JP3119958B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3119958B2
JP3119958B2 JP04341672A JP34167292A JP3119958B2 JP 3119958 B2 JP3119958 B2 JP 3119958B2 JP 04341672 A JP04341672 A JP 04341672A JP 34167292 A JP34167292 A JP 34167292A JP 3119958 B2 JP3119958 B2 JP 3119958B2
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正裕 村岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてディスク(磁
気ディスク、光ディスク)等を回転させるために使用さ
れるスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピンドルモータは、ディスク
駆動装置のベースまたはディスク駆動装置に装着される
ブラケットに支持体を設け、この支持体に一対の軸受を
介してロータの軸部を回転自在に支持すると共に、ロー
タにロータマグネットを装着し、このロータマグネット
に対向してステータを配設している。
【0003】一方、最近では、ディスク駆動装置の高容
量化と共に装置の小形化が要求され、ディスク駆動装置
のベースに直接スピンドルモータを組み込むことが行わ
れている。例えば、図3は、ベース一体型スピンドルモ
ータAを示している。即ち、ディスク駆動装置のベース
1には、ディスク室(上方)に開口する環状凹部2が設
けられ、環状凹部2の底部中央から上方に向かって円筒
部3が環状凹部2と同心状に突設されている。円筒部3
の内側には、ロータ4の中央部に突設された回転軸5が
上下2段の玉軸受6,7を介して回転自在に支持され、
ロータ4に設けられた環状板8の外周壁下端部に環状の
ロータマグネット9が固定されると共に、円筒部3の基
部外周に、ロータマグネット9の内周面に径方向間隙を
隔てて対向するステータ10が固定されている。このよ
うに、ベース1に形成した環状凹部2内に、ハブ4、ロ
ータマグネット9、ステータ10等を収納することによ
り、装置全体としての高さが低く抑えられ、小型化、薄
型化を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のス
ピンドルモータAにあっては、ロータ4をその回転軸5
に固定した玉軸受6,7を介して回転自在に支持する構
成であるため、ロータ4が小径になればなるほど、玉軸
受6,7も小形になり、その強度が弱くなり、耐衝撃性
が悪くなる問題がある。しかも、小径の玉軸受6,7に
より小径の回転軸5を支持するため、ロータ4の回転精
度を上げるためには両玉軸受6,7間の寸法を広くとる
必要があり、装置の小型化と相反し、換言すれば、前述
の構成では、高精度の小型モータを得ることに限界があ
る。その上、小径の玉軸受6,7を環状凹部2の円筒部
3内に組み込むため、組立性が悪く、組立作業に手間が
かかる欠点がある。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、耐衝撃性に優れ、組立作業性も良好で、高精
度の小型のスピンドルモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
めに、本発明のスピンドルモータにおいては、ディスク
駆動装置のベースに玉軸受を介して回転自在に支持され
たロータと、このロータに装着されたロータマグネット
と、このロータマグネットに対向してベースに配設され
たステータとを備え、ベースに、中央部に支持部が突設
された環状凹部を形設し、玉軸受の外輪を環状凹部の内
周面に固定すると共に、玉軸受の内輪をロータの外周部
に固定し、支持部にステータを固定し、かつ、玉軸受の
径方向外側におけるベースとロータとの間に、玉軸受よ
り発生するアウトガスの流出を防止するシール手段が設
けられていることを特徴としたものである。この場合、
ロータの外周部に固定された玉軸受の内輪に、ロータマ
グネットを直接固定し、内輪がヨークを兼用することが
望ましい。また、ベースにロータを回転自在に支持した
玉軸受を、ベースにおける環状凹部の内周面に固定され
た外輪と、ロータの外周部に固定された内輪と、外輪及
び内輪間に保持され上下2段に配列された複数個の玉と
からなる2連一体構成とするようにしてもよい。
【0007】
【作用】 前述したスピンドルモータにあっては、ベー
スに形設された環状凹部の内周面に玉軸受を介して直接
ロータを回転自在に支持する構成であるため、小径のロ
ータに対しても玉軸受はそれほど小径にはならず、従来
に比べ耐衝撃性が高まると共に、組立作業が容易にな
り、しかも、玉軸受でディスクが載置されるロータを直
接支持するため、回転精度が高まるものである。さら
に、玉軸受からのアウトガスが外部に流出するのを防止
するシール手段を、玉軸受の径方向外側におけるベース
とロータとの間に設けたため、このシール手段が軸方向
寸法を増大させる心配がなく、軸方向寸法を最小限に抑
え、装置全体としての高さを低く抑え、小型化、薄型化
を維持することが可能となる。
【0008】
【実施例】実施例につき、図1及び図2を用いて説明す
る。まず、実施例1を示した図1について説明する。同
図はベース一体型スピンドルモータBの断面構成を示し
たものであり、スピンドルモータBは、ディスク駆動装
置のベース11に装着されている。
【0009】ベース11には、ディスク室(上方)に開
口した環状凹部12が形設されており、環状凹部12の
底面中央部に支持体13が突設され、この支持体13の
