JP3121362B2 - 試料注入装置とクロマトグラフのオンカラム試料注入方法 - Google Patents

試料注入装置とクロマトグラフのオンカラム試料注入方法

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JP3121362B2 JP03017114A JP1711491A JP3121362B2 JP 3121362 B2 JP3121362 B2 JP 3121362B2 JP 03017114 A JP03017114 A JP 03017114A JP 1711491 A JP1711491 A JP 1711491A JP 3121362 B2 JP3121362 B2 JP 3121362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロマトグラフィ技術の
向上に関し、特に試料の自動クール・オン・カラム(coo
l on-column)注入の可能なクロマトグラフ・システムに
関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】分析化学では液体およびガス
クロマトグラフィ技術が化学試料成分の同定における重
要なツールとなっている。全てのクロマトグラフィ技術
の基礎となる基本的な原理は、試料化学混合物を、移動
する流体中で輸送し多孔質保持媒体を通過させることに
よって、個別の成分に分離することである。移動する流
体は移動相と呼ばれ、保持媒体は固定相と呼ばれてい
る。液体クロマトグラフィとガスクロマチグラフィの相
違点の一つは移動相がそれぞれ液体あるいはガスである
ということである。
【0003】ガスクロマトグラフを用いた試料化合物の
分析では、通常、不活性のキャリヤ・ガス(移動相)が
多孔質の吸着性媒体(固定相)を含む加熱されたカラム
を通る流れとして連続的に供給される。従来、クロマト
グラフ・システムは数100ミクロンの範囲の内径を有
する中空のキャピラリ管で形成されたカラムを配置した
ものであった。このようなシステムでは、対象試料混合
物が移動相の流れに注入され、キャピラリカラムを通
る。このカラムは典型的にはオーブンの中に位置してい
る。対象試料混合物はキャピラリカラムを通過するにつ
れて様々な成分に分離する。分離は主として、カラム内
の温度に対する各試料成分の揮発特性の相違によるもの
である。カラム温度は主としてオーブン温度によって調
整される。キャピラリカラムの出口に位置する検出器が
分離されたそれぞれの成分をカラムから溶出した際に検
出する。
【0004】キャピラリカラムのカラム効率(通常、理
論段によって表わされる)はカラムの長さと幅の両方に
依存する。同等な効率を得るためには、内径の大きなカ
ラムは、内径の小さなカラムよりも長くなければならな
い。カラムの長さが長ければ分析時間も長くなり、感度
に影響が出ることになる。しかし、比較的小さな内径を
有する短いカラムには、本発明以前には試料注入に用い
ることのできる技術に関して制約があった。その結果、
従来のガスクロマトグラフィ分析は、使用されるカラム
と注入技術に関係して感度と効率との間で妥協しなけれ
ばならなかった。
【0005】さらに、特定の化合物の分析にあっては試
料化合物とキャリヤ・ガスのカラムへの注入に用いられ
る技術がクロマトグラフィ分析の定性的、定量的な精度
に影響しうることがわかっている。いわゆるスプリット
注入技術とスプリットレス注入技術が試料化合物の注入
のために開発されてきた。スプリット注入技術は試料化
合物の一部だけをカラムに注入したい時、たとえば、希
釈されていない材料等の高い体積濃度を含む試料を分析
するときに用いられる。スプリットレス注入は全試料を
注入したい時、すなわち微量分析に用いられる。スプリ
ット注入技術、スプリットレス注入技術の両方にある問
題点は、試料の気化段階で起こる非再現性と分子量のデ
ィスクリミネーションの問題である。1977年のJour
nal of Chromatography の42号、87−102頁に記
載される論文では(「Sampling Techniques In Capilla
ry Gas Chromatography 」)、スプリット、スプリット
レス注入を含む様々なGC注入またはサンプリング技術
が研究、比較されている。複雑な混合物の微量成分の定
量分析が求められる場合、GCサンプリングの技術的困
難が増すことが強調されている。複雑な混合物の最適な
定量分析および定性分積を行うには、スプリット技術お
よびスプリットレス技術は望ましくないことが証明され
ている。オン・カラムあるいはダイレクト試料導入によ
って、定量分析と定性分析のいずれの場合にも改善を得
