JP3120255B2 - 自動車のドア支持装置 - Google Patents

自動車のドア支持装置

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JP3120255B2
JP3120255B2 JP04078768A JP7876892A JP3120255B2 JP 3120255 B2 JP3120255 B2 JP 3120255B2 JP 04078768 A JP04078768 A JP 04078768A JP 7876892 A JP7876892 A JP 7876892A JP 3120255 B2 JP3120255 B2 JP 3120255B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のドアパネルをボ
ディピラーに対して支持する自動車のドア支持装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のドアパネルにドアヒンジの
可動側ブラケットを配設すると共に、車体のボディピラ
ーにドアヒンジの固定側ブラケットを配設し、可動側ブ
ラケットと固定側ブラケットとをドアヒンジのヒンジピ
ンにより連結し、ドアパネルをボディピラーにドアヒン
ジを介して回動自在に支持した自動車のドア支持装置が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車のドア支持装置では、ドアヒンジの可動側ブラケット
及び固定側ブラケットを車体のドアパネル及びボディピ
ラーに対してそれぞれ別々に固定した後、可動側ブラケ
ットと固定側ブラケットとのヒンジピンによる連結を行
わなければならなかったので、ドアパネルのボディピラ
ーに対する取付け作業が手数を要して面倒であった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、ドアヒンジのストライカをヒンジロックの挿入口に
挿入することにより、ヒンジラッチが回動しながらドア
ヒンジのストライカをヒンジロックの挿入口に対してロ
ックすると同時に、ディテントレバーが回動しながらヒ
ンジラッチを係止し、ドアヒンジをストライカを介して
ヒンジロックに固定し、従来のようにドアヒンジをボデ
ィピラーに対して直接固定する必要がなく、車体のドア
パネルがドアヒンジのストライカと共にヒンジロックを
介して車体のボディピラーに取付けられ、ドアパネルの
ボディピラーに対する取付け作業を容易に行うことが可
能な自動車のドア支持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のドア支
持装置は、車体のドアパネルにドアヒンジを配設すると
共に、前記車体のボディピラーにヒンジロックを配設
し、前記ドアヒンジにストライカを設け、前記ヒンジロ
ックに前記ドアヒンジのストライカを挿入する挿入口を
設け、前記ヒンジロックの内部に前記挿入口に臨んで前
記ドアヒンジのストライカと噛合うヒンジラッチを回動
自在に設け、前記ヒンジロックの内部下方に前記ヒンジ
ラッチを係止するディテントレバーを回動自在に設けた
ことを特徴とする構成を有するものである。
【0006】
【作用】車体のドアパネルに配設したドアヒンジに設け
たストライカを車体のボディピラーに配設したヒンジロ
ックに設けた挿入口に挿入すると、ヒンジロックの内部
に挿入口に臨んで設けたヒンジラッチが回動しながらド
アヒンジのストライカをヒンジロックの挿入口に対して
ロックすると同時に、ヒンジロックの内部下方に設けた
ディテントレバーが回動しながらヒンジラッチを係止
し、ドアヒンジをストライカを介してヒンジロックに固
定し、ドアパネルをドアヒンジのストライカと共にヒン
ジロックを介してボディピラーに取付ける。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1において、1は車体のドアパネルであ
り、ドアパネル1にはドアヒンジ2,3がそれぞれ配設
