JP3157123U - 納豆容器 - Google Patents

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JP3157123U
JP3157123U JP2009008184U JP2009008184U JP3157123U JP 3157123 U JP3157123 U JP 3157123U JP 2009008184 U JP2009008184 U JP 2009008184U JP 2009008184 U JP2009008184 U JP 2009008184U JP 3157123 U JP3157123 U JP 3157123U
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natto container
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栄司 野村
栄司 野村
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野村綜合商事株式会社
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Abstract

【課題】煮豆を発酵する際に、外部から空気を供給せずに納豆を発酵・熟成させることにできる納豆容器を提供する。【解決手段】納豆容器1はコップ状容器本体2の底面3を湾曲して断面円弧状に内方に向かって突出されている。この底面3にはその中心部7から半径方向に伸びる複数の放射状のリブ6によって上方に突出した複数の扇状区画部4が形成される。この扇状区画部4に上方に突出した半球状の小突起5が多数設けられている。この納豆容器1に煮豆を入れ、納豆菌を噴霧した後、上方開口部9を通気性の無いプラスチックフィルムでトップシールして煮豆を発酵させると、容器上方及び煮豆の塊の底部と小突起5、リブ6および環状凹溝8等によって形成される空隙部に残存する空気だけで煮豆は発酵されて納豆になる。【選択図】図1

