JP3123120B2 - カメラの自動調光装置 - Google Patents

カメラの自動調光装置

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JP3123120B2 JP03147765A JP14776591A JP3123120B2 JP 3123120 B2 JP3123120 B2 JP 3123120B2 JP 03147765 A JP03147765 A JP 03147765A JP 14776591 A JP14776591 A JP 14776591A JP 3123120 B2 JP3123120 B2 JP 3123120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光手段によって発光
され被写界で反射された光束を、複数領域で分割測光し
て調光するTTL自動調光可能なカメラの自動調光装置
に関するものである。
【0002】
【背景技術】本件出願人は、「予備発光を分割した結果
と、撮影距離に関係した量とを比較して、本発光時の調
光に悪影響を与える領域を抽出する」カメラの自動調光
装置を提案している(特願平2−69251号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、撮影距離が検
出できない場合がある。例えば、AF(自動焦点調節)
がレンズ内モータ方式であり、撮影レンズが距離エンコ
ーダを有していなかったり、AFがボディ内モータ方式
であっても、マニュアル・フォーカスで使用したり、さ
らに、従来のMF(手動焦点調節)用の撮影レンズを使
用した場合などが挙げられる。このような場合には、反
射率の計算ができなくなるので、カット対象とする領域
の抽出ができないか、または不正確となるという問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、撮影距離の検出ができな
い場合でも、カット対象とする領域の抽出を高い確率で
行えるようにしたカメラの自動調光装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラの自
動調光装置の第1の解決手段は、予備発光と本発光とが
可能な閃光手段と、前記閃光手段によって発光され被写
界で反射された光束を複数領域に分割して測光する測光
手段と、前記測光手段によって測光した本発光時の反射
光の測光値に対応する量の和が、所定の基準値に達した
ときに、その本発光を停止させる制御手段と、前記測光
手段によって測光した予備発光時の反射光の測光値と、
予備発光の発光量と装着された撮影レンズの焦点距離に
応じた疑似距離値とから求められる被写体の予想反射光
量とを比較し、その比較した結果に基づいて本発光時に
調光の対象としない領域を決定するカット領域決定手段
と、を含むこと構成としてある。
【0006】本発明によるカメラの自動調光装置の第2
の解決手段は、予備発光と本発光とが可能な閃光手段
と、前記閃光手段によって発光され被写界で反射された
光束を、中央部と周辺部の複数領域に分割して測光する
測光手段と、前記測光手段によって測光した本発光時の
反射光の測光値に対応する量の和が、所定の基準値に達
したときに、その本発光を停止させる制御手段と、前記
測光手段によって測光した予備発光時の反射光の前記中
央部からの測光値及び前記周辺部からの測光値を、予備
発光の発光量と装着された撮影レンズの焦点距離に応じ
た遠方の第1の疑似距離値と近距離の第2の疑似距離値
とから求められる被写体の第1の予想反射光量及び第2
の予想反射光量と比較し、それらの比較結果に基づいて
本発光時に調光の対象としない領域を決定するカット領
域決定手段と、を含む構成としてある。
【0007】
【0008】第の解決手段は、前記第1〜第の解決
手段において、撮影距離の計測ができるか否かを判定す
る判定手段と、前記判定手段が撮影距離の計測ができる
と判定した場合に、前記測光手段によって測光した予備
発光時の反射光の測光値と、実測値である撮影距離に関
連する値を比較し、その比較した結果に基づいて本発光
時の調光の対象としない領域を決定する第2のカット領
域決定手段とを含むことを特徴としている。
【0009】第の解決手段は、前記第1〜第の解決
手段において、前記疑似距離値は、撮影レンズの焦点距
離または射出瞳距離に基づいて定めた値であることを特
徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、実測値でない疑似距離値を用
いたり、撮影の種類に応じて、予め定められた最適な撮
影条件を設定するので、撮影距離を検出できない場合で
も、本発光時に調光の対象としない領域を決定すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1から図4は、本発明による
カメラの自動調光装置の実施例を示した図であって、図
1はTTL自動調光カメラの断面図、図2は調光光学系
の斜視図、図3は制御系のブロック図、図4は調光回路
の回路図である。
【0012】この実施例の自動調光装置が適用されるカ
