JPH1181531A - ガラス板の支持構造体 - Google Patents
ガラス板の支持構造体Info
- Publication number
- JPH1181531A JPH1181531A JP28102697A JP28102697A JPH1181531A JP H1181531 A JPH1181531 A JP H1181531A JP 28102697 A JP28102697 A JP 28102697A JP 28102697 A JP28102697 A JP 28102697A JP H1181531 A JPH1181531 A JP H1181531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- glass plate
- fixing
- support
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ガラス板の破損防止のための保護、
全体的美観の向上を図り得るガラス板の支持構造体を提
供することを目的とする。 【構成】本発明の特徴は、構造体１に固定されるガラス
板２を、構造体１から延設された支持具３に対してガラ
ス板２側に固定された固定ねじ５、ばね体６からなる連
結体７、支持棒８等で構成される支持構造体４でガラス
板２を連結固定するもので、特に、連結体７の緩衝効果
により構造体１の変形等をガラス板２に伝達しない構成
としたことにある。
全体的美観の向上を図り得るガラス板の支持構造体を提
供することを目的とする。 【構成】本発明の特徴は、構造体１に固定されるガラス
板２を、構造体１から延設された支持具３に対してガラ
ス板２側に固定された固定ねじ５、ばね体６からなる連
結体７、支持棒８等で構成される支持構造体４でガラス
板２を連結固定するもので、特に、連結体７の緩衝効果
により構造体１の変形等をガラス板２に伝達しない構成
としたことにある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造体にガラ
ス板を取付けるためのガラス板の支持構造体の構成に関
する。
ス板を取付けるためのガラス板の支持構造体の構成に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築構造体の天井や壁面を被うた
めにガラスを取付ける方法としては、その構造体にアル
ミサッシ等の専用固定枠を取付けた上で、ガラス板を嵌
め込む工法が常識的に知られている。また、最近では
『ＰＬＡＮＡＲ（英国ＰＩＬＫＩＮＧＴＯＮ社の登録商
標）』と称する、ガラス板に皿状の穴加工を示した上で
特殊金物により固定する方法や特殊ヒンジボルトで固定
する方法も知られている。
めにガラスを取付ける方法としては、その構造体にアル
ミサッシ等の専用固定枠を取付けた上で、ガラス板を嵌
め込む工法が常識的に知られている。また、最近では
『ＰＬＡＮＡＲ（英国ＰＩＬＫＩＮＧＴＯＮ社の登録商
標）』と称する、ガラス板に皿状の穴加工を示した上で
特殊金物により固定する方法や特殊ヒンジボルトで固定
する方法も知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
アルミサッシ等を用いる方法は、枠体の存在が美観を減
殺すること、枠体自身が凹凸段差を作り、それが建築空
間の障害になること、経済的に高価であること、等の問
題があった。また、皿状の穴加工をした上で固定金物を
用いる方法では、特に皿穴内周面に加工欠陥（傷）が生
じ易く、破損原因となる問題があった。一方、構造体へ
のガラス板取付けにおける共通的問題としては、構造体
自身の揺れや変形がガラス板に直接伝達されることによ
る破損、これを防ぐために常用される緩衝パッキンの大
型化、美観の低下等多くの欠点が指摘されていた。
アルミサッシ等を用いる方法は、枠体の存在が美観を減
殺すること、枠体自身が凹凸段差を作り、それが建築空
間の障害になること、経済的に高価であること、等の問
題があった。また、皿状の穴加工をした上で固定金物を
用いる方法では、特に皿穴内周面に加工欠陥（傷）が生
じ易く、破損原因となる問題があった。一方、構造体へ
のガラス板取付けにおける共通的問題としては、構造体
自身の揺れや変形がガラス板に直接伝達されることによ
る破損、これを防ぐために常用される緩衝パッキンの大
型化、美観の低下等多くの欠点が指摘されていた。
【０００４】本発明の目的は、ガラス板の破損防止のた
めの保護と全体的美観の向上を図り得るガラス板の支持
構造体を提供することにある。
めの保護と全体的美観の向上を図り得るガラス板の支持
構造体を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、建築構造体を被うために設けられ、この構
造体から延設された支持具で支持されるガラス板の支持
体を、前記支持具の延設方向と一致する位置の前記ガラ
ス板に固定穴を設け、この固定穴に、この固定穴よりも
大径で前記ガラスの表面側に位置する頭部と、この頭部
と一体で、この固定穴の直径よりも小径のねじ部が、こ
の固定穴を貫通して前記ガラス板の裏面側に突出する固
定ねじを設ける一方、この固定ねじ側に、ばね体の両端
に接合された第１の基板と第２の基板からなる連結体を
設け、この連結体の第１の基板に設けられたねじ穴に前
記固定ねじをねじ込み、さらに、この連結体の第２の基
板に設けられたねじ穴にねじ込まれる支持棒を設け、こ
の支持棒を前記支持具に連結することにより、前記構造
体とガラス板を連結固定するようにしたものである。
に本発明は、建築構造体を被うために設けられ、この構
造体から延設された支持具で支持されるガラス板の支持
