JP3121591B1 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3121591B1
JP3121591B1 JP11221763A JP22176399A JP3121591B1 JP 3121591 B1 JP3121591 B1 JP 3121591B1 JP 11221763 A JP11221763 A JP 11221763A JP 22176399 A JP22176399 A JP 22176399A JP 3121591 B1 JP3121591 B1 JP 3121591B1
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守孝 後藤
秀雄 後藤
一誠 礒永
努 福井
信洋 小代田
幸一 上地
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Honda Motor Co Ltd
Fujikura Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Fujikura Ltd
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Abstract

【要約】 【課題】 経時変化が生じても信頼性ある電気的接続を
長期間にわたり維持することが可能なコネクタを提供す
る。 【解決手段】 メンブレン回路20を介在させた一対の
金属板60,150は、2つの結合部材70,70で固
定的に結合される。一対の金属板の一方150には、2
つの結合部材の中間に位置して、メンブレン回路に向か
って突出する単一の点状凸部153が形成されている。
この点状凸部は、メンブレン回路と端子との間に経時的
に発生する機械的な緩みを吸収するように作用し、長期
間にわたり信頼性の高い電気的接続を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーネスとメンブ
レン回路とを電気的に接続するためのコネクタに関し、
特に信頼性ある電気的接続を長期間にわたり維持するこ
とが可能なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】PET(ポリエチレンテレフタレート)
素材のフィルムをベース基材に使用した柔軟で薄型のメ
ンブレン回路(電極シートなどとも呼ばれる)に対し、
ハーネスを電気的および機械的に接続する場合、一般に
は図5の平面図に示すように、ハーネス10とメンブレ
ン回路20とをターミナル部30において固定的に接続
する。図6は、このターミナル部30を拡大して示す側
面図である。
【0003】ターミナル部30には、ハーネス10とメ
ンブレン回路20の導電パターンとを接続するためのコ
ネクタ40が使用される。このコネクタ40は、予めハ
ーネス10に対し圧接または圧着等によって機械的およ
び電気的に接続される金属製端子50と、この端子50
と対をなす金属製ワッシャ60と、端子50およびワッ
シャ60間にメンブレン回路20を介在させて3者を堅
固に結合する(かしめる)ための2つの結合部材、例え
ば、はとめ又はリベット70,70から構成される。
【0004】図7は、端子50を単体で示す平面図
(a)及び側面図(b)である。端子50は、ハーネス
10の末端に接続される接続部51を一端に有する。端
子50は更に、リベット70,70を貫通させるための
2つの透孔52,52をその胴部53に備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のコネクタでは、リベット70やはとめを打ち込んだ
直後は、これらによるメンブレン回路20と端子50と
の押圧によって、メンブレン回路20と端子50との間
の電気的接続は良好である。しかし、経時的にメンブレ
ン回路20のPETフィルムは周囲の環境から熱の影響
を受けて薄くなる。また、リベット70の締結状態に緩
みも発生する。このような経時変化が複合的に生じる
と、端子50とメンブレン回路20との接続部が明確で
ないため、その効果は減少し、ついにはメンブレン回路
20と端子50との間の電気的接続状態が不安定になる
(接触不良を起こす)。
【0006】本発明は、この点を改善し、メンブレン回
路等に経時変化が生じても信頼性ある電気的接続を長期
間にわたり維持することが可能なコネクタを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、メ
ンブレン回路を挟持する一対の金属板と、前記メンブレ
ン回路を介在させた前記一対の金属板を固定的に結合す
る2つの結合部材と、前記一対の金属板の少なくとも一
方に、前記2つの結合部材の中間に位置して、前記メン
ブレン回路に向かって突出するように形成された少なく
とも一つの凸部とを備え、前記2つの結合部材は、前記
凸部の先端に前記メンブレン回路を押圧するように前記
一対の金属板を結合することを特徴とする
【0008】本発明の好ましい実施の形態によれば、前
記一対の金属板の一方はハーネスに接続される端子であ
り、他方はワッシャである。また、前記凸部は前記端子
及びワッシャの少なくとも一方に形成されたものであ
る。
【0009】本発明のコネクタでは、メンブレン回路を
挟持した状態で、2つの結合部材(はとめ、リベット
等)によって結合される一対の金属板の少なくとも一方
に、前記2つの結合部材の中間に位置して、前記メンブ
レン回路に向かって突出する少なくとも一つの凸部(例
えば点状凸部、線状凸部等)が形成されている。この凸
部は、2つの結合部材の間の金属板を弾性変形させ、こ
れによる金属板の弾性力によって、凸部をメンブレン回
路に強固に押圧するように作用する。これにより、メン
ブレン回路と端子との間に経時的に発生する機械的な緩
みを吸収することができ、長期間にわたり信頼性の高い
電気的接続を維持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態を示す側面図で、(a)は組立前の状態、(b)
は組立後の状態を示す。メンブレン回路20は図1に示
したものと同様のものである。このメンブレン回路20
にハーネスを接続するための本発明のコネクタ140
