JP3121683B2 - 芳香性室内用ダニ忌避剤 - Google Patents
芳香性室内用ダニ忌避剤Info
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- JP3121683B2 JP3121683B2 JP04194560A JP19456092A JP3121683B2 JP 3121683 B2 JP3121683 B2 JP 3121683B2 JP 04194560 A JP04194560 A JP 04194560A JP 19456092 A JP19456092 A JP 19456092A JP 3121683 B2 JP3121683 B2 JP 3121683B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内用ダニ類の忌避剤に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年居住環境の変化から、コナダニ類や
ホコリダニ類、それらを餌とするツメダニ類が多発し、
不快感をもたらすと共に、皮膚疾患などを引き起こして
大問題になっていると同時にアレルギ−性喘息を引き起
こすヒョウヒダニ類の問題も深刻であり、これらのダニ
類の有効な防除方法の開発が求められている。一般的に
は、合成ピレスロイドなどや、有機リン剤が防除の目的
で畳表や絨毯、カ−ペットもしくは寝具などに加工処理
されて使用されているが直接肌に接触する使用場面が多
いために、より安全性が高い薬剤の開発が求められてい
るのが実情である。また、アレルギ−性の喘息を引き起
こすことで知られているヒョウヒダニ類は、虫体の死骸
そのものでもアレルギ−の原因になることが知られてお
り、患者の周囲にダニそのものを近づけない技術が強く
望まれている。安全性の高い天然由来のベチバ−油、パ
チョウリ油を初めとする数種の植物精油及びその混合物
が昆虫に対して忌避作用を有することはよく知られてい
るが、室内に生息するダニ類に対して使用した例は知ら
れていない。
ホコリダニ類、それらを餌とするツメダニ類が多発し、
不快感をもたらすと共に、皮膚疾患などを引き起こして
大問題になっていると同時にアレルギ−性喘息を引き起
こすヒョウヒダニ類の問題も深刻であり、これらのダニ
類の有効な防除方法の開発が求められている。一般的に
は、合成ピレスロイドなどや、有機リン剤が防除の目的
で畳表や絨毯、カ−ペットもしくは寝具などに加工処理
されて使用されているが直接肌に接触する使用場面が多
いために、より安全性が高い薬剤の開発が求められてい
るのが実情である。また、アレルギ−性の喘息を引き起
こすことで知られているヒョウヒダニ類は、虫体の死骸
そのものでもアレルギ−の原因になることが知られてお
り、患者の周囲にダニそのものを近づけない技術が強く
望まれている。安全性の高い天然由来のベチバ−油、パ
チョウリ油を初めとする数種の植物精油及びその混合物
が昆虫に対して忌避作用を有することはよく知られてい
るが、室内に生息するダニ類に対して使用した例は知ら
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】室内用ダニの防除方法
は、従来の方法よりさらに人体に対して安全性の高い方
法及び、なるべく人体にダニをよせつけない方法を考え
ていく必要性があることは、上記に述べたとうりであり
本発明の課題とするところである。
は、従来の方法よりさらに人体に対して安全性の高い方
法及び、なるべく人体にダニをよせつけない方法を考え
ていく必要性があることは、上記に述べたとうりであり
本発明の課題とするところである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、前
記した従来技術の問題点を解決するために、研究を重ね
た結果、天然由来のベチバ−油、パチョウリ油及びその
混合物がダニ類に対して極めて強い忌避活性を示すこと
を見出し、本発明を完成するに至った。
記した従来技術の問題点を解決するために、研究を重ね
た結果、天然由来のベチバ−油、パチョウリ油及びその
混合物がダニ類に対して極めて強い忌避活性を示すこと
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は植物精油を有効成分とし
て含有する芳香性室内用ダニ忌避剤を提供するものであ
る。本発明の室内用ダニ忌避剤の有効成分として、用い
られる天然由来の精油としては、ベチバ−油、パチョウ
リ油これらの混合物からなる群より選択される。
て含有する芳香性室内用ダニ忌避剤を提供するものであ
る。本発明の室内用ダニ忌避剤の有効成分として、用い
られる天然由来の精油としては、ベチバ−油、パチョウ
リ油これらの混合物からなる群より選択される。
【0006】本発明物を使用する場合、使用目的に応じ
て、精油そのものでも良いが、通常、使用上の便や効果
を助長あるいは安定にするために補助剤を混用して使用
することができる。例えば上記精油をアルコ−ル類に配
合し、そのままダニ類の忌避を要求される区域等に直接
適用することができるが、好ましくは適用方法に適した
各種の形態、例えば、ロ−ション、乳剤、油剤、クリ−
ム、エアゾ−ル、粒剤、樹脂剤、石鹸等の形態で利用す
ることができる。これらの種々の製剤は実際の使用に際
しては直接そのまま使用するか、または水で所望の濃度