メラ1は、図1に示すように、撮影レンズ2,ミラー
3,スクリーン4,ペンタプリズム5,接眼レンズ6,
集光レンズ7,測光素子8,絞り9,シャッタ10,電
子閃光装置11,集光レンズアレイ12,受光素子13
等から構成されている。
【0013】撮影レンズ2を透過した光束(定常光)
は、破線で示すダウン位置のミラー3で反射され、スク
リーン4,ペンタプリズム5を透過して、一部は、接眼
レンズ6に導かれ、他の一部は、集光レンズ7を透過し
て定常測光用の測光素子8へ導かれる。
【0014】図3に示すレリーズ釦32がレリーズ操作
されると、ミラー3が実線で示すアップ位置に駆動され
た後、絞り9が絞り込まれ、シャッタ10が開閉され、
これにより撮影レンズ2を通過した被写体光はフィルム
FIに導かれ、フィルムFIが露光される。
【0015】また、閃光撮影時には、シャッタ10が開
いた後に、電子閃光装置11が本発光して被写界を照明
し、被写体からの反射光は、撮影レンズ2を介してフィ
ルムFIに至り、フィルムFIの面で再反射され、集光
レンズアレイ12を介して調光用の受光素子13に受光
される。
【0016】さらに、本実施例のカメラは、上述した本
発光の前に被写界の反射率分布を調べるための予備発光
が可能であり、この予備発光による被写界からの反射光
が、シャッタ10の開く前にその幕面で反射されて受光
素子13で受光される。シャッタ10の幕面は、予備発
光の反射面として使用されるので、フィルムFIの感光
面とほぼ等しく光を反射できるようになっている。
【0017】図2に示すように、受光素子13は、被写
界中央部の円形の測光領域に対応する分割測光素子13
aと、被写界周辺部の矩形を円弧で切り欠いた形状の測
光領域に対応する分割測光素子13b〜13eとが同一
平面上に配置されており、被写界を5つの測光領域に分
割して分割測光を行う。また、集光レンズアレイ12
は、受光素子13a〜13eの左、中間、右の3ブロッ
クに対応する3つのレンズ部分12a〜12cを有する
光学部材である。
【0018】フィルムFIの面の露光領域20、受光素
子13および集光レンズアレイ12の光学的な位置関係
は、図2に示す通りである。すなわち、フィルムFIの
1駒分の露光領域20を被写界と同様に、円形の中央領
域20aと周辺を4分割した周辺領域20b〜20eの
5領域に分割すると、図2に示した受光素子13a〜1
3eの左、中間、右の3ブロックは、それぞれ破線で示
すように、集光レンズアレイ12の3つのレンズ部分1
2a〜12cを経由して、フィルム露光領域20の左半
分、中央、右半分に対向する。さらに、受光素子13の
5つの分割受光素子13a〜13eは、それぞれフィル
ムFIの露光領域20と形状を一致させてあるので、5
つの露光領域20a〜20eの明るさをそれぞれ分割し
て測光する。
【0019】次に、図3を参照しながら、本実施例の制
御系を説明する。制御回路(CPUを含む)31は、カ
メラ全体のシーケンス制御する回路であり、レリーズ釦
32,レンズ情報出力回路33,定常光測光回路34,
ISO感度検出回路35,発光制御回路36,撮影条件
設定手段37,調光回路40等が接続されている。
【0020】レンズ情報出力回路33は、レンズ固有の
情報(開放絞り値,射出瞳距離,焦点距離等)が格納さ
れたレンズROMと、撮影レンズ2のフォーカシング位
置から撮影距離を検出するレンズエンコーダを含む回路
である。定常光測光回路34は、定常光測光用の測光素
子8からの出力に基づいて測光を行う回路である。調光
回路40は、分割受光素子13a〜13eからの出力に
基づいて調光を行う回路である。ISO感度検出回路3
5は、装着されたフィルムのISO感度をDXコードか
ら読み取る回路である。発光制御回路36は、電子閃光
回路11の内部にあり、調光回路40からの出力に基づ
いて制御回路31が生成した信号により、発光を制御す
る回路である。
【0021】撮影条件設定手段37は、ポートレート,
接写,スポーツ,屋外,披露宴等の撮影シーンの種類や
固有のデータ等を入力することにより、最適な制御設定
を自動的に行う手段であり、入力方法としては、例え
ば、ダイヤル方式や、ICカード方式(特開平1−28
7538)等を採用することができる。
【0022】次に、図4を参照して、調光回路40につ
いて説明する。調光回路40は、受光素子13からの出
力に基づいて調光を行う回路であり、各分割受光素子1
3a〜13eからの出力をそれぞれ増幅する増幅器41
a〜41eと、制御回路31の制御信号を内蔵のDA変
換器を介し各増幅器41a〜41eの増幅率をそれぞれ
設定するゲイン設定器42a〜42eと、制御回路31
の制御信号により各増幅器41a〜41eの出力をそれ
ぞれ時間で積分する積分回路43a〜43eと、本発光
時の閃光の総量を検出するため各増幅器41a〜41e
の出力を加算する加算回路44と、その加算回路44か
らの加算結果を時間で積分する積分回路45と、制御回
路31により演算された調光レベル(後述する)をアナ
ログ信号に変換するDA変換器46と、積分回路45か
らの出力がDA変換器46によりアナログ信号化された
調光レベルに達した場合に、発光停止信号を出力する比
