JP3121790U - 矩形平板振動板スピーカ - Google Patents

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麻彦 岡田
隆太郎 玉田
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麻彦 岡田
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Abstract

【課題】安価で大量に生産されている樹脂架脚構造段ボールを使用した薄型矩形スピーカの高音質に対する重要な要素である、周波数特性の乱れを除去する。
【解決手段】樹脂架脚構造段ボールを矩形平板スピーカの振動板として使いその振動板の切断に当たり脚を斜めとする切断を行う。また矩形平板振動板の2カ所にV字状のゴム等で構成される制動子を接着などの手段により固着する。
【選択図】図3

Description

本考案は特に薄型テレビに内蔵される薄型を特長とする高音質を追求した矩形平板振動板スピーカに関する。
スピーカを薄型にするには振動板を平板にすること及び平板振動板を構成する材料として、樹脂による架脚構造段ボールはすでに知られている。
しかしながら、このような振動板材料において従来通り脚(きゃく)を平行に切断しただけであれば、振動の節が明確に発生し、そのスピーカの周波数特性に大きなピーク、ディップが発生し、音質の劣化を招き又、信頼性上でもその節付近で振動板が折れて破損する恐れがある。
本考案は樹脂による架脚構造段ボールからなる、矩形平板スピーカにおいて、振動板折り曲げ強度の縦横差をその脚と称する仕切りを斜め状になるよう構成し平均化をすることにより、上記の課題を解決するものであり、さらにはそれだけでは完全に除去できない振動板第1次共振振動モード、第2次共振振動モードにわたる節をV字状のゴムシートを振動板に固着し、覆うことにより上記の課題をほぼ完全に除去しようとするものである。
本考案に係わる薄さを特長とする矩形平板スピーカとして樹脂による架脚構造段ボールからなる平板スピーカは、従来多くその振動板材料に使われてきたハニカム構造材に比べ大幅にコストが低くでき、又軽量であるため、製品化が急がれていたが、上記の如く振動の節が明確に発生し、そのスピーカの周波数特性に大きな山、谷が発生し、音質の劣化を招き又、信頼性上でもその節付近で振動板が折れて破損する恐れがある等の致命的な欠点のため、その改善が不可欠である。上記の本考案に基づく構成によりこれらの課題を解決し高音質で安価な薄型矩形平板スピーカを量産することができ実用性の優れたものである。
図1に従来構成の樹脂による架橋構造段ボールからなる矩形平板スピーカの一実施例の平面図その断面図を図2に示す。またそのスピーカの周波数特性の例を図7のA1に示す。このように従来構成では音質に係わる周波数特性に大きな山谷が発生し、性能が低いものであった。
そこで図3の平面図その断面図4及びその振動板の切断の仕方を示す図6に示すように、樹脂による架脚構造段ボールからなる、矩形平板スピーカにおいて、一つは振動板折り曲げ強度の縦横差すなわち方向性を脚が斜め状になるよう構成することにより改善する。考案者の実験の結果では長辺軸にたいし、図6のX°が15°〜45°で音質に直接関係する周波数特性の山谷を大幅に改善し滑らかな周波数特性を得られることが判明した。図7においてA2は周波数特性改善効果の一例である。
また上記改善を更に完全にするための考案による、平面図を図8、図10に示す。その断面図を図9に示す。図8で示す如く振動板第1次共振動モード、第2次共振動モードにわたる節となると想定される位置をV字状のゴムシートを振動板に固着することにより、覆うことで構成する。考案者の実験では振動板の態様によりやや異なるが、第1次共振の節L2は、振動板長形L1の80%〜75%の位置で発生し、またL1の70%〜65%の位置で第2次共振振動の節L3が中心軸に対称に各々2カ所で発生することが判明した。またその結果周波数特性が著しくスムーズになることが判明した。なお短形方向のV字幅S2は振動板の短形幅S1の概略90%程度で効果は確認できた。その周波数特性上の効果を図11に示す。図11においてB1は従来の構成による矩形平板スピーカありB2は図3、図4で示す本考案に基づく矩形平板スピーカをV字状制動子にて補正したものの周波数特性である。V字状にこれら共振振動の節を押さえ込む制動子を構成することは、結局、長形の80%〜65%の範囲でなおかつ短形方向に対してもその力学的な効果がありまたV字の幅、材厚、材質、硬度により効果を制御でき、さらには振動板の材質状のばらつきを吸収できる。