されると共に、車体のフロントボディピラー4にはヒン
ジロック5,6がそれぞれ配設され、ドアヒンジ2,3
にはストライカ7,8がそれぞれ設けられ、ヒンジロッ
ク5,6にはドアヒンジ2,3のストライカ7,8を挿
入する挿入口となる切欠孔9,10がそれぞれ設けら
れ、ヒンジロック5,6の内部には切欠孔9,10に臨
んでドアヒンジ2,3のストライカ7,8と噛合うヒン
ジラッチ11,12がそれぞれ回動自在に設けられ、ヒ
ンジロック5,6の内部下方にはヒンジラッチ11,1
2を係止するディテントレバー13,14がそれぞれ回
動自在に設けられている。
【0009】ドアパネル1には、図2に示すように、ド
アアウターパネル15の内方にドアインナーパネル16
が配設され、ドアインナーパネル16の車体の前方の側
壁17の上縁寄りには複数の取付孔18がそれぞれ設け
られると共に、ドアインナーパネル16の側壁17の下
縁寄りには複数の取付孔19がそれぞれ設けられ、ドア
インナーパネル16の車体の後方の側壁20と内壁21
との角部の中央付近には切欠孔22が設けられ、ドアイ
ンナーパネル16の側壁17,20及び下壁の端縁には
外方に向って張出したフランジ23がそれぞれ形成され
ている。
【0010】ドアインナーパネル16の側壁20の内側
にはドアロック(図示せず)が配設され、ドアロックに
は図1に示す車体のセンタボディピラー24に固定した
ストライカ25と噛合うドアラッチ(図示せず)及びド
アラッチを係止するディテントレバー(図示せず)が設
けられている。
【0011】ドアアウターパネル15の両側縁及び下縁
には、図2に示すように、内側に向って折返したヘミン
グ部26がそれぞれ形成され、ドアアウターパネル15
の両側縁寄り及び下縁寄りの内側面とヘミング部26と
の間にはドアインナーパネル16のフランジ23がそれ
ぞれ挟持され、ドアインナーパネル16のフランジ23
はドアアウターパネル15の両側縁寄り及び下縁寄りの
内側に対してヘミング部26により係止されている。
【0012】ドアパネル1の上部には、図2に示すよう
に、ドアサッシュ27が配設され、ドアパネル1はドア
アウターパネル15とドアインナーパネル16とから構
成されている。
【0013】ドアヒンジ2には、図3に示すように、可
動側ブラケット28の一側縁に車体の前方に向って張出
した支え片29,29がそれぞれ形成され、可動側ブラ
ケット28の支え片29,29の先端寄りには上下方向
に向って支持孔(図示せず)がそれぞれ設けられ、可動
側ブラケット28の一側縁寄りの内側には車体の内方に
向って突出した当接片30が形成されると共に、可動側
ブラケット28の他側縁には車体の内方に向って折曲し
た張出片31が形成され、可動側ブラケット28の張出
片31の上端寄り,下端寄り及び中央付近の内端寄りに
はドアインナーパネル16の側壁17の上縁寄りの取付
孔18と連通する複数の通孔32がそれぞれ設けられて
いる。
【0014】可動側ブラケット28の内方には、図3に
示すように、固定側ブラケット33が配設され、固定側
ブラケット33の一側縁寄りの外側には可動側ブラケッ
ト28の当接片30に対向して車体の外方に向って突出
した凸条片34が形成され、固定側ブラケット33の他
側縁寄りの外側面の中央付近には車体の外方に向って突
出した支持壁35が固着され、固定側ブラケット33の
支持壁35の先端寄りには可動側ブラケット28の支え
片29,29の支持孔と連通する貫通孔(図示せず)が
設けられ、固定側ブラケット33の凸条片34の端面に
は可動側ブラケット28の回動を阻止するストッパ36
が固着され、ストッパ36には可動側ブラケット28の
当接片30が当接されている。
【0015】ストッパ36は弾性ゴムよりなる。
【0016】固定側ブラケット33の内側の中央付近に
は、図3に示すように、車体の内方に向って突出したス
トライカ7が配設され、ストライカ7の水平部37の両
端には車体の外方に向って折曲した脚部38,38がそ
れぞれ形成され、固定側ブラケット33の内側面の両側
縁寄りにはストライカ7の脚部38,38の先端がそれ