に希釈して使用することができる。例えば人の場合には
露出部にクリ−ムまたはロ−ションなどを塗ったり、エ
アゾ−ルを噴霧する。またペット犬などの場合には樹脂
に染み込ませたものを首輪に差し込む等して用いる。こ
こに言う補助剤としては担体(液体希釈剤または固体希
釈剤)、種々の界面活性剤または有機質原料を挙げるこ
とができる。
て、精油そのものでも良いが、通常、使用上の便や効果
を助長あるいは安定にするために補助剤を混用して使用
することができる。例えば上記精油をアルコ−ル類に配
合し、そのままダニ類の忌避を要求される区域等に直接
適用することができるが、好ましくは適用方法に適した
各種の形態、例えば、ロ−ション、乳剤、油剤、クリ−
ム、エアゾ−ル、粒剤、樹脂剤、石鹸等の形態で利用す
ることができる。これらの種々の製剤は実際の使用に際
しては直接そのまま使用するか、または水で所望の濃度
に希釈して使用することができる。例えば人の場合には
露出部にクリ−ムまたはロ−ションなどを塗ったり、エ
アゾ−ルを噴霧する。またペット犬などの場合には樹脂
に染み込ませたものを首輪に差し込む等して用いる。こ
こに言う補助剤としては担体(液体希釈剤または固体希
釈剤)、種々の界面活性剤または有機質原料を挙げるこ
とができる。
【0007】担体のうち液体希釈剤としてはトルエン、
キシレン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、イ
ソプロパノ−ル、グリコ−ル等のアルコ−ル類、酢酸ブ
チル等のエステル類、シクロヘキサノン等のケトン類、
ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキ
サイド等のスルホキサイド類、エチレンセロソルブ等の
セロソルブ類、ケロシン等の石油留分、ジブチルエ−テ
ル等のエ−テル類、クロルベンゼン等の塩素系炭化水素
類、動植物油、脂肪酸及びそのエステル類、水等が挙げ
られる。担体のうち固体希釈剤としては、クレ−、タル
ク硅藻土、シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイ
ト、ベントナイト、長石、石英、アルミナ等が挙げられ
る。界面活性剤としては、展着剤、乳化剤、湿潤剤、分
散剤及び崩壊剤として使用される例えば、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド、高級アルコ−ル硫酸
ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、ナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム、ホルマリン縮合物、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエ−テル、ポリオキシエチ
レンアルキルエ−テル、ラウリルペタイン等の陽イオン
界面活性剤、耐性イオン界面活性剤があげられる。いず
れの製剤もそのまま単独で使用できるのみならず殺虫
剤、殺ダニ剤、殺菌剤、昇華性防虫剤、公知の害虫忌避
剤、効力増強剤、着色料、香料、安定剤と混合して使用
することもできる。
キシレン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、イ
ソプロパノ−ル、グリコ−ル等のアルコ−ル類、酢酸ブ
チル等のエステル類、シクロヘキサノン等のケトン類、
ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキ
サイド等のスルホキサイド類、エチレンセロソルブ等の
セロソルブ類、ケロシン等の石油留分、ジブチルエ−テ
ル等のエ−テル類、クロルベンゼン等の塩素系炭化水素
類、動植物油、脂肪酸及びそのエステル類、水等が挙げ
られる。担体のうち固体希釈剤としては、クレ−、タル
ク硅藻土、シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイ
ト、ベントナイト、長石、石英、アルミナ等が挙げられ
る。界面活性剤としては、展着剤、乳化剤、湿潤剤、分
散剤及び崩壊剤として使用される例えば、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド、高級アルコ−ル硫酸
ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、ナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム、ホルマリン縮合物、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエ−テル、ポリオキシエチ
レンアルキルエ−テル、ラウリルペタイン等の陽イオン
界面活性剤、耐性イオン界面活性剤があげられる。いず
れの製剤もそのまま単独で使用できるのみならず殺虫
剤、殺ダニ剤、殺菌剤、昇華性防虫剤、公知の害虫忌避
剤、効力増強剤、着色料、香料、安定剤と混合して使用
することもできる。
【0008】本発明の忌避剤は、特に家屋内に多く発生
するダニ類、すなわち、アシブトコナダニやケナガコナ
ダニなどのコナダニ類、イエニクダニやサヤアシニクダ
ニなどのニクダニ類、カザリヒワダニやイエササラダニ
などのササラダニ類、ホソツメダニ、フトツメダニ、ク
