JP3123751U - 木製サッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】外観を損なうことなく防犯性を向上させた木製サッシュを提供する。
【解決手段】木製サッシュ1は、外枠Fに取り付けられているものであり、枠体2と、窓ガラス3と押縁4と水切り5とアングル6とを備える。アングル6は取付部61が防犯ビス64によって枠体2に固定され、保護部62が窓ガラス3の外縁と枠体2の内周面との隙間を覆っている。押縁4は、木目44が窓ガラス3と略平行となるように形成される。押縁4は、接着面44によって枠体2の内周面に接着されている。水切り5は本体51と台座部52とから形成される。侵入者が押縁4や水切り5を取り外した場合であっても、窓ガラス3の外縁と枠体2の内周面との隙間はアングル6の保護部62により保護されているので、枠体2から窓ガラス3を取り外すことができないため、防犯性が向上する。また、外観上は通常の木製サッシュと変わりないため、外観を損なうことがない。
【選択図】 図2

Description

本考案は、主に木製住宅に用いられる木製サッシュに関する。
木製サッシュの中には、窓ガラスを枠体に保持固定する部材である押縁を室外側に設ける外押縁構造を採用しているものがある。このような外押縁構造を採用することにより、雨水の処理がしやすくなり、気密性が向上し、外部からの風圧等にも強いので安全性が向上する等の利点がある。
従来の外押縁構造の木製サッシュは、木製の枠体の内周面から内方へ突出する係止部が室内側に設けられており、この係止部にガラスの外周縁近傍を係止させ、室外側から窓ガラスの外周縁近傍を保持する押縁を枠体に固定することにより、枠体に窓ガラスを装着していた(例えば、下記非特許文献1参照。)。
一方、住宅用サッシュの分野においては、日々防犯性を高める努力がなされている。例えば、下記特許文献1では、外枠内を上下に移動可能な窓枠を備えた上げ下げ窓用のサッシュにおいて、窓枠の下端部と外枠との境界部分を覆う金属製の板状の防犯用部材を設け、当該境界部分にバール等の道具を差し込みにくいようにして防犯性の向上を図っている。
このような防犯性の向上は、木製サッシュにおいても同様に重要課題であり、特許文献1のようにバール等でこじ開けられそうな箇所に前記防犯用部材のような部材を設置することも考えられる。
ところが、前記防犯用部材は、アルミサッシュのような金属製サッシュにおいては、前記防犯用部材と他の窓枠等との質感を統一することにより、外観上違和感ないものとすることができるが、木製サッシュにおいては、上述のような金属製の板状の防犯用部材を装着すると他の木製の窓枠とは質感が大きく異なるため、外観上好ましくないという不都合がある。
木製サッシハンドブック規格編集委員会編集、「木製サッシハンドブック」木構造振興株式会社企画、平成7年3月27日刊行、P79 特開2005−42370号公報
本考案は、木製サッシュの外押縁構造の改良を目的とし、さらに詳しくは、前記不都合を解消するために、外観を損なうことなく防犯性を向上させた木製サッシュを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案の木製サッシュは、室内と室外とを隔てる壁面に設けられ、窓ガラスの周囲を囲むと共に窓ガラスの室内側の四方の縁部を係止する係止部が一体に形成された枠体と、前記窓ガラスの室外側の上縁部及び左右縁部を保持する押縁と、前記窓ガラスの室外側の下縁部に装着された水切りとを備える窓用の木製サッシュであって、前記窓ガラスの縁部の少なくとも二方に位置する箇所に、前記枠体の内周面と前記窓ガラスの外縁との隙間を覆い前記枠体の内周面に防犯ビスにより固定され、前記押縁又は前記水切りによって覆われて外部から不可視となっている金属製のアングルを備えていることを特徴とする。
本考案の木製サッシュによれば、前記窓ガラスの縁部の少なくとも二方に位置する箇所に前記アングルが設けられているため、窓から侵入を試みる者(以下「侵入者」という。)が前記枠体から前記窓ガラスを取り外そうとして前記押縁又は前記水切りを取り外した場合であっても、前記窓ガラスの外縁と前記枠体の内周面との隙間は前記アングルにより覆われている。また、前記アングルは前記防犯ビスにより固定されている。ここで、防犯ビスとは、締め込む方向に回転させることができるが緩める方向には回転させることができないビス、或いは特殊な工具を用いなければ回転させることができないビスを言う。従って、侵入者は前記アングルを前記枠体から取り外すことができず、前記窓ガラスを前記枠体から取り外すことができないので、防犯性が向上する。一方、侵入者がバール等の道具を用いて前記アングルを前記防犯ビスごと取り外そうとする場合もあるが、このような作業は時間がかかる。侵入者は、侵入作業にある程度時間を要すると侵入をあきらめる傾向にあるため、前記アングルが現れた時点で侵入をあきらめることも期待できる。
