JP3121671B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3121671B2 JP04092622A JP9262292A JP3121671B2 JP 3121671 B2 JP3121671 B2 JP 3121671B2 JP 04092622 A JP04092622 A JP 04092622A JP 9262292 A JP9262292 A JP 9262292A JP 3121671 B2 JP3121671 B2 JP 3121671B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GaAs基板上に
Inx Ga1-x As層をチャンネル層とし、Aly Ga
1-y As層を電子供給層とするPseudo−HEMT
(疑似高電子移動度トランジスタ)半導体装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は例えばGaAs基板上にInx
1-x As層をチャンネル層とし、Aly Ga1-y As
層を電子供給層とする通常のPseudo−HEMT半
導体装置の断面構造を模型的に示した図である。同図に
おいて、1は厚みが約0.6μmの半絶縁性GaAs基
板で、該GaAs基板1上には約7000Åの厚みのノ
ンドープGaAsバッファ層2、約100Åの厚みのI
x Ga1-x Asチャンネル層3、約400Åの厚みの
SiドープドAly Ga1-y Asの電子供給層4、全体
の厚みが約2000ÅのSiドープドGaAsコンタク
ト層5が上記の順序でエピタキシャル成長されている。
SiドープドGaAsコンタクト層5のゲート電極が形
成される中央部分は約100Å以下の厚みに形成されて
おり、この薄くなった部分にゲート電極8が形成されて
いる。GaAsコンタクト層5上にはまたソース電極
6、ドレイン電極7がそれぞれ形成されている。
【0003】図10はGaAs基板1上にInx Ga
1-x Asチャンネル層3、Aly Ga1-y As電子供給
層4をエピタキシャル成長させるときの各エピタキシャ
ル成長温度、つまり基板温度を示す図で、(a)は各エ
ピタキシャル成長層を示し、(b)はエピタキシャル成
長させるときの基板温度を示す。
【0004】図11の(a)は図9に示すPseudo
−HEMT半導体装置のGaAsバッファ層2、Inx
Ga1-x Asチャンネル層3、Aly Ga1-y As電子
供給層4の各エピタキシャル成長層を示し、同図(b)
は(a)の各エピタキシャル成長層に対応するコンダク
ションバンドを示す図で、9はInx Ga1-x Asチャ
ンネル層3中に形成された2次元電子ガスを示す。同図
(c)はInx Ga1-x Asチャンネル層3中のInの
組成変化を示し、Inの濃度はチャンネル層3全体にわ
たってほぼ一定に維持されている。同図(d)はAly
Ga1-y As電子供給層4中のAlの組成変化を示し、
Alの組成は電子供給層4全体にわたってほぼ一定に維
持されている。
【0005】図9のPseudo−HEMT半導体装置
の動作は既によく知られており、ゲート電極8に所定の
大きさの電圧を印加することによりチャンネル層3中に
形成された2次元電子ガス9を制御し、ソース電極6と
ドレイン電極7との間に流れる電流を制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す従来のPs
eudo−HEMT半導体装置では、各エピタキシャル
成長層を成長させるときの基板温度、各エピタキシャル
成長層中のIn、Alの組成を一定にしているため、2
次元電子ガスの閉じ込めに限界があった。また、Pse
udo−HEMTは、電子が散乱されることが少ない真
性半導体中に電子を2次元的に閉じ込めることにより、
電子が高速に移動することができるようにしたトランジ
スタであることから、上述のように2次元電子ガスの閉
じ込めに限界があれば、高周波特性、雑音特性の向上が
望めないという問題があった。
【0007】本発明は、上記のような従来のPseud
o−HEMT半導体装置の問題点を解消するためになさ
れたもので、高周波特性がよく、雑音特性ならびに耐圧
特性が改善された半導体装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係る
