JP3121720U - スラブトングに付設する倣いガイド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】揚重機によって吊下げ可能な吊りビーム15の左右両側にそれぞれ、下端部にはスラブ12を挟持する前後対となる挟持パッド30、31を備えたクロスリンク機構11、11aと、クロスリンク機構11、11aの開き制御を行う挟持パッドの開き保持機構とを備えるスラブトング100に付設する倣いガイド装置10、10aであって、クロスリンク機構11、11aのそれぞれ下部リンク部材32、33の下側には、挟持パッド30、31を備えた挟持パッド保持部材58、59を一定角度に保持する平行リンク機構が設けられ、挟持パッド保持部材58、59には、挟持パッド30、31より下方に突出してスラブ12の側部28、29に当接可能な位置決めガイド60、61が設けられている。
【選択図】図1
Description
このため、旋回手段を具備していないトラッククレーンにワイヤ玉掛けして使用するスラブトングは、例えば、吊りビームの左右両側にそれぞれ設けられた前後対となる挟持パッドを介して、スラブの幅方向両側面を把持する形態となっている。
本考案に係るスラブトングに付設する倣いガイド装置において、前記位置決めガイドの当接面は、前記挟持パッドの当接面より僅少の範囲(例えば、3〜20mm)で開き後退位置に設けられるのが好ましい。
ここで、図1は本考案の一実施の形態に係るスラブトングに付設する倣いガイド装置の側面図、図2は同スラブトングに付設する倣いガイド装置の正面図、図3(A)、(B)はそれぞれ、同スラブトングに付設する倣いガイド装置を用いて最小幅、最大幅のスラブを挟持した状態を示す説明図、図4は同スラブトングに付設する倣いガイド装置の要部説明図である。
(例えば、500〜1800mm、本実施の形態では1600mm、なお、図1の二点鎖線で示すスラブ12aの幅はスラブ12より小さく600mm)、スラブ12の長さはL
(例えば、4000〜13000mm、本実施の形態では5000〜11500mm)、厚さはT(例えば、100〜300mm、実施の形態では135〜210mm)、自重は約20〜35トン/枚である。
また、水平連結ビーム26は、下部リンク部材32、33の2枚の板材の間に間隔をあけて平行に対向して配置された2枚の板材を備えている。
また、挟持パッドの開き保持機構により、挟持パッド30、31はトングキー37によるキーロック時にパッド間隔が最大開きY(本実施の形態では1700mm)に保持されて移動することができるようになっている。
なお、上述の構成は、既設のスラブトングの構成と基本的に同じものである。
以下に、クロスリンク機構11、11aの下部にそれぞれ取付ける倣いガイド装置10、10a(10aは、10と勝手違いに構成されているので、以下、倣いガイド装置10a側の構成部材の符号は括弧内に示す)について詳細に説明する。
下部リンク部材32の先側部36の2枚の板材間には、挟持パッド保持部材58の主要部である挟持ベース本体72が、ピン62を介して取付けられている。
(挟持面)90は、位置決めガイド60の当接面91より距離Gだけスラブ12側に突出している。即ち、位置決めガイド60の当接面91は、挟持パッド30の当接面90より僅少の範囲(例えば、G=3〜20mm、より好ましくは8〜15mm、本実施の形態では10mm)で開き後退位置に設けられている。従って、平行リンク機構11によって挟持パッド30のスラブ12への当接面90及び位置決めガイド60のスラブ12への当接面91が実質的に垂直に保持される。
(不使用の)場合に、引き上げて下降防止ロックピン95により掛止するための、ピン孔96が形成されている。下降防止ロックピン95には、紛失防止用のチェーンが取付けられて外フレーム83に設けられた抜け止めピン97を差し込むためのキリ孔が形成されている。
(=ガイドストローク、本実施の形態では200mm)を一定にすることができる。
吊りビーム15の吊り下げ部13、14のピンを引き抜き、専用の吊りワイヤの掛け部をピンの挿入位置に配置して、ピンを挿入し、吊りワイヤにスラブトング100を取付ける。
スラブトング100をトラッククレーンにより巻上げて、スラブ12からスラブトング100を抜き取る。
本実施の形態では、下部リンク部材を間隔をあけて配置した2枚の板材で構成し、水平連結ビームを下部リンク部材の厚さ方向中央(2枚の板材の間)に配置したが、これに限定されず、必要に応じて、下部リンク部材を1枚の板材とすることもできる。
スラブ12の側部28に当接する側の位置決めガイド60、61を選択したが、これに限定されず、必要に応じて、スラブ12の側部29に当接する側の位置決めガイド60、61を選択することも又は両側共使用することもできる。
(連結部材)、81a:キープレート、82:挿通孔、83:外フレーム、84:内フレーム、85、86:スペーサ (連結部材)、87、88:連結ボルト (連結部材)、89:摺動部、90:当接面
(挟持面)、91:当接面、92、93:保持ピン、94:上端面、95:下降防止ロックピン、96:ピン孔、97:抜け止めピン、100:スラブトング
