JP3119637B2 - フロアパネル装置 - Google Patents

フロアパネル装置

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JP3119637B2
JP3119637B2 JP10347941A JP34794198A JP3119637B2 JP 3119637 B2 JP3119637 B2 JP 3119637B2 JP 10347941 A JP10347941 A JP 10347941A JP 34794198 A JP34794198 A JP 34794198A JP 3119637 B2 JP3119637 B2 JP 3119637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の配線経路
を形成するフロアパネル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の配線経路を形成するフロア
パネル装置として、例えば、実公平7−52861号に
示すものがあった。かかるフロアパネル装置21は、図
15に示すように、所定の配線経路22を形成するよう
に、複数のブロック状パネル23、23が基礎床面に配
置され、ブロック状パネル23の少なくとも一部の除去
により形成されたスペース24に、そのスペース24に
対応した形状、つまり、除去されたブロック状パネル2
3に対応した形状のカバー部材25を配置するものであ
った。そして、このカバー部材25は、内部に、配線器
具類26を収容するものであり、4隅には、それ自身で
立脚するための支持脚部25a、25aが設けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフロ
アパネル装置21にあっては、前記カバー部材25の支
持脚部25a、25aが障害となって配線器具類26へ
の自由な配線が妨げられ、配線作業が困難であった。す
なわち、配線器具類26への配線に伴って、支持脚部2
5a、25aを避けるべくケーブル27を迂回させて配
線器具類26に接続しなければならず、また、迂回の際
には、そのケーブル27を屈曲させなければならず、そ
れらの作業は面倒であった。特に、屈曲させにくい光フ
ァイバーなどのケーブル27を配線経路22の幅方向に
屈曲させて配線器具類26に接続する作業は、困難であ
った。
【0004】また、近年、配線器具類26が大型化し、
かかる配線器具類26を設置する場合に、前記カバー部
材25の内部に収容できないケースもあった。
【0005】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、広い中空スペースを確保し、その中空スペースに各
種配線器具類を収容することができるフロアパネル装置
を提供することにある。
【0006】また、他の目的は、中空スペースに収容さ
れる配線器具類への自由な配線を可能とするフロアパネ
ル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフロアパ
ネル装置は、前記目的を達成するために、次の構成から
なる。すなわち、請求項1に記載の発明に係るフロアパ
ネル装置は、配線経路を形成するようにして所定間隔を
おいて並ぶ複数のブロック状パネルと、カバー部材とを
備える。ここで、カバー部材は、前記ブロック状パネル
の少なくとも一部の除去により形成される除去空間部
と、その除去空間部に隣接する前記配線経路の少なくと
も一部の隣接配線経路部とからなる中空スペースを形成
するように、前記ブロック状パネルと略同一高さで前記
中空スペースの上面側を覆うものである。さらに、カバ
ー部材は、前記中空スペースとその中空スペースに隣接
する前記配線経路との連通を妨げることなく形成されて
なり、本体部と、その本体部を支持するように、前記中
空スペースに隣接する前記ブロック状パネルに略接して
立脚する支持脚部と、を備える。そして、前記支持脚部
は、少なくとも一対備わっており、かつ、それら支持脚
部は、対向位置する前記ブロック状パネルにそれぞれ略
接して立脚する。
【0008】こうして、このフロアパネル装置は、ブロ
ック状パネルの少なくとも一部の除去により形成される
除去空間部と、その除去空間部に隣接する配線経路の少
なくとも一部の隣接配線経路部とからなる中空スペース
を形成するように、カバー部材が、中空スペースの上面
