JP3122569U - 納豆容器 - Google Patents

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栄司 野村
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野村綜合商事株式会社
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Abstract

【課題】 納豆容器に煮豆を充填する行程の能率を高めると共に、収容された納豆の品質の劣化を防止できる納豆容器を提供する。
【解決手段】容器本体2の内面の側壁はほぼ垂直の第1の側壁部24、ほぼ水平の平坦部25、内方に傾斜して設けられた第2の側壁部26より構成され、蓋体4の外側の側壁はほぼ垂直の第3の側壁部44、ほぼ水平の平坦部45、内方に傾斜した第2の側壁部46より構成されている。この容器本体2に蓋体4を被せた場合、両者の側壁部は密着して、蓋体4を被せた後手を離してもヒンジ部5の弾性で蓋体4は半開きになることはなく、また、この隙間から空気が内部に入ることもない。従って蓋体を溶器本体に熱溶着する場合の能率を上げることができる。また、納豆6の塊の四周が乾燥し過ぎて固くなったり、赤味を帯びることもなくなる。
【選択図】 図3

Description

本考案は、販売用に納豆を収納するための納豆容器に関する。
納豆容器は通常、発泡スチロール等の断熱性のプラスチック容器で作られている。工場で蒸煮された大豆の煮豆は納豆菌ともに容器に詰められ蓋をして一定期間発酵させて納豆に変化させた後、市場に送り出される。
この発酵期間に生成されたガスの放出と発酵に必要な空気の導入のための空気孔を容器に設ける必要がある。そこで、発酵を良好に行うために通気口を設けた納豆容器は既に提案されている。
また、納豆を出荷する場合、そのまま積み重ねると嵩ばるので、積み重ねた場合の嵩を少なくすると共に、調味料の袋を収納するために蓋の中央に凹部を形成することも既に提案されている。例えば、何れも特開2002−284215号公報に開示されている。
特開2002−284215号公報。
上記特開2002−284215号公報に開示されている納豆容器では、容器本体に煮豆を充填して蓋体を閉めても納豆の発酵に必要な空気を導入するために、容器本体のフランジ部と蓋体のフランジ部とが密接しないように隙間を空けると共に、積極的に蓋体の凹部の周側壁部に通気口を設けて、空気を供給している。ところが、このように容器の四周から空気を供給すると、煮豆の塊の通気孔に沿った周りだけが乾燥されて固くなり、また、往々にして、空気焼けにより赤味を帯びる場合さえある。
また、この従来の考案では容器本体にはフランジ部のすぐ下に段部が形成され且つその蓋体にも段部が形成されて二段階に狭められた凹部が形成されている。しかしながら、容器本体に蓋体を被せた場合、両者のフランジ部は密接するが容器本体の段部と蓋体の段部とは密接せず、両者の間には可成りの隙間が存在する。従って、製造工程に於いて容器本体に煮豆を充填した後蓋体を閉めて次行程で蓋体のフランジ部と容器本体のフランジ部をスポット熱溶着する場合、蓋体がヒンジ部の弾性によって自然に半開きになるので、いちいち蓋体を抑えながら熱溶着作業をしなければならないので作業能率が悪くなるという欠点がある。
本考案は、容器に充填した煮豆の発酵を順調に行わせ、しかも煮豆の塊の周囲の乾燥を防ぐと共に、空気焼けにより赤味を帯びるのを防ぐ納豆容器を提供することを第1の目的とする。
本考案は、容器に煮豆を充填した後、蓋体を容器本体に熱溶着する際、蓋体が容器本体に装着された状態を維持して蓋体が半開きになるのを防ぎ、熱溶着の作業能率を上げることのできる納豆容器を提供することを第2の目的とする。
本考案の納豆容器は、上面が開放された容器本体と該容器本体の一側に設けられた薄肉ヒンジ部を介して連設された蓋体とよりなり、上記容器本体の内面の側壁は開口部の周側に設けられた方形のフランジ部から下方に向けて伸びる第1の側壁部とその第1の側壁部に続く比較的開口部に近い部分で内方向に向けて屈折されて形成された段状の平坦部と、更にその平坦部に続いて下方向に向けて屈折されて形成された逆方形錘台状の第2の側壁部より構成されいる。この構造を以下の説明を容易にするために容器本体の段部と称する。
また、上記蓋体は方形のフランジ部を残して、中央部には方形の凹部が形成され、該凹部の外壁の側壁は上記フランジ部から下方に向けて屈折されて形成された第3の側壁部と、その第3の側壁部に続く内方向に屈折されて形成された平坦部と、更にその平坦部に続いて下方向に屈折されて形成された逆方形錘台状の第4の側壁部より構成されいる。この構造を以下の説明を容易にするために蓋体の段部と称する。
そして、該蓋体をヒンジ部から折り曲げて上記容器本体の開口部に被せた時に、上記容器本体のフランジ部、第1の側壁部、平坦部および第2の側壁部と上記蓋体のフランジ部、第3の側壁部、平坦部および第4の側壁部とがそれぞれ密接するように形成されていることを特徴とする。
このように納豆容器には空気の流通孔を設けなくとも密封された容器に残存する空気によって納豆の発酵は継続されるが、季節や地域の環境によっては、納豆の発酵によって発生するガス抜きや発酵に必要な空気を補給するために、納豆容器の蓋体の凹部には空気の流通孔となる針穴を1個以上設けるのが好ましい。この針穴は季節や地域に応じて適宜増減することによって、その季節や地域に応じて納豆の発酵に必要とする最適の空気を供給することにより、常に品質の高い納豆を提供することができる。通常針穴の数は1〜20の間で適宜選定することができる。その目安としては冬季は乾燥されやすいので、針穴の数を減らす。夏期は発酵が活発になるので針穴の数を増やす。
