JP3119789B2 - 防舷材 - Google Patents
防舷材Info
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
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- Vibration Dampers (AREA)
Description
は係留時の緩衝材として用いられる防舷材に関するもの
である。
舷材は、図7(a)に示すように、平板状でかつ剛直な受
衝部材101と、上記受衝部材101の裏面に、末広が
り状に開脚して取り付けられた、全体が弾性材料にて一
体形成された一対の支衝脚部102とで構成されてい
る。上記防舷材は、支衝脚部102の基端部102a
を、ボルトBにて受衝部材101の裏面に固定して組み
立てられる。そして、支衝脚部102の先端のフランジ
部102bの貫通孔に、岸壁Q等に埋設されたボルトB
を挿通し、突出したボルトBにナットNを螺着すること
で、当該岸壁Q等に固定して使用されるものである。
れた際に、図7(b)に示すように支衝脚部102が略コ
字状に変形するため、各ボルトBにかかる横方向の剪断
力が大きく、また同時に大きな回転力も発生するため、
ボルトBの折損等が発生するおそれがあり、それを防止
するにはボルトBの本数を多くしなければならないとい
う問題がある。
向の剪断力によって破損するのを防止すべく、たとえば
鋼鉄等からなる受衝板101aの表面に、摩擦係数の小
さい合成樹脂層101bを積層した構造とする必要があ
る。図8(a)に示すように、支衝脚部102の基端部
に、その外方向に伸びるフランジ部102cを設け、船
舶等の接岸によって圧縮された際に、このフランジ部1
02cによって、図中白矢印で示す内側下方向の力を発
生させて、支衝脚部102を、図8(b)に示すように略
S字状に変形させるようにした防舷材もある。
がほとんど発生せず、しかも横方向の剪断力を小さくで
きるので、ボルトの本数を少なくしても、その折損等を
防止できる。しかし上記防舷材では、図8(b)に示すよ
うに、S字状に変形した支衝脚部102が外方向のフラ
ンジ部102cのボルトBや、あるいはフランジ部10
2c自体に当接するので、先のものに比べて圧縮時の変
形量が制限され、防舷材としての緩衝性能が不十分にな
るという問題がある。また、外方向のフランジ部102
cがある分、受衝部材101の大きさを大きくしなけれ
ばならないので、接岸施設の構造によっては防舷材が取
付けられない場合が生じる他、コストも高くつくという
問題がある。
要とせずに、S字変形を可能とすべく、形状を工夫した
支衝脚部102が提案されている。たとえば特開平1−
230807号公報に開示された支衝脚部102は、図
9(a)に示すように、その基端部102aの外側面およ
び先端部102dの内側面に曲面の窪み102g,10
2hを設けて、はじめから全体を略S字状に形成すると
ともに、上記窪み102g,102hの反対側に、それ
ぞれ受衝部材101および岸壁Qへの取付け部を兼ねる
窪み102e,102fを設けたものである。上記支衝
脚部102は、窪み102e,102gの部分と、窪み
102f,102hの部分の2個所で折れ曲がりやすく
なっているため、基端部に外方向のフランジ部を形成し
なくても、船舶等の接岸によって圧縮された際に、この
2個所で折れ曲がってS字変形する。
された支衝脚部102は、図9(b)に示すように、その
基端部102aの内側面および先端部102dの外側面
に、受衝部材101および岸壁Qへの取付け部を兼ねる
窪み102e,102fを設けるとともに、その外側面
および内側面のうちの少なくとも一方(図の場合は内側
面側)に屈曲部102iを設けることで、基端部に外方
向のフランジ部を形成せずに、S字変形を可能としたも
のである。つまり上記支衝脚部102は、窪み102e
の部分と、窪み102fおよび屈曲部102iの部分の
2個所で折れ曲がりやすくなっており、船舶等の接岸に
よって圧縮された際に、この2個所で折れ曲がってS字
変形する。
ずれも形状が複雑になる分、金型の構造が複雑化するた
め、製造が容易でないという問題がある。またこれらの
支衝脚部は、その形状ゆえ、変形時に窪みのエッジ部E
1〜E4に応力の集中が発生して、それが亀裂、あるい
は破損の原因になるという問題もある。この発明の目的
は、支衝脚部の形状が簡単で製造が容易であるととも
に、当該支衝脚部の基端部に外方向のフランジを形成す
る必要がなく、しかも支衝脚部のS字変形が可能で、か
つ圧縮時の変形量が大きく、緩衝性能にすぐれた防舷材
を提供することにある。
の、この発明の防舷材は、平板状でかつ剛直な受衝部材
と、上記受衝部材の裏面に、末広がり状に開脚して取り
付けられた、全体が弾性材料にて一体形成された一対の
支衝脚部とを備え、上記支衝脚部の内側面が、基端部側