較器47とから構成されている。
【0023】次に、図5〜図11を参照しながら、本発
明によるカメラの自動調光装置の実施例の動作を説明す
る。図5は、本発明によるカメラの自動調光装置の実施
例のメインの流れ図である。レリーズ釦32が、半押し
される操作に引続いて、全押し(レリーズ)操作が行わ
れると、ステップS1以下の処理が開始される。
【0024】先ず、ステップS1では、ISO感度検出
回路35から装填されたフィルムのISO感度を読み込
む。ついで、ステップS2では、撮影レンズ2のレンズ
情報出力回路33から開放絞り値F0を、ステップS3
では、射出瞳距離POを読み込む。
【0025】ステップS4では、距離検出が可能か否か
の判別を行う。例えば、撮影レンズ2が距離エンコーダ
を内蔵している場合には距離検出が可能であり、ステッ
プS5で、フラグFL−Dに1を代入する。また、内蔵
していないような場合には距離検出が不可能であり、ス
テップS7で、フラグFL−Dに0を代入する。
【0026】距離検出が可能な場合、つまり、フラグF
L−Dが1の場合には、ステップS5からステップS6
へ進み、撮影距離Xを読み込む。撮影距離Xは、レリー
ズ釦32の半押し操作に伴い、自動合焦装置によって駆
動された撮影レンズ2の位置をエンコーダで検出した値
などである。
【0027】ステップS8では、撮影条件設定手段37
がオン(撮影ソフトが使用可能な状態)のときには、ス
テップS9へ進み、フラグFL−ADに1を代入する。
次に、ステップS10へ進み、撮影条件設定手段37の
撮影ソフトの内容を読み込みんだのちステップS12に
進む。また、撮影条件設定手段37がオフのときには、
ステップS11へ進み、フラグFL−ADに0を代入し
て、ステップS12へ進む。
【0028】ステップS12では、定常光の測光を行
う。すなわち、5分割された測光素子8a〜8eの出力
を、測光回路34から取り込み、この測光回路34によ
って対数圧縮された各測光領域に対応する輝度値BV
(n)(n=1〜5)を読み込む。なお、本実施例にお
いて、nの値1〜5は、5つの測光素子8a〜8eまた
は分割受光素子13a〜13eにそれぞれ対応してい
る。
【0029】次いで、ステップS13では、読み込んだ
各輝度値BV(n)から定常光露出値BVANS を演算す
る。この演算方式としては、例えば、本出願人による特
開平1−285925号公報の第7図に開示されている
ような方式を用いることができる。
【0030】その後、ステップS14に進み、演算され
た定常光露出値BVANS とフィルム感度SVとからシャ
ッタ速度TVおよび絞り値AVを決定し、ステップS1
5でミラー3を、図1の破線の位置から実線の位置まで
アップさせ、絞り9をステップS14で決定された絞り
値AVまで絞り込む。
【0031】ステップS16では、予備発光を行うか否
かの判定をする。定常光が明るすぎたり、撮影時の絞り
9が絞り過ぎであったりした場合には、ステップS23
へ進み、TTL−BLの制御を行う。また、それ以外の
場合には、ステップS17へ進み、予備発光を実施す
る。
【0032】この判定の詳細は、本出願人による特願平
1−227221号並びに特願平1−273576号に
開示した通りである。TTL−BLの制御についても、
特願平1−227221に記載の通りである。
【0033】ステップS17では、撮影レンズ2の種類
により異なる予備発光の検出系の測光誤差を補正する。
補正量Sαは、本出願人による特願平2−88899号
に開示した演算式等で計算される。
【0034】ステップS18では、予備発光を行い、シ
ャッタ10の幕面による反射光を分割測光する。詳細は
図6を用いて後述する。
【0035】ステップS19では、ステップS18の結
果を用いて、カット領域の決定を行う。すなわち、調光
に悪影響を与えるような鏡や金屏風等の高反射被写体か
らの反射光の測光領域や、被写体が存在しないために反
射光が戻ってこない測光領域等を、本発光時の調光の対
象から外す、カット領域の決定を行う。詳細は図7を用
いて後述する。
【0036】ステップS20では、調光領域の決定と、
調光補正量ΔYの計算を行う。調光領域は、ステップS
19で1度決定されているが、上述の方法では、総ての
領域がカット対象になる場合等があるので、ここで再度
決定を行う。調光補正量ΔYは、基準の調光量を予備発
光の結果に応じて補正するものである。これらの詳細は
図8,図9を用いて後述する。
【0037】ステップS21では、撮影レンズ2の種類
により異なる本発光の検出系の測光誤差と露光量の誤差
とを補正する。補正量Sβは、ステップS17と同様
に、本出願人による特願平2−88899号に開示した
演算式等で計算される。
【0038】ステップS22では、シャッタ10を全開
し、本発光を行う。そして、フィルムFIのフィルム面
による反射光を分割測光して調光する。詳細は図10を
用いて後述する。調光後は、シャッタ10を閉じて、一
連のシーケンス制御を終了する。
【0039】図6は、予備発光の演算処理のサブルーチ
ン(図5のステップS18)を示した流れ図である。こ
のサブルーチンでは、少光量のチョップ発光を測光しな