ぞれ固着されている。
【0017】可動側ブラケット28の支え片29と支え
片29との間には、図3に示すように、固定側ブラケッ
ト33の支持壁35が嵌入され、可動側ブラケット28
の支え片29,29の支持孔及び固定側ブラケット33
の支持壁35の貫通孔には上方よりヒンジピン39が挿
通され、可動側ブラケット28の支え片29,29には
固定側ブラケット33の支持壁35がヒンジピン39を
介して連結され、可動側ブラケット28の支え片29,
29は固定側ブラケット33の支持壁35に対してヒン
ジピン39により回動自在に支持されている。
【0018】ドアヒンジ2は可動側ブラケット28と固
定側ブラケット33及びヒンジピン39とから構成され
ている。
【0019】ドアヒンジ3には、図4に示すように、可
動側ブラケット40の一側縁に車体の前方に向って張出
した支え片41,41がそれぞれ形成され、可動側ブラ
ケット40の支え片41,41の先端寄りには上下方向
に向って支持孔(図示せず)がそれぞれ設けられ、可動
側ブラケット40の一側縁寄りの内側には車体の内方に
向って突出した当接片42が形成されると共に、可動側
ブラケット40の他側縁には車体の内方に向って折曲し
た張出片43が形成され、可動側ブラケット40の張出
片43の上縁寄り及び下縁寄りにはドアインナーパネル
16の側壁17の下縁寄りの取付孔19と連通する複数
の通孔44,44がそれぞれ設けられている。
【0020】可動側ブラケット40の内方には、図4に
示すように、固定側ブラケット45が配設され、固定側
ブラケット45の一側縁寄りの外側には可動側ブラケッ
ト40の当接片42に対向して車体の外方に向って突出
した凸条片46が形成され、固定側ブラケット45の他
側縁寄りの外側面の中央付近には車体の外方に向って突
出した支持壁47が固着され、固定側ブラケット45の
支持壁47の先端寄りには可動側ブラケット40の支え
片41,41の支持孔と連通する貫通孔(図示せず)が
設けられ、固定側ブラケット45の凸条片46の端面に
は可動側ブラケット40の回動を阻止するストッパ48
が固着され、ストッパ48には可動側ブラケット40の
当接片42が当接されている。
【0021】ストッパ48は弾性ゴムよりなる。
【0022】固定側ブラケット45の内側の中央付近に
は、図4に示すように、車体の内方に向って突出したス
トライカ8が配設され、ストライカ8の水平部49の両
端には車体の外方に向って折曲した脚部50,50がそ
れぞれ形成され、固定側ブラケット45の内側面の両側
縁寄りにはストライカ8の脚部50,50の先端がそれ
ぞれ固着されている。
【0023】可動側ブラケット40の支え片41と支え
片41との間には、図4に示すように、固定側ブラケッ
ト45の支持壁47が嵌入され、可動側ブラケット40
の支え片41,41の支持孔及び固定側ブラケット45
の支持壁47の貫通孔には上方よりヒンジピン51が挿
通され、可動側ブラケット40の支え片41,41には
固定側ブラケット45の支持壁47がヒンジピン51を
介して連結され、可動側ブラケット40の支え片41,
41は固定側ブラケット45の支持壁47に対してヒン
ジピン51により回動自在に支持されている。
【0024】ドアヒンジ3は可動側ブラケット40と固
定側ブラケット45及びヒンジピン51とから構成され
ている。
【0025】ドアヒンジ2の可動側ブラケット28の張
出片31の通孔32及びドアインナーパネル16の側壁
17の上縁寄りの取付孔18には車体の前方よりネジ
(図示せず)がそれぞれ挿通され、図5に示すように、
ドアインナーパネル16の側壁17の上縁寄りの外側に
はドアヒンジ2の可動側ブラケット28の張出片31が
複数のネジにより固定されている。
【0026】また、ドアヒンジ3の可動側ブラケット4
0の張出片43の通孔44及びドアインナーパネル16
の側壁17の下縁寄りの取付孔19には車体の前方より
ネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、図5に示すよう