側を覆っている。このように、カバー部材によって形成
される中空スペースは、除去空間部と少なくとも一部の
隣接配線経路部とにまたがるものであり、そのスペース
を広くすることができる。また、カバー部材は、中空ス
ペースとその中空スペースに隣接する配線経路との連通
を妨げることなく形成されており、広い中空スペース
に、配線器具類を収容して、配線経路からこの配線器具
類へ、あるいは、この配線器具類から前記配線経路へと
配線することができる。また、中空スペースが下方に抜
けて、基礎床面が表に現れている場合には、基礎床面の
不陸や、基礎床面の内部から配線を引き出すための電線
管等の突出部を、その中空スペースで逃がすことができ
る。
【0009】また、カバー部材の支持脚部は、中空スペ
ースに隣接するブロック状パネルに略接して立脚してい
るので、その支持脚部は、配線の邪魔になることはな
く、中空スペースに収容される配線器具類への自由な配
線が可能になる。
【0010】また、カバー部材は、少なくとも一対の支
持脚部を介して、中空スペースに隣接するようにして対
向位置するブロック状パネル間に挟まれるので、このカ
バー部材が、ブロック状パネルの対向方向にずれること
はない。
【0011】また、請求項2に記載の発明に係るフロア
パネル装置のように、前記複数のブロック状パネルは、
前記配線経路の底面となる連結部によって連結されて一
体に形成されてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るフロアパネ
ル装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図5は、本発明に係るフロアパ
ネル装置の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、基
礎床面、2は、基礎床面1に設置されるフロアパネル装
置である。このフロアパネル装置2は、例えば、ポリエ
チレン樹脂等の合成樹脂材料からなり、床を形成するよ
う、平面視が略正方形で、上面が平らな所定高さのブロ
ック状パネル3が、複数備わっている。それらブロック
状パネル3、3は、このフロアパネル装置2の内部に配
線経路としての配線溝4を形成するようにして、所定間
隔をおいて左右および前後に並んで基礎床面1に配置さ
れる。
【0014】ここで、ブロック状パネル3は、その上面
3aの縁部全周が、帯状に一段下がった段部3bとなっ
ている。この段部3bは、配線溝4の上面側を塞ぐ蓋板
(図示せず)が架け渡されるようにして載置されるもの
である。そして、これらブロック状パネル3、3は、配
線溝4の底面となるとともにブロック状パネル3、3と
一体に樹脂成形される薄板状の連結部5によって、互い
に連結されている。
【0015】そして、このフロアパネル装置2は、ある
一つのブロック状パネル3の全周を囲む連結部5が幅の
中央で切断されることで、そのブロック状パネル3の全
体および、そのブロック状パネル3側につば状に残る連
結部5が、除去されている(図1参照)。
【0016】さらに、このフロアパネル装置2は、カバ
ー部材6を備えている。このカバー部材6は、上記する
ブロック状パネル3の除去により形成される除去空間部
7と、その除去空間部7に隣接する配線溝4の全体から
なる隣接配線経路部としての隣接配線溝部4aと、から
なる中空スペース8を形成するように、ブロック状パネ
ル3と略同一高さで前記中空スペース8の上面側を覆っ
ている。具体的には、カバー部材6は、略正方形平板状
の本体部6aと、その本体部6aの各辺の両端部分を除
く中間部分の、若干内側に入った位置から下方に延びる
支持脚部6b、6bとからなる。つまり、支持脚部6
b、6bは、前後および左右にそれぞれ一対ずつ、計二
対備わっている。そして、本体部6aは、前記中空スペ
ース8の上面側を覆うものであり、各辺の中間部分およ
びコーナー部分が、中空スペース8を囲むようにして隣
接する、ブロック状パネル3、3の段部3b、3bに載
ることで、この本体部6aを含むカバー部材6は、中空
スペース8に隣接するブロック状パネル3、3間に架設
されて支持されている。一方、二対の各支持脚部6b、
6bは、前記中空スペース8の四方に隣接するようにし
て前後および左右の方向において対向位置する、ブロッ
ク状パネル3、3の側面にそれぞれに略接して、中空ス
ペース8側に残る連結部5の上に立脚することで、本体
部6aを支持している。すなわち、この実施の形態にお