られると結論されている。
【0006】オン・カラム注入技術は試料化合物を直接
カラムに注入する。しかし、このような直接的な注入
は、揮発性成分の損失を招きうることになる。かかる成
分は急激な気化の後注入によって発生した圧力によって
カラムの入口端部から排出されうる。この排出の問題に
対する解決策の一つがクール・オン・カラム注入技術の
開発であった。1978年のJournal of Chromatograph
y 151号、311−320頁に記載された論文(「On
-Column Injection Onto Glass Capillary Columns」)
では、オン・カラム注入を定量分析の精度と正確度に関
連して論じている。ここでは、カラム内に挿入されるニ
ードルを含むオン・カラム注入装置が説明されている。
このニードルはその先端だけが約10mmオーブンの中
に入るように所望の距離だけ挿入される。入力セプタム
を除くことによって分析の精度を向上させることが提案
されている。従来技術においては、入力セプタムが入口
を密封する働きをし、ニードルはカラムにアクセスする
ためにセプタムを貫通しなければならなかった。ここで
は、注入器アセンブリを冷却し、それによってクール・
オン・カラム試料注入技術を確立することを提案してい
る。クール・オン・カラム試料注入では、注入領域のカ
ラムは気化とそれに続くカラムからの成分の流出を防止
するため、被測定試料の沸点に関連して冷却される。こ
のような注入技術では、オーブンから注入器にフラッシ
ュバックされるいかなる試料も注入器内に蓄えられる。
【0007】ここで用いられるように、定量的精度とは
パーセントエリアカウント(percentareac
ount)の相対標準偏差を指す。定性的精度とは、保
持時間の相対標準偏差を指す。米国特許4,269,6
08号には、クール・オン・カラム注入技術等に冷却ガ
ス流を提供する入口系が開示されている。一実施例であ
る入口装置は、その中を適度な温度の流体を通すことに
よってそこから熱を奪う、すなわち冷却することができ
るコイルを有するものとして示される。しかし、開示さ
れた設計では、液体試料をキャピラリカラム内に導入さ
せる(deposit)ためにニードルの先端がオーブ
ンの領域内に確実に来るようにするため長く、細いシリ
ンジ・ニードルを用いる必要がある。このように長いニ
ードルが必要であるため、その他の点では良好な入口の
設計も容易にあるいは強固に製造しうるものとはならな
かった。つまり、以上からある種の分析には細いキャピ
ラリカラムとクール・オン・カラム注入技術が望ましい
ことが理解される。しかし、このような組み合わせに
は、カラムより細く、上述のようにオーブンの中に少な
くとも10mmは伸長するだけの長さのニードルを有す
るシリンジが必要である。残念ながらこのニードルの長
さと小さな径の組合せは、これまでシステムの故障につ
ながるゆがみや曲がりを引き起こした。このような現象
はEulorここでPCR=臨界負荷(critica
l load)、 A=断面積、 L=実効長さ、 R=回転半径、 E=弾性係数(L/R>150)。 カラムの直径を小さくし、かつ直径のより大きなニード
ルを用いる試みの一つが、いわゆる突合せコネクタ(b
utt counector)の開発と使用がある。突
合わせコネクタはたとえば直径530μのプリカラムと
直径320μの分析カラムの接合に用いることができ
る。残念ながら、突合せコネクタの使用は効率、精度、
使い易さのすべてを犠牲にする結果を生じる。スプリッ
ト技術およびスプリットレス技術の利点の一つはそれら
が容易に自動化できることである。これらの技術、特に
スプリット注入技術の自動化は、クロマトグラフ分析の
精度とノンディスクリミネーションをおおいに向上させ
た。米国特許4,615,226号ではかかる自動化の
ための方法と装置が開示されている。自動化はまた分析
にかかるコストをも劇的に低減する。このような自動化
された注入装置は商業的に入手可能である。たとえば、
米国カリフォルニア州のHewlett−Packar
d Companyが製造販売するHP7673Aなど
である。
【0008】クール・オン・カラム注入は熱に対して不
安定なあるいは反応しやすい化合物、非常に揮発性の高
い化合物もしくは沸点の幅の広い混合物に関して特有の
利点を有する。しかし、クール・オン・カラム注入を技
術として十分活用するには、強固にかつ高い信頼性をも
って自動化しなければならない。現在の技術ではクール
・オン・カラムの自動化は内径530μ以上のキャピラ
リカラムに制限され、この技術の能力に重大な制約を課
している。したがって、530μ以下の内径を有するカ
ラムへのクール・オン・カラム注入の確実性と性能を最
