JP3119636B2 - 配線用床材 - Google Patents

配線用床材

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JP3119636B2
JP3119636B2 JP10338527A JP33852798A JP3119636B2 JP 3119636 B2 JP3119636 B2 JP 3119636B2 JP 10338527 A JP10338527 A JP 10338527A JP 33852798 A JP33852798 A JP 33852798A JP 3119636 B2 JP3119636 B2 JP 3119636B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配線溝内に収容
されるケーブルの飛び出しを防ぐことができる配線用床
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配線用床材として、例えば、実公
平4−36351号に示すものがあった。この配線用床
材21は、図15に示すように、方形のブロック状部2
2と、そのブロック状部22の下縁全周から側方に鍔状
に延びる張出部23とからなっていた。そして、この配
線用床材21は、隣合う配線用床材21、21の張出部
23、23が互いに突き合わされるようにして、位置決
めされて設置された。こうして、突き合わされる張出部
23、23によって離れて配置されるブロック状部2
2、22間は、ケーブル(図示せず)を収容する配線溝
24となっていた。そして、この配線溝24は、ケーブ
ルの収容後に、配線溝24を挟むブロック状部22、2
2の上縁に掛け渡されるようにして載置される蓋板25
によって覆われた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の配線
用床材21にあっては、ケーブルには、通常、巻癖が残
っているため、ケーブルは、配線溝24内に整然とは収
容されず、一度配線溝24内に収容されたケーブルであ
っても、順次配線作業を進めていくうちに、配線経路に
おいてケーブルが配線溝24から飛び出してしまう箇所
が多数生じることがあった。よって、ケーブルの配線
後、かかる飛び出し箇所を、再度配線溝24内に収容す
る作業を必要とした。さらに、前記飛び出し箇所を再び
配線溝24内に収容すると、新たな箇所でケーブルが配
線溝24から飛び出すというように、作業は、非常に面
倒であった。
【0004】ここで、ケーブルを配線溝24内に収容す
る都度、その部分を蓋板25で覆い、飛び出しを防止す
る方法もあるが、この場合には、ケーブルの他に蓋板2
5を持ちながら配線作業をする必要があり、その作業は
極めて面倒であった。また、蓋板25は、通常、配線用
床材21に載置されるだけなので、ケーブルが、蓋板2
5を持ち上げるようにして、配線溝24から飛び出すこ
ともあり、この場合には、再び蓋板25の載置作業を行
わなければならなかった。
【0005】また、配線用床材21は、例えば、夏冬等
の温度差により、その材料のもつ熱膨張率に応じて、膨
張したり収縮したりした(例えば、ポリエチレン製50
cm角のブロック状パネルにおいては、20度Cの温度
差により1辺長が、約1mm程度変化することとな
る)。従って、冬期に、配線用床材21、21を、隣合
う配線用床材21、21の張出部23、23どうしを互
いに突き合わせることで位置決めして設置すると、夏期
には、これら配線用床材21、21が膨張して、これら
配線用床材21、21によって形成される床全体が反り
上がってしまうという問題があった。
【0006】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、配線溝内に収容されるケーブルの飛び出しを、容易
に防ぐことができる配線用床材を提供することにある。
【0007】また、他の目的は、配線溝を形成するよう
位置決めされて設置されるものであっても、気温の上昇
によって床全体が反り上がることのない配線用床材を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る配線用床
材は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。
すなわち、請求項1に記載の発明に係る配線用床材は、
床を形成すべくブロック状部を備え、そのブロック状部
が、配線溝を形成するよう所定間隔をおいて基礎床面に
配置されるものである。そして、この配線用床材は、前