体を、前記支持具の延設方向と一致する位置の前記ガラ
ス板に固定穴を設け、この固定穴に、この固定穴よりも
大径で前記ガラスの表面側に位置する頭部と、この頭部
と一体で、この固定穴の直径よりも小径のねじ部が、こ
の固定穴を貫通して前記ガラス板の裏面側に突出する固
定ねじを設ける一方、この固定ねじ側に、ばね体の両端
に接合された第１の基板と第２の基板からなる連結体を
設け、この連結体の第１の基板に設けられたねじ穴に前
記固定ねじをねじ込み、さらに、この連結体の第２の基
板に設けられたねじ穴にねじ込まれる支持棒を設け、こ
の支持棒を前記支持具に連結することにより、前記構造
体とガラス板を連結固定するようにしたものである。
【０００６】
【作用】上記手段により、本発明のガラス板の支持構造
体は、構造体とガラス板が緩衝体であるばね体を介して
連結されるために、ガラス板に対する構造体自身の揺れ
や変形を直接そのまま伝達させないことからガラス板を
保護できる一方、構造部品が小物であるために美観的に
も改善されたものとなる。
体は、構造体とガラス板が緩衝体であるばね体を介して
連結されるために、ガラス板に対する構造体自身の揺れ
や変形を直接そのまま伝達させないことからガラス板を
保護できる一方、構造部品が小物であるために美観的に
も改善されたものとなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
１と図２により説明する。図１は、大きな建築構造体の
うちの一単位を抜き出して図示したもので、構造体１を
被うために設けられたガラス板２が構造体１から延設さ
れた支持具３等の支持構造体４で支持された状態を示し
てある。ここで、支持構造体４は、構造体１に固設され
てガラス板２に向けて延設された支持具３と一致する位
置のガラス板２に固定穴２Ａを設け、このガラス板２の
表面側（反支持具３側）には、固定穴２Ａの直径よりも
大径で、ガラス板２の表面側に位置する頭部５Ａと、こ
の頭部５Ａと一体で、この固定穴２Ａの直径よりも小径
のねじ部５Ｂが固定穴２Ａを貫通してガラス板２の裏面
側に突出する固定ねじ５を設け、この固定ねじ５側に、
一定の支持力があり、伸縮と横変形が自在なばね体６の
両側に固定的に接合（接合部Ｘ、Ｙ）された第１の基板
７Ａと第２の基板７Ｂからなる連結体７を設け、この連
結体７の第１の基板７Ａに設けられたねじ穴７ａに前記
固定ねじ５をねじ込み、さらに、この連結体７の第２の
基板７Ｂに設けられたねじ穴７ｂにねじ込まれるねじ部
８Ａを有する支持棒８を設け、さらにこの支持棒８の他
端のねじ部８Ｂを連結具９にねじ込み、最終的に支持具
３に固定し、これにより前記構造体１とガラス板２を連
結固定している。なお、符号１０、１１はガラス板２を
保護する緩衝パッキン、符号１２は締付け工具を挿入す
る穴である。以上のように、本発明のガラス板２の支持
構造体４は、支持具３、固定ねじ５、ばね体６、連結体
７、第１の基板７Ａ、第２の基板７Ｂ、支持棒８、連結
具９を主な構成部品としている。そして、本発明の要点
となるガラス板２には、従来のような皿状穴がないた
め、これの穴加工時に生じ易く、破損の原因ともなる微
細な欠陥（傷）を排除することができる。さらに、ガラ
ス板２に対する構造体１側の揺れや変形は、一定の支持
力があり、伸縮と横変形が自在なばね体６によって緩衝
でき、ガラス板２は確実に保護される。
１と図２により説明する。図１は、大きな建築構造体の
うちの一単位を抜き出して図示したもので、構造体１を
被うために設けられたガラス板２が構造体１から延設さ
れた支持具３等の支持構造体４で支持された状態を示し
てある。ここで、支持構造体４は、構造体１に固設され
てガラス板２に向けて延設された支持具３と一致する位
置のガラス板２に固定穴２Ａを設け、このガラス板２の
表面側（反支持具３側）には、固定穴２Ａの直径よりも
大径で、ガラス板２の表面側に位置する頭部５Ａと、こ
の頭部５Ａと一体で、この固定穴２Ａの直径よりも小径
のねじ部５Ｂが固定穴２Ａを貫通してガラス板２の裏面
側に突出する固定ねじ５を設け、この固定ねじ５側に、
一定の支持力があり、伸縮と横変形が自在なばね体６の
両側に固定的に接合（接合部Ｘ、Ｙ）された第１の基板
７Ａと第２の基板７Ｂからなる連結体７を設け、この連
結体７の第１の基板７Ａに設けられたねじ穴７ａに前記
固定ねじ５をねじ込み、さらに、この連結体７の第２の
基板７Ｂに設けられたねじ穴７ｂにねじ込まれるねじ部
８Ａを有する支持棒８を設け、さらにこの支持棒８の他
端のねじ部８Ｂを連結具９にねじ込み、最終的に支持具
３に固定し、これにより前記構造体１とガラス板２を連
結固定している。なお、符号１０、１１はガラス板２を
保護する緩衝パッキン、符号１２は締付け工具を挿入す
る穴である。以上のように、本発明のガラス板２の支持
構造体４は、支持具３、固定ねじ５、ばね体６、連結体
７、第１の基板７Ａ、第２の基板７Ｂ、支持棒８、連結
具９を主な構成部品としている。そして、本発明の要点
となるガラス板２には、従来のような皿状穴がないた
め、これの穴加工時に生じ易く、破損の原因ともなる微
細な欠陥（傷）を排除することができる。さらに、ガラ
ス板２に対する構造体１側の揺れや変形は、一定の支持
力があり、伸縮と横変形が自在なばね体６によって緩衝
でき、ガラス板２は確実に保護される。
【０００８】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ガラス板
の破損防止のための保護、全体的な美観の向上を図った
ガラス板の支持構造体を提供することができる。
の破損防止のための保護、全体的な美観の向上を図った
ガラス板の支持構造体を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ線に沿う断面図である。