大限にする自動化されたクロマトグラフ・システムとそ
の方法が必要とされている。クール・オン・カラム注入
の実用上の下限は約200μである。現在製造可能な壁
の厚みを有し、かつ入口への液体の移動を可能とするだ
けの大きさの内径(ほとんどの試料について最低約10
0μ)を有するシリンジ・ニードルを使用する必要から
この限度が決められている。この200−530μのカ
ラム内径範囲を適用できる試料注入装置は、クール・オ
ン・カラム技術の適用性を大きく広げることが可能であ
る。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、上述の問題を解消し、
内径の小さい(530μ以下)のカラムを備えるガスク
ロマトグラフにオン・カラム注入を可能する試料注入装
置を提供することにある。
【0010】
【発明の概要】本発明はキャピラリカラムを備えるクロ
マトグラフ・システムのクール・オン・カラム試料注入
を行うもので、注入はニードルを有するシリンジを用い
て行なう試料注入装置である。カラムの入口端部に接続
された入口アセンブリ、試料がカラムに注入された時試
料の流出(escape)を防止するために入口に流体封止を形
成し、かつカラムへのニードルの挿入点におけるニード
ルの実効長さを低減するための入口アセンブリ内に設け
られた封止部材、および第1の制御信号に応答して試料
が注入されるカラムの領域の温度を制御するめたの温度
コントローラによってもカラムの長さと直径を最小化す
る。封止部材には弾性部材を含んでもよく、さらに、試
料注入装置にはこの弾性部材を連続的に冷却するための
機構が含まれている。弾性部材はニードルを通過させる
ための穴を有するセプタムとして形成される。このよう
なシステムでは、長いシリンジは不要となる。カラムの
内径は、シリンジのニードルの外周を最小化することに
より、最小となる。
【0011】
【発明の実施例】図1に本発明に用いられるガスクロマ
トグラフ(GC)10を示す。所与の試料をクロマトグ
ラフによる分離を行うため、試料は加圧されたキャリヤ
・ガスとともに注入ポート12によって注入される。注
入ポート12に供給されるキャリヤ・ガスはガス源から
GC内のキャリヤ・ガスの圧力を制御する働きをする適
当なバルブ(図示せず)を介して供給される。まず初め
に、本発明は、入口での短い温度遷移ゾーン(temperatu
re transition zone)とニードルの力および実効長さを
低減することによって曲がりやすい長く細いニードルを
なくし、小径カラムへの直接自動オン・カラム注入の主
要な制約を克服する。これらの結果を得るための構造を
図に示し、以下に説明する。加えて、本発明をガスクロ
マトグラフ・システムについて説明するが、本発明の適
用はそれに限定されるものではない。
【0012】カラム14はオーブン16内に位置する。
本発明の原理に適合するために特定のオーブンの設計が
要求されるものではないが、オーブンには加熱装置18
と温度センサ20を具備するものが好ましい。加熱装置
18は、コンピュータ22の発生する制御信号に応答し
てオーブン16を加熱する。オーブンの温度が確実に所
望のレベルになるように、センサ20はオーブン16の
温度を表すフィードバック信号を発生し、この信号がコ
ンピュータ22を与えられる。カラム14を通過するキ
ャリア・ガスと試料の組合せは、部分的にはオーブン1
6内の加熱装置18の動作の結果生じる単位時間当りの
温度プロファイルに露出する。通常オーブン16内の温
度は最低レベルから最高レベルまでの線形あるいは階段
状に上昇する。この温度変化のプロファイルの期間、す
なわち、上昇あるいは下降の期間中試料は、主として各
成分の与えられた温度における揮発特性の相違によって
分離する。カラム14からこれら成分が溶出すると、そ
れらは検出器24によって検出される。検出器24は、
水素炎イオン化検出器や質量分析計等、いかなる周知の
GC検出器でよい。
【0013】温度プロフィルのオーブン16内のカラム
14に適用されると考えられる部分は周囲温度あるいは
室温以下である。温度プロフィルのこの部分の望ましい
温度は、オーブン16内に拡散される冷却液を用いるこ
とによって得られる。液体二酸化炭素や液体窒素等の適
当な冷却流体が図示しない冷却流体源からバルブ26に
供給される。バルブ26はコンピュータ22からの制御
信号を受信して開閉する。バルブ26が開いていると
き、冷却流体は管28とリストリクタ30を通ってクロ
マトグラフ・システム10に流入する。図1に示すよう
に、冷却液は入口チャンバ32に入る。この入口チャン
バは入口カバー34によって画定される。オーブン16
内の入口チャンバ32は開口部36を包囲し、これらの