記ブロック状部から前記配線溝側に延びて、前記配線溝
内に収容されるケーブルの上方を覆ってそのケーブルの
飛び出しを防止する、飛出防止片を有する。この飛出防
止片は、前記ケーブルが前記配線溝へ入るように開口し
た位置と、前記配線溝内に収容された前記ケーブルの飛
び出しを防止するように閉じた位置との間を開閉動でき
るように形成されている。
【0009】こうして、この配線用床材は、ブロック状
部が所定間隔をおいて基礎床面に配置されるようにし
て、設置され、ブロック状部間が、配線溝となってい
る。そして、ケーブルは、飛出防止片を開口した位置に
することで、配線溝内に入れられる。その後、飛出防止
片を、閉じた位置にすることで、配線溝内に収容された
ケーブルの飛び出しが防止される。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係る配線用
床材のように、前記飛出防止片は、前記開口した位置
と、前記閉じた位置との間を開閉動できるように、変形
可能に形成されてもよい。こうして、この飛出防止片
は、変形可能に形成されており、その変形によって、開
口した位置と閉じた位置との間を開閉動できるようにな
っている。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係る配線用
床材のように、隣合って設置される他の配線用床材との
間に前記配線溝を形成するための、位置決め手段を備え
てもよい。こうして、この位置決め手段により、配線用
床材は、隣合って設置される他の配線用床材に対して位
置決めされて、配線溝が確保されるように設置される。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係る配線用
床材のように、前記位置決め手段は、前記他の配線用床
材に当接するように延びる、前記飛出防止片であっても
よい。こうして、この配線用床材は、飛出防止片が、隣
合って設置される他の配線用床材に当接することによ
り、位置決めされて、配線溝が確実に確保されるように
設置される。
【0013】また、請求項5に記載の発明に係る配線用
床材のように、前記位置決め手段は、前記他の配線用床
材が有する他の飛出防止片と相互に当接し合うように延
びる、前記飛出防止片であってもよい。こうして、この
配線用床材は、その飛出防止片と、隣合って設置される
他の配線用床材が有する他の飛出防止片とが相互に当接
し合うことにより、位置決めされて、配線溝が確実に確
保されるように設置される。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る配線用
床材のように、前記飛出防止片は、前記閉じた位置にお
いて、前記他の配線用床材、または、前記他の配線床材
が有する他の飛出防止片と衝突すると、下方に移動する
よう、形成されてもよい。こうして、この配線用床材
が、気温の上昇により膨張した場合に、隣合って設置さ
れる他の配線用床材、または、他の飛出防止片と当接す
る飛出防止片は、他の配線用床材、または、他の飛出防
止片と衝突して、下方に移動する。従って、この配線用
床材の膨張を、下方に移動する飛出防止片によって吸収
することができる。
【0015】また、請求項7に記載の発明に係る配線用
床材のように、前記飛出防止片は、前記開口した位置か
ら前記閉じた位置に弾性的に復帰するのが望ましい。こ
れにより、ケーブルを配線溝内に入れると、飛出防止片
は、開口した位置から閉じた位置に弾性的に復帰、つま
り自動的に復帰する。
【0016】また、請求項8に記載の発明に係る配線用
床材のように、前記飛出防止片は、前記閉じた位置から
下方に移動することで、前記開口した位置となるのが望
ましい。これにより、ケーブルを、閉じた位置にある飛
出防止片の上方から下方に押し込むようにすれば、飛出
防止片は、下方に移動し開口した位置となり、ケーブル
を容易に、配線溝内に入れることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る配線用床材
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】図1ないし図5は、本発明に係る配線用床
材の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、基礎床
面、2は、基礎床面1に設置される配線用床材である。
配線用床材2は、例えば、ポリエチレン樹脂等の合成樹
脂材料からなり、床を形成すべく、平面視が略正方形
で、上面が平な所定高さのブロック状部3を備えてい