より先端部側が1段凹んだ段差状に形成され、かつ外側
面が、先端部側より基端部側が1段凹んだ段差状に形成
されているとともに、外側面の段差部が、内側面の段差
部よりも受衝部材寄りに位置するように形成されてお
り、なおかつ支衝脚部の、受衝部材への当接面と内側面
との交点から、上記当接面と外側面との交点までの距離
F 1 、および上記当接面と内側面との交点から、支衝脚
部の先端面と内側面との交点までの、上記と同方向での
距離F 2 が、F 1 ≧F 2 なる関係にあることを特徴とする
ものである。
先端から、当該支衝脚部の、受衝部材と直交する方向の
高さの0.70〜0.80倍の位置に外側面の段差部が
形成されているとともに、上記高さの0.25〜0.3
5倍の位置に内側面の段差部が形成されているのが好ま
しい。
の接岸により圧縮された際に、支衝脚部の内側面および
外側面の所定の位置に形成された段差部の部分で当該支
衝脚部が屈曲して、S字変形するので、ボルトには回転
力がほとんど発生せず、しかも横方向の剪断力を小さく
でき、ボルトの折損等を確実に防止できる。
ジを設ける必要がなく、その分だけ受衝部材を小さくで
きるので、コストを下げることができるとともに取付け
の制限を受けることがなく、しかも圧縮時の支衝脚部の
変形量を大きくできるので、緩衝性能を向上できる。し
かも支衝脚部は、その内側面および外側面の所定の位置
に、それぞれ段差部が形成された以外は、通常の支衝脚
部と変わらない簡単な形状であるため、製造が容易であ
る。
先端から、当該支衝脚部の、受衝部材と直交する方向の
高さの0.70〜0.80倍の位置に外側面の溝または
段差部が形成されているとともに、上記高さの0.25
〜0.35倍の位置に内側面の溝または段差部が形成さ
れている場合には、支衝脚部を、よりきれいにS字変形
させることが可能となる。
示す図面を参照しつつ説明する。まず図1(a)(b)の実施
例について説明する。これらの図にみるように、この実
施例の防舷材は、平板状でかつ剛直な受衝部材3と、こ
の受衝部材3の裏面30に取り付けられた一対の支衝脚
部4とを備えている。 受衝部材3は、船舶等の接岸によ
って支衝脚部4がS字変形した際に、横方向の剪断力に
よって破損するのを防止すべく、たとえば鋼鉄等からな
る受衝板31の表面に、摩擦係数の小さい合成樹脂層3
2を積層することで構成されている。
材料にて一体形成されたもので、その基端部40には、
その内方向へ向けて、フランジ部41が突出形成されて
おり、このフランジ部41を含む基端部40内には、船
舶等の接岸によって支衝脚部4がS字変形した際に、基
端部40、フランジ部41まで変形してしまうのを防止
するための座金Z3が埋設されている。
3に形成された貫通孔にボルトB3を挿通し、このボル
トB3を、受衝板31のねじ孔に螺着することで、支衝
脚部4が受衝部材3に固定されている。また、上記支衝
脚部4の先端部42には、その外方向へ向けて、フラン
ジ部43が突出形成されており、このフランジ部43を
含む先端部42内には、船舶等の接岸によって支衝脚部
4がS字変形した際に、先端部42、フランジ部43ま
で変形してしまうのを防止するための座金Z4が埋設さ
れている。
4に形成された貫通孔に、岸壁Q等に埋設されたボルト
B4を挿通し、突出したボルトB4にナットNを螺着す
ることで、実施例の防舷材が、岸壁Q等に固定されるよ
うになっている。支衝脚部4の内側面44は、その基端
部40側より先端部42側が1段凹んだ段差状に形成さ
れており、またこの支衝脚部4の外側面45は、その先
端部42側より基端部40側が1段凹んだ段差状に形成
されている。
部46,47は、外側面45の段差部46が、内側面4
4の段差部46よりも受衝部材1寄りに位置するように
形成されている。段差部46,47の形成位置が反対で
は、支衝脚部4をS字変形させることができない。段差
部46,47の形成位置は、この発明では、上記の上下
関係を満足していればよいが、とくに、船舶等の接岸に
よって受衝部材1が圧縮された際に、支衝脚部4を、図
1(b)に示すようにきれいにS字変形させるためには、
支衝脚部4の先端から、当該支衝脚部4の、受衝部材1
と直交する方向の高さh4の0.70〜0.80倍の位
置に外側面の段差部47が形成されているとともに、上
記高さh4の0.25〜0.35倍の位置に内側面の段
差部46が形成されているのが好ましい。より詳しく
は、図において段差部47の中心高さh5が、高さh4の
0.70〜0.80倍で、かつ段差部46の中心高さh
6が、高さh4の0.25〜0.35倍であるのがよい。
脚部4のきれいなS字変形を考慮すると、上記範囲内で
もとくに、高さh4の0.72〜0.78倍程度である
のが好ましく、0.72〜0.75倍程度であるのがよ
り一層好ましい。同様に、段差部46の中心高さh
6は、上記範囲内でもとくに、高さh4の0.27〜0.
