JP3120654B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3120654B2
JP3120654B2 JP06066972A JP6697294A JP3120654B2 JP 3120654 B2 JP3120654 B2 JP 3120654B2 JP 06066972 A JP06066972 A JP 06066972A JP 6697294 A JP6697294 A JP 6697294A JP 3120654 B2 JP3120654 B2 JP 3120654B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、噴流水により被洗浄
物を洗浄する洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器類を本体内に収納し、これに
洗浄水を噴射させて洗浄する食器洗浄機は周知である。
しかし、この食器洗浄機では、洗浄槽内に貯留させた洗
浄水を循環使用しているため、洗浄水が汚れて洗浄効果
が低下することは避けられない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の食
器洗浄器では、個別洗いが効率的に行なえないという課
題があった。
【0004】この発明はこの課題を解消するためになさ
れたもので、個別洗いが容易かつ効率的に行える洗浄装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る洗浄装置は、被洗浄物を洗浄する洗浄水として水源か
ら供給される水道水を用い、これを洗浄空間内に噴出す
る洗浄装置において、洗浄空間内の被洗浄物を検知する
洗浄センサ、水切りセンサ及び保持センサを設け、洗浄
センサが被洗浄物を検知すると洗浄水の噴出を指令し、
水切りセンサが被洗浄物を検知すると空気流の供給を指
令し、洗浄センサ又は水切りセンサの被洗浄物の検知後
に保持センサが被洗浄物を検知すると、洗浄センサ又は
水切りセンサの被洗浄物の検知の有無に関わらず洗浄水
の噴出指令又は上記空気流の供給指令を保持する制御手
段を備え、洗浄センサを本体開口の長手方向において一
側寄りに配置し、水切りセンサを他側寄りに配置し、
浄センサ又は水切りセンサの指令をそれぞれ保持する保
持センサを、洗浄センサ又は水切りセンサよりも開口の
一側寄りにそれぞれ配置したものである。
【0006】また、第発明に係る洗浄装置は、第1発
明のものに、操作されると洗浄センサ被洗浄物検知の有
無にかかわらず洗浄水の連続噴出を指令する強制洗浄ス
イッチと、水切りセンサ被洗浄物検知の有無にかかわら
ず空気流の連続供給を指令する水切り強制スイッチとを
備えたものである。
【0007】また、第発明に係る洗浄装置は、第1
は第2の発明のものにおいて、水切りセンサの被洗浄物
検知中に洗浄センサが被洗浄物を検知しても、洗浄水の
噴出指令を阻止し、空気流の供給を継続する水切り継続
手段とを備えたものである。
【0008】また、第発明に係る洗浄装置は、被洗浄
物を洗浄する洗浄水として水源から供給される水道水を
用い、これを洗浄空間内に噴出する洗浄装置において、
洗浄空間内の被洗浄物を検知する洗浄センサ及び水切り
センサと、洗浄センサ又は水切りセンサが被洗浄物検知
状態のとき、洗浄空間内の被洗浄物を検知すると、それ
に対応する洗浄センサ又は水切りセンサの検知状態を保
持する保持センサとを設け、洗浄センサが被洗浄物を検
知すると洗浄水の噴出を指令し、水切りセンサが被洗浄
物を検知すると空気流の供給を指令する制御手段を備
え、洗浄センサと水切りセンサとをそれぞれ開口の長手
方向において手前側と奥側に配置し、その間に保持セン
サを配置したものである。
【0009】また、第発明に係る洗浄装置は、第1〜
発明のものにおいて、センサのいずれかが設定時間
以上連続して検知状態になっていると運転を停止する動
作阻止手段を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明の第1発明においては、洗浄センサが