いては、カバー部材6は、本体部6aが、ブロック状パ
ネル3、3の段部3b、3bによって直接支持されるだ
けでなく、支持脚部6b、6bを介して間接的に支持さ
れている。
【0017】また、このようにして、カバー部材6は、
各支持脚部6b、6bが、中空スペースの四方に隣接す
る各ブロック状パネル3、3の側面に略接して、隣合う
支持脚部6b、6b間が開放されることで、前記中空ス
ペース8とその中空スペース8に隣接する配線溝4、4
との連通を妨げることなく形成されている。
【0018】また、この実施の形態においては、ある一
つのブロック状パネル3の全体の除去と、そのブロック
状パネル3側につば状に残る連結部5の除去により、中
空スペース8は、下方に抜けて、基礎床面1が表に現れ
ている。
【0019】次に、以上の構成からなるフロアパネル装
置2の作用効果について説明する。このフロアパネル装
置2は、ある一つのブロック状パネル3の全体の除去に
より形成される除去空間部7と、その除去空間部7に隣
接する隣接配線溝部4aとからなる中空スペース8を形
成するように、カバー部材6が、中空スペース8の上面
側を覆っている。このように、カバー部材6によって形
成される中空スペース8は、除去空間部7と隣接配線溝
部4aとにまたがるものであり、そのスペースを広くす
ることができる。
【0020】また、カバー部材6は、その本体部6a
が、ブロック状パネル3、3の段部3b、3bによって
直接支持されるだけでなく、支持脚部6b、6bを介し
ても間接的に支持されており、この本体部6aの支持を
的確に行うことができる。しかも、カバー部材6は、中
空スペース8とその中空スペース8に隣接する配線溝
4、4との連通を妨げることなく形成されており、広い
中空スペース8に、配線器具類9を収容して、配線溝
4、4からこの配線器具類9へ、あるいは、この配線器
具類9から前記配線溝4、4へと配線することができる
(図4参照)。さらに、カバー部材6の二対の各支持脚
部6b、6bは、中空スペース8に隣接するブロック状
パネル3、3に略接して立脚しているので、それら支持
脚部6b、6bが、配線の邪魔になることはなく、中空
スペース8に収容される配線器具類9への自由な配線が
可能となっている。また、カバー部材6は、前記二対の
支持脚部6b、6bを介して、中空スペース8に隣接す
るようにして前後および左右の方向において対向位置す
る、ブロック状パネル3、3間に挟まれることとなる。
従って、このカバー部材6は、ブロック状パネル3、3
がそれぞれ対向する方向、つまり前後および左右の方向
にずれることはない。
【0021】また、中空スペース8が下方に抜けて、基
礎床面1が表に現れており、基礎床面1の不陸(図5参
照)や、基礎床面1の内部から配線を引き出すための電
線管等の突出部を、その中空スペース8によって逃がす
ことができる。
【0022】また、カバー部材6は、ブロック状パネル
3、3の段部3b、3bによって支持されているので、
支持脚部6b、6bはなくともよく、この支持脚部6
b、6bを設けない場合には、当然に、中空スペース8
に収容される配線器具類9への自由な配線が可能にな
る。
【0023】図6ないし図8は、本発明に係るフロアパ
ネル装置の第二の実施の形態を示す。このフロアパネル
装置11は、第一の実施の形態に示すフロアパネル装置
2とは、そのカバー部材6および中空スペース8(第二
の実施の形態においては、カバー部材12および中空ス
ペース13)が異なるが、他は同一であり、以下に、異
なる部分を主に説明する。
【0024】カバー部材12は、ある一つのブロック状
パネル3の全体の除去により形成される除去空間部7
と、その除去空間部7に隣接する配線溝4の内の前後に
位置する隣接配線経路部としての隣接配線溝部R1と、
からなる中空スペース13を形成するように、ブロック
状パネル3と略同一高さで前記中空スペース13の上面
側を覆っている。具体的には、カバー部材12は、前後
が長手となる長方形平板状の本体部12aと、その本体
部12aの前後のそれぞれの辺から折れ曲がるようにし
て下方に延びる支持脚部12b、12bとからなる。つ
まり、支持脚部12b、12bは、前後に一対備わって
いる。そして、本体部12aは、その上面12cが、ブ
ロック状パネル3の段部3bと略同一高さとなってい
る。そして、本体部12aの上面12cには、ブロック
状パネル3の段部3bを除く上面3aと同一形状のシー
ト部材12dが貼り付けられるようにして設けられてお