ワガタツメダニなどのツメダニ類、ヤケヒョウヒダニや
コナヒョウヒダニなどのチリダニ類等に適用できるもの
である。
するダニ類、すなわち、アシブトコナダニやケナガコナ
ダニなどのコナダニ類、イエニクダニやサヤアシニクダ
ニなどのニクダニ類、カザリヒワダニやイエササラダニ
などのササラダニ類、ホソツメダニ、フトツメダニ、ク
ワガタツメダニなどのツメダニ類、ヤケヒョウヒダニや
コナヒョウヒダニなどのチリダニ類等に適用できるもの
である。
【0009】本発明の忌避剤に於ける混合有効成分含量
は製剤形態、施用方法、その他の条件によって種々異な
り、場合によっては有効成分のみでも良いが、通常は有
効成分を合計 0.5〜95%(重量)含有して使用される。
そして有効成分の好ましい含量は製剤の個々の形態によ
って異なる。例えば、粉剤の場合有効成分量は 0.5〜 2
0 %であり、補助剤の含量は 80 〜 99.5 %であり、乳
剤の場合、有効成分量は、5 〜80%であり、補助剤の含
量は 20 〜 95%であり、EW剤の場合有効成分量は 5
〜50%であり、補助剤の含量は、50〜 95 %であり、水
和剤の場合、有効成分量は、10〜40%であり、補助剤の
含量は 60 〜90%であり、粒剤と微粒剤の場合、有効成
分量は 0.5〜 15 %であり、補助剤の含量は 85 〜99.5
%である。ロ−ションの場合、有効成分量は0.5 〜20
%であり、補助剤の含量は80〜99.5%であり、クリ−ム
の場合、有効成分量は 0.1〜20%であり、補助剤の含量
は 80 〜99.9%である。次に本発明の室内ダニ忌避剤の
製剤例についてさらに詳細に説明するが、添加物の種類
および配合比率等はこれのみに限定されることなく広い
範囲で使用可能である。なお部とあるのは「重量部」を
意味する。
は製剤形態、施用方法、その他の条件によって種々異な
り、場合によっては有効成分のみでも良いが、通常は有
効成分を合計 0.5〜95%(重量)含有して使用される。
そして有効成分の好ましい含量は製剤の個々の形態によ
って異なる。例えば、粉剤の場合有効成分量は 0.5〜 2
0 %であり、補助剤の含量は 80 〜 99.5 %であり、乳
剤の場合、有効成分量は、5 〜80%であり、補助剤の含
量は 20 〜 95%であり、EW剤の場合有効成分量は 5
〜50%であり、補助剤の含量は、50〜 95 %であり、水
和剤の場合、有効成分量は、10〜40%であり、補助剤の
含量は 60 〜90%であり、粒剤と微粒剤の場合、有効成
分量は 0.5〜 15 %であり、補助剤の含量は 85 〜99.5
%である。ロ−ションの場合、有効成分量は0.5 〜20
%であり、補助剤の含量は80〜99.5%であり、クリ−ム
の場合、有効成分量は 0.1〜20%であり、補助剤の含量
は 80 〜99.9%である。次に本発明の室内ダニ忌避剤の
製剤例についてさらに詳細に説明するが、添加物の種類
および配合比率等はこれのみに限定されることなく広い
範囲で使用可能である。なお部とあるのは「重量部」を
意味する。
【0010】
【実施例】以下実施例により本発明を説明する。(実施
例中 部とは重量部を意味する。) 製剤例1.乳剤 ベチバー油10部にキシレン・メチルナフタレンの混合液
(1:1)65部を加え溶解し、次いでこれにノニルフェ
ノ−ル酸化エチレン縮合物とドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウムの混合物( 8:2 )25部を混合して乳剤と
する。本剤はそのままかあるいは10〜1000倍に水で希釈
し、散布剤、塗布剤として使用する。 製剤例2.粉剤 パチョウリ油 5部にタルクと炭酸カルシウム(1:1 )の
混合物93部を加え、混合磨砕して十分均等に分散配合し
た後、さらに無水硅酸 2部を添加し混合磨砕し、粉剤と
する。本剤はこのまま散布して使用する。 製剤例3.エアゾ−ル ベチバー油 5部をメチルナフタレンとシクロヘキサンの
混合物(1:1) 15部に溶解し、さらにフレオン80部
に混合して均一な溶液とし、エアゾ−ル形態に加工する
ことにより、エアロゾルが得られる。本剤はこのまま噴
霧して使用する。 製剤例4.クリ−ム ベチバー油 10 部にステアリン酸 13 部、メチルアルコ
−ル2 部、ラノリン1部、流動パラフィン 2部と水 67
部を加えて、加熱して溶解混和し、さらに加熱したグリ
セン 14 部を注入し、よくかきまぜてクリ−ムとする。
本剤は、このまま人体および動物体に塗布して使用す
る。 製剤例5.ロ−ション ステアリン酸 7部、ラノリン 0.5部およびTween 60(ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレ−ト)7 部か
らなる混合物を 80 度に加熱し、水 82 部とサリチル酸
2.5部の混合物(60度)の中にいれ、迅速に掻き混ぜな
がらさらにベチバ−油1部を添加してローションとす
る。本剤はこのまま人体および動物体に塗布または噴霧
して使用する。
例中 部とは重量部を意味する。) 製剤例1.乳剤 ベチバー油10部にキシレン・メチルナフタレンの混合液
(1:1)65部を加え溶解し、次いでこれにノニルフェ
ノ−ル酸化エチレン縮合物とドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウムの混合物( 8:2 )25部を混合して乳剤と
