JP3121062U - 転倒防止用具とその剥離工具 - Google Patents

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Abstract

【目的】自動販売機などの機器を設置面に固定するためのアンカーボルトを路面に打ち込む必要がなく、また、家具及び床面に釘或いはビスによる傷を付けることのない転倒防止用具を提供する。
【構成】4個の平板固定具からなる転倒防止用具1により自動販売機は設置面50に固定される。平面固定具は、薄板12と、雄ネジ部13と、雌ネジ部14と、薄板押さえ具15と、両面接着テープ17とから構成される。薄板12の中央部付近には雄ネジ部13が薄板12に対し垂直に立設されている。平板固定具の薄板12の雄ネジ部13をこの自動販売機の底板孔部618に嵌挿し、底板内面614から雌ネジ部14で雄ネジ部13を螺号し締め付けることにより、自動販売機は平板固定具で固定される。
【選択図】図2

Description

本考案は、室内の床などの設置面に載置された家具、書棚等の什器、屋外や屋内の床面などの設置面に設置された自動販売機などの機器の転倒を防止するために、機器を複数の固定具で設置面に固定する転倒防止用具と、設置面に固着された固定具を剥離するための剥離工具に関する。
家具、書庫等の什器や自動販売機などの機器は、機器の設置面に占める面積に比して高さがあるため、地震などの振動に対し転倒し易いなどの問題点を有していた。そのため従来から、種々の転倒防止用具が提案されている。たとえば、特許文献1では、路面や床面などの設置面に予めアンカーボルトを打ち込み、アンカーボルトを自動販売機の底板に予め設けられている孔に挿通させ、自動販売機の内側からナットでアンカーボルトを締め付けることにより、自動販売機を設置面に固定する、自動販売機機器の転倒防止用具が提案されている。また、特許文献2では、家具の側面と設置されている床面にL形状の部材を釘止め或いはビス止めで固定し、家具の転倒を防止する転倒防止用具が提案されている。
特開平9−224831 特開平11−332680
しかしながら、特許文献1で提案されている転倒防止用具は自動販売機を設置面に固定するためのアンカーボルトを予め路面に打ち込むものであり、アンカーボルトの設置位置が既設のアンカーボルトの設置場所と合致しないような新規の自動販売機を設置する際、再度アンカーボルトを路面に打ち込む必要が生じる問題点があった。また、自動販売機を移設する場合には、路面に打ち込んだアンカーボルトがそのまま残ることになり、また、アンカーボルトを撤去してもその穴が路面に残るなどの問題点もあった。
また、特許文献2の転倒防止用具は家具の側面と床面にL形状の部材を釘止め或いはビス止めで固定するものであり、家具及び床面に釘或いはビスを固定するための穴をあけることになり、家具及び床面双方に傷を付けてしまう問題点もあった。
この考案の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、この考案の主たる目的は、自動販売機などの機器を設置面に固定するためのアンカーボルトを路面に打ち込む必要がなく、また、家具及び床面に釘或いはビスによる傷を付けることのない転倒防止用具を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項1の記載によれば、設置面に載置された機器の転倒を防止する転倒防止用具であって、基板開口部を有する略矩形の基板と、前記基板開口部に嵌入する基板嵌入部と前記基板嵌入部の頭部に前記基板開口部への嵌入を係止する基板嵌入係止部とを有する基板押さえ具と、を備える固定具を具備し、前記基板の表面に垂直に立設される雄ネジ部と、前記機器の底面に設けられた底板孔部に嵌挿される前記雄ネジ部に螺合される雌ネジ部とにより前記機器を前記固定具に固定し、前記基板押さえ具を前記設置面に両面接着テープで固着することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項2の記載によれば、設置面に載置された機器の転倒を防止する転倒防止用具であって、基板開口部を有する略矩形の基板と、前記基板開口部に嵌入する基板嵌入部と前記基板嵌入部の頭部に前記基板開口部への嵌入を係止する基板嵌入係止部とを有する基板押さえ具とを備える固定具と、前記固定具の前記基板の一辺に前記基板に垂直に立設し、起立片開口部を有する略矩形の起立片と、前記起立片開口部に嵌入する起立片嵌入部と、前記起立片嵌入部の頭部に嵌入を係止する起立片嵌入係止部とを備える起立片押さえ具と、を具備し、前記機器の側面に接触するように置かれた前記起立片の前記起立片開口部に前記起立片押さえ具を前記起立片嵌入部側から差し込み、前記起立片開口部の面積より大きい面積を有する前記起立片嵌入係止部により前記起立片を前記起立片開口部から外れないように係止し、前記起立片嵌入部側の前記起立片嵌入係止部と反対側の面に設けられている両面接着テープで前記起立片押さえ具を前記機器の側面に固着することにより前記機器を前記固定具に固定し、前記基板押さえ具を前記設置面に両面接着テープで固着することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項3の記載によれば、設置面に載置された機器の転倒を防止する転倒防止用具であって、基板開口部を有する略矩形の基板と、前記基板開口部に嵌入する基板嵌入部と前記基板嵌入部の頭部に前記基板開口部への嵌入を係止する基板嵌入係止部とを有する基板押さえ具とを備える固定具と、前記固定具の前記基板の一辺に前記基板に垂直に立設する略矩形の起立片と、前記起立片の前記基板と反対側の片に、前記起立片に垂直に前記基板と同じ方向に設けられ上部薄板と、前記上部薄板に固定される底板部と、前記機器の側面に接し側板開口部を有する側板部とを備えるJ形薄板と、前記側板開口部に嵌入する側板嵌入部と前記側板嵌入部の頭部に嵌入を係止する側板嵌入係止部とを有する側板押さえ具と、を具備し、前記上部薄板に設けられた上部楕円孔と前記底板部に設けられた底板楕円孔にボルトを挿入し、ナットで螺合することにより前記上部薄板と前記底板部を固定し、前記機器の側面に接触するように置かれた前記側板部の前記側板開口部に前記側板押さえ具を前記側板嵌入部側から差し込み、前記側板開口部の面積より大きい面積を有する前記側板嵌入係止部により前記側板を前記側板開口部から外れないように係止し、前記側板嵌入部側の前記側板嵌入係止部と反対側の面に設けられている両面接着テープにより前記側板押さえ具を前記機器の側面に固着することにより前記機器を前記固定具に固定し、前記基板押さえ具を前記設置面に両面接着テープで固着することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項4の記載によれば、前記基板押さえ具は、前記設置面に載置された前記基板の前記開口部に前記基板嵌入部から差し込まれることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項5の記載によれば、前記基板嵌入部は、略円柱体であり、前記略円柱体の一方の面に前記基板嵌入係止部が、他方の面に両面接着テープが設けられていることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項6の記載によれば、前記基板嵌入係止部は、前記基板開口部の面積より大きい面積を有することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項7の記載によれば、前記基板押さえ具と前記基板との間に衝撃吸収部材を挿入したことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項8の記載によれば、前記基板と前記機器の間に、略矩形平板と前記略矩形平板の対向する2片に同一方向起立する1組の起立片とを有する縁台形の保持体を挿入することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる転倒防止用具は、請求項19の記載によれば、前記保持体は、前記略矩形平板の中央部付近に前記雄ネジ部を貫通するための貫通孔を設けたことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる剥離工具は、請求項10の記載によれば、略矩形の薄板の開口部に嵌入する嵌入部と、前記嵌入部の頭部に前記開口部への嵌入を係止する嵌入係止部とを有する押さえ具を、前記押さえ具が固着手段により固着されている固着面から剥離する剥離工具において、略板状の本体部と、前記本体部の一方の面に設けられた突起部と、前記本体部の一端部に設けられた把持部とを具備し、前記突起部を前記押さえ具に設けられた剥離孔に差し込み、前記本体部を前記押さえ具に押し付け、前記押さえ具を中心として前記把持部を回動させることにより前記押さえ具を前記固着面から剥離させることを特徴とする剥離工具。