に、ドアインナーパネル16の側壁17の下縁寄りの外
側にはドアヒンジ3の可動側ブラケット40の張出片4
3が複数のネジにより固定されている。
【0027】車体のフロントボディピラー4の中央寄り
には、図6に示すように、車体の外方に向って開口する
嵌合凹部52が形成されると共に、フロントボディピラ
ー4の下端寄りには車体の外方に向って開口する嵌合凹
部53が形成され、フロントボディピラー4の嵌合凹部
52の内壁の上端寄り及び下端寄りには取付孔54,5
4がそれぞれ設けられ、フロントボディピラー4の嵌合
凹部53の内壁の上端寄り及び下端寄りには取付孔5
5,55がそれぞれ設けられている。
【0028】車体のセンタボディピラー24の側面の中
央付近には、図6に示すように、車体の前方に向って開
口する凹部56が形成され、センタボディピラー24の
凹部56の内壁の中央には車体の前方に向って突出した
ストライカ25が設けられている。
【0029】ヒンジロック5には、図7に示すように、
支持プレート57の一側縁に車体の前方に向って折曲し
た側壁58が形成され、支持プレート57の一側縁寄り
と側壁58との角部の中央付近には車体の外方に向って
開口する切欠孔9が設けられると共に、支持プレート5
7の側壁58の上縁寄り及び下縁寄りには車体のフロン
トボディピラー4の嵌合凹部52の取付孔54,54に
相当する箇所に通孔59,59がそれぞれ設けられ、支
持プレート57の他側寄りの上方及び下方の角部には通
孔60,60がそれぞれ設けられている。
【0030】支持プレート57の内側の中央付近には、
図7に示すように、ヒンジラッチ11が配設され、ヒン
ジラッチ11の一端寄りには、図8に示すように、斜め
下方に向って開口する切欠溝61が形成されると共に、
ヒンジラッチ11の他端には斜め上方に向って延出した
突片62が形成され、支持プレート57の中央付近には
車体の前方に向って突出した支持ピン63がカシメ止め
により固定され、ヒンジラッチ11は支持ピン63に回
動自在に支持されている。
【0031】支持プレート57の内側の下縁寄りには、
図7に示すように、ディテントレバー13が配設され、
ディテントレバー13の一端には、図8に示すように、
係止片64が形成されると共に、ディテントレバー13
の他端には突片65が形成され、支持プレート57の切
欠孔9の下部には車体の前方に向って突出した支持ピン
66がカシメ止めにより固定され、ディテントレバー1
3は支持ピン66に回動自在に支持されている。
【0032】支持プレート57の側部には、図7に示す
ように、ヒンジラッチ11及びディテントレバー13を
覆うカバー67が配設され、カバー67の側壁68の上
縁寄り及び下縁寄りには、図8に示すように、車体のフ
ロントボディピラー4の嵌合凹部52の取付孔54,5
4と連通する貫通孔69,69がそれぞれ設けられ、カ
バー67の側壁68と上壁70及び下壁71との角部に
は支持プレート57の通孔60,60と連通するネジ穴
72,72がそれぞれ形成されている。
【0033】支持プレート57の通孔60,60には車
体の後方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、カ
バー67のネジ穴72,72にはネジの先端寄りがそれ
ぞれ螺着され、カバー67の側壁68,上壁70及び下
壁71の端縁には支持プレート57が複数のネジにより
固定され、カバー67の車体の外方に向って開口する側
縁は支持プレート57の側壁58により閉塞されてい
る。
【0034】支持プレート57の側壁58の切欠孔9の
上方の内側には、図8に示すように、車体の内方に向っ
て張出した受け板73が固着され、受け板73とヒンジ
ラッチ11の突片62との間には引張コイルバネ74が
設けられ、引張コイルバネ74の一端が受け板73に引
掛けられ、引張コイルバネ74の他端がヒンジラッチ1
1の突片62に引掛けられ、ヒンジラッチ11の突片6
2が引張コイルバネ74の引張力により支持プレート5
7の側壁58に向って引張られている。
【0035】支持プレート57の側壁58の切欠孔9の