り、このシート部材12dの上面12eは、ブロック状
パネル3の上面3aと略同一高さとなっている。一方、
一対の各支持脚部12bは、前記中空スペース13に隣
接するようにして前後の方向において対向位置する、ブ
ロック状パネル3、3の側面にそれぞれに略接して、中
空スペース13側に残る連結部5の上に立脚すること
で、本体部12aを支持している。
【0025】また、本体部12aには、その本体部12
aの左右のそれぞれの辺から折れ曲がるようにして下方
に若干延びる、補強のためのリブ12f、12fが設け
られている。さらに、本体部12aには、各リブ12
f、12fの中央から幅狭に下方に延びて、つまり、左
右のそれぞれに位置する配線溝4、4の中央部分におい
てその配線溝4、4に面するようにして延びて、次い
で、基礎床面1に沿うように外方向に折れ曲がって延び
る、L字形状の補助支持脚部12g、12gが設けられ
ている。この補助支持脚部12g、12gは、基礎床面
1に立脚することで、支持脚部12b、12bと同様
に、本体部12aを支持している。また、補助支持脚部
12g、12gの、基礎床面1に沿う部分には、このカ
バー部材12を基礎床面1にビス等で固定するための、
取付孔12h、12hが穿設されている。
【0026】このようにして、カバー部材12は、補助
支持脚部12g、12gの両側にあるリブ12f、12
fの下方が開放されることで、前記中空スペース13と
その中空スペース13に隣接する左右のそれぞれの配線
溝4、4との連通を妨げることなく形成されている。
【0027】以上の構成からなるフロアパネル装置11
の作用効果は、第一の実施の形態に示すフロアパネル装
置2とほぼ同様であるが、この第二の実施の形態におい
ては、カバー部材12は、その本体部12aが、ブロッ
ク状パネル3、3間に架設されて支持されることなく、
中空スペース13の前後に隣接するブロック状パネル
3、3の側面に略接して立脚する支持脚部12b、12
bおよび、中空スペース13の左右に隣接する配線溝
4、4に面するようにして延びる補助支持脚部12g、
12gによって支持される。こうして、カバー部材12
の一対の各支持脚部12b、12bは、中空スペース1
3に隣接するブロック状パネル3、3の側面に略接して
立脚しているので、それら支持脚部12b、12bが、
配線の邪魔になることはない。また、補助支持脚部12
g、12gは、中空スペース13の左右に隣接する配線
溝4、4の、両端部分ではなく、中央部分においてその
配線溝4、4に面するようにして延びており、また幅狭
に形成されているので、補助支持脚部12g、12gの
両側の、リブ12f、12fの下方において、中空スペ
ース13とその中空スペース13に隣接する前記左右の
配線溝4、4との連通が十分に確保される。よって、補
助支持脚部12g、12gが、配線の邪魔になることは
ない。また、中空スペース13と、その中空スペース1
3に隣接する前記左右の配線溝4、4の、少なくとも両
端部分との連通が確保されることにより、配線器具類に
接続されるケーブルを、そのケーブルの急な屈曲を極力
避けるようにして、配線することができる。また、これ
らの結果、支持脚部12b、12bや補助支持脚部12
g、12gがあるにも拘らず、中空スペース13に収容
される配線器具類への自由な配線が可能になる。また、
カバー部材12は、一対の支持脚部12b、12bを介
して、中空スペース13に隣接するようにして前後の方
向において対向位置する、ブロック状パネル3、3間に
挟まれることとなる。従って、このカバー部材12は、
ブロック状パネル3、3が対向する方向、つまり前後の
方向にずれることはない。
【0028】また、カバー部材12が、補助支持脚部1
2g、12gの取付孔12h、12hを介して、基礎床
面1に固定された場合には、連結部5、5もまた、基礎
床面1とカバー部材12の支持脚部12b、12bとで
挟持されるようにして、基礎床面1に固定される。よっ
て、連結部5、5と一体のブロック状パネル3、3もま
た、カバー部材12を介すことで、基礎床面1に固定さ
れることとなる。こうして、カバー部材12、連結部
5、5およびブロック状パネル3、3は、基礎床面1に
対してずれることはなく、このカバー部材12によって
形成される中空スペース13に、配線器具類を確実に収
容することができる。
【0029】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るわけではなく、その他種々の変更が可能である。例え