がら繰り返し、調光するまで続ける。調光した段階にお
けるチョップ発光の回数から予備発光の総発光量を計算
した結果と、各領域の測光結果を合わせてガイドナンバ
ーGNRTN(n) として制御回路31内のメモリに格納す
る。
【0040】ステップS101では、閃光手段11のチ
ョップ発光の1回当たりのガイドナンバGNP1を所定の
値(ここではGNP1=2)に設定する。ステップS10
2では、図4に示したゲイン設定器42a〜42eに出
力する予備発光時のゲインGPRE(n) を次式で設定す
る。 GPRE(n) =γ(AV−3+log2(1/5)−Sα) ただし、γはストロボ一段あたりのゲイン変化量であ
る。
【0041】ステップS103からステップS109に
おいては、予め定められた調光レベル(ここでは23
0)と、各領域の測光値IG (n) 〔n=1〜5〕の総
加算測光値IGを比較し、その調光レベルを越えるま
で、発光と測光および加算が繰り返されるルーチンを示
している。
【0042】先ず、ステップS103では、チョップ発
光回数QPRE の初期値を0に設定する。次いで、ステッ
プS104では、ルーチンの一回の繰り返し毎に、チョ
ップ発光回数QPRE に1を加算する。
【0043】ステップS105では、ステップS101
で設定したガイドナンバGNP1で閃光手段11に発光さ
せる。次に、ステップS106において、5つの分割受
光素子13a〜13eからの測光値IG (n) (n=1
〜5)を入力し、ステップS107で、測光値IG
(1) からIG (5) の総加算測光値IGを求める。
【0044】ステップS108では、総加算測光値IG
が設定された調光レベル(=230)よりも大きいか否
かを比較して、小さい場合にはステップS109へ進
み、大きいか等しい場合には、ステップS110へ進
む。
【0045】ステップS109では、チョップ発光回数
QPRE が16回未満の場合には、ステップS104に戻
り、ステップS108までの動作を繰り返して、16回
を越えた場合には、調光動作を打切りステップS110
へ進む。
【0046】次に、ステップS110において、ガイド
ナンバGNRTN(n) の設定を次式に従って行う。 GNRTN(n) =(GNP12 ・QPRE )1/2 ・〔(230
/IG (n) )・2AV-2・(1/5)〕1/2 ここで、ガイドナンバGNRTN(n) は、各領域の被写体
が標準反射率である場合には、絞り(F値)と撮影距離
Xをかけ合わせた値に相当する。すなわち、F・XとG
NRTN(n) を比較し、F・X=GNRTN(n) の領域は、
Xの位置に標準反射率の被写体があると考えられ、F・
X>GNRTN(n) の領域は、Xの位置に高い反射率の被
写体があると考えられ、F・X<GNRTN(n) の領域
は、Xの位置に低い反射率の被写体があると考えられ
る。
【0047】図7,図8は、Hi,Loカット領域の決
定の処理のサブルーチン(図5のステップS19)を示
す流れ図である。先ず、ステップS201,S202で
は、変数MVAL とnを0に初期値設定する。次いで、ス
テップS203でnに1を加算する。
【0048】ステップS204では、撮影距離Xが検出
可能(FL−D=1)か否かを判断する。つまり、図5
のステップS7で、FL−D=0に設定された場合に
は、撮影距離Xを検出できないシステムであるので、ス
テップS205を介して、ステップS206へ進み、F
L−D=1である場合には、直接、ステップS206へ
進む。
【0049】このステップS205では、閃光手段11
を使用して一般に撮られる通常撮影距離Xの至近側の限
界を焦点距離f(mm)を用いて、次式で疑似距離値と
して設定する。 X=30・(50・f)1/2 ・10-3 〔m〕 例えば、図12に示すように、焦点距離f=24mmの
場合には撮影距離X=1.0mとなり、焦点距離f=5
0mmの場合には撮影距離X=1.5mとなり、焦点距
離f=105mmの場合には撮影距離X=2.2mとな
る。
【0050】ステップS206において、ガイドナンバ
GNRTN(n)がKHI・F・Xよりも小さいか否かを判断
しする。GNRTN(n) <KHI・F・Xの場合には、撮影
距離Xよりも至近側に、高い反射率の物体が存在する
か、または主要被写体でないものが存在するとして、そ
の測光領域をカットの対象として、ステップS219に
進み、Hiカット領域とする。Hiカットは、標準より
も大きな測光値を持つ分割測光素子13a〜13eから
のデータを演算対象から除外して、測光に影響がでない
ようする処理である。ここで、KHIの値は、1/21/2
から1/2程度を設定する。
【0051】ステップS207からステップS209で
は、ステップS204〜S206とは逆に、Loカット
領域の判定を行う。つまり、ステップS207では、撮
影距離Xが検出可能(FL−D=1)か否かを判断し、
FL−D=0に設定された場合には、ステップS208
を介して、ステップS209へ進み、FL−D=1であ
る場合には、直接、ステップS209へ進む。
【0052】ステップS208において、閃光手段11
を使用して一般に撮られる通常撮影距離Xの遠側の限界
を焦点距離f(mm)を用いて、次式で疑似距離値とし