下部の内側には、図8に示すように、車体の内方に向っ
て張出した受け板75が固着され、受け板75とディテ
ントレバー13の突片65との間には圧縮コイルバネ7
6が設けられ、圧縮コイルバネ76の一端が受け板75
に引掛けられると共に、圧縮コイルバネ76の他端がデ
ィテントレバー13の突片65に引掛けられ、ディテン
トレバー13の突片65が圧縮コイルバネ76の付勢力
によりカバー67の下壁71に向って押圧され、ディテ
ントレバー13の係止片64がヒンジラッチ11の一端
寄りの側面に圧接され、ヒンジラッチ11がディテント
レバー13の係止片64により係止されている。
【0036】圧縮コイルバネ76の付勢力は引張コイル
バネ74の引張力よりも大きくなっている。
【0037】ヒンジロック6には、図9に示すように、
支持プレート77の一側縁に車体の前方に向って折曲し
た側壁78が形成され、支持プレート77の一側縁寄り
と側壁78との角部の中央付近には車体の外方に向って
開口する切欠孔10が設けられると共に、支持プレート
77の側壁78の上縁寄り及び下縁寄りには車体のフロ
ントボディピラー4の嵌合凹部53の取付孔55,55
に相当する箇所に通孔79,79がそれぞれ設けられ、
支持プレート77の他側寄りの上方及び下方の角部には
通孔80,80がそれぞれ設けられている。
【0038】支持プレート77の内側の中央付近には、
図9に示すように、ヒンジラッチ12が配設され、ヒン
ジラッチ12の一端寄りには、図10に示すように、斜
め下方に向って開口する切欠溝81が形成されると共
に、ヒンジラッチ12の他端には斜め上方に向って延出
した突片82が形成され、支持プレート77の中央付近
には車体の前方に向って突出した支持ピン83がカシメ
止めにより固定され、ヒンジラッチ12は支持ピン83
に回動自在に支持されている。
【0039】支持プレート77の内側の下縁寄りには、
図9に示すように、ディテントレバー14が配設され、
ディテントレバー14の一端には、図10に示すよう
に、係止片84が形成されると共に、ディテントレバー
14の他端には突片85が形成され、支持プレート77
の切欠孔10の下部には車体の前方に向って突出した支
持ピン86がカシメ止めにより固定され、ディテントレ
バー14は支持ピン86に回動自在に支持されている。
【0040】支持プレート77の側部には、図9に示す
ように、ヒンジラッチ12及びディテントレバー14を
覆うカバー87が配設され、カバー87の側壁88の上
縁寄り及び下縁寄りには、図10に示すように、車体の
フロントボディピラー4の嵌合凹部53の取付孔55,
55と連通する貫通孔89,89がそれぞれ設けられ、
カバー87の側壁88と上壁90及び下壁91との角部
には支持プレート77の通孔80,80と連通するネジ
穴92,92がそれぞれ形成されている。
【0041】支持プレート77の通孔80,80には車
体の後方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、カ
バー87のネジ穴92,92にはネジの先端寄りがそれ
ぞれ螺着され、カバー87の側壁88,上壁90及び下
壁91の端縁には支持プレート77が複数のネジにより
固定され、カバー87の車体の外方に向って開口する側
縁は支持プレート77の側壁78により閉塞されてい
る。
【0042】支持プレート77の側壁78の切欠孔10
の上方の内側には、図10に示すように、車体の内方に
向って張出した受け板93が固着され、受け板93とヒ
ンジラッチ12の突片82との間には引張コイルバネ9
4が設けられ、引張コイルバネ94の一端が受け板93
に引掛けられ、引張コイルバネ94の他端がヒンジラッ
チ12の突片82に引掛けられ、ヒンジラッチ12の突
片82が引張コイルバネ94の引張力により支持プレー
ト77の側壁78に向って引張られている。
【0043】支持プレート77の側壁78の切欠孔10
の下部の内側には、図10に示すように、車体の内方に
向って張出した受け板95が固着され、受け板95とデ