Claims (6)
- 揚重機によって吊下げ可能な吊りビームと、
前記吊りビームの左右両側にそれぞれ上端部がピン連結されて下端部にはスラブを挟持する前後対となる挟持パッドを備えたクロスリンク機構と、
前記吊りビームの中央に設けられ、下部に前記スラブに載る着床パッドを有し、前記クロスリンク機構の開き制御を行う挟持パッドの開き保持機構とを備えるスラブトングの前記クロスリンク機構の下部に取付ける倣いガイド装置であって、
前記クロスリンク機構のそれぞれ下部リンク部材の下側には、前記挟持パッドを備えた挟持パッド保持部材を一定角度に保持する平行リンク機構が設けられ、
前記挟持パッド保持部材には、前記挟持パッドより下方に突出して前記スラブの側部に当接可能な位置決めガイドが設けられていることを特徴とするスラブトングに付設する倣いガイド装置。 - 請求項1記載のスラブトングに付設する倣いガイド装置において、前記挟持パットの開き保持機構は、前記左右のクロスリンク機構の前記下部リンク部材の中間部より下位置にピンを介して連結される水平連結ビームを備え、該水平連結ビームの一部を用いた前記各平行リンク機構によって前記挟持パッド及び前記位置決めガイドの前記スラブへの当接面が実質的に垂直に保持されることを特徴とするスラブトングに付設する倣いガイド装置。
- 請求項1記載のスラブトングに付設する倣いガイド装置において、前記位置決めガイドは前記挟持パッド保持部材に上下動可能に取付けられ、該位置決めガイドの自重によって常時前記挟持パッドの下方に突出していることを特徴とするスラブトングに付設する倣いガイド装置。
- 請求項2記載のスラブトングに付設する倣いガイド装置において、前記位置決めガイドは前記挟持パッド保持部材に上下動可能に取付けられ、該位置決めガイドの自重によって常時前記挟持パッドの下方に突出していることを特徴とするスラブトングに付設する倣いガイド装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスラブトングに付設する倣いガイド装置において、前記位置決めガイドの当接面は、前記挟持パッドの当接面より僅少の範囲で開き後退位置に設けられていることを特徴とするスラブトングに付設する倣いガイド装置。
- 請求項5記載のスラブトングに付設する倣いガイド装置において、前記僅少の範囲は3〜20mmの範囲であることを特徴とするスラブトングに付設する倣いガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001554U JP3121720U (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | スラブトングに付設する倣いガイド装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001554U JP3121720U (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | スラブトングに付設する倣いガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3121720U true JP3121720U (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=43471816
Family Applications (1)
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JP2006001554U Expired - Lifetime JP3121720U (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | スラブトングに付設する倣いガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3121720U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163351A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 日本製鉄株式会社 | コークス炉の築造方法およびコークス炉の築造装置 |
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2006
- 2006-03-06 JP JP2006001554U patent/JP3121720U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2019163351A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 日本製鉄株式会社 | コークス炉の築造方法およびコークス炉の築造装置 |
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