JP3122221B2 - バーナー付缶詰 - Google Patents

バーナー付缶詰

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーナー付缶詰、さらに
詳しくは内容物を加熱するためのバーナーを備えた缶詰
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、缶詰は保存食品に使用されてお
り、この内容物を加熱して調理するときには、缶詰の蓋
を開けて内容物を出して調理している。また、缶入り飲
料については、自動販売機などで温めて販売されている
ものもあるが、そのまま放置しておけば冷めてしまう。
そのため、ハイキングや登山などに携帯した缶詰や缶入
り飲料は、加熱したり温めたりしたいときには別に携帯
燃料等を用意して加熱しなければならなかった。
【0003】また、屋外で使用するための携帯燃料や携
帯コンロ等の加熱装置が知られているが、これらの加熱
手段を食品とともに携帯するのは面倒でもあり、また調
理の手間も面倒であった。
【0004】調理を簡単にするために、熱湯を注ぐだけ
でよいインスタント食品も多く知られているが、屋外で
はそのための熱湯を得るのにも上記のような加熱手段が
必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記状況に鑑
み、缶詰の内容物を加熱前に蓋を開けて出すことなく、
どこでも簡単にそのまま調理でき、また缶入り飲料もそ
のままどこでも温めることができるバーナを備えた缶詰
あるいは缶入り飲料、さらには缶に入れた食品、飲料以
外のもの(これらを総称して缶詰という)を提供せんと
するものであるが、上記缶詰をバーナーで加熱した際
に、この缶詰を密封状態のまま加熱すると内容物の温度
上昇により缶本体の内部圧力が高くなり、加熱中の破
裂、開封時の内容物の噴出に起因する弊害が発生する恐
れがある。
【0006】そこで、本発明は上記点につき、加熱時に
は自動的に缶本体に蒸気等の排出孔を穿孔するようにし
たバーナー付缶詰を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のバーナー付缶詰は、少なくとも上端を開放した外ケ
ースと、該外ケースの上部内側に、該外ケースとの間に
燃焼ガスが上昇する間隙を形成して収容固定された、使
用時に加熱される内容物を収容した円筒状の耐熱性缶本
体からなる缶詰と、前記外ケースの下部内側に前記缶詰
を加熱するよう収容固定された、着火手段を備えたバー
ナーと、該バーナーに燃料を供給するよう、前記外ケー
スの下部内側に固定された燃料タンクと、前記バーナー
の着火操作を行う操作部材に連係して移動し、前記缶本
体の上部に蒸気等の排出孔を自動的に穿孔する開孔レバ
ーとを備えたことを特徴とするものである。
【0008】ここで缶詰の内容物とは、上記のように煮
たり、炒めたり、蒸したりして加熱することにより調理
される食品や、温めて飲用するのに適する飲料のみなら
ず、煮沸して使用するのに適する蒸しタオルや注射針、
あるいは湯タンポのように温めて使用するもの等、加熱
して食用、飲用、使用に供するもの全てを含む。
【0009】
【作用】前記したように本発明によるバーナー付缶詰
は、缶詰を加熱するべくバーナーに着火するために操作
部材を操作すると、この操作部材の操作に連動して開孔
レバーが作動して缶本体の上部に自動的に排出孔を穿孔
するものであり、この排出孔から内容物の加熱に応じて
発生する蒸気等を排出して缶詰の内部圧力を低下させ、
加熱中の破裂、開封時の内容物の噴出を防止するように
している。
【0010】また、バーナーによる燃焼ガスは缶詰と外
ケースとの間の間隙を上昇するものであって、バーナー
による加熱効率が高く、有効に燃料を使用して加熱する
ことができる。さらに、携帯に便利で、バーナーの着火
によりいつでもどこでも缶詰の内容物を加熱することが
でき、内容物の商品価値を高めるとともに、缶詰の適用