ィテントレバー14の突片85との間には圧縮コイルバ
ネ96が設けられ、圧縮コイルバネ96の一端が受け板
95に引掛けられると共に、圧縮コイルバネ96の他端
がディテントレバー14の突片85に引掛けられ、ディ
テントレバー14の突片85が圧縮コイルバネ96の付
勢力によりカバー87の下壁91に向って押圧され、デ
ィテントレバー14の係止片84がヒンジラッチ12の
一端寄りの側面に圧接され、ヒンジラッチ12がディテ
ントレバー14の係止片84により係止されている。
【0044】圧縮コイルバネ96の付勢力は引張コイル
バネ94の引張力よりも大きくなっている。
【0045】車体のフロントボディピラー4の嵌合凹部
52には、図11に示すように、車体の外方よりヒンジ
ロック5の一部が嵌入され、支持プレート57の側壁5
8の通孔59,59とカバー67の側壁68の貫通孔6
9,69及びフロントボディピラー4の嵌合凹部52の
取付孔54,54には車体の外方よりボルト(図示せ
ず)がそれぞれ挿通され、フロントボディピラー4の嵌
合凹部52の外側にはヒンジロック5が複数のボルトに
より固定されている。
【0046】また、車体のフロントボディピラー4の嵌
合凹部53には、図11に示すように、車体の外方より
ヒンジロック6の一部が嵌入され、支持プレート77の
側壁78の通孔79,79とカバー87の側壁88の貫
通孔89,89及びフロントボディピラー4の嵌合凹部
53の取付孔55,55には車体の外方よりボルト(図
示せず)がそれぞれ挿通され、フロントボディピラー4
の嵌合凹部53の外側にはヒンジロック6が複数のボル
トにより固定されている。
【0047】次に、ドアパネル1の車体のフロントボデ
ィピラー4に対する取付け方法について説明する。
【0048】まず、ドアインナーパネル16の側壁17
の上縁寄りの外側にドアヒンジ2の可動側ブラケット2
8を固定すると共に、ドアインナーパネル16の側壁1
7の下縁寄りの外側にドアヒンジ3の可動側ブラケット
40を固定することにより、図5に示すように、ドアパ
ネル1の車体の前方寄りの一側にドアヒンジ2及びドア
ヒンジ3をそれぞれ取付ける。
【0049】次いで、車体のフロントボディピラー4の
嵌合凹部52の外側にヒンジロック5を固定すると共
に、フロントボディピラー4の嵌合凹部53の外側にヒ
ンジロック6を固定することにより、図11に示すよう
に、車体のフロントボディピラー4の中央寄り及び下端
寄りにヒンジロック5及びヒンジロック6をそれぞれ取
付ける。
【0050】その後、ドアヒンジ2の固定側ブラケット
33に固着したストライカ7を車体の外方よりヒンジロ
ック5の切欠孔9に挿入すると共に、ドアヒンジ3の固
定側ブラケット45に固着したストライカ8を車体の外
方よりヒンジロック6の切欠孔10に挿入する。
【0051】ドアヒンジ2の固定側ブラケット33に固
着したストライカ7のヒンジロック5の切欠孔9に対す
る挿入により、ストライカ7の水平部37がヒンジラッ
チ11の切欠溝61の内側縁に係合しながらヒンジロッ
ク5の切欠孔9の内端に向って移動し、ヒンジラッチ1
1がストライカ7の水平部37のヒンジロック5の切欠
孔9に対する移動に伴って引張コイルバネ74の引張力
により支持ピン63を支点として図8の時計方向に回動
すると同時に、ディテントレバー13が圧縮コイルバネ
76の付勢力に抗しながら支持ピン66を支点として図
8の反時計方向に回動し、図12に示すように、ヒンジ
ラッチ11の切欠溝61がドアヒンジ2の固定側ブラケ
ット33に固着したストライカ7をヒンジロック5の切
欠孔9の内端に対してロックする。
【0052】ディテントレバー13の圧縮コイルバネ7
6による支持ピン66に対する回動により、図12に示
すように、ディテントレバー13の係止片64が圧縮コ
イルバネ76の付勢力によりヒンジラッチ11の一端に
圧接し、ディテントレバー13がヒンジラッチ11の引
張コイルバネ74による支持ピン63に対する回動を阻
止する。
【0053】ドアヒンジ3の固定側ブラケット45に固
着したストライカ8のヒンジロック6の切欠孔10に対
