JP3122073B2 - ワイヤーロープ脱輪防止装置 - Google Patents
ワイヤーロープ脱輪防止装置Info
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- JP3122073B2 JP3122073B2 JP09350626A JP35062697A JP3122073B2 JP 3122073 B2 JP3122073 B2 JP 3122073B2 JP 09350626 A JP09350626 A JP 09350626A JP 35062697 A JP35062697 A JP 35062697A JP 3122073 B2 JP3122073 B2 JP 3122073B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤーロープ脱輪
防止装置に関するものであり、特に、建設機械に備えら
れているブライドル及びベイル間に掛け廻されるワイヤ
ーロープが該ブライドル及びベイルのシーブから脱輪す
ることを防止するためのワイヤーロープ脱輪防止装置に
関するものである。
防止装置に関するものであり、特に、建設機械に備えら
れているブライドル及びベイル間に掛け廻されるワイヤ
ーロープが該ブライドル及びベイルのシーブから脱輪す
ることを防止するためのワイヤーロープ脱輪防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、此種建設機械に備えられているブ
ライドル及びベイル間に掛け廻されるワイヤーロープ
は、その脱輪を防止するための装置として該ブライドル
及びベイルの各シーブの回転方向外側端面であって、該
シーブが軸着されているシーブフレーム間にピンを貫通
して該ピンを該シーブフレームに固定して成るものが用
いられていた。
ライドル及びベイル間に掛け廻されるワイヤーロープ
は、その脱輪を防止するための装置として該ブライドル
及びベイルの各シーブの回転方向外側端面であって、該
シーブが軸着されているシーブフレーム間にピンを貫通
して該ピンを該シーブフレームに固定して成るものが用
いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤーロープ
脱輪防止用ピンは、ワイヤーロープをシーブに掛け廻し
た後にシーブフレーム間に貫通させて、掛け廻されたワ
イヤーロープの脱輪を防止しようとするものである。従
って、多連シーブ装置に於ては、並設されている各シー
ブに該ワイヤーロープを掛け廻す作業時に、該ワイヤー
ロープが弛緩して、折角シーブに掛け廻されたワイヤー
ロープが脱輪することがある。かかる脱輪を防止するた
め、従来は掛け廻されたワイヤーロープが弛緩しないよ
うにワイヤーロープの張力保持専用の作業員が必要であ
った。
脱輪防止用ピンは、ワイヤーロープをシーブに掛け廻し
た後にシーブフレーム間に貫通させて、掛け廻されたワ
イヤーロープの脱輪を防止しようとするものである。従
って、多連シーブ装置に於ては、並設されている各シー
ブに該ワイヤーロープを掛け廻す作業時に、該ワイヤー
ロープが弛緩して、折角シーブに掛け廻されたワイヤー
ロープが脱輪することがある。かかる脱輪を防止するた
め、従来は掛け廻されたワイヤーロープが弛緩しないよ
うにワイヤーロープの張力保持専用の作業員が必要であ
った。
【0004】そこで、このようなワイヤーロープの張力
保持専用の作業員を必要とせず、且つ、多連に掛け廻さ
れるワイヤーロープが弛緩しても、掛け廻されるワイヤ
ーロープが脱輪しないようにして該ワイヤーロープのシ
ーブの掛け廻し作業が容易且つ、確実に施工することが
できるようにするために解決されるべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを
目的とする。
保持専用の作業員を必要とせず、且つ、多連に掛け廻さ
れるワイヤーロープが弛緩しても、掛け廻されるワイヤ
ーロープが脱輪しないようにして該ワイヤーロープのシ
ーブの掛け廻し作業が容易且つ、確実に施工することが
できるようにするために解決されるべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、対峙するシーブフレ
ーム間に、複数のシーブが同軸に軸着され、各シーブに
夫々ワイヤーロープが掛け廻される多連シーブ装置に於