納豆容器本体の底部の内面は扁平でも良いが、中高に湾曲して構成することにより、納豆の発酵によって生成される水分や汁等を容器の底の外周に排出することにより、中央部が過度に湿気を帯びてべたべたするのを防止する効果がある。
本考案の納豆容器は蓋体の上面に設けた針穴は納豆容器をインジェクションモールドする際に同時に形成しても良いが、容器を成型後、着脱自在に針を取り付けた穿孔機によって針穴を形成するのが良い。この方法によれば、特に成型用の型を多数作らなくとも、針孔の位置や本数を自由に変えることができるので経済的である。
通常、この種の納豆容器では、容器に収容された納豆は蓋体との間に若干の空間が生じ、納豆の表面が乾燥して固くなるので、ポリエチレンなどの孔あきの保湿シートで納豆の上を覆っている。しかし、保湿シートと納豆の間に納豆の発酵によって発生したガスが溜まると納豆に苦みが生じる欠点がある。本考案では、蓋体の中央に凹部を設けたので、この蓋体を被せた場合、蓋体の凹部、即ち、容器本体の方に突出した凹部の表面が納豆の表面に接触するので、上記のような有孔保湿シートを使用しなくても納豆の乾燥を防ぐことができる。
(1)本考案の納豆容器は、容器本体の段部と蓋体の段部とが密着するように構成されているので、納豆容器に煮豆を充填する行程において、煮豆を充填した後蓋体を閉めると、蓋体の段部は容器本体の段部と密接してその摩擦抵抗によって蓋体は自然に半開きになることが防止される。従って、次の行程のスポット熱溶着の際に蓋体が半開きにならないので能率よく熱溶着作業を行うことができる。
(2)本考案の納豆容器では、空気の流通孔としての針穴は蓋の凹部に設けられているので、納豆の発酵に必要な空気は上から供給され、従来の容器のように蓋の四周から供給されて納豆の塊の四周のみが乾燥されて固くなり、赤味を帯びるのを回避することができる。
(3)本考案の納豆容器は、蓋体の上面に設けた針穴は0個ないし20個の範囲で適宜増減できるので、季節や地域に応じて最適の個数にして納豆の品質を最良の状態に維持することができる。
(4)本考案の納豆容器は、蓋体の上面に設けた針穴は着脱自在に針を取り付けた穿孔機によって形成されるので、成型用の型を作り替えることなく、針の位置や数を自由に変えることができる。
(5)本考案の納豆容器は、蓋体の中央部には方形の凹部が設けられているので、蓋体を被せた場合、蓋体の凹部の表面、即ち容器本体の方に突出した凹部の表面が収容した納豆の表面に接触するので、保湿シートを使用しなくとも納豆の乾燥を防ぐことができる。
本考案の最良の実施形態を次の実施例によって説明する。
本考案の納豆容器1は、図1(平面図)、図2(縦断面図)に示されるように、容器本体2と蓋体4がヒンジ部5を介してインジェクションモールド法によって一体に成型されている。容器本体2の開口部21の四周は幅広のフランジ部23が設けられている。容器の側壁の内側はフランジ部23に続いてほぼ垂直の第1の側壁部24、それに続くほぼ水平の平坦部25、さらにそれに続き内方に傾斜して設けられた第2の側壁部26より構成されていて、容器の外形は逆方形錘台状をなしている。
底面22はほぼフラットであるが横向きのリブ28が6〜8本も受けられている。第2の側壁部26にも縦向きのリブ27が6〜8本設けられている。
容器の底部の内面は、図のようにフラットに構成しても良いが、中高に若干湾曲して構成すれば、容器に収容された煮豆から液汁等がしみ出ても底部の中央に溜まること無く四周に排出されるので、納豆が過度の湿気を帯びてべたべたになる等の品質を損なうことを回避することができる。
蓋体4は四周の幅広のフランジ部43を残して、ほぼ方形の凹部41が形成されている。その凹部41を形成する側壁の外壁はほぼ垂直な第1の側壁部44、それにそれに続くほぼ水平の平坦部45、さらにそれに続き内方に傾斜して設けられた第2の側壁部46より構成されている。その結果、蓋体の外形は蓋を閉めた時に逆方形錘台状をなしている。
図1において蓋体4の凹部41には針穴47が4個開けられているが、季節や地域によって0個〜20個の範囲でその数を増減することができる。
ヒンジ部5にはミシン目51を設けても良い。このミシン目51があれば、納豆容器を開封した際、蓋体4を容器本体2から容易に切り離すことができ、便利である。
この容器に煮豆を充填して蓋体4を容器本体2に被せると、図3、図4のようになり、蓋体4のフランジ部43は容器本体2のフランジ部23と合体される。その際、蓋体4の第3の側壁部44、平坦部45および第4の側壁部はそれぞれは容器本体2の第1の側壁部24、平坦部25および第2の側壁部46とその表面が密接し、手を離しても、蓋体4がヒンジ部5の弾性によって半開きになることは無い。したがって次の行程でスポット熱溶着する作業がスムーズに能率良く行うことができる。
また、スポット溶着であっても、フランジ部から空気が内部に入ることはなくなるので、納豆6の塊の四周部が過度の乾燥により固くなったり、赤味を帯びるのを回避することができる。
本考案の納豆容器の平面図。 図1のA−A線による縦断面図。 本考案の納豆容器の蓋体を閉めた状態を示す縦断面図。 図3の一部拡大説明図。 本考案の納豆容器の側面図。
符号の説明
1 納豆容器
2 容器本体
4 蓋体
5 ヒンジ部
6 納豆
23 フランジ部
24 第1の側壁部
25 平坦部
26 第2の側壁部
41 凹部
43 フランジ部
44 第3の側壁部
45 平坦部
46 第4の側壁部

