JP2000265650A - 配線施工床 - Google Patents

配線施工床

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JP2000265650A
JP2000265650A JP11071940A JP7194099A JP2000265650A JP 2000265650 A JP2000265650 A JP 2000265650A JP 11071940 A JP11071940 A JP 11071940A JP 7194099 A JP7194099 A JP 7194099A JP 2000265650 A JP2000265650 A JP 2000265650A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
positioning
bottom plate
plate
wiring
Prior art date
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Pending
Application number
JP11071940A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Takizawa
兼吾 瀧澤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床板を安定且つ確実に支持する。 【解決手段】 上方に突出する複数のサポート部20と
位置決め穴22を備える位置決めサポート部21とを略
同じ高さで備えて床面16に敷かれる底板17と、位置
決め穴22に合致する位置決めピン25を備えて底板1
7に取付けられる床板18とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線等が歩行の邪
魔にならないよう配置される配線施工床に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に電源、電話、ネットワークケーブ
ル等の配線をオフィスの床に施工する際にはプロテクト
モールを使用しており、プロテクトモールは図3に示さ
れている。
【0003】図3に示されるプロテクトモール1は、長
手方向に沿って両側2,2を下方に向けて屈曲した枠体
であり、長手方向垂直断面では下方を開放した矩形であ
る。
【0004】プロテクトモール1を使用する際には、床
面3の所定位置に配線4を配置し、配線4をプロテクト
モール1の内部に収納するようプロテクトモール1を配
線4に被せて床面3に固定している。従ってプロテクト
モール1により歩行等の際に配線4を引っかけることを
防止できる。
【0005】しかしながら、プロテクトモール1は床面
3に突出して取付けられるため歩行の邪魔になると共に
見栄えが悪く、又、プロテクトモール1は床面3に固定
されているため配線4の配置を変える際にプロテクトモ
ール1の引き直しができないという問題がある。
【0006】このため、床面3の上に高床式の配線施工
床を設けて、配線を配線施工床の下部に配置することが
行われており、その例を図4に示している。
【0007】図4に示される配線施工床5は、金属製の
架台6と床板7で構成されており、架台6は、床面8に
載置される底板9に立設する支柱10と、支柱10の上
端に設けられて床板7を載置させる台座11とから構成
されており、支柱10の中途部には側方の十字方向へ延
びる取付金具12を備えている。
【0008】架台6は、支柱10の取付金具12に接続
されるサイドフレーム13を介して他の架台6と接続さ
れており、接続された複数の架台6(図4では六台)
は、近接する四台の架台6を平面から見て四角形の四隅
に位置する配置で構成されている。
【0009】架台6の上に載置される床板7は、下方に
突出する縁部14を備えた四角形に形成されており、床
板7である前記四角形は、近接する四台の架台6が隅部
に位置する大きさに形成されている。
【0010】配線施工床5を設ける際には、略水平にな
ったコンクリート等の床面8に、架台6をサイドフレー
ム13により等間隔に配置して、電源、電話、ネットワ
ークケーブル等の配線(図4では図示せず)を配置し、
近接する四台の架台6の上に少くとも一枚の床板7を支
持して、複数の床板7を隙間なく敷き詰める。
【0011】一方、床面8の形状から床板7を敷き詰め
ることができない場合は、余った隙間に床板7を切り取
って合わせ、独立した架台若しくは木やブロック等の台
部(図示せず)を介して、切り取った床板(図示せず)
を載置している。
【0012】このように、床面8と床板7の間に配線を
配置するので歩行の邪魔になることがないと共に見栄え
もよく、又、配線を自由配置し得るので配線変更やレイ
アウトの変更が容易であり、更に配線を最短距離で配置
し得るので配線の長さを節約することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この配
線施工床5は、床板7の四隅に架台6を位置して床板7
を安定に支持しているので、架台6が一台でも欠けると
床板7は不安定になる。又、床板7を切り取って使用す
る場合には、架台6の構造的な配置位置によって、切り
取られた床板の四隅に架台6を位置させることができな
いため、切り取られた床板を安定に支持できず、他の架
台若しくは台部を必要として施工に手間がかかる。更
に、配線施工床5の施工の際には複数の架台6の位置決
めと架台6の組み立てを行なうので多くの手間と時間を
要し、施工コストがかかるという問題がある。
【0014】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、床板を安定且つ確実に支持し、然も施工を簡単且つ