この考案によれば、自動販売機などの機器を設置面に固定するためのアンカーボルトを路面に打ち込む必要がなく、また、家具及び床面に釘或いはビスによる傷を付けることのない転倒防止用具を提供することができる。
以下に本考案に係わる転倒防止用具の実施の形態について図を用いて詳細に説明する。
<第一の実施例>
図1は、本考案の第一の実施例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す斜視図である。図1は、「機器」としての自動販売機60が転倒防止用具1により設置面50に固定される場合について示している。転倒防止用具1は、「固定具」としての平板固定具10Aと、「固定具」としての平板固定具10Bと、「固定具」としての平板固定具10Cと、図示しない「固定具」としての平板固定具の4個の平面固定具から構成される。自動販売機60は、上面602と、側面A604と、側面B606と、前面608と、背面610と、底板612とから構成される。前面608には自動販売機60の硬貨投入口620、商品展示部622、商品取り出し口624、釣銭取り出し口626などが設けられている。底板は自動販売機の底の部分に設けられている板状のものである。底板の外側の面すなわち設置面50と接する面は底板外面、底板の内側すなわち自動販売機の内部の面は底板内面である。また、底板には、図示しない底板孔部が設けられている。この底板孔部は従来から設置されている孔であり、設置面に打ち込まれたアンカーボルトで自動販売機を設置面に固定するための孔である。
平板固定具10Aと、平板固定具10Bと、平板固定具10Cと、図示しない平板固定具は、自動販売機60の底板外面部616が設置面50と接触する4隅に設置されている。すなわち、平板固定具10Aは前面608と側面B606との交点に、平板固定具10Bは前面608と側面A604との交点に、平板固定具10Cは背面610と側面A604との交点に、図示しない平板固定具は背面610と側面B606との交点にそれぞれ設置されている。
自動販売機60は、平板固定具10Aと、平板固定具10Bと、平板固定具10Cと、図示しない平板固定具からなる転倒防止用具1により設置面50に固定されており、地震などによる強い揺れが発生しても転倒することはない。以下、この平面固定具について詳細に説明する。
図2は、自動販売機が平板固定具により設置面に固定される状態を示す側面図であり、転倒防止用具1を構成する平板固定具10Aにより自動販売機60が設置面50に固定される状態を示す。平面固定具10Aは、「基板」としての薄板12と、雄ネジ部13と、雌ネジ部14と、「基板押さえ具」としての薄板押さえ具15と、両面接着テープ17とから構成される。薄板12は略矩形の平板であり、図示しない4個の「基板開口部」としての薄板開口部が設けられている。薄板押さえ具15は、「基板嵌入係止部」としての鍔部152と、「基板嵌入部」としての基部154と、剥離孔156とから構成される。基部154は、略円柱の形状を有し、その頭部には鍔部152が設けられており、薄板12の各々の薄板開口部に嵌入される。薄板押さえ具15の鍔部152の面積は薄板開口部の面積より広くなっているため、薄板12の各々の薄板開口部に薄板押さえ具15を嵌入すると、薄板12は鍔部152で係止される。また、基部154の鍔部152とは反対側の面には両面接着テープ17が貼り付けられている。そのため、自動販売機60を設置したい場所に薄板12を置き、4個の薄板開口部に薄板押さえ具15を基部154側から嵌入し、基部154に貼付されている両面接着テープ17で基部154を設置面50に固着することにより、薄板12は薄板押さえ具15の鍔部152により設置面50から外れないように繋止され、平板固定具10Aは設置面50に固定される。なお、薄板12は、雄ネジ部13とともに自動販売機60の底板外面616に引っ張られるため、設置面50から離れて固定され、設置面50と薄板12の間に隙間が空いている。
薄板12の中央部付近には雄ネジ部13が薄板12に対し垂直に立設されている。従来、自動販売機60の底板612にはアンカーボルトで自動販売機を設置面に固定するための底板孔部618が設けられている。平板固定具10Aの薄板12の雄ネジ部13をこの底板孔部618に嵌挿し、自動販売機60の底板内面614側から雌ネジ部14を雄ネジ部13に螺合し、締め付ける。この雌ネジ部14の締め付けにより、底板内面614は平板固定具10Aに押し付けられ、自動販売機60はそのまま固定される。一方、平板固定具10Aは前述のように設置面50に両面接着テープ17で固定されているため、自動販売機60は設置面50に固定されることになる。
平板固定具10B、平板固定具10C及び図示しない平板固定具も平板固定具10Aと同様に自動販売機を固定する構造であり、詳細な説明は省略する。以上のように、平板固定具10Aと、平板固定具10Bと、平板固定具10Cと、図示しない平板固定具からなる転倒防止用具1により設置面50に固定された自動販売機60は、地震などによる強い揺れが発生しても、転倒は防止される。
また、雌ネジ部14を雄ネジ部13から外し、自動販売機60を平板固定具10Aから取り外し、設置面50に固着されている薄板押さえ具15を、後述する剥離工具で設置面から剥離することにより、平板固定具10Aは、設置面50からその痕跡が残ること無く容易に取り除かれ、自動販売機が設置されていなかった元の状態に完全に復帰させることが出来る。同様に、平板固定具10B、平板固定具10C及び図示しない平板固定具も痕跡が残ること無く取り除かれる。したがって、従来のようなコンクリート面、床面などに打ち込まれたアンカーボルトをナットで螺合し、自動販売機を路面に固定する方法と比較して、本実施例の転倒防止用具1は、自動販売機を移動させる場合でも、自動販売機が設置されていなかった元の状態に完全に復帰させることが出来る特徴を有している。また、本実施例の転倒防止用具1は、新規に自動販売機を設置する場合でも、既設の転倒防止用具を取り除き新規の自動販売機に合わせて新たに転倒防止用具を設置できる特徴を有する。
平板固定具を構成する薄板12と、雄ネジ部13と、雌ネジ部14と、薄板押さえ具15には、強度を重視した鋼材などの金属材料が用いられる。また、加工のし易さから、アルミニウム、黄銅なども用いられる。
図3は、平板固定具の構成を示す図であり、図3(a)は斜視図、図3(b)は側面図である。なお、図3は、図2に示すように自動販売機に設置されている状態の平板固定具を示しており、設置面と薄板との間に隙間がある状態となっている。平面固定具10Aは、薄板12と、4個の薄板押さえ具15と、1個の雄ネジ部13と、両面接着テープ17と、図示しない雌ネジ部から構成される。薄板12は、略矩形の薄い板状の基板と、4個のほぼ円形の薄板開口部122から構成され、各々の薄板開口部には薄板押さえ具15が填め込まれている。薄板12の中央部付近には薄板12に対し垂直に、一方の端面が薄板12に溶接などで固定されている雄ネジ部13が立設されている。薄板押さえ具15は、鍔部152と、基部154と、3個の剥離孔156とから構成される。鍔部152の面積は薄板開口部122の面積より大きいため、薄板押さえ具15が薄板開口部122に嵌入されると、薄板12は鍔部152で係止されることになる。したがって、薄板12を自動販売機60を設置したい場所に置き、4個の薄板開口部に薄板押さえ具15を基部154側から嵌入し、基部154に貼付されている両面接着テープ17で基部154を設置面50に固着することにより、薄板12は薄板押さえ具15の鍔部152により設置面50から外れないように繋止され、平板固定具10Aは設置面50に固定される。剥離孔156は、両面接着テープ17で設置面50に固着されている薄板押さえ具15を設置面50から剥離するためのもので、この剥離孔156に後述する剥離工具を差し込み、剥離工具を回動し薄板押さえ具15を剥離する。