る。配線用床材2、2は、このブロック状部3、3が、
前後左右に通る配線溝4を形成するよう所定間隔をおい
て基礎床面1に配置される。ここで、ブロック状部3に
は、その上面3aの縁部全周に、帯状に一段下がった段
部3bが形成されている。
【0019】そして、配線用床材2は、配線溝4内に収
容されるケーブル5の上方を覆ってそのケーブル5の飛
び出しを防止する飛出防止片6が、ブロック状部3の上
部にて、そのブロック状部3と一体に樹脂成形されてい
る。この飛出防止片6は、ブロック状部3の一辺につき
その両端部分の側面から、上面が段部3bと同一面とな
るようにして、配線溝4側に水平に延びており、その延
びる先端部分は、上面側が傾斜面6aとなって、先細に
形成されている。そして、この飛出防止片6は、その延
びる先端が隣合って設置される他の配線用床材2が有す
る他の飛出防止片6の先端と相互に当接し合うように、
延びており、配線溝4を形成するための位置決め手段を
も兼ねている。
【0020】さらに、飛出防止片6は、基端部分に、下
面側が半円状に切り欠かれるようにして、ヒンジとなる
薄肉部6bが形成されており、飛出防止片6は、この材
料の持つ弾性により、薄肉部6bにおいて弾性的に折れ
曲がるようにして、変形可能となっている。こうして、
飛出防止片6は、下方に傾くように折れ曲がって、両先
端が開いて、ケーブル5が配線溝4へ入るように開口し
た位置(図2において2点鎖線で示す)と、水平に延び
て、両先端が当接して、配線溝4内に収容されたケーブ
ル5の飛び出しを防止するように閉じた位置(図2にお
いて実線で示す)との間を回動するようにして、開閉動
できるようになっている。このように、飛出防止片6
は、閉じた位置から下方に傾くように移動することで開
口した位置となり、また、開口した位置から閉じた位置
には、弾性的に復帰することができる。
【0021】また、飛出防止片6は、閉じた位置にある
とき、基端部分の薄肉部6bにおいて、上面側でブロッ
ク状部3とつながっており、先端部分において、下面側
で他の配線用床材2の他の飛出防止片6と当接している
ので、互いの先端部分が干渉するように、他の配線用床
材2と衝突すると、薄肉部6bを中心として、先端部分
が下方に回転するようにモーメント力が作用する。その
結果、飛出防止片6は、薄肉部6bが変形して、下方に
傾くように移動する(図5参照)。
【0022】ケーブル5が、配線溝4内に収容された後
には、隣合う配線用床材2、2間が、連結具7によって
連結される(図3参照)。この連結具7は、帯状の板材
からなり、両端部分には、下方に向かって直角に折曲が
った被係合部7a、7aが形成されている。一方、配線
用床材2には、そのブロック状部3の段部3bに、前記
被係合部7aが挿入されて、その被係合部7aと係合す
る係合部としての係合孔3cが形成されている。こうし
て、隣合う配線用床材2、2は、連結具7の被係合部7
a、7aが、配線用床材2、2の係合孔3c、3cに挿
入されることで、互いに連結される。このとき、連結具
7の上面が、段部3b、3bと同一面となるように、段
部3b、3bが切り欠かれている。その後、蓋板8、8
が、隣合う配線用床材2、2の段部3b、3bに架け渡
されるようにして、配線溝4の上面側が塞がれ(図4参
照)、次いで、配線用床材2、2のブロック状部3、3
および蓋板8、8の上にカーペット(図示せず)が敷か
れる。
【0023】次に、以上の構成からなる配線用床材2の
作用効果について説明する。この配線用床材2、2は、
ブロック状部3、3が所定間隔をおいて基礎床面1に配
置されるようにして、設置され、ブロック状部3、3間
が、配線溝4となっている。そして、ブロック状部3、
3から配線溝4側に水平に延びて、閉じた位置にある飛
出防止片6、6の上方から、ケーブル5を下方に押し込
むようにすると、飛出防止片6、6は、変形して下方に
傾くように移動し、開口した位置となる。そして、ケー
ブル5が配線溝4内に入ると、飛出防止片6、6は、開
口した位置から閉じた位置に弾性的に復帰、つまり自動
的に復帰する。このように、ケーブル5を下方に押し込
むようにするだけで、飛出防止片6、6は、開口した位
置となって、ケーブル5を配線溝4内に入れることがで
き、その後、飛出防止片6、6は、開口した位置から閉
じた位置に自動的に復帰するので、ケーブル5の収容作
業を容易に行うことができる。こうして、ケーブル5
は、配線溝4内に収容され、そのケーブル5は、閉じた
位置にある飛出防止片6、6によって、配線溝4からの
飛び出しが容易に防止される。
【0024】また、飛出防止片6は、隣合って設置され