１…構造体、２…ガラス板、２Ａ…固定穴、３…支持
具、４…支持構造体 ５…固定ねじ、５Ａ…頭部、５Ｂ…ねじ部、６…ばね
体、７…連結体、７Ａ…第１の基板、７Ｂ…第２の基
板、７ａ，７ｂ…ねじ穴、８…支持棒 ８Ａ…ねじ部、９…連結具
具、４…支持構造体 ５…固定ねじ、５Ａ…頭部、５Ｂ…ねじ部、６…ばね
体、７…連結体、７Ａ…第１の基板、７Ｂ…第２の基
板、７ａ，７ｂ…ねじ穴、８…支持棒 ８Ａ…ねじ部、９…連結具
Claims (1)
- 【請求項１】建築構造体を被うために設けられ、この構
造体から延設された支持具で支持されるガラス板の支持
体を、前記支持具の延設方向と一致する位置の前記ガラ
ス板に固定穴を設け、この固定穴に、この固定穴よりも
大径で前記ガラスの表面側に位置する頭部と、この頭部
と一体で、この固定穴の直径よりも小径のねじ部が、こ
の固定穴を貫通して前記ガラス板の裏面側に突出する固
定ねじを設ける一方、この固定ねじ側に、ばね体の両端
に接合された第１の基板と第２の基板からなる連結体を
設け、この連結体の第１の基板に設けられたねじ穴に前
記固定ねじをねじ込み、さらに、この連結体の第２の基
板に設けられたねじ穴にねじ込まれる支持棒を設け、こ
の支持棒を前記支持具に連結することにより、前記構造
体とガラス板を連結固定するようにしたことを特徴とす
るガラス板の支持構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28102697A JPH1181531A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | ガラス板の支持構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28102697A JPH1181531A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | ガラス板の支持構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1181531A true JPH1181531A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17633261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28102697A Pending JPH1181531A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | ガラス板の支持構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1181531A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101231152B1 (ko) * | 2010-12-15 | 2013-02-18 | (주)대흥이엔지 | 방벽용 유리 고정장치 |
| KR101314096B1 (ko) * | 2011-12-27 | 2013-10-04 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 무용접형 롤포밍 스틸 커튼월 시스템 |
| CN108589998A (zh) * | 2018-04-11 | 2018-09-28 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 抗变形幕墙连接装置及其施工方法 |
| CN108951976A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-07 | 温岭市智营电子科技有限公司 | 一种高效玻璃幕墙及其拆装方法 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP28102697A patent/JPH1181531A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101231152B1 (ko) * | 2010-12-15 | 2013-02-18 | (주)대흥이엔지 | 방벽용 유리 고정장치 |
| KR101314096B1 (ko) * | 2011-12-27 | 2013-10-04 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 무용접형 롤포밍 스틸 커튼월 시스템 |
| CN108589998A (zh) * | 2018-04-11 | 2018-09-28 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 抗变形幕墙连接装置及其施工方法 |
| CN108589998B (zh) * | 2018-04-11 | 2020-11-03 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 抗变形幕墙连接装置及其施工方法 |
| CN108951976A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-07 | 温岭市智营电子科技有限公司 | 一种高效玻璃幕墙及其拆装方法 |
| CN108951976B (zh) * | 2018-09-18 | 2020-06-19 | 温州瓯林电子科技有限公司 | 一种高效玻璃幕墙及其拆装方法 |
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