JP3121864B2 - 溶融法によるBi系酸化物超電導導体の製造方法 - Google Patents

溶融法によるBi系酸化物超電導導体の製造方法

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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融法を用いたBi系酸
化物超電導導体の製造方法に関するもので、溶融凝固後
の超電導相の配向性向上と生成割合の向上、並びに、超
電導層の厚さの均一性を向上させ得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープ状の基材の上面にBi系の
酸化物超電導層を備えてなる超電導導体の製造方法の一
例として、図8を基に以下に説明する方法が知られてい
る。この方法では、まず、Niなどの金属テープ1を用
意し、この金属テープ1の上面にBi系の酸化物超電導
体を構成する元素の原料粉末層2を形成する。次に前記
金属テープ1の上方からレーザビームを照射して混合粉
末層2の一部微小領域のみを加熱溶融させて溶融帯3を
形成する。そしてこの状態で基材1を一定速度で長手方
向に移動させ、微小な溶融帯3を徐々に移動させること
で基材1の長手方向の全体の混合粉末層2を一方向凝固
させることができ、この後に全体を加熱炉で熱処理する
ことで酸化物超電導層4を備えた酸化物超電導導体5を
製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の方法で酸化物超
電導導体5を製造する場合、基材1が移動しているの
で、微小な溶融帯3においては、混合粉末層2の供給と
この層の溶融と溶融した部分の凝固の3つの現象が同時
に進行していることになる。このような微小領域におい
て3つの現象が進行している状態では、レーザービーム
のパワーに若干のゆらぎが発生しても3つの現象のバラ
ンスが崩れるおそれが高い。そうすると、一定の基材移
動速度を維持していても、溶融部分の量が変化し、その
ために凝固する部分の厚さが不均一になり、結晶配向性
も悪くなる問題がある。また、前記の場合、目的とする
組成の酸化物超電導体以外に、例えば、Bi2Sr2Cu
Oy等で代表される非超電導相の析出が起こり、超電導
特性の劣化を引き起こす問題があった。
【0004】更に、前記の製造方法において用いられる
基材は、熱処理温度に耐えるようなNiなどの耐熱材料
からなるが、部分溶融時あるいは熱処理時にNiなどの
基材構成元素が酸化物超電導層側に拡散してしまう問題
があった。このように基材構成元素が酸化物超電導層側
に拡散すると、酸化物超電導層の結晶構造を乱すため
に、臨界温度と臨界電流密度の低下を引き起こす問題が
あった。
【0005】本発明は前記背景に鑑みてなされたもの
で、目的の組成であって、緻密で厚さが均一な臨界温度
が高いBi系酸化物超電導体を溶融法を応用して基材上
に形成することができる方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は前記課題を解決するために、金属基材の表面に酸化皮
膜を形成し、酸化皮膜上にバッファ層を形成し、バッフ
ァ層上にBi系の酸化物超電導体を構成する元素を含有
する原料粉末層を形成するとともに、この原料粉末層を
加熱炉で870〜1000℃に加熱して原料粉末層を
旦溶融した後に冷却することにより溶融凝固層にすると
ともに、この後に溶融凝固層の一部にレーザビームを照
射して照射部分に部分溶融帯を形成し、次にこの部分溶
融帯を基材の長手方向に移動させて溶融凝固層の全体を
順次一方向凝固させて酸化物超電導層を形成するもので
ある。
【0007】
【作用】金属基材上に酸化皮膜を形成し、バッファ層を
形成してから酸化物超電導層を形成するので、加熱炉で
溶融凝固させる場合と部分溶融時と熱処理時における金
属基材の構成元素の酸化物超電導層側への拡散が抑制さ
れる。よって酸化物超電導層の結晶の乱れが少なくな
り、臨界温度と臨界電流密度が向上する。
【0008】更に、金属基材上面の原料粉末層を加熱炉
で溶融凝固させるので、この段階で原料量粉末層は緻密
な均一な厚さの溶融凝固層になる。この溶融凝固層をレ
ーザビームで一方向凝固させるならば、一方向凝固する
微小領域においては、溶融凝固層の再溶融と凝固が進行
することになり、従来のように原料粉末層の供給とその
層の溶融と凝固の3つの現象が進行する場合に比較して
起こる現象数が少なくなる。よって、仮にレーザビーム
のパワーに若干のゆらぎが生じても厚さの均一な酸化物