いて、該多連シーブ装置の一方のシーブフレームの外側
より挿入され、且つ、該シーブの外側端面の直近を通
り、他方のシーブフレーム迄貫通する脱輪防止用ピンを
設け、該脱輪防止用ピンには軸方向に所定間隔を有した
係止部が設けられ、且つ、該係止部の間隔は該脱輪防止
用ピンを固定機構によって固定した時、各シーブ毎に覆
装し得る間隔であり、更に、該ピンを該ピンに設けられ
た前記係止部にて固定するための固定機構が、前記シー
ブフレームに設けられているワイヤーロープ脱輪防止装
置、及び前記脱輪防止用ピンは二分割され、且つ、夫々
の分割面に凹凸部を対峙して形成し、該凹凸部を嵌合し
て前記二分割された分割片を相互に結合できるように形
成されたワイヤーロープ脱輪防止装置を提供するもので
ある。
するために提案されたものであり、対峙するシーブフレ
ーム間に、複数のシーブが同軸に軸着され、各シーブに
夫々ワイヤーロープが掛け廻される多連シーブ装置に於
いて、該多連シーブ装置の一方のシーブフレームの外側
より挿入され、且つ、該シーブの外側端面の直近を通
り、他方のシーブフレーム迄貫通する脱輪防止用ピンを
設け、該脱輪防止用ピンには軸方向に所定間隔を有した
係止部が設けられ、且つ、該係止部の間隔は該脱輪防止
用ピンを固定機構によって固定した時、各シーブ毎に覆
装し得る間隔であり、更に、該ピンを該ピンに設けられ
た前記係止部にて固定するための固定機構が、前記シー
ブフレームに設けられているワイヤーロープ脱輪防止装
置、及び前記脱輪防止用ピンは二分割され、且つ、夫々
の分割面に凹凸部を対峙して形成し、該凹凸部を嵌合し
て前記二分割された分割片を相互に結合できるように形
成されたワイヤーロープ脱輪防止装置を提供するもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って詳述する。図1に於て、1は建設機械の一例の
クローラクレーンを示す。該クローラクレーン1は下部
走行体2の上部に上部旋回体3が配設され、該上部旋回
体3の前部にブーム4が起伏自在に設けられており、更
に該ブーム4はフックロープ5を介してフック6が吊り
下げられている。又、該ブーム4を起伏させるために、
ウインチドラム7から繰り出されるブーム俯仰用のロー
プ(以下ワイヤーロープと称す)8がブライドル9及び
ベイル10間に掛け廻されており、該ワイヤーロープ8
の一端部が該ベイル10に繋止ピン12によって固定さ
れている。
に従って詳述する。図1に於て、1は建設機械の一例の
クローラクレーンを示す。該クローラクレーン1は下部
走行体2の上部に上部旋回体3が配設され、該上部旋回
体3の前部にブーム4が起伏自在に設けられており、更
に該ブーム4はフックロープ5を介してフック6が吊り
下げられている。又、該ブーム4を起伏させるために、
ウインチドラム7から繰り出されるブーム俯仰用のロー
プ(以下ワイヤーロープと称す)8がブライドル9及び
ベイル10間に掛け廻されており、該ワイヤーロープ8
の一端部が該ベイル10に繋止ピン12によって固定さ
れている。
【0007】次に、図2乃至図4に従って多連シーブ装
置の一例としてのブライドル9及びシーブフレームの一
例としてのブライドルフレーム13a,13bについて
説明する。而して、該ブライドル9には前記ブライドル
フレーム13a及び13bが対峙して配設されており、
そして、該ブライドルフレーム13a,13bの略中心
部に軸ピン14によってシーブ15a,15b,15c
が軸着されている。
置の一例としてのブライドル9及びシーブフレームの一
例としてのブライドルフレーム13a,13bについて
説明する。而して、該ブライドル9には前記ブライドル
フレーム13a及び13bが対峙して配設されており、
そして、該ブライドルフレーム13a,13bの略中心
部に軸ピン14によってシーブ15a,15b,15c
が軸着されている。
【0008】又、該ブライドルフレーム13a及び13
bには、該シーブ15a,15b,15cに順次掛け廻
されるワイヤーロープ8の脱輪を防止するための脱輪防
止用ピン16,16…を嵌挿するための挿入孔19,1
9…が開穿されている。そして、該挿入孔19,19…
は、該脱輪防止用ピン16を該挿入孔19,19…に嵌
挿した時、前記シーブ15a,15b,15cに掛け廻
されたワイヤーロープ8が該脱輪防止用ピン16によっ