また、前記アングルは、前記押縁又は前記水切りによって覆われて外部から不可視となっているので、外観上は従来の木製サッシュと同様である。従って、本考案の木製サッシュによれば、外観を損なうことなく防犯性を向上させることができる。また、侵入者は、外観からでは防犯性の高いものと通常のものとの識別ができないため、通常の木製サッシュに対しても防犯処置がなされているおそれがあるとして侵入をあきらめることが予想される。このように、本考案の木製サッシュによれば、直接的な防犯性の向上のみならず、通常の木製サッシュへの防犯性向上の波及効果も期待できる。
また、本考案の木製サッシュにおいて、前記アングルが前記水切りにより覆われるものであり、前記水切りが前記枠体の内周面に固定される台座部と前記台座部に係止される本体とからなるときは、前記防犯ビスが前記台座部により覆われて外部から不可視となっていることが好ましい。
当該構成によれば、侵入者が前記枠体から前記窓ガラスを取り外そうとして前記水切りを取り外した場合であっても、まず前記本体のみが取り外され、前記台座部は前記枠体に残存する。また、前記台座部により前記防犯ビスが不可視となっているので、使用者は前記台座部を取り外しても前記アングルが取り外せないという事実を認識できない。従って、多くの場合、侵入者は前記台座部を枠体から取り外そうとすることが予想される。ところが、侵入者が前記台座部を前記枠体から取り外した場合であっても、前記窓ガラスの外縁と前記枠体の内周面との隙間は前記アングルにより覆われている。また、前記アングルは前記防犯ビスにより固定されている。このため、侵入者は、この時点で前記アングルを取り外すことができないことを認識する。この時点では、既に水切りを取り外す作業に時間を費やしているため、侵入者はその後の侵入をあきらめることが予想される。また、実際に前記アングルを前記枠体から取り外すことは困難であるため、防犯性が向上する。
また、本考案の木製サッシュにおいて、前記アングルを覆う押縁は、前記枠体の内周面に接着される接着面を有し、前記接着面は、押縁自身の破断強度以上の接着力を有する接着剤で前記枠体の内周面に接着され、前記押縁を外部から破断させようとしたときに少なくとも前記アングルを覆う部分の一部が前記枠体に残存するように形成されていることが好ましい。
当該構成によれば、侵入者が前記枠体から前記窓ガラスを取り外そうとして前記押縁を取り外した場合であっても、前記接着面が押縁自身の破断強度以上の接着力を有する接着剤で前記枠体の内周面に接着されているので、前記押縁の一部が前記枠体に残存する。従って、侵入者はこの残存した押縁の一部を取り除く必要がある。また、侵入者が残存した押縁の一部を取り除いた場合であっても、前記防犯ビスにより固定されたアングルが前記枠体の内周面と前記窓ガラスの外縁との隙間を覆っている。従って、前記窓ガラスを前記枠体から取り外すことができないので、防犯性が向上する。
また、本考案の木製サッシュにおいては、前記押縁の木目が前記窓ガラスの面に対して平行となるように固定されていることが好ましい。押縁をバール等の道具を用いて外部から取り外そうとした場合、木目に沿って破断する場合が多い。従って、前記押縁の木目を上述のような構成とすることにより、前記押縁を外部から破断させようとしたときには、前記窓ガラスの面と平行の木目に沿って破断する。従って、破断面が前記窓ガラスの外縁まで達しないため、前記窓ガラスの外縁が押縁により覆われる。これにより、前記窓ガラスを枠体から取り外すことが困難となるので、防犯性が向上する。
また、本考案の木製サッシュにおいては、 前記押縁の木目が、前記押縁の接着面の最外縁から前記窓ガラスの外縁よりも内方に向けて傾斜するように形成されていてもよい。このように前記押縁の木目を形成することにより、前記押縁を外部から破断させようとしたときには、前記木目に沿って破断され、破断面が前記窓ガラスの外縁よりも内方に到達する。従って、前記窓ガラスを枠体から取り外すことが困難となるので、防犯性が向上する。