する。本剤はそのままかあるいは10〜1000倍に水で希釈
し、散布剤、塗布剤として使用する。 製剤例2.粉剤 パチョウリ油 5部にタルクと炭酸カルシウム(1:1 )の
混合物93部を加え、混合磨砕して十分均等に分散配合し
た後、さらに無水硅酸 2部を添加し混合磨砕し、粉剤と
する。本剤はこのまま散布して使用する。 製剤例3.エアゾ−ル ベチバー油 5部をメチルナフタレンとシクロヘキサンの
混合物(1:1) 15部に溶解し、さらにフレオン80部
に混合して均一な溶液とし、エアゾ−ル形態に加工する
ことにより、エアロゾルが得られる。本剤はこのまま噴
霧して使用する。 製剤例4.クリ−ム ベチバー油 10 部にステアリン酸 13 部、メチルアルコ
−ル2 部、ラノリン1部、流動パラフィン 2部と水 67
部を加えて、加熱して溶解混和し、さらに加熱したグリ
セン 14 部を注入し、よくかきまぜてクリ−ムとする。
本剤は、このまま人体および動物体に塗布して使用す
る。 製剤例5.ロ−ション ステアリン酸 7部、ラノリン 0.5部およびTween 60(ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレ−ト)7 部か
らなる混合物を 80 度に加熱し、水 82 部とサリチル酸
2.5部の混合物(60度)の中にいれ、迅速に掻き混ぜな
がらさらにベチバ−油1部を添加してローションとす
る。本剤はこのまま人体および動物体に塗布または噴霧
して使用する。
【0011】本発明室内用ダニ忌避剤の有効成分化合物
量の適用量は、その剤型や適用方法、適用区域等に応じ
て適宜決定すれば良く限定的ではないが、ロ−ション、
クリ−ム状の場合、使用量としては、たとえばダニの被
害を防止するために、人とおよび動物の皮膚の塗布使用
の場合塗布すべき面積1m2当たり有効成分を0.01mg
以上;好ましくは 1m2あたり約10mg〜1g存在さ
せるのが適当である。以下本発明をさらに詳しく説明す
るために、試験例を示す。
量の適用量は、その剤型や適用方法、適用区域等に応じ
て適宜決定すれば良く限定的ではないが、ロ−ション、
クリ−ム状の場合、使用量としては、たとえばダニの被
害を防止するために、人とおよび動物の皮膚の塗布使用
の場合塗布すべき面積1m2当たり有効成分を0.01mg
以上;好ましくは 1m2あたり約10mg〜1g存在さ
せるのが適当である。以下本発明をさらに詳しく説明す
るために、試験例を示す。
【0012】試験例 1 高密度に生息させたダニを培地ごとシャ−レに移し、1
昼夜馴化させる。各精油原体を所定濃度のアセトンで希
釈し、一定面積に切り取った黒色ラシャ紙の片面に均一
に滴下処理し、1時間室温で風乾する。シャ−レ内の培
地に処理紙を薬剤処理面を上にして乗せ、所定時間経過
後に、処理紙上にいる供試虫数を数え、無処理区と比較
して忌避率を算出した。結果を表1(ケナガコナダニに
対する忌避試験)、表2(コナヒョウヒダニに対する忌
避試験)に示す。
昼夜馴化させる。各精油原体を所定濃度のアセトンで希
釈し、一定面積に切り取った黒色ラシャ紙の片面に均一
に滴下処理し、1時間室温で風乾する。シャ−レ内の培
地に処理紙を薬剤処理面を上にして乗せ、所定時間経過
後に、処理紙上にいる供試虫数を数え、無処理区と比較
して忌避率を算出した。結果を表1(ケナガコナダニに
対する忌避試験)、表2(コナヒョウヒダニに対する忌
避試験)に示す。
【0013】
【表1】 薬量 忌避率(%) 処理区 g/m2 1時間後 16時間後 24時間後 ベチバ−油 10 100 100 100 2 100 100 100 0.2 100 100 80 パチョウリ油 10 100 100 100 2 100 100 100 0.2 100 100 40 DEET* 10 100 100 100 2 100 100 90 0.2 90 80 70 * N,N-Diethyl toluamide の一般名
【0014】
【表2】 薬量 忌避率(%) 処理区 g/m2 1時間後 16時間後 24時間後 ベチバー油 10 100 100 100 2 100 100 100 0.2 100 100 80 パチョウリ油 10 100 100 100 2 100 100 100 0.2 100 100 100 DEET* 10 100 100 100 2 100 100 100 0.2 90 90 50 * N,N-Diethyl toluamide の一般名
【0015】
【発明の効果】本発明の芳香性室内用ダニ忌避剤はコナ
ダニ、ホコリダニ類等の室内に棲息するダニ類に対し
て、優れた忌避効果を有し、合わせて、室内に芳香感を
醸し出すことができる。
ダニ、ホコリダニ類等の室内に棲息するダニ類に対し
て、優れた忌避効果を有し、合わせて、室内に芳香感を
醸し出すことができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−139104(JP,A) 特開 平4−13607(JP,A) 特開 平3−123714(JP,A) 特開 平3−106805(JP,A) 特開 平1−233205(JP,A) 特開 平1−163104(JP,A) 特開 昭64−83006(JP,A) 特開 昭64−13007(JP,A) 特開 昭63−104905(JP,A) 特開 平4−29903(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 65/00