このような図3、図4に示す構成にすることにより、従来樹脂による架脚構造段ボールからなる、矩形平板スピーカにおいて長形又は短形方向に平行に切断した矩形平板スピーカに比べ共振モードが特定位置に集中化せず又、その共振の節,腹の振幅差も少なくなり、結果的に図7に示すように、周波数特性に従来のような大きなピークやディップが発生しなくなり又信頼性も向上し大入力で長時間駆動しても振動板が節部分で折損することもない。
また図8,図9及び図10に示す構成にすることにより図3、図4で構成した矩形平板スピーカで完全に除去できない大きなエネルギーを持つ第1次、第2次共振をV字型ゴムシートを振動板面に固着することにより、ゴムの持つ内部損失(機械抵抗)による制動効果により、第1次共振、第2次共振の節付近の振幅するエネルギーが吸収され、その結果図11に示すように周波数特性に従来のような大きなピークやディップが発生しなくなりまた信頼性も向上し大入力で長時間駆動しても振動板が節部分で折損するおそれが完全に除去できる。
従来構成による薄型矩形振動板スピーカの平面図である。 従来構成による薄型矩形振動板スピーカの断面図である。 本考案による薄型矩形振動板スピーカの平面図である 本考案による薄型矩形振動板スピーカの断面図である。 従来構成による樹脂架橋構造段ボール振動板材料の切断法を示す斜視図である 本考案による樹脂架橋構造段ボール振動板材料の切断法の一例を示す斜視図である 本考案による薄型矩形振動板スピーカの周波数特性効果を示す比較図である。A1は従来構成、A2は本考案によるものである 本考案による薄型矩形振動板スピーカの他の請求項を説明する平面図である。 本考案による薄型矩形振動板スピーカの他の請求項を説明する断面図である 本考案による薄型矩形振動板スピーカの他請求項の他構成を説明する平面図である 本考案による薄型矩形振動板スピーカの他の請求項によるスピーカの周波数特性効果を示す比較図である。B1は従来構成による。B2は本構成によるものの一例である。
符号の説明
1・・・振動板
2・・・エッジ
3・・・ボイスコイル
4・・・カップリングコーン
5・・・ダンパー
6・・・ヨーク
7・・・マグネット
8・・・ポールピース
9・・・ガスケット
10・・・フレーム
11・・・振動板
12・・・エッジ
13・・・ボイスコイル
14・・・カップリングコーン
15・・・ダンパー
16・・・ヨーク
17・・・マグネット
18・・・ポールピース
19・・・ガスケット
20・・・フレーム
31・・・振動板
32・・・エッジ
33・・・ボイスコイル
34・・・カップリングコーン
35・・・ダンパー
36・・・ヨーク
37・・・マグネット
38・・・ポールピース
39・・・ガスケット
40・・・フレーム
321・・・V字状制動子
322・・・V字状制動子
323・・・V字状制動子
324・・・V字状制動子


Claims (2)

  1. 樹脂にて構成される架脚構造段ボールを振動板とする矩形スピーカにおいて、その脚長辺を、スピーカ形状の長辺を垂直軸とした場合その軸に対し15°〜45°となるよう形成することを特長とする矩形平板振動板スピーカ。
  2. 樹脂にて構成される架脚構造段ボールを振動板とする矩形スピーカにおいて、その振動板長辺の約80%と約65%を端点とし、短辺の約90%を覆う、2カ所のV字状のゴムシートを対称的にあるいは非対称に当該振動板に接着等の手段で固着してなることを特長とする矩形平板振動板スピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103825A (ja) * 2015-12-04 2016-06-02 京セラ株式会社 電子機器

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