て設定する。 X=100・(50・f)1/2 ・10-3 〔m〕 例えば、焦点距離f=24mmの場合には撮影距離X=
3.5mとなり、焦点距離f=50mmの場合には撮影
距離X=5.0mとなり、焦点距離f=105mmの場
合には撮影距離X=7.2mとなる。
【0053】次に、ステップS209において、ガイド
ナンバGNRTN(n) がKLO・F・Xよりも大きいか否か
を判断して、大きい場合にはステップS216に進み、
等しいか小さい場合にはステップS210に進む。
【0054】ステップS210では、撮影条件設定手段
37がオフ(FL−AD=0)か否かを判定し、オフの
場合には、ステップS211へ進み、オンの場合には、
ステップS214へ進む。
【0055】ステップS211において、これまでのス
テップでHi,Loカット両領域にも判定されなかった
領域を、有効領域として、有効領域の個数をMVAL とす
る。ステップS212で、有効領域の個数MVAL に1を
加算して、ステップS213に進む。
【0056】また、ステップS210において、撮影条
件設定手段37がオンの場合には、その撮影条件に対す
る判断が行われる。この実施例では、屋外モード(ステ
ップS214からステップS216)と披露宴モード
(ステップS217からステップS219)の撮影ソフ
トが用意されているとする。
【0057】ステップS214で屋外モードか否かを判
断し、屋外モードの場合には、ステップS215に進
む。屋外で閃光撮影するときに、主要被写体に対する調
光が不正確になる可能性があるのは、被写体の背景が抜
けてしまっている場合である。そこで、ステップS21
5で予備発光時の反射光量が一番少ない領域〔GNRTN
(n) =Max1〕と2番目に少ない領域〔GNRTN(n)
=Max2〕を選択して、ステップS216でそれら
の領域をLoカット領域に指定する。
【0058】ステップS214で屋外モードでないと判
断された場合には、ステップS217で披露宴モードか
否かを判断して、披露宴モードのときにはステップS2
18へ進み、そうでないときにはステップS211へ進
む。披露宴等で閃光撮影するときに、主要被写体に対す
る調光が不正確になる可能性があるのは、低い反射率の
被写体よりも、高い反射率の被写体、例えば、金屏風や
鏡等がある場合である。そこで、ステップS218で予
備発光時の反射光量が1番多い領域〔GNRTN(n) =M
in1〕と2番目に多い領域〔GNRTN(n) =Min
2〕を選択し、ステップS219でそれらの領域をHi
カット領域に指定する。
【0059】ステップS210で撮影条件設定手段37
がオフの場合、または屋外モードや披露宴モードでない
場合、もしくはカット領域に指定されなかった場合に
は、ステップS211で有効領域に指定する。その後、
ステップS212でMVAL に1を加算する。このような
判定を5領域(n=1〜5)について順次行い(ステッ
プS202,S203,S213)、このサブルーチン
を終了する。
【0060】図9,図10は、調光領域の決定と調光補
正量の計算処理のサブルーチン(図5のステップS2
0)を示した流れ図である。ここで、調光補正量ΔYと
は、測光値の和と調光レベルとを比較して、閃光の発光
を制御するときに、被写界に応じて、比較の度合いを補
正する量であり、調光補正量ΔY>0のときには、発光
量が多い方向に、調光補正量ΔY<0のときには、発光
量が少ない方向に補正する。なお、この実施例では、測
光側のゲインを補正しているが、調光レベルの補正を行
ってもよい。
【0061】まず、ステップS301でカット領域がな
いか否かを判断し、カット領域がない場合には、ステッ
プS322で有効領域の個数MVAL に5を代入して、ス
テップS323で5領域全てを調光領域とする。
【0062】ステップS324では、QGNR =(1/G
NRTN(1))2 +・・・+(1/GNRTN(5))2 を求めた
のち、ステップS325で、予備発光の測光量分布R
(n)=(1/GNRTN(n))2 /QGNR ,〔但し、n=
1〜5〕を求める。
【0063】この後に、ステップS324〜S332
で、測光量分布R(n)に基づいて、調光補正量ΔYを
求める。つまり、測光量分布R(n) が1/5以上か否
かを判断し(ステップS328)、1/5以上のときに
は、TR=TR+1/5を演算し(ステップS32
9)、1/5よりも小さいときには、TR=TR+(1
/5)・R(n) /MAX(R(n) )を演算する(ス
テップS330)。この演算を5つの領域について行っ
たのち(ステップS326,S327,S331)、調
光補正量ΔY=log2 (TR/1)を演算する(ステ
ップS332)。
【0064】次に、ステップS302で5領域全てがH
iカットか否かを判断し、5領域全てがHiカットの場
合には、ステップS319で有効領域の個数MVAL に1
を代入して、ステップS320で、高反射物の影響が最
も少ないと思われる領域のGNRTN(n) が最大の領域を
調光領域とする。但し、最大の領域が複数個の場合に
は、その内の領域番号が最小のものを選び、中央部を優
先させる。この調光領域も、高反射物の影響を必ず受け