て該シーブ15a,15b,15cから脱落することが
阻止されるように、前記シーブ15a,15b,15c
の外側端部に近接した位置に開穿されている。加えて、
該挿入孔19,19…は、該シーブ15a,15b,1
5cに該ワイヤーロープ8が掛け廻される側面の180
°の範囲内に略90°毎に開穿されている。
bには、該シーブ15a,15b,15cに順次掛け廻
されるワイヤーロープ8の脱輪を防止するための脱輪防
止用ピン16,16…を嵌挿するための挿入孔19,1
9…が開穿されている。そして、該挿入孔19,19…
は、該脱輪防止用ピン16を該挿入孔19,19…に嵌
挿した時、前記シーブ15a,15b,15cに掛け廻
されたワイヤーロープ8が該脱輪防止用ピン16によっ
て該シーブ15a,15b,15cから脱落することが
阻止されるように、前記シーブ15a,15b,15c
の外側端部に近接した位置に開穿されている。加えて、
該挿入孔19,19…は、該シーブ15a,15b,1
5cに該ワイヤーロープ8が掛け廻される側面の180
°の範囲内に略90°毎に開穿されている。
【0009】更に、脱輪防止用ピン16,16…を固定
するための固定機構17のボディー17aの中心部に開
穿された脱輪防止用ピン16の嵌挿孔17bが、該挿入
孔19,19…と同心上に位置するように、該ボディー
17aが該ブライドルフレーム13aに固設されてい
る。
するための固定機構17のボディー17aの中心部に開
穿された脱輪防止用ピン16の嵌挿孔17bが、該挿入
孔19,19…と同心上に位置するように、該ボディー
17aが該ブライドルフレーム13aに固設されてい
る。
【0010】次に、図4によって該脱輪防止用ピン16
について説明する。該脱輪防止用ピン16には該脱輪防
止用ピン16を段階的に挿入固定するための係止部とし
て、略半円状の溝18a,18bが前記シーブ15a,
15b,15cの間隔に対応して所定距離tをへだてて
周設されており、更に該溝18cは少くとも前記所定距
離tよりも大きく隔てて設けられている。
について説明する。該脱輪防止用ピン16には該脱輪防
止用ピン16を段階的に挿入固定するための係止部とし
て、略半円状の溝18a,18bが前記シーブ15a,
15b,15cの間隔に対応して所定距離tをへだてて
周設されており、更に該溝18cは少くとも前記所定距
離tよりも大きく隔てて設けられている。
【0011】更に、該脱輪防止用ピン16の固定機構1
7について説明する。本発明の固定機構17に用いられ
る付勢手段として、スプリング力、油圧力、空気圧力及
び本機構周辺部の材質を考慮すれば磁気力も考えられる
が、以下スプリング力で説明する。
7について説明する。本発明の固定機構17に用いられ
る付勢手段として、スプリング力、油圧力、空気圧力及
び本機構周辺部の材質を考慮すれば磁気力も考えられる
が、以下スプリング力で説明する。
【0012】さて、固定機構17は、ボディー17aと
該ボディー17aの略中心部に軸方向に貫通された前記
脱輪防止用ピン16の嵌挿孔17bと、該嵌挿孔17b
からボディー17aの直径方向に開穿された孔17c
と、該孔17cに遊挿される圧接用ボール17dと、該
圧接用ボール17dを外周面方向から前記嵌挿孔17b
方向へ付勢するスプリング17eと、該スプリング17
eを該孔17c内に固定するための固定ネジ17fとか
ら成る。ここで該孔17cの直径は、該嵌挿孔17bと
接する部分でやや小さくなっており、該圧接用ボール1
7dが該嵌挿孔17b側へ脱落しない構造となってい
る。
該ボディー17aの略中心部に軸方向に貫通された前記
脱輪防止用ピン16の嵌挿孔17bと、該嵌挿孔17b
からボディー17aの直径方向に開穿された孔17c
と、該孔17cに遊挿される圧接用ボール17dと、該
圧接用ボール17dを外周面方向から前記嵌挿孔17b
方向へ付勢するスプリング17eと、該スプリング17
eを該孔17c内に固定するための固定ネジ17fとか
ら成る。ここで該孔17cの直径は、該嵌挿孔17bと
接する部分でやや小さくなっており、該圧接用ボール1
7dが該嵌挿孔17b側へ脱落しない構造となってい
る。
【0013】而して、前記圧接用ボール17dを付勢す
るスプリング17eは前記固定ネジ17fによって該付
勢力が任意に調整できるものとし、且つ、該圧接用ボー
ル17dは該スプリング17eの付勢力により、前記脱
