JP3123204B2 - テープレコーダの軸受装置 - Google Patents

テープレコーダの軸受装置

Info

Publication number
JP3123204B2
JP3123204B2 JP04109687A JP10968792A JP3123204B2 JP 3123204 B2 JP3123204 B2 JP 3123204B2 JP 04109687 A JP04109687 A JP 04109687A JP 10968792 A JP10968792 A JP 10968792A JP 3123204 B2 JP3123204 B2 JP 3123204B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust washer
housing
capstan
bearing
tape recorder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04109687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05307797A (ja
Inventor
功 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP04109687A priority Critical patent/JP3123204B2/ja
Publication of JPH05307797A publication Critical patent/JPH05307797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123204B2 publication Critical patent/JP3123204B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープレコーダに装填
して記録再生に使用されるテープカセットの磁気テープ
を駆動するためのテープレコーダの軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生方式による音楽等の
音響特性の向上は著しいものがある。カセットテープを
用いた従来のアナログ信号による記録再生装置、すなわ
ちテープレコーダにおいても、磁気ヘッドや磁気テープ
の特性改善または信号処理技術等の開発に伴い極めて品
質の優れた音を提供できるようになってきている。
【0003】一方、ヘッドフォンステレオと呼ばれるポ
ータブルタイプのテープレコーダにおいては、その可搬
性を良くするために、機器本体の軽薄短小化が進んでお
り、最近ではテープカセットそのものの大きさに限り無
く接近しようとしている。したがって、テープレコーダ
を構成する電子部品や機構部品等はますます高密度実装
され、軸受装置やテープカセットのホルダー等の可動部
分といえども極めて高精度に加工された部品を小さい隙
間をもって構成せざるを得ないのが現状である。
【0004】以下、従来のテープレコーダの軸受装置に
ついて説明する。図3はテープカセットをテープレコー
ダに装填した状態の要部を示すものであり、図に示すよ
うにテープレコーダ本体(図示せず)の基台1には軸受
装置のハウジング2が装着されている。ハウジング2は
その内部に圧入された軸受3を備え、テープを駆動する
ためのキャプスタン4がその軸受3に回転自在に支持さ
れている。キャプスタン4の溝部5にはキャプスタン4
のスラスト方向の動きを規制するための止めワッシャ6
が挿着されており、止めワッシャ6と軸受3の上端面と
の間にはその内径がキャプスタン4の外径よりも大きい
スラストワッシャ7がキャプスタン4のスラスト方向の
荷重を受けるように設けられている。このスラストワッ
シャ7はハウジング2の上端面より上部に突出している
のが従来の構造であった。
【0005】また図において8は内部のリール(図示せ
ず)に磁気テープを巻回して有するテープカセットであ
って、ホルダー本体9のホルダー10に挿入され、ホル
ダー本体9は基台1に装着されている一対のホルダー支
持台11の軸部11aに回動自在に支持されていて、テ
ープカセット8を出し入れするときにはホルダー本体9
およびホルダー10は軸部11aを中心にして開閉する
ことができる。
【0006】図4はホルダー本体9を軸部11aを回転
中心として開けたときのテープカセット8と軸受装置の
位置関係を示したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、テープカセット8を着脱するときに、図4
に示すようにテープカセット8の前端部の構成材12が
スラストワッシャ7に引っ掛かり、ホルダー本体9およ
びホルダー10の開閉が不安定となり、またスラストワ
ッシャ7を損傷させる恐れがあるという問題があった。
またスラストワッシャ7はハウジング2の外部にあって
軸受3の上端面上に設けられているため、スラストワッ
シャ7がキャプスタン4の回転にともなって回転し、軸
受2の上端面と摺動することおよびキャプスタン4の外
面とスラストワッシャ7の内径面との不規則な接触によ
って摩耗粉が発生してキャプスタン4と軸受3との間に
入りこんで寿命を短くし、また異常音を発生するなどの