ているので、ステップS321で調光補正量ΔYに+1
を代入する。
【0065】さらに、ステップS303で5領域全てが
Loカットか否かを判断し、5領域全てがLoカットの
場合には、ステップS316で有効領域の個数MVAL に
1を代入して、ステップS317で、閃光の反射光が戻
ってこない部分の影響が最も少ないと思われるところの
GNRTN(n) が最小の領域を調光領域とする。但し、G
NRTN(n) が最小の領域が複数個ある場合には、領域番
号が最小のものを選び、中央部を優先させる。この調光
領域も閃光の反射光が戻ってこない部分の影響を必ず受
けるので、ステップS318で調光補正量ΔYに−1を
代入する。
【0066】次いで、ステップS304で5領域全てが
カットで、かつ、Hiカット領域およびLoカット領域
が混在する場合か否かを判断し、その場合には、ステッ
プS313で有効領域の個数MVAL に1を代入する。こ
のとき、主要被写体が一般的な撮影倍率で存在していれ
ば、Loカットになる場合は少ない。従って、Hiカッ
ト領域に隠れてしまっている可能性が大きい。さらに
は、Loカット領域よりもHiカット領域に、被写体と
考えられるものが存在する可能性がはるかに高い。そこ
で、ステップS320の場合と同様に、Hiカットのう
ちで、GNRTN(n) が最大の領域を調光領域とする。但
し、GNRTN(n) が最大の領域が複数個の場合には、そ
の内の領域番号が最小のものを選び、中央部を優先させ
る。この調光領域も、高反射物の影響を必ず受けている
ので、ステップS321で調光補正量ΔYに+1を代入
する。
【0067】最後に、5領域にカットされる領域とカッ
トされない領域が混在する場合には、ステップS305
で有効領域の個数MVAL を元のままとして、ステップS
306で、カットされなかった全ての領域を調光領域と
する。次に、Hiカット領域が存在するか否かを判断し
(ステップS307)、存在する場合には、それは物と
して部分的に存在することが多く、また、Hiカットに
ならない場合でも、隣接した領域が影響を受けているこ
とが多いので、調光補正量ΔYに一律1/3を代入する
(ステップS309)。
【0068】一方、Hiカット領域がない場合には、調
光補正量ΔYに0を代入して(ステップS308)、L
oカット領域が存在するか否かを判断する(ステップS
310)。Loカット領域が存在する場合には、それは
何もないところとして、広く存在する場合が多い。従っ
て、有効範囲が多い(MVAL が大きい)ほど、影響をう
けている可能性が高いので、調光補正量ΔYをΔY−
(MVAL −1)/3とする(ステップS312)。Lo
カット領域がない場合には、調光補正量ΔYをそきまま
にして(ステップS311)、このサブルーチンを終了
する。
【0069】図11は、本発光時のフィルム面による反
射光を分割測光する処理のサブルーチン(図5のステッ
プS22)を示した流れ図である。5つの領域に対して
(ステップS401,S402,S406)、調光領域
(図5のステップS16)か否かを判断する(ステップ
S403)。調光領域の場合には、GHON(n) =γ〔S
V+log2 (1/MVAL)−Sβ−ΔY〕の式から図4
に示したゲイン設定器42a〜42eのゲイン設定を行
う(ステップS404)。また、カット領域の場合に
は、GHON(n)=−10にゲイン設定を行う(ステップ
S405)。なお、カット領域の場合には、GHON(n)
=−10に設定してあるので、実際には測光値に2-10
が掛け合わされ、そこからの出力は無視される。
【0070】本発光を開始し(ステップS407)、各
領域(n=1〜5)での測光値IG(n)が演算され
(ステップS408)、次いでステップS409で演算
された測光値の総和IG=IG(1)+・・・+IG
(5)が、調光レベル(230)に達した段階で(ステ
ップS410)、本発光を停止させ(ステップS41
1)、このサブルーチンを終了する。
【0071】図13は、Hi,Loカット領域の決定処
理のサブルーチン(図5のステップS19)の他の実施
例を示した流れ図である。先ず、ステップS901,S
902で、有効領域数MVAL とnを0に初期値設定す
る。
【0072】ステップS903では、nに1だけ加算
し、次いで、ステップS904において、フラグFL−
Dが1であるか否を判定する。ここで、フラグFL−D
が1でないということは、撮影距離Xが検出されていな
いことを示している。
【0073】フラグFL−Dが1の場合に、すなわち撮
影距離Xが検出されていれば、撮影距離Xが直接測れる
ので、ステップS908へ進む。フラグFL−Dが1で
ない場合には、ステップS905に進み、n=1か否か
を判断する。ステップS905では、変数n=1(中央
部分が演算対象)のときには、ステップS906へ進
み、X=30・(50・f)1/2 ・10-3を代入して、
ステップS908に進む。
【0074】変数n=1でない(中央部分が演算対象で
はない)ときには、ステップS907へ進み、X=60
・(50・f)1/2 ・10-3を代入して、ステップS9
08に進む。
【0075】ステップS908では、ステップS110