輪防止用ピン16に設けられた各溝18a,18b,1
8cに順次嵌合できるように構成されている。即ち、該
固定機構17は一種のボールクラッチ機構から成るもの
である。
るスプリング17eは前記固定ネジ17fによって該付
勢力が任意に調整できるものとし、且つ、該圧接用ボー
ル17dは該スプリング17eの付勢力により、前記脱
輪防止用ピン16に設けられた各溝18a,18b,1
8cに順次嵌合できるように構成されている。即ち、該
固定機構17は一種のボールクラッチ機構から成るもの
である。
【0014】又、該ベイル10もブライドル9について
も説明した機構と全く同一の構成が採用されている。即
ち、該ベイル10のベイルフレーム20a,20bと、
該ベイルフレーム20a,20bの略中心部に軸ピン2
1によって軸着されるシーブ22a,22bと、該シー
ブの外側端部近傍に該脱輪防止用ピン16及び該脱輪防
止用ピン16の固定機構17とから構成されている。
も説明した機構と全く同一の構成が採用されている。即
ち、該ベイル10のベイルフレーム20a,20bと、
該ベイルフレーム20a,20bの略中心部に軸ピン2
1によって軸着されるシーブ22a,22bと、該シー
ブの外側端部近傍に該脱輪防止用ピン16及び該脱輪防
止用ピン16の固定機構17とから構成されている。
【0015】次に、図3乃至図5に従ってワイヤーロー
プ8の掛装工程を説明する。先ず、前記ウインチドラム
7から繰り出されるワイヤーロープ8をブライドル9の
シーブ15aに掛け廻す。その後、前記脱輪防止用ピン
16が前記固定機構17のボディー17a中心部に開穿
された嵌挿孔17bに外側面より嵌挿され、そして、該
脱輪防止用ピン16に設けられた一番目の溝18aに、
該固定機構17に配設されている圧接用ボール17dが
スプリング17eの付勢によって嵌合する。然るときは
該脱輪防止用ピン16の先端部が前記シーブ15aの端
部近傍に及んで突出することとなり、該シーブ15aに
掛け廻されたワイヤーロープ8が該シーブ15aより脱
落することがなく、そこで、ワイヤーロープ8はベイル
10を介して該ブライドル9の次のシーブ15bに掛け
廻される。ここで又、前記脱輪防止用ピン16を押し込
めば前記圧接用ボール17dが次の溝18bに嵌合して
該脱輪防止用ピン16の先端部が該シーブ15bの端部
近傍まで突出して固定する。従って、該シーブ15bに
掛け廻された該ワイヤーロープ8が該シーブ15bより
不慮脱落することはない。更に、最後のシーブ15cに
該ワイヤーロープ8を掛け廻し、そして、該脱輪防止用
ピン16を更に押し込んで該脱輪防止用ピン16の先端
部をブライドルフレーム13bに開穿した挿入孔19に
貫通させ、該脱輪防止用ピン16に設けた最後の溝18
cと前記圧接用ボール17dを嵌合させて、該脱輪防止
用ピン16を該ブライドルフレーム13a,13bに固
定する。
プ8の掛装工程を説明する。先ず、前記ウインチドラム
7から繰り出されるワイヤーロープ8をブライドル9の
シーブ15aに掛け廻す。その後、前記脱輪防止用ピン
16が前記固定機構17のボディー17a中心部に開穿
された嵌挿孔17bに外側面より嵌挿され、そして、該
脱輪防止用ピン16に設けられた一番目の溝18aに、
該固定機構17に配設されている圧接用ボール17dが
スプリング17eの付勢によって嵌合する。然るときは
該脱輪防止用ピン16の先端部が前記シーブ15aの端
部近傍に及んで突出することとなり、該シーブ15aに
掛け廻されたワイヤーロープ8が該シーブ15aより脱
落することがなく、そこで、ワイヤーロープ8はベイル
10を介して該ブライドル9の次のシーブ15bに掛け
廻される。ここで又、前記脱輪防止用ピン16を押し込
めば前記圧接用ボール17dが次の溝18bに嵌合して
該脱輪防止用ピン16の先端部が該シーブ15bの端部
近傍まで突出して固定する。従って、該シーブ15bに
掛け廻された該ワイヤーロープ8が該シーブ15bより
不慮脱落することはない。更に、最後のシーブ15cに
該ワイヤーロープ8を掛け廻し、そして、該脱輪防止用
ピン16を更に押し込んで該脱輪防止用ピン16の先端
部をブライドルフレーム13bに開穿した挿入孔19に
貫通させ、該脱輪防止用ピン16に設けた最後の溝18
cと前記圧接用ボール17dを嵌合させて、該脱輪防止
用ピン16を該ブライドルフレーム13a,13bに固
定する。