図4は、薄板の斜視図である。薄板12は、略矩形の薄い板状の基板と、4個のほぼ円形の薄板開口部122から構成される。各々の薄板開口部には薄板押さえ具15が填め込まれる。また、この基板124の中央部付近には雄ネジ部13が、基板124に垂直に立設するように溶接され、固定される。
図5は、薄板押さえ具の斜視図である。薄板押さえ具15は、鍔部152と、基部154と、3個の剥離孔156とから構成される。薄板押さえ具15は、鍔部152の面積が薄板開口部122の面積より広くなっているため、鍔部152は薄板開口部122に係止される。また、鍔部152とは反対側の基部154の端面には薄板押さえ具15を設置面50に固着するための両面接着テープ17が貼り付けられる。したがって、自動販売機60を設置したい場所に図4に示す薄板12を置き、4個の薄板開口部に薄板押さえ具15を基部154側から嵌入し、基部154に貼付されている両面接着テープ17で基部154を設置面50に固着することにより、薄板12は薄板押さえ具15の鍔部152により設置面50から外れないように繋止され、平板固定具10Aは設置面50に固定される。
<第一の実施例の第一の変形例>
図6は第一の実施例の転倒防止用具の第一の変形例を示す側面図であり、自動販売機60が転倒防止用具1を構成する平板固定具10Aにより設置面50に固定される状態を詳細に示している。平面固定具10Aは、薄板12と、雄ネジ部13と、雌ネジ部14と、薄板押さえ具15と、衝撃吸収部材16と、両面接着テープ17とから構成される。薄板12には図示しない薄板開口部が設けられており、この薄板開口部に、鍔部152と、基部154と、剥離孔156とからなる薄板押さえ具15が填め込まれる。薄板押さえ具15の鍔部152とは反対側の面に両面接着テープ17が貼り付けられている。自動販売機60を設置したい場所に薄板12を置き、4個の薄板開口部に薄板押さえ具15を基部154側から嵌入し、基部154に貼付されている両面接着テープ17で基部154を設置面50に固着することにより、薄板12は薄板押さえ具15の鍔部152により設置面50から外れないように繋止され、平板固定具10Aは設置面50に固定される。なお、図6の場合も、薄板12は、雄ネジ部13とともに自動販売機60の底板外面616に引っ張られるため、設置面50から離れて固定され、設置面50と薄板12の間に隙間が空いている。
薄板12の中央部付近には雄ネジ部13が薄板12に対し垂直に立設されている。従来、自動販売機60の底板612にはアンカーボルトで自動販売機を設置面に固定するための底板孔部618が設けられている。平板固定具10Aの薄板12の雄ネジ部13をこの底板孔部618に嵌挿し、自動販売機60の底板内面614側から雌ネジ部14を雄ネジ部13に螺合し、締め付ける。この雌ネジ部14の締め付けにより、底板内面614は平板固定具10Aに押し付けられ、自動販売機60はそのまま固定される。
衝撃吸収部材16は、薄板12と鍔部152との間に基部154の周囲を囲むように挿入されている。この衝撃吸収部材16は、地震などの強い揺れで鍔部152が受ける薄板12の跳ね上がりによる衝撃を吸収し緩和させるためのものである。これにより、鍔部152が薄板12により持ち上げられ、薄板押さえ具15が設置面50から剥ぎ取られることはない。したがって、自動販売機60は如何なる揺れがあっても、設置面50にしっかりと固定されることになる。
平板固定具10B、平板固定具10C及び図示しない平板固定具も同様な構造のため、詳細な説明は省略する。以上のように、図1に示す平板固定具10Aと、平板固定具10Bと、平板固定具10Cと、図示しない平板固定具からなる転倒防止用具1により、自動販売機60は設置面50に固定され、地震などによる強い揺れが発生しても、転倒は防止される。
衝撃吸収部材16は、エステル系ウレタン樹脂から出来た超低弾性ゴムで、リンクゲル、ゲルニック、ゲルナック等の商品名で呼ばれている。この超低弾性ゴムは、衝撃吸収率が90%以上と高く、前後、左右、上下のあらゆる方向からの衝撃エネルギーを吸収することが出来るものである。
<第一の実施例の第二の変形例>
図7は第一の実施例の転倒防止用具の第二の変形例を示す側面図であり、動販売機60が平板固定具10Aにより設置面50に固定される状態を詳細に示している。平面固定具10Aは、薄板12と、雄ネジ部13と、雌ネジ部14と、薄板押さえ具15と、保持体18と、両面接着テープ17とから構成される。薄板12には薄板開口部122が設けられており、この薄板開口部122に、鍔部152と、基部154と、剥離孔156とからなる薄板押さえ具15が填め込まれている。保持体18は、略矩形の平板部182と、起立片X184と、起立片Y186と、貫通孔とから構成される。平板部182の中心部付近には雄ネジ部13を貫通する貫通孔が設けられており、平板部182の両端部には、起立片X184と起立片186とが同じ方向にほぼ垂直に起立するように設けられている。
薄板押さえ具15の鍔部152とは反対側の面に両面接着テープ17が貼り付けられている。自動販売機60を設置したい場所に薄板12を置き、4個の薄板開口部に薄板押さえ具15を基部154側から嵌入し、基部154に貼付されている両面接着テープ17で基部154を設置面50に固着することにより、薄板12は薄板押さえ具15の鍔部152により設置面50から外れないように繋止され、平板固定具10Aは設置面50に固定される。薄板12の中央部付近には雄ネジ部13が薄板12に対し垂直に立設している。
保持体18は、自動販売機60が薄板押さえ具15の鍔部152を押し付けないように薄板12上に直接載置されている。このため、自動販売機60は、まず薄板部12の雄ネジ部13が保持体18の貫通孔188を貫通し、次に自動販売機60の底板孔部618を挿通するように平板固定具10Aに載置される。この後、自動販売機60は、底板内面614から雌ネジ部14で雄ネジ部13を螺合し、底板内面614に締め付け固定されることにより、平板固定具10で設置面50に固定される。保持体18は、自動販売機60の荷重が直接鍔部152に加わることを防ぐものである。これにより、自動販売機60の荷重は直接設置面50に接触している薄板12に加わることになる。したがって、自動販売機60の荷重は薄板12を介して設置面50に加わることになる。
薄板12を自動販売機60を設置したい場所に置き、次に、薄板開口部122に薄板押さえ具15を嵌入させ、基部154に貼付されている両面接着テープ17で基部154を設置面50に固着する。さらに、保持体18の貫通孔188に雄ネジ部13を貫通させて薄板12上に載置する。この状態で、自動販売機60の底板孔部618に雄ネジ部13を挿通させ、自動販売機60の底板外面616を保持体18に載置する。最後に雌ネジ部14で雄ネジ部13を螺合し、締め付けることにより、自動販売機60は設置面50に固定される。なお、この場合も、薄板12は、雄ネジ部13とともに自動販売機60の底板外面616に引っ張られるため、設置面50から離れて固定され、設置面50と薄板12の間に隙間が空いている。
平板固定具10B、平板固定具10C及び図示しない平板固定具も同様な構造のため、詳細な説明は省略する。以上のように、平板固定具10Aと、平板固定具10Bと、平板固定具10Cと、図示しない平板固定具からなる転倒防止用具1により設置面50に固定された自動販売機60は、地震などによる強い揺れが発生しても、転倒などが防止される。