被洗浄物を検知すると洗浄水の噴出を指令し、水切りセ
ンサが被洗浄物を検知すると空気流の供給を指令し、洗
浄センサ又は水切りセンサの被洗浄物の検知後に保持セ
ンサが被洗浄物を検知すると、洗浄センサ又は水切りセ
ンサの被洗浄物の検知の有無に関わらず洗浄水の噴出指
令又は上記空気流の供給指令を保持するようにし、洗浄
センサを本体開口の一側寄りに配置し、水切りセンサを
他側寄りに配置し、洗浄センサ及び水切りセンサそれぞ
れの被洗浄物検知状態を保持する保持センサを、洗浄セ
ンサ又は水切りセンサよりも開口の一側寄りにそれぞれ
配置したため、被洗浄物を両センサの位置に移動させる
だけで、洗浄及び水切りの作業が行え、いったん洗浄セ
ンサ又は水切りセンサが被洗浄物を検知すると、洗浄又
は水切り動作は確実に継続される。
【0011】また、第発明では、強制洗浄スイッチが
操作されると、洗浄センサの被洗浄物検知の有無にかか
わらず洗浄水を連続して噴出させ、強制水切りスイッチ
が操作されると、水切りセンサの被洗浄物検知の有無に
かかわらず空気を連続して供給するようにしたため、セ
ンサとは関係なく洗浄又は水切り動作が継続する。
【0012】また、第発明では、水切りセンサが被洗
浄物検知中に洗浄センサが被洗浄物を検知しても、洗浄
水は噴出されず、空気の供給を継続するようにしたた
め、乾燥した被洗浄物に再度洗浄水が噴射されることは
ない。
【0013】また、第発明では、洗浄センサと水切り
センサとをそれぞれ洗浄空間の手前側と奥側に配置し、
その間に保持センサを配置したため、被洗浄物の手前側
から奥側への移動に伴い、洗浄及び水切りの順に一連の
動作をする。
【0014】また、第発明では、センサのいずれかが
所定時間以上連続して検知状態になっていると、運転を
停止するようにしたため、異常発生時運転が停止する。
【0015】
【実施例】図1〜図11はこの発明の第1〜第発明の
一実施例を示す図で、図1は食器洗浄機の内部透視斜視
図、図2は内槽及び外槽部分の一部破断斜視図、図3は
図2の横断面図、図4は循環噴霧流を示す内槽及び外槽
部分の縦断面図、図5は洗浄状態を示す内槽及び外槽部
分の縦断面図、図6は主ノズル及び副ノズルの動作説明
図、図7は図1の縦断面図で、各センサの配置説明図、
図8は制御装置を示す構成図、図9は洗浄及び水切り動
作フローチャート、図10は各センサ入力時の動作を示
す説明図、図11は誤動作防止動作フローチャートであ
り、図中同一符号は同一部分を示す。
【0016】図1〜図7において、(1)は食器洗浄機の
本体、(2)は本体(1)の上部に形成された開口部、(3)は
一縁部が本体(1)の上面に枢着され開口部(2)を開閉する
折畳み式のふた、(4)は本体(1)内に収納され内部に洗浄
空間(5)が形成された内槽、(6)は内槽(4)の外側に設け
られた外槽で、内槽(4)との間に噴霧流路(7)が形成され
ており、底面隅部は曲面部(6a)が形成されている。
【0017】内槽(4)にはその底部に噴霧流路(7)に連通
する吸込み口(4a)が設けられ、内壁には吹出し口として
の窓穴(4b)が設けられ、窓穴(4b)には下方へ傾斜する整
流板(4c)が設けられている。また、内槽(4)の内壁の一
方には下方へ傾斜するフィン(4d)が突出しており、内壁
の他方には後述する空気用ノズル(14)を遊嵌する切欠き
(4e)が形成されている。(8)は内槽(4)及び外槽(6)の上
縁部を閉塞するとともに、開口部(2)を形成する上板で
ある。
【0018】(9)は外槽(6)内面の一側に装着された主ノ
ズルで、内槽(4)に設けられた穴を通して洗浄空間(5)に
手で保持された食器類(10)に水膜状の洗浄水(11)を噴射
する。(12)は主ノズル(9)の上方に配置された同様の副
ノズル、(13)は外槽(6)内面の他側に装着され主ノズル
(9)及び副ノズル(12)と対向して設けられた糸底用ノズ
ル、(14)は内槽(4)の切欠き(4e)を介して洗浄空間(5)に
突出し水切り用の空気を吹き出す空気用ノズル、