【0016】斯くして、該ブライドル9のシーブ15
a,15b,15cに掛け廻されたワイヤーロープ8は
夫々該シーブ15a,15b,15cから脱落すること
がなくなるので、該ワイヤーロープ8の掛装作業が極め
て容易に行うことができる。このように掛け廻されたワ
イヤーロープ8はロープソケット11でベイルフレーム
20bの外側の繋止ピン12に固定される。
a,15b,15cに掛け廻されたワイヤーロープ8は
夫々該シーブ15a,15b,15cから脱落すること
がなくなるので、該ワイヤーロープ8の掛装作業が極め
て容易に行うことができる。このように掛け廻されたワ
イヤーロープ8はロープソケット11でベイルフレーム
20bの外側の繋止ピン12に固定される。
【0017】又、前記ブライドル9のシーブ15a,1
5b,15cに掛け廻されるワイヤーロープ8はベイル
10側に於ても全く同一の操作によって該ワイヤーロー
プ8を該ベイル10の夫々のシーブ22a,22bに掛
け廻し、そして、前記脱輪防止用ピン16を順次押し込
むことにより順次掛け廻されたワイヤーロープ8が該シ
ーブから脱落することが防止される。
5b,15cに掛け廻されるワイヤーロープ8はベイル
10側に於ても全く同一の操作によって該ワイヤーロー
プ8を該ベイル10の夫々のシーブ22a,22bに掛
け廻し、そして、前記脱輪防止用ピン16を順次押し込
むことにより順次掛け廻されたワイヤーロープ8が該シ
ーブから脱落することが防止される。
【0018】ここで、前記脱輪防止用ピン16には、段
階的に挿入固定するための係止部として、略半円状の溝
18a,18b,18c…を周設した構成について説明
したが、係止部としては他の形態であってもよい。例え
ば、図7に示すように前記脱輪防止用ピン16に外側か
ら貫通された固定ピン孔26a,26bが、前記シーブ
15a,15b,15cの間隔に対応して所定距離tを
隔てて開穿されており、更に固定ピン孔26cは少なく
とも前記所定距離tよりも大きく隔てて設けられてい
る。
階的に挿入固定するための係止部として、略半円状の溝
18a,18b,18c…を周設した構成について説明
したが、係止部としては他の形態であってもよい。例え
ば、図7に示すように前記脱輪防止用ピン16に外側か
ら貫通された固定ピン孔26a,26bが、前記シーブ
15a,15b,15cの間隔に対応して所定距離tを
隔てて開穿されており、更に固定ピン孔26cは少なく
とも前記所定距離tよりも大きく隔てて設けられてい
る。
【0019】更に、固定機構17はボディー25aと、
該ボディー25aの略中心部に前記シーブ15aの回転
方向と直交する方向に貫通された前記脱輪防止用ピン1
6の嵌挿孔25bが開穿され、該ボディー25aの外周
方向から該嵌挿孔25bに向ってピン孔25cが開穿さ
れており、該ピン孔25c及び該固定ピン孔26a,2
6b,26cに挿入可能な固定ピン25dで構成されて
いる。なお、該ピン孔25cは、少なくともボディー2
5aの外側から嵌挿孔25bに達する必要があるが、該
ボディー25aの外側から該嵌挿孔25bを貫通し該ボ
ディー25aの途中まで穿設したものであってもよく、
更に、該ボディー25aの外側から該嵌挿孔25bを貫
通し、該ボディー25aも貫通するように穿設してもよ
い。
該ボディー25aの略中心部に前記シーブ15aの回転
方向と直交する方向に貫通された前記脱輪防止用ピン1
6の嵌挿孔25bが開穿され、該ボディー25aの外周
方向から該嵌挿孔25bに向ってピン孔25cが開穿さ
れており、該ピン孔25c及び該固定ピン孔26a,2
6b,26cに挿入可能な固定ピン25dで構成されて
いる。なお、該ピン孔25cは、少なくともボディー2
5aの外側から嵌挿孔25bに達する必要があるが、該
ボディー25aの外側から該嵌挿孔25bを貫通し該ボ
ディー25aの途中まで穿設したものであってもよく、
更に、該ボディー25aの外側から該嵌挿孔25bを貫
通し、該ボディー25aも貫通するように穿設してもよ
い。
【0020】更に、図5の二点鎖線で示す如く、ワイヤ
ーロープ8の掛け本数を減少させる場合、前記脱輪防止
用ピン16を二分割にすることが考えられる。図6
(a)に示す如く、該脱輪防止用ピン16を二分割とし
た場合、一方の分割片16aのシーブ側端面に凹部23
aを穿設し、他方の分割片16bのシーブ側端面に凸部
23bを突出させ、インロー構造とすることもできる。