図8は、保持体の斜視図である。保持体18は、略矩形の平板部182と、起立片X184と、起立片Y186と、貫通孔188とから構成される。平板部182の中心部付近には雄ネジ部13が貫通する貫通孔188が設けられており、平板部182の両端部には、起立片X184と起立片186とが同じ方向に起立して設けられている。
<第二の実施例>
図9及び図10は、本考案の第二の実施例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示すで、図9は斜視図、図10は側面図である。「機器」としての什器70が転倒防止用具1により設置面50に固定される状態を示している。転倒防止用具1は、L形固定具20Aと、L形固定具20Bと、L形固定具20Cと、図示しないL形固定具の4個のL形固定具から構成される。L形固定具20Aは、L形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押さえ具32と、両面接着テープ34とから構成される。L形薄板22は、基板222と、起立片226とから構成される。同様に、L形固定具20Bと及びL形固定具20Cは、それぞれL形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押さえ具32と、両面接着テープとから構成される。それぞれのL形薄板22は、基板222と、起立片226とから構成される。また、図示しないL形固定具も、L形薄板と、基板と、起立片と、基板押さえ具と、起立片押さえ具と、両面接着てープとから構成される。L形薄板は、基板と、起立片とから構成される。什器70は、上面702と、側面A704と、側面B706と、前面708と、背面710と、底面712とから構成される。前面708には物品の収納、取り出しを行うための開閉扉714が設けられている。
L形固定具20Aは、什器70の側面B706と前面608との交点に、基板222が設置面50と接し、起立片226が側面B706に接するように固定される。L形固定具20Bは、什器70の側面A704と前面708との交点に、基板222が設置面50に接し、起立片226が側面A704に接するように固定される。同様に、L形固定具20Cは、什器70の側面A704と背面710との交点に固定され、図示しないL形固定具は、什器70の側面B706と背面710との交点に固定される。
L形固定具20AのL形薄板22は、略矩形の基板222と、基板222の一辺に起立する起立片226とから構成され、基板222には図示しない4個の基板開口部が、起立片226には図示しない4個の起立片開口部が設けられている。それぞれの基板開口部には基板押さえ具30が、それぞれの起立片開口部には起立片押さえ具32が填め込まれている。各々の基板押さえ具30は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープが貼付されている。また、各々の起立片押さえ具32は「起立片嵌入係止部」としての鍔部と「起立片嵌入部」としての基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープが貼付されている。
基板押さえ具30の鍔部の面積は基板開口部の面積より広くなっており、また、起立片押さえ具32の鍔部の面積は起立片開口部の面積より広くなっている。そのため、基板222の各々の基板開口部に基板押さえ具30を嵌入すると、基板222は鍔部で係止される。また、基部の鍔部とは反対側の面には両面接着テープが貼り付けられている。そのため、什器70を設置したい場所にL型固定具20Aを置き、4個の基板開口部に基板押さえ具30を基部側から嵌入し、基部に貼付されている両面接着テープ34で基部を設置面50に固着することにより、基板222は基板押さえ具30の鍔部により設置面50から外れないように繋止され、L形固定具20Aは設置面50に固定される。
さらに、起立片226の各々の起立片開口部に起立片押さえ具32を嵌入すると、起立片226は鍔部で係止される。また、基部の鍔部とは反対側の面には両面接着テープが貼り付けられている。そのため、4個の起立片開口部に起立片押さえ具32を基部側から嵌入し、基部に貼付されている両面接着テープ34で基部を什器70の側面B706に固着することにより、起立片226は起立片押さえ具32の鍔部により什器70の側面B706から外れないように繋止される。これにより、L形固定具20Aは設置面50と什器70の側面B706の両方の面に固定される。
図9に示すL形固定具20B及びL形固定具20CもL形固定具20Aと同様な構造であり、基板222は基板押さえ具30により設置面50に固定され、起立片226は起立片押さえ具32により什器70の側面A704に固定される。また、図示しないL形固定具も同様な構造であり、詳細は省略する。
以上のように、4個のL形固定具から構成される転倒防止用具1により、什器70は設置面50にしっかりと固定され、地震などの強い揺れが発生しても、転倒を免れる。また、什器70を移設する場合、それぞれのL形固定具の基板222に取付られている基板押さえ具30の剥離孔に、後で詳細に説明する剥離工具を挟み込み回動させることにより容易に基板押さえ具30を設置面50から剥離することができる。同様に、それぞれのL形固定具の起立片226に取付られている起立片押さえ具32の剥離孔に剥離工具を挟み込み回動させることにより容易に起立片押さえ具32を什器70の側面から剥離することができる。以上のように、4個のL形固定具は、剥離工具の使用により、設置面50及び什器70の側面A704と側面B706から、これらの面を傷つけることなく取り除かれる。
図11は、L形固定具が什器に取り付けられる状態を詳細に示す構成図であり、図11(a)は斜視図、図11(b)は側面図である。図11は、L形固定具20Bが什器70の側面A704と設置面50に固定される状態を詳細に示す。L形固定具20Bは、L形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押さえ具32と、両面接着テープ34とから構成される。L形薄板22は略矩形の基板222と、基板222の一辺に垂直に起立する起立片226とから構成され、基板222には4個の基板開口部224が、起立片226には4個の起立片開口部228が設けられている。それぞれの基板開口部224には基板押さえ具30が、それぞれの起立片開口部228には起立片押さえ具32が填め込まれる。
各々の基板押さえ具30には鍔部302と基部304と3個の剥離孔306とが設けられており、基部304の上部には鍔部302が、基部304の鍔部302と反対側の端面には両面接着テープ34が貼付されている。鍔部302の面積は、基板開口部224の面積より大きいため、鍔部302は基板222で繋止される。そのため、基板222の各々の基板開口部224に基板押さえ具30を嵌入すると、基板222は鍔部302で係止される。また、基部222の鍔部302とは反対側の面には両面接着テープ34が貼り付けられている。そのため、什器70を設置したい場所にL型固定具20Aを置き、4個の基板開口部224に基板押さえ具30を基部304側から嵌入し、基部304に貼付されている両面接着テープ34で基部304を設置面50に固着することにより、基板222は基板押さえ具30の鍔部302により設置面50から外れないように繋止され、L形固定具20Aは設置面50に固定される。
さらに、起立片226の各々の起立片開口部228に起立片押さえ具32を嵌入すると、起立片226は鍔部322で係止される。また、基部324の鍔部322とは反対側の面には両面接着テープ34が貼り付けられている。そのため、4個の起立片開口部228に起立片押さえ具32を基部324側から嵌入し、基部324に貼付されている両面接着テープ34で基部を什器70の側面B706に固着することにより、起立片226は起立片押さえ具32の鍔3322部により什器70の側面B706から外れないように繋止される。これにより、L形固定具20Aは設置面50と什器70の側面B706の両方の面に固定される。