半導体装置の製造方法は、Inx Ga1-x Asチャンネ
ル層をエピタキシャル成長により形成する時のそのエピ
タキシャル成長の処理温度を、基板側よりもAly Ga
1-y As電子供給層側が高くなるように制御すると共
に、InセルからのInの蒸発量をAly Ga1-y As
電子供給層側が高くなるように制御して、Inx Ga
1-x Asチャンネル層中のInの組成がAly Ga1-y
As電子供給層側で高くなるようにした点を特徴とする
ものである。
【0009】本願の第2の発明に係る半導体装置の製造
方法は、Inx Ga1-x Asチャンネル層をエピタキシ
ャル成長により形成する時のそのエピタキシャル成長の
処理温度を当該チャンネル層のエピタキシャル成長開始
時から終了時に向けて高くなるように設定すると共に、
上記チャンネル層をエピタキシャル成長させるときのI
n蒸発セルからのIn蒸発量を、当該チャンネル層中の
Inの組成比xが上記基板側よりも電子供給層側で大き
くなるように、上記チャンネル層のエピタキシャル成長
の開始時から終了時に向けて大きくなるようにした点を
特徴とするものである。
【0010】本願の第1および第2の発明に係る半導体
装置の製造方法では、Inx Ga1-x Asチャンネル層
の成長温度をAly Ga1-y As電子供給層側で上昇さ
せているので、上記チャンネル層の2次元電子濃度の高
い界面近傍の結晶性が向上し、しかも成長温度の上昇に
伴うInの基板表面からの再蒸発分を補うことにより、
上記界面近傍におけるInの組成が低下することがな
いので、2次元電子の閉じ込め効果が大きく、高周波特
性ならびに雑音特性が大幅に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法を図示の実施例を参照して説明する。図1は本願発
明によって製造され半導体装置と同じ基本構造をもっ
た半導体装置を示す図で、図9に示す従来のPseud
o−HEMT半導体装置と実質的に同様に、厚みが約
0.6μmの半絶縁性のGaAs基板11上に約700
0Åの厚みのノンドープGaAsバッファ層12、約1
00Åの厚みのInx Ga1-x Asチャンネル層13、
約400Åの厚みの必要に応じてSiのような不純物が
ドープされたAly Ga1-y As電子供給層14、全体
の厚みが約2000ÅのSiのような不純物がドープさ
れたGaAsコンタクト層15を上記の順序で例えば分
子線エピタキシャル成長法により形成して構成されてい
る。GaAsコンタクト層15の中央部分は約100Å
以下の厚さに形成されており、この薄くなった部分にゲ
ート電極18が形成されている。GaAsコンタクト層
上にはまたソース電極16とドレイン電極17が形成さ
れている。
【0012】図1の半導体装置の製造方法では、図2
(a)に示すInx Ga1-x Asチャンネル層13、A
y Ga1-y As電子供給層14をそれぞれ分子線エピ
タキシャル成長させるときの処理温度、つまり基板温度
を図2の(b)に示すように設定している。すなわち、
Inx Ga1-x Asチャンネル層13のエピタキシャル
成長を開始するときの基板温度を約640℃に設定し、
上記チャンネル層13の成長と共にその基板温度を上昇
させ、約100Åのチャンネル層13が成長されたとき
の最終基板温度を約650℃に上昇させる。この間の時
間は約1分である。次いで基板温度を約10秒で670
℃まで上昇させ、この温度でAly Ga1-y As電子供
給層14を約400Åの厚さにエピタキシャル成長させ
る。
【0013】Inx Ga1-x Asチャンネル層13をエ
ピタキシャル成長させるに当たって、基板温度を上記の
ように成長に伴って上昇させるのは次のような理由によ
る。すなわち、一般にエピタキシャル成長を行う場合、
成長温度が高い程結晶性は良くなる。このことはInx
Ga1-x As半導体のエピタキシャル成長の場合も当て
はまるが、InGaAsの場合は基板温度が高くなると
エピタキシャル成長層からのInの再蒸発量が図3に示
すように多くなるという問題が起きる。一方、2次元電
子ガスが存在するのはInx Ga1-x Asチャンネル層
13とAly Ga1-y As電子供給源14との界面近傍
であるから、Aly Ga1-y As電子供給層14との界
面近傍でのInx Ga1-x Asチャンネル層13の結晶
性の良さが特に重要になる。そこで、エピタキシャル成