る他の配線用床材2の他の飛出防止片6と相互に当接し
合うように延びて、配線溝4を形成するための位置決め
手段となっているので、配線溝4が確実に確保される。
しかも、この飛出防止片6は、ケーブル5の上方を覆う
ような上方位置にあるため、前記当接状態を目視し易い
とともに、ケーブル5を配線溝4内に入れた後であって
も、そのケーブル5が障害とならず、位置合わせがきち
んと行われているか、その当接状態を目視によって容易
に確認することができる。
【0025】また、配線用床材2が、気温の上昇により
膨張した場合に、隣合って設置される他の配線用床材2
の他の飛出防止片6と当接する飛出防止片6は、他の配
線用床材2の他の飛出防止片6と衝突し、変形して下
方、つまり配線溝4内に傾くように移動する(図5参
照)。従って、この配線用床材2の膨張を、変形可能な
飛出防止片6によって吸収することができ、床全体が反
り上がるようなことがない。
【0026】図6および図7は、本発明に係る配線用床
材の第二の実施の形態を示す。この配線用床材11は、
第一の実施の形態と同様に、例えば、合成樹脂材料から
なるが、床を形成するよう、上面が平らな所定高さのブ
ロック状部12が、複数備わっている。そして、それら
ブロック状部12、12は、この配線用床材11の内部
に配線溝13を形成するよう所定間隔をおいて、図示実
施の形態においては、左右および前後に3個ずつ並んで
いる。中央のブロック状部12は、平面視が略正方形で
あり、その左右に位置するブロック状部12、12は、
中央のブロック状部12を左右の部分に半割りした形
状、中央のブロック状部12の前後に位置するブロック
状部12、12は、中央のブロック状部12を前後の部
分に半割りした形状、コーナーのブロック状部12、1
2は、中央のブロック状部12を前後および左右の部分
に半割りした形状をしている。そして、それらブロック
状部12、12の上面12a、12aの、配線溝13に
面する部分が、帯状に一段下がって段部12b、12b
が形成されている。また、これらブロック状部12、1
2は、薄板状の連結部14によって、互いに連結されて
いる。そして、この連結部14は、配線溝13の底面と
なるものであり、ブロック状部12、12と一体に樹脂
成形される。
【0027】そして、配線用床材11は、配線溝13内
に収容されるケーブル5の上方を覆ってそのケーブル5
の飛び出しを防止する飛出防止片15、15が、ブロッ
ク状部12の上部にて、ブロック状部12、12と一体
に樹脂成形されている。この飛出防止片15は、第一の
実施の形態に示す飛出防止片と断面が同一形状であり、
中央のブロック状部12の各辺の中央の側面から、上面
が段部12bと同一面となるようにして、配線溝13側
に水平に延びて配線溝13の中心に達している。さら
に、中央のブロック状部12の左右および前後に位置す
る他のブロック状部12からも、前記中央のブロック状
部12から延びる飛出防止片15と相互に当接し合うよ
うに、同一形状の飛出防止片15が配線溝13側に延び
ている。そして、飛出防止片15は、第一の実施の形態
と同様に、薄肉部15aにおいて弾性的に折れ曲がるよ
うにして、変形可能となっている。こうして、飛出防止
片15、15は、下方に傾くように折れ曲がって、両先
端が開いて、ケーブル5が配線溝13へ入るように開口
した位置(図7において2点鎖線で示す)と、水平に延
びて、両先端が当接して、配線溝13内に収容されたケ
ーブル5の飛び出しを防止するように閉じた位置(図7
において実線で示す)との間を回動するようにして、開
閉動できるようになっている。そして、飛出防止片1
5、15は、開口した位置から閉じた位置には、弾性的
に復帰することができる。
【0028】ケーブル5が、配線溝13内に収容された
後には、第一の実施の形態と同様に、蓋板(図示せず)
が、隣合うブロック状部12、12の段部12b、12
bに架け渡されるようにして、配線溝13の上面側が塞
がれ、次いで、配線用床材11のブロック状部12、1
2および蓋板(図示せず)の上にカーペット(図示せ
ず)が敷かれる。
【0029】第二の実施の形態に示す配線用床材11の
作用効果は、第一の実施の形態とほぼ同様であるが、第
二の実施の形態においては、飛出防止片15は、位置決
め手段としては機能していない。
【0030】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、第一の実施の形態に示す配線用床材2の飛
出防止片6は、水平に延びる閉じた位置から下方に回動
するようにして移動することで開口した位置とならなく