Claims (3)

  1. 上面が開放された容器本体と該容器本体の一側に設けられた薄肉ヒンジ部を介して連設された蓋体とよりなり、上記容器本体の内面の側壁は開口部の周側に設けられた方形のフランジ部から下方に向けて伸びる第1の側壁部とその第1の側壁部に続く比較的開口部に近い部分で内方向に向けて屈折されて形成された段状の平坦部と、更にその平坦部に続いて下方向に向けて屈折されて形成された逆方形錘台状の第2の側壁部より構成されおり、上記蓋体は方形のフランジ部を残して、中央部には方形の凹部が形成され、該凹部の外面の側壁は上記フランジ部から下方に向けて屈折されて形成された第3の側壁部と、その第3の側壁部に続く内方向に屈折されて形成された平坦部と、更にその平坦部に続いて下方向に屈折されて形成された逆方形錘台状の第4の側壁部より構成されおり、該蓋体をヒンジ部から折り曲げて上記容器本体の開口部に被せた時に、上記容器本体のフランジ部、第1の側壁部、平坦部および第2の側壁部と上記蓋体のフランジ部、第3の側壁部、平坦部および第4の側壁部とがそれぞれ密接するように形成されていることを特徴とする納豆容器。
  2. 上記容器本体の底面の内面は中高に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の納豆容器。
  3. 上記蓋体の凹部に0個ないし20個の針穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の納豆容器。
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