長層からのInの再蒸発を押さえるために相対的に低い
温度でエピタキシャル成長を開始し、Aly Ga1-y
s電子供給層14との界面近傍での結晶を良くするため
に成長に伴って基板温度を上昇させる。この結果、2次
元電子ガスが存在するInx Ga1-x Asチャンネル層
13の部分の結晶性が良くなり、2次元電子ガスの散乱
が押さえられ、高周波特性、雑音特性が向上する。
【0014】本願の第1の発明によって製造される半導
体装置は、図1に示す半導体装置と基本的に同じ構成を
もっており、図4(a)に示すように、GaAsバッフ
ァ層22上にInx Ga1-x Asチャンネル層23、A
y Ga1-y As電子供給層24、GaAsコンタクト
層25をこの順序でエピタキシャル成長させて構成され
ている。また、図4(b)に示すように、チャンネル層
23は、基板温度が640℃でエピタキシャル成長を開
始させ、1分で基板温度を660℃まで上昇させてエピ
タキシャル成長させて形成される。形成されるチャンネ
ル層の厚みは100Åである。次いで、基板温度を10
秒で670℃まで上昇させて電子供給層24を400Å
の厚さにエピタキシャル成長させる。
【0015】本願の第1の発明では、上記のように、
x Ga1-x Asチャンネル層23をエピタキシャル成
長させる際に、成長に伴って基板温度を上昇させるた
め、2次元電子ガス濃度が高いAly Ga1-y As電子
供給層24との界面近傍の結晶性が向上する。Inx
1-x Asチャンネル層23をエピタキシャル成長させ
るときの温度が高いと基板からのInの再蒸発量が増え
ることは前述の通りであるが、本願の第1の発明では、
Inx Ga1-x Asチャンネル層23のエピタキシャル
成長に伴って図4(c)に示すようにIn蒸発セルから
のInの蒸発量を増加させ、高温でエピタキシャル成長
される界面近傍においてもInの組成比xが低下しない
ようにしている。
【0016】従って、第1の発明では、Inx Ga1-x
Asチャンネル層23の界面近傍のInの組成比xが低
下しないので、チャンネル層23のバンドギャップが狭
くならず、2次元電子ガスの閉じ込め効果が大きくな
る。また、Inの再蒸発を補償しているので、チャンネ
ル層23のエピタキシャル成長時の基板温度を、前述の
図2の例よりも高く設定することができるから、結晶性
がさらに良くなる。よって、第の発明により製造され
た半導体装置は、高周波特性、雑音特性がさらに向上す
る。
【0017】図5は本願の第2の発明により製造された
半導体装置を示す。第2の発明による半導体装置の基本
構造図1に示す半導体装置と同様である。また、In
x Ga1-x Asチャンネル層33、Aly Ga1-y As
電子供給層34をエピタキシャル成長させるときの基板
温度の変化は図4に示す第1の発明のそれと同様であ
る。なお、32はGaAsバッファ層、35はGaAs
コンタクト層である。この第2の発明においても、図5
(c)に示すようにInx Ga1-x Asチャンネル層3
3のエピタキシャル成長に伴ってIn蒸発セルからのI
nの蒸発量を増加させているが、その増加の割合は同図
(d)に示すようにチャンネル層33中のInの組成比
xがAly Ga1-y As電子供給層34に近づくにつれ
て大きくなるように設定されている。
【0018】図6は本願の第2の発明におけるInx
1-x Asチャンネル層33、Aly Ga1-y As電子
供給層34のエネルギバンドとチャンネル層33中のI
n組成比xとの関係を示す図である。同図(c)に示す
ように、チャンネル層33中のInの組成比xが大きく
なるに従って同図(b)に示すようにバンドギャップが
広くなり、2次元電子ガス9の閉じ込め効果が大きくな
る。図6(b)における点線3bは図11(b)に示す
従来の方法で製造された半導体装置におけるチャンネル
層3のバンドギャップを示す。
【0019】Inx Ga1-x As半導体では、上述のよ
うにInの組成比xが大きい程バンドギャップが広く、
2次元電子ガスの閉じ込め効果が大きくなる。一方、こ
のInx Ga1-x As半導体は、In組成比xが大きい
程GaAsとの格子不整合が大きく、また膜厚が厚くな
る程結晶性が悪くなる。第2の発明では、Inx Ga
1-x Asチャンネル層33をエピタキシャル成長させる
ときの基板温度を、エピタキシャル成長につれて上昇さ
せているから、Aly Ga1-y As電子供給層34との