次に、本考案の木製サッシュの実施形態の一例について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は本実施形態の木製サッシュが壁面に取り付けられている状態を示す説明図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII−III線断面図、図4は本実施形態の木製サッシュにおいてバールにより押縁が破断される状態を示す説明図、図5は本実施形態の木製サッシュにおいて水切りが取り外される状態を示す説明図、図6は本考案の変形例である木製サッシュにおいてバールにより押縁が取り外される状態を示す説明図である。
本実施形態の木製サッシュ1は、図1に示すように、木製住宅の壁Wに設けられた外枠Fに取り付けられているものであり、枠体2と、窓ガラス3と、押縁4と、水切り5とを備えている。枠体2は、上枠体21と、下枠体22と、一対の縦枠体23とを備えている。また、押縁4は、上押縁41と、一対の縦押縁42とを備えている。本実施形態では、枠体2と押縁4は木材で構成されており、水切り5はアルミ合金で構成されている。また、本実施形態では、上押縁41及び縦押縁42の内部と、水切り5の内部にステンレススチール製のアングル6が設けられている。
枠体2は、図2(a)に示すように、その室内側の内周面に内方に突出する係止部24が設けられている。この係止部24は、枠体2と一体に形成されている。また、この係止部24は、上下枠体21,22と一対の縦枠体23の総てに設けられている。
本実施形態における窓ガラス3は、3枚のガラス板31の間にスペーサ32を挟持して組み合わせた三層ガラスとなっており、その内部には乾燥空気が充填されている。また、窓ガラス3と枠体2の係止部24との間には気密材33が挟持されており、室内外の気密性の向上が図られている。また、窓ガラス3の外縁と枠体2の内周面との間には窓ガラス3を支持する支持パッド34が設けられている。また、本実施形態においては、窓ガラス3の室外側の外縁がアングル6により覆われている。
アングル6は、図2(a)に示すように、側面視でL字状に形成された部材であり、枠体2の内周面に当接する取付部61と、窓ガラス3の外縁と枠体2(縦枠体23)の内周面との隙間を覆い窓ガラス3の外縁から内方に延設される保護部62とを有している。また、アングル6は、取付部61に設けられた貫通孔63に防犯ビス64がねじ込まれ、枠体2の内周面に取り付けられている。この防犯ビス64は、公知の部材と同様のものであり、締め付ける方向にはドライバー等を係止する部分があるため回転させることができるが、緩める方向にはドライバー等を係止する部分がなく、一度締め付けると緩めることができないものである。また、アングル6は、図3に示すように、水切り5が設けられている箇所にも装着されている。
押縁4(縦押縁42)は、図2(a)に示すように、窓ガラス3に当接して窓ガラス3を保持する保持部43と、縦枠体23に接着される接着面44とを備えている。この縦押縁42は、アングル6が外部から見えないようにその表面を覆っている。また、縦押縁42は、窓ガラス3に当接する面から室外側に向けて傾斜しており、断面視で台形状に形成されている。また、縦押縁42の木目46は、図2(a)に示すように、窓ガラス3の表面と略平行になっている。また、縦押縁42は、縦枠体23に接着剤で接着されている。本実施形態では、接着剤としてCasco社の13346及び3336という接着剤を混合して用いている。この接着剤は、押縁4の平均的な破断強度に比べて充分高い強度を有している。また、縦押縁42には、図2(a)に示すように釘45が打ち込まれており、アングル6に設けられた貫通孔(図示省略)を介して縦押縁42を縦枠体23に固定している。
水切り5は、図3に示すように、本体51と台座部52とから形成され、本体51に設けられた係止爪53と、台座部52に設けられた係止爪54とが互いに係合することにより、本体51と台座部52とが係止される。台座部52には複数箇所に貫通孔(図示省略)が設けられ、この貫通孔を介して複数の通常のビス55で枠体2(下枠体22)に固定されている。この水切り5の本体51は、台座部52に装着されると、アングル6が外部から見えないようにアングル6の全体を覆うように形成されている。また、台座部52のみが下枠体22に装着されている場合は、アングル6を固定する防犯ビス64が外部から見えないようになっている。