範囲を拡大することができるものである。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の各実施例を説明
する。
【0012】<実施例1>図1は、本例のバーナー付缶
詰の基本的構造を示す断面図、図2はその外観の一例を
示す一部切開斜視図である。
【0013】バーナー付缶詰は、基本的に少なくとも上
端を開放した円筒状の外ケース2と、この外ケース2の
上部内側に、該外ケース2との間に燃焼ガスが上昇する
間隙4を形成して収容固定された、上端面に開蓋用タブ
6aを有する蓋6bを備えた円筒状の耐熱性缶本体6cからな
る缶詰6と、前記外ケース2の下部内側に前記缶詰6を
加熱するよう収容固定された、着火手段8を備えたバー
ナー10と、該バーナー10に燃料を供給するよう、前記外
ケース2の下部内側に固定された燃料タンク12とからな
り、前記缶詰6は使用時に加熱される内容物5を収容
し、前記外ケース2は、前記バーナー10に外部の空気を
供給するための通気口2aと、前記着火手段8を外部から
操作するための開口2bを備えている。
【0014】また、前記外ケース2における着火手段8
を外部から操作するための前記開口2bは、バーナー10の
炎が燃えているかどうかを外から確認できるような窓14
および前記燃料タンク12の残留燃料の量を確認するため
の目盛の付いた窓16を備えている。このためには、前記
燃料タンク12は、外から残留燃料の量が見えるような透
明材料で少なくとも一部が形成されており、前記外ケー
ス2の窓16がこの外から残留燃料の量が見えるような透
明材料で形成されている部分に設けられていなければな
らない。
【0015】さらに、前記バーナー10の着火手段8は、
バーナー10へのガスの供給および着火を行うための操作
部材21を備えており、この操作部材21に連係して作動す
る開孔レバー22が設けられている。この開孔レバー22
は、上端部が前記間隙4を通って上方に延び、缶本体6c
の上部に対向する位置に穿孔用の尖鋭な突起22a が形成
されている。
【0016】図3は、前記バーナー10の構造および操作
部材21と開孔レバー22の連係構造を示している。高圧ガ
スを収容する燃料タンク12の側方にはハウジング23が連
接されて、上方に広がるガス室24が形成されている。そ
して、上記燃料タンク12の上部側壁に上記ガス室24に連
通する連通孔25が形成され、この連通孔25がガス室24に
配設された揺動レバー27の一端に取り付けられた弁ゴム
28の圧接によって開閉される。上記揺動レバー27は中間
部が支点によって回動自在に支持され、他端部がリター
ンスプリング29によって閉弁方向に付勢され、このリタ
ーンスプリング29と反対面にはレバーピン31の先端が当
接する。
【0017】一方、前記燃料タンク12の上方で前記ガス
室24の側部には、該ガス室24から前記バーナー10にガス
を送給するガスパイプ32が設けられている。このガスパ
イプ32の先端上部にバーナー10が取り付けられ、基部に
はガス室24に開口された噴出口33に連通する先端部が細
く形成されたノズル34が設けられている。上記ガスパイ
プ32とバーナー10とは一体成形してもよい。
【0018】前記レバーピン31は先端部がOリング36に
よってシールされた状態でハウジング23から突出してお
り、このレバーピン31に着火手段8の操作部材21が連係
するように構成されている。すなわち、操作部材21は枢
支ピン37によって支持されて上下方向に揺動自在に設け
られ、操作部21a が外ケース2より突出して操作可能で
あり、下方に延びる連係部21b が設けられるとともに、
スプリング38が介装されて復帰方向に付勢されている。
上記連係部21b は、操作部材21の下回動時に下端部が前
記レバーピン31の先端に接触して該レバーピン31を没入
作動させるように形成されている。
【0019】また、具体構造は図示していないが、点火
燃焼中には上記レバーピン31の没入作動もしくは揺動レ
バー27の開作動状態が維持されるように、ロック機構が