界面近傍のInの組成比xが大きくなっているにも拘ら
ず上記界面近傍の結晶性は良好で、2次元電子ガスの散
乱が押さえられ、高周波特性、雑音特性が共に向上す
る。
【0020】図7は参考として他の製造方法によって製
造された半導体装置の第1の例を示す。同図(a)にお
ける42はGaAsバッファ層、43はInx Ga1-x
Asチャンネル層、44はAly Ga1-y As電子供給
層、45はGaAsコンタクト層である。この例では、
同図(c)に示すようにAly Ga1-y As電子供給層
44中のAlの組成比yがチャンネル層43との界面近
傍で高く、界面から遠ざかるにつれて低くなっている。
従って、各層のコンダクションバンドは図7(b)のよ
うになり、特にAly Ga1-y As電子供給層44のコ
ンダクションバンドは、図11(b)に示した従来の半
導体装置におけるコンダクションバンド(点線4bで示
す)よりも高くなる。このことによって、Inx Ga
1-x Asチャンネル層43とAly Ga1-y As電子供
給層44との間のバンドギャップの差ΔEgが大きくな
り、図10に従って製造された従来の半導体装置に比し
て2次元電子ガス9の閉じ込め効果が大きくなる。よっ
て、装置の高周波特性、雑音特性が共に向上する。な
お、チャンネル層43、電子供給層44をエピタキシャ
ル成長させるときの基板温度は、図10に示す従来の半
導体装置の製造時に採用された温度でもよいし、図2お
よび図4に示す本願の各発明で採用されている温度でも
よい。
【0021】図8は参考として他の製造方法によって製
造された半導体装置の第2の例を示す。同図(a)にお
ける52はGaAsバッファ層、53はInx Ga1-x
Asチャンネル層、54はSiドープドAly Ga1-y
As電子供給層、55はGaAsコンタクト層である。
同図(b)はAly Ga1-y As電子供給層54中のA
lの組成比yの変化を示し、同図(c)は同じくAly
Ga1-y As電子供給層54中の不純物であるSiドー
ピング量の変化を示す。各層をエピタキシャル成長させ
るときの基板温度は、図2および図4に示す本発明の製
造方法で採用されている温度でもよいし、図10に示す
従来の半導体装置の製造時に採用された温度でもよい。
【0022】図8(b)、(c)から明らかなように、
Aly Ga1-y As電子供給層54中のAlの組成比
y、Siのドーピング量が共にチャンネル層53との界
面近傍で高く、界面から遠ざかるにつれて低くなってい
る。この例における各層のコンダクションバンドは図7
(b)に示す例におけるコンダクションバンドと実質的
に同じで、チャンネル層53と電子供給層54との間の
バンドギャップの差ΔEgが大きくなり、図10の従来
の半導体装置に比して2次元電子ガスの閉じ込め効果が
大きくなる。また、この例では、Siのドーピング量を
図8(c)のように変化させることにより、Alの組成
比yが大きいチャンネル層53との界面近傍におけるキ
ャリアの減少を補う効果があり、さらに、Siのドーピ
ング量をコンタクト層55に近づくにつれて少なくする
ことにより、高周波特性および雑音特性の向上に加えて
耐圧特性も向上するという効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本願発明に係る
半導体装置の製造方法は、Inx Ga1-x Asチャンネ
ル層の成長温度をAly Ga1-y As電子供給層側で上
昇させているので、2次元電子濃度の高い界面近傍の結
晶性が向上し、高周波特性ならびに雑音特性が向上する
効果が得られ、さらに、チャンネル層を成長させるとき
の処理温度の上昇に伴うInの基板表面からの再蒸発分
を補うことにより、界面側でInの組成が低下するのが
防止され、2次元電子の閉じ込め効果が大きく、高周波
特性ならびに雑音特性が一層に向上するという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明により製造され半導体装置と同じ
本構造をもった半導体装置を示す断面図である。
【図2】本願発明よる製造方法により半導体装置を製
造するときのチャンネル層ならびに電子供給層の基本的
エピタキシャル成長条件を示す概略図である。
【図3】本願発明る製造方法により半導体装置を製
造するときのInx Ga1-x Asチャンネル層をエピタ
キシャル成長させるときの基板温度とInの再蒸発量と