ば、第一の実施の形態に示すフロアパネル装置2は、ブ
ロック状パネル3、3が、配線溝4、4の底面となる連
結部5、5によって連結されて一体に形成されている
が、連結部5、5の幅の中央で、あるいは連結部5、5
をなくすことにより、分断されて別体に形成されてもよ
い。この場合、除去空間部7を形成するためのブロック
状パネル3の除去は、一旦、全てのブロック状パネル
3、3を基礎床面1に配置した後に行ってもよく、ま
た、初めから除去すべきブロック状パネル3を除いた他
のブロック状パネル3、3のみを基礎床面1に配置する
ことで行ってもよい。
【0030】また、第一の実施の形態に示すフロアパネ
ル装置2は、ある一つのブロック状パネル3の除去にあ
たり、そのブロック状パネル3の全周を囲む連結部5、
5が、幅の中央で切断されなくとも、幅の内側あるいは
外側等いずれの場所で切断されてもよい。さらには、ブ
ロック状パネル3の除去にあたり、そのブロック状パネ
ル3の底面を残して、その上側のみを除去してもよい。
【0031】また、第一の実施の形態に示すフロアパネ
ル装置2のカバー部材6は、一体に形成されなくとも、
図9および図10に示すように、中央において分割され
て二体の構成体X、Xからなっていてもよく、また、三
体以上の構成体からなっていてもよい。ここで、分割さ
れた左右の構成体X、Xは、互いに突き合う部分に、折
れ曲がるようにして下方に若干延びる、補強のためのリ
ブX1、X1が設けられている。
【0032】また、第一の実施の形態に示すフロアパネ
ル装置2は、ある一つのブロック状パネル3の全体が除
去されなくとも、図11に示すように、例えば、左側の
半分が除去されて、その除去された左側の半分が除去空
間部7となってもよい。この場合、カバー部材6は、左
側の半分のみで構成されて、図9に示す構成体Xをその
まま使用してもよい。
【0033】同様に、第一の実施の形態に示すフロアパ
ネル装置2は、図12に示すように、例えば、ある一つ
のブロック状パネル3の左上側の1/4が除去されて、
その除去された左上側の1/4が除去空間部7となって
もよい。この場合、カバー部材6は、同様にして、左上
側の1/4のみで構成されて、残されたブロック状パネ
ル3の側面に略接して立脚して、このカバー部材6の本
体部6aを支持する支持脚部6b、6bが形成されてい
る。
【0034】また、第一の実施の形態に示すフロアパネ
ル装置2は、ある一つのブロック状パネル3の全体が除
去されるだけでなく、二つ、あるいは三つ以上のブロッ
ク状パネル3、3が除去されて、その除去された除去空
間部全体および隣接配線溝部からなる中空スペースの上
面側を覆うようにして、カバー部材6が設けられてもよ
い。
【0035】また、第二の実施の形態に示すフロアパネ
ル装置11においても、第一の実施の形態に示すフロア
パネル装置2に倣って、上記に示す種々の形状または構
造に変更することができるのは勿論である。例えば、フ
ロアパネル装置11においては、図13に示すように、
ある一つのブロック状パネル3の、左側の半分が除去さ
れて、その除去された左側の半分が除去空間部7となっ
てもよい。この場合、カバー部材12は、左側の半分の
みで構成され、また、カバー部材12には、補助支持脚
部12gに対向するようにして、半分残されたブロック
状パネル3の側面に略接して立脚し、このカバー部材1
2の本体部12aを支持する支持脚部12bが形成され
ている。そして、補助支持脚部12gに対向するこの支
持脚部12bの両側にも、リブ12f、12fが形成さ
れている。
【0036】同様に、フロアパネル装置11において
は、図14に示すように、ある一つのブロック状パネル
3の左上側の1/4が除去されて、その除去された左上
側の1/4が除去空間部7となってもよい。この場合、
カバー部材12は、同様にして、左上側の1/4のみで
構成され、また、カバー部材12には、支持脚部12b
および補助支持脚部12gに対向するようにして、残さ
れたブロック状パネル3の側面に略接して立脚し、この
カバー部材12の本体部12aを支持する支持脚部12
b、12bが形成されている。そして、補助支持脚部1
2gに対向する支持脚部12bの両側にも、リブ12
f、12fが形成されている。
【0037】更に、第二の実施の形態に示すフロアパネ
ル装置11において、カバー部材12の本体部12aの