(図6)で演算されたGNRTN(n)がKHI・F・Xより
も小さいか否かを判断する。GNRTN(n) <KHI・F・
Xの場合には、その領域に、金屏風や鏡等の高反射率の
物体が存在するか、あるいは撮影距離Xよりも至近側に
被写体(主要被写体でない)が存在すると判断してステ
ップS917に進み、その領域をHiカット領域の候補
としてステップS918に進む。また、GNRTN(n) >
KHI・F・Xである場合には、ステップS909へ進
む。
【0076】なお、撮影距離Xが検出できない場合で
も、GNRTN(n) の値が非常に小さいことが明らかな場
合に限り、ステップS906,S907で求まる値を、
ステップS908で用いることによって、高反射物と判
断され、Hiカット領域の候補とされる。
【0077】また、ステップS906,S907とで
は、ステップS906のほうが小さくなるように工夫し
てある。この理由は、中央部分には主要被写体が存在す
る確率が高いので、周辺部分に比べて中央部分がHiカ
ット領域候補と判断されにくくして、中央部分がカット
されてしまう危険性を減らすためである。
【0078】ステップS909では、フラグFL−Dが
1であるか否を判定し、フラグFL−Dが1の場合には
ステップS913へ、フラグFL−Dが1でない場合に
はステップS910へ進む。ステップS910では、変
数n=1(中央部分が演算対象)のときには、ステップ
S911へ進み、X=100・(50・f)1/2 ・10
-3を代入して、ステップS913に進む。
【0079】また、変数n=1でない(中央部分が演算
対象ではない)ときには、ステップS912へ進み、X
=60・(50・f)1/2 ・10-3を代入して、ステッ
プS913に進む。
【0080】ステップS913においては、ステップS
110(図6)で演算されたGNRTN(n) がGNRTN
(n) >KLO・F・Xか否かを判断する。GNRTN(n)
>KLO・F・Xの場合には、その領域に低反射率の物体
が存在する、例えば、背景が抜けている、と判断してス
テップS916に進み、その領域をLoカット領域の候
補としてステップS918へ進む。
【0081】ここで、上記Hiカット領域の候補および
Loカット領域の候補は調光対象外領域の候補に相当す
る。
【0082】なお、撮影距離Xが検出できない場合で
も、GNRTN(n) の値が非常に大きいことが明らかな場
合に限り、ステップS911,S912で求まる値をス
テップS913で用いることにより、低反射物と判断さ
れ、Loカット領域候補とされる。
【0083】また、ステップS911,S912では、
ステップS911のほうが大きな値となるように工夫し
てある。この理由は、中央部分には主要被写体が存在す
る確率が高いので、周辺部分に比べて、中央部分がLo
カット領域の候補と判断されにくくして、中央部分がカ
ットされてしまう危険性を減らすためである。
【0084】また、ステップS908,S913が共に
否定された場合には、その領域を有効領域の候補、すな
わち調光対象領域の候補として(ステップS914)、
ステップS915で有効領域の個数MVAL に1を加算し
て、ステップS918へ進む。ステップS918では、
変数n=5になるまで繰り返し(ステップS903)、
全領域がすべて演算された場合には、このサブルーチン
を終了する。
【0085】以上の図13の処理によれば、各領域の予
備発光時の測光信号に基づいて、演算されたGNRTN
(n) が、GNRTN(n) <KHI・F・Xの場合には、そ
の領域はHiカット領域の候補となり、GNRTN(n) >
KLO・F・Xの場合には、その領域はLoカット領域の
候補となり、KHI・F・X≦GNRTN(n) ≦KLO・F・
Xの場合には、その領域は有効領域の候補となる。すな
わち、予備発光の測光信号が所定範囲内の領域は調光対
象内領域の候補となり、所定範囲外の領域は調光外領域
の候補となる。従って、所定範囲の領域が測光対象とな
り、高すぎたり、低すぎる輝度の反射を調光のための対
象から外せ、高い確率で主要被写体に露出値をあわせる
ことができる。
【0086】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。例えば、撮影距離を検出できない場合
に、焦点距離に基づいた疑似測距値を用いたが、射出瞳
距離などに基づいた値を用いてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、撮影距離が検出できない場合にも、カット領域の
抽出ができるので、本発光時に、調光に悪影響を与える
領域をカットでき、適正な閃光発光を行うことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの自動調光装置の実施例を
適用したTTL自動調光カメラを示した断面図である。
【図2】実施例に係るカメラの自動調光装置の調光光学
系を示した斜視図である。
【図3】実施例に係るカメラの自動調光装置の制御系を
示したブロック図である。
【図4】実施例に係るカメラの自動調光装置の調光回路
を示す回路図である。
