JP3122897U - 放熱システム - Google Patents
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Abstract
【課題】過度の圧力によって引き起こされる問題を阻止可能な、電子装置を冷却するための放熱システムを提供する。
【解決手段】電子装置100を冷却するための放熱システム2は、電子装置からの熱を吸収するよう電子装置に接続されるよう適応されるヒートシンク24と、内部に冷却剤22を保存するよう適応される冷却剤貯蔵部21と、冷却剤貯蔵部から冷却剤を引き出す駆動機構25と、冷却機構26と、駆動機構が冷却剤貯蔵部から冷却剤を引き出し、冷却剤循環管23と、冷却剤貯蔵部と駆動機構の下流の位置における冷却剤循環管とに接続されるバイパス272と、パイバスを介する冷却剤貯蔵部と冷却剤循環管との間の流体連通を可能にする弁271とを含む圧力安定化機構27とを含む。
【選択図】図2
【解決手段】電子装置100を冷却するための放熱システム2は、電子装置からの熱を吸収するよう電子装置に接続されるよう適応されるヒートシンク24と、内部に冷却剤22を保存するよう適応される冷却剤貯蔵部21と、冷却剤貯蔵部から冷却剤を引き出す駆動機構25と、冷却機構26と、駆動機構が冷却剤貯蔵部から冷却剤を引き出し、冷却剤循環管23と、冷却剤貯蔵部と駆動機構の下流の位置における冷却剤循環管とに接続されるバイパス272と、パイバスを介する冷却剤貯蔵部と冷却剤循環管との間の流体連通を可能にする弁271とを含む圧力安定化機構27とを含む。
【選択図】図2
Description
本考案は、放熱装置に関わり、特に、電子装置を冷却するための放熱装置に係る。
コンピュータの分野における技術が発展するに従って、コンピュータの性能はより一層強力となってきている。従って、コンピュータの中央処理演算ユニット(CPU)といった電子装置によって相当量の熱が発生され、それにより、高温をもたらしている。高温は、コンピュータの適切ではないシャットダウンや、コンピュータ内に格納されたデータにダメージを与えうる。従って、コンピュータ製造業者にとって放熱は大きな関心事である。
図1は、従来の放熱装置1を示し、この装置は、ヒートシンク11、冷却剤12、駆動機構13、冷却機構14、及びその中を冷却剤12が流れることを可能にし、ヒートシンク11及び駆動機構13に接続される管112を含む。
ヒートシンク11は、電子装置100に熱交換可能に接続される本体111を含み、本体111の内部空間を画成する。冷却剤12は、ヒートシンク11の内部空間内に受容され、電子装置100からの熱を運ぶようヒートシンク11の内部空間の中を流れる。
駆動機構13は、放熱装置1内に冷却剤12を循環させるよう使用される。
冷却機構14は、互いに間隔が置かれ、管112の蛇行部141に接続される複数の放熱フィン142を含む。
動作時には、電子装置100から発生される熱は、ヒートシンク11の本体111に伝達され、冷却機構14において放熱されるよう冷却機構14に冷却剤12によって運ばれる。冷却機構14の放熱フィン142は、放熱を容易にするよう管112の蛇行部141に接触する。冷却剤12の循環によって電子装置100によって生成される熱は放熱される。
しかし、従来の放熱装置1において、駆動機構13によって生成される駆動力が強すぎると、放熱装置1内の圧力は高くなりすぎ、それにより、管112の破壊といった放熱装置1に損傷をもたらす。従って、当該技術において、放熱システムに損傷を与えうる度合いまで圧力が上昇することを回避可能な熱放熱システムを提供する必要がある。
従って、本考案は、従来技術において見受けられたように過度の圧力によって引き起こされる問題を阻止可能な、電子装置を冷却するための放熱システムを提供することを目的とする。
本考案では、電子装置を冷却するための放熱システムは、電子装置からの熱を吸収するよう電子装置に接続されるよう適応されるヒートシンクと、内部に冷却剤を保存するよう適応される冷却剤貯蔵部と、冷却剤貯蔵部から冷却剤を引き出す駆動機構と、冷却機構と、駆動機構が冷却剤貯蔵部から冷却剤を引き出し、且つ、冷却剤を介してヒートシンクからの熱を冷却機構に伝達するようヒートシンク及び冷却機構内を通る冷却剤循環管における冷却剤の循環を駆動させるよう冷却剤貯蔵部、冷却機構、ヒートシンク、及び駆動機構に接続される該冷却剤循環管と、冷却剤貯蔵部と駆動機構の下流の位置における冷却剤循環管とに接続されるバイパスと弁とを含む圧力安定化機構とを含む。弁は、バイパスを介する冷却剤貯蔵部と冷却剤循環管との間の流体連通を阻止するよう通常は閉じており、また、冷却剤循環管内の圧力が所定値を超えると開き、それにより、パイバスを介する冷却剤貯蔵部と冷却剤循環管との間の流体連通を可能にする。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例の以下の詳細な説明において明らかとなろう。
図2を参照するに、本考案の放熱システム2の好適な実施例を示す。このシステムは、電子装置100からの熱を吸収するために電子装置100に接続されるよう適応されるヒートシンク24と、内部に冷却剤を保存するための冷却剤貯蔵部21と、冷却剤貯蔵部21から冷却剤22を引き出すための駆動機構25と、冷却機構26と、駆動機構25が冷却剤貯蔵部21から冷却剤22を引き出し、且つ、冷却剤22を介してヒートシンク24からの熱を冷却機構26に伝達するようヒートシンク24及び冷却機構26内を通る冷却剤循環管23における冷却剤22の循環を駆動させるよう冷却剤貯蔵部21、冷却機構26、ヒートシンク24、及び駆動機構25に接続される冷却剤循環管23と、冷却剤貯蔵部21と駆動機構25の下流の位置における冷却剤循環管23とに接続されるバイパス272及び弁271を含む圧力安定化機構27とを含む。