とも、水平に延びる閉じた位置から上方に回動するよう
にして移動することで開口した位置となってもよい。
【0031】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、ブロック状部3の一辺につきその
両端部分の側面から延びるものでなくとも、図8に示す
ように、ブロック状部3の一辺につきその中央の側面か
ら延びるものであってもよい。また、第一の実施の形態
に示す配線用床材2の飛出防止片6は、図9に示すよう
に、配線溝4、4が交差する部分に、集中するように、
ブロック状部3の一辺につきその両端部分の側面から台
形状に広がるように延びるものであってもよい。
【0032】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、図10に示すように、その延びる
先端が隣合って設置される他の配線用床材2の飛出防止
部X1と相互に当接し合うように、延びてもよい。ここ
で、他の配線用床材2の飛出防止部X1は、飛出防止片
6とほぼ同様の形状であるが、基端部分に薄肉部6bは
なく、変形困難に形成されており、また、先端部分は、
飛出防止片6の先端部分の傾斜面6aとちょうど合うよ
うに下面側が傾斜面X2となって、先細に形成されてい
る。従って、配線用床材2が、気温の上昇により膨張し
た場合に、隣合って設置される他の配線用床材2の飛出
防止部X1と当接する飛出防止片6は、他の配線用床材
2の飛出防止部X1と衝突し、飛出防止片6の傾斜面6
aが飛出防止部X1の傾斜面X2上を滑るようにして、
変形して下方、つまり配線溝4内に傾くように移動する
(図示せず)。
【0033】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、図11に示すように、ブロック状
部3の一辺につきその片方端部分のみの側面から延び
て、その延びる先端が隣合って設置される他の配線用床
材2のブロック状部3の側面と当接するものであっても
よい。
【0034】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、図12に示すように、図11に示
す飛出防止片6の先端が、隣合って設置される他の配線
用床材2のブロック状部3の側面と当接することなく、
若干の隙間Sが設けられるように形成されてもよい。同
様にして、図1、図8、図9に示す配線用床材2、2に
おいても、飛出防止片6、6は、相互に当接し合わなく
とも、先端間に若干の隙間が設けられるように形成され
てもよく、また、図10に示す配線用床材2において
も、飛出防止片6は、他の配線用床材2の飛出防止部X
1と相互に当接し合わなくとも、先端間に若干の隙間が
設けられるように形成されてもよい。
【0035】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、図13に示すように、その延びる
先端部分に、下方に折れ曲がった被掛止部としての被掛
止片Y1が設けられて、他の配線用床材2のブロック状
部3の段部3bに形成された掛止部としての掛止孔Z1
に挿入されてもよい。この被掛止片Y1の先端部分に
は、飛出防止片6の基端側に向かって突出する第1の爪
部Y2が形成されており、その第1の爪部Y2が、掛止
孔Z1に形成された第2の爪部Z2と掛かり合うように
して、この被掛止片Y1は、掛止孔Z1に掛止される。
ここで、飛出防止片6は、基端部分が、上面側が半円状
に切りかかれるようにして、ヒンジとなる薄肉部6bが
形成されており、飛出防止片6は、薄肉部6bにおいて
変形可能となっている。こうして、飛出防止片6は、上
方に傾くように折れ曲がって、先端が開いて、ケーブル
5が配線溝4へ入るように開口した位置(図13におい
て2点鎖線で示す)と、水平に延びるとともに、被掛止
片Y1が掛止孔Z1に挿入されて、配線溝4内に収容さ
れたケーブル5の飛び出しを防止するように閉じた位置
(図13において実線で示す)との間を開閉動できるよ
うになっている。また、ここで、飛出防止片6が、開口
した位置から閉じた位置に弾性的に復帰するのであれ
ば、被掛止片Y1の第1の爪部Y2や掛止孔Z1の第2
の爪部Z2は、なくともよい。
【0036】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、図14に示すように、その延びる
先端部分が隣合って設置される他の配線用床材2の飛出
防止部X1と上下に若干離れて重なるように、延びても
よい。ここで、配線用床材2の飛出防止片6の先端部分
は、上に開口する凹部P1が形成されるように折れ曲が