超電導層が生成する。厚さの均一な酸化物超電導層が生
成するので、一方向溶融凝固時の結晶粒の方向が揃い易
くなり、酸化物超電導層の結晶配向性の向上につなが
り、臨界温度と臨界電流密度の高いものが生成する。
【0009】以下に本発明を更に詳細に説明する。本発
明を実施してBi-Sr-Ca-Cu-O系の酸化物超電導体を
製造するには、まず、出発材料を用意する。この出発材
料としては、Bi化合物とSr化合物とCa化合物とCu化
合物を用いる。前記化合物として、各元素の酸化物、塩
化物、炭酸塩、硫化物、フッ化物などのいずれを用いて
も良い。この例で具体的に用いるのは、Bi23粉末と
SrCO3粉末とCaCO3粉末とCuO粉末である。な
お、用いる化合物は粒状、粉末状を問わないが、できる
限り粒径の小さなものが好ましい。なおまた、Pbを含
むBi系超電導体を製造する場合は前記の化合物に加え
てPb化合物を混合すれば良い。
【0010】前記各粉末を用意したならばBi:Sr:Ca:
Cu=2:2:1:2の割合になるように秤量して自動乳鉢
などで所要時間かけて均一に混合し、混合粉末を作製す
る。ここで前記各元素の割合が2:2:2:3のものは
その割合で粉末を混合し、前記各元素に加えてPbを添
加するものにあっては、前記Biの一部(例えばBiの
数割)をPbで置換して配合すれば良い。次にこの混合
粉末を大気中において800〜850℃で24〜100
時間程度加熱して仮焼することにより不要成分を除去す
る。仮焼後、この仮焼物を粉砕して仮焼物を粉末化す
る。
【0011】一方、図1に示すような金属テープ状の金
属基材6を用意する。この金属基材6は、撓曲性に富む
もので、後述する熱処理に耐えるものであればいずれの
金属からなるものでも差し支えない。具体的にはNiや
Ni合金製のものなどを用いる。この金属基材6を電気
炉などの加熱装置によって加熱してその表面を酸化さ
せ、図2に示すように酸化皮膜7を形成する。この際の
加熱条件は、金属基材6がNi製の場合は950℃に1
0時間以上加熱するものとする。この処理によって金属
基材6の表面にはNiOからなる厚さ10〜20μm程
度の酸化皮膜が生成する。
【0012】次に前記金属基材6を高周波スパッタ装置
などの成膜装置にセットして成膜処理を施し、一方の酸
化皮膜7上に厚さ1〜10μm程度のバッファ層8を図
3に示すように形成して複合基材9を得る。前記バッフ
ァ層8は、MgO、SrTiO3などのように熱膨張係
数が酸化物超電導体に近いものであって、結晶構造がB
i系の酸化物超電導体に近いものが好ましい。
【0013】また、前述の工程で得られた粉末を図4に
示すような有機溶媒10を満たした容器11の内部に投
入して分散媒を形成する。次にこの分散媒に複合基材9
を浸積して引き上げ、複合基材9に図5に示す厚さ10
〜100μm程度の原料粉末層13を形成する。
【0014】次に、原料粉末層13を固定した複合基材
9を赤外線イメージ炉などの加熱炉中において870〜
1000℃の温度で1分〜1時間程度加熱溶融する。こ
の温度で溶融すると、原料粉末層13の全体または一部
分が溶融するために、原料粉末層13は凝固後に図6に
示す均一な厚さの溶融凝固層14となり、この溶融凝固
層14はバッファ層8に密着する。この溶融凝固層14
は原料粉末層13が溶融凝固したものであるために、原
料粉末層13の内部に存在していた空孔などが閉塞さ
れ、原料粉末層13に含まれている不要成分が排出され
た後のものであるために、密度と純度が高くなってお
り、原料粉末層13よりも若干薄く、その厚さも均一化
されている。
【0015】次いで前記溶融凝固層14に図7に示すよ
うに上方からレーザビームを照射するとともに、レーザ
ビームの照射部分に対応する複合基材9の裏面側からも
レーザビームを照射することで溶融凝固層14の一部分
に図7に示す微小な部分溶融帯15を形成する。この部
分溶融帯15はレーザビームの焦点に対応する部分に形
成されるので、幅2mm程度の狭い領域である。複合基
材9の裏面側からもレーザビームを照射するのは、溶融
凝固層14の上方側からのみレーザビームを照射する
と、溶融凝固層14の表面側の部分はレーザビームによ
る加熱温度に容易に加熱されるが、溶融凝固層14の底
部側の部分が加熱されにくくなるので複合基材9の裏面
側からもレーザビームで加熱し、酸複合基材9も加熱す
るならば、部分溶融帯15の温度を表面部側と底部側と
で均一化することができる。
【0016】部分溶融帯15が形成されたならば、複合
基材9を図7の矢印B方向に一定速度で移動させる。こ