間に流体通路を確立する。図1に示すように、リストリ
クタ30はカバー34の上側壁38に向かって上向きに
なっている。開口部36を通過する冷却流体はオーブン
16の内部を冷却する働きをする。コンピュータ22は
センサ20によってオーブン16内で感知された温度か
ら、バルブ26が開いている時間を制御する。
【0014】入口アセンブリ12の概略を図1に示す。
入口アセンブリ12は熱伝導性材料(例えば、アルミニ
ウム)のブロック13として構成されることが好まし
い。後に図2および図3を参照して詳しく説明するが、
試料とキャリア・ガスの組み合わせは中央通路42を通
過してカラム14に向かう。カートリッジ加熱装置44
が端子46に供給される起動信号に応答して入口アセン
ブリ40を加熱するために設けられている。入口12の
温度はセンサ48によって感知される。センサ48は入
口12の温度を表す電気信号を発生し、この信号は端子
50に供給される。次に加熱装置44が入口12の温度
を所望のレベルに上昇させる。その後、コンピュータ2
2はセンサ48からの信号に基づいて端子46に供給さ
れる制御信号を変更する。ファン52は注入の過程でフ
ィン53とフィン60で空気を移動させて入口12を冷
却する働きをする。適当なファン制御信号がコンピュー
タ22によって生成され、端子54に供給される。好適
な一実施例ではファン52は連続的に稼働する。
【0015】センサ48はコンピュータ22によってバ
ルブ26への制御信号の発生に用いることができること
がわかる。冷却流体がチャンバ32内に拡散されると入
口12の温度も変化する。入口12のいかなる温度変化
もセンサ48によって感知され、端子50からコンピュ
ータ22に送られる。本実施例では、バルブ26はセン
サ26でオーブンの内部で感知された温度によって制御
される。
【0016】好適な一実施例では、オーブン16はHewl
ett-Packard Company の5890Aガスクロマトグラフ
である。このようなガスクロマトグラフには、内部ファ
ン(図示せず)が含まれている。この内部ファンは、例
えば、米国特許4,181,613号により詳細に説明
されている。オーブン16内のファンの作用で少量の冷
却流体がオーブン16内を駆動する。
【0017】図1では、電子制御系は二つの主要な構成
部分からなる。すなわちキーパッド58とコンピュータ
22である。コンピュータ22はガスクロマトグラフ1
0に関連した全てのシステムの全体的な制御を行う。実
際のガスクロマトグラフは、本発明に関して説明された
もの以上のシステムを含むことも可能である。また、コ
ンピュータ22は単一のブロックとして示されている
が、このようなコンピュータには中央処理ユニットおよ
びランダムアクセスメモリ、リードオンリメモリ、入出
力分離(iuput/output isolation)デバイス、クロック、
その他の関連の電子部品といったあらゆる関連周辺デバ
イスが含まれることが理解できる。好適な一実施例では
コンピュータ22で用いられる中央処理ユニットはZ8
0マイクロプロセッサである。このように、コンピュー
タ22は情報やプログラムを周知の方法で記憶及び検索
できるメモリを含む。本発明に関連して用いられるコン
ピュータ22に付随するプログラムは温度を所望のレベ
ルに維持するための必要な制御信号を発生しうるプログ
ラムであればいかなるものでもよい。コンピュータ22
のプログラムは簡単であるため、ここでは詳細な説明を
省く。
【0018】コンピュータ22の機能の中に、オーブン
の温度制御と入口の温度制御の二つがある。コンピュー
タ22は、加熱装置18にオーブン16に伝達される加
熱の量を増減させる信号を加熱装置18に送る、またオ
ーブン16内への冷却流体の注入を開始または終了する
適当な信号をバルブ26に送信することによってオーブ
ンの温度を制御する。センサ20はオーブン16内の温
度を感知し、その温度を表すフィードバック信号をコン
ピュータ22に送信する。センサ20からの温度フィー
ドバック信号を監視することによって、コンピュータ2
2は、加熱装置18とバルブ26を制御してオーブン1
6内の温度を所望のレベルに維持することができる。操
作コマンドその他の情報がキーバット58を使ってコン
ピュータ22に入力される。本実施例のキーパッド58
には、表示スクリーン61が設けられている。したがっ
て、表示あるいはプロンプトメッセージをコンピュータ
22によって生成し、キーバッド58に表示することが
できる。
【0019】コンピュータ22は、加熱装置44にブロ
ック40に伝達される加熱の量を増減させる適当な信号
を加熱装置44に送信することによって入口12の温度