ーロープ8の掛け本数を減少させる場合、前記脱輪防止
用ピン16を二分割にすることが考えられる。図6
(a)に示す如く、該脱輪防止用ピン16を二分割とし
た場合、一方の分割片16aのシーブ側端面に凹部23
aを穿設し、他方の分割片16bのシーブ側端面に凸部
23bを突出させ、インロー構造とすることもできる。
【0021】このような構造を採用すれば、図5及び図
6で示すように、ウインチドラム7から繰り出されるワ
イヤーロープ8は、ブライドル9のシーブ15aに掛け
廻され、その後、前記分割片16aを前記ブライドルフ
レーム13aの外側に配設された前記固定機構17のボ
ディー17aの中心部に開穿された嵌挿孔17bに、外
側面より嵌挿する。すると、該分割片16aに設けられ
た一番目の溝18fと該固定機構17に遊挿されている
圧接用ボール17dがスプリング17eの付勢によって
嵌合して、該分割片16aは固定される。そして、該分
割片16aの先端部が前記シーブ15aの端部近傍に突
出することにより、該シーブ15aに掛け廻されたワイ
ヤーロープ8の脱落は防止される。
6で示すように、ウインチドラム7から繰り出されるワ
イヤーロープ8は、ブライドル9のシーブ15aに掛け
廻され、その後、前記分割片16aを前記ブライドルフ
レーム13aの外側に配設された前記固定機構17のボ
ディー17aの中心部に開穿された嵌挿孔17bに、外
側面より嵌挿する。すると、該分割片16aに設けられ
た一番目の溝18fと該固定機構17に遊挿されている
圧接用ボール17dがスプリング17eの付勢によって
嵌合して、該分割片16aは固定される。そして、該分
割片16aの先端部が前記シーブ15aの端部近傍に突
出することにより、該シーブ15aに掛け廻されたワイ
ヤーロープ8の脱落は防止される。
【0022】次に該ワイヤーロープ8はベイル10側に
伸ばされ、該ベイル10のシーブ22bに掛け廻され、
その後、前記脱輪防止用ピン16を、前記ベイルフレー
ム20aに配設された固定機構17のボディー17aの
中心部に開穿された嵌挿孔17bへ嵌挿し、該ベイルフ
レーム20aに対峙したベイルフレーム20bを貫通さ
せる。そして、該脱輪防止用ピン16に設けられた溝1
8cに、該固定機構17の圧接用ボール17dを嵌合さ
せて該脱輪防止用ピン16を固定する。
伸ばされ、該ベイル10のシーブ22bに掛け廻され、
その後、前記脱輪防止用ピン16を、前記ベイルフレー
ム20aに配設された固定機構17のボディー17aの
中心部に開穿された嵌挿孔17bへ嵌挿し、該ベイルフ
レーム20aに対峙したベイルフレーム20bを貫通さ
せる。そして、該脱輪防止用ピン16に設けられた溝1
8cに、該固定機構17の圧接用ボール17dを嵌合さ
せて該脱輪防止用ピン16を固定する。
【0023】更に、該ワイヤーロープ8を該ブライドル
9側に伸ばし該ベイル10のシーブ22bに掛け廻し、
その後、前記分割片16bを前記ブライドルフレーム1
3bの外側に配設された該固定機構17の嵌挿孔17b
へ嵌挿し、該分割片16bに設けられた溝18gに該圧
接用ボール17dを嵌合させて該分割片16bを固定す
る。
9側に伸ばし該ベイル10のシーブ22bに掛け廻し、
その後、前記分割片16bを前記ブライドルフレーム1
3bの外側に配設された該固定機構17の嵌挿孔17b
へ嵌挿し、該分割片16bに設けられた溝18gに該圧
接用ボール17dを嵌合させて該分割片16bを固定す
る。
【0024】斯くして、夫々のシーブに掛け廻されたワ
イヤーロープ8の脱落を防止した後、該ワイヤーロープ
8をベイル10の外側の繋止ピン12で固定する。その
後、該ブライドルフレーム13a,13bの外側から挿
入された分割片16a,16bを更に押し込み、該分割
片16a,16bのシーブ側に設けられた凹部23a
と、凸部23bを嵌合させることにより、分割片16
a,16bの強固な保持が可能となる。
イヤーロープ8の脱落を防止した後、該ワイヤーロープ
8をベイル10の外側の繋止ピン12で固定する。その
後、該ブライドルフレーム13a,13bの外側から挿
入された分割片16a,16bを更に押し込み、該分割
片16a,16bのシーブ側に設けられた凹部23a
と、凸部23bを嵌合させることにより、分割片16
a,16bの強固な保持が可能となる。
【0025】このように、本ワイヤーロープ脱輪防止装