の処理によって部分溶融帯15は溶融凝固層14に沿っ
て徐々に移動し、部分溶融帯15が移動した後の部分は
凝固して酸化物超電導基層16が生成する。このように
生成された酸化物超電導基層16は加熱炉で一度溶融凝
固された溶融凝固層14を再度一方向凝固させて生成さ
れるので、原料粉末層13を直接溶融凝固させる場合と
は異なり、厚さの変動は生じない。
【0017】そして、前記一方向凝固処理の後に800
〜870℃で数時間〜数百時間熱処理することにより酸
化物超電導基層16の全体を酸化物超電導層17にする
ことができ、図8に示す酸化物超電導導体18を得るこ
とができる。
【0018】ここで前記一方向凝固する微小領域におい
ては、溶融凝固層14の再溶融と凝固が進行することに
なり、従来のように原料粉末層の供給とその層の溶融と
凝固の3つの現象が進行する場合に比較して起こる現象
数が少なくなり、仮にレーザビームのパワーに若干のゆ
らぎが生じても厚さの均一な超電導基層16が生成す
る。このように厚さの均一な超電導基層16が生成する
ので、溶融凝固時の結晶粒の方向が揃い易くなり、酸化
物超電導層17の結晶配向性の向上につながり、臨界温
度と臨界電流密度の高いものが生成する。
【0019】以上説明したように得られた酸化物超電導
層17は厚さが均一で密度の高いものであり、内部には
原料粉末層13に存在していた空孔はほとんどなくなっ
ている。また、一方向凝固させる場合に元々密度の高い
溶融凝固層14が再溶融されるので、結晶の配向が円滑
になされる。よって結晶配向性に優れ、高密度であっ
て、臨界温度と臨界電流密度の高い酸化物超電導層17
を備えた酸化物超電導導体18を得ることができる。
【0020】以上の方法で製造されたBi系の酸化物超
電導導体18は、臨界温度が液体窒素温度(77K)より
も高いので液体窒素で冷却して使用する際に、温度マー
ジンがとれるとともに、単に粉末を焼結して製造した酸
化物超電導体に比較してより緻密な結晶組織であるの
で、高い臨界電流密度を発揮する。
【0021】
【実施例】Bi23粉末とSrCO3粉末とCaCO3
末とCuO粉末をBi:Sr:Ca:Cu=2:2:
1:2のモル比になるように配合し、自動乳鉢で1時間
混合する。この混合粉末を大気中において800〜85
0℃で24〜100時間仮焼し、仮焼物を粉砕する。
【0022】次に幅2mm、厚さ0.5mmのNiテー
プを用意し、このNiテープを電気炉中で950℃で1
0時間加熱してNiテープの表面に厚さ15μmの酸化
皮膜を形成した。続いてこのテープの上面に高周波スパ
ッタ装置によって厚さ5μmのMgO膜を形成して複合
基材を得た。このMgO膜の結晶構造をX線回折装置に
よって測定したところ、MgOの(100)面の回折ピ
ークが強く現われ、MgO膜が結晶化していることが判
明した。
【0023】一方、前記粉砕物をエタノールを満たした
容器に、エタノール1リットルに対して粉砕物400g
の割合で混合して分散媒を作成し、この分散媒に複合基
材を浸積して引き上げ、複合基材上に厚さ100μmの
混合粉末層を形成した。次に前記混合粉末層を形成した
Niテープを電気炉中で900℃に加熱して混合粉末層
を溶融させた後に凝固させて厚さ50μmの溶融凝固層
を形成した。この状態では加熱炉において全体を均一に
加熱溶融させているので、原料粉末層は均一な厚さで凹
凸のない溶融凝固層となった。
【0024】次に溶融凝固層の表面側と金属基材の裏面
側からそれぞれCO2ガスレーザを照射して溶融凝固層
の一部に幅2mmの溶融帯を形成した。これと同時にN
iテープを5mm/時の速度で移動させ、溶融帯も移動
させて溶融凝固層の全体を一方向凝固させた。凝固後、
800〜870℃で100時間熱処理することで酸化物
超電導導体を得ることができた。
【0025】得られた酸化物超電導導体を液体窒素で冷
却して臨界温度(Tc)と臨界電流密度(Jc)を測定
したところ、Tc=82K、Jc=1000A/cm2
を示した。
【0026】
【比較例】前記の実施例に用いた金属基材と同等の基材
上に前記と同等の原料粉末層を形成し、これを加熱炉で
一度溶融凝固させる処理を省略し、その後の処理は前記
実施例と同等の処理を行なって酸化物超電導導体を得
た。得られた酸化物超電導導体の臨界温度と臨界電流密
度を測定したところ、Tc=78K、Jc=50A/c
2を示した。なお、このように得られた酸化物超電導
層にあっては、部分的に微細な凹凸が形成されているこ
とが確認できた。
【0027】以上説明した結果から、本発明方法を実施