問題があった。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、極めて小形化されたテープレコーダにおいてもホル
ダーの開閉を滑らかに、かつ安定して行うことができ、
したがってテープカセットの着脱を容易にし、また軸受
の長寿命化をはかることができるテープレコーダの軸受
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、基台に固定されたハウジングと、このハウ
ジング内に設けた軸受と、この軸受に回転自在に設けた
溝部を有するキャプスタンと、溝部に設けたスラスト方
向のキャプスタンの動きを規制する止めワッシャと、こ
の止めワッシャと軸受との間に設けたキャプスタンのス
ラスト方向の荷重を受けるスラストワッシャとを備え、
スラストワッシャはハウジング内に埋設した構成とした
ものである。またスラストワッシャをハウジング内に固
着して埋設しているものである。
【0010】
【作用】上記した構成において、スラストワッシャをハ
ウジング内に埋設して設けているために、テープカセッ
トをテープレコーダに着脱するときテープカセットの構
成材がスラストワッシャに引っ掛かることがなく、した
がってテープカセットを保持するホルダーの開閉を滑ら
かに安定して行うことができ、またスラストワッシャを
損傷することがない。またスラストワッシャをハウジン
グ内に固着して設けているためにスラストワッシャは回
転しない。したがって軸受の上端面と摺動することがな
いとともに、スラストワッシャの内径面がキャプスタン
と接触して摩耗粉を発生することがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1およ
び図2を参照しながら説明する。なお、本実施例におい
て、前述の従来例に示したものと同一構成部品には同じ
符号を付し、その説明は省略する。本実施例の特徴的構
成は従来例で説明したスラストワッシャ7をハウジング
2の内部に埋設したことにある。すなわち、スラストワ
ッシャ7の内径はキャプスタン4の外径より大きく、外
径はハウジング2の内径にほぼ等しく形成されているた
め、ハウジング2の内部に埋設したときにスラストワッ
シャ7の動きはハウジング2によって規制され、スラス
トワッシャ7の内径面がキャプスタン4の外面と接触す
ることはない。
【0012】次にその作用について図2に基づいて説明
する。すなわち、テープカセット8をテープレコーダに
着脱するときに、テープカセット8の前端部の構成材1
2はハウジング2の先端部付近をかすめて移動するが、
スラストワッシャ7がハウジング2内に埋設しているた
めに、そのスラストワッシャ7に接触することなく、テ
ープカセット8を保持するホルダー本体9および本体1
0の開閉を滑らかに安定して行うことができ、またスラ
ストワッシャを損傷することがない。
【0013】なお、上記実施例ではスラストワッシャ7
をハウジング2の内部に埋設しているが、スラストワッ
シャ7をハウジング2の内部に埋設して固着すると、ス
ラストワッシャ7の内径面がキャプスタン4と接触して
摩耗粉を発生することがなくなる。スラストワッシャ7
をハウジング2の内部に固着する方法としては、スラス
トワッシャ7はその外径をハウジング2の内径とほぼ等
しくしてハウジング2内に圧入することもでき、この場
合、スラストワッシャ7はハウジング2内に強固に装着
されており、キャプスタン4の外径より大きな内径を有
するスラストワッシャ7の内径面が高速で回転するキャ
プスタンの外面と接触することがないので摩耗による摩
耗粉を発生することがない。同様にキャプスタン4のス
ラスト方向の荷重はスラストワッシャ7と止めワッシャ
6との間で受けることになり、スラストワッシャ7はキ
ャプスタン4の回転にともなって回転することがないの
で軸受3の上端面と摺動することもない。
【0014】このように上記実施例によれば、スラスト
ワッシャ7をハウジング2の内部に圧入して埋設してい
るため、テープカセット8を脱着するときに、テープカ
セット8の先端部の構成材12がスラストワッシャ7を
引っ掛けて損傷する恐れがなくなる。またスラストワッ
シャ7の面と軸受3の上端面との摺動による摩耗や、ス
ラストワッシャ7の内径面とキャプスタン4の外面との
接触による摩耗等がなくなるため、軸受3とキャプスタ
ン4との間に摩耗粉が入りこんで軸受3やキャプスタン
4の寿命を短くしたり、または異常音を発生したりする
ことがない。
【0015】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明の
テープレコーダの軸受装置は、スラストワッシャをハウ
ジング内に埋設したものであり、この構成とすることに
より、テープカセットの着脱時にスラストワッシャを引
っ掛けることがなく、テープカセットの着脱を滑らかに
行うことができ、キャプスタンおよびスラストワッシャ
などの間の接触による摩耗粉の発生を防止することがで
きるので軸受やキャプスタン等を長寿命化することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテープレコーダの軸
受装置の部分断面図
【図2】同テープレコーダにテープカセットを脱着する
ときの軸受装置とテープカセットの部分断面図