本実施形態の木製サッシュ1は、下枠体22にハンドル25が設けられており、左右一対の縦枠体23と外枠Fとの間に設けられたリンク機構(図示省略)によって室外側に回動して窓が開く構成となっている。また、外枠Fの突出部Faと枠体2との間には第2の気密材26が設けられており、外枠Fと枠体2との気密性を確保している。なお、ハンドル25やリンク機構の構成は従来のものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の木製サッシュ1の押縁4がバールBによってこじ開けられようとしたときの作用について図4を参照して説明する。侵入者が室内に侵入を試みようとするときは、窓ガラス3が三層ガラスであるため、窓ガラス3を割って室内に侵入することは困難であると考え、窓ガラス3を割るのではなく、押縁4を取り去り、窓ガラス3を枠体2から取り外そうと考えることが予想される。このような場合、例えば、図4(a)に示すように、押縁4(縦押縁42)と枠体2(縦枠体23)との境界部分にバールBの先端を押し当て、当該バールBにより縦押縁42を取り外そうとすると、バールBの力は縦押縁42を縦枠体23から引き離す方向に作用する。
ここで、本実施形態の木製サッシュ1では、縦押縁42は自身の破断強度よりも強い接着力を有する接着剤により縦枠体23に固定されており、縦押縁42の木目46の方向は図4(a)に示すように、窓ガラス3の表面と略平行となっている。従って、バールBによって縦押縁42が破断する場合は、図4(b)に示すように、この木目46に沿って窓ガラス3と略平行に破断する。このように、本実施形態の木製サッシュ1によれば、侵入者がバールB等を使用して縦押縁42を縦枠体23から取り外そうとした場合であっても、縦押縁42の保持部43は縦枠体23に残存するため、窓ガラス3の外縁が露出しない。
また、侵入者がさらに作業を続けて縦押縁42を取り外した場合であっても、アングル6が露出するのみである。このアングル6の保護部62は、窓ガラス3の外縁と縦枠体23の内周面との隙間を覆っているため、窓ガラス3の外縁が露出しない。さらに、アングル6は、防犯ビス64によって縦枠体23に固定されている。従って、窓ガラス3を縦枠体23から取り外すことができない。ところで、侵入者は、侵入作業にある程度時間を要すると侵入をあきらめる傾向にあるため、窓ガラス3を取り外すことができないような状態となれば侵入をあきらめることが予想される。
次に、本実施形態の木製サッシュ1の水切り5が取り外されようとした際の作用について、図5を参照して説明する。侵入者がバールB等の道具を用いて水切り5を取り外そうとしたときは、図5(a)に示すように、まず本体51が台座部52から外れる。このとき、侵入者は台座部52が通常のビス55により固定されていることを認識できるが、アングル6を固定している防犯ビス64は台座部52により覆われて外部から見ることができない。従って、侵入者はさらに台座部52のビスを取り外そうとすることが予想される。
次に、図5(b)に示すように、侵入者が台座部52のビスを取り外して台座部52を取り外すと、アングル6が露出する。このアングル6の保護部62は、窓ガラス3の外縁と下枠体22の内周面との隙間を覆っているため、窓ガラス3の外縁が露出しない。さらに、侵入者は、アングル6が防犯ビス64によって枠体2に固定されていることを認識できる状態となる。侵入者としては、水切り5を取り外すのに既に時間を消費しているため、さらにアングル6が防犯ビス64により固定されることを認識したときは、その時点で侵入をあきらめることが予想される。このように、本実施形態の木製サッシュ1では、窓ガラス3を下枠体22から取り外すことができないため、防犯性が向上する。また、台座部52も防犯ビス64によって固定した場合は、さらに防犯性が向上する。
なお、押縁4の木目46は、上述のように窓ガラス3の表面と略平行でなくてもよく、図2(b)に示すように、押縁4の接着面44の最外縁から窓ガラス3の外縁よりも内方に向けて傾斜するように形成されていてもよい。この場合もバールBにより押縁4が取り外されようとすると、当該木目に沿って押縁4が破断されるので、残存する押縁4により窓ガラス3の外縁が露出することがない。また、このような状態ではアングル6も押縁4により覆われているので、侵入者は押縁4の下にアングル6があることを認識することができない。従って、侵入者が押縁4を取り外すことができた場合であっても、その下からアングル6が現れるので、窓ガラス3を縦枠体23から取り外すことができない。