33倍程度であるのが好ましく、0.27〜0.30倍
程度であるのがより一層好ましい。
れないが、当該段差部46,47の深さが深すぎる場合
には、それより基端部40側および先端部42側の部分
が薄くなりすぎ、その強度が低下して、破損しやすくな
るので、段差部46,47の深さ(図1(a)中のd2,d
3)は、ともに支衝脚部4の厚みの4〜6%程度である
のが好ましい。
の防舷材においては、図2に示すように支衝脚部4の、
受衝部材1への当接面4aと内側面44との交点から、
上記当接面4aと外側面45との交点までの距離F
1と、上記当接面4aと内側面44との交点から、先端
面4bと内側面44との交点までの、上記と同方向での
距離F2とが、F1≧F2なる関係にあるのが、支衝脚部
4のS字変形のしやすさの点で必要である。
する場合には、両者が上記の関係を満足しない場合(F
1<F2の場合)に比べて、支衝脚部4がS字変形しやす
くなるのである。なお実施例の場合、上記距離F1,F2
の計測の基準となる、当接面4aと内側面44との交点
は、図2に二点鎖線で示すように内側面44の延長線を
仮定して求めた。
支衝脚部4の内側面44のうち段差部46よりも先端側
の部分44aの傾斜角度を変更して、先端面4bと内側
面44との交点の位置をずらすとともに、外側面45の
うち段差部47よりも基端側の部分45aの傾斜角度を
変更して、当接面4aと外側面45との交点の位置をず
らすのが好ましい。この方法によれば、支衝脚部4の全
体的な形状を変更せずに、距離F1,F2の関係を調整で
きる。
段差部46よりも先端側の部分44aの傾斜角度を変更
する場合を例にとると、上記先端側の部分44aは、通
常は図3(a)に示すように、段差部46よりも基端側の
部分44bと同じ傾斜角度である。したがって、支衝脚
部4の先端面4bと、内側面44のうち段差部46より
も先端側の部分44aとの交点から、図中一点鎖線で示
す基端側の部分44bの延長線L1までの距離d4は、
段差部46の深さd2と等しくなる(d2=d4)。
なる関係を満足しない場合には、次の図3(b)に示すよ
うに、先端側の部分44aの傾斜角度を、基端側の部分
44bのそれよりも大きくすると、上記距離d4は、段
差部46の深さd2よりも小さくなり(d2>d4)、そ
の分だけ、支衝脚部4の先端面4bと、内側面44のう
ち段差部46よりも先端側の部分44aとの交点が、図
において右の方向へずれる結果、距離F2を小さくする
ことができる。
度をさらに大きくして、距離d4を0とした場合であっ
て、この場合には、さらに距離F2を小さくすることが
できる。また上記と同様に、支衝脚部4の外側面45の
うち、段差部47よりも基端側の部分45aの傾斜角度
を、先端側の部分45bの傾斜角度より大きくすれば、
距離F1を大きくすることができる。
側面45のうち、段差部47よりも基端側の部分45a
が、先端側の部分45bと同じ傾斜角度であるため、当
該支衝脚部4の、受衝部材1との当接面4aと、上記基
端側の部分45aとの交点から、同図中に一点鎖線で示
す先端側の部分45bの延長線L2までの距離d5は、
段差部47の深さd3と等しい(d3=d5)が、上記距
離d5が、段差部47の深さd3よりも小さくなるよう
に、外側面45のうち基端側の部分45aの傾斜角度を
大きくすると、当接面4aと外側面45との交点が、図
において左の方向へずれる結果、距離F1を大きくでき
るのである。
段差部46よりも先端側の部分44aの傾斜角度と、外
側面45のうち、段差部47よりも基端側の部分45a
の傾斜角度の両方を同時に変更するのが、距離F1,F2
の関係を調整するために有効である。上記各部からな
る、この実施例の防舷材は、船舶等の接岸によって受衝
部材3が圧縮された際に、支衝脚部4の内側面44、外
側面45の段差部46,47の部分で当該支衝脚部4が
屈曲してS字変形するので、その基端部40に外方向の
フランジを形成する必要がない。このため、上記実施例
の防舷材は、外方向のフランジを形成した場合に生じる
種々の問題点を有さず、緩衝性能にすぐれたものであ
る。
は、その内側面44、外側面45に、それぞれ段差部4
6,47が形成された以外は、通常の支衝脚部と変わら
ない簡単な形状であるため、金型の構造が簡単でよく、
製造が容易である。具体的には、たとえば図5に示すよ
うに、上記段差部46,47を有さない通常の支衝脚部
用の金型M内に、この実施例の防舷材の支衝脚部4に相
当する未加硫のゴム材料Rと、座金Z3,Z4とを仕込