【0019】(15A)(15A)は互いに対向して外槽(6)に設
けられ内槽(4)を横切る光線を発光及び受光し、この光
線を遮る物体を検知する洗浄センサ、(15B)(15B)は洗浄
センサ(15A)の近傍で、使用者側に配置された保持セン
サ、(16A)(16A)は水切りセンサ、(16B)(16B)は水切りセ
ンサ(16A)の近傍で使用者側に配置された保持センサで
あり、洗浄センサ(15A)(15A)は開口部(2)の長手方向に
おいて一側寄りに配置され、水切りセンサ(16A)(16A)は
洗浄センサ(15A)に対して逆側即ち開口部(2)の長手方向
において他側寄りに配置されている。従って保持センサ
(16B)は洗浄センサ(15A)と水切りセンサ(16A)との間に
位置する。
【0020】保持センサ(15B)(16B)は、対応する洗浄セ
ンサ(15A)、水切りセンサ(16A)が動作状態のときに洗浄
空間内で物体を検知すると、それぞれ対応するセンサに
よる動作状態(洗浄あるいは水切り)を維持させるもの
である。(17)は本体(1)内に設置され水道管等の新鮮水
を貯留する貯水タンクで、その内壁には水面の揺動を抑
制する凹凸からなる波返し(図示しない)が形成されて
いる。(18)は本体(1)の底面に設置され前面に対して低
く傾斜したベース、(19)はベース(18)上に設置され吸込
み側が貯水タンク(17)と配管接続され、吐出側が各ノズ
ル(9)(12)(13)に配管接続された加圧用ポンプ、(20)は
ベース(18)上に設置され吐出側が空気用ノズル(14)にホ
ースで接続され空気を圧送する送風機である。
【0021】図8〜図11において、(25)は強制洗浄ス
イッチ(26)及び強制水切りスイッチ(27)を有する制御装
置で、各センサ(15A)(15B)(16A)(16B)、洗浄機構(28)及
び水切り機構(29)が接続されている。ここに、洗浄機構
(28)は加圧用ポンプ(19)を主要部とするものであり、水
切り機構(29)は送風機(20)を主要部とするものである。
強制洗浄スイッチ(26)及び強制水切りスイッチ(27)は、
使用者により洗浄装置本体表面に設けられたスイッチ
(図示せず)で適宜操作される。
【0022】次に、この実施例の全般的な動作を説明す
る。洗浄装置の非使用時は、ふた(3)により開口部(2)は
閉塞されており、食器類(10)の落下を防止するととも
に、台所の作業スペースを拡大する。使用時には、図1
に示すように、ふた(3)を開いて二つ折りにして立て、
洗浄時に食器類(10)に衝突して跳ねた水が飛散するのを
防止する。なお、ふた(3)を図1の位置から更に外側に
倒せば清掃がしやすくなる。
【0023】さて、ふた(3)により開放された開口部(2)
から洗浄空間(5)に、手で保持した食器類(10)を入れて
洗浄が開始される。まず、食器類(10)を開口部(2)の手
前から洗浄空間(5)に挿入して、洗浄センサ(15A)の光線
を遮ると、洗浄センサ(15A)が動作して加圧用ポンプ(1
9)が駆動される。これで、洗浄水は食器類(10)に付着し
た汚れを落とし得る水勢にまで加圧され、主ノズル
(9)、副ノズル(12)及び糸底用ノズル(13)から噴射され
る。
【0024】主ノズル(9)からの洗浄水(11)は図4及び
図5に示すように、食器類(10)及び内槽(4)に衝突して
噴霧を発生する。この噴霧は洗浄水(11)の持つ運動エネ
ルギーにより、吸込み口(4a)へ誘導される。この際、吸
込み口(4a)の流路面積は他の流路部分よりも広く設定さ
れており、かつ外槽(6)の隅部の曲面部(6a)が設けられ
ていることにより、噴霧は効率よく捕集される。捕集さ
れた噴霧は噴霧流路(7)を上昇し、洗浄水(11)が食器類
(10)に衝突する位置よりも上方に設けられた窓穴(4b)
で、整流板(4c)によって整流され、安定して洗浄空間
(5)内へ噴出される。
【0025】その結果、洗浄空間(5)内に発生した噴霧
は、安定して洗浄空間(5)から噴霧流路(7)内へ誘導さ
れ、噴霧流路(7)壁面に付着し、空気流だけが循環し、