置は脱輪防止用ピン16を段階的に挿入固定して各シー
ブ毎にワイヤーロープ8の脱輪が防止されるため、ワイ
ヤーロープ8の掛装作業を1人で行うことができる。更
に、上述のようにワイヤーロープ8の掛け廻しがシーブ
フレーム直近のシーブしかなく、中央部のシーブへのワ
イヤーロープ8の掛け廻しがない時は、前記脱輪防止用
ピン16が分割されていれば、短い距離の挿入で済み作
業員の負荷が軽減される。
置は脱輪防止用ピン16を段階的に挿入固定して各シー
ブ毎にワイヤーロープ8の脱輪が防止されるため、ワイ
ヤーロープ8の掛装作業を1人で行うことができる。更
に、上述のようにワイヤーロープ8の掛け廻しがシーブ
フレーム直近のシーブしかなく、中央部のシーブへのワ
イヤーロープ8の掛け廻しがない時は、前記脱輪防止用
ピン16が分割されていれば、短い距離の挿入で済み作
業員の負荷が軽減される。
【0026】又、上記実施の形態においては、多連シー
ブ装置の一例として、ブライドル9及びベイル10につ
いて説明したが、複数シーブを使用する他の多連シーブ
装置に於いても適用できることは当然である。更に、脱
輪防止用ピン16の固定機構をシーブフレームの外側に
配設した例で述べたが、シーブ装置に空間的余裕があれ
ば、固定機構をシーブフレームの内側に配設することを
妨げるものではない。
ブ装置の一例として、ブライドル9及びベイル10につ
いて説明したが、複数シーブを使用する他の多連シーブ
装置に於いても適用できることは当然である。更に、脱
輪防止用ピン16の固定機構をシーブフレームの外側に
配設した例で述べたが、シーブ装置に空間的余裕があれ
ば、固定機構をシーブフレームの内側に配設することを
妨げるものではない。
【0027】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述せる一実施の形態にて詳述
する如く、多連シーブ装置の各シーブにワイヤーロープ
が掛け廻されるとき、該シーブの回転方向外側端面に脱
輪防止用ピンが押し込まれて該シーブの該端面を覆装す
るので、該シーブに掛け廻されたワイヤーロープは該シ
ーブより脱落するようなことはない。又、該シーブに隣
接する次のシーブに該ワイヤーロープが掛け廻されると
きも、該脱輪防止用ピンを更に押し込むことにより前述
と同様に、該シーブに掛け廻されたワイヤーロープが該
シーブより脱輪することはない。
する如く、多連シーブ装置の各シーブにワイヤーロープ
が掛け廻されるとき、該シーブの回転方向外側端面に脱
輪防止用ピンが押し込まれて該シーブの該端面を覆装す
るので、該シーブに掛け廻されたワイヤーロープは該シ
ーブより脱落するようなことはない。又、該シーブに隣
接する次のシーブに該ワイヤーロープが掛け廻されると
きも、該脱輪防止用ピンを更に押し込むことにより前述
と同様に、該シーブに掛け廻されたワイヤーロープが該
シーブより脱輪することはない。
【0029】斯くして、多連シーブ装置の各シーブにワ
イヤーロープを掛け廻す作業が極めて迅速且つ確実に行
われることになり、更に張力保持専用の人手を要しなく
なるので、作業性の向上と共にコストダウンにも寄与す
る等、正に著大なる効果を奏する発明である。
イヤーロープを掛け廻す作業が極めて迅速且つ確実に行
われることになり、更に張力保持専用の人手を要しなく
なるので、作業性の向上と共にコストダウンにも寄与す
る等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図1】本発明の実施の形態を示し、クローラクレーン
の側面図。
の側面図。
【図2】ワイヤーロープを掛け廻した後のブライドル及
びベイルの平面図。
びベイルの平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】脱輪防止用ピン及び固定機構を示す一部切欠縦
断面図。
断面図。
【図5】ブライドル又はベイルの各シーブに対するワイ
ヤーロープの掛け廻し状態を示す解説図。
ヤーロープの掛け廻し状態を示す解説図。
【図6】(a) 二分割された脱輪防止用ピンの使用時
の一部縦断側面図。(b) 二分割された脱輪防止用ピ
ンの嵌合時の一部縦断面図。
の一部縦断側面図。(b) 二分割された脱輪防止用ピ
ンの嵌合時の一部縦断面図。
【図7】脱輪防止用ピン及び固定機構の他の実施の形態
を示す一部切欠縦断面図。
を示す一部切欠縦断面図。