短時間にすることを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の配線施工床は、
上方に突出する複数のサポート部と位置決め穴を備える
位置決めサポート部とを略同じ高さで備えて床面に敷か
れる底板と、前記位置決め穴に合致する位置決めピンを
備えて前記底板に取付けられる床板とからなるものであ
る。
【0016】配線施工床を設ける際には、床面に、底板
を敷き詰めて配線を配置し、位置決めピンを位置決め穴
に挿入して底板に床板を取付け、複数の床板を隙間なく
敷き詰める。
【0017】このため、架台の代わりであるサポート部
及び位置決めサポート部の一部が破損した場合であって
も、複数のサポート部及び位置決めサポート部の多数点
によって床板を支持するので、安定且つ確実に床板を取
付けることができる。
【0018】又、底板と床板を切り取って敷き詰めた場
合であっても、複数のサポート部及び位置決めサポート
部の多数点により他の架台若しくは台部を不要にするの
で、簡単に施工することができる。
【0019】更に、施工の際には複数の架台の位置決め
と組み立ての代わりに底板を敷き詰めるだけでよいの
で、短時間で施工して施工コストを下げることができ
る。
【0020】更に又、底板は、隣接する他の底板の側部
によって挟み込まれ、且つ床板は、位置決め穴に位置決
めピンを接続すると共に隣接する他の床板の側部に挟み
込まれているので、ズレを生じることなく底板と床板を
確実に固定することができる。
【0021】底板の複数のサポート部及び位置決めサポ
ート部を略等間隔に配置すると、一層安定且つ確実に床
板を支持することができる。
【0022】位置決めサポート部を底板の四隅に配置
し、位置決めピンを、底板の位置決めサポート部の位置
決め穴に対応するよう床板の四隅に配置すると、床板の
四隅を固定するので四隅にズレがなくなり、床板を一層
確実に取付けることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0024】図1、図2は、本発明の実施の形態の例を
示すものである。
【0025】配線施工床15は、コンクリートの床面1
6に敷かれる底板17と、底板17の上側に配置される
床板18とで構成されている。
【0026】底板17は、略正方形で耐熱・耐火の樹脂
製のシート19に、上方に突出する同じ樹脂製のサポー
ト部20と位置決めサポート部21を一体成形したもの
である。
【0027】位置決めサポート部21は、円柱体を、軸
心を中心対象にして四分の一等分に切断した形状であ
り、略正方形のシート19の四隅には、位置決めサポー
ト部21の略90゜の二平面部分をシート19の縁部の
隅に合致させるよう位置決めサポート部21を配置して
おり、位置決めサポート部21の支持面の中央には上方
から下方に向かう位置決め穴22を備えている。
【0028】サポート部20は上面を支持面とした円柱
体であり、シート19には、複数のサポート部20を、
位置決めサポート部21と共に等間隔を隔てるよう配置
しており、シート19の縁部には、半円柱のサポート部
20を、サポート部20の平面部分を縁部に合わせるよ
う配置している。
【0029】ここで、位置決めサポート部21とサポー
ト部20とは略同じ高さで統一されている。
【0030】底板17の上側に配置される床板18は、
シート19の略正方形と略同じ大きさの正方形で硬質ゴ
ム層23の上面にカーペット層24を備えたものであ
り、硬質ゴム層23の四隅には下方へ延びる位置決めピ
ン25を備えている。
【0031】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0032】配線施工床15を設ける際には、略水平に
なったコンクリート等の床面16に、底板17を、位置
決めサポート部21とサポート部20を上方に向けて敷
き詰め、電源、電話、ネットワークケーブル等の配線2
6を、サポート部20と他のサポート部20の間若しく
サポート部20と位置決めサポート部21の間に配置
し、位置決めピン25を位置決め穴22に挿入して底板
17に床板18を取付け、複数の床板18を隙間なく敷
き詰める。
【0033】一方、床面16の形状から底板17と床板
18を敷き詰めることができない場合は、できる限り床
面16に底板17を敷き詰めた後、床面16の側壁(図
示せず)と底板17との間に生じた隙間の形状に合わせ
て、底板17と床板18を、少くとも一つの位置決めサ
ポート部21及び位置決めピン25を含むよう切り取
り、切り取られた底板(図示せず)を、生じた隙間に合
わせて敷き詰める。ここで、底板17と床板18は樹脂
製であるので容易に切り取ることができる。
【0034】次に、電源、電話、ネットワークケーブル
等の配線26を配置し、通常の底板17には、位置決め
穴22に位置決めピン25を挿入して通常の床板18を
取付け、切り取られた底板(図示せず)には、位置決め
穴22に位置決めピン25を挿入して、切り取られた床
板(図示せず)を取付け、床板18を隙間なく敷き詰め
る。
【0035】このため、架台の代わりであるサポート部
20及び位置決めサポート部21の一部が破損した場合
であっても、複数のサポート部20及び位置決めサポー
ト部21の多数点によって床板18を支持するので、安
定且つ確実に床板18を取付けることができる。
【0036】又、底板17と床板18を切り取って敷き
詰めた場合であっても、複数のサポート部20及び位置
決めサポート部21の多数点により他の架台若しくは台
部を不要にするので、簡単に施工することができる。
【0037】更に、施工には複数の架台の位置決めと組
み立ての代わりに底板17を敷き詰めるだけでよいの
