキ
シフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−
[2−(7−アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ
フェニル]メタンスルホンアミド;N−[3−[2−
[2−(7−アセチルアミノフルオレン−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[3−[2−[2−
(7−アミノフルオレン−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホ
ンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]ホルムアミド;N
−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イル
オキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェ
ニル]ホルムアミド;N−[3−[2−[[1−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)プロパン−2R−イ
ル]アミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタ
ンスルホンアミド;2−[N−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(4−
ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)エタノール;2−
[N−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]アミノ]−1−(3−アミノ−4−ヒドロキシ
フェニル)エタノール;N−[5−[2−[2−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]−2−(ベンジルオキシ)フェニ
ル]ウレア;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]ウレア;N−
[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオ
キシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−
(ベンジルオキシ)フェニル]ホルムアミド;N’−
[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオ
キシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−
(ベンジルオキシ)フェニル]−N、N−ジメチルスル
ファミド;N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジメ
チルスルファミド;2−[N−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−
(メチルアミノ)−4−(ベンジルオキシ)フェニル]
エタノールおよび2−[N−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−
(メチルアミノ)−4−ヒドロキシフェニル]エタノー
ル N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−イ
ルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−
2−ヒドロキシフェニル]−2−プロパンスルホンアミ
ド;2−[N−[2−(9H−カルバゾール−2−イル
オキシ)エチル]アミノ]−1−(3−ニトロフェニ
ル)エタノール;N’−[3−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]フェニル]−N、N−ジメチルスルフ
ァミド;2−[N−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチル]アミノ]−1−(3−アミノフェ
ニル)エタノール;2−[N−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−[3−
(ヒドロキシメチル)−4−ヒドロキシフェニル]エタ
ノール;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−3−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N−[3−[2−[2−(9H−カルバゾール−2
−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−4−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド;(R)−N’−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N、N−ジ
メチルスルファミド;(S)−N’−[5−[2−[2
−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]−N、N−ジメチルスルファミド;N−[3−[2
−[2−(6−アセチルアミノ−9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]フェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2
−[2−(6−アセチルアミノ−9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホンアミ
ド;(R)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド;(S)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド;(R)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド;(S)−N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホンアミ
ド;N,N−ジメチル−[5−[2−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンスルホン
アミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヨードフェニル]メタンスルホンアミド;
N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]
−2−フロロフェニル]−N、N−ジメチルスルファミ
ド;N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−クロロフェニル]−N、N−ジメチルスルフ
ァミド;(R)−N−メチル−[5−[2−[2−(9
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ]ベンゼンス
ルホンアミド;(R)−N−[5−[2−[2−(9H
−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]−2−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル]メタンスルホンアミド;(R)−N−[3−[2
−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルア
ミノ]−1−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスル
ホンアミド;N’−[5−[2−[2−(ジベンゾフラ
ン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N,N−ジメチ
ルスルファミド;(R)−N’−[5−[2−[2−
(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−
N,N−ジメチルスルファミド;(S)−N’−[5−
[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチ
ルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシ
フェニル]−N,N−ジメチルスルファミド;N−[5
−[2−[2−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エ
チルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−フロロフ
ェニル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2
−(ジベンゾフラン−3−イルオキシ)エチルアミノ]
−1−ヒドロキシエチル]−2−クロロフェニル]メタ
ンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾ
チオフェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンス
ルホンアミド;N’−[5−[2−[2−(ジベンゾチ
オフェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒド
ロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−N,N−
ジメチルスルファミド;N−[3−[2−[2−(ジベ
ンゾチオフェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1
−ヒドロキシエチル]フェニル]メタンスルホンアミ