設置されているものである。同様に、具体構造は図示し
ていないが、前記操作部材21の下回動操作に伴ってピエ
ゾ式圧電ユニットを操作して、バーナー10に放電点火を
行うように放電電極等が設けられている。
【0020】さらに、上記操作部材21には枢支ピン37の
上方に係合突起21c が設けられ、この係合突起21c が開
孔レバー22の下端係合部22b に係合するように構成され
ている。開孔レバー22はピンによって回動自在に支持さ
れ、下端係合部22b に前記操作部材21の係合突起21c が
接触した際に、該開孔レバー22が回動して上端の突起22
a が缶本体6cの上部側面に押圧されて該缶本体6cに排出
孔を穿孔するように設けられている。
【0021】前記缶詰6の缶本体6cと外ケース2との間
には、燃焼ガスが上昇する間隙4が形成されているが、
この間隙4を形成する構成と外ケース2と缶本体6cとを
固定する手段とが兼用して設けられている。すなわち、
図4に水平断面を示すように、外ケース2と缶本体6cと
の間に縦に延びた波状の仕切板9が設けられ、この波状
の仕切板9は、図1、図2に示すように、缶本体6cの下
端よりも下方まで伸びて形成されている。このときは、
その仕切板9が両者を固定する作用を有するとともに仕
切板9の波型の内側の空間9aが、燃焼ガスが上昇する間
隙4となる。なお、上記仕切板9の形状は、図示のよう
な曲面部分を含む形状のほか、平面状に折曲された三角
波状に設けてもよい。
【0022】上記実施例の作動を説明すれば、缶詰を加
熱するべくバーナー10による燃焼を開始する場合には、
操作部材21の操作部21a を押し下げるように操作する
と、その連係部21b によってレバーピン31が没入作動し
て揺動レバー27をリターンスプリング29に抗して回動さ
せ、弁ゴム28が連通孔25から離れて燃料タンク12からガ
ス室24へ燃料が送給される。また、このガス室24内の燃
料は噴出口33からノズル34によってガスパイプ32を経て
バーナー10から噴出される。
【0023】そして、この噴出ガスへの点火によって燃
焼が行われ、噴出する炎によって缶本体6cの底部から直
接加熱を行うものであるが、前記仕切板9の下端部が缶
本体6cの底部より低く形成されていることから、バーナ
ー10の炎による熱気は仕切板9より内側の缶本体6cの周
壁に面する内側の空間9aのみを上昇し、効率よく缶詰6
の加熱を行うとともに、外ケース2の温度上昇を抑制し
ている。
【0024】また、上記燃料の供給および点火と同時
に、前記操作部材21の着火操作すなわち回動に応じて係
合突起21c が開孔レバー22の係合部22b に係合して、該
開孔レバー22を回動させて缶本体6cに排出孔を自動的に
穿孔するものであって、加熱による内圧上昇を上記排出
孔からの蒸気等の排出によって抑制する。消火時にはレ
バーピン31を突出作動させることで揺動レバー27がリタ
ーンスプリング29の付勢力によって回動し、弁ゴム28が
連通孔25を閉じることによってガスの噴出を停止してバ
ーナー10による燃焼を終了する。
【0025】なお、前記実施例に対し、温度変化などが
あっても供給ガスの圧力が略一定となるように調整する
ガバナー機構を組み込むようにしてもよく、例えば、ガ
ス室24の圧力が上昇した際に揺動レバー27を閉作動し、
圧力が低下するのに応じて開くようにダイヤフラムを設
置するのが好適である。
【0026】また、前記実施例の揺動レバー27の操作に
よるガスの供給の開閉を行う構造に代えて、ノズル34の
部分にガスの供給を開閉するバルブ機構を配設し、この
バルブ機構を操作部材21の点火作動に応じて開操作する
ように連係させるようにしてもよく、その場合には揺動
レバー27は省略するかガバナー機構によって圧力に応じ
て連通孔25を開閉作動するように構成すればよいもので
ある。
【0027】<実施例2>本例は、図5および図6に示
し、着火操作にともなって開蓋用タブを開作動するよう
に構成した例である。
【0028】本例の缶詰6は、缶本体6cの蓋6bの中心部
分に開蓋用タブ6aが設けられ、底部のバーナー10および