噴霧の洗浄空間(5)外への流出は減少する。フィン(4d)
は洗浄水(11)が内槽(4)に衝突する位置よりも上方に設
けられているため、上記衝突により飛散する水が飛び跳
ねるのを抑制する。また、窓穴(4b)は内槽(4)の上方に
設けてあるが、内槽(4)の内壁に噴霧流路(7)に連通する
窓穴を追加してもよく、飛散した水を噴霧流路(7)へ逃
がすことが可能となる。
【0026】副ノズル(12)及び糸底用ノズル(13)は、加
圧用ポンプ(19)との間に設けられたオリフィス(図示し
ない)により、主ノズル(9)よりも低圧の噴流を噴出す
る。副ノズル(12)からの噴流(23)は、図6に示すように
主ノズル(9)からの高圧の洗浄水(11)よりも上方にあ
り、主ノズル(9)からの洗浄水(11)が水膜状であること
により、食器類(10)に衝突して飛散しようとする水を遮
蔽し、開口部(2)から外部へ水が飛散するのを防止す
る。
【0027】同時に、副ノズル(12)からの噴流(23)は、
主ノズル(9)からの洗浄水(11)よりも上方で食器類(10)
に衝突し、エネルギーを失った噴流(23)は下方に落下す
る。主ノズル(9)からの洗浄水(11)は食器類(10)に衝突
して飛び跳ねるが、上記落下する水流が抑制するため、
開口部(2)から外部への水の飛散を防止する。
【0028】また、茶わん類は糸底用ノズル(13)からの
洗浄水により、主ノズル(9)による茶わんの内側の洗浄
と同時に、糸底側を洗浄することができる。このとき、
糸底用ノズル(13)からの洗浄水の水圧は、衝突による飛
び跳ねが発生しない程度まで下げられている。
【0029】このようにして、食器類(10)の洗浄が終わ
ると、食器類(10)を保持したまま水平方向へ移動させ、
水切りセンサ(16A)の光線を遮ると、水切りセンサ(16A)
が動作し、水切り機構(29)が動作して送風機(20)が駆動
される。これで、送風機(20)は空気を圧送し、空気ノズ
ル(14)から空気が吹き出されて、食器類(10)に付着した
水滴を吹き飛ばして乾燥する。これで、洗浄及び乾燥作
業は終了する。
【0030】次に、各センサによる動作を図9を参照し
て説明する。まず、ステップ(31)で加圧用ポンプ(19)の
運転から、洗浄中であるかを判断する。今、洗浄装置が
非使用であると、ステップ(32)へ進み、送風機(20)の運
転から、水切り中であるかを判断し、ステップ(33)へ進
む。水切りセンサ(16A)及び洗浄センサ(15A)はどちらも
オフになっているのでステップ(33)からステップ(34)を
経てステップ(35)へ進んで装置は停止となり、ステップ
(31)へ戻り、上記動作を繰り返す。
【0031】ここで、使用者が食器類(10)を入れて洗浄
センサ(15A)がオン(最初に保持センサ(15B)がオンにな
るが動作上影響はない)すると、ステップ(34)からステ
ップ(36)へ進み、洗浄動作が開始する。これで、ステッ
プ(31)からステップ(37)へ進み、水切りセンサ(16A)が
オンであるか判断する。この場合、水切りセンサ(16A)
がオフであるから、ステップ(38)へ進み洗浄センサ(15
A)がオンであるかを判断する。現在洗浄センサ(15A)は
オンであるから、ステップ(39)へ進み洗浄動作が継続す
る。
【0032】食器類(10)が洗浄センサ(15A)から離れる
と、洗浄センサ(15A)はオフとなり、ステップ(40)へ進
み、保持センサ(15B)がオンであるかを判断する。オン
であればステップ(41)へ進み、洗浄動作は継続する。保
持センサ(15B)がオフであれば、ステップ(42)へ進み、
一定時間後に洗浄動作は停止する。
【0033】次に、洗浄中の食器類(10)を即座に水切り
側に移動させて水切りセンサ(16A)がオンになると、ス
テップ(37)からステップ(43)へ進んで、一定時間洗浄動
作した後水切り動作を開始する。この動作は保持センサ
(16B)がオンになることで継続する。洗浄動作停止後は
ステップ(31)からステップ(32)へ進み、水切り中であれ