を制御する。センサ48はブロック40の温度を感知
し、そのブロックの温度を表すフィードバック信号をコ
ンピュータ22に送信する。センサ48からの温度フィ
ードバック22は、入口12の温度を所望のレベルに維
持することができる。好適な一実施例のコンピュータ2
2は、制御バルブ26、加熱装置18および加熱装置4
4の制御に用いられる制御信号を生成する。生成された
制御信号はデジタルの形式であるため、デジタル/アナ
ログ変換器(図示せず)によってアナログの形式に変換
され、適当に増幅される。
【0020】図2には入口12をより詳細に示してい
る。入口12は一般に通路59(図3)を有する軸方向
に整列した二つの本体部56および58を含む。上部本
体部56はその外表面に形成された複数個のフィン60
を有する。入口12はフィン60による空気の動きによ
って冷却される。ファン52はフィン53とフィン60
間で空気を動かすように位置する。このような空気の動
きで、本体部56と60の間に位置するセプタムは低温
に維持される。カラム14は底部本体部58の排出口を
通過しコネクタ61によって保持される。
【0021】本発明の好適な実施例では、クール・オン
・カラム注入はシリンジ62を用いて行われる。シリン
ジ62はニードル64とプランジャ66を含むものとし
て示されている。プランジャ66はシリンジ62から引
き抜くと、試料はニードル64を介してシリンジ62に
吸引することができることがわかる。逆に、プランジャ
66がシリンジ62に押しこまれると、中の試料はニー
ドル64から排出される。
【0022】クール・オン・カラム注入における目的
は、プランジャ66が動かされるときに、試料がカラム
14上に直接排出されるように、ニードル64の先端を
カラム14に挿入することである。この目的を達成する
ため、位置決め機構70が、シリンジ62を入口12の
開口部に位置決めし、かつニードル64がカラム14に
挿入されるようにシリンジ62をカラム14に対して軸
方向に動かすために設けられている。
【0023】位置決め機構70は前記の入口アセンブリ
に対して軸方向の運動が可能なベース部材72を含む。
かかる軸方向運動は、たとえばロボットマニプレータア
ームや米国特許4,615,226号に示すもの、ある
いは上述のHP7673A装置に含まれるものと同様の
モータとプーリーの構成を有するフレーム等、周知の手
段によって達成することができる。二つの対向するフィ
ンガの対74および76がベース部材72に取りつけら
れ、シリンジ62をベース部材72に対して固定した位
置に保持する働きをする。ベース部材72の軸方向運動
はシリンジ62の軸方向運動を起こすことがわかる。
【0024】ロッド78はベース部材72の運動に対し
て軸方向に運動する方法でベース部材72にスライド可
能に取りつけられる。ロッド78はベース72にカラー
79とブラケット80を介して取りつけられる。カラー
79はベース72部材に対して固定されると同時に、ブ
ラケット80はスロット81内を滑動する。スプリング
82は通常図2に示すようにロッド78を伸長した位置
に維持する働きをする。このような伸長位置はスプリン
グ82の一方の端部を適切な手段でベース部材72に固
定し、他方の端部をロッド78の端部に固着されたニー
ドル把持部材83に対向するように配置させることによ
って達成することができる。後に図7から図9を参照し
てより詳細に説明するが、把持部材83は一対のアーム
84、85を有し、これらのアームは相互に締め付け運
動が可能であり、アーム84および85を締め付けると
ニードル64が保持される。この締め付け運動(pinchi
ngmovement)はアーム84をロッド78に固定し、アー
ム85をロッド78に旋回可能に取り付けることによっ
て達成される。アーム85の旋回運動によってアーム8
4とアーム85の間に締め付け運動が生じる。
【0025】アーム86がプランジャ66に取り付けら
れ、プランジャ66をシリンダ62に出し入れする働き
をする。図示しないがアーム86はプランジャ66に軸
方向運動をさせることのできるいかなる適切な運動機構
にも取り付けることができる。このような機構は例えば
米国特許4,615,226号に含まれており、また上
述のHP7673A装置にも含まれている。
【0026】図3では本体部56および58をより詳細
に示す。本体部56は中央ボア88を画定する外側シリ
ンダ部87とボア88内で軸方向運動をすることのでき
る挿入部90を含む。ボア88は通路59の一部を成す
ことが理解さる。挿入部90はスプリング92によって
ショルダ94に対向してバイアスされる。挿入部90そ
して本体部58にはカラム14との接続のための出口端
部96および円錐台状の入口が98設けられている。カ