燃料タンク12は前例同様に構成され、その着火手段8
は、バーナー10へのガス供給を開閉するバルブ機構40の
操作および着火操作を行う操作部材41を備えており、こ
の操作部材41に連係して缶詰6に穿孔する開孔レバー42
が設けられている。
【0029】上記開孔レバー42は、下端が上記操作部材
41に連結されたロッド部42a が間隙4を通って上方に延
び、上端の連結部42b を介して缶詰6の上部を中心方向
に伸びるレバー部42c が揺動自在に連結され、該レバー
部42c のてこ状の先端部42dが前記開蓋用タブ6aの下側
に蓋6bとの間に挿入されて構成されている。
【0030】そして、本例の構造では、前記操作部材41
の押し下げに伴う着火操作により、開孔レバー42はロッ
ド部42a が下方に引かれ、レバー部42c の連結部42b が
下げられて先端部42d が開蓋用タブ6aを起こして開封す
るものであり、着火操作に連動して排気孔を自動的に開
口するものである。
【0031】<実施例3>本例は、図7および図8に示
し、着火操作にともなって蓋6bに排気孔を穿孔するよう
に構成した例である。
【0032】本例の着火手段8は前例と同様のバルブ機
構40の操作および着火操作を行う操作部材41を備えてお
り、この操作部材41に連係して缶詰6に穿孔する開孔レ
バー44が設けられている。
【0033】上記開孔レバー44は、下端が操作部材41に
連結されたロッド部44a が間隙4を通って上方に延び、
上端部44b は蓋6bの上方で中心方向に屈曲し、さらに、
先端部44c は下方に屈曲して尖鋭に形成されている。
【0034】そして、本例の構造では、前記操作部材41
の押し下げに伴う着火操作により、開孔レバー44はロッ
ド部44a が下方に引かれ、先端部44c が蓋6bに押圧され
て排出孔を自動的に穿孔するものである。
【0035】<実施例4>本例は、図9および図10に
示し、着火操作にともなって蓋6bに排気孔を穿孔するよ
うに構成した例である。
【0036】本例の着火手段8は前例と同様のバルブ機
構40の操作および着火操作を行う操作部材41を備えてお
り、この操作部材41に連係して缶詰6に穿孔する開孔レ
バー46が設けられている。
【0037】上記開孔レバー46は、下端が上記操作部材
41に連結されたロッド部46a が間隙4を通って上方に延
び、上端の連結部46b を介して缶詰6の上部を反対側に
伸びるレバー部46c が揺動自在に連結され、該レバー部
46c の先端部46d は蓋6bと缶本体6cとの連結部に係合さ
れ、この先端部46d より少し内側のレバー部46c の下面
には穿孔用の尖鋭な突起46e が形成されて構成されてい
る。
【0038】そして、本例の構造では、前記操作部材41
の押し下げに伴う着火操作により、開孔レバー46はロッ
ド部46a が下方に引かれ、レバー部46c の連結部46b が
下げられて該レバー部46c が先端部46d を支点として回
動し、突起46e が蓋6bに押圧されて排出孔を自動的に穿
孔するものである。
【0039】なお、前記各実施例において、操作部材2
1,41 は、上下回動式の他、左右回動式のもの、回転式
のもの、押し込み式のものなどに適宜設計変更可能であ
り、これに応じて燃料の供給開閉を行う機構、点火機
構、開孔レバー22,42,44,46 との連係機構が設計変更さ
れる。
【0040】さらに、前記バーナー10の炎が燃えている
かどうかを外から確認するための手段としては、前記窓
14の設置が設計上困難な場合等には、窓14の代りにオプ
ティカルファイバやミラー等の光学手段を用いて見やす
い位置でバーナー10の炎を外から観察できるようにする
こともできる。
【0041】また、外ケース2の外周面には、バーナー
10で缶詰6を加熱しているときに外ケース2の外周面に
手で触れても火傷をしない程度に断熱効果を有する断熱
手段を設けるのが望ましい。このための手段としては、
外ケースの材料自体を断熱効果の高い材料で少なくとも
一部形成すること等が考えられる。