する挿入により、ストライカ8の水平部49がヒンジラ
ッチ12の切欠溝81の内側縁に係合しながらヒンジロ
ック6の切欠孔10の内端に向って移動し、ヒンジラッ
チ12がストライカ8の水平部49のヒンジロック6の
切欠孔10に対する移動に伴って引張コイルバネ94の
引張力により支持ピン83を支点として図10の時計方
向に回動すると同時に、ディテントレバー14が圧縮コ
イルバネ96の付勢力に抗しながら支持ピン86を支点
として図10の反時計方向に回動し、図13に示すよう
に、ヒンジラッチ12の切欠溝81がドアヒンジ3の固
定側ブラケット45に固着したストライカ8をヒンジロ
ック6の切欠孔10の内端に対してロックする。
【0054】ディテントレバー14の圧縮コイルバネ9
6による支持ピン86に対する回動により、図13に示
すように、ディテントレバー14の係止片84が圧縮コ
イルバネ96の付勢力によりヒンジラッチ12の一端に
圧接し、ディテントレバー14がヒンジラッチ12の引
張コイルバネ94による支持ピン83に対する回動を阻
止する。
【0055】ドアヒンジ2,3の固定側ブラケット3
3,45に固着したストライカ7,8のヒンジラッチ1
1,12によるヒンジロック5,6の切欠孔9,10に
対するロックにより、ヒンジロック5がストライカ7を
介してドアヒンジ2の固定側ブラケット33を固定する
と共に、ヒンジロック6がストライカ8を介してドアヒ
ンジ3の固定側ブラケット45を固定し、ドアヒンジ
2,3がドアパネル1を車体のフロントボディピラー4
に対して支持し、ドアパネル1をドアヒンジ2,3と共
にヒンジロック5,6を介してフロントボディピラー4
に取付ける。
【0056】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0057】ドアパネル1を車体のフロントボディピラ
ー4に対して閉鎖状態の位置から開放状態の位置まで移
動すると、ヒンジロック5,6がドアヒンジ2,3の固
定側ブラケット33,45をストライカ7,8を介して
フロントボディピラー4に固定したままの状態を維持
し、ドアヒンジ2の可動側ブラケット28の支え片2
9,29がドアパネル1の移動に伴いながらヒンジピン
39と共に固定側ブラケット33の支持壁35に対して
図5の反時計方向に回動すると同時に、ドアヒンジ3の
可動側ブラケット40の支え片41,41がドアパネル
1の移動に伴いながらヒンジピン51と共に固定側ブラ
ケット45の支持壁47に対して図5の反時計方向に回
動し、可動側ブラケット28の当接片30が固定側ブラ
ケット33の凸条片34に固着したストッパ36より離
間すると共に、可動側ブラケット40の当接片42が固
定側ブラケット45の凸条片46に固着したストッパ4
8より離間する。
【0058】また、ドアパネル1を車体のフロントボデ
ィピラー4に対して開放状態の位置から閉鎖状態の位置
まで移動すると、ヒンジロック5,6がドアヒンジ2,
3の固定側ブラケット33,45をストライカ7,8を
介してフロントボディピラー4に固定したままの状態を
維持し、ドアヒンジ2の可動側ブラケット28の支え片
29,29がドアパネル1の移動に伴いながらヒンジピ
ン39と共に固定側ブラケット33の支持壁35に対し
て回動すると同時に、ドアヒンジ3の可動側ブラケット
40の支え片41,41がドアパネル1の移動に伴いな
がらヒンジピン51と共に固定側ブラケット45の支持
壁47に対して回動し、可動側ブラケット28の当接片
30が固定側ブラケット33の凸条片34に固着したス
トッパ36に当接すると共に、可動側ブラケット40の
当接片42が固定側ブラケット45の凸条片46に固着
したストッパ48に当接し、ストッパ36が可動側ブラ
ケット28の固定側ブラケット33に対する回動を阻止
し、ストッパ48が可動側ブラケット40の固定側ブラ
ケット45に対する回動を阻止する。
【0059】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の自動車の