また、本考案の変形例として、図6に示すように、押縁4を接着剤で接着することなく、釘45のみで枠体2に固定してもよい。このように、押縁4が釘45のみで枠体2に固定されている場合は、図6(a)に示すように、侵入者がバールBによって押縁4を取り外そうとした場合、押縁4を釘45ごと取り外すことも可能となる。しかしながら、押縁4を取り外すと、図6(b)に示すようにその下からアングル6が現れる。このアングル6は防犯ビス64により固定されているため、窓ガラス3を縦枠体23から取り外すことができない。
以上のように、本考案の木製サッシュ1は、侵入者がバールB等によって押縁4や水切り5を枠体2から取り外そうとしても、アングル6の保護部62によって窓ガラス3の外縁と枠体2の内周面との隙間が覆われているため、窓ガラス3を枠体2から取り外すことが困難となり、防犯性が向上する。特に、窓ガラス3が上記実施形態のように三層ガラス、或いはその他の多層ガラスの場合、窓ガラスを破壊して窓から侵入することが困難であるため、本考案は、このような多層ガラスを用いた窓ガラスを有する木製サッシュに好適である。
なお、上記実施形態においては、窓ガラス3の四方の外縁について総てアングル6を取り付けているが、これに限らず、少なくとも二方に取り付けられていればよい。このように少なくとの二方にアングル6が設けられていれば、窓ガラス4を枠体2から取り外すことができないので、防犯性が向上する。また、上記実施形態においては、回動式の木製サッシュ1を例にして説明したが、これに限らず、引き戸式窓用のサッシュや、固定式窓用のサッシュ等、他の形式のサッシュに用いてもよい。
本実施形態の木製サッシュが壁面に取り付けられている状態を示す説明図。 図1のII−II線断面図。 図1のIII−III線断面図。 本実施形態の木製サッシュにおいてバールにより押縁が破断される状態を示す説明図。 本実施形態の木製サッシュにおいて水切りが取り外される状態を示す説明図。 本考案の変形例である木製サッシュにおいてバールにより押縁が取り外される状態を示す説明図。
符号の説明
1…木製サッシュ、2…枠体、3…窓ガラス、4…押縁、5…水切り、6…アングル。

Claims (5)

  1. 室内と室外とを隔てる壁面に設けられ、窓ガラスの周囲を囲むと共に窓ガラスの室内側の四方の縁部を係止する係止部が一体に形成された枠体と、前記窓ガラスの室外側の上縁部及び左右縁部を保持する押縁と、前記窓ガラスの室外側の下縁部に装着された水切りとを備える窓用の木製サッシュであって、
    前記窓ガラスの縁部の少なくとも二方に位置する箇所に、前記枠体の内周面と前記窓ガラスの外縁との隙間を覆い前記枠体の内周面に防犯ビスにより固定され、前記押縁又は前記水切りによって覆われて外部から不可視となっている金属製のアングルを備えていることを特徴とする木製サッシュ。
  2. 前記アングルが前記水切りにより覆われるものであり、
    前記水切りが前記枠体の内周面に固定される台座部と前記台座部に係止される本体とからなり、
    前記防犯ビスが前記台座部により覆われて外部から不可視となっていることを特徴とする請求項1に記載の木製サッシュ。
  3. 前記アングルを覆う押縁は、前記枠体の内周面に接着される接着面を有し、前記接着面は、押縁自身の破断強度以上の接着力を有する接着剤で前記枠体の内周面に接着され、前記押縁を外部から破断させようとしたときに少なくとも前記アングルを覆う部分の一部が前記枠体に残存するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の木製サッシュ。
  4. 前記押縁の木目が前記窓ガラスの面に対して平行となるように固定されていることを特徴とする請求項3に記載の木製サッシュ。
  5. 前記押縁の木目が、前記押縁の接着面の最外縁から前記窓ガラスの外縁よりも内方に向けて傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の木製サッシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09188263A (ja) * 1995-12-14 1997-07-22 Trw Inc 車輛のドライバーを拘束するための装置

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