【0042】前記バーナー10の着火手段8としては、ピ
エゾ式自動点火装置を採用するのが、その簡便さ等から
して実用上好ましく、バーナー10はパイロットバーナー
とメインバーナーの2段式として、パイロットバーナー
ヘ圧電点火をするようにしてもよい。また、バーナー10
は、炎が消えたときにバーナー10への燃料の供給を自動
的に遮断する安全装置を備えているのが、安全上望まし
い。
【0043】燃料タンク12としては、耐圧性の良いプラ
スチックを採用することができる。そして、残留燃料の
量が外から見えるように、例えば透明ナイロンのような
透明なプラスチックを使用するとよい。また、燃料のガ
スが抜けたときにガスを再充填することができるように
タンクの底にゴム栓を着脱自在に設け、外ケース2の外
にはこのゴム栓の上から目隠しのシールを設けるように
してもよい。あるいは、このゴム栓の代りに、従来から
使用されているようなプラスチックのネジとゴムのOリ
ングを組み合わせた栓を用いてもよい。
【0044】本発明によるバーナー付缶詰の応用範囲は
極めて広く、例えばカップラーメン等の麺類や、ご飯、
味噌汁、スープ、ゆで卵等の食品の他、コーヒー、茶、
ミルク、湯等の飲料、および、蒸しタオルや煮沸による
消毒を要する医療器具、衛生器具等の非食品にも適用す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によるバーナー付缶詰は、いつで
もどこでも缶詰の内容物を簡単に加熱することができる
ので、種々の食品や飲料、あるいはその他のものを熱
い、あるいは温かい状態で供することができ、実用上極
めて便利である。また、缶詰と外ケースとの間に燃焼ガ
スが上昇する間隙が形成されているから、バーナーの燃
焼効率が高く、燃料消費量の低減が図れる。
【0046】さらに、バーナーの操作を行う操作部材に
連係して缶本体の上部に蒸気等の排出孔を自動的に穿孔
する開孔レバーを設けたことにより、操作部材によるバ
ーナーの着火操作に連動して缶本体に排出孔を穿孔する
ことができ、加熱時における缶詰の内力上昇を回避し、
加熱中の破裂、開封時の内容物の噴出等の発生を防止す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるバーナー付缶詰の
基本的構造を示す断面図
【図2】その外観の一例を示す一部切開斜視図
【図3】バーナーの着火手段の部分の詳細構造例を示す
要部断面図
【図4】バーナー付缶詰の外ケースと缶詰との間の構造
例を示す水平断面略図
【図5】本発明の第2の実施例によるバーナー付缶詰の
基本的構造を示す断面図
【図6】その概略平面図
【図7】本発明の第3の実施例によるバーナー付缶詰の
基本的構造を示す断面図
【図8】その概略平面図
【図9】本発明の第4の実施例によるバーナー付缶詰の
基本的構造を示す断面図
【図10】その概略平面図
【符号の説明】
2 外ケース 5 内容物 6 缶詰 6a 開蓋用タブ 6b 蓋 6c 缶本体 8 着火手段 10 バーナー 12 燃料タンク 21,41 操作部材 22,42,44,46 開孔レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上端を開放した外ケースと、 該外ケースの上部内側に、該外ケースとの間に燃焼ガス
    が上昇する間隙を形成して収容固定された、使用時に加
    熱される内容物を収容した円筒状の耐熱性缶本体からな
    る缶詰と、 前記外ケースの下部内側に前記缶詰を加熱するよう収容
    固定された、着火手段を備えたバーナーと、 該バーナーに燃料を供給するよう、前記外ケースの下部
    内側に固定された燃料タンクと、 前記バーナーの着火操作を行う操作部材に連係して移動
    し、前記缶本体の上部に蒸気等の排出孔を自動的に穿孔
    する開孔レバーとを備えたことを特徴とするバーナー付
    缶詰。
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