むとともに、上記段差部46,47に相当する箇所に、
ゴム材料Rと非接着の材料からなるシートSをセット
し、通常の条件でゴム材料Rの加硫を行った後、シート
Sを剥離すれば、段差部46,47を有する支衝脚部4
を製造することができる。
の材料としては、たとえばゴム材料Rとして天然ゴムや
スチレンブタジエンゴム等の極性基を有するゴム材料を
使用する場合、それと非接着の、ニトリルブタジエンゴ
ムやクロロプレンゴム等が、好適に使用される。なお上
記シートSとして、その厚みが一定のものを使用すれ
ば、図3(a)に示すように、支衝脚部4の内側面44の
うち、段差部46より先端側の部分44aと基端側の部
分44bの傾斜角度は等しくなり、同様に図4に示すよ
うに、支衝部材4の外側面45のうち、段差部47より
基端側の部分45aと先端側の部分45bの傾斜角度は
等しくなる。
側面44のうち先端側の部分44aの傾斜角度を、基端
側の部分44bの傾斜角度より大きくする場合には、厚
みが一定でない、断面楔形のシートSを使用すればよ
い。外側面45についても同様である。この発明の防舷
材の構成は、以上で説明した各図の実施例には限定され
ない。
を形成し、支衝脚部の基端部の、内側面側の一端面を、
上記凹部と受衝部材の裏面との段差面に当接させつつ、
当該凹部に基端部をはめ込んだ状態で、支衝脚部を受衝
部材の裏面に取り付けてもよい。その場合には、受衝部
材を合成樹脂材料にて一体形成することで、軽量化やコ
ストダウンの効果が得られる。
で、種々の設計変更を施すことができる。 《実験例》 以下に示す形状の防舷材の1/10のモデルを、実際と
同じ材料を使用して作製した。モデルの具体的な寸法と
材料は下記のとおりである。 *モデル1(図1(a)の形状で、かつ支衝脚部4の内側
面44のうち、先端部側の部分44aは、図3(a)の形
状。) 受衝部材3 材料:スチール(受衝板31) ポリエチレン(合成樹脂層32) 寸法: 縦=100mm 横=100mm 厚み(受衝板31)=20mm 厚み(合成樹脂層32)=10mm 支衝脚部4 材料:天然ゴム+スチレンブタジエンゴム 寸法: 幅=100mm 厚み=28mm 高さh4=100mm 段差部47の寸法: 深さd3=2.0mm 距離d5=2.0mm 中心高さh5=75mm 段差部46の寸法: 深さd2=2.0mm 距離d4=2.0mm 中心高さh6=30mm F1−F2=−2mm(F1<F2) *モデル2(図1(a)の形状で、かつ支衝脚部4の内側
面44のうち、先端部側の部分44aは、図3(b)の形
状。) 受衝部材3:モデル1のものと同寸、同形状 支衝脚部4 材料:天然ゴム+スチレンブタジエンゴム 寸法: 幅=100mm 厚み=28mm 高さh4=100mm 段差部47の寸法: 深さd3=2.0mm 距離d5=1.0mm 中心高さh5=75mm 段差部46の寸法: 深さd2=2.0mm 距離d4=1.0mm 中心高さh6=30mm F1−F2=0mm(F1=F2) *モデル3(図1(a)の形状で、かつ支衝脚部4の内側
面44のうち、先端部側の部分44aは、図3(c)の形
状。) 受衝部材3:モデル1のものと同寸、同形状 支衝脚部4 材料:天然ゴム+スチレンブタジエンゴム 寸法: 幅=100mm 厚み=28mm 高さh4=100mm 段差部47の寸法: 深さd3=2.0mm 距離d5=0mm 中心高さh5=75mm 段差部46の寸法: 深さd2=2.0mm 距離d4=0mm 中心高さh6=30mm F1−F2=2mm(F1>F2) *モデル4(図7(a)の形状。) 受衝部材101 材料:スチール(受衝板101a) ポリエチレン(合成樹脂層101b) 寸法: 縦=100mm 横=100mm 厚み(受衝板101a)=20mm 厚み(合成樹脂層101b)=10mm 支衝脚部102 材料:天然ゴム+スチレンブタジエンゴム 寸法: 幅=100mm 厚み=28mm 高さh4=100mm 上記各モデルの防舷材Vを、図6に示すように2台のこ
ろ付き台座D上に固定し、一方の台座Dを固定片Kに当
接させた。そしてこの状態で、油圧プレスを用いて、図
中白矢印で示すように受衝部材を押圧して、垂直反力が
1.1tonfとなるまで防舷材Vを圧縮した際に、固定
されていない方の台座Dが、図中黒矢印で示す方向に移
動しようとする力(=ボルトにかかる横方向の剪断力)
をロードセルLCで測定した。
形形状とあわせて、表1に示す。
る図1(a)の構造にすれば、支衝脚部をS字変形させる