することで、厚さが均一であって臨界温度と臨界電流密
度の高い優れた特性を有するBi系酸化物超電導導体を
製造できることが判明した。
【0028】ところで、前記レーザビームによる一方向
凝固を行なう場合、基材12の移動速度を20mm/時
以上にすると、移動速度が早過ぎて満足な超電導特性の
ものが得られない。ちなみに、移動速度を20mm/時
に設定して製造した酸化物超電導導体においては、Tc
=72Kを示した。(#基材の移動速度を変更すること
で、得られる酸化物超電導体の臨界温度と臨界電流密度
に影響があるような場合、将来の特許要件になり得ます
ので、上記の空欄に臨界速度の数値を記入して下さ
い。)
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金属基材
上に酸化皮膜を形成し、更にバッファ層を形成してなる
複合基材上に酸化物超電導層を形成するので、酸化物超
電導層の形成のために行なう加熱炉による溶融時と部分
溶融時と熱処理時における複合基材の構成元素の酸化物
超電導層側への拡散が抑制される。よって酸化物超電導
層の結晶の乱れが少なくなり、配向性の良好な臨界温度
と臨界電流密度の高い優れた酸化物超電導導体を得るこ
とができる。
【0030】また、複合基材上に形成した原料粉末層を
一度溶融させた後に一方向凝固させるので、原料粉末を
直接一方向凝固させる場合に比較し、厚さのばらつきが
少なく、緻密であって、結晶配向性の優れたBi系の酸
化物超電導層を有する酸化物超電導導体を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は金属基材の断面図である。
【図2】図2は金属基材に酸化皮膜を形成した状態を示
す断面図である。
【図3】図3は複合基材の断面図である。
【図4】図4は複合基材上に原料粉末層を形成している
状態を示す説明図である。
【図5】図5は複合基材上に原料粉末層を形成した状態
を示す断面図である。
【図6】図6は原料粉末層を溶融凝固させた状態を示す
断面図である。
【図7】図7は溶融凝固層を一方向凝固させている状態
を示す断面図である。
【図8】図8は酸化物超電導導体の断面図である。
【図9】図9は従来法における一方向凝固法を説明する
ための断面図である。
【符号の説明】
6・・・金属基材、 7・・・酸化皮膜、 8・・・
バッファ層、9・・・複合基材、13・・・原料粉末
層、14・・・溶融凝固層、15・・・溶融帯、 16
・・・酸化物超電導基層、17・・・酸化物超電導層、
18・・・酸化物超電導導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 英雄 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1 号 東京電力株式会社 技術研究所内 (72)発明者 原 築志 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1 号 東京電力株式会社 技術研究所内 (72)発明者 山本 隆彦 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1 号 東京電力株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 特開 平2−216712(JP,A) 特開 平1−286920(JP,A) 特開 平2−187003(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 12/00 - 13/00 C30B 29/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基材の表面に酸化皮膜を形成し、酸
    化皮膜上にバッファ層を形成し、バッファ層上にBi系
    の酸化物超電導体を構成する元素を含有する原料粉末層
    を形成するとともに、この原料粉末層を加熱炉で870
    〜1000℃に加熱して原料粉末層を一旦溶融した後に
    冷却することにより溶融凝固層にするとともに、この後
    に溶融凝固層の一部にレーザビームを照射して照射部分
    に部分溶融帯を形成し、次にこの部分溶融帯を基材の長
    手方向に移動させて溶融凝固層の全体を順次一方向凝固
    させて酸化物超電導層を形成することを特徴とする溶融
    法によるBi系酸化物超電導導体の製造方法。
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