【図5】実施例に係るカメラの自動調光装置のメイン動
作を示す流れ図である。
【図6】予備発光処理のサブルーチン(図5のステップ
S18)を示す流れ図である。
【図7】Hi,Loカット領域決定処理のサブルーチン
(図5のステップS19)を示す流れ図である。
【図8】Hi,Loカット領域決定処理のサブルーチン
(図5のステップS19)を示す流れ図である。
【図9】調光領域の決定と調光補正量の計算処理のサブ
ルーチン(図5のステップS20)を示す流れ図であ
る。
【図10】調光領域の決定と調光補正量の計算処理のサ
ブルーチン(図5のステップS20)を示す流れ図であ
る。
【図11】本発光時のフィルム面による反射を分割測光
する処理のサブルーチン(図5のステップS20)を示
す流れ図である。
【図12】Hi,Loカット領域決定の処理時の焦点距
離と撮影距離の関係を示す線図である。
【図13】Hi,Loカット領域決定処理のサブルーチ
ン(図5のステップS19)の他の実施例を示す流れ図
である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影レンズ 3 ミラー 4 スクリーン 5 ペンタプリズム 6 接眼レンズ 7 集光レンズ 8 測光素子 8a,8b,8c,8d,8e 分割受光素子 9 絞り 10 シャッタ 11 電子閃光装置 12 集光レンズアレイ 12a,12b,12c レンズ 13 分割受光素子 13a,13b,13c,13d,13e 分割受光素
子 FI フィルム 20 フィルム面の露光領域 20a,20b,20c,20d,20e 分割露光領
域 31 制御回路(CPUを含む) 32 レリーズ釦 33 レンズ情報出力回路 34 定常光 35 ISO感度検出回路 36 発光制御回路 37 撮影条件設定手段 40 調光回路 41a,41b,41c,41d,41e 増幅器 42a,42b,42c,42d,42e ゲイン設定
器 43a,43b,43c,43d,43e 積分回路 44 加算器 45 積分回路 46 AD変換器 47 コンパレータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/16 G02B 7/02 - 7/10 G03B 7/28 G03B 15/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備発光と本発光とが可能な閃光手段
    と、 前記閃光手段によって発光され被写界で反射された光束
    を複数領域に分割して測光する測光手段と、 前記測光手段によって測光した本発光時の反射光の測光
    値に対応する量の和が、所定の基準値に達したときに、
    その本発光を停止させる制御手段と、 前記測光手段によって測光した予備発光時の反射光の測
    光値と、予備発光の発光量と装着された撮影レンズの焦
    点距離に応じた疑似距離値とから求められる被写体の予
    想反射光量とを比較し、その比較した結果に基づいて本
    発光時に調光の対象としない領域を決定するカット領域
    決定手段と、 を含むことを特徴とするカメラの自動調光装置。
  2. 【請求項2】 予備発光と本発光とが可能な閃光手段
    と、 前記閃光手段によって発光され被写界で反射された光束
    を、中央部と周辺部の複数領域に分割して測光する測光
    手段と、 前記測光手段によって測光した本発光時の反射光の測光
    値に対応する量の和が、所定の基準値に達したときに、
    その本発光を停止させる制御手段と、 前記測光手段によって測光した予備発光時の反射光の前
    記中央部からの測光値及び前記周辺部からの測光値を、
    予備発光の発光量と装着された撮影レンズの焦点距離に
    応じた遠方の第1の疑似距離値と近距離の第2の疑似距
    離値とから求められる被写体の第1の予想反射光量及び
    第2の予想反射光量と比較し、それらの比較結果に基づ
    いて本発光時に調光の対象としない領域を決定するカッ
    ト領域決定手段と、 を含むことを特徴とするカメラの自動調光装置。
  3. 【請求項3】 撮影距離の計測ができるか否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段が撮影距離の計測ができると判定した場合
    に、前記測光手段によって測光した予備発光時の反射光
    の測光値と、実測値である撮影距離に関連する値を比較
    し、その比較した結果に基づいて本発光時の調光の対象
    としない領域を決定する第2のカット領域決定手段と、 を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のカメラの自動調光装置。
  4. 【請求項4】 前記疑似距離値は、撮影レンズの焦点距
    離または射出瞳距離に基づいて定めた値であることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のカ
    メラの自動調光装置。
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