図12は、L形薄板の斜視図である。L形薄板22は、基板222と、4個の基板開口部224と、起立片226と、4個の起立片開口部228とから構成される。略矩形の基板222の一辺に基板222に垂直に略矩形の起立片226が起立している。基板222には4個の基板開口部224が設けられており、各々の基板開口部224には基板押さえ具30が填め込まれる。同様に、起立片226にも4個の起立片開口部228が設けられており、各々の起立片開口部226には起立片押さえ具32が填め込まれる。基板押さえ具30の鍔部302の面積は、基板開口部224の面積より広いため、鍔部302は基板222により係止される。同様に、起立片押さえ具32の鍔部3022の面積は、起立片開口部226の面積より広いため、鍔部332は起立片226により係止される。
<第二の実施例の第一の変形例>
図13は第二の実施例の転倒防止用具の第一の変形例を示す側面図であり、L形固定具20Bが什器70を設置面50に固定する状態を詳細に示している。L形固定具20Bは、L形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押さえ具32と、両面接着テープ34と、衝撃吸収部材36とから構成される。L形薄板22は略矩形の基板222と、基板222の一辺に起立する起立片226とから構成され、基板222には4個の基板開口部が、起立片には4個の起立片開口部が設けられている。それぞれの基板開口部には基板押さえ具30が、それぞれの起立片開口部には起立片押さえ具32が填め込まれている。各々の基板押さえ具30は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープ34が貼付されている。また、各々の起立片押さえ具32は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープ34が貼付されている。
基板押さえ具30の鍔部の面積は基板開口部の面積より広くなっており、また、起立片押さえ具32の鍔部の面積は起立片開口部の面積より広くなっている。そのため、基板222の各々の基板開口部224に基板押さえ具30を嵌入すると、基板222は鍔部302で係止される。また、基部222の鍔部302とは反対側の面には両面接着テープ34が貼り付けられている。そのため、什器70を設置したい場所にL型固定具20Aを置き、4個の基板開口部224に基板押さえ具30を基部304側から嵌入し、基部304に貼付されている両面接着テープ34で基部304を設置面50に固着することにより、基板222は基板押さえ具30の鍔部302により設置面50から外れないように繋止され、L形固定具20Aは設置面50に固定される。
さらに、起立片226の各々の起立片開口部228に起立片押さえ具32を嵌入すると、起立片226は鍔部322で係止される。また、基部324の鍔部322とは反対側の面には両面接着テープ34が貼り付けられている。そのため、4個の起立片開口部228に起立片押さえ具32を基部324側から嵌入し、基部324に貼付されている両面接着テープ34で基部を什器70の側面B706に固着することにより、起立片226は起立片押さえ具32の鍔3322部により什器70の側面B706から外れないように繋止される。これにより、L形固定具20Aは設置面50と什器70の側面B706の両方の面に固定される。
衝撃吸収部材36は、基板222と基板押さえ具30の鍔部302との間に基部304の周囲を囲むように挿入され、さらに、起立片226と起立片押さえ具32との間に基部322の周囲を囲むように挿入されている。この衝撃吸収部材36は、地震などの強い揺れで基板押さえ具30の鍔部302及び起立片押さえ具32の鍔部322が受けるL型薄板22の跳ね上がりによる衝撃を吸収し緩和させるためのものである。これにより、L型薄板22は、設置面50及び側面B706から剥ぎ取られることなく固定され、自動販売機60は、設置面50に地震による強い揺れが発生してもしっかりと固定される。
L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具もL形固定具20Aと同様な構造のため、詳細な説明は省略する。以上のように、L形固定具20Aと、L形固定具20什器70、地震などによる強い揺れが発生しても、転倒などが防止される。
<第二の実施例の第二の変形例>
図14及び図15は、本考案の第二の実施例の第二の変形例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す図で、図14は斜視図、図15は正面図である。「機器」としての什器70が転倒防止用具1により設置面50に固定される状態を示している。転倒防止用具1は、L形固定具20Aと、L形固定具20Bと、L形固定具20Cと、図示しないL形固定具の4個のL形固定具から構成される。L形固定具20Aは、L形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押さえ具32と、両面接着テープ34とから構成される。L形薄板22は、基板222と、起立片226とから構成される。同様に、L形固定具20Bと及びL形固定具20Cは、それぞれL形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押さえ具32と、両面接着テープとから構成される。それぞれのL形薄板22は、基板222と、起立片226とから構成される。また、図示しないL形固定具も、L形薄板と、基板と、起立片と、基板押さえ具と、起立片押さえ具と、両面接着テープとから構成される。L形薄板は、基板と、起立片とから構成される。
L形固定具20Aは、什器70の側面B706と前面608の交点に、起立片226が側面B706に接し、基板222が設置面50と底面712との間に設置される。L形固定具20Bは、什器70の側面A704と前面708の交点に、起立片226が側面A704に接し、基板222が設置面50と底面712の間に設置される。同様に、L形固定具20Cは什器70の側面A704と背面710の交点に、図示しないL形固定具は什器70の側面B706と背面710の交点にそれぞれ設置される。
L形固定具20AのL形薄板22は、略矩形の基板222と、基板222の一辺に起立する起立片226とから構成され、基板222には4個の基板開口部が、起立片226には4個の起立片開口部が設けられている。それぞれの基板開口部には基板押さえ具30が、それぞれの起立片開口部には起立片押さえ具32が填め込まれている。各々の基板押さえ具30は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープが貼付されている。また、各々の起立片押さえ具32は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープが貼付されている。L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具も同様な構成であり、詳細は省略する。
L形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具を、什器70の寸法に合わせて設置面50に置き、それぞれのL形固定具のそれぞれの基板開口部に基板押さえ具30を嵌入する。それぞれの基板押さえ具30は、基部304に貼付されている両面接着−プ34により設置面50に固着される。また、基板押さえ具30の鍔部の面積は基板開口部の面積より広くなっているため、それぞれのL形薄板22は基板押さえ具30で係止され外れることはない。この状態で、什器70をL形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具に載置する。次に、それぞれのL形固定具の各起立片226のそれぞれの起立片開口部に起立片押さえ具32を嵌入する。それぞれの起立片押さえ具32は、基部304に貼付されている両面接着−プ34により什器の側面A704及び側面B706に固着される。起立片押さえ具32の鍔部の面積は起立片開口部の面積より広くなっているため、それぞれのL形薄板22は起立片押さえ具32で繋止され外れることはない。これにより、L形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具により什器70は設置面50に固定される。