外周にステータ14が外嵌固定されている。
【0010】環状凹部12の上面を覆うように設けられ
たロータ15には、ディスク載置面16と回転支持部1
7とが形成され、回転支持部17においてロータ15が
玉軸受18によりベース11に対し回転自在に支持され
ている。
【0011】この玉軸受18は、外輪19、内輪20、
及び外輪19と内輪20との間に保持され上下2段に配
列された複数個の玉21,22により構成され、いわい
る2連玉軸受からなっている。そして、外輪19の外周
面が環状凹部12の内周面に接着剤により固定され、内
輪20の上面及び上部内周面がロータ15の回転支持部
17に接着剤により固定され、これにより、ロータ15
が玉軸受18によりベース11に直接回転支持されてい
る。
【0012】ステータ14の外周面にわずかな間隙を介
して対向する環状のロータマグネット23は、回転支持
部17の直下における内輪20の内周面に接着剤により
直接固定され、内輪20がヨークとして機能するように
なっている。
【0013】ロータマグネット23の直下における環状
凹部12の底面には、磁性材料よりなる予圧リング24
が固定され、ロータマグネット23の磁力によりこれが
予圧リング24に吸引され、玉軸受18に予圧が与えら
れ、ロータ15の安定した高精度の回転が得られる。ロ
ータ15の外周部と環状凹部12の上部内周縁との間に
おいては、互いの向かい合う面間に入り組んだわずかな
間隙を形成するラビリンスシール25が設けられ、玉軸
受18より発生するアウトガスの流出を防止している。
【0014】このような構成のスピンドルモータBにあ
っては、ロータ15の外周部を支持する玉軸受18によ
りロータ15をベース11に支持するため、玉軸受18
がロータ15の外径とほぼ同じになり、小径のロータ1
5であっても玉軸受け18の径が従来に比べ大きくな
り、耐衝撃性が大幅に良くなると共に、ロータ15の回
転精度が向上する。その上、玉軸受18の径が大きくな
るばかりではなく、構造がシンプルになることにより、
玉軸受18のベース11への組み込みが簡単に行え、従
来に比べ、組立作業性が格段に向上し、特に実施例で
は、2連玉軸受18を使用するため、部品点数も少な
く、組立が容易になるものである。
【0015】つぎに、実施例2を図2を用いて説明す
る。図2は、スピンドルモータCの一部を示したもので
あり、図1と同一符号のものは同一もしくは相当するも
のを示すものとし、異なる点は、ロータ15の外周部と
環状凹部12の上部内周縁との間に設けたラビリンスシ
ール26である。すなわち、環状凹部12の外周にベー
ス11の上面に開口する環状の凹溝27を形成すると共
に、ロータ15の外周部にこの凹溝27にわずかな間隙
を介して嵌合する突片28を形設し、入り組んだ間隙を
形成してラビリンスシール26としている。この実施例
の場合も、前述と同一の作用効果が得られる。
【0016】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかであり、例えば、2連の
玉軸受18に代えて1連構成の玉軸受を2個用いるよう
にしても良い。
【0017】
【発明の効果】 本発明は、以上説明したように構成さ
れているため、次に記載する効果を奏する。請求項1に
記載のスピンドルモータにあっては、ベースに形設され
た環状凹部の内周面に玉軸受を介して直接ロータを回転
自在に支持するようにしたため、小径のロータに対して
も玉軸受はそれほど小径にはならず、従来に比べ耐衝撃
性が高まると共に、組立作業が容易になり、しかも、玉
軸受でディスクが載置されるロータの外周部を直接支持
するため、回転精度が高まるものである。加えて、玉軸
受からのアウトガスが外部に流出するのを防止するシー
ル手段を、玉軸受の径方向外側におけるベースとロータ
との間に設けたため、このシール手段が軸方向寸法を増
大させる心配がなく、軸方向寸法を最小限に抑え、装置
全体としての高さを低く抑え、小型化、薄型化を維持す
ることが可能になるものである。
【0018】
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピンドルモータの実施例1を示
す断面図である。
【図2】本発明によるスピンドルモータの実施例2の一
部を示す断面図である。
【図3】従来のスピンドルモータを示す断面図である。
【符号の説明】
B,C スピンドルモータ 11 ベース 12 環状凹部 13 支持部 14 ステータ 15 ロータ 18 玉軸受 19 外輪 20 内輪 21,22 玉 23 ロータマグネット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク駆動装置のベースに玉軸受を介
    して回転自在に支持されたロータと、該ロータに装着さ
    れたロータマグネットと、該ロータマグネットに対向し
    て前記ベースに配設されたステータとを備えたベース一
    体型のスピンドルモータにおいて、 前記ベースには、中央部に支持部が突設された環状凹部
    が形設され、前記玉軸受の外輪が前記環状凹部の内周面
    に固定されると共に、前記玉軸受の内輪が前記ロータの
    外周部に固定され、前記支持部に前記ステータが固定さ
    、かつ、前記玉軸受の径方向外側における前記ベース
    と前記ロータとの間に、前記玉軸受より発生するアウト
    ガスの流出を防止するシール手段が設けられていること
    を特徴とするスピンドルモータ。
JP04341672A 1992-11-27 1992-11-27 スピンドルモータ Expired - Fee Related JP3119958B2 (ja)

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