ばステップ(44)へ進んでセンサ(15A)(15B)(16A)(16B)の
いずれかがオンであるかを判断し、オンであれば水切り
動作が継続する。すなわち、水切り動作中に洗浄センサ
(15A)がオンになっても、洗浄動作には移行せず、水切
り動作が継続し、しかもステップ(44)により、いずれの
センサが食器等を検出しても、水切りセンサ(16A)が検
出した場合と同様に水切り操作のみが継続される(図1
0図示)。ここで、ステップ(31)(32)(44)(45)は水切り
継続手段を構成している。
【0034】使用者が水切り作業を終了して食器類(10)
を引き上げると、ステップ(44)からステップ(46)へ進
み、一定時間後に水切り動作は停止する。洗浄装置の停
止時、食器類(10)を入れて水切りセンサ(16A)をオンさ
せると、ステップ(33)からステップ(47)へ進んで水切り
動作が開始される。
【0035】このようにして、洗浄中に水切りセンサ(1
6A)がオンになれば水切り動作へは移行するが、水切り
中に洗浄センサ(15A)がオンになっても洗浄動作へは移
行しない。これは、水切り中の食器類(10)が誤って洗浄
センサ(15A)をオンさせても、食器類(10)が洗浄水にぬ
れることを防ぐためである。つまり、水切り作業を再度
初めから実行する手間をなくすことができる。
【0036】ここで、洗浄センサ(15A)及び保持センサ
(16B)は中央に配置され、入力しやすい位置になってい
る。また、保持センサ(15B)は、洗浄時及び水切り時に
使用者の腕が横切る位置に配置されている。これは、被
洗浄物が「はし」であったり、小物であったりした場
合、他のセンサ(15A)(16B)(16A)で検知しにくいのをカ
バーするためである。水切りセンサ(16A)は最も奥にあ
り、意識的にオンさせない限りオンしない。水切りセン
サ(16A)は一度オンさせれば、センサ(16B)(15A)(15B)の
いずれかの入力で継続されるので、支障はない。また、
各センサは図1、2に示すように、外壁6に固定され、
内壁4に形成された穴を介してセンシングを行うように
してあり、各センサの上方及び周囲を壁によって覆われ
ているので、外部からの光が各センサに影響しにくく、
誤作動しないように設けられている。なお、保持センサ
(15B)(16B)は2個としたが、それ以上配置してもよく、
更に安定した洗浄又は水切り作業が期待できる。
【0037】また、強制洗浄スイッチ(26)をオンにする
と、洗浄センサ(15A)の検出内容に関係なく、洗浄機構
(28)をオンして洗浄動作となる。また、強制水切りスイ
ッチ(27)をオンにすると、水切りセンサ(16A)の検出内
容に関係なく、水切り機構(29)をオンして水切り動作と
なる。すなわち、連続的に洗浄及び水切りすることがで
き、使い勝手が向上し、まとめ洗いに便利なものとな
る。
【0038】次に、誤動作防止動作を図11を参照して
説明する。ステップ(51)でセンサ(15A)(15B)(16A)(16B)
のいずれかが設定時間以上連続してオンになっているか
を判断する。もし、設定時間以上連続してオンになって
いれば、ステップ(52)(動作阻止手段)へ進んで運転を
停止する。これにより、センサ(15A)(15B)(16A)(16B)の
いずれかにごみ等が付着したり、内槽(4)の設置不良で
センサ(15A)(15B)(16A)(16B)のいずれかが内槽(4)の一
部で覆われていたりした場合、むだな運転の継続を防止
できる。
【0039】上記実施例では、食器類(10)を洗浄するも
のとして説明したが、これに限るものではなく、例えば
換気扇のフィルタ等の洗浄にも使用できる。また、工業
分野として、プレス加工品の脱脂、切削加工粉の除去等
の洗浄装置として広く適用可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明の第1発明においては、洗浄セ
ンサが被洗浄物を検知すると洗浄水の噴出を指令し、水
切りセンサが被洗浄物を検知すると空気流の供給を指令