Description

本考案は、納豆容器、特にコップ状をしたプラスチック製の納豆容器に関する。
古来から、納豆は、藁や経木によって包装され、販売されていた。従って、納豆を食す
る場合は小鉢等に移し替えて食卓に供されていた。
最近、納豆を紙や合成樹脂製のコップ状の容器に入れ、この容器に蓋をし、包装して販
売し、食事の時は、その容器内の納豆に醤油を掛けてそのまま食する事ができる納豆入り
容器が提案された。例えば、実開昭52−30789号公報参照。
実開昭52−30789号公報
上記実開昭52−30789号公報記載の納豆容器は、工業的には、通常ポリプロピレ
ンにフィラー(無機繊維)を混入したシートを真空成形によって製造されている。形状は
開口部に鍔状のフランジを有し、底面はフラットか又は、断面円弧状に内部に湾曲してい
る。
この容器を使用して納豆を製造する場合は、工場で蒸煮された大豆の煮豆を納豆菌と共
にこのポリプロピレン製のコップ状容器に詰めた後、其の煮豆の上に有孔フイルムを敷き
、その上に必要に応じて調味料やカラシの袋を置き、開口部をポリプロピレンフイルムで
ヒートシールする。ポリプロピレンフイルムは通気性がないので、発酵に必要な空気を供
給するために、予め多数の針穴を開けておく。そして発酵室において一定期間発酵させる
が、発酵に必要な空気はトップシールされたポリプロピレンフイルムの多数の針穴から供
給される。有孔フィルムは調味料の袋が直接納豆に付かないようにすると共に、トップシ
ールされたポリプロピレンフイルムの多数の針穴から供給される空気が直接納豆の表面に
触れて納豆が乾燥し、場合によっては酸化して赤変するのを防止するために不可欠のもの
である。
しかし、上記の有孔フィルムは、食事に際しこれを取り除く時、箸や手に粘り付くので
消費者に敬遠されていた。
また、トップシールされるポリプロピレンフイルムには多数の通気孔が開いているので
、出荷した後でも空気が流通し、納豆が乾燥したり、変質したりするので、容器を更に通
気性のないプラスチックの袋で2重包装したり、A−PATよりなるキャップを被せてい
た。
そこで、本考案はコップ状納豆容器を使用して煮豆を発酵する際に、外部から空気を供
給せずに納豆を発酵・熟成させることにできる納豆容器を提供することを第1の目的とす
る。
さらに、本考案は、上記の有孔フィルムが無くとも、納豆が乾燥したり酸化して赤変す
ることのない納豆容器を提供することを第2の目的とする。
本考案は、上記の目的を達成するために、研究開発を進めた結果、容器内に発酵に要す
る十分な空気が残存する場合は、発酵・熟成期に外部から空気を導入しなくても、容器内
に充填された煮豆は順調に発酵し、熟成されることを見い出した。
この知見に基づいて完成された本考案の納豆容器は、コップ状の納豆容器の底面を湾曲
して断面円弧状に内方に向かって突出させると共に、この底面の表面に半球状の小突起を
多数設けたことを特徴とするものである。
さらに、本考案の納豆容器は、上記底面の中心から半径方向に伸びる放射状のリブによ
って上記底面を区画して複数の扇状区画部を設けると共に、該扇状区画部を上方に膨出さ
せ、上記リブを下方に突出させた構造とすることを特徴とするものである。
上記構造において、リブは全くなくとも煮豆の塊と容器の底面の間に空気だまりを設け
るという目的に沿うものであるが、リブを複数設けて複数の扇状区画部を設けた方が、リ
ブによる底面の強度が増化し、デザイン的にも優れたものになる。その目的からすると、
リブの数は3〜8が適当であり、5〜6がデザイン的にも最も好ましい。
そして、上記扇状区画部内に上記半球状の小突起を多数設けるが、この半球状の小突起
の向きは上方に向かって突出するように構成しても又下方に向かって突出するように構成
してもよい。
トップシールには通気性のないプラスチックフィルムを使用してヒートシールする。ヒ
ートシールするには容器と同種のフィルムを使用しないと、接着しないので、容器にポリ
プロピレンシートを使用する場合は、通気性のないポリプロピレンフィルムを使用する。
しかしながら、納豆の発酵及び熟成過程には、ガスが発生するので、そのガスを外部に
放出する通気孔を設ける必要がある。また、納豆を冷蔵庫等で低温保存する場合は、納豆
の容器内と外部の気圧に差が生じ、容器が収縮し変形するので、それを予防するためにも
通気孔が必要である。内部発生ガスの放出や気圧の差を解消するための通気孔は、極めて
小量のガスを移動させればよく、例えば1個又は2個の針穴をヒートシールするポリプロ
ピレンシートに設ければ十分である。この程度の空気の流通であれば、発酵時に有孔フィ
ルムを使用しなくとも、納豆の乾燥や変質を起こすことはない。
(1)本考案の納豆容器は、容器の底面が湾曲して断面円弧状に内方に向かって突出し、
その表面に半球状の小突起が多数設けられているので、煮豆の塊と容器の底面との間に空
気溜まりが形成され、外部から空気を供給しなくとも、煮豆は発酵して納豆になり、熟成
される。
(2)本考案の納豆容器は、上記のように底部に空気溜まりが形成されるので、外部より
空気を導入しなくても発酵が持続される。従って、有孔シールが無くとも納豆の乾燥や変
質を防止できる。
(3)本考案の納豆容器は、容器の底面が湾曲して断面円弧状に内方に向かって突出し、
その表面に半球状の小突起が多数設けられているので、食事の時に納豆を掻き混ぜる際に
、納豆が半球状の小突起に捕まり、空回りせずに良く掻き混ぜやすくなる。また、保存中
納豆からしみ出た液汁は容器の周辺部に集められ、納豆の底面が濡れて品質が悪くなるこ
とがない。
(4)本考案の納豆容器は、容器の底面の中心から半径方向に伸びる放射状のリブによっ
て複数の扇状区画部が形成され、扇状区画部が上方に膨出し、その分リブが下方に突出し
ているので、底面の強度が高まると共にデザイン的にも優れた構造となる。さらに、下方
に突出したリブの内側に窪みができるので、空気溜まりとして機能し、空気の流通しにく
い煮豆の下側にも空気が行き渡り、均質な納豆が醸成される。
本考案の納豆容器の斜視図。 本考案の納豆容器の側面図。 本考案の納豆容器の平面図。 本考案の納豆容器の底面図。 図3のA−A線による縦断面図。 本考案の納豆容器に納豆を充填した状態を示す説明図。
本考案の最良の実施形態を次の実施例によって説明する。
本考案の納豆容器1は、図1乃至図4に示されるように、容器本体2はコップ状をして
いて、その開口部9の円周に沿って環状の鍔10が設けられている。また、容器本体2の
底面3は図5の断面図に示されるように断面円弧状に内方に向かって膨出されている。
容器本体2の底面3には図3に示されるように、突出した円形の中心部7より放射状に
伸びる6本のリブ6が設けられている。このリブ6は下方に突出しているので、このリブ
によって6つに区画された扇状区画部4が上方に突出した形状で形成される。また、6本
のリブ6の先端は底面3の内面の円周に沿った環状の凹溝8に結合されている。
各扇状区画部4には上向きに突出した半球状の小突起5が多数規則的に配列されている
。なお、図4の底面図の模様は図3の平面図の模様と同一であるが、その凹凸の状態は逆
になる。
この納豆容器で納豆を製造するには、図6に示されるように、先ず納豆容器1に蒸かし
た大豆を投入し、納豆菌を噴霧する。そして、開口部9の環状の鍔10にプラスチックフ
イルムをヒートシールしてトップシール11を形成して容器1を密閉する。なお、トップ
シールには通気性のないプラスチックフイルムを使用するが、発酵時に発生するガス抜き
の針孔を1個乃至は2個程度設けることが好ましい。
この状態で発酵室で熟成すると大豆は発酵し、熟成される。発酵に必要な空気は容器1
の上部に残存する空気と、扇状区画部4上の小突起5、リブ6や凹溝8によって形成され
る大豆の塊12の底部との隙間に残存する空気によってまかなわれる。なお、13はトッ
プシール11をはがすためのリブである。
1 納豆容器
2 容器本体
3 底面
4 扇状区画部
5 小突起
6 リブ
7 中心部
8 環状凹溝
9 開口部
10 鍔
11 トップシール

Claims (6)

  1. 上面が開放されたコップ状容器の底面を湾曲して断面円弧状に内方に向かって突出させ
    ると共に、該底面の表面に半球状の小突起を多数設けたことを特徴とする納豆容器。
  2. 上記底面の中心から半径方向に伸びる放射状のリブによって上記底面を区画して複数の
    扇状区画部を設けると共に、該扇状区画部を上方に膨出させ、上記リブを下方に突出させ
    た構造とすることを特徴とする請求項1に記載の納豆容器。
  3. 上記扇状区画部内に上記半球状の小突起を多数設けたことを特徴とする請求項2に記載
    の納豆容器。
  4. 上記半球状の小突起を上方に向かって突出するようにして設けたことを特徴とする請求
    項3に記載の納豆容器。
  5. 上記半球状の小突起を下方に向かって突出するようにして設けたことを特徴とする請求
    項3に記載の納豆容器。
  6. トップシールに通気性のないプラスチックフイルムを使用することを特徴とする請求項
    1に記載の納豆容器。
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