この実施例では、弁271は、バイパス272内に可動に取り付けられる。バイパス272は、冷却剤循環管23内の圧力によって弁271が押された場合にその中に弁271が入ることを可能にする弁271の付近の広い部分273を含む。弁271は、バイパス272を介する冷却剤貯蔵部21と冷却剤循環管23との間の流体連通を阻止するよう通常は閉じている(図2を参照)。その一方で、図3に示すように、弁271は、冷却剤循環管23内の圧力が所定値を超えると閉位置から開位置に動くようバイパス272の広い部分273内に押され、それにより、パイバス272を介する冷却剤貯蔵部21と冷却剤循環管23との間の流体連通を可能にする(図3参照)。
この実施例では、駆動機構25は、ポンプを含む。冷却剤22は水であることが好適である。
この実施例では、ヒートシンク24は、容器240と、容器240内に配置された複数のフィン241を含む。フィン241は、互いから間隔が置かれ、容器240内の冷却剤22と接触する。フィン241は、電子装置100から冷却剤22への熱交換の為のより大きい表面積を与え、それにより放熱効率を高める。
この実施例では、冷却機構26は、複数のフィン261及びファン262を含む。冷却機構26のフィン261は、互いから間隔が置かれ、熱が、冷却剤循環管23を通る冷却剤22から冷却機構26のフィン261に伝達されるよう冷却剤循環管23に接触する。冷却機構26のファン262は、冷却機構26のフィン261を冷却するよう使用される。
動作時には、電子装置100によって発生される熱は、ヒートシンク24のフィン241に伝えられる。冷却剤22がヒートシンク24内を通り、ヒートシンク24からの熱を運ぶようヒートシンク24のフィン241から熱を吸収する。加熱された冷却剤22は、冷却機構26を通過する際に冷却される。冷却された冷却剤22は、ポンプ25の駆動動作によってヒートシンク24に再び循環され、それにより、熱交換循環が続けられる。上述したように、冷却剤循環管23内の圧力が所定値を超えると、弁271は、開位置に動かされる。その結果、冷却剤22の一部は、冷却剤循環管23内の異常な圧力を阻止するようバイパス272を介して冷却剤貯蔵部21に流れ戻る。冷却剤22の残りは、冷却剤循環管23内での熱交換循環を続ける。
この実施例では、電子装置100は、ヒートシンクに直接的に接続される。しかし、本考案は、開示された実施例に限定されるべきではない。例えば、電子装置100は、貯蔵部21に直接的に接続されることが可能である。
圧力安定化機構27によって、従来技術において見受けられた過度の圧力によって引き起こされる問題を回避することが可能である。
本考案は、最も実用的で且つ最も好適であると考えられる実施例に関連して説明したが、本考案は、開示した実施例に限定されず、最大の解釈の範囲及び精神、及び等価の構成に含まれる様々な構成を包含することを意図する。
[関連出願への相互参照]
本考案は、2005年9月21日に出願した台湾出願番号094216236号の優先権を主張する。
本考案は、2005年9月21日に出願した台湾出願番号094216236号の優先権を主張する。
Claims (5)
- 電子装置(100)を冷却するための放熱システム(2)であって、
前記電子装置からの熱を吸収するよう前記電子装置に接続されるよう適応されるヒートシンク(24)と、
内部に冷却剤(22)を保存するよう適応される冷却剤貯蔵部(21)と、
前記冷却剤貯蔵部から前記冷却剤を引き出す駆動機構(25)と、
冷却機構(26)と、
前記駆動機構が前記冷却剤貯蔵部から前記冷却剤を引き出し、且つ、前記冷却剤を介して前記ヒートシンクからの熱を前記冷却機構に伝達するよう前記ヒートシンク及び前記冷却機構内を通る冷却剤循環管における前記冷却剤の循環を駆動させるよう前記冷却剤貯蔵部、前記冷却機構、前記ヒートシンク、及び前記駆動機構に接続される該冷却剤循環管(23)と、
前記冷却剤貯蔵部と前記駆動機構の下流の位置における前記冷却剤循環管とに接続されるバイパス(272)と、前記バイパスを介する前記冷却剤貯蔵部と前記冷却剤循環管との間の流体連通を阻止するよう通常は閉じており、また、前記冷却剤循環管内の圧力が所定値を超えると開き、それにより、前記パイバスを介する前記冷却剤貯蔵部と前記冷却剤循環管との間の流体連通を可能にする弁(271)とを含む圧力安定化機構(27)と、
を含む放熱システム。 - 前記弁は、前記バイパス内に可動に取り付けられ、また、前記冷却剤循環管内の圧力が前記所定値を超えると、閉位置から開位置に可動である請求項1記載の放熱システム。
- 前記ヒートシンクは、容器(240)と、前記容器内に配置された複数のフィン(241)とを含む請求項1記載の放熱システム。
- 前記冷却機構は、ファン(262)と、前記冷却剤循環管に接続される複数のフィン(261)とを含む請求項1記載の放熱システム。
- 前記駆動機構は、ポンプを含む請求項1記載の放熱システム。
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