ことができて、ボルトには回転力がほとんど発生せず、
しかも横方向の剪断力を著しく低減できることがわかっ
た。また図1(a)の構造では、距離F1,F2がF1≧F2
なる関係を満足しない場合(モデル1)よりも、上記関
係を満足する場合(モデル2,3)の方が、横方向の剪
断力が小さいことから、より一層S字変形が容易である
ことが確認された。
材は、支衝脚部の形状が簡単で製造が容易であるととも
に、当該支衝脚部の基端部に外方向のフランジを形成す
る必要がなく、しかも支衝脚部のS字変形が可能で、取
付けボルトの本数を少なくできる上、圧縮時の変形量が
大きく、緩衝性能にすぐれたものである。
断面図、同図(b)は上記実施例の防舷材を圧縮させた状
態を示す断面図である。
の拡大断面図である。
との交点付近の部分拡大断面図、同図(b)(c)はそれぞ
れ、同部分の変形例を示す部分拡大断面図である。
面との交点付近の部分拡大断面図である。
法の一工程を示す説明図である。
用いて、ボルトにかかる横方向の剪断力を測定した方法
を説明する正面図である。
同図(b)は上記従来例の防舷材を圧縮させた状態を示す
断面図である。
図、同図(b)は上記従来例の防舷材を圧縮させた状態を
示す断面図である。
他の例を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】平板状でかつ剛直な受衝部材と、 上記受衝部材の裏面に、末広がり状に開脚して取り付け
られた、全体が弾性材料にて一体形成された一対の支衝
脚部とを備え、 上記支衝脚部の内側面が、基端部側より先端部側が1段
凹んだ段差状に形成され、かつ外側面が、先端部側より
基端部側が1段凹んだ段差状に形成されているととも
に、外側面の段差部が、内側面の段差部よりも受衝部材
寄りに位置するように形成されており、 なおかつ支衝脚部の、受衝部材への当接面と内側面との
交点から、上記当接面と外側面との交点までの距離
F1、および上記当接面と内側面との交点から、支衝脚
部の先端面と内側面との交点までの、上記と同方向での
距離F2が、 F1≧F2なる関係にあることを特徴とする防舷材。 - 【請求項2】支衝脚部の先端から、当該支衝脚部の、受
衝部材と直交する方向の高さの0.70〜0.80倍の
位置に外側面の段差部が形成されているとともに、上記
高さの0.25〜0.35倍の位置に内側面の段差部が
形成されている請求項1記載の防舷材。
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JP06320762A JP3119789B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-12-22 | 防舷材 |
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JP6-144922 | 1994-06-27 | ||
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ID=26476193
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JP06320762A Expired - Lifetime JP3119789B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-12-22 | 防舷材 |
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JP (1) | JP3119789B2 (ja) |
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JPH10338924A (ja) * | 1997-06-05 | 1998-12-22 | Bridgestone Corp | 受衝板付きゴム製防舷材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101873374B1 (ko) * | 2016-11-22 | 2018-07-02 | (주) 선바이오투 | 수경 재배기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0874225A (ja) | 1996-03-19 |
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