っている。そして、凹部P1の底面には、たとえば、突
起状の目印P2が形成されいてる。一方、他の配線用床
材2の飛出防止部X1は、飛出防止片6と同様にブロッ
ク状部3から配線溝4側に延びているが、基端部分に薄
肉部6bはなく、変形困難に形成されており、また、先
端は、飛出防止片6の目印P2と対向できるように、下
方に折れ曲がった指示片X3が形成されている。こうし
て、目印P2と指示片X3とを対向するように、この配
線用床材2と他の配線用床材2とを設置することで、配
線溝4が確保でき、これら目印P2および指示片X3
は、配線溝4を形成するための位置決め手段となってい
る。また、この配線用床材2と、隣合って設置される他
の配線用床材2とを、離すように移動させると、飛出防
止片6の折れ曲がった先端P3と、飛出防止部X1の先
端である指示片X3とが、係合して、それ以上の移動を
阻止する。
【0037】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、ブロック状部3と一体に樹脂成形
されなくとも、ブロック状部3と別体に形成されて、そ
れらブロック状部3と飛出防止片6とが、ネジその他の
固着具等によって一体化するものであってもよい。
【0038】また、第一の実施の形態に示す配線用床材
2の飛出防止片6は、開口した位置と閉じた位置との間
を開閉動できるよう、変形可能に形成されなくとも、ブ
ロック状部3と別体に形成されて、例えば、ブロック状
部3に収納されることで開口した位置となり、配線溝4
側に延びるようにスライド移動することで閉じた位置と
なって、開閉動するものであってもよい。この構造にあ
っては、配線用床材2が、気温の上昇により膨張した場
合には、隣合って設置される他の配線用床材2、また
は、他の飛出防止片6と当接する飛出防止片6は、他の
配線用床材2、または、他の飛出防止片6と衝突し、ブ
ロック状部3側に押し戻されるように移動する。従っ
て、この配線用床材2の膨張を、スライド移動できる飛
出防止片6によって吸収することができる。また、この
構造において、飛出防止片6を、開口した位置から閉じ
た位置に弾性復帰するように、バネ等を使用して、付勢
することもできる。
【0039】また、第二の実施の形態に示す配線用床材
11においても、飛出防止片15の構造を、第一の実施
の形態に示す飛出防止片6に倣って、種々の形状または
構造に変更することができるのは勿論である。
【0040】また、図15(従来例)に示されるよう
な、張出部23付きの配線用床材21のブロック状部2
2に、前述の飛出防止片6や飛出防止部X1と同様のも
のを設けることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る配線用床材によれば、次の効果があ
る。
【0042】請求項1または2に記載された配線用床材
によれば、ブロック状部から配線溝側に延びる飛出防止
片を開口した位置にすることで、ケーブルを配線溝内に
入れることができ、飛出防止片を閉じた位置にすること
で、ケーブルの飛び出しを防止することができるので、
配線溝内に収容されるケーブルの飛び出しを、容易に防
ぐことができる。
【0043】また、請求項3に記載された配線用床材に
よれば、この配線用床材は、位置決め手段により、隣合
って設置される他の配線用床材に対して位置決めされ
て、配線溝を確保することができるように設置される。
【0044】また、請求項4に記載された配線用床材に
よれば、この配線用床材は、飛出防止片が隣合って設置
される他の配線用床材と当接することにより、位置決め
されて、配線溝を確実に確保することができるように設
置される。
【0045】また、請求項5に記載された配線用床材に
よれば、この配線用床材は、その飛出防止片と、隣合っ
て設置される他の配線用床材が有する他の飛出防止片と
が相互に当接し合うことにより、位置決めされて、配線
溝を確実に確保することができるように設置される。
【0046】また、請求項6に記載された配線用床材に
よれば、飛出防止片によって、配線溝を形成するよう位
置決めされて設置されるものであっても、気温が上昇し
た場合、飛出防止片が下方に移動することで、この配線
用床材の膨張を吸収するので、床全体が反り上がること
がない。
【0047】また、請求項7に記載された配線用床材に
よれば、ケーブルを配線溝内に入れると、飛出防止片
は、開口した位置から閉じた位置に自動的に復帰するの
で、ケーブルの収容作業を容易に行うことができる。
【0048】また、請求項8に記載された配線用床材に
よれば、ケーブルを配線溝内に入れる際に、そのケーブ