Claims (1)
- 【請求項1】植物精油を有効成分として含有する芳香性
室内用ダニ忌避剤であって、植物精油がベチバ−油、パ
チョウリ油またはこれらの混合物であることを特徴とす
る芳香性室内用ダニ忌避剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04194560A JP3121683B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 芳香性室内用ダニ忌避剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04194560A JP3121683B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 芳香性室内用ダニ忌避剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616515A JPH0616515A (ja) | 1994-01-25 |
JP3121683B2 true JP3121683B2 (ja) | 2001-01-09 |
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ID=16326568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04194560A Expired - Fee Related JP3121683B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 芳香性室内用ダニ忌避剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3121683B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005048718A3 (en) * | 2003-11-15 | 2005-07-14 | Reckitt Benckiser Uk Ltd | Method |
Families Citing this family (12)
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JP2000128720A (ja) * | 1998-10-20 | 2000-05-09 | Huajian Medical Science & Technol Co Ltd | 虫除け用組成物およびそれを用いた虫除けパッチ |
JP4194196B2 (ja) | 1999-02-22 | 2008-12-10 | 花王株式会社 | 浴用剤組成物 |
ATE382270T1 (de) * | 1999-03-31 | 2008-01-15 | Firmenich & Cie | Verwendung von cubebol als aromastoff |
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KR100350391B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2002-08-28 | 주식회사 내츄로바이오텍 | 식물에서 추출한 살비성 조성물 |
JP4299573B2 (ja) | 2003-04-25 | 2009-07-22 | 東洋シヤッター株式会社 | エレベータの扉装置 |
JP2015218118A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 株式会社アルサ | 害虫忌避剤 |
CN105145661A (zh) * | 2015-08-06 | 2015-12-16 | 陆月霞 | 一种植物精油类杀虫剂及其制备方法 |
JP2021054741A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | エステー株式会社 | ダニ用忌避剤及びダニの忌避方法 |
CN113615717A (zh) * | 2021-08-23 | 2021-11-09 | 皖南医学院 | 一种含有植物精油的杀螨剂及使用方法和应用 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP04194560A patent/JP3121683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005048718A3 (en) * | 2003-11-15 | 2005-07-14 | Reckitt Benckiser Uk Ltd | Method |
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Publication number | Publication date |
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JPH0616515A (ja) | 1994-01-25 |
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