ド;(R)−N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフ
ェン−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシフェニル]メタンスルホン
アミド;N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフェン
−3−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−フロロフェニル]メタンスルホンアミド;
N−[5−[2−[2−(ジベンゾチオフェン−3−イ
ルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−
2−クロロフェニル]メタンスルホンアミド;N−[5
−[2−[2−(7−アミノフルオレン−2−イルオキ
シ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]−2−ヒ
ドロキシフェニル]メタンスルホンアミド;N’−[5
−[2−[2−(7−アセチルアミノフルオレン−2−
イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエチル]
−2−ヒドロキシフェニル]−N,N−ジメチルスルフ
ァミド;N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシ
エチル]−2−アミノフェニル]−N−ベンジル−N−
メチルスルファミド;N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
ヒドロキシエチル]−2−アミノフェニル]メタンスル
ホンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバゾ
ール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキ
シエチル]−2−ヒドロキシメチルフェニル]メタンス
ルホンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−カルバ
ゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロ
キシエチル]−2−ブロモフェニル]メタンスルホンア
ミド;N’−[5−[2−[2−(9H−カルバゾール
−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−ヒドロキシエ
チル]−2−ヒドロキシフェニル]−N−ベンジル−N
−メチルスルファミド;N’−[5−[2−[2−(9
H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−
1−ヒドロキシエチル]−2−ヒドロキシフェニル]−
N,N−ジエチルスルファミドからなる群より選ばれた
化合物である請求項2に記載の化合物またはその塩。 - 【請求項8】 一般式(I) 【化5】 [式中、Rは水素原子を示し、R1 は水素原子、ハロゲ
ン原子または水酸基を示し、R2 は、水素原子を示し、
R6 は水素原子あるいは低級アルキル基を示す。Xは、
二級窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはメチレン基を
示し、Xが二級窒素原子、酸素原子または硫黄原子の場
合は、R9 は水素原子で、R7 あるいはR8 のいずれか
一方が水素原子で、他方は水素原子、アミノ基、アセチ
ルアミノ基または水酸基を示す。また、Xがメチレン基
の場合は、R7 およびR8 はいずれも水素原子で、R9
は水素原子、アミノ基、アセチルアミノ基または水酸基
を示す。*1 は不斉炭素原子を示し、*2 は、R6 が低
級アルキル基である場合には不斉炭素原子を意味す
る。]で示される請求項2に記載の化合物またはその
塩。 - 【請求項9】 化合物が、2−[N−[2−(9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−
(4−ヒドロキシフェニル)エタノール;2−[N−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ル]アミノ]−1−(2−フロロフェニル)エタノー
ル;2−[N−[2−(9H−カルバゾール−2−イル
オキシ)エチル]アミノ]−1−(2−ヒドロキシフェ
ニル)エタノール;(R,R)−2−[N−[1−(9
H−カルバゾール−2−イルオキシ)プロパン−2−イ
ル]アミノ]−1−フェニルエタノール;2−[N−
[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチ
ル]アミノ]−1−フェニルエタノール;(R)−2−
[N−[2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]アミノ]−1−フェニルエタノール;(S)−
[2−[N−2−(9H−カルバゾール−2−イルオキ
シ)エチル]アミノ]−1−フェニルエタノール;2−
[N−[2−(3−アセチルアミノ−9H−カルバゾー
ル−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニル
エタノール;2−[N−[2−(3−アミノ−9H−カ
ルバゾール−2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−
フェニルエタノール;2−[N−[2−(3−ヒドロキ
シ−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル]ア
ミノ]−1−フェニルエタノール;2−[N−[2−
(6−アミノ−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)
エチル]アミノ]−1−フェニルエタノール;2−[N
−[2−(6−アセチルアミノ−9H−カルバゾール−
2−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニルエタ
ノール;2−[N−[1−(9H−カルバゾール−2−
イルオキシ)プロパン−2−イル]アミノ]−1−フェ
ニルエタノールおよび2−[N−[2−(ジベンゾフラ
ン−3−イルオキシ)エチル]アミノ]−1−フェニル
エタノールからなる群より選ばれた化合物である請求項
8に記載の化合物またはその塩。 - 【請求項10】 一般式(I) 【化6】 [式中、Rはメチル基を示し、R1 は水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基、アミノ基またはヒドロキシメチル基を
示し、R2 はNHR3 またはSO2 NR4 R4'を示す。
但し、R3 はSO2 R5 を示す。R5 は低級アルキル
基、ベンジル基またはNR4 R4'を示す。また、R4 お
よびR4'は同一かもしくは互いに異なっていてもよい水
素原子、低級アルキル基またはベンジル基を示す。R6
は水素原子あるいは低級アルキル基を示す。Xは、二級
窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはメチレン基を示
し、Xが二級窒素原子、酸素原子または硫黄原子の場合
は、R9は水素原子で、R7 あるいはR8 のいずれか一
方が水素原子で、他方は水素原子、アミノ基、アセチル
アミノ基または水酸基を示す。また、Xがメチレン基の
場合は、R7 およびR8 はいずれも水素原子で、R9 は
水素原子、アミノ基、アセチルアミノ基または水酸基を
示す。*1 は、不斉炭素原子を示し、*2 は、R6が低
級アルキル基である場合には不斉炭素原子を意味す
る。]で示される請求項1に記載の化合物またはその
塩。 - 【請求項11】 化合物が、N−[5−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−メトキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−
(ジベンゾチオフェン−3−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−メトキシエチル]−2−ヒドロキシフェニ
ル]メタンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−
(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミ
ノ]−1−メトキシエチル]−2−アミノフェニル]メ
タンスルホンアミド;N−[5−[2−[2−(9H−
カルバゾール−2−イルオキシ)エチルアミノ]−1−
メトキシエチル]−2−クロロフェニル]メタンスルホ
ンアミドからなる群より選ばれた化合物である請求項1
0に記載の化合物またはその塩。
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JP8-2576 | 1996-01-10 | ||
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JPH09249623A JPH09249623A (ja) | 1997-09-22 |
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-
1996
- 1996-12-13 JP JP08333263A patent/JP3124242B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Bull.Chem.Soc.,1986,Vol.59,No.11,pages 3519−3522 |
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JPH09249623A (ja) | 1997-09-22 |
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