【図3】従来のテープレコーダの軸受装置とその周辺構
造を示す部分断面図
【図4】同テープレコーダにテープカセットを脱着する
ときの軸受装置とテープカセットの部分断面図
【符号の説明】
1 基台 2 ハウジング 3 軸受 4 キャプスタン 5 溝部 6 止めワッシャ 7 スラストワッシャ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に固定されたハウジングと、このハ
    ウジング内に設けた軸受と、この軸受に回転自在に設け
    た溝部を有するキャプスタンと、前記溝部に設けたスラ
    スト方向のキャプスタンの動きを規制する止めワッシャ
    と、この止めワッシャと前記軸受との間に設けた前記キ
    ャプスタンのスラスト方向の荷重を受けるスラストワッ
    シャとを備え、前記スラストワッシャは前記ハウジング
    内に埋設したテープレコーダの軸受装置。
  2. 【請求項2】 スラストワッシャはハウジング内に埋設
    して固着した請求項1記載のテープレコーダの軸受装
    置。
JP04109687A 1992-04-28 1992-04-28 テープレコーダの軸受装置 Expired - Fee Related JP3123204B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04109687A JP3123204B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 テープレコーダの軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04109687A JP3123204B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 テープレコーダの軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05307797A JPH05307797A (ja) 1993-11-19
JP3123204B2 true JP3123204B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=14516648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04109687A Expired - Fee Related JP3123204B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 テープレコーダの軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123204B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05307797A (ja) 1993-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5086361A (en) Rotary head drum for video tape recorder
EP0712129A1 (en) Magnetic disc device
JP3123204B2 (ja) テープレコーダの軸受装置
US4623944A (en) Magnetic tape guide drum with grounding device
KR960005117B1 (ko) 회전 자기헤드 장치
JP2930571B2 (ja) テープレコーダのヘッドドラム組立体
JPS5847558Y2 (ja) キヤプスタン軸受装置
US20050076354A1 (en) Optical disk with having mounting structure for preventing disk vibrating
JPS5810210Y2 (ja) キャプスタン軸受装置
JP3289673B2 (ja) 回転ドラムのアース機構
JP2789770B2 (ja) トランスジューサの位置決め装置
JPH075595Y2 (ja) ディスク記録再生装置
JP4051548B2 (ja) 回転ヘッドドラム装置
JP3368637B2 (ja) カセットアダプタ
KR900005071Y1 (ko) 핀치 로울러
KR970005044Y1 (ko) 테이프 레코더의 드럼 모터
JP2641658B2 (ja) 回転ヘッドアセンブリ
JPH06302153A (ja) 磁気ディスク装置
JP2656261B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2001118320A (ja) ディスクドライブ装置
JPH0778318A (ja) 回転ヘッド装置
JPH04289549A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2000123469A (ja) スピンドルモータ
JP2003203302A (ja) 磁気記録再生装置
JPH08297895A (ja) 回転ドラム装置及び記録又は再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees