JP3121744U - ネジ - Google Patents

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得龍 安東
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株式会社三笠ネジ
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Abstract

【課題】石膏ボードを薄鉄板に取り付ける際に、ネジ山が破損することがなく、かつ、容易に速く、軽くねじ込むことができて、作業性がよく、かつ、引き抜き耐力が強いネジを提供すること。
【解決手段】ネジの軸部には、ネジ山の前面と後面の中心線に対する角度が50゜〜70゜の急な傾きである第1のネジ山が、先細部には、前面の先細部の輪郭線に対する角度が10゜〜30゜の鋭い傾きであり、後面の先細部の輪郭線に対する角度が60゜〜80゜の急な傾きである第2のネジ山を形成する。
【選択図】図1

Description

この考案は、例えば、石膏ボード等の軟質材を薄鉄板、木材、ステンレス等の硬質部材に固定するため等に用いるネジに関する。
従来より、ネジとしては、頭部と、この頭部に連なる円柱状の軸部と、この軸部から先端に向けて連なる先細部とを備え、この軸部および先細部との外周にはネジ山を螺旋状に設けたものがある。このネジ山のピッチおよび厚さは軸部と先細部において同じである。また、上記ネジ山の前面および後面の軸部の中心線に対する傾きは同じである(特許文献1:特開2001−27213号の図8を参照)。
ところで、この従来のネジを用いて、薄鉄板に石膏ボートを固定すると、薄鉄板にネジが食い込む箇所で、先細部のネジ山が剥がれたり、倒れたりして、ネジが破損してしまい、薄鉄板に石膏ボートを固定できなくなる場合があるという問題がある。
また、このようなネジの破損を防止するために、ネジ山の厚さを十分に厚くすると、石膏ボートに対するネジの固定力が弱くなるという問題がある。
また、上記従来のネジは、ネジ山の傾きが、軸部および先細部とも同じであるため、薄鉄板にねじ込み難くて、作業性が悪いという問題がある。
特開2001−27213号公報 図8
そこで、この考案の課題は、石膏ボード等の軟質部材を薄鉄板等の硬質部材に固定するために用いても、ネジが破損することがなく、かつ、軟質部材に対する固定力が強く、しかも、硬質部材に対して容易に速く、軽くねじ込むことができて作業性がよく、疲れないネジを提供することにある。
上記課題を解決するため、この考案のネジは、
頭部と、
この頭部に連なる円柱状の軸部と、
この軸部から先端に向けて連なる先細部と、
上記軸部の外周に設けられた第1のネジ山と、
上記第1のネジ山に連なるとともに、上記先細部の外周に設けられた第2のネジ山とを備え、
上記軸部の中心線を含む断面において、上記第1のネジ山の前面の上記中心線に対する傾きは50゜〜70゜であり、かつ、上記第1のネジ山の後面の上記中心線に対する傾きは50゜〜70゜であり、
上記第2のネジ山の前面の上記先細部の輪郭線に対する傾きは10゜〜30゜であり、かつ、上記第2のネジ山の後面の上記中心線に対する傾きは60゜〜80゜であることを特徴としている。
上記構成によれば、上記軸部の中心線を含む断面において、上記第2のネジ山の前面の上記先細部の輪郭線に対する傾きは10゜〜30゜であり、かつ、上記第2のネジ山の後面の上記中心線に対する傾きは60゜〜80゜であり、上記第2のネジ山の前面の傾きが小さく、第2のネジ山の底部が厚いから、第2のネジ山は丈夫であり、薄鉄板等の硬質部材にネジが貫入するとき、第2のネジ山が剥がれたり、倒れたりして、破損することがない。
また、上記第2のネジ山の前面の傾きが、先細部の輪郭線に対して10゜〜30゜で極めて小さいから、薄鉄板等の硬質部材に軽い力で速く、ネジを容易にねじ込むことができる。したがって、このネジは作業性がよい。さらに、上記第2のネジ山の後面の傾きが前面に比べて大きいので、石膏ボード等の切削屑を容易に外側に排出できて、このネジは、石膏ボードおよび薄鉄板等に容易にねじ込むことができる。
さらに、上記第2のネジ山の後面の傾きが前面に比べて大きいので、引き抜き力がかかっても、第2のネジ山の後面が薄鉄板等の硬質部材に確実に引っかかり、大きな引き抜き耐力を得ることができて、ネジが抜けることがない。
また、上記軸部の中心線を含む断面において、上記第1のネジ山の前面の上記中心線に対する傾きは50゜〜70゜であり、かつ、上記第1のネジ山の後面の上記中心線に対する傾きは50゜〜70゜であり、上記第1のネジ山は、前面および後面が軸部の中心に対して比較的大きな角度で屹立しているので、石膏ボード等の軟質部材にネジ山がくい込み、石膏ボード等の軟質部材を確実強固に保持することができる。
1実施形態では、上記第2のネジ山の前面にセレーションを設けている。
上記実施形態によれば、上記第2のネジ山の前面にセレーションを設けているので、セレーションの切削作用によって、容易にねじ込むことができる。
この考案によれば、石膏ボード等の軟質部材を薄鉄板等の硬質部材に固定するために用いても、硬質部材の箇所でネジ山が破損することがなく、かつ、軟質部材に対する固定力が強く、しかも、硬質部材に対して容易に速く、軽くねじ込むことができて作業性がよく、疲れないネジを得ることができる。
図1はこの考案の1実施形態のネジの正面図、図2は上記実施形態のネジの側面図、図3は上記ネジの先細部の断面図である。
図1に示すように、このネジ1は、頭部2と、この頭部2に連なる断面円柱状の軸部3と、この軸部3から先端に向けて連なる略円錐状の先細部4と、上記軸部3の外周に設けられた第1のネジ山5と、上記第1のネジ山5に連なるとともに、上記先細部4の外周に設けられた第2のネジ山6とを備えている。これら頭部2、軸部3および先細部4は、同一の中心線7を有する。
上記頭部2は、軸部3の径よりも大径であり、その端面中央には、図2に示すように、十字形の凹所2aを穿っている。この凹所2aの形状は、マイナス形状または四角、六角等穴形状であっても良い。上記頭部2の前面側は、上記軸部3に向けて次第に小径となる湾曲した周壁2bを形成している。
上記軸部3は、円柱形状をしており、その軸部3の外周には第1のネジ山5を螺旋状に設けている。上記第1のネジ山5は、例えば、転造で形成している。
上記軸部3の中心線7を含む断面において、上記第1のネジ山5の前面51の中心線7に対する傾きは50゜〜70゜であり、かつ、上記第1のネジ山5の後面52の上記中心線7に対する傾きは50゜〜70゜である。
上記先細部4の外周には、螺旋状に第1のネジ山5に連なる第2のネジ山6を螺旋状に設けている。上記先細部4の頂角は26゜ 5゜の範囲、つまり21゜〜31゜となっている。上記第2のネジ山6も転造加工で形成している。上記第2のネジ山6の断面形状は、図3に示すように、上記第2のネジ山6の前面61の上記先細部4の輪郭線8に対する傾きは10゜〜30゜であり、かつ、上記第2のネジ山6の後面62の上記中心線7に対する傾きは60゜〜80゜である。つまり、上記第2のネジ山6の前面61の傾きは後面62の傾きに比べて鋭くなっている。また、上記第2のネジ山6の先細部4の外周面に接する軸方向の長さ、つまり、第2のネジ山6の底部の厚さは、第1のネジ山5の厚さよりも厚くなっている。こうして、上記ネジ1を薄鉄板にねじ込んだとき、第2のネジ山6が剥がれたり、倒れたりすることがないようにしている。
次に、上記ネジ1の使用状態を、図5、図6に基づいて説明する。図5は軟質部材の一例としての石膏ボード10を硬質部材の一例としての薄鉄板にネジ1で固定する説明図である。図6はネジ1が薄鉄板を貫通している状態を説明する図である。
図5および6に示すように、まず、薄鉄板11に石膏ボード10をあてがう。次に、上記ネジ1を石膏ボード10の表面に立てて、上記ネジ1の頭部2の凹所2aに回転工具の先端を係合して軸力を付与しながら回転させる。すると、上記先細部4が石膏ボード10ねじ込められ、上記第2のネジ山6によって上記石膏ボード10の石膏を側方に圧縮して上記第2のネジ山6の回転軌跡としての溝を形成する。この回転軌跡溝に沿って上記第1のネジ山5が回転して、上記ネジ1が前進する。上記ネジ1の先細部4の先端が薄鉄板11に達し、さらに、上記ネジ1を回転しながら前進させると、上記先端が薄鉄板11にくい込み貫通する。さらに、上記ネジ1に回転させながら前進させると、この貫通穴11aは、上記第2のネジ山6の傾き鋭い前面61によって押し広げられつつ、下側にめくれつつ、上記貫通穴11aの周縁が、周縁の一部に上記第2のネジ山6の通過する切欠きを形成し、第2のネジ山6の螺旋角度に等しくひねった状態に変形する。上記貫通穴11aの周縁の一部に切欠きを形成することで、上記貫通穴11aの大きさは2つの第2のネジ山6に挟まれた谷部64の径に形成され、ネジ1に引き抜き力が作用したとき、上記第2のネジ山6の後面62が上記貫通穴11aの周辺に係り、ネジ1の引き抜き抵抗が増大する。
また、上記第2のネジ山6の前面61の傾きが小さく、第2のネジ山6の底部が厚いから、第2のネジ山6は丈夫であり、薄鉄板11に第2のネジ山6が貫入するとき、第2のネジ山6が剥がれたり、倒れたりすることがない。
また、上記第2のネジ山6の前面61の傾きが極めて小さいから、薄鉄板11に軽い力で、このネジ1を容易にねじ込むことができる。したがって、このネジ1は作業性がよい。さらに、上記第2のネジ山6の後面62の傾きが前面61に比べて大きいので、石膏ボード10の切削屑を容易に外側に排出できて、このネジは、石膏ボード10および薄鉄板11に容易にねじ込むことができる。
さらに、上記ネジ1ねじ込むと、上記軸部5の第1のネジ山5の前面51および後面52が軸部5の中心線に対して比較的大きな角度で屹立しているので、石膏ボード10に第1のネジ山5がくい込み、石膏ボード1を確実強固に保持することができる。
さらに、上記ネジ1を締め終わった状態では、第2のネジ山6の後面62の傾きが前面61に比べて大きいので、引き抜き力が作用したとき、この第2のネジ山6の後面62が薄鉄板11に引っかかり、大きな引き抜き耐力を得ることができて、ネジ1が抜けることがない。
図4は、他の実施形態をしめす、先の実施形態と同一構成部は、同一参照番号を付して説明を省略し、異なる構成部のみを以下に説明する。
図4に示すように、第2のネジ山6の前面の傾斜面61に、鋸歯状のセレーション65を設けて、薄鉄板等の硬質部材に容易にこのネジをねじ込むことができるようにしている。こうして、作業性を向上している。
この考案の1実施形態のネジの正面図である。 上記実施形態のネジの端面を示す側面図である。 ネジの先細部の断面図である。 他の実施形態のネジを示す正面図である。 石膏ボードを薄鉄板にネジで固定する説明図である。 ネジが薄鉄板を貫通する状態を説明する図である。
符号の説明
1 ネジ
2 頭部
3 軸部
4 先細部
5 第1のネジ山
6 第2のネジ山
10 石膏ボード
11 薄鉄板
51 第1のネジ山の前面
51 第1のネジ山の後面
61 第2のネジ山の前面
62 第2のネジ山の後面

Claims (2)

  1. 頭部と、
    この頭部に連なる円柱状の軸部と、
    この軸部から先端に向けて連なる先細部と、
    上記軸部の外周に設けられた第1のネジ山と、
    上記第1のネジ山に連なるとともに、上記先細部の外周に設けられた第2のネジ山とを備え、
    上記軸部の中心線を含む断面において、上記第1のネジ山の前面の上記中心線に対する傾きは50゜〜70゜であり、かつ、上記第1のネジ山の後面の上記中心線に対する傾きは50゜〜70゜であり、
    上記第2のネジ山の前面の上記先細部の輪郭線に対する傾きは10゜〜30゜であり、かつ、上記第2のネジ山の後面の上記中心線に対する傾きは60゜〜80゜であることを特徴とするネジ。
  2. 請求項1のネジにおいて、上記第2のネジ山の前面にセレーションを設けていることを特徴とするネジ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127415A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fp Corporation Ltd スクリュー釘
JP2021062259A (ja) * 2016-11-30 2021-04-22 ストライカー・ユーロピアン・ホールディングス・I,リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 脊椎修復システム

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