ラム14が本体部58に挿入されるときユーザはカラム
の動きを見ることができない。スプリング92はカラム
14の端部が挿入部90のショルダ100に静止するこ
とによってカラムが完全に挿入されたことを示す触知に
よる表示を提供する。その後ユーザがカラム14の挿入
を続けると挿入部90はスプリング92に対して動く。
スプリング92はカラム14の挿入を続けるためにより
大きな力を加えることを要求する。
【0027】挿入部90の出口端部もまた円錐台状であ
ることが示されている。これは挿入中にカラム14をガ
イドする働きをする。円筒状キャビテイ102は上部本
体部材56の出口端部に形成されている。外側シリンダ
87の入口はキャビテイ102内で本体部56とねじで
係合するように形成されている。キャビテイ102の底
部と外側シリンダ87の頂部の間にセプタム104が形
成されている。セプタム104は入口12の中央通路を
密封するための封止部材として働く。この目的のため、
セプタム104は弾性材料から形成され、それ自体を貫
通する中央オリフィス106を有する。図3に示すよう
に、予荷重力(re-load force)がセプタム104にかか
っており、セプタムをオリフィス106でわずかに変形
させ中央通路59を塞ぐ。本体部56と58のねじによ
る係合の度合によって予荷重力の量が決まる。オリフィ
ス106の寸法の重要性については後により詳細に説明
する。上部本体部56には、ニードル64を通路59内
に案内するための円錐台状の入口108が設けられてい
る。
【0028】図3に示すように、ニードル64はベース
部114と先端部116を有するテーパー状のニードル
である。ベース部114は第1の円周を有し、先端部1
16はそれよりも小さい第2の円周を有する。先端部1
16の外径はカラム114の内径より小さい。ニードル
64にテーパー構造を与えることによって先端部116
の外周を最小化にすることができ、また曲がりやゆがみ
に対する抵抗を最大化にすることができる。ニードル単
体の曲がりに対する抵抗は最小の径を有するニードルの
長さを短くすることによって最大とすることができる。
Euler 式からわかるように、このように長さを短くする
とニードルを曲げるのに要する力は大きく増加する。
【0029】セプタム104のオリフィス106の直径
は十分大きく、また予備重力は先端部116がニードル
を曲げる力より小さい力で通過することができる大きさ
である。オリフィス106の壁のベース部114に係合
することによって、先端部116にはさらに支持が加わ
ることとなり、部分116の有効な長さを短くする働き
をする。このように実効長さが短縮されると、カラム1
4への挿入中にニードルの先端部116を曲げるのに要
する力が増大する。
【0030】底部本体部58はキャリヤガスの通過する
ための入口開口部120と出口開口部118を有する。
先端部116がカラム14に挿入されるとき、入口開口
部120を通過するキャリヤガスは先端部116の周囲
を通過してカラム14に入る。カラム14に入らないガ
スは出口開口部118を介して本体部から排出される。
【0031】ここで試料のガスクロマトグラフ10への
クール・オン・カラム注入を行う本発明の動作について
説明する。低熱量入口アセンブリ12、セプタムを含む
入口アセンブリの冷却、および上述した入口アセンブリ
の構造による比較的短い温度変化領域によって、オン・
カラム注入に比較的短いニードル64を用いることがで
きる。従来、このような注入には比較的長いニードルが
用いられた。
【0032】最初に、試料をシリンジ62に入れる必要
がある。先端部116は試料注入時にシリンダ62への
入口となるため、このような注入過程においては先端部
116に作用する力を最小化する必要がある。本発明に
よれば、図6に示す新規のバイアルが開発された。バイ
アル122には、中央開口部126を有するふた124
が含まれている。ふた124はバイアル122の開口部
に貫通可能なストッパあるいはバイアルのキャップ12
8を保持する。貫通可能なストッパ128はシリコンゴ
ム、ポリテトラフルオロエチレンをかぶせたシリコンゴ
ム及び過フッ化炭化水素ゴムの中から選択された材料か
ら形成される。ストッパ128は第1の厚みを有する支
持部130と第2のより小さい厚みを有する貫通部13
2を有する。ストッパ128の構造から、バイアル12
2内の試料を取り出すための貫通力は最小とすることが
できる。
【0033】ガスクロマトグラフ10の動作では、位置
決め機構が部材70を動かし、それによってシリンジ6
2を動かして、ニードル64がバイアル122と軸方向
に通常位置合わせされるようにする。好適な一実施例で