し、洗浄センサ又は水切りセンサの被洗浄物の検知後に
保持センサが被洗浄物を検知すると、洗浄センサ又は水
切りセンサの被洗浄物の検知の有無に関わらず洗浄水の
噴出指令又は上記空気流の供給指令を保持するように
し、洗浄センサを本体開口の一側寄りに配置し、水切り
センサを他側寄りに配置し、洗浄センサ及び水切りセン
サそれぞれの被洗浄物検知状態を保持する保持センサ
を、洗浄センサ又は水切りセンサよりも開口の一側寄り
にそれぞれ配置したため、被洗浄物を両センサの位置に
移動させるだけで、洗浄及び水切りの作業を容易かつ効
率的に行うことができ、いったん洗浄センサ又は水切り
センサが被洗浄物を検知すると、保持センサへの入力に
よって洗浄又は水切り動作が確実に継続し、安定した快
適な使用ができる効果がある。
【0041】また、第発明では、強制洗浄スイッチが
操作されると、洗浄センサの被洗浄物検知の有無にかか
わらず洗浄水を連続して噴射させ、強制水切りスイッチ
が操作されると、水切りセンサの被洗浄物検知の有無に
かかわらず空気を連続して供給するようにしたので、セ
ンサにより自動的に洗浄・水切りが行なえるだけでな
く、センサとは関係なく洗浄又は水切り動作が跡絶える
ことなく継続し、使い勝手が向上し、まとめ洗いに便利
なものとすることができる効果がある。
【0042】また、第発明では、水切りセンサが被洗
浄物検知中に洗浄センサが被洗浄物を検知しても、洗浄
水は噴出されず、空気の供給を優先的に継続するように
したので、乾燥した被洗浄物に再度洗浄水が噴射される
ことはなく、水切り作業を再度実行する手間をなくすこ
とができ容易かつ効率的に洗浄・水切り作業を行なえる
効果がある。
【0043】また、第発明では、洗浄センサと水切り
センサとをそれぞれ洗浄空間の手前側と奥側に配置し、
その間に保持センサを配置したので、被洗浄物手前側か
ら奥側への移動に伴い、洗浄及び水切りの順に動作し、
一連の作業を一動作で完了させることができ容易かつ効
率的に作業が行なえる効果がある。
【0044】また、第発明では、センサのいずれかが
所定時間以上連続して検知状態になっていると、そのセ
ンサによる運転を停止するようにしたので、センサによ
り容易かつ効率的に作業が行なえるだけでなく、異常発
生時運転が停止し、むだな洗浄水の噴出又は空気の供給
を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す食器洗浄機の内部透
視斜視図。
【図2】図1の内槽及び外槽部分の一部破断斜視図。
【図3】図2の横断面図。
【図4】この発明の一実施例による循環噴霧流を示す内
槽及び外槽部分の縦断面図。
【図5】この発明の一実施例による洗浄状態を示す内槽
及び外槽部分の縦断面図。
【図6】この発明の一実施例による主ノズル及び副ノズ
ルの動作説明図。
【図7】図1の縦断面図で、各センサの配置説明図。
【図8】この発明の一実施例による制御装置を示す構成
図。
【図9】この発明の一実施例による洗浄及び水切り動作
フローチャート。
【図10】この発明の一実施例による各センサ入力時の
動作を示す説明図。
【図11】この発明の一実施例による誤動作防止動作フ
ローチャート。
【符号の説明】 1 本体 2 開口部 4 内槽 5 洗浄空間 6 外槽 9 噴流水用ノズル(主ノズル) 10 被洗浄物(食器類) 11 洗浄水 14 空気用ノズル 15A 洗浄センサ 15B 保持センサ 16A 水切りセンサ 16B 保持センサ 19 加圧用ポンプ 20 送風機 25 制御装置 26 強制洗浄スイッチ 27 強制水切りスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南川 尚人 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式 会社 中津川製作所内 (56)参考文献 特開 平4−215725(JP,A) 特開 平4−215730(JP,A) 特公 平5−14578(JP,B2) 実公 平2−9752(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 A47L 15/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人為的に保持された被洗浄物を出し入れ