ルを、飛出防止片の上方から下方に押し込むようにする
だけでよいので、ケーブルの収容作業を一層容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る配線用床材の第一の実施の形態
の、平面図である。
【図2】同じく、図1におけるA−A線による部分拡大
断面図である。
【図3】同じく、図1におけるB−B線による部分拡大
断面図である。
【図4】同じく、ケーブルが配線溝内に収容された状態
を示す、図2相当の部分拡大断面図である。
【図5】同じく、配線用床材が膨張した状態を示す、図
2相当の部分拡大断面図である。
【図6】この発明に係る配線用床材の第二の実施の形態
の、平面図である。
【図7】同じく、図6におけるC−C線による部分拡大
断面図である。
【図8】この発明に係る配線用床材の他の実施の形態
の、平面図である。
【図9】この発明に係る配線用床材のさらに他の実施の
形態の、要部を示す平面図である。
【図10】この発明に係る配線用床材のさらに他の実施
の形態の、部分拡大断面図である。
【図11】この発明に係る配線用床材のさらに他の実施
の形態の、平面図である。
【図12】この発明に係る配線用床材のさらに他の実施
の形態の、平面図である。
【図13】この発明に係る配線用床材のさらに他の実施
の形態の、部分拡大断面図である。
【図14】この発明に係る配線用床材のさらに他の実施
の形態の、部分拡大断面図である。
【図15】従来の配線用床材を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 基礎床面 2 配線用床材(他
の配線用床材) 3 ブロック状部 4 配線溝 5 ケーブル 6 飛出防止片(他
の飛出防止片)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床を形成すべくブロック状部を備え、そ
    のブロック状部が、配線溝を形成するよう所定間隔をお
    いて基礎床面に配置される、配線用床材であって、 前記ブロック状部から前記配線溝側に延びて、前記配線
    溝内に収容されるケーブルの上方を覆ってそのケーブル
    の飛び出しを防止する、飛出防止片を有し、 前記飛出防止片は、前記ケーブルが前記配線溝へ入るよ
    うに開口した位置と、前記配線溝内に収容された前記ケ
    ーブルの飛び出しを防止するように閉じた位置との間を
    開閉動できるように形成されてなることを特徴とする配
    線用床材。
  2. 【請求項2】 前記飛出防止片は、前記開口した位置
    と、前記閉じた位置との間を開閉動できるように、変形
    可能に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載
    の配線用床材。
  3. 【請求項3】 隣合って設置される他の配線用床材との
    間に前記配線溝を形成するための、位置決め手段を備え
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の配線用床
    材。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記他の配線用床
    材に当接するように延びる、前記飛出防止片であること
    を特徴とする請求項3に記載の配線用床材。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段は、前記他の配線用床
    材が有する他の飛出防止片と相互に当接し合うように延
    びる、前記飛出防止片であることを特徴とする請求項3
    に記載の配線用床材。
  6. 【請求項6】 前記飛出防止片は、前記閉じた位置にお
    いて、前記他の配線用床材、または、前記他の配線床材
    が有する他の飛出防止片と衝突すると、下方に移動する
    ように、形成されてなることを特徴とする請求項4また
    は5に記載の配線用床材。
  7. 【請求項7】 前記飛出防止片は、前記開口した位置か
    ら前記閉じた位置に弾性的に復帰することを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の配線用床材。
  8. 【請求項8】 前記飛出防止片は、前記閉じた位置から
    下方に移動することで、前記開口した位置となることを
    特徴とする請求項7に記載の配線用床材。
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