は、図3から図9に示す構造を除いて、位置決め機構は
上述のHP7673Aオートインジェクタに含まれるも
のと同一である。したがって、本実施例では、バイアル
122はタレット121の回転によって動かされ、シリ
ンジ62と位置合わせされる。ベース部材72はバイア
ル122に対向し軸方向に動かされ、ニードル64が貫
通部132の領域でストッパ128を貫通する。そして
アーム86が動いてプランジャ66をシリンジ62から
軸方向に引き抜き、試料をバイアル122からシリンジ
62に吸引する。所望の量の試料が得られると、ベース
部材72がニードル64をバイアル122から引き抜
く。その後タレット121が回転しバイアル122をニ
ードル64から離れるように動かす。タレット121の
回転は貫通穴がニードル64に位置合わせされるまでに
継続され、それによってシリンジ62とニードル64は
図3に示す入口12への開口部の上に位置することとな
る。
【0034】シリンダ62が入口12への開口部の上に
位置すると、ベース部材72はアーム84が上部本体部
56によって停止されるまで軸方向に動く。このような
位置を図4に示す。シリンジ62がこの位置に来たと
き、先端部116は上部本体部56とオリフィス106
を通過する。先端部116をセプタム104の閉じたオ
リフィス106に挿入されているときアーム84および
85はニードル64が実効長さを短くするのを助ける働
きをすることに注意しなければならない。
【0035】図5に示すように、ベース72はスブリン
グ82が完全に圧縮され、またシリンジ62がほぼアー
ム85に接触するところまで降下する。シリンジ62が
図5に示す位置に動くと、ベース114はセプタム10
4と係合し、その結果ニードルの実効長さが短くなる、
すなわち、先端部116を曲げるのに要する力が増大す
るように先端部116を補強する。ニードル64の先端
部116は挿入部90の入口端部を通ってカラム14に
挿入する。アーム86の動きによって、シリンジ62に
含まれた試料がカラム14に注入される。
【0036】ここで図7から図9に示すアーム84およ
び85のさらに詳細な説明をする。前述の通り、アーム
84、85はアーム85の旋回運動によってニードル6
4を締め付けるようにロッド78に取り付けられてい
る。図9に示すように、アーム84、85にはそれぞれ
スロット136および134が設けられている。これら
のスロットは、アーム84、85が締め付けられたとき
各スロットの一部が互いに重なりあって穴138を形成
するような形状になっている。動作時には、ニードル6
4は穴138によって連続的に支持される。図8に示す
ように、アーム85は突起部140を有する。突起部1
40はスロット136内に位置、あるいは伸長すること
よって、アーム84と85をロックする働きをする。ア
ーム85がロッド78にピボット滑動可能に取り付けら
れていることから、突起部141をスロット136内に
位置決めするためにアーム85をアーム84に対して上
昇あるいは下降することが可能である。
【0037】最後に、好適な一実施例では予荷重以前に
は約3.20mm、予荷重後には約2.05mmの厚み
を有し、その結果圧縮は1.15mm±0.18mmと
なる。また本実施例ではオリフィス106の内径は負荷
のかかる前では約0.45mmである。先端部116の
望ましい外径は約0.2286mmであり、ベース11
4の望ましい外径は約0.4572mmである。本実施
例では、先端部116からベース114へ直径が徐々に
変わり、曲がりが最も起こりやすい遷移点での応力集中
を最大限にしている。好適な一実施例では、内径320
μのキャピラリカラムに自動クール・オン・カラム注入
を直接行うことができる。
【0038】本発明を具体的な実施例を参照して説明、
図示してきたが、以上の説明した本発明の原理から逸脱
することなく改良、変更が可能なことは当業者にとって
周知のことである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明はキャピタリ
カラムに挿入されるニードルの温度変化領域を最小化
し、ニードルにかかる力及びその実効長さを低減するこ
とにより、径の小さいカラムにおいてもニードルの曲が
り、試料流出のないクール・オン・カラム試料注入を可
能とする。また、本発明に用いられるバイアルの構成に
よってもニードルの曲がりを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試料注入装置を用いたガスクロマ
トグラフ・システムの概略図。
【図2】本発明の一実施例である試料注入装置の正面
図。
【図3】図2の3−3断面図。
【図4】図3の部分詳細図。
【図5】図3の部分詳細図。