8 ブーム俯仰用ロープ 9 ブライドル 10 ベイル 13a,13b ブライドルフレーム 14 軸ピン 15a,15b,15c シーブ 16 脱輪防止用ピン 16a,16b 脱輪防止用ピンの分割片 17 固定機構 17a ボディー 17d 圧接用ボール 18a,18b,18c 溝 18d,18e,18f 溝 20a,20b ベイルフレーム 21 軸ピン 22a,22b シーブ 23a 凹部 23b 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−133679(JP,A) 特開 平9−263387(JP,A) 実開 昭61−165999(JP,U) 実開 昭64−56488(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/88 B66D 3/04
Claims (2)
- 【請求項1】 対峙するシーブフレーム間に、複数のシ
ーブが同軸に軸着され、各シーブに夫々ワイヤーロープ
が掛け廻される多連シーブ装置に於いて、該多連シーブ
装置の一方のシーブフレームの外側より挿入され、且
つ、該シーブの外側端面の直近を通り、他方のシーブフ
レーム迄貫通する脱輪防止用ピンを設け、該脱輪防止用
ピンには軸方向に所定間隔を有した係止部が設けられ、
且つ、該係止部の間隔は該脱輪防止用ピンを固定機構に
よって固定した時、各シーブ毎に覆装し得る間隔であ
り、更に、該ピンを該ピンに設けられた前記係止部にて
固定するための固定機構が、前記シーブフレームに設け
られていることを特徴とするワイヤーロープ脱輪防止装
置。 - 【請求項2】 前記脱輪防止用ピンは二分割され、且
つ、夫々の分割面に凹凸部を対峙して形成し、該凹凸部
を嵌合して前記二分割された分割片を相互に結合できる
ように形成されたことを特徴とする請求項1記載のワイ
ヤーロープ脱輪防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09350626A JP3122073B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ワイヤーロープ脱輪防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09350626A JP3122073B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ワイヤーロープ脱輪防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180686A JPH11180686A (ja) | 1999-07-06 |
JP3122073B2 true JP3122073B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=18411755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09350626A Expired - Fee Related JP3122073B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ワイヤーロープ脱輪防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122073B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101109812B1 (ko) | 2009-10-29 | 2012-02-24 | 현대제철 주식회사 | 천장 기중기의 쉬브 기구 |
CN117566597B (zh) * | 2023-12-21 | 2024-07-02 | 山东开元重型机械有限公司 | 一种起重机钢丝绳脱槽故障检测保护装置 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP09350626A patent/JP3122073B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11180686A (ja) | 1999-07-06 |
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