は、端子150、ワッシャ60および2本のリベット7
0,70からなる。この例では、ワッシャ60およびリ
ベット70は従来のままである。
【0011】図2は、本発明に係る端子150を単体で
示す平面図(a)、側面図(b)およびA−A断面図
(c)である。端子150は、ハーネスの末端に接続さ
れる接続部151を一端に有する。端子150は更に、
リベット70,70を貫通させるための2つの透孔15
2,152と、この2つの透孔152の間に形成された
単一の点状凸部、例えばディンプル153をその胴部1
54に有する。
【0012】ディンプル153は、2つの透孔152,
152を結ぶ線上の中間地点に形成されており、その凸
部はメンブレン回路20に面している。かかる端子15
0とワッシャ60との間にメンブレン回路20を介在さ
せ、2本のリベット70,70で3者を強固に締結する
と、図1(b)に示すように、凸部が存在することでな
り得なかった本来の形状(平面)になろうとする弾性力
(スプリングバック)によりディンプル153の先端P
0にメンブレン回路20を押圧する接圧Fが発生する。
この接圧Fは、金属製端子150とワッシャの弾性に起
因する。
【0013】同時に、リベット70を支点として、ディ
ンプル153の先端P0の反作用点となる端子150の
端点Pl,P2にも、メンブレン回路20を押さえる方
向に圧力が生じる。結局、これら3点P0,Pl,P2
によって端子150とメンブレン回路20との間の電気
的接続が行われる。この電気的接続は、弾性的なもので
あるから、メンブレン回路20の経時変化による厚みの
減少およびリベット70の締結に緩みが生じても、その
機械的接続の変化は吸収され、長期間にわたって安定し
た信頼性の高い電気的接続が維持される。
【0014】このようにディンプル153を使用する
と、メンブレン回路20との接続が点接触となって接続
部が明確になるため、電気的接続の信頼性が向上する。
また、接触部がガスタイトとなるため、酸化作用が発生
しなくなり、長期にわたり高信頼性を維持できる。
【0015】上述したディンプル153は、ワッシャ6
0側に形成してもよい。また、凸部の形状としては、上
述した単一のディンプル153に限定されるものではな
い。例えば、図3の平面図(a)及びB−B断面図
(b)に示すように、凸部として胴部154に幅方向に
並ぶ2つのディンプル155,155を形成した端子1
60を用いたり、図4の平面図(a)及びC−C断面図
(b)に示すように、胴部154に幅方向に延びるビー
ド156を形成した端子170を用いるようにしても、
同様の効果を得ることができる。また、リベット70
は、はとめ等の他の固定的な結合部材であっても良い。
【0016】かかるコネクタは、電子レンジ、洗濯機な
どの家電製品や、工作機械などの産業機械、あるいは電
車、自動二輪車などの輸送機器の分野で幅広く適用する
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、経時
変化が生じても信頼性ある電気的接続を長期間にわたり
維持することが可能なコネクタを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るコネクタを示す組立
前の側面図(a)および組立後の側面図(b)である。
【図2】 図1の端子を単体で示す平面図(a)、側面
図(b)および断面図(c)である。
【図3】 本発明の他の実施例に係るコネクタの端子を
示す平面図(a)および断面図(b)である。
【図4】 本発明の更に他の実施例に係るコネクタの端
子を示す平面図(a)および断面図(b)である。
【図5】 メンブレン回路とハーネスの接続部を示す平
面図である。
【図6】 図5のターミナル部の断面図である。
【図7】 従来の端子を単体で示す平面図(a)および
側面図(b)である。
【符号の説明】
10…ハーネス、20…メンブレン回路、30…ターミ
ナル部、60…ワッシャ、70…リベット、140…コ
ネクタ、150,160,170…端子、151…接続
部、152…透孔、153,155…ディンプル、15
4…胴部、156…ビード。
フロントページの続き (72)発明者 後藤 秀雄 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ佐倉事業所内 (72)発明者 礒永 一誠 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 福井 努 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 小代田 信洋 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 上地 幸一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実公 昭51−9027(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/06 H01R 11/11 - 11/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンブレン回路を挟持する一対の金属板
    と、 前記メンブレン回路を介在させた前記一対の金属板を固
    定的に結合する2つの結合部材と、 前記一対の金属板の少なくとも一方に、前記2つの結合
    部材の中間に位置して、前記メンブレン回路に向かって
    突出するように形成された少なくとも一つの凸部とを備
    前記2つの結合部材は、前記凸部の先端に前記メンブレ
    ン回路を押圧するように前記一対の金属板を結合する
    とを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一対の金属板の一方はハーネスに接
    続される端子であり、他方はワッシャである請求項1記
    載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記凸部は前記端子及びワッシャの少な
    くとも一方に形成されたものである請求項2記載のコネ
    クタ。
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