で、短時間で施工して施工コストを下げることができ
る。
【0038】更に又、底板17は、シート19の側部、
サポート部20の一平面、位置決めサポート部21の一
平面からなる他の底板17の側部、床面16の壁面(図
示せず)によって挟み込まれ、且つ床板18は、位置決
め穴22に位置決めピン25を挿入すると共に他の床板
18の側部、床面16の壁面(図示せず)に挟み込まれ
ているので、底板17と床板18を、ズレを生じること
なく確実に固定することができる。又、底板17と床板
18を切り取って敷き詰めた場合であっても、切り取ら
れた底板と床板は、通常の底板17及び通常の床板18
と同様に挟み込まれているので確実に固定される。
【0039】底板17の複数のサポート部20と位置決
めサポート部21を略等間隔に配置すると、一層安定且
つ確実に床板18を支持することができる。
【0040】位置決めサポート部21を底板17の四隅
に配置し、位置決めピン25を、底板17の位置決めサ
ポート部21の位置決め穴22に対応するよう床板18
の四隅に配置すると、床板18の四隅を固定するので四
隅にズレがなくなり、床板18を確実に取付けることが
できる。
【0041】なお、本発明の配線施工床15は、上述の
形態例のみに限定されるものではなく、材質はどのよう
なものでもよいこと、又、底板17の位置決めサポート
部21及びサポート部20の配置は、床板18を支持す
るならばどのような配置でもよいこと、更に、床面16
と底板17を接着してもよいこと、更に又、床面が水平
でない場合は、底板17の下面にスぺーサ等を用いて底
板17と床板18を水平にしてもよいこと、又、床板1
8のカーペット層24を水平にするため底板17のシー
ト19、サポート部20、位置決めサポート部21、床
板18の硬質ゴム層23を適宜削ってもよいこと、その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】本発明の配線施工床によれば、下記の如
き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0043】I)架台の代わりであるサポート部及び位
置決めサポート部の一部が破損した場合であっても、複
数のサポート部及び位置決めサポート部の多数点によっ
て床板を支持するので、安定且つ確実に床板を取付ける
ことができる。
【0044】II)底板と床板を切り取って敷き詰めた
場合であっても、複数のサポート部及び位置決めサポー
ト部の多数点により他の架台若しくは台部を不要にする
ので、簡単に施工することができる。
【0045】III)施工の際には複数の架台の位置決
めと組み立ての代わりに底板を敷き詰めるだけでよいの
で、短時間で施工して施工コストを下げることができ
る。
【0046】IV)底板は、隣接する他の底板の側部に
よって挟み込まれ、且つ床板は、位置決め穴に位置決め
ピンを挿入すると共に隣接する他の床板の側部に挟み込
まれているので、ズレを生じることなく底板と床板を確
実に固定することができる。
【0047】V)底板の複数のサポート部及び位置決め
サポート部を略等間隔に配置すると、一層安定且つ確実
に床板を支持することができる。
【0048】VI)位置決めサポート部を底板の四隅に
配置し、位置決めピンを、底板の位置決めサポート部の
位置決め穴に対応するよう床板の四隅に配置すると、床
板の四隅を固定するので四隅にズレがなくなり、床板を
一層確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線施工床の実施の形態を示す斜視図
である。
【図2】本発明の配線施工床における床板を固定した状
態を示す斜視図である。
【図3】従来のプロテクトモールの一例を示す斜視図で
ある。
【図4】従来の配線施工床の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
16 床面 17 底板 18 床板 20 サポート部 21 位置決めサポート部 22 位置決め穴 25 位置決めピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に突出する複数のサポート部と位置
    決め穴を備える位置決めサポート部とを略同じ高さで備
    えて床面に敷かれる底板と、前記位置決め穴に合致する
    位置決めピンを備えて前記底板に取付けられる床板とか
    らなることを特徴とする配線施工床。
  2. 【請求項2】 底板に備えられる複数のサポート部及び
    位置決めサポート部を略等間隔に配置した請求項1に記
    載の配線施工床。
  3. 【請求項3】 位置決めサポート部を底板の四隅に配置
    し、位置決めピンを、底板の位置決めサポート部の位置
    決め穴に対応するよう床板の四隅に配置した請求項1又
    は2に記載の配線施工床。
JP11071940A 1999-03-17 1999-03-17 配線施工床 Pending JP2000265650A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291740A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Omori Kensetsu Kk Oa床パネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291740A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Omori Kensetsu Kk Oa床パネル

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