【図6】本発明に用いられる試料容器の断面図。
【図7】図2の7−7断面図。
【図8】図7の8−8断面図。
【図9】図7の他の動作状態を示す図。
【符号の説明】
10:ガスクロマトグラフ 14:カラム 16:オーブン 18:加熱装置 20:温度センサ 22:コンピュータ 24:検出器 26:バルブ 56,58:本体部 53,60:フィン 62:シリンジ 64:ニードル 66:プランジャ 70:位置決め機構 72:ベース部材 78:ロッド 82:スプリング 84,85:アーム 90:挿入部 92:スプリング 104:セプタム 121:タレット 122:バイアル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 399117121 395 Page Mill Road Palo Alto,Californ ia U.S.A. (72)発明者 イスマエル・ロドリケス アメリカ合衆国ペンシルバニア州メディ ア,ノース・プロビデンス・ロード, 1295,アパートメントB107 (72)発明者 リチャード・ジェイ・フィリップス アメリカ合衆国ペルシルバニア州ランデ ンバーグ,リッジウッド・ドライブ,3 (56)参考文献 実開 昭63−33459(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 30/24 G01N 30/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニードルを備えるシリンジと、キャピラリ
    カラムの入口端部に連結する入口アセンブリと、前記入
    口アセンブリに設けられ、前記キャピラリカラムへの試
    料注入時における試料の流出を防ぎ、前記キャピラリカ
    ラムに挿入される前記ニードルの実効長さを低減するた
    めの前記入口端部を流体封止する封止手段と、前記カラ
    ムの試料注入領域における試料の沸点に関連して前記カ
    ラムの温度を制御する温度制御手段と、前記ニードルが
    前記キャピラリカラムへ挿入する際、前記ニードルを支
    え、さらに、前記ニードルの実効長さを低減する案内手
    とから成るガスクロマトグラフに用いる試料注入装
    置。
  2. 【請求項2】請求項第1項記載の試料注入装置におい
    て、前記封止手段は通過するニードルの通路としてその
    中に形成される穴を有するセプタムを画定する弾性部材
    から成り、さらに前記入口アセンブリ内の前記弾性部材
    を連続的に冷却する冷却手段を含むことを特徴とする試
    料注入装置。
  3. 【請求項3】次の(イ)から(ニ)のステップを含む入
    口端部を有するキャピラリカラムを具備するクロマトグ
    ラフのオンカラム試料注入方法。 (イ)実効長さを有するニードルを備えるシリンジを提
    供し、前記シリンジは前記ニードルの実効長さを前記カ
    ラムに挿入して試料注入をおこなうものであり、 (ロ)前記カラムの入口端部に接続する入口アセンブリ
    を提供し、 (ハ)試料注入時に、入口端部に低貫通力の流体封止を
    形成し、前記カラムから試料が流出することを防ぎ、前
    記カラムに挿入されるニードルの実効長さを低減し、 (ニ)前記ニードルが前記カラムへ挿入しているあい
    だ、前記ニードルを支持することにより、前記実効長さ
    を最小化する。
  4. 【請求項4】請求項第3項記載のクロマトグラフのオン
    カラム試料注入方法はさらに試料が注入される領域にお
    ける試料の沸点に関連して前記カラムの温度を制御する
    ステップを含むことを特徴とするクロマトグラフのオン
    カラム試料注入方法。
  5. 【請求項5】請求項第3項記載のクロマトグラフのオン
    カラム試料注入方法において、前記入口アセンブリはそ
    の外側表面に設けられた複数のフィンを有する入口本体
    からなり、さらに、前記フィン間の空気に流れを与えて
    前記入口アセンブリを冷却するステップを含むことを特
    徴とするクロマトグラフのオンカラム試料注入方法。
  6. 【請求項6】前記(ハ)のステップは、前記入口アセン
    ブリにセプタムを配置させ、前記セプタムに予備負荷力
    を与えるステップを含み、前記セプタムはそれを貫通す
    る中央オリフィスを有する弾性材料からなり、前記予備
    負荷力印加ステップは前記セプタムを圧縮することから
    なることを特徴とする請求項第3項記載のクロマトグラ
    フのオンカラム試料注入方法。
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