以上のように、4個のL形固定具から構成される転倒防止用具1により、什器70は設置面50にしっかりと固定され、地震などの強い揺れが発生しても、転倒を免れる。また、什器70を移設する場合、それぞれのL形固定具の基板222に取付られている基板押さえ具30の図示しない剥離孔に、後で詳細に説明する剥離工具を挟み込み回動させることにより容易に基板押さえ具30を設置面50からは剥離することができる。同様に、それぞれのL形固定具の起立片226に取付られている起立片押さえ具32の図示しない剥離孔に剥離工具を挟み込み回動させることにより容易に起立片押さえ具32を什器70の側面からは剥離することができる。この後、それぞれのL形薄板222は容易に取り除くことが出来る。以上のように、4個のL形固定具は、剥離工具の使用により、設置面50及び什器70の側面A704と側面B706を傷つけることなく取り除くことができる。
<第二の実施例の第三の変形例>
図16は、本考案の第二の実施例の第三の変形例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す側面図である。転倒防止用具1は、L形固定具20Aと、L形固定具20Bと、L形固定具20Cと、図示しないL形固定具の4個のL形固定具から構成される。図16は、什器70の側面B706と設置面50に固定されるL形固定具20Aと、什器70の側面A704と設置面50に固定されるL形固定具20Bとにより什器70が設置面50に固定される状態をしめしている。L形固定具20Aは、L形薄板22と、基板押さえ具30と、起立片押せ具32と、保持体18と、両面接着テープ34とから構成される。また、L形薄板22は、略矩形の基板222と、基板222の一辺に起立する起立片226とから構成され、基板222には4個の基板開口部が、起立片226には4個の起立片開口部が設けられている。それぞれの基板開口部には基板押さえ具30が、それぞれの起立片開口部には起立片押さえ具32が填め込まれている。各々の基板押さえ具30は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープ34が貼付されている。また、各々の起立片押さえ具32は図示しない鍔部と基部から構成されており、基部の端面には両面接着テープ34が貼付されている。L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具も同様な構成であり、詳細は省略する。保持体18の構造は、図8とほぼ同じであるが、本変形例では貫通孔188は不要である。
L形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具を、什器70の寸法に合わせて設置面50に置き、それぞれのL形固定具の基板開口部に基板押さえ具30を嵌入する。それぞれの基板押さえ具30は、基部304に貼付されている両面接着−プ34により設置面50に固着される。また、基板押さえ具30の鍔部の面積は基板開口部の面積より広くなっているため、それぞれのL形薄板22は基板押さえ具30で繋止され外れることはない。この状態で、それぞれのL形固定具の基板222上には保持体18が、鍔部302に接触しないように載置される。この保持体18が載置されたL形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具に什器70を載置する。この状態で、什器70の側面A704及側面B706は、それぞれのL形固定具の各起立片226に接している。次に、各起立片226のそれぞれの起立片開口部に起立片押さえ具32を嵌入する。それぞれの起立片押さえ具32は、基部304に貼付されている両面接着−プ34により什器の側面A704及び側面B706に固着される。起立片押さえ具32の鍔部の面積は起立片開口部の面積より広くなっているため、それぞれのL形薄板22は起立片押さえ具32で繋止され外れることはない。これにより、L形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具により什器70は設置面50に固定される。
保持体18は、什器70の荷重が直接基板押さえ具30の鍔部302に加わることを防ぐものである。これにより、什器70の荷重は直接基板222に加わることになる。一方、基板222は直接設置面50に接触しているため、什器70の荷重は基板222を介して設置面50の加わることになる。
L形固定具20B及びL形固定具20CもL形固定具20Aと同様な構造であり、基板222は基板押さえ具30により設置面50に固定され、起立片226は起立片押さえ具32により什器70の側面A704に固定される。また、図示しないL形固定具も同様な構造であり、詳細は省略する。
以上のように、4個のL形固定具から構成される転倒防止用具1により、什器70は設置面50にしっかりと固定され、地震などの強い揺れが発生しても、転倒を免れる。また、什器70を移設する場合、まず、それぞれのL形固定具の基板222に取付られている基板押さえ具30の剥離孔に、後で詳細に説明する剥離工具を挟み込み回動させることにより基板押さえ具30を設置面50から剥離する。次に什器70を取り外し、それぞれのL形固定具の起立片226に取付られている起立片押さえ具32の剥離孔に剥離工具を挟み込み回動させることにより起立片押さえ具32を什器70の側面から剥離する。以上のように、4個のL形固定具は、剥離工具の使用により、設置面50及び什器70の側面A704と側面B706から、これらの面を傷つけることなく取り除くことができる。
<第二の実施例の第四の変形例>
図17は、本考案の第二の実施例の第四の変形例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示図であり、図17(a)は正面図、図17(b)は側面図である。図9に示すように転倒防止用具1は、L形固定具20Aと、L形固定具20Bと、L形固定具20Cと、図示しないL形固定具の4個のL形固定具から構成される。図17は、什器70の側面B706と設置面50に固定されるL形固定具20Aにより什器70が設置面50に固定される状態を示している。L形固定具20Aは、L形薄板22と、J形薄板37と、基板押さえ具30と、側板押さえ具38と、両面接着テープ34とから構成される。
L形薄板22は、略矩形の基板222と、基板222の一辺に起立する起立片226と、起立片226の基板222とは反対の片に、起立片226に垂直に基板222と同じ方向に上部薄板230とから構成されている。基板222には4個の基板開口部が設けられている。上部薄板230に上部楕円孔が設けられている。また、起立片226には起立片固定部229が設けられておりこの部分が基板222の中央付近に溶接、接着などで固定されている。なお、基板222と起立片226が一体で成形される場合も含まれることは言うまでもない。基板222には4個の起立片開口部が設けられている。それぞれの基板開口部には基板押さえ具30が、それぞれの起立片開口部には起立片押さえ具32が填め込まれている。各々の基板押さえ具30は鍔部302と基部304と剥離孔306とから構成されており、基部304の端面には両面接着テープ34が貼付されている。
J形薄板37は側板部372の下部に底板部376が設けられており、その側面から見た形状がJ字形をなすように構成される。底板部376に底板固定部377が設けられ、この部分が側板部372に溶接或いは接着で固定される。なお、側板部372と底板部376が一体で成形される場合も含まれることは言うまでもない。底板部376には底板楕円孔が設けられている。側板部372には4個の側板開口部が設けられている。それぞれの側板開口部には側板押さえ具38が填め込まれている。各々の側板押さえ具38は鍔部382と基部と剥離孔386とから構成されており、基部の端面には両面接着テープ34が貼付されている。側板押さえ具38の構成は、図5に示す基板押さえ具30と同じであり、詳細は省略する。