支持が、支持脚部12bによって十分に可能であれば、
補助支持脚部12gはなくともよい。
【0038】なお、当然なことであるが、カバー部材
6、12に備わる支持脚部6b、12bは、一対あるい
は二対に限られるものでなく三対以上であっても構わな
い。
【0039】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係るフロアパネル装置によれば、次の効
果がある。
【0040】請求項1または2に記載されたフロアパネ
ル装置によれば、ブロック状パネルの除去により形成さ
れる除去空間部と隣接配線経路部とで、広い中空スペー
スを確保することができ、その中空スペースに各種配線
器具類を収容することができる。また、カバー部材の支
持脚部は、配線の邪魔にならず、中空スペースに収容さ
れる配線器具類への自由な配線が可能となる。また、
バー部材は、対向位置するブロック状パネル間に挟まれ
ることとなり、その結果、カバー部材が、ブロック状パ
ネルの対向方向へずれるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフロアパネル装置の第一の実施
の形態の、分解斜視図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】同じく、図2におけるA−A線による断面図で
ある。
【図4】同じく、中空スペースに配線器具類を収容した
状態を示す平面図である。
【図5】同じく、基礎床面が不陸な場合の、図3相当の
断面図である。
【図6】この発明に係るフロアパネル装置の第二の実施
の形態の、平面図である。
【図7】同じく、図6におけるB−B線による断面図で
ある。
【図8】同じく、図6におけるC−C線による断面図で
ある。
【図9】この発明に係るフロアパネル装置の他の実施の
形態の、平面図である。
【図10】図9におけるD−D線による断面図である。
【図11】この発明に係るフロアパネル装置のさらに他
の実施の形態の、平面図である。
【図12】この発明に係るフロアパネル装置のさらに他
の実施の形態の、平面図である。
【図13】この発明に係るフロアパネル装置のさらに他
の実施の形態の、平面図である。
【図14】この発明に係るフロアパネル装置のさらに他
の実施の形態の、平面図である。
【図15】従来のフロアパネル装置を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 基礎床面 2 フロアパネル装
置 3 ブロック状パネル 4 配線溝(配線経
路) 4a 隣接配線溝部(隣接配線経路部) 5 連結部 6 カバー部材 6a 本体部 6b 支持脚部 7 除去空間部 8 中空スペース 11 フロアパネル
装置 12 カバー部材 12a 本体部 12b 支持脚部 13 中空スペース R1 隣接配線溝部(隣接配線経路部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線経路を形成するようにして所定間隔
    をおいて並ぶ複数のブロック状パネルを備え、かつ、 前記ブロック状パネルの少なくとも一部の除去により形
    成される除去空間部と、その除去空間部に隣接する前記
    配線経路の少なくとも一部の隣接配線経路部とからなる
    中空スペースを形成するように、前記ブロック状パネル
    と略同一高さで前記中空スペースの上面側を覆うカバー
    部材を備え、 前記カバー部材は、前記中空スペースとその中空スペー
    スに隣接する前記配線経路との連通を妨げることなく形
    成されてなり、本体部と、その本体部を支持するよう
    に、前記中空スペースに隣接する前記ブロック状パネル
    に略接して立脚する支持脚部と、を備え、 前記支持脚部は、少なくとも一対備わっており、かつ、
    それら支持脚部は、対向位置する前記ブロック状パネル
    にそれぞれ略接して立脚する ことを特徴とするフロアパ
    ネル装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のブロック状パネルは、前記配
    線経路の底面となる連結部によって連結されて一体に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のフロア
    パネル装置。
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