    できる開口と、この開口に連通する洗浄空間と、水道管
    から直接導入される水を上記被洗浄物を洗浄する洗浄水
    として供給する水源と、上記洗浄水を上記洗浄空間に噴
    出する噴流水用ノズルと、上記被洗浄物に空気流を供給
    する空気用ノズルとを設けたものにおいて、上記洗浄空
    間内の上記被洗浄物を検知する洗浄センサ、水切りセン
    サ及び保持センサを設け、上記洗浄センサが上記被洗浄
    物を検知すると上記洗浄水の噴出を指令し、上記水切り
    センサが上記被洗浄物を検知すると上記空気流の供給を
    指令し、上記洗浄センサ又は水切りセンサの上記被洗浄
    物の検知後に上記保持センサが上記被洗浄物を検知する
    と、上記洗浄センサ又は水切りセンサの上記被洗浄物の
    検知の有無に関わらず上記洗浄水の噴出指令又は上記空
    気流の供給指令を保持する制御手段を備え、上記洗浄セ
    ンサを上記開口の長手方向において一側寄りに配置し、
    上記水切りセンサを上記開口の他側寄りに配置し、上記
    洗浄センサ又は水切りセンサの指令をそれぞれ保持する
    保持センサを、上記洗浄センサ又は水切りセンサよりも
    開口の一側寄りにそれぞれ配置したことを特徴とする洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 操作されると洗浄センサの被洗浄物検知
    の有無にかかわらず上記洗浄水の連続噴出を指令する強
    制洗浄スイッチと、操作されると水切りセンサの被洗浄
    物検知の有無にかかわらず空気流の連続供給を指令する
    強制水切りスイッチとを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 水切りセンサの被洗浄物検知中に上記洗
    浄センサが被洗浄物を検知しても上記洗浄水の噴出指令
    を阻止し、上記空気流の供給を継続する水切り継続手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 被洗浄物を出し入れできる開口と、この
    開口に連通する洗浄空間と、水道管から直接導入される
    水を上記被洗浄物を洗浄する洗浄水として供給する水源
    と、上記洗浄水を上記洗浄空間に噴出する噴流水用ノズ
    ルと、上記被洗浄物に空気流を供給する空気用ノズルと
    を設けたものにおいて、上記洗浄空間内の上記被洗浄物
    を検知する洗浄センサ及び水切りセンサを設け、上記洗
    浄センサ又は水切りセンサが上記被洗浄物を検知してい
    るとき上記洗浄空間内の上記被 洗浄物を検知するとそれ
    ぞれ上記洗浄センサ又は水切りセンサの検知状態を保持
    する保持センサを配置し、上記洗浄センサが上記被洗浄
    物を検知すると上記洗浄水の噴出を指令し、上記水切り
    センサが上記被洗浄物を検知すると上記空気流の供給を
    指令する制御手段を備え、上記洗浄センサと水切りセン
    サとをそれぞれ上記開口の長手方向において手前側と奥
    側に配置し、その間に保持センサを配置したことを特徴
    とする洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄センサ、水切りセンサ又は保持セン
    サのいずれかが設定時間以上連続して検知状態になって
    いると運転を停止する動作阻止手段を備えたことを特徴
    とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の洗浄装
    置。
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