上部薄板230の薄板楕円孔232と底板部376の底板楕円孔378には固定部材39のボルト392が差し込まれ、上部薄板230と底板部376はナット394で螺合され固定される。それぞれの薄板楕円孔と底板楕円孔の長径は互いに直交しているため、螺合する位置を変えることにより、上部薄板230と底板部376の相互の位置を調整することができる。そのため、基板222を基板押さえ具30で設置面50に固定し、さらに、側板部372が什器70の側面B706に接するように上部薄板230と底板部376との位置を調整し、ボルト492とナット494で固定することができる。この結果、什器70は設置面50に、L形薄板22とJ形薄板37と基板押さえ具30と側板押さえ具38とからなるL形固定具20Aにより固定される。L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定具も同様な構成であり、詳細は省略する。
図18はL形薄板を示す図であり、図18(a)は正面図、図18(b)は平面図、図18(c)は側面図である。L形薄板22は、略矩形の基板222と、基板222の一辺に起立する起立片226と、起立片226の基板222とは反対の片に、起立片226に垂直に基板222と同じ方向に上部薄板230とから構成されている。基板222には4個の基板開口部224が設けられている。それぞれの基板開口部224には基板押さえ具30が填め込まれる。
上部薄板230に上部楕円孔232が設けられている。また、起立片226には起立片固定部229が設けられておりこの部分が基板222の中央付近に溶接、接着などで固定されている。なお、基板222と起立片226が一体で成形される場合も含まれることは言うまでもない
図19はJ形薄板を示す図であり、図19(a)は正面図、図19(b)は平面図、図19(c)は側面図である。J形薄板37は側板部372の下部に底板部376がJ字形をなすように構成される。底板部376に底板固定部377が設けられ、この部分が側板部372に溶接或いは接着で固定される。なお、側板部372と底板部376が一体で成形される場合も含まれることは言うまでもない。底板部376には底板楕円孔378が設けられている。側板部372には4個の側板開口部373が設けられている。それぞれの側板開口部には側板押さえ具38が填め込まれる。
図20は、設置面或いは側面に固定されている押さえ具を剥離するための剥離工具を示す図で、図20(a)は平面図、図20(b)は側面図である。図1に示す転倒防止用具1を設置面50から取り除くために、まず自動販売機60の底板内面614から雌ネジ部14を雄ネジ部13から外し、自動販売機60を持ち上げて自動販売機60の底板612の底板孔部618から雄ネジ部13を外す。このように、自動販売機60が撤去されると、設置面50には4個の平板固定具が残る。それぞれの平板固定具には、薄板押さえ具15が両面接着テープ17により強固に設置面50に固着されている。そのため、本剥離工具を用いて、1個の平板固定具で4個の薄板押さえ具15を、4個の平板固定具で合計16個の薄板押さえ具15を剥離し、それぞれの平板固定具の薄板12も取り去ることが出来る。これにより、設置面50にはなんらの傷をつけることなく、容易に平板固定具10A、平板固定具10B、平板固定具10C及び図示しない平板固定具を撤去することが可能となる。
また、図9及び図14に示す転倒防止用具1を什器70の側面及び設置面50から取り除くために、まず什器70の側面A704に接するL形固定具20B及びL形固定具20Cの起立片226から、また、側面A704に接するL形固定具20A及び図示しないL形固定具の起立片226から、それぞれの起立片押さえ具32を取り除く必要がある。これらの起立片押さえ具32は1個のL形固定具に4個、4個のL形固定具で合計16個填め込まれており、いずれも両面接着テープ34により強固に什器70の側面に強固に固着されている。そのため、本剥離工具を用いて剥離する。剥離した後、什器70を持ち上げて取り外すと、L形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C、図示しないL形固定具が設置面50の取り残される。このそれぞれのL形固定具には、基板押さえ具30が両面接着テープ34により強固に設置面50に固着されている。そのため、本剥離工具を用いて、1個のL形固定具で4個の基板押さえ具30を、4個のL形固定具で合計16個の基板押さえ具30を剥離する。最後に、それぞれのL形固定具のL形薄板22も取り去ることが出来る。これにより、設置面50にはなんらの傷をつけることなく、容易にL形固定具20A、L形固定具20B、L形固定具20C及び図示しないL形固定を撤去することが可能となる。
剥離工具40は、把持部402と、押さえ部404と、3個の突起部406とから構成される。剥離工具40は、平板固定具の薄板押さえ具15及びL形固定具の基板押さえ具30を設置面50から剥離し、L形固定具の起立片押さえ具32を什器70の側面から剥離するためのものである。押さえ部404で上記の各押さえ具を剥離するために、押さえ部404を上記押さえ具に押し付けて、左右方向に回動させる。そのため、剥離工具40は、押さえ部404の裏面側に3個の突起部406と、回動させるための把持部402を有している。
本考案は、上述した実施例の手順に限定されることなく、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、第一の実施例では4個の平板固定具が、第二の実施例では4個のL形固定が使用される場合について説明したが、自動販売機60や什器70の寸法、重量によりこれら固定具の数量も変化し、1個以上の固定具の場合も含まれることは言うまでもない。
また、例えば、第一の実施例では4個の薄板開口部と薄板押さえ具15が、第二の実施例では4個の起立片開口部と起立片押さえ具32が、4個の基板開口部と基板押さえ具30が設けられる場合について説明したが、自動販売機60や什器70の寸法、重量によりこれら開口部の数量、押さえ具の数量も変化し、1個以上の開口部、押さえ具の場合も含まれることは言うまでもない。
また、例えば、第一の実施例では1個の平板固定具に1個の保持体が、第二の実施例では1個のL形固定具に2個の保持体が用いられる場合について説明したが、自動販売機、什器などの寸法、重量により保持体の数量は変わることは言うまでもない。
また、例えば、本実施例の薄板押さえ具15、基板押さえ具30、起立片押さえ具32には3個の剥離孔が設けられる場合について説明したが、自動販売機60や什器70の寸法、重量によりこれら剥離孔の数量も変化し、1個以上の剥離孔の場合も含まれることは言うまでもない。
また、例えば、第一の実施例では4個の変形例が、第二の実施例では3個の実施例の場合について説明したが、第一の実施例及び第二の実施例にはこれらの変形例の組み合わせも含まれることは言うまでもない。
第一の実施例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す斜視図である。 第一の実施例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す側面図である。 第一の実施例の転倒防止用具の平板固定具の構成を示す図である。 第一の実施例の転倒防止用具の薄板の斜視図である。 第一の実施例の転倒防止用具の薄板押さえ具の斜視図である。 第一の実施例の転倒防止用具の第一の変形例を示す側面図である。 第一の実施例の転倒防止用具の第二の変形例を示す側面図である。 第二の変形例の保持体の斜視図である。 第二の実施例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す斜視図である。 第二の実施例の転倒防止用具を機器に取り付けた状態を示す側面図である。 第二の実施例の転倒防止用具のL形固定具が什器に取り付けられる状態を示す構成図である。 第二の実施例の転倒防止用具のL形薄板の斜視図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第一の変形例を示す側面図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第二の変形例を示す斜視図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第二の変形例を示す正面図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第三の変形例を示す側面図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第四の変形例を示す図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第四の変形例のL形薄板を示す図である。 第二の実施例の転倒防止用具の第四の変形例のJ形薄板を示す図である。 面に固定されている押さえ具を剥離するための剥離工具を示す図である。