の関係を示す図である。
【図4】本願の第1の発明に係る製造方法により半導体
装置を製造するときのチャンネル層ならびに電子供給層
のエピタキシャル成長条件を示す概略図である。
【図5】本願の第2の発明に係る製造方法により半導体
装置を製造するときのチャンネル層ならびに電子供給層
のエピタキシャル成長条件を示す概略図である。
【図6】本願の第2の発明に係る製造方法により製造さ
れた半導体装置の各層のコンダクションバンドとチャン
ネル層中のIn組成比xの変化を示す図である。
【図7】参考として他の製造方法により製造された半導
体装置の各層のコンダクションバンドと電子供給層中の
Al組成比yの変化を示す図である。
【図8】参考としてさらに他の製造方法により製造され
た半導体装置の電子供給層中のAl組成比yの変化と不
純物ドーピング量の変化を示す図である。
【図9】従来のPseudo−HEMT半導体装置の基
本構造を示す断面図である。
【図10】図9に示す従来の半導体装置を製造するとき
のチャンネル層ならびに電子供給層のエピタキシャル成
長条件を示す図である。
【図11】図9に示す従来の半導体装置の各層のコンダ
クションバンドとチャンネル層中のIn組成比xならび
に電子供給層中のAl組成比yを示す図である。
【符号の説明】
9 2次元電子ガス 11 GaAs基板 12 GaAsバッファ層 13 Inx Ga1-x Asチャンネル層 14 Aly Ga1-y As電子供給層 15 GaAsコンタクト層 22 GaAsバッファ層 23 Inx Ga1-x Asチャンネル層 24 Aly Ga1-y As電子供給層 25 GaAsコンタクト層 32 GaAsバッファ層 33 Inx Ga1-x Asチャンネル層 34 Aly Ga1-y As電子供給層 35 GaAsコンタクト層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−21346(JP,A) 特開 平1−74764(JP,A) 特開 平1−199475(JP,A) 特開 平2−202029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/778 H01L 21/20 H01L 21/338 H01L 29/812

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板上にInx Ga1-x Asチ
    ャンネル層をエピタキシャル成長させる工程と、上記チ
    ャンネル層上にAly Ga1-y As電子供給層をエピタ
    キシャル成長させる工程と、上記電子供給層上にGaA
    sコンタクト層をエピタキシャル成長させる工程とを含
    み、上記チャンネル層をエピタキシャル成長させるとき
    の処理温度を当該チャンネル層のエピタキシャル成長開
    始時から終了時に向けて高くなるように設定すると共
    に、上記チャンネル層をエピタキシャル成長させるとき
    のIn蒸発セルからのIn蒸発量を当該チャンネル層の
    エピタキシャル成長開始時から終了時に向けて大きくな
    るように制御したことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 GaAs基板上にInx Ga1-x Asチ
    ャンネル層をエピタキシャル成長させる工程と、上記チ
    ャンネル層上にAly Ga1-y As電子供給層をエピタ
    キシャル成長させる工程と、上記電子供給層上にGaA
    sコンタクト層をエピタキシャル成長させる工程とを含
    み、上記チャンネル層をエピタキシャル成長させるとき
    の処理温度を当該チャンネル層のエピタキシャル成長開
    始時から終了時に向けて高くなるように設定すると共
    に、上記チャンネル層をエピタキシャル成長させるとき
    のIn蒸発セルからのIn蒸発量を、当該チャンネル層
    中のInの組成比xが上記基板側よりも電子供給層側で
    大きくなるように、上記チャンネル層のエピタキシャル
    成長の開始時から終了時に向けて大きくなるように制御
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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