ドア支持装置によれば、ドアヒンジのストライカをヒン
ジロックの挿入口に挿入することにより、ヒンジラッチ
が回動しながらドアヒンジのストライカをヒンジロック
の挿入口に対してロックすると同時に、ディテントレバ
ーが回動しながらヒンジラッチを係止するので、ドアヒ
ンジをストライカを介してヒンジロックに固定すること
ができ、従来のようにドアヒンジをボディピラーに対し
て直接固定する必要がなく、車体のドアパネルがドアヒ
ンジのストライカと共にヒンジロックを介して車体のボ
ディピラーに取付けられるので、ドアパネルのボディピ
ラーに対する取付け作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車のドア支持装置の分解
斜視図
【図2】図1のドアパネルの斜視図
【図3】図1のドアヒンジの斜視図
【図4】図1のドアヒンジの斜視図
【図5】ドアヒンジのドアパネルに対する取付け状態を
示す斜視図
【図6】図1の車体の斜視図
【図7】図1のヒンジロックの斜視図
【図8】図7の正面図
【図9】図1のヒンジロックの斜視図
【図10】図9の正面図
【図11】ヒンジロックのフロントボディピラーに対す
る取付け状態を示す斜視図
【図12】ストライカのヒンジロックによるロック状態
を示す正面図
【図13】ストライカのヒンジロックによるロック状態
を示す正面図
【符号の説明】
1 ドアパネル 2 ドアヒンジ 3 ドアヒンジ 4 フロントボディピラー 5 ヒンジロック 6 ヒンジロック 7 ストライカ 8 ストライカ 9 切欠孔 10 切欠孔 11 ヒンジラッチ 12 ヒンジラッチ 13 ディテントレバー 14 ディテントレバー 15 ドアアウターパネル 16 ドアインナーパネル 17 側壁 18 取付孔 19 取付孔 20 側壁 21 内壁 22 切欠孔 23 フランジ 24 センタボディピラー 25 ストライカ 26 ヘミング部 27 ドアサッシュ 28 可動側ブラケット 29 支え片 30 当接片 31 張出片 32 通孔 33 固定側ブラケット 34 凸条片 35 支持壁 36 ストッパ 37 水平部 38 脚部 39 ヒンジピン 40 可動側ブラケット 41 支え片 42 当接片 43 張出片 44 通孔 45 固定側ブラケット 46 凸条片 47 支持壁 48 ストッパ 49 水平部 50 脚部 51 ヒンジピン 52 嵌合凹部 53 嵌合凹部 54 取付孔 55 取付孔 56 凹部 57 支持プレート 58 側壁 59 通孔 60 通孔 61 切欠溝 62 突片 63 支持ピン 64 係止片 65 突片 66 支持ピン 67 カバー 68 側壁 69 貫通孔 70 上壁 71 下壁 72 ネジ穴 73 受け板 74 引張コイルバネ 75 受け板 76 圧縮コイルバネ 77 支持プレート 78 側壁 79 通孔 80 通孔 81 切欠溝 82 突片 83 支持ピン 84 係止片 85 突片 86 支持ピン 87 カバー 88 側壁 89 貫通孔 90 上壁 91 下壁 92 ネジ穴 93 受け板 94 引張コイルバネ 95 受け板 96 圧縮コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 5/02 B60J 5/04 E05D 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドアパネルにドアヒンジを配設す
    ると共に、前記車体のボディピラーにヒンジロックを配
    設し、前記ドアヒンジにストライカを設け、前記ヒンジ
    ロックに前記ドアヒンジのストライカを挿入する挿入口
    を設け、前記ヒンジロックの内部に前記挿入口に臨んで
    前記ドアヒンジのストライカと噛合うヒンジラッチを回
    動自在に設け、前記ヒンジロックの内部下方に前記ヒン
    ジラッチを係止するディテントレバーを回動自在に設け
    たことを特徴とする自動車のドア支持装置。
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