符号の説明
1 転倒防止用具
10 平板固定具
10A 平板固定具
10B 平板固定具
10C 平板固定具
12 薄板
122 薄板開口部
13 雄ネジ部
14 雌ネジ部
15 薄板押さえ具
152 鍔部
154 基部
156 剥離孔
16 衝撃吸収部材
17 両面接着テープ
18 保持体
182 平板部
184 起立片X
186 起立片Y
188 貫通孔
20 L形固定具
20A L形固定具
20B L形固定具
20C L形固定具
22 L形薄板
222 基板
224 基板開口部
226 起立片
229 起立片固定部
228 起立片開口部
230 上部薄板
232 上部楕円孔
30 基板押さえ具
302 鍔部
304 基部
306 剥離孔
32 起立片押さえ具
322 鍔部
324 基部
326 剥離孔
34 両面接着テープ
36 衝撃吸収部材
37 J形薄板
372 側板部
373 側板開口部
376 底板部
377 底板固定部
378 底板楕円孔
38 側板押さえ具
382 鍔部
384 基部
386 剥離孔
39 固定部材
392 ボルト
394 ナット
40 剥離工具
402 把持部
404 本体部
406 突起部
50 設置面
60 自動販売機
602 上面
604 側面A
606 側面B
608 前面
610 背面
612 底板
614 底板内面
616 底板外面
618 底板孔部
620 硬貨投入口
622 商品展示部
624 商品取り出し口
626 釣銭取り出し口
70 什器
702 上面
704 側面A
706 側面B
708 前面
710 背面
712 底面
714 開閉扉

Claims (10)

  1. 設置面に載置された機器の転倒を防止する転倒防止用具であって、
    基板開口部を有する略矩形の基板と、前記基板開口部に嵌入する基板嵌入部と前記基板嵌入部の頭部に前記基板開口部への嵌入を係止する基板嵌入係止部とを有する基板押さえ具と、を備える固定具を具備し、
    前記基板の表面に垂直に立設される雄ネジ部と、前記機器の底面に設けられた底板孔部に嵌挿される前記雄ネジ部に螺合される雌ネジ部とにより前記機器を前記固定具に固定し、
    前記基板押さえ具を前記設置面に両面接着テープで固着することを特徴とする転倒防止用具。
  2. 設置面に載置された機器の転倒を防止する転倒防止用具であって、
    基板開口部を有する略矩形の基板と、前記基板開口部に嵌入する基板嵌入部と前記基板嵌入部の頭部に前記基板開口部への嵌入を係止する基板嵌入係止部とを有する基板押さえ具とを備える固定具と、
    前記固定具の前記基板の一辺に前記基板に垂直に立設し、起立片開口部を有する略矩形の起立片と、
    前記起立片開口部に嵌入する起立片嵌入部と、前記起立片嵌入部の頭部に嵌入を係止する起立片嵌入係止部とを備える起立片押さえ具と、を具備し、
    前記機器の側面に接触するように置かれた前記起立片の前記起立片開口部に前記起立片押さえ具を前記起立片嵌入部側から差し込み、
    前記起立片開口部の面積より大きい面積を有する前記起立片嵌入係止部により前記起立片を前記起立片開口部から外れないように係止し、
    前記起立片嵌入部側の前記起立片嵌入係止部と反対側の面に設けられている両面接着テープで前記起立片押さえ具を前記機器の側面に固着することにより前記機器を前記固定具に固定し、
    前記基板押さえ具を前記設置面に両面接着テープで固着することを特徴とする転倒防止用具。
  3. 設置面に載置された機器の転倒を防止する転倒防止用具であって、
    基板開口部を有する略矩形の基板と、前記基板開口部に嵌入する基板嵌入部と前記基板嵌入部の頭部に前記基板開口部への嵌入を係止する基板嵌入係止部とを有する基板押さえ具とを備える固定具と、
    前記固定具の前記基板の一辺に前記基板に垂直に立設する略矩形の起立片と、
    前記起立片の前記基板と反対側の片に、前記起立片に垂直に前記基板と同じ方向に設けられ上部薄板と、
    前記上部薄板に固定される底板部と、前記機器の側面に接し側板開口部を有する側板部とを備えるJ形薄板と、
    前記側板開口部に嵌入する側板嵌入部と前記側板嵌入部の頭部に嵌入を係止する側板嵌入係止部とを有する側板押さえ具と、を具備し、
    前記上部薄板に設けられた上部楕円孔と前記底板部に設けられた底板楕円孔にボルトを挿入し、ナットで螺合することにより前記上部薄板と前記底板部を固定し、
    前記機器の側面に接触するように置かれた前記側板部の前記側板開口部に前記側板押さえ具を前記側板嵌入部側から差し込み、
    前記側板開口部の面積より大きい面積を有する前記側板嵌入係止部により前記側板を前記側板開口部から外れないように係止し、
    前記側板嵌入部側の前記側板嵌入係止部と反対側の面に設けられている両面接着テープにより前記側板押さえ具を前記機器の側面に固着することにより前記機器を前記固定具に固定し、
    前記基板押さえ具を前記設置面に両面接着テープで固着することを特徴とする転倒防止用具。
  4. 前記基板押さえ具は、前記設置面に載置された前記基板の前記開口部に前記基板嵌入部から差し込まれることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の転倒防止用具。
  5. 前記基板嵌入部は、略円柱体であり、前記略円柱体の一方の面に前記基板嵌入係止部が、他方の面に両面接着テープが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の転倒防止用具。
  6. 前記基板嵌入係止部は、前記基板開口部の面積より大きい面積を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の転倒防止用具。
  7. 前記基板押さえ具と前記基板との間に衝撃吸収部材を挿入したことを特徴とする請求1乃至請求項6いずれか1項に記載の転倒防止用具。
  8. 前記基板と前記機器の間に、略矩形平板と前記略矩形平板の対向する2片に同一方向起立する1組の起立片とを有する縁台形の保持体を挿入することを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか1項に記載の転倒防止用具。
  9. 前記保持体は、前記略矩形平板の中央部付近に前記雄ネジ部を貫通するための貫通孔を設けたことを特徴とする請求項8に記載の転倒防止用具。
  10. 略矩形の薄板の開口部に嵌入する嵌入部と、前記嵌入部の頭部に前記開口部への嵌入を係止する嵌入係止部とを有する押さえ具を、前記押さえ具が固着手段により固着されている固着面から剥離する剥離工具において、
    略板状の本体部と、前記本体部の一方の面に設けられた突起部と、前記本体部の一端部に設けられた把持部とを具備し、
    前記突起部を前記押さえ具に設けられた剥離孔に差し込み、前記本体部を前記押さえ具に押し付け、前記押さえ具を中心として前記把持部を回動させることにより前記押さえ具を前記固